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平成25年3月 平成24年度 平成24年度 中小企業庁委託事業 *概 要 版*

平成24年度 中小企業庁委託事業 - Minister of Economy ......平成24年度 平成24年度 中小企業庁委託事業 *概 要 版* 政府の経済対策の効果もあって、個人消費は持ち直しの

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平成25年3月

平成24年度

平成24年度 中小企業庁委託事業

*概 要 版*

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政府の経済対策の効果もあって、個人消費は持ち直しの

動きが続いていますが、景気は自律性に乏しく、厳しい状

況が続いています。

そこに加えて近年の商店街を取り巻く環境は、大型商業

施設の進出またはインターネット販売などによる購買機

会の多様化や、中心市街地の人口減少などの構造的な要因

により、より厳しい状況が続いています。

商店街実態調査は、こうした状況を踏まえ、商店街の最

近の景況や空き店舗の状況、商店街が抱える課題など商店

街の実態をアンケート調査により明らかにし、今後の商店

街活性化施策の基礎資料とすることを目的として実施し

ています。当調査は、昭和45年に開始され、今回の調査

が11回目の実施になります。

本報告書(概要版)は、商店街実態調査報告書の内容を

一部抜粋して、そのポイントを簡単に紹介することを目的

として作成しました。商店街を取り巻く環境や繁盛してい

る商店街が取り組んでいる事業や個店の活性化策など、商

店街関係者の活動の参考になれば幸いです。

* は じ め に *

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目 次 Ⅰ.商店街実態調査について .................................... 1

1.目 的 ............................................................ 1

2.調査概要.......................................................... 1

3.調査項目.......................................................... 1

Ⅱ.調査結果のポイント ........................................ 2

1. 商店街の概要について ......................................... 2

1-1 商店街の全体の店舗数 ..................................... 2

1-2 商店街におけるチェーン店舗数 ............................ 3

1-3 商店街の業種別店舗数の割合(業種構成) ................ 4

1-4 商店街の空き店舗の状況 ................................... 5

1-5 商店主の退店(廃業)の状況 .............................. 7

1-6 商店街組織の専従事務局員の有無 .......................... 8

1-7 商店街組織を形成する会員(組合員)数 ................... 9

1-8 商店街組織に対して会費を納入していない店舗の割合 .... 10

2. 商店街の景況と来街者の動向について .......................... 11

2-1 商店街の最近の景況 ...................................... 11

2-2 最近の商店街への来街者の動向 ........................... 12

3. 商店街の問題と取り組み状況について .......................... 13

3-1 商店街の抱える問題 ...................................... 13

3-2 経営者の後継者難に対する商店街の取り組み状況 ......... 14

3-3 個店の魅力向上のための取り組み状況 .................... 15

3-4 空き店舗の発生に対する商店街の取り組み状況 .................. 16

3-5 商店街の地域(各種団体等)との連携状況 ............... 17

4.現在、商店街が取り組んでいる具体的な各種事業について ............... 18

4-1 商店街が実施しているソフト事業 ......................... 18

4-2 商店街が実施しているハード事業 ......................... 19

4-3 繁栄していると回答した商店街が実施しているソフト/ハード事業 .. 20

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Ⅰ.商店街実態調査について

1.目 的 近年の商店街を取り巻く環境は、大型商業施設の進出等による購買機会の多

様化や中心市街地の人口減少などにより厳しい状況が続いています。

本調査は、こうした商店街の景況や空き店舗の状況、商店街が抱える課題な

ど商店街の実態を明らかにし、今後の商店街活性化施策の基礎資料とすること

が目的です。

2.調査概要

※ 本調査でいう「商店街」とは、①小売業、サービス業等を営む者の店舗等が主体

となって街区を形成し、②これらが何らかの組織(例えば○○商店街振興組合、

○○商店会等で法人格の有無およびその種類を問わない。)を形成しているもの

をいう。

3.調査項目 (1) 商店街の概要

●組織形態 ●店舗数 ●空き店舗数 ●会員数

●居住している店舗数 ●専従事務局員数 ●業種構成 等

(2) 商店街の立地環境および商業環境

●事務所所在地 ●立地環境 ●中心来街者数 ●来街者数の変化

●各種調査の実施状況 等

(3) 商店街の景況と近年の変化

●景況 ●大規模小売店舗の影響 等

(4) 商店街の問題と取り組み

●商店街における問題点 ●個店の改善策・活性化策 ●組織の活動

●商店街リーダー ●各種商店街事業の取り組み 等

調 査 地 域 全国

調 査 対 象 商店街※(商店街振興組合、事業協同組合、任意団体)

調 査 方 法 郵送による発送・回収およびインターネットによる回収

調 査 時 点 平成 24 年 11 月1日(木)現在

調査票発送数 8,000

調査票の回答 調査票回答件数 3,090(回答率 38.6%)

うち有効回答件数 3,066(有効回答率 38.3%)

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Ⅱ.調査結果のポイント

1. 商店街の概要について

1-1 商店街の全体の店舗数 商店街の平均店舗数は52.9店です。前回調査(平成 21 年度調査、以下同じ)の

平均店舗数(51.7店)と比べると1.2店増加しました。また、直近のピークである昭和

60年度の平均店舗数85.7店と比べると32.8店(▲38.3%)減少しました。

商店街タイプ(*)別には、「近隣型商店街」が43.0店(前回調査比:▲1.2店)、

「地域型商店街」が61.8店(同比:+3.1店)、「広域型商店街」が82.4店(同比:+

5.7店)、「超広域型商店街」が140.4店(同比:+50.6店)となりました。前回調査

と比べると、全体の平均店舗が増加する中で、「近隣型商店街」のみが減少となりまし

た。

図表 1 1商店街あたりの平均店舗数

* 商店街タイプについて

①近隣型商店街 最寄品※中心の商店街で地元主婦が日用品を徒歩又は自転

車などにより買物を行う商店街

②地域型商店街 最寄品及び買回り品※が混在する商店街で、近隣型商店街よ

りもやや広い範囲であることから、徒歩、自転車、バス等で

来街する商店街

③広域型商店街 百貨店、量販店を含む大型店があり、最寄品より買回り品が

多い商店街

④超広域型商店街 百貨店、量販店を含む大型店があり、有名専門店、高級専門

店を中心に構成され、遠距離から来街する商店街

※ 最寄品:消費者が頻繁に手軽にほとんど比較しないで購入する物品。加工食品、家庭雑

貨など。

※ 買回り品:消費者が 2 つ以上の店を回って比べて購入する商品。ファッション関連、家具、

家電など。

51.744.2

58.7

76.789.8

52.9 43.0

61.8

82.4

140.4

0

20

40

60

80

100

120

140

160

合計

近隣型商店街

地域型商店街

広域型商店街

超広域型商店街

平成21年度 平成24年度

平成21年度(n=3,402)、平成24年度(n=2,866)

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1-2 商店街におけるチェーン店舗数 商店街内に立地するチェーン店舗(*)数の平均店舗数は4.2店です。前回調査の

平均店舗数(3.9店)と比べると0.3店増加しました。

商店街タイプ別には、「近隣型商店街」が2.8店(前回調査比:+0.2店)、「地域型

商店街」が4.9店(同比:+0.5店)、「広域型商店街」が10.6店(同比:▲1.2店)、

「超広域型商店街」が17.9店(同比:+4.3店)となりました。前回調査と比べると、

「広域型商店街」を除いて増加となりました。

最近3年間のチェーン店舗数の変化についてみると、「増えた(16.7%)」と回答した

商店街が「減った(5.5%)」と回答した商店街を11.2ポイント上回りました。

この結果、1商店街に占めるチェーン店舗の割合(チェーン店舗率=チェーン店舗数

合計(10,618店)/商店街の全店舗数(135,727店)は7.8%となり、前回調査(7.

3%)と比べると0.5ポイント増加しました。

図表 2 1商店街あたりの平均チェーン店舗数

図表 3 商店街におけるチェーン店舗数の変化

図表 4 チェーン店舗率の推移

*「チェーン店舗」とは、ブランドや営業等が多数の店舗で統一的に管理された店舗のこと。スーパー、

コンビニエンスストアのほか、ファーストフード店、ドラッグストア店等が該当する。

(単位:店、%)

全店舗数 チェーン店舗数 チェーン店舗率

(A) (B) (B/A)

平成21年度調査(n=2,872) 150,860 11,057 7.3

平成24年度調査(n=2,521) 135,727 10,618 7.8

16.7 66.1 5.5 11.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

増えた 変わらない 減った 無回答

37.0 35.7

13.2 15.7

39.8

32.734.7

25.5

7.910.9

18.0

11.8

5.29.6

16.8

23.5

0.9 0.94.8 3.9

0.2 1.73.6

7.8

0

10

20

30

40

50

近隣型商店街

(平均2.8店)

地域型商店街

(平均4.9店)

広域型商店街

(平均10.6店)

超広域型商店街

(平均17.9店)

% 0店 1~4店 5~9店 10~29店 30~49店 50店以上

チェーン店舗数平均:4.2店

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1-3 商店街の業種別店舗数の割合(業種構成) 商店街の業種別店舗数の割合は、「飲食店(29.3%)」、「衣料品・身の回り品店等

(21.6%)」、「最寄品小売店(18.2%)」の順となっています。

最近3年間の業種別店舗数の変化をみると、「増えた」と回答した店舗では、「飲食店

(21.8%)」、「サービス店(10.2%)」、「最寄品小売店(8.1%)」の順となっています。

一方、「減った」と回答した店舗は、「衣料品、身の回り品店等(21.7%)」、「最寄品小

売店(18.6%)」、「飲食店(16.2%)」の順となっています。

また、業種別店舗で「増えた」から「減った」を差し引きすると、「飲食店」のみが4.9

ポイント増加しました。

図表 5 商店街における業種別店舗数の割合

図表 6 最近3年間の商店街における業種別店舗数の変化

1.6 21.6 18.2 29.8 13.0 15.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

百貨店・大型ディスカウント店等 衣料品、身の回り品店等 最寄品小売店 飲食店 サービス店 その他

2.3

3.7

8.1

21.1

10.2

8.8

47.2

44.1

46.6

39.7

51.2

53.4

3.0

21.7

18.6

16.2

11.9

6.0

47.5

30.6

26.7

23.0

26.7

31.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

百貨店・

大型ディスカウント店等

衣料品、身の回り品店等

最寄品小売店

飲食店

サービス店

その他

増えた 変わらない 減った 無回答

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1-4 商店街の空き店舗の状況 商店街の空き店舗(*)数の平均店舗数は6.0店です。

空き店舗率(*)は14.62%となり、平成15年度以降から空き店舗率は増加し、今

回の調査では、前回調査から3.8ポイント増加し、前回調査時(平成21年度)より引き

続き10%を超えました。

最近3年間の1商店街あたりの空き店舗数の変化をみると、「増えた」(35.3%)と

回答した商店街が、「減った」(11.6%)と回答した商店街を23.7ポイント大きく上回

っています。

空き店舗数が「増えた」と回答した割合を地域別にみると、最も多い「四国地域」(53.

3%)と最も少ない「関東」(29.3%)では24.0ポイントの格差がみられます。

図表 7 1商店街あたりの空き店舗数 図表 8 1商店街あたりの空き店舗数及び

空き店舗率の推移

図表 9 最近3年間の空き店舗数の変化(前回調査との比較)

* 「空き店舗」とは、従前は店舗であったものが、現状空きスペース(空き地、空きビル、空き倉庫等)になっている

ものとした。

* 「空き店舗率」(%)=商店街の空き店舗数の合計/商店街の全店舗数の合計

39.244.9

10.6 5.3

35.3

47.7

11.6 5.5

0

10

20

30

40

50

60

増えた 変わらない 減った 無回答

平成21年度 平成24年度

17.9

9.3

11.7

10.3

7.5

9.7

4.8

4.0

3.5

1.6

14.2

5.4

0 5 10 15 20

0店

1店

2店

3店

4店

5店

6店

7店

8店

9店

10~19店

20店以上

(n=2,647)

3.9

3.9

5.3

5.6

6.0 14.62

10.82

8.98

7.31

8.53

0.0 5.0 10.0 15.0

平成12年度

平成15年度

平成18年度

平成21年度

平成24年度

空き店数(店) 空き店舗率(%)

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図表 10 最近3年間で空き店舗数が「増えた」と回答した商店街の割合(地域別)

空き店舗が減らない理由については、「商店街に活気がない(19.1%)」「所有者に

貸す意思がない(14.1%)」、「家賃が高い(13.9%)」の順となっています。

なお、空き店舗の今後の見通しは、「増加する」と回答した商店街が全体の43.5%

を占めています。

図表 11 空き店舗が減らない理由

図表 12 今後の空き店舗の見通し

増加する

43.5%

変わらない

28.5%

減少する

10.7%

無回答

17.3%

(n=2,866)

49.0

40.8

29.3

42.836.2 37.8

53.3

38.1

0

10

20

30

40

50

60

北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄

13.9

5.8

14.1

4.3

19.1

6.5 6.1 4.1

53.8

0

10

20

30

40

50

60

家賃が高い

業種が合わない

所有者に貸す

意思がない

店が補修・拡張

できない

商店街に活気がない

商店以外になった

立地条件・

交通環境がよくない

その他

無回答

% (n=2,866)

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1-5 商店主の退店(廃業)の状況 最近3年間に退店(廃業)した店舗数は、「0店」と回答した商店街が4.4%あるものの、1店以上

の退店(廃業)数は、「3店(8.0%)」、「2店(7.6%)」、「1店(6.1%)」の順となっており、1店から

3店までで全体の21.7%を占めています。

退店(廃業)した理由は、「商店主の高齢化・後継者の不在」が29.6%を占め、続いて「商店街に

活気がない」が8.8%、「他の地域への移転」が7.0%となっています。

図表 13 過去3年間に退店(廃業)した店舗数

図表 14 退店(廃業)した理由(MA:3つまで選択可)

29.6

6.0 8.8 7.0 1.8 3.1 0.8 0.1

7.4

58.0

0

10

20

30

40

50

60

70

商店主の高齢化・

後継者の不在

同業種との競合

商店街に活気がない

他の地域への移転

立地条件・

交通環境の悪化

大型店の進出

大型店の退店

公共施設の撤退

その他

無回答

% (n=2,444)

4.4

6.1

7.6 8.0

3.9 4.0

1.8

0.7 0.6 0.3

2.5

0.9

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

0店

1店

2店

3店

4店

5店

6店

7店

8店

9店

10~19店

20店以上

% (n=2,866)

退店(廃業)した店舗数平均:4.0店

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1-6 商店街組織の専従事務局員の有無 商店街活動の担い手である商店街組織の74.6%は、専従事務局員(パート、アルバイトを含む)

が「0名」の状態です。

1名以上の専従事務局員を置いている商店街を組織形態別にみると、「商店街振興組合」は43.

5%、「事業協同組合」は47.5%、「任意団体」は8.6%となっています。「任意団体」にはほとんど

専従事務局員はいないという状態です。

図表 15 1商店街あたりの専従事務局員数

図表 16 商店街組織形態別の専従事務局員数

1名

2名

3名

4名

5名

6名以上

2,866 2,138 646 379 156 46 25 13 27 82

100.0 74.6 22.5 13.2 5.4 1.6 0.9 0.5 0.9 2.9

879 486 382 227 98 26 14 4 13 11

100.0 55.3 43.5 25.8 11.1 3.0 1.6 0.5 1.5 1.3

240 120 114 64 27 9 8 4 2 6

100.0 50.0 47.5 26.7 11.3 3.8 3.3 1.7 0.8 2.5

1,747 1,532 150 88 31 11 3 5 12 65

100.0 87.7 8.6 5.0 1.8 0.6 0.2 0.3 0.7 3.7

0.73

0.84

0.92

0.64

合  計

組織形態

商店街振興組合

事 業 協 同 組 合

任 意 団 体

平均(

人)

上段:度数下段:%

1名以上

合計

0名

無回答

74.6

13.25.4

1.6 0.9 0.5 0.9 2.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

0名 1名 2名 3名 4名 5名 6名以上 無回答

% (n=2,028)

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1-7 商店街組織を形成する会員(組合員)数 商店街組織を形成する会員(組合員)数の平均は、42.0店です。前回調査の平均

会員(組合員)数(41.1店)と比べると0.9店減少しました。

商店街組織形態別には、「商店街振興組合」が55.3店(前回調査比:+3.8店)、

「事業協同組合」が46.1店(同比:▲0.9店)、「任意団体」が34.7店(同比:▲0.4

店)となっています。

図表 17 商店街組織を形成する会員(組合員)数

図表 18 商店街組織の会員(組合員)の組織形態別数

合計

1~

9店

10~

19店

20~

29店

30~

39店

40~

49店

50~

59店

60~

69店

70~

79店

80~

89店

90~

99店

100~

149店

150~

199店

200店以上

無回答

平均(

店)

2,866 174 571 580 407 299 221 148 104 62 40 111 28 29 92

100.0 6.1 19.9 20.2 14.2 10.4 7.7 5.2 3.6 2.2 1.4 3.9 1.0 1.0 3.2

879 19 80 149 136 125 93 62 44 30 17 64 22 16 22

100.0 2.2 9.1 17.0 15.5 14.2 10.6 7.1 5.0 3.4 1.9 7.3 2.5 1.8 2.5

240 10 45 45 34 33 19 11 12 4 4 10 3 5 5

100.0 4.2 18.8 18.8 14.2 13.8 7.9 4.6 5.0 1.7 1.7 4.2 1.3 2.1 2.1

1,747 145 446 386 237 141 109 75 48 28 19 37 3 8 65

100.0 8.3 25.5 22.1 13.6 8.1 6.2 4.3 2.7 1.6 1.1 2.1 0.2 0.5 3.7

上段:度数下段:%

42.0

55.3

46.1

34.7

合  計

組織形態

商店街振興組合

事業協同組合

任意団体

6.1

19.9 20.2

14.2

10.4

7.7

5.23.6

2.2 1.4

3.9

1.0 1.03.2

0

5

10

15

20

25

1~9店

10~19店

20~29店

30~39店

40~49店

50~59店

60~69店

70~79店

80~89店

90~99店

100~149店

150~199店

200店以上

無回答

% (n=2,866)

会員(組合員)数平均:42.0店

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1-8 商店街組織に対して会費を納入していない店舗の割合 商店街組織への会費の未納入率は3.3%と、ほとんどの会員(組合員)は会費を納入していま

す。

会費の未納入率を商店街タイプ別にみると、「近隣型商店街」が3.4%、「地域型商店街」が2.

8%、「広域型商店街」が4.0%、「超広域型商店街」が4.7%となっています。

また、商店街に立地するチェーン店舗の会費の未納入率は7.7%と、その他の会員(組合員)に

と比べ水準が高くなっています。

図表 19 商店街タイプ別、会員(組合員)、チェーン店舗別の会費を未納割合

3.42.8

4.04.7

13.9

4.3 4.0

2.5

0

2

4

6

8

10

12

14

16

近隣型商店街 地域型商店街 広域型商店街 超広域型商店街

% 全会員 うちチェーン店舗

全会員平均:3.3%うちチェーン店舗平均:7.7%

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2. 商店街の景況と来街者の動向について

2-1 商店街の最近の景況 商店街の最近の景況は、「繁栄している」が1.0%、「繁栄の兆しがある」が2.3%となりました。

一方、「衰退している」が43.2%、「衰退する恐れがある」が33.0%、「まあまあ(横ばい)である」

が18.3%となりました。

前回調査と比べると、前回調査では「衰退している(44.2%)」と回答した商店街が最も多かった

が、今回調査でも「衰退している(43.2%)」が最も多い回答となりました。

図表 20 商店街の最近の景況

図表 21 商店街の景況(平成 18 年度調査との比較)

繁栄している

1.0%

繁栄の兆し

がある

2.3%まあまあ(横ば

い)である

18.3%

衰退の恐れ

がある

33.0%

衰退している

43.2%

無回答

2.2%

(n=2,866)

1.0

2.0

17.9

33.4

44.2

1.0

2.3

18.3

33.0

43.2

0 10 20 30 40 50

繁栄している

繁栄の兆しがある

まあまあ横ばいである

衰退の恐れがある

衰退している

21年度 24年度

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2-2 最近の商店街への来街者の動向 最近3年間の商店街への来街者数の変化については、「減った」と回答した商店街は72.6%で、

前回調査(「減った」:76.8%)と比べると4.2ポイント減少しました。一方、「増えた」と回答した商

店街は6.7%で、前回調査(「増えた」5.6%)と比べると、1.1ポイント増加しました。

来街者が「減った」とする要因について上位5位までをみると、「魅力ある店舗の減少」(55.

2%)、「業種・業態の不足」(52.2%)」、「近郊の大型店の進出(50.3%)」、「地域の人口減少(4

2.1%)」、「駐輪場・駐車場の不足(13.8%)」となっています。

上記の「減った」要因について前回調査と比べると、「地域の人口減少」が8.8ポイント増加した

一方、前回調査の最大要因であった「魅力ある店舗の減少」は0.1ポイント増加で、ほぼ横ばいと

なりました。

図表 22 最近3年間の商店街への来街者数の変化(SA)

図表 23 最近3年間の商店街への来街者数の減少要因[上位5位](MA:3つまで選択可)

5.6 6.716.1 17.3

76.8 72.6

1.5 3.5

0

20

40

60

80

100

平成21年度

(n=3,402)

平成24年度

(n=2,866)

% 増えた 変わらない 減った 無回答

55.148.5

54.6

33.3

16.5

55.2 52.2 50.3

42.1

13.8

0

10

20

30

40

50

60

魅力ある店舗の減少

業種・業態の不足

近郊の大型店の進出

地域の人口減少

駐輪場・駐車場の不足

% 平成21年度 平成24年度

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13

3. 商店街の問題と取り組み状況について

3-1 商店街の抱える問題 現況の商店街が抱える大きな問題は、「経営者の高齢化による後継問題(63.0%)」、「集客力

が高い・話題性のある店舗/業種が少ない又は無い(37.8%)」、「店舗等の老朽化(32.8%)」

が上位を占めました。

上位3位までの回答について、過年度調査の経過と比較すると「経営者の高齢化による後継問

題」や「魅力ある店舗が少ない」、「集客力が高い・話題性のある店舗/業種が少ない又はない」と

いった、個店に対する問題は共通しています。

一方、平成 18 年度以前は「商店街活動への商業者の参加意識が薄い」といった回答が多かった

のですが、今回の調査では「店舗の老朽化」に対する回答が多くなっています。

図表 24 商店街の抱える問題(MA:3つまで選択可)

図表 25 商店街の抱える問題の推移

最も多かった回答 二番目に多かった

回答

三番目に多かった

回答

設定回答数

平成15年度 経営者の高齢化等による

後継者難

[67.1%]

魅力ある店舗が少ない

[66.3%]

商店街活動への商業者の

参加意識が薄い

[55.7%]

回答は複数選択

平成18年度

魅力ある店舗が少ない

[36.9%]

商店街活動への商業者の

参加意識が薄い

[33.4%]

経営者の高齢化等による

後継者難

[31.4%]

回答は主なものを3つま

で選択

平成21年度 経営者の高齢化による後

継者難

[51.3%]

魅力ある店舗が少ない

[42.7%]

核となる店舗がない

[27.2%]

回答は主なものを3つま

で選択

平成24年度 経営者の高齢化による後

継問題

[63.0%]

集客力が高い・話題性の

ある店舗/ 業種が少ない

又は無い

[37.8%]

店舗等の老朽化

[32.8%]

回答は主なものを3つま

で選択

(注) 平成18年度以降は、回答数を3つまでに制限したため、3つ以上の選択が可能であった平成15年度以前の調査と比べ

回答率が低くなっている。

30.4

20.1

32.8

18.4

7.2

37.8

18.2

16.1

63.0

4.2

4.3

0 20 40 60 80

商圏人口の減少

大型店との競合

店舗等の老朽化

駐車場の不足

問題チェーン店等が商店街の組織化や活動に非協力的

集客力が高い・話題性のある店舗/業種が少ない又は無い

業種構成に問題がある

空き店舗の増加

経営者の高齢化による後継問題

その他

無回答

(n=2,866)

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3-2 経営者の後継者難に対する商店街の取り組み状況 商店街が抱える問題のうち、最も大きな問題である商店街の後継者対策への取り組みについて

は、「対策は講じていない」と回答した商店街が58.2%となり、取り組み状況は極めて低いものと

なっています。一方、後継者対策に取り組んでいる商店街においては、「研修を実施している」が2.

5%、「外部から後継者を募集している」が1.6%の順となっています。

「研修を実施している」と回答した商店街は、組織形態別には「振興組合」(4.7%)、商店街タイ

プ別には「超広域型商店街」(9.8%)が最多となっています。また、「外部から後継者を募集」と回

答した商店街は、組織形態別には「協同組合(2.9%)」、商店街タイプ別には「地域型商店街(2.

3%)」がそれぞれ最も多くなっています。

図表 26 商店街における後継者対策

図表 27 商店街における後継者対策(組織形態別・商店街タイプ別)

合計 研修を実施

外部から後継者を募集

対策は講じていない

無回答

2,866 71 45 1,669 1,081

100.0 2.5 1.6 58.2 37.7

879 41 21 463 354

100.0 4.7 2.4 52.7 40.3

240 6 7 137 90

100.0 2.5 2.9 57.1 37.5

1,747 24 17 1,069 637

100.0 1.4 1.0 61.2 36.5

1,640 27 20 1,063 530

100.0 1.6 1.2 64.8 32.3

868 32 20 481 335

100.0 3.7 2.3 55.4 38.6

167 7 2 62 96

100.0 4.2 1.2 37.1 57.5

51 5 1 15 30

100.0 9.8 2.0 29.4 58.8

140 0 2 48 90

100.0 0.0 1.4 34.3 64.3

上段:度数下段:%

合  計

商店街タイプ

近隣型商店街

地域型商店街

広域型商店街

超広域型商店街

組織形態

商店街振興組合

事業協同組合

無回答

任意団体

研修を実施

2.5% 外部から

後継者を募集

1.6%

対策は講じて

いない

58.2%

無回答

37.7%

(n=2,866)

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3-3 個店の魅力向上のための取り組み状況 商店街が抱える問題のうち、魅力ある店舗の減少は大きな問題のひとつです。魅力ある店舗を形

成するために個店の改善策・活性化策について、商店街の取り組み状況は、「一部でも行った」と回

答した個店での取り組みは、「販売促進(POP・ディスプレイ・チラシ等)の強化」が43.7%、「店舗

改装・店内レイアウト変更」が41.7%、「パソコン・ITの活用」が37.1%の順となっています。

また、「繁栄している」と回答した商店街の個店での取り組みをみると、「店舗改装・店内レイアウト

の変更」、「業種転換・業態変更」「販売促進(POP・ディスプレイ・チラシ等)の強化」などの回答が上

位を占めています。

図表 28 商店街における個店の改善策・活性化策について

図表 29 繁栄している商店街の個店が実施した改善策・活性化策について

41.7

14.8

23.5

43.7

19.7

8.9

37.1

35.1

60.3

37.7

29.0

34.2

63.3

30.5

14.5

14.7

28.4

18.0

32.3

16.3

22.1

8.7

10.2

10.4

9.4

13.8

11.6

10.2

0 20 40 60 80 100

店舗改装、店内レイアウト変更

業種転換・業態変更

商品構成の見直し・変更

販売促進(POP・ディスプレイ・

チラシ等)の強化

各種サービスの改善

営業時間の延長または営業日の拡大

パソコン・ITの活用

(n=1,376)

一部でも行った 行っていない わからない 無回答

%

45.5

36.4

27.3

36.4

18.2

0.0

27.3 27.3

36.4 36.4

18.2

9.1

18.2 18.2

27.3

18.2

27.3

45.5

54.5 54.5

45.5

0

10

20

30

40

50

60

店舗改装、

店内レイアウトの変更

業種転換・業態変更

商品構成の見直し・変更

販売促進(POP・

ディスプレイ・チラシ等)

の強化

各種サービスの改善

営業時間延長

または営業日の拡大

パソコン・ITの活用

(n=38)一部でも行った 行っていない わからない%

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3-4 空き店舗の発生に対する商店街の取り組み状況 空き店舗の発生に対する商店街の取り組みは、45.6%の商店街が「特に関与していない」との

回答ですが、前回調査(52.5%)と比べると6.9ポイント減少しました。

空き店舗の発生に対する取組みを行っている商店街では、「空き店舗情報の積極的な発信

による新規出店の促進(前回調査14.7%→今回調査11.5%、3.2ポイント減少)」、「家主に対

して賃貸の要請を行う(同:16.5%→13.6%、2.9ポイント減少)」、「駐車場または駐輪場として

活用・利用(同:7.1%→4.7%、2.4ポイント減少)」などの取り組みが減少しています。

図表 30 商店街における空き店舗の発生に対する取り組み(MA:3つまで選択可)

16.5

8.3

15.2

8.4 7.1

14.7

5.78.4

14.7

03.8

52.5

13.6

6.4

13.7

6.8 4.7

13.5

4.7 6.7

11.5

2.5 2.9

45.6

0

10

20

30

40

50

60

家主に対して賃貸の要請を行う

家賃補助、改装費などの補助

業種・業態を考慮したうえで

積極的に店舗を誘致する

商店街にとってマイナスとなる

店舗の進出(出店)の抑制

駐車場または駐輪場

として活用・利用

コミュニティ施設(イベント・

交流サロン・子育て支援・

休憩所など)として活用

NPO、産学官連携などの

活動の場として提供

創業者支援(小売未経験者の

チャレンジショップ等による

店舗開業)の場として活用

空き店舗情報の積極的な発信

による新規出店の促進

家主と協力し、

住居賃貸向けに改装

その他

特に関与していない

% 平成21年度(n=3,016) 平成24年度(n=2,866)

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3-5 商店街の地域(各種団体等)との連携状況 商店街の後継者不足、新たな担い手の不足などを補完し、地域住民のニーズに対応した取り組み

や地域の伝統文化の継承、安心・安全などの取り組みを行うためには、地域の各団体等の連携の

促進がますます重要な課題となっています。

商店街の地域の各種団体との地域連携の状況についてみると、全体の73.8%の商店街が地域

の各種団体との連携を行っていると回答しています。

具体的な連携先は、「商工会・商工会議所(68.7%)」と「自治会・町内会・婦人会(61.6%)」、

「市町村等の行政機関(40.1%)」の順となっています。

一方、商店街活動の新たなパートナーとして期待される「NPO(12.1%)」、「ボランティア団体

(12.8%)」はまだ低い連携状況となっています。

図表 31 商店街と地域の各種団体との連携の有無

図表 32 商店街と連携している地域の各種団体(MA:いくつでも選択可)

はい

73.8%

いいえ

21.3%

無回答

4.9%

(n=2,866)

61.6

9.8

12.1

12.8

5.6

16.2

8.2

68.7

33.2

22.9

40.1

39.6

5.7

3.6

0.6

0 10 20 30 40 50 60 70 80

自治会・町内会・婦人会

老人クラブ

NPO

ボランティア団体

託児所・幼稚園・保育所

教育機関(学校・大学等)

PTA

商工会・商工会議所

まちづくり協議会

警察・消防団

市町村等の行政機関

他の商店街

民間企業等

その他

無回答

(n=2,116)

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4.現在、商店街が取り組んでいる具体的な各種事業

について

4-1 商店街が実施しているソフト事業 商店街が取り組み中のソフト事業は、「祭り・イベント(67.0%)」、「共同宣伝(チラシ等)(44.

0%)」、「防災・防犯(40.8%)」、「環境美化・リサイクル(39.3%)」が上位を占めています。

また、検討中のソフト事業は、「高齢者向けサービス(20.6%)」、「勉強会・学習会(14.4%)」、

「子育て支援サービス(13.0%)」、「防災・防犯(12.9%)」が主なものとなっています。

図表 33 商店街が実施しているソフト事業

39.3

40.8

67.0

17.5

10.5

8.2

5.4

0.9

44.0

33.9

24.7

16.1

6.0

5.6

6.4

3.0

9.7

12.9

5.8

14.4

20.6

13.0

12.0

4.6

8.9

8.1

9.2

8.6

8.9

8.0

8.9

5.2

34.9

30.7

18.2

49.0

50.1

58.8

62.5

70.8

34.0

43.4

48.8

57.3

65.5

63.9

66.7

72.7

16.1

15.6

9.0

19.1

18.8

20.0

20.1

23.8

13.1

14.6

17.3

18.0

19.6

22.5

18.1

19.0

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

環境美化、リサイクル

防災・防犯

祭り・イベント

勉強会・学習会

高齢者向けサービス

子育て支援サービス

電話・FAXによる

商品の宅配、買物代行

有償ボランティアなどの

コミュニティビジネス

共同宣伝(チラシ等)

サービス券・スタンプ・

ポイントカード

共通商品券

(飲み歩き券、食べ歩き券を含む)

定期バザール

地域ブランド

(地域資源利用商品)

地域ブランド(B 級グルメ)

携帯電話を活用した情報発信

電子マネー

(Edy・Suica等)の取扱い

取組中 検討中 予定なし 無回答

%

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4-2 商店街が実施しているハード事業 商店街が実施しているハード事業は、「街路灯(47.9%)」、「カラー舗装など歩行空間の整備(2

8.1%)」、「案内板、統一看板(19.9%)」が上位を占めています。

また、検討中のハード事業は、「防犯設備(カメラ等)の設置(15.4%)」、「街路灯(13.9%)」、

「バリアフリー(11.0%)」、「案内板、統一看板(10.6%)」が主なものとなっています。

図表 34 商店街が実施しているハード事業

47.9

5.0

6.5

3.9

28.1

3.0

7.1

19.7

10.1

16.9

8.3

8.9

14.9

19.9

1.7

5.8

0.9

2.3

0.6

3.2

1.9

3.0

3.6

2.7

2.8

2.3

4.0

2.8

3.8

2.1

13.9

2.4

6.3

3.2

6.7

8.1

7.9

9.8

7.0

6.1

6.4

11.0

15.4

10.6

5.7

22.5

67.7

60.7

62.4

47.0

71.4

66.7

52.7

65.1

58.9

3.1

60.7

53.4

51.6

73.8

9.9

24.0

24.2

29.9

15.0

15.6

15.3

14.2

15.1

15.3

79.9

15.4

13.5

14.1

16.7

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

街路灯

アーケード

(新設)

アーケード

(改修)

アーケード

(撤去)

カラー舗装など

歩行空間の整備

商店街組織による

店舗の設営

商店街の外観統一

休憩所・

ベンチ・トイレ

駐輪場

駐車場

多目的ホール

(交流施設含む)

バリアフリー

防犯設備

(カメラ等)の設置

案内板、統一看板

新規観光施設

実施済み 取組中 検討中 予定なし 無回答

%

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20

4-3 繁栄していると回答した商店街が実施しているソフト

/ハード事業 繁栄している商店街が取組み中のソフト事業は、「祭り・イベント(79.3%)」、「環境美化、エコ活

動(69.0%)」、「防災・防犯(69.0%)」、「共同宣伝(マップ・チラシ等)(62.1%)」が上位を占め

ています。繁栄している商店街と衰退している商店街との取り組みの格差をみると、「勉強会・学習

会(46.4ポイント)」、「環境美化、エコ活動(39.6ポイント)」「防災・防犯(37.6ポイント)が上位を

占めています。

また、ハード事業は、「防犯設備(カメラ等)の設置(51.7%)」が平成21年度調査(17.6%)と

比較して大幅に増えている。次いで、「街路灯の設置(LED化を含む)(48.3%)」、「カラー舗装など

(48.3%)」、「案内板、統一看板(37.9%)」などが主なものとなっています。

図表 35 繁栄している商店街が実施しているソフト事業

図表 36 繁栄している商店街が実施しているハード事業

79.3

69.0 62.1

69.0

58.6

20.7 20.7 13.8

6.9

34.5

13.8 13.8

17.2

3.4

17.2

10.3

60.1

31.4 37.1

29.4

12.2

34.5

22.1

4.1 4.4 2.6 9.0

5.0 1.3 5.5

14.3

0.7 0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

祭り・イベント

防災・防犯

共同宣伝(マップ、

チラシ等)

環境美化、エコ活動

勉強会・学習会

サービス券・スタンプ・

ポイントカード

共通商品券(飲み歩き券・

食べ歩き券を含む)

地域ブランド

(地域資源利用商品)

地域ブランド

(B級グルメ)

携帯電話等を

活用した情報発信

高齢者向け

サービス

子育て支援

サービス

電子マネー(Edy,

Suica等)の取り扱い

電話・FAXによる

商品の宅配、買物代行

定期バザール

有償ボランティアなどの

コミュニティビジネス

% 繁栄している(A) 衰退している(B)

48.3

20.7

48.3

17.2

24.1

3.4

6.9

51.7

6.910.3

6.9 6.910.3

37.9

3.4

46.1

6.3

23.3

5.6

17.015.2

7.1 7.7

3.6 4.4 4.02.0

7.3

16.2

1.00

10

20

30

40

50

60

街路灯の設置

(LED化を含む)

バリアフリー

カラー舗装など

歩行空間の整備

商店街の外観統一

休憩所・

ベンチ・トイレ

駐車場

駐輪場 防

犯設備

(カメラ等)の設置

アーケード(新設)

アーケード(改修)

アーケード(撤去)

商店街組織による

店舗の設営

多目的ホール

(交流施設含む)

案内板、統一看板

新規観光施設

% 繁栄している(A) 衰退している(B)