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CANapeECUおよびADASセンサーの測定、キャリブレーション、ロギング
ECU Calibration
CANapeとは
CANapeの主な適用分野は、電子制御装置のパラメーターの 最適化(キャリブレーション)です。測定プロセス中に、パラメーターのキャリブレーションとシグナルの記録を同時に行うことができます。CANapeとECUの間の通信は、測定/キャリブ レーションハードウェアであるVX1000を用い、XCPなどの プロトコルや、マイクロコントローラー固有のインターフェイスを介して行われます。
CANapeはレーダー、LIDAR、ビデオなどの多彩なADASセンサーをサポートします。高性能のハードウェアと組み合わせる ことにより、毎秒ギガバイトのデータを保存できます。キャリブレーションデータの管理と、データ管理およびレポート作成を含む手軽な測定データ評価が可能なCANapeは、ECUキャリブレーションのための包括的なツールとなっています。バスデータ、診断データ、アナログ測定データへのアクセスももちろん 可能です。
主な特長
>規格に基づくオープンで柔軟なプラットフォーム
>幅広いソースから測定データを、時間同期しながら取得およびログ記録可能。必要に応じてクラウドベースの測定データ管理システムvMDMで解析可能
>パラメーターを簡単にキャリブレーションおよび管理し、サーバーやクラウドベースのキャリブレーションデータ管理システムに直接送信
>コントローラーやセンサー(レーダー、LIDAR、ビデオなど)に 卓越した測定データレートで接続し、優れたパフォーマンスを発揮
>包括的なテストのための信頼性の高いADASロギングソリューション
>高サンプリングレートのアナログ測定装置を容易に統合可能
>データ解析による測定データの自動評価
> Simulink/Stateflowモデルを簡単に可視化
さまざまなWindowを備えたCANapeのユーザーインターフェイス
V2.
5| 2
019-
12
Fact Sheet CANape
www.vector.com/jp/ja/
>オプションSimulink XCPサーバー Simulinkモデルのランタイムの簡単で効率的な可視化、測定およびパラメーター化
>オプションバイパス 正確な時間動作によるバイパス実行
>オプションThermodynamic State Charts 熱力学データと状態図を表示し、オンライン/オフライン解析に利用可能
要求の厳しいADASログタスクのためのCANape log
CANape logは、ベクターロガーハードウェアと組み合わせて使用される、堅牢で使いやすいソリューションです。これによって幅広いソースからの測定データを、時間同期しながら高いパフォーマンスでログ記録することができます。CANapeをスタンドアローンの データロガーとして使用することで、その多彩な機能と柔軟な スケーラビリティーを自動車環境で活用できます。特にCANape logは、ADAS分野の複雑なデータ取得シナリオで求められる非常に高いデータレートを実現できます。
対応プロトコル/ハードウェアインターフェイス
> CAN、CAN FD、車載Ethernet、SOME/IP、FlexRay、LIN、 SAE J1939、GMLAN、CANopenのバスモニタリング
> XCP on CAN、CAN FD、FlexRay、Ethernet、 RS232
>ベクターの測定/キャリブレーションハードウェアVX1000の 高速インターフェイス(JTAG、DAP、LFAST、RTP/DMM、 Nexus AUX、AURORAなど)
> VX1000上の高速PCIeプロセッサーインターフェース
>ビデオセンサー用のインターフェース
> DoIP (Diagnostics over Internet Protocol)
> CCP
> ISO 14230(KWP2000 on CAN)および ISO 14229(UDS)、 ISO/TF2およびVW-TP2.0トランスポートプロトコル
> ISOトランスポートプロトコルおよび「AUTOSAR」「BMW」 トランスポートプロトコルによる ISO 14229 (UDS)over FlexRay(個別に対応)
>サードパーティー製ハードウェアインターフェイスと測定技術の統合
CANapeの詳細:www.vector.com/jp/ja/products/products-a-z/software/canape/
>効率的なコーディングとモデリングが可能なランタイム環境であり、ラピッドプロトタイピングのプラットフォームとして最適
>サードパーティーのハードウェア製品と統合するためのオープンなインターフェイス
バージョン18.0の新機能
>車両およびラボでの完全なEthernetのサポート
> vMDM:測定データの検索エンジン
> 100kHzを超えるサンプリングレートでの演算処理をオンラインで実行できる高性能の関数ライブラリー
> CANape log:CANapeプロジェクトからロガーハードウェアへのシームレスな移行
>任意の車載ADASセンサーからのデータオブジェクトおよび生データの収集
> ADASセンサーが検出したトラフィックデータオブジェクトの視覚化
> vSignalyzerライセンスのサポートによる、オフィスなどでの手軽なオフライン評価
基本機能
> CCP/XCPおよびKWP2000/UDSを使用したバスメッセージ、オーディオ、ビデオ、GPS、外部測定機器、レーダー、LIDAR、 ビデオセンサーなどの内部ECU信号の同期リアルタイム収集と可視化
> CCP/XCP経由のオンラインキャリブレーションとXCP経由のバイパスおよびリアルタイムスティミュレーション
> HEXファイルのオフラインキャリブレーション
>統合ファンクショナル言語またはユーザー生成DLLによる、 手動評価から自動データ解析までの測定データオフライン評価
>「SILS」ソリューションのためのランタイム環境:後にECUで実行されるアルゴリズムをCANapeでシミュレーション 実行可能
>バイナリーファイルおよびパラメーターセットの高速かつ安全なフラッシング
> KWP2000、UDSおよびOBD経由でシームレス統合された診断
>キャリブレーションデータの強力な管理、パラメーターセットの比較とマージ
>充実した印刷およびレポート機能
CANapeオプション一覧
>オプションドライバーアシスタンス ドライバーアシスタンス用のオブジェクト検証とイメージ処理アルゴリズムの最適化
>オプションvMDM CANapeから直接vMDMサーバーにアクセスし、測定データの共有、解析が可能
>オプションvCDM パラメーターセットと設定値をチーム内で簡単に交換可能