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株式会社 大成工作所 知的資産経営報告書

知的資産経営報告書 - Minister of Economy, Trade …...2008 年 5 月 中小企業総合展2008 in Kansai に、出展 2008 年 11 月 中小企業総合展2008 in Tokyo に、出展

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株式会社 大成工作所

知的資産経営報告書

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目次

1.ご挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2.経営理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

3.事業概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

4.これまでの事業展開・・・・・・・・・・ 10

5.当社を支える知的資産・・・・・・・・ 12

6.これからの事業展開・・・・・・・・・・ 26

7.会社概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27

8.知的資産経営報告書とは・・・・・・ 28

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社長から皆様へ

私達の精密部品加工技術は、『新しいモノづくり』を応援します

昭和 25年 5月にミシン部品の針棒メタル製造販売をスタートさせ、創業 60余年にな

ります。創業以来、精密な部品加工技術に携わり邁進してまいりました。

現在では、電子部品・半導体・自動車部品・医療・理化学系などの装置、治具、試作、

微細精密部品加工、難削材部品加工などの多種多様なニーズに合わせ、私達の加

工技術力、提案力と結束力で最適な要素技術でもって社会文化の発展に貢献してお

ります。

社内での社員同士の協調性、チームワークを何よりも重視し、最適なコミュニケーショ

ンのもと日々より良い製品づくりと技術革新に努めてまいりました。そして、そのチーム

ワークの和は社内だけにとどまらず協力会社、さらにはお客様と手を取り合うことで、よ

り大きなチカラが生まれ創造へとつなげていくのが私達の考えです。

また環境保護製品の製造にも積極的に取り組み、お客様や協力会社と密に情報を

共有し、環境問題も視野に入れた高品質な製品を創る共生タイプな企業を目指しま

す。

バランス感覚と高角度の視点を持つマネージメント・エンジニアの育成(共育)とお客

様との対話を重視し、時代の変化に敏感に対応していく技術提案機能を備え、その信

念のもと、さらなるステージを追求していきます。

One for all, all for one 『一人はみんなのために、みんなは勝利のために』

株式会社 大成工作所

代表取締役 岩倉 由浩

1、ご挨拶

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和信協学の精神と創意工夫に徹し、信頼される製品で社

会文化の発展に貢献する。

2,経営理念

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目標

対策・再発防止

原因追究

データ化・把握

作業の異常を見える化

品質方針

【品質方針 2013】

『全社での、情報の共有化が重要』

品質自主保証体制を全社員に周知徹底する。

【品質活動目標 2013】

1. 「工程品質の異常の見える化」を行い、改善能力・社内技術力の向上に努める。

2. 異常発生・原因追究・対策・再発防止まで、鮮度の高い間に全社員で検討し、情報

の共有化をはかる。

3. 継続的な改善が出来る会社を目指し、人を育て、モノづくりの創造力を向上させる。

制定日 2009年 3月 2日

改定日 2011年 12月 20 日

株式会社 大成工作所

代表取締役社長 岩倉由浩

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環境方針

私たちは、電子部品・半導体・液晶・各種産業機械などの精密部品加工及び製造装

置を製作しております。

顧客が満足する製品、サービスを提供すると共に、当社の事業が環境に及ぼす影響

を以下に示す環境保全運動を通じて最小限に抑えるよう努力する。

1)エネルギー及び天然資源の有効活用

1. 節電

2. 不良品の管理

2)廃棄物の適正な管理

1. 分別

2. 産業廃棄物のマニフェスト管理

また、上記事項と合わせて下記事項を実施する。

1. 環境マネジメントシステムの継続的改善と汚染の予防

2. 環境側面に関連して当社に適用される法的要求事項及び当社が同意するその他

の要求事項の遵守

3. 環境目的及び目標の設定と定期的見直し

当社の環境方針は全社員・関連会社に周知し、一般の方からの要求に応じて入手で

きるようにしております。

制定日 2006年 7月 1日

改定日 2011年 3月 14日

株式会社 大成工作所

代表取締役社長 岩倉由浩

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装置組立・製造

1個からの小ロット製作装置組み立て、製造豊富な経験で培ったノウハウを応用し、

あらゆる製造業種のニーズに柔軟に対応した、装置の組立、製造を承ります。当社は

設計段階からお客様のニーズに深く入り込み、Q(品質)C(コスト)、D(納期)S(サー

ビス)の観点で、御社にメリットが出るベストなご提案で貢献します。また、これからの

「モノづくり」の現場で必要な生産設備や開発技術に伴うサンプル製作に必要な治具、

サンプル試作をたった一台、たった一個から小ロットで試作・製作いたします!

部品メーカーさま実績

•半自動装置 •SWの検査機 •SWの組立機•寿命試験機 •組立セル装置/検査セル装置

•新製品SWのサンプル試作冶具 •プレスや成型機周辺の送り装置 •貼り合せ装置 •カシメ機

•巻き出し、巻き取り装置 •薄物フープ半自動溶接機 •エアー洗浄機 •レーザー刻印装置

装置メーカーさま実績

•自動検体シーラー(ATS-100) •アンローダー装置 •スクリーン印刷機 •ローダー装置

•マスクカセット台車 •半導体露光装置 •特殊モーター •伸線機 •植毛装置ユニット

•医療・医薬品分析装置 •検体前処理装置

3、事業概要

ニーズ

Q(品質)

C(コスト)

D(納入)

S(サービス)

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画像処理検査装置

BSIA(コンベア式画像処理検査装置)

特長

コンベアで不規則に流れる検査対象物を連続検査

検査スピードは 0.5秒/1個以下

防水の必要がない生産ラインに適したシンプルな構造

ベルト幅は 100mmから 200mm

検査可能な項目

寸法測定

キズ、打痕、バリ等の測定

印刷・マークの内容、位置等の測定

異物の検知

T-CAM1(ハーネス検査装置)

特長

使い易さにこだわった USBカメラ画像検査システム

複数の検査ツールを設定可能

登録可能品種は 9999品種

検査スピードは 1秒/1回以下

検査可能の項目

コネクター電線配色検査

部品の色・部品の有無検査

部品の長さ・距離の検査

部品の位置ズレ検査

REXI(回転式画像処理検査装置)

特長

回転台に乗せた製品を回転させて全周の検査を実施

印字欠陥、金属加工部品のキズ検査可能

検査スピードは 2秒/1個以下(判定表示まで)

検査可能な項目

印字欠陥(文字かけ、かすれ、汚れ)の判定

キズ、打痕、バリ等の判定

異物の検知

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SNIPER(固定式画像処理検査装置)

特長

高解像度カメラを用いてマイクロの単位検査可能

シンプルな構成、かつ省スペース

簡単なメンテナンス

短い検査時間(1秒以下)

検査可能な項目

寸法測定

キズ、打痕、バリ等の測定

異物の検知

DIS-Q(ゴム配合材分散検査装置)

特長

ゴム配合材の分散性を定量的に分析する画期的な装置

解析時間は 1秒以下

高解像度カラー画像による解析で 2.5μm以上の粒子が解析可能

検査可能な項目

ゴム配合材の分散性解析

(加硫ゴム、未加硫ゴム問いません)

EVE(組込型画像処理検査装置)

特長

お客様の要望に合わせて、光学機器の選定から

ソフトウェアの設計までお届けします。

検査可能な項目

寸法測定、形状測定

キズ、打痕、バリ等の判定

印刷・マークの内容、位置等の測定

異物の検知

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部品加工

大成工作所の部品加工の強みは、多品種、多業種の精密部品加工を行ってきた豊

富な経験と実績。あらゆる材質の特性を知り尽くしていますので、お客様の製品とニー

ズに合わせた最適な材質・処理と加工プロセスをご提案いたします。

新製品開発などの際の、わずか1個からの小ロット部品生産にも対応させて頂きます。

まずはご相談下さいませ。

加工材質実績

銅(SS,SC,SK,SKS,SKD,SKH,SUJ,SUM,FC、その他)

ステンレス(SU303,SUS304,SUS316,SUS316l,SUS310,SUS430,SUS440、その他)

アルミ(a2017,A5052,A5056,A7075,A6063)

難削材(インコネル、チタン、ニオブ、マグネシウム、亜鉛その他)

•PAI(ポリアミドイミド)樹脂 •ベーク材 •LBC(砲金) •BS(真鍮) •BeCu(べリリウム銅)

部品加工実績

•細穴ドリル加工(マイクロ) Φ10μm・Φ30μm・Φ50μm •A軸加工

•真空小物部品(シール面加工) •プロファイル加工 •3 次元加工 •ワイヤー放電加工

•マニシング加工(MC) •深リブ加工 •旋盤加工、平面・円筒・内程・研磨加工、フライス加工、

エアロラップ加工、焼き入れ部品加工

製品とニーズ

材質

処理 加工

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1950 年 5 月 個人にて大成工作所(大阪市東成区玉津 3 丁目)を創業し、ミシン部品の針棒メタ

ル製造販売開始。

1959 年 7 月 大阪府寝屋川市に工場 66 ㎡を新築する。

ポットモーター部品のインナースピンドル・ロータースピンドルを製作。

1963 年 9 月 大手電子部品メーカーの治具・粉末成型金型・省力化設備を製作。

1970 年 9 月 資本金 600 万円で『株式会社 大成工作所』を設立。

大阪府交野市に土地 765.6 ㎡を買収し工場一部 2 階建一棟 396 ㎡を新築。

1975 年 8 月 現所在地に軽量スレート葺一棟 120 ㎡を新築。

冷凍食品のパック詰め加工を開始

1978 年 10 月 プリント基板の製作を開始

1980 年 8 月 電子部品実装機でプリント基板のインサート挿入を開始

1982 年 6 月 現所在地に 2 階建延べ 274 ㎡を増築。

1983 年 4 月 大手電子部品メーカーより『品質管理実施優良工場事業部賞』を受賞

1994 年 5 月 大手電子部品メーカーより『物作り優秀パートナー賞』を受賞

1996 年 3 月 資本金を 1,000 万円とする。

2003 年 10 月 KES・環境マネジメントシステム・スタンダード ステップ2認証を取得

2007 年 2 月 中小企業総合展 2007 in Kansai に、出展

2007 年 3 月 ISO14001(2004 年版) 認証取得

2007 年 5 月 微細精密加工技術展 2007 に、出展

2008 年 5 月 中小企業総合展 2008 in Kansai に、出展

2008 年 11 月 中小企業総合展 2008 in Tokyo に、出展

2009 年 3 月 当社規定の品質マネジメントシステムを構築

2009 年 7 月 難加工技術展 2009 に、出展

2009 年 12 月 燃料電池の総合イベント『FC FESTA 2009 in Osaka』に、出展する。

2010 年 5 月 中小企業総合展 2010 in Kansai に、出展する。

2010 年 12 月 三菱重工 小型精密加工機 『μV1』 を導入

撮像式工具測定システムでの加工境界面段差±2μ以下の微細高精度と高能率。

高性能ワイドレンジ主軸 (主軸回転速度 Max 40,000min-1)

2011 年 2 月 Nano tech2011 第 10 回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議に出展

2011 年 5 月 中小企業総合展 2011 in Kansai に、出展

2012 年 7 月 難加工技術展 2012 に、出展

2012 年 10 月 中小企業総合展 JISMEE2012 に、出展

2012 年 11 月 マイドームビジネスフェスタに、出展

4,これまでの事業展開

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2012 年 12 月 三菱電機 ワイヤー放電加工機 『MV1200R』を導入

高精度金型加工から部品加工までの幅広い用途に適応する。

(金型・部品加工の生産性・精度向上)

2013 年 1 月 ネプコン ジャパン2013

第 42 回 インターネプコン ジャパンに、出展 (中小機構ゾーン)

(エレクトロニクス製造・実装技術展)

2013 年 5 月 中小企業総合展 2013 in Kansai に、出展

2013 年 9 月 『大阪ものづくり優良企業賞 2013』受賞

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お客様のご要望

こそが、我々の

進化と成長とな

り得るのです。

大成工作所の3つの力

術力 p 15 参照

5,当社を支える知的資産

難削材・特殊鋼の高精度部品加工(精度5μm)から生産設備の装置組立まで、安

定した技術力と管理力で、ご満足頂ける要素技術を御提供いたします。

様々な業種のお客様から多用途、多品種にわたるご注文を頂いた実績から、お

客様からのニーズと、様々な材質・処理・加工方法のベストマ

ッチングを知り尽くしている事も大成工作所の強みの一つで

す。

要素技術の提供

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エアロラップ前 エアロラップ後

エンドミルなどの切削面が残る エンドミルなどの切削面がラップ面に

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大成工作所は、技術

力を提供するだけの

会社ではありません。

+

案力

提 これまでの多品種・多用途にわたる経験を応用して、お客様の新しいモノづくりにプラスになるようなアイデアや情報を QCDS(※)の視点から積極的に

提案してまいります。設計段階からご相談を受けることが多い「対話型企業」

として、大手部品メーカー様より高い評価を頂いております。技術力だけで

なく、お客様に有益な情報とアイデアを積極的に提供し、お客様のモノづく

りに貢献いたします。マッチングを知り尽くしている事も大成工

作所の強みの一つです。

技術力 アイデアと情報

ものづくりに貢献

多工程微細精密部品

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問題点の早期発見や

解決、コストパフォーマ

ンス・納期短縮。

束力 p 16 参照

管理力

技術力

提案力

最高のチームワーク

結 最高のチームワークで一丸となる

だからこそ、営業から製造まで、お客様のご要望をダイレクトにすべての社員が

把握し、遂行していきます。「技術力」「提案力」と『最高のチームワーク』から生ま

れた「管理力」で問題点の早期発見や解決、コストパフォーマンス・納期短縮な

ど、お客様のメリットを創出いたします。

お客様のメリットを創出

成形ツマミ(ボリュームのツマミ)の真空チャック

丸物の高精度加工部品加工プロセスは多工程にわたり、

共有した情報、報告、相談という連携プレーから誕生しま

す。チームプレーとなる社員のコミュニケーションが最も大

切なのです。

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提案力、情報力 p13参照

•図面、作業日報のファイリング管理。材料、加工方法、焼き入れ表面処理などの加工に関する技術情報が満載。ファイリング管理とデータベース管理双方でデータを蓄積し生産管理システムと連動

•豊かな技術な技術情報から大手企業様の試作、開発などの設計段階から相談を受け、多くの提案が採用されてきました。図面上でもお客様の有益な情報は積極的に提案します

• 図面以外の情報を読み取る力

材料取りからのものづくり

•5μm精度の焼き入れ部品やソリ歪精度10μm以下の部品などを製作する場合、材料の圧延方向を考え材料取りを行います。他社では通常6面加工をした材料を購入し(圧延方向が分からない)加工を行います。弊社は黒皮(材料素材)のまま購入し圧延方向を確認したのち、加工いたします。

•6面加工をした材料を購入する場合は圧延方向の指示を行います。また焼き入れ後の変形率

を考慮し加工をすることにより、焼き入れ後の加工を最小限にし納期短縮、コストの低減を可能にします(社内実績 納期50%短縮、価格40%削減) •)

技術水準 p17参照

•10μmまでのドリル切削加工を実現しました。通常Φ100μm(Φ0.1)の小径穴を空けることは容易でしたが、小径あな加工の自社研究によりΦ10μmのドリルなどの微細工具で加工することが可能になりました。また製造装置の部品が10μm以下の公差を有する微細精密部品の要求事項が増えてきました。弊社の技術力も追従し制作をおこなっております。

•嵌め合い公差に優れた軸と穴のμm技術。弊社では装置組み立てを行っているため、全社員が共通で理解しています。図面指示の表面処理から表面処理の膜厚をこうりょし加

工を行います。よって穴1つにしても5μmの精度が必要になります。

技術力と人財

① 技術力

多品種少量生産体制 金属は生きている

お客様の注文、要望に応じて精度 5μmまでの精度部品加工から生産設

備組立まで 1個 or 1台から制作いたします。

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お客様要望

•現状納期1ヶ月を2週間で製作

•部品精度:平面・平行・直角度10μm

現状

•材質:SCM440

•処理:焼入れ(HRC50以上)

提案

• 材質:S45Cに変更

•処理:タフトライドに変更

提案力、情報力例

材質・表面処理変更により利便性と納期短縮

焼入れ処理の変更を提案

自動車部品のトルクコンバータ試作・開発で製作するための治具

上下プレステンパー治具

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技術水準例

Φ10μmまでのドリル切削加工を実現

【φ10μm ドリルで加工】

マイクロスコープによる拡大

材質 : A7075

深さ : 0.09

【その他加工実績】

工具径:φ30・φ50μm ドリル

材質 :A7075・NAK55など

ドリル加工では、現在Φ50・Φ30・Φ10μmの

加工を行っています。加工深さは、 工具径の

10倍までです。(Φ30μmなら加工深さ最大0.3㎜です)

Φ10μm

機械設備:三菱重工μV1

Φ30μm~Φ50μmのドリル加工例

人の和

信頼

協調

勉学

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顧客の要望にベストを尽くす

• 「無理です」「できません」を言わない!!

• 「頑張って○○日や、精度的に○○になります」等

「何とかやってみます」の精神

• 幅広い加工ノウハウとチャレンジする風土

管理力とチームワーク

• 「スピーディー」「短納期化」に対応

• 継続的な改善が可能

②人材、教育

最高のチームワーク

①全社員正確なコミュニケーション

②報(報告)・連(連絡)・相(相談)の徹底

全社員の信頼関係・連携プレーが生まれ「微細精密部品・多工程の複合精密部品」が

製作できます。

協力会社(ネットワーク)、お客様も含めたチームワークが私たちの何よりのチカラです

顧客第一主義

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職場のコミュニケーション

弊社は工程間の連携、チームワークを重要視し、そのためのミーティン

グ、工程進捗管理をおこなっています。

みんなの手から一つの部品が大成工作所のモットーです!

1 工程間の連携による段取り時間の短縮

①工程ごとに工

程内検査まで完

結させる。

②次工程の連

絡は図面に記

入する。

③工程間の受

渡し納期や現状

の加工状態など

作業者間の報・

連・相の徹底

上記①~③によ

り作業者が先読

みし、段取り時

間の短縮、加工

方法の検討がで

き作業効率があ

がる。

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2 3S活動による作業性の効率

3S活動をすることで、全社員の情報の共有化をはかり、安全な職場・快

適な職場・能率的な職場をつくっています。

測定具・工具・治具など定位置

管理し全社員が情報の共有化

を行う。

また、現在使用している作業者を

明確にする。

機械ごとに作業台を設置。

いろいろな作業者が使用するため

工具・測定具を定位置管理する。

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3進捗管理表ボードの説明

毎週月曜日に全体ミーティングを行い全社員で

情報の共有化をはかり全員で納期管理を行う。

生産進捗ボードを見れば全社員が進捗状況 な

どがわかり納期遅れや問題点の早期発見にな

る。

・社内工事ごとに工事番号をつけ図面枚数管理を行う。

・工事番号ごとに進捗状況がわかる。

・社内加工納期は処理工数・組立工数を考慮しています。

・図面の加工が完了すれば図面残枚数を作業者が減らす。

・出荷待ち工事番号納品完了の工事番号はラ

ベルを取る。

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通常の工程 6面加工→フライス→研磨→マシニング→表面加工→完成

工数は掛るが空き設備により加工 6面加工→フライス→研磨→ワイヤー加工→NCフライス→表面加工→完成

数値で捉える

4作業者から技能者へ技術力と経営感覚を兼ねそろえた

“マネージメントエンジニア”の育成

多能工育成

弊社の多品種小ロットを支えるのは個々の技能です。作業者の強み、弱みを把握し

個性にあった教育、指導を行っています。同一品種大量生産作業とは異なり、作業者

が図面を読み取りお客様の要望に沿った製品づくりを行う必要があります。そのため

に一作業者で終わるのではなく、個々が考え行動し、アイデアを生み出しながら日々

技能を高めています。

さらに一人の作業者が 2台、3台と設備を動かすことができるように教育しています。

作業者が複数設備を稼働することで作業負担が少ない時は別の作業も同時に行い、

短納期化も可能にします。

(例)

作業者 A:フライス・平面研磨・円筒研磨

作業者 B:組立・ワイヤー・平面研磨・円筒研磨・溶接・フライス

作業者 C:マシニング・フライス・NCフライス・組立

作業者 D:ワイヤー・フライス・NC旋盤

作業者 E:NC旋盤・溶接・旋盤・円筒研磨 等

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高性能工作機

汎用機技術

短納期化、コスト低減

5高技術者汎用旋盤工の育成

NC旋盤が主流の現在でも汎用旋盤でしかできない物もあり、汎用旋盤

の需要はまだまだあります。弊社は汎用旋盤技術者の育成にも力を入れ

ています。

弊社でも新しい高性能の機械を導入し製造を行っております。しかし、汎

用機を使い人の手作業で行うことの方が早く完了する作業もあります。

高性能機と長年の経験に基づく技術との共存が、より短納期化、

コスト軽減を可能にしています。

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経営理念の実践

技術の継承

失敗からの学び

人とのつながり

風通しの良い職場

社員の評価と技術継承

あいさつと職場の雰囲気づくり

あいさつ、人との接し方に気を配ることは基本的なことですが、非常に重要なことで

す。お互いに声を掛け合い、風通しの良い職場をつくることが、働きやすく、お客様に

も好かれる会社であり続けるために必要なことであると考えます。

失敗は次へのステップです

人はミスをして育ちます。不良の低減はプロとして求められることですが、それを元

に個々が原因を考え、手法を修正し技術を獲得します

技術の継承

弊社では技術継承も評価の対象にしています。言葉で技術を説明する事が難しい

ため、盗んで獲得するということも仕事を覚える上で確かに重要なことではあります。し

かし、それだけでは次の世代の育成に非常に時間がかかります。環境と求められる技

術の変化が激しい現在では、より速やかに技術の継承する必要があり、ベテラン社員

が次の世代に技術を伝えることを重要視し、評価の対象にしています。

今では社員同士自然と教え合う仕組みができあがっています。

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社会文化への貢献

技術の向上

新分野(医療、図面・設計等)

海外への進出

顧客の拡大、繋がり

新しい分野への進出と新規顧客獲得のために

技術の進歩、環境の変化に合わせ多品種小生産を軸にこれからも弊社

の技術をより高精度にし、日々研鑽を重ねていくことは変わりません。

それとともに展示会や勉強会にも積極的に参加し、新しい分野そして海

外への進出も視野に入れ、新規のお客様との繋がりを大事にし、ものづく

りへの貢献を続けたいと思います。

5,これからの事業展開

新しいモノづくりへの挑戦

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会社概要

株式会社 大成工作所

〒576-0054 大阪府交野市幾野6丁目26番4号

電話 072-891-4800

FAX 072-891-7911

資本金 1000万円

設立 1970年 9月

創業 1950年 5月

代表取締役 岩倉 由浩

会社概要

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《あとがきシート》

1)知的資産経営とは

知的資産経営とは、従来バランスシートに記載されている資産以外の無形の資産であり、組織に

おける競争力の源泉である人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランドなど)、組織力、経営理念、

顧客とのネットワークなど、財務諸表には表れてこない、目に見えにくい経営資源の総称を意味し

ます。よって、「知的資産経営報告書」とは、目に見えにくい経営資源、即ち非財務情報を、債権

者、株主、顧客、従業員といったステークホルダー(利害関係者)に対し、「知的資産」を活用した

企業価値向上に向けた活動(価値創造戦略)として目に見える形でわかりやすく伝え、企業の将来

性に関する認識の共有化を測ることを目的に作成する書類です。経済産業省から平成17年10月

に「知的資産経営の開示ガイドライン」が公表されており、本報告書は原則としてこれに準拠してい

ます。

2)注意事項

本知的資産経営報告書に掲載しました将来の経営戦略及び事業計画ならびに付帯する事業見

込みなどは、全て現在入手可能な情報をもとに、当社の判断にて掲載しています。

そのため、将来にわたり当社の取り巻く経営環境(内部環境及び外部環境)の変化によって、これ

らの記載内容などを変更すべき必要が生じることもあり、その際には本報告書の内容が将来実施

又は実現する内容と異なる可能性もあります。よって、本報告書に掲載した内容や数値などを、当

社が将来に亘って保証するものではないことを、十分にご了承願います。

3)問い合わせ先

□商 号: 株式会社 大成工作所

□住 所: 交野市幾野 6丁目 26番 4号

□電 話 番 号: 072-891-4800

□担 当 者 名: 岩倉 由浩

□メールアドレス: [email protected]

知的資産経営報告書とは