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ANNUAL REPORT OF THE ATSUGI CITY MUSEUM...- 7 - 2階ホール展示 タ イ ト ル 期 間 展示点数 入場者数(人) 1 ベアト写真 4月13日~5月15日 2 165 2 あつぎの大工道具

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- 1 -

ANNUAL REPORT OF THE ATSUGI CITY MUSEUM

- 2 -

● 目 次 ●

Ⅰ 学 芸

・常設展示 ……………………………………………………… 4

・特別展示 ……………………………………………………… 4

・収蔵資料展示 ………………………………………………… 5

・普及啓発活動 ………………………………………………… 9

・刊 行 物 ……………………………………………………… 14

・資料の収集と保管、活用 …………………………………… 17

・博物館実習、職場体験学習 ………………………………… 21

Ⅱ 庶 務

・組織および職員 ………………………………………………… 22

・施 設 …………………………………………………………… 23

郷土資料館、古民家岸邸

・入館者数 ………………………………………………………… 25

- 3 -

資 料 館 事 業

報 告

- 4 -

--------------------- Ⅰ 学 芸 ----------------------

■ 常設展示

常設展示は、生物、考古、民俗、歴史、四つの分野で構成し、各分野でさらに項目、細項

目をたて、郷土あつぎを理解できるような展示とした。展示は、実物資料を中心として興味

深い資料を実際にみていただき、具体的なデータはパネル等で説明している。

①展示面積 418㎡

②展示資料数 1,305点

③展示資料点数内訳

歴史資料 民俗資料 自然資料 考古資料 合 計

テーマ 厚木の原像厚木のひと、くらし

厚木の生きもの 厚木の大地から 

資料点数 130 178 137 8601,305

■特別展

-引札、チラシ、マッチラベル、錦絵、看板-

広告メディアが語る「商い」と地域の変遷

期 間 平成22年11月3日(水・祝)~12月15日(水)

開催日数 43日

入場者数 1,139名(1日平均 約26.5名)

引札、チラシ、マッチラベル、錦絵、看板に加え、

双六、うちわ、絵はがき、酒徳利、道中案内記、番

付、絵草子、観光案内、商工案内、地域出版物など

多種多様な広告メディアが「商い」を支えてきた。

ここには、厚木市域の商店、旅館、料亭なども登場

するが、時代によってメディアも店も変化を続けて

いる。

- 5 -

今回の特別展示は、さまざまな広告メディアを通してみた地域、その商業活動の歴史を目

で見てわかるように努めた。現代につながる厚木市と周辺地域の歴史を展示資料によって理

解していただくことを目的として企画した。

■ 収蔵資料展

収蔵資料展は、昭和63年度より博物館建設のために購入・収集を進めてきた資料を広く市

民に公開することを目的とし、開催するもの。本年度は、次のとおり1回の展示会を開催し

た。

(1)第38回収蔵資料展 あつぎの希少なむし・ふつうなむし

希少な昆虫などの標本、写真などを展示します。その生息状況の様子から、本市の自然環

境の様子について考えることができる展示として開催した。

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■その他の展示

(1)資料館展示1

厚木市に隣接する愛川町では宮大工「矢内匠

家」が江戸時代から広域にわたって活躍していた。

本展示会では矢内家が手がけた厚木市域の建築、

「妙傳寺祖師堂」「船喜多神社」「長徳寺」「厚

木神社」等の絵図面を中心に、宮大工の道具、古

文書、秘伝書などの資料を展示し、宮大工の技と

仕事を広く市民に紹介することを目的として開

催した。また、関連事業として講演会、体験講座

も実施した。

タイトル 期 間 展示点数 入場者数(人)

「半原宮大工・矢内匠家とあ

つぎ~ その技と仕事 ~」

平成22年5月16日(日)

~6月20日(日)

開催日数 35日

155 820名

(1日平均23名)

タ イ ト ル 期 間 展示点数 入場者数

第38回収蔵資料展

あつぎの希少なむし・ふつうなむし

平成22年7月25日(月)

~9月12日(日)開催期間 49日間

55点 1,322名

(1日平均29.4名)

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(2)資料館展示2

市民参加型の展示会。誰もがもつ「宝物」、

市民の方々が大切にしてきた品、思い出の品

を広く募集し、展示した。モノを集め、大切

に保管することの意味、意義への理解から、

博物館の役割を再考し、同時にコレクション

を公開することの楽しさも味わっていただ

いた。

タイトル 期 間 展示点数 入場者数(人)

「わたしのお宝展2011」 1月31日(日)~3月31日(水) 15 803名

(1日平均14名)

(3)ホール展示

平成14年度より、購入、寄贈等によって新収蔵された資料を展示することにより、資料

館の資料をいち早く市民に公開してきた。22年度からは収蔵資料の紹介もあわせ展示を実施

している。

1階ホール展示

タ イ ト ル 期 間 展示点数 入場者(人)

1 市内出土の埴輪 4 月1 日~5 月15 日 5 75

2 大工道具 5 月16 日~6 月20 日 10 175

3 花火打ち上げ道具 6 月29 日~8 月15 日 8 240

4 浮世絵(花火) 8 月16 日~8 月31 日 8 80

5 新着!鳥類はくせい展 9 月1 日~9 月30 日 7 150

6 資料館の絵画(狩野常信)1 10 月1 日~10 月15 日 3 75

7 あつぎの商い広告1 10 月16 日~11 月2 日 10 90

8 あつぎの商い広告2 11 月3 日~12 月15 日 10 210

9 資料館の絵画3(山内多門) 12 月16 日~12 月28 日 4 65

10 資料館の絵画4(大貫松三) 1 月4 日~1 月20 日 4 80

11 資料館のお宝(後三年合戦の絵) 1 月21 日~2 月6 日 1 80

12 資料館のお宝(蒙古襲来の絵) 2 月7日~2 月14 日 1 35

13 相模の箒づくりとくらし 2 月21 日~3 月31 日 9 195

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2階ホール展示

タ イ ト ル 期 間 展示点数 入場者数(人)

1 ベアト写真 4 月13 日~5 月15 日 2 165

2 あつぎの大工道具 5 月16 日~6 月20 日 8 175

3 収蔵資料展「むししらべ」1 6 月29 日~9 月12 日 10 380

4 冨士三十六景(1) 9 月13 日~9 月30 日 24 85

5 冨士三十六景(2) 10 月1 日~10 月15 日 12 75

6 あつぎの商い広告 10 月15日~12月15 日 10 210

7 ジャパンパンチ 12 月16日~12月28 日 40 65

8 センサーカメラが捉えた動物 1 月4 日~1 月25 日 10 130

9 わたしのお宝 通信機器 1 月31 日~3 月31 日 10 703

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(4)出前展示、講座

平成13年度より、郷土資料館に収蔵する郷土資料の市民への公開を進めるため、小中学

校、公民館での出前展示を実施している。この展示は、資料館による研究成果に基づいたも

ので、生涯学習の情報を提供することを目的とする。

【学 校】 タ イ ト ル 期 間・場 所・人数

9月9日 南毛利小学校 162名

9月15日 戸田小学校 73名

9月29日 第二小学校 151名

10月6日 妻田小学校 85名

10月7、8日 厚木小学校 146名

10月15日 緑ヶ丘小学校 120名

10月18日 飯山小学校 44名

10月21日 依知小学校 84名

「あつぎのくらし、昔の道具」 (4年生、社会科 地域のくらし)

合 計 948名

11月9日 小鮎小学校 83名

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【公民館】

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(5)レファレンス業務

地域資料に関する市民の疑問、質問の相談に対し、郷土資料館が収集している情報によっ

て回答を行っている。今年度の業務は以下の通り。

総数 384件(うち人文系172、自然系212)

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(6)郷土資料館資料インターネット公開

郷土資料館に収蔵する郷土資料の市民への公開をより図るため、ホームページ上での公開

を行なった。絵葉書(726点)、浮世絵(551点)、化石(155点)の3つのジャン

ルで1、432点を公開し、いくつかの項目で検索も可能な仕様とした。

なお、ホームページでは、常設展示の紹介、特別展示、収蔵資料展、普及講座の案内も随

時、行っている。

タイトル 会 場 期 日 初 日 2日目 合計

依知北公民館 平成22年11月6、7日 130 238 368

荻野公民館 111 195 306

緑ヶ丘公民館

平成22年11月13、14日

85 228 313

睦合西公民館 平成23年2月12、13日 98 209 307

1 所蔵浮世絵展

2 展示点数

依知北公民館他

8点(14枚)

緑ヶ丘公民館

7点(17枚)

3 総合計1,606人 小鮎公民館 平成23年3月5、6日 80 232 312

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■普及啓発活動

郷土資料館では、調査、研究の成果を活かした普及講座を行なっている。今年度は、以下

の8つの事業を中心として、多数の市民の参加をみた。また、市内の小中学校、公民館など

での講座への学芸員派遣も行った。

(1)民俗講座「くらしの民俗学」

「あなたの日常生活、生活慣行は民俗文化財である」をスローガンに、ごく普通のくらしの中

に見られる「文化財」、民俗についての話、実際の伝承を通じて、民俗学について興味を深める

ことを目的として開講。今年度は、市内外の道祖神関連行事から子ども組について、箒づくりの

文化からくらしと道具について、それぞれ講師を招き、ワークショップも交えながら考えてみた。

回 開催日 テーマ 参加者数

1 平成23年

2月28日 「神奈川県の道祖神とこども組」

服部 比呂美(渋谷区立郷土博物館・文学館学芸員) 21

2 3月13日 「相模の箒づくりとくらし-箒づくりワークショップ―」

柳川直子、留松里詠子(愛川町市民蔵常右衛門学芸員) 7

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(2)民俗講座「石造物を調べる会」

身近な石造物を丹念にみて歩くことによって、そこにこめられた信仰、慰霊、顕彰など先

人の心を知り、それが文化財資料としてどのような意味を持つのか、実際に調べてみること

でそれを実感することを目的として実施した。

回 開催日 テーマ 参加者数

1 平成22年 9月6日 南毛利の石造物調査1~恩名地区現地調査~ 24

2 9月24日 南毛利の石造物調査2~恩名地区調査まとめ~ 17

3 10月25日 南毛利の石造物調査3~戸室地区調査まとめ~ 9

4 11月29日 南毛利の石造物調査4~船子地区現地調査~ 18

5 12月6日 南毛利の石造物調査5~長谷地区現地調査~ 14

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6 平成23年 1月11日

南毛利の石造物調査6~愛甲地区現地調査~ 16

7 1月24日 南毛利の石造物調査7~愛甲地区調査まとめ~ 14

8 2月7日 南毛利の石造物調査8~愛名地区現地調査~ 16

9 2月28日 南毛利の石造物調査9~愛名地区調査まとめ~ 21

10 3月7日 南毛利の石造物調査10~温水地区現地調査~ ―

*講師は厚木市郷土資料館学芸員 大野 一郎

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(3)資料館講座「地域博物館入門」

厚木市郷土資料館は、郷土のデータ

バンク兼収蔵庫となる「地域博物館」

をめざし、市民の皆様と活動を続けて

いる。他館ではどのような活動をして

いるのか、実際に近隣の地域博物館を

訪れ、そのあり方をみることで地域の

見方、博物館、資料館のあり方を考え

た。

回 開催日 テーマ 参加者数

1 8月17日 愛川町郷土資料館 「戦争の記憶」 山口 研一 11

2 9月22日 寒川文書館 「寒川町の70年」展 高木 秀彰 12

3 10月19日 神奈川県立歴史博物館 「天狗推参!」 鈴木 通大 10

4 12月21日 平塚市博物館 「相州ダルマ」 浜野 達也 13

5 1月18日 箱根町郷土資料館 「民具を使った学習参考展」

高橋 一公 ―

6 2月8日 大磯町郷土資料館「城山公園開園20周年展」

佐川 和裕 10

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(4)自然観察会「あつぎの自然をあるく」

市内のすぐれた自然を探訪し、郷土の自然の特色を学習しながら自然に親しむ。

厚木のホタルやセラドンでペンダントを作成するなどといったテーマで実施した。

回 開催日 テーマ 場 所 参加者

1 5月30日 厚木のホタルを観察しよう 荻 野 56

2 12月12日 セラドンでペンダント 郷土資料館 35

3 2月 26日 植物スライド映写会 郷土資料館 28

4 3月26日 植物講演会 郷土資料館 計画停電により中止

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(5)古文書講座

初めて古文書に接する人を対象として、楽しく古文書を読み進めるために、読解の初歩

を学び、郷土資料館の収蔵している厚木にゆかりのある古文書を利用し、厚木の歴史を学

ぶことを目的として講座を開催した。

回 開催日 テーマ 場 所 参加者

第1回 1 月13 日 23

第2回 1 月27 日 20

第3回 2 月10 日 21

第4回 2 月24 日 17

第5回 3 月10 日 19

第6回 3 月24 日

はじめての古文書

講師:土井 浩(元平塚市博物館長) 郷土資料館

19

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(6)展示会関連講座

特別展、収蔵思慮展の開催にあたり、見学者の理解を深め、また展示効果を高めるため、

展示テーマに関連した講座、体験学習などを開催した。

回 開催日 テーマ 参加者

1 5月30日 資料館展示関連 矢内の技と仕事-あつぎの建物-

鈴木 光雄(矢内匠家14代目曾孫弟子) 35

2 7月25日 第38回収蔵資料展「あつぎの希少なむし・ふ 45 322

- 12 -

3 7月31日 63

4 8月10日 41

5 8月17日 43

6 8月24日 42

7 8月29日 53

8 9月 4日

つうなむし」関連講座及び自然観察会「親子自

然教室」として開催。親子で郷土の自然に親しみ、その特色や自然の仕組みの不思議さを学習

する。今年度は特別展と連動した「セミの成虫・どこまで飛ぶの?」などを実施。

講師:槐 真史(資料館学芸員)

35

9 11月21日 特別展関連 小江戸の文化―“江戸まさり”佐原との

比較から― 金野 啓史(日野市教育委員会 学芸員) 35

10 11月28日 特別展関連 目で見る民具 手で見る民具 -モノの大

きさと身体尺- 石野 律子(神奈川大学講師) 15

11 12月4日 特別展関連 “あつぎ”の商店街めぐり

大野 一郎(資料館学芸員) 18

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(7)その他講座

「遊びの伝承 わらべうた~昔の子供たちの遊び」

わらべうたや遊び、手作り玩具類は、昔から身近な人たちや子どもによって現在まで伝

承されてきた。しかし、時間の経過・生活様式の変化などにより次第に失われてきたため、

こういった郷土の伝統文化を後世に残すことの重要性が高まっており、この体験学習によ

って、昔の生活の様子を導き、伝統の継承や新たな遊びの創出へとつなげることを目的と

して開催した。

回 開催日 テーマ 参加者

第1回 7 月22 日 18

第2回 8 月5 日 8

第3回 8 月22 日

遊びの伝承 わらべうた

~昔の子供たちの遊び~

6

32

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(8)古民家セミナー

市内に残る貴重な民家・古民家岸邸をより深く知ることを目的に、毎年開催しているの

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が「古民家セミナー」。本年度は、秦野市域の建築文化との比較から岸邸のすばらしさ、

保存意義を学んだ。

回 開催日 テーマ 参加者

1 6月13日 墨付け、鉋削りを体験!!-大工道具のお話と実演- 20

2 12月8日 秦野の看板建築をみる~近代建築保存の意義~

福田省三(建築文化研究所) =写真左 25

3 3月8日 秦野の古民家をみる~地域差、時代差を考える~

福田省三(建築文化研究所) =写真右 23

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■刊行物

郷土資料館では、展示の内容をより深く理解する手立てとして常設展示図録、特別展示図

録、収蔵資料展図録などを刊行している。

他にも、資料館の事業を広く周知するため『郷土資料館News』を月1回、庁内印刷に

て発行し、庁舎、学校、駅連絡所など市の施設で配布しており、現在145号まで刊行して

いる。資料館Newsは、バックナンバーもあわせて市のホームページで見ることができる。

[郷土資料館 常設展示図録]

『常設展示図録 あつぎ百科』1998.11 B5版 1500部

[郷土資料館 特別展示図録]

『第1回特別展示 おおやまの生きもの』1998.11 A5版 1500部

『第2回特別展示 出開帳』1999.11 B5版 1500部

『第3回特別展示 化 石』2000.7 A4変形 1500部

『第4回特別展示 東海道と矢倉沢往還』2001.9 A4版 1000部

『第5回特別展示 あつぎ地域の草木☆花めぐり』2002.12 A5版 1000部

『第6回特別展示 農具から農機具へ~流通民具が語るもの~』2003.11 A4版 1000部

『第7回特別展示 養蚕書と出版文化~養蚕文化はどう伝わったのか~』2004.11 A4版

1000部

『第8回特別展示 相模川の生きものに親しむ』2005.11 A5版 1000部

『第9回特別展示 商家と看板』2007.2 A4版 1000部

『第11回特別展示 本厚木駅と厚木駅~小田急、相鉄、相模線とあつぎ~』2008.11 A4版

1000部

『第12回特別展示 あつぎのむし』2009.11 A5版 1000部

『第13回特別展示 -引札、チラシ、マッチラベル、錦絵、看板-広告メディアが語る「商い」

と地域の変遷』2010.11 A4版 1000部

*第6回のみ無償、他は有償頒布。

[郷土資料館開館10年記念特別展図録]

『郷土資料館開館10年記念特別展 あつぎ文化財まつり』2007.11 A4版 2000部

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[郷土資料館 収蔵資料展示図録]

『第1回収蔵資料展 厚木の画家 島村亮』1998.12 A4版 500部

『第7回収蔵資料展 町場のくらしと民具』2000.2 A4版 500部

『第9回収蔵資料展 職人の道具』2000.6 A4版 500部

『第11回収蔵資料展 鎧と刀』2000.12 A4版 500部

『第12回収蔵資料展 あつぎの野鳥』2001.2 A4版 500部

『第13回収蔵資料展 活動する青年たち』2001.6 A4版 500部

『第16回収蔵資料展 あつぎの民俗芸能』2001.12 A4版 500部

『第18回収蔵資料展 村の古文書―馬場文書―』2002.5 A4版 500部

『第19回収蔵資料展 あつぎの修験者』2002.8 A4版 500部

『第20回収蔵資料展 厚木の文学者 和田傳』2003.2 A4版 500部

[郷土資料館 News]

『郷土資料館 News』(1号) 1999.3 A4版 500部

『郷土資料館 News』(2号~13号) 1999.4~2000.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(14号~25号) 2000.4~2001.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(26号~37号) 2001.4~2002.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(38号~49号) 2002.4~2003.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(50号~61号) 2003.4~2004.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(62号~73号) 2004.4~2005.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(74号~85号) 2005.4~2006.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(86号~97号) 2006.4~2007.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(98号~109号) 2007.4~2008.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(110号~121号) 2008.4~2009.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(122号~133号) 2009.4~2010.3 A4版 各500部

『郷土資料館 News』(134号~145号) 2010.4~2011.3 A4版 各500部

[厚木市郷土資料館資料]

『相模川の動物』1998.3 A4版 1000部

『飯田コレクション 養蚕書関連資料リスト』民俗資料調査報告 2005.3 A4版 150部

『飯田コレクション 養蚕関連資料リスト』民俗資料調査報告 2006.3 A4版 150部

『あつぎ くらしの文化財 盆のスナモリ編』民俗資料調査報告 2006.11.30 A4版 50部

なお、市立博物館展示準備のための基礎調査報告書については、『厚木市博物館資料』と

いう体裁で、以下のように刊行してきた。資料目録(購入、収集、寄贈)も同じシリーズに

て発刊してきた。資料館開館後の資料の調査、整理等に関する報告等は、『郷土資料館資料』

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というタイトルで刊行を続けている。

従来、季刊で文化財関連のニュースを掲載してきた『郷土資料展示室だより』については

『郷土資料館News』という新しい名称で、資料館事業の周知を目的として月1度の刊行

とした。

また、事業の報告を行うために『郷土資料館年報』を発行しているが、4号より冊子での

刊行をやめ、ネット上での公開のみとしている。

[厚木市博物館資料]

『厚木市荻野の動物』1995.3

『厚木市荻野の植物』1995.3

『谷戸田のムラ』1995.3

『鐘ケ嶽東方の七沢石』1995.3

『最勝寺墓石調査報告書』1996.3

『厚木市荻野の植物Ⅱ』1996.3

『収蔵資料目録 1 寄贈・購入昆虫標本目録 (1)』1997.3

『収蔵資料目録2 寄贈・寄託維管束植物目録 (1)』 1997.3

『長福寺墓石調査報告書』1997.3

[博物館収蔵資料展図録]

『第1回博物館収蔵資料展 坂東彦三郎と厚木』1994.2

『第2回博物館収蔵資料展 世界のチョウ・厚木のチョウ』1994.11

『第3回博物館収蔵資料展 幕末-相州厚木-』1995.2

『第4回博物館収蔵資料展 -夏の風物誌-花火』1995.7

『第5回博物館収蔵資料展 厚木の植物-植物に魅せられた人々-』1996.2

『第6回博物館収蔵資料展 広重の冨士三十六景-厚木と富士信仰-』1996.7

『第7回博物館収蔵資料展 厚木の里山をあるく』1997.3

『第8回博物館収蔵資料展 旅-村、往還そして街道-』1997.12

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■資料の収集・保管・活用(平成23年3月31日現在)

(1)資料の収集状況

郷土資料館では、郷土 厚木の歴史、民俗、自然に関する資料を購入、寄贈、寄託、採集な

どの方法で収集を行ってきた。本年度は、より明確な資料管理のため、分類方法などを改め

た結果、資料の合計点数は 159,889点 となった。 収集資料は、常設展示、特別展(年間1回)、収蔵資料展(同数回)、ホール展示(随時)

などにおいて展示公開を進めている。

入手方法別 資料の収集状況(累計)

購入資料 寄贈資料 寄託資料 採集資料 出土資料 合  計

人  文 3,94816,6724,329- - 24,949

自  然 1,49924,9551,436106,762- 134,652

考  古 3 - - - 285 288

合  計 5,45041,6275,765106,762285159,889

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購入資料の分野別収集状況

人文資料 自然資料 考古資料 合  計

点 数 3,9481,499 3 5,450

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寄贈資料の受け入れ状況(敬称略)

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(2)収集資料の保管状況

郷土資料館収蔵資料は、資料館内にある収

蔵庫だけでなく、三田公共用地内のコンテナ

三基に収蔵・保管されている。また、郷土資

料収蔵室(厚木アクストメインタワー3階)

の閉室に伴い、収蔵展示していた昭和40年代

から収集を進めてきた民具、化石などの大型

資料を平成19年6月に下川入の資料収蔵庫

(=写真)、資料館裏のコンテナ等へ移した。

受入年月日 資 料 名 受 入 先 数量

H22.5.10 直刀* 小林 君子 1

H22.5.10 古文書(一括)* 鈴木 清一 1

H22.6.4 鍬 森田 晴雄 1

H22.6.4 上総唐箕 山口 弘 1

H22.8.10 市川柿之助 台本一括(箱入り) 立入 伸男 1

H22.9.24 三番叟人形(人形芝居用) 加藤 一男 1

H22.9.24 埴輪(レプリカ) 高橋 新一 1

H22.12.5 柳行李、羽子板他2‐6 田中 眞智子 5

H22.12.9 通い徳利、クルリ棒 山田 友康 4

H22.12.10 石 臼 川井 隆男 1

H23.1.7 古文書(一括)* 小島 猛 2

H23.1.20 安政時代の厚木町今の天王町

(紙焼写真) 越智 良枝 1

20

* 平成22 年4月から 23 年3月までに、12 人の方から資料が寄贈された。

* *は文化財保護係 市史担当等保管。

- 19 -

郷土資料館内の収蔵庫については、年に1回くん蒸を実施し、殺虫、防カビの処理をして

いる。また庫内は、害虫やカビ等の繁殖を低くするため、除湿機を使用し常時40%程度の湿

度となるようにし、室温についても常時摂氏20度の温度を保つようにしている。更に資料の

内容により標本箱や文書箱を使用する等、専用の保存収蔵庫に収納、保存している。

収蔵施設別 資料の保管状況

郷土資料館 資料収蔵庫 三田コンテナ 合  計

人  文 15,2688,467 1,21424,949

自  然 134,652 0 0 134,652

考  古 288 0 - 288

合  計 150,2088,467 1,214159,889

*三田コンテナ、妻田倉庫にある考古資料については文化財保護係の管理となる。

収蔵施設面積

郷土資料館 資料収蔵庫 三田コンテナ 合  計

面積(㎡) 240 369 108 717

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(3)資料の館外貸出

貸し出し

期 間 資 料 名 貸 出 先 数量

22.10.1~23.9.30 クルリボウ2点 相模原市立博物館 2

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特別利用

期 間 資 料 名 利 用 者 形態

H22.10.3 和田家文書 2点 個人 デジタル画像利用

H22.10.27 歌川国芳「頼朝公富士御狩図」 海老名市教育委員会 掲載

H22.12.3 和田家文書 2点 個人 デジタル画像利用

H23.2.23 歌川広重「富士三十六景 相模川」 海老名市教育委員会 掲載

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■ 職場体験学習

中学校の総合学習の一環として実施される職場体験学習だが、今年度は南毛利中学校、睦

合中学校の2校から申し込みがあった。南毛利中学校については、新型インフルエンザ流行

予防のため本年度は中止となったため、睦合中学校4名(1月 21・22 日)を受け入れ、資料館

職員の仕事の一部を体験してもらった。

■ 博物館実習

学生の学芸員資格取得のため、4名の実習生を受け入れた。実習カリキュラムは以下のと

おり。なお、『郷土資料館ニュース』140~144号に実習生の感想を掲載した。

期 間 9月1日(水)~9日(木)

実習生 4人(東海大学、日本大学、桜美林大学、国士舘大学)

内 容 歴史、民俗、生物に関わる資料館業務全般についての実習

指導者 郷土資料館職員

日 曜

日 実 習 内 容 担当 実施予定場所等

開講式 館 長

1 水 午前:歴史分野(資料整理補助)、生物分野(資料

整理補助)、午後:民俗展示について(「かわって

きた私たちのくらし」)

館 長

大 野

学習相談室

2 木 午前:生物分野(資料整理補助)、午後:民俗展示

実習(「かわってきた私たちのくらし」)

大 野 学習相談室他

3 金 午前:普及行事準備補助(民俗「地域文化財に親し

む会」)、午後:生物分野(資料整理補助)

大 野

槐 学習相談室他

4 土 生物分野(資料整理補助) 槐 学習相談室他

5 日 休 日(職員は防災訓練)

6 月

普及行事補助(民俗「石造物に親しむ会」)、

民俗展示実習(「かわってきた私たちのくらし」資料、

パネル等の展示設営)

大 野 学習相談室、恩名

地区等、南毛利学

習支援センター

7 火 民俗展示実習(「かわってきた私たちのくらし」発表

準備)、(古民家管理 池清掃) 荒 木

学習相談室

(古民家岸邸)

8 水 民俗展示実習(「かわってきた私たちのくらし」発表

準備) 大 野 学習相談室他

民俗展示実習(「かわってきた私たちのくらし」発表、

資料、パネル等の撤収) 大 野

9 木

閉講式 館 長

南毛利学習支援

センター

学習相談室

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--------------------- Ⅱ 庶 務----------------------

■組織及び職員

(1)組 織(平成23年3月31日現在)

教 育 長 平井 広

教育総務部

社会教育担当部長 今井 俊雄 ┌─ 郷土資料館長 増田 裕彦(歴史)

社会教育担当次長 内山 裕 │ 副主幹 大野 一郎(民俗) 文化財保護課長 三橋 敏一 ─┘ 副主幹 槐 真史(動物)

主 任 荒木 晴幸(視聴覚)

臨時職員 飯田 好人

臨時職員 井村 仁平(~8月31日)

臨時職員 村木 朝陽(9月1日~)

教育長

社会教育担当次長

文化財保護課長

文化財保護係長 郷土資料館長

学芸担当 民俗、自然

視聴覚ライブラリー担当 古民家岸邸担当 庶務担当

社会教育担当部長

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(2)郷土資料館運営協議会

<委員構成>

氏 名 所 属(分野) 氏 名 所 属(分野)

新井 一政 会 長 県立生命の星地球博物館学芸員(生物)

山崎 祐子 学習院女子大学講師(民俗)

落合 清春 愛川町立高峰小学校教頭(民俗) 柳下 安行 資料館自主事業参加者代表(歴史)

馬場 弘臣 東海大学文学部准教授(歴史) 馬場しのぶ 神奈川県植物誌調査会 県央ブロック運営委員(生物)

鈴木 良明 鎌倉国宝館館長(歴史) 葉山 幸江 資料館自主事業参加者代表(民俗)

吉田 文雄 公募による選考(生物)

<委員会の開催>

日 時 内 容

22年7月1日 平成21年度事業の報告、平成22年度事業計画について

■施 設

(1)郷土資料館

建設概要

位 置 厚木市寿町3-15-26

敷 地 面 積 1,391.27㎡

建 物 構 造 鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上2階

建物床面積 1,234.1㎡ 1階 631.44㎡、2階 488.00㎡

中2階 60.06㎡、機械室 54.60㎡

開館年月日 平成 10 年 11 月 3 日

展示面積等

常設展示室 418㎡(1階151.55㎡、2階266.45㎡)

特別展示室 84㎡(展示準備室含む)

閲覧学習室 49㎡

収 蔵 庫 270㎡(専門書庫等含む)

研究・作業室 38.5㎡

事 務 室 49㎡

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(2)古民家岸邸

位 置 厚木市上荻野792-2

敷 地 面 積 1,716㎡

建物床面積

520.13㎡(主屋1階 272.25㎡ 2階 140.24㎡

土蔵1 1階 33.12㎡ 2階 33.12㎡

土蔵2 1階 20.70㎡ 2階 20.70㎡)

建設年月日 明治24年

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■入館者数

(1)22年度 月別、施設別入館者数

4月5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月入館者 177725860800140313478301586138442914081361開館日 30 31 30 23 31 30 31 30 28 28 28 31平 均 6 23 29 35 45 45 27 53 49 15 50 44累 計 1779021,7622,5623,9655,3126,1427,7289,1129,54110,94912,310

351・郷土資料館 合計入館者数 12,310開館日数

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月入館者 258 384 396 241 200 249 423 261 249 129 220 232開館日 30 31 30 31 31 30 31 30 28 28 28 31平 均 9 12 13 8 6 8 14 9 9 5 8 7

累 計 9816421,0381,2791,4791,7282,1512,4122,6612,7903,0103,242

359・古民家岸邸 3,242開館日数合計入館者

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(2)年度別 郷土資料館 入館者数の推移

郷土資料館

10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度

入館者 4,2338,68511,88712,7019,4245,2688,0898,076

開館日 144 331 328 329 340 340 340 340

平 均 29 26 36 39 28 15 24 24

18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 合 計入館者 7,21212,26415,00113,04212,310128,192

開館日 349 353 349 349 351 4,243

平 均 21 35 43 37 35 30

*平成 10 年度は、11 月 3 日~翌 3 月 31 日までの入館者数。

*平成 15 年度は、6 月 15 日~9 月 13 日まで耐震工事のため 2 階展示室を閉鎖。

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厚木市郷土資料館年報 10

発 行 日 平成 23年 5 月 31 日

編 集 厚木市郷土資料館

〒243 厚木市寿町3-15-26

TEL 046-225-2515

発 行 厚木市教育委員会