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No. K1L-Z-12412D (1/19) PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev PowerAct Pro Ver4.x (スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.xインストールガイド オムロン株式会社 電子機器事業本部

(スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4...vMA のIP アドレスはvSphere Client で、vi-admin 又はroot でログインした状態で"ifconfig"とコマンドを

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No. K1L-Z-12412D (1/19)

PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

PowerAct Pro Ver4.x

(スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x)

インストールガイド

オムロン株式会社

電子機器事業本部

No. K1L-Z-12412D (2/19)

PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

【目次】

1. PowerAct Pro (スレーブエージェント for VMware)の動作環境 3

2. UPS とコンピュータを接続する 4

3. インストール操作 7

4. アンインストール 18

5. コンピュータの BIOS 設定 19

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PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

1. PowerAct Pro (スレーブエージェント for VMware) の動作環境

1.1 VMware Ver 5.x

対応コンピュータ DOS/V 機、および NEC 製 PC98-NX シリーズ機 (NEC 製 PC9801,9821 シリーズではご使用になれません。) (Apple 製 Macintosh およびその互換機ではご使用になれません。)

対応 OS と

対応プラットフォーム VMware ESXi Ver.5.5 x86,AMD64,EM64T

VMware ESXi Ver.5.1 x86,AMD64,EM64T

VMware ESXi Ver.5.0 x86,AMD64,EM64T

RAM 512MB 以上(1GB 以上推奨)

ハードディスク容量 100MB 以上

・Vmware Ver.5.x の場合は、PowerAct Pro Slave Agent for VMware Ver.4.3x をご使用ください。

・PowerAct Pro Slave Agent for VMware Ver.4.3x は vMA にインストールしてご使用ください。

1.2 VMware Ver.4.x / 3.x

対応コンピュータ DOS/V 機、および NEC 製 PC98-NX シリーズ機

(NEC 製 PC9801,9821 シリーズではご使用になれません。) (Apple 製 Macintosh およびその互換機ではご使用になれません。)

対応 OS と

対応プラットフォーム VMware ESXi Ver.4.0 x86,AMD64,EM64T

VMware vSphere 4.0 x86,AMD64,EM64T

VMware ESXi Ver.3.5 x86,AMD64,EM64T

VMware ESX Ver.3.5 x86,AMD64,EM64T

RAM 512MB 以上(1GB 以上推奨)

ハードディスク容量 100MB 以上

・Vmware Ver.4.x / 3.x の場合は、PowerAct Pro Slave Agent for VMware Ver.4.2 をご使用ください。

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PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

2. UPSとコンピュータを接続する 「PowerAct Pro スレーブエージェント」は、①「PowerAct Pro マスターエージェント」がインストールされたコンピュー

タがネットワーク上に存在する時、もしくは②SNMP/Web カード(SC20G)が装着されたUPSがネットワーク上に存

在する時、ネットワーク経由でコンピュータを自動シャットダウンさせるためのソフトウェアです。

各構成例を参考に、UPSとコンピュータを接続してください。

①「PowerAct Pro マスターエージェント」がインストールされたコンピュータがネットワーク上に存在する時

UPS と専用ケーブル(RS-232C/USB)で直接接続されているコンピュータには「PowerAct Pro マスターエージェント」

を、それ以外のコンピュータには「PowerAct Pro スレーブエージェント」をインストールします。

※本インストールガイドはスレーブエージェント用です。マスターエージェントのインストール方法については別紙の

インストールガイドを参照ください。

※コンピュータと UPS の接続には RS232C と USB のどちらか一方のみを使用してください。また各コンピュータは

同一セグメント上のネットワークに接続して下さい。もし、同一セグメントでネットワーク接続できない場合はコンピ

ュータにネットワークインターフェースカードを追加するなどして LAN ポートを増設し、同一セグメントに属するよう

設定して下さい。

②SNMP/Web カード(SC20G)が装着されたUPSがネットワーク上に存在する時

シャットダウンさせたいコンピュータに「PowerAct Pro スレーブエージェント」をインストールします。

※もし、同一セグメントでネットワーク接続できない場合はコンピュータにネットワークインターフェースカードを追加

するなどして LAN ポートを増設し、同一セグメントに属するよう設定して下さい。

サーバ1

SC20G

UPS

“スレーブエージェント”をインストール

サーバ2

サーバ3

“スレーブエージェント”をインストール “スレーブエージェント”をインストール

シャットダウン指令

“マスターエージェント”をインストール

“スレーブエージェント”をインストール “スレーブエージェント”をインストール

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PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

[参考1]マスターエージェント と スレーブエージェントについて ●マスターエージェント

UPS を、RS232C または USB にて直接制御するサーバ・パソコンにインストールします。

UPS の監視/制御、LAN上につながるサーバ・パソコンの起動/停止を一元的に管理。

UPSに実装して使用する「SC20G」も、UPSを直接制御するため、マスターエージェントとして機能します。

●スレーブエージェント

マスターエージェントからの指令に基づき、サーバ・パソコンをシャットダウンします。UPS の制御は行いませ

ん。

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PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

[参考2]システム構成について

1) Vmware Ver.5.x の場合 vMA にスレーブエージェントをインストールしてください。ゲスト OS にはインストールは不要です。ゲスト OS は

ESXi の設定に従い、シャットダウンや再起動を自動的に行います。

マスターエージェントには対応しておりません。マスターエージェントとして SC20G が必要です。

2) Vmware Ver.4.x / 3.x の場合 仮想OSの場合は、ホスト側にPowerAct Proをインストールしてください。ゲストOS側にはインストールは不要で

す。ゲスト OS はホスト経由で自動的に“保存”状態(休止状態)でシャットダウンされます。再起動時は、シャットダ

ウンする前の状態で、各ゲスト OS が起動されます。

マスターエージェントには対応しておりません。マスターエージェントとして SC20G が必要です。

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3. インストール操作 3.1 VMware Ver.5.x の場合

最初にインストール時の注意点を確認してください。

1. 本ソフトウェアをインストールするためには、CD-ROM ドライブが必要です。

2. 本ソフトウェアは、オムロン製 UPS およびオムロン製 OEM 供給品の UPS 以外では使用できません。

3. 本ソフトウェアは vMAにインストールします。本ソフトウェアのインストール前に、vMAのインストールを

行ってください。

4. ESXi および vMA は、vSphere Client を使用して操作します。vSphere Client から ESXi と vMA に接続

できる環境を構築してください。

5. ESXi、vMA、vSphere Client は、それぞれ同じバージョンのものをご使用ください。

(ESXi が Ver.5.5 の場合は、vMA と vSphere Client も Ver.5.5 をご使用ください)

6. ESXiの無償版では本ソフトウェアを使用できません。有償版でご使用いただくか、60日間の評価版で

お試しください。

《PowerAct Pro スレーブエージェントのインストール》

※PowerAct Pro マスターエージェントを併用される場合は、マスターエージェント用のコンピュータに先にインストー

ルしてから、スレーブエージェント用のコンピュータにインストールしてください。

■ インストールファイルのコピー

1. 同梱の CD-ROM の

「/software/PowerAct_Pro/VMware/Slave/Ver441/Program

ディレクトリ内のファイルを、ネットワーク経由で vMA に転送します。

例として、SCP を使用して転送する場合について以下に説明します。

(転送元は Windows パソコン、SCP のツールとして WinSCP を使用することとします)

①WinSCP を起動します。

②[ファイルプロトコル]で[SCP]を選択します。

③ホスト名に vMA の IP アドレスを入力します。

※vMA の IP アドレスは vSphere Client で、vi-admin 又は root でログインした状態で"ifconfig"とコマンドを

実行し、表示される「eth0」の「inet addr:」の[xxx.xxx.xxx.xxx]形式の数字です。

④[ユーザ名]に"vi-admin"と入力します。

※root ではアクセスを拒否されます。

⑤[パスワード]に vi-admin のパスワードを入力します。

⑥ログインボタンを押下します。

⑦[認証バナー]ダイアログが表示されたら、[続ける]ボタンを押下します。

⑧vMA に接続されて画面が表示されるので、

画面右の「/home/vi-admin」へスレーブエージェントのインストールファイルをドラッグ&ドロップします。

⑨[コピー]ダイアログが表示されるので、デフォルトのまま[コピー]ボタンを押下します。

2. vMA にログインしてプログラムが格納されたディレクトリ(1 項でのコピー先)へ移動します。

3. コピーしたファイルが圧縮ファイルである場合は解凍した上で、ファイルの権限を以下のコマンドを実行して

変更します。

chmod 777 *

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■インストールの実行

4. vMA にログインして次のコマンドを入力してください。

#./install.sh

5. コマンド実行後、ソフトウェア使用許諾書が表示されますので、内容をお読みください。ご同意いただける場

合は、[Y]キーを押してインストール行ってください。ご同意いただけない場合は、[N]キーを押してインスト

ールを中止してください。

7. 「Plese input ESXi host IP:」と表示されたらホストの ESXi の IP アドレスを入力し、Enter キーを押下します。

※vMA の IP アドレスと間違えないようにしてください。

8. 「Plese input ESXi User name:」と表示されたら"root"と入力します。

9. 「Plese input ESXi User Password:」と表示されたら ESXi の"root"のパスワードを入力します。

※vMA の root のパスワードと間違えないようにしてください。

10. 「Do you agree this infomation?:」と表示されたら、"y"を入力し、Enter キーを押下します。

11. 自動的にインストールを実行し、完了後に次のような英語メッセージで表示されますので、Enter キーを押し

てください。

PowerAct Pro Slave Agent program has been installed completely.

Please run below command and setup the shutdown parameters of slave agent to meet your system.

12. インストール完了後、スレーブエージェントの環境設定を行い、マスターエージェントとの接続の操作を行な

ってください。(→13 項へ進んでください)

■スレーブエージェントの環境設定手順

13. 以下の通り入力して、エージェントを起動してください。

#/bootbank/PowerActPro/SlaveAgent/slaveconfig.sh

14. メッセージに従って、SNMP/Web カードの IP アドレス、冗長電源の有無、待機時間(シャットダウンコマンド

受信後、シャットダウン動作を開始するまでの時間)等を入力してください。

15. Master Agent(マスターエージェント)

このスレーブエージェントを管理するマスターエージェントの種別を選択してください。「1. PA Pro (PowerAct

Pro)」、「3. SC20G (SNMP Web カード SC20G)」「4. SC20G (SNMP Web カード SC20G2)」の中から選択できま

す。

例:SC20G2 の場合、「4」を入力。

********************************************************************************

Master Agent

********************************************************************************

1. PA Pro

2. SC20

3. SC20G

4. SC20G2

Select Number -> 4

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16. Redundant Power Supply Setting(冗長電源機能) 冗長電源機能の有無を選択します。例:冗長電源機能がある場合、「1」を入力。

********************************************************************************

Redundant Power Supply Setting

********************************************************************************

1. Enable

2. Disable

Select Number -> 1

17. edundant Power Supply Mode(冗長電源構成)

冗長電源機能を「Enable」にしたときの、冗長電源の基数を選択します。2 基であれば「1+1」を、3 基以上の場

合「N+1」を選択してください。例:3 基以上なので「2」を入力。

********************************************************************************

Redundant Power Supply mode

********************************************************************************

1. 1+1

2. N+1

Select Number -> 2

18. The Total of Power Supply Units in the Computer(コンピュータに搭載されている電源ユニット数)

冗長電源構成が「N+1」であるときの、冗長電源の具体的な基数を入力します。最大 8 基まで指定できます。

例:3 基なので「3」を入力。

********************************************************************************

The Total of Power Supply Units in the Computer

********************************************************************************

* The range is from 2 to 8

Input Value: 3

19. IP Address of Master Agent(マスターエージェント IP アドレス) マスターエージェントの IP アドレスの指定方法と、必要によって IP アドレスを入力します。

例:手動で指定する場合は「2」を入力した後、マスターエージェントの IP「192.168.2.150」(デフォルトの場合)を入力。

********************************************************************************

IP Address of Master Agent

********************************************************************************

1. End

2. Add a New IP Manually

3. Add a New IP Manually From Net Search

Select Number -> 2

Please Input the IP: 192.168.2.150

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20. Popup Message(ポップアップメッセージ) ポップアップメッセージ表示の有無を選択します。例:ポップアップメッセージ表示させたい場合、「1」を入力。

********************************************************************************

Popup Message

********************************************************************************

1. Enable

2. Disable

Select Number -> 1

21. Select UPS Outlet(UPS 出力コンセント選択)

スレーブエージェントコンピュータの AC 電源ケーブルが接続されている UPS の出力コンセントを選択してください。

例:出力コンセント A の場合、「1」を入力。

※出力コンセント制御をサポートしていない UPS をご使用する場合は、この機能は設定できません。

出力コンセント制御機能付き UPS:

BN-T シリーズ、BN-Sシリーズ、BN-R シリーズ、BN-XR シリーズ、BU-RW シリーズ、BU-2SW シリーズ

******************************************************************************

Select UPS Outlet

********************************************************************************

192.168.2.150

1. Outlet A(no Control)

2. Outlet B

3. Outlet C

Select Number -> 1

22. Computer Name(コンピュータ名)

シャットダウン動作のネットワーク上で、このコンピュータを識別するための名前を任意の文字列で入力してく

ださい。例:「Computer1」と入力

********************************************************************************

Computer name

********************************************************************************

Input Value: Computer1

23. Shutdown Delay Time(シャットダウン開始遅延)

複数台のコンピュータがある場合、他のコンピュータとシャットダウン開始のタイミングを遅らせたい場合に設定します。

60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で選択できます。 (デフォルトは 0 秒) 例:120 秒設定したいので、「120」を入力。

********************************************************************************

Shutdown Start Delay Tiem(Sec.)

********************************************************************************

* The range of Shutdown start delay time is from 0 Sec to 600 Sec

* The step between "0 Sec to 600 Sec" is "60 Sec".

Input Value: 120

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24. Run External Command Time(外部コマンド実行時間)

外部コマンドの実行に必要な時間を設定します。60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で設定できます。 なお、この時間が経過

するまでは、シャットダウン動作を一時停止します。例:120 秒設定したいので、「120」を入力。

※ゲスト OS のシャットダウンにかかる時間を設定してください。(設定範囲 60~600 秒)

※上記の「シャットダウン開始遅延」と「外部コマンド実行時間」の合計が「UPS 停止までの待ち時間」よりも大きくならない

よう設定してください)

********************************************************************************

Run External Command Time(Sec.)

********************************************************************************

* The range of Ext cmd run time is from 0 Sec to 600 Sec.

* The step between "0 Sec to 600 Sec" is "60 Sec".

Input Value: 120

25. Run External Command(外部コマンドライン) 外部コマンドラインを指定します。外部コマンドを格納しているディレクトリへのパスも含めて記述してください。

********************************************************************************

Run External Command

********************************************************************************

Input a executable file: shutdown.txt

26. Shutdown Need Time(シャットダウンに必要な時間)

OS のシャットダウンに必要な時間を設定します。60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で設定できます。 例:240 秒設定したいので、「120」を入力。

********************************************************************************

Shutdown Need Time(Sec.)

********************************************************************************

* The range of Shutdown need time is from 0 Sec to 600 Sec.

* The step between "0 Sec to 600 Sec" is "60 Sec".

Input Value: 240

27. Select Shutdown Mode(シャットダウンモード)

シャットダウンモードを選択します。「Shutdown」のみ選択できます。

********************************************************************************

Select Shutdown Mode

********************************************************************************

1. Shutdown

Select Number -> 1

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28. Select Virtual Server Shutdown Mode(仮想サーバ終了モード)

仮想サーバのシャットダウンに関する設定方法を選択します。

システムと PowerAct Pro のどちらの設定により終了するかを選択します。

例:PowerAct Pro の設定で終了したいので、「2」を入力。

********************************************************************************

Select Virtual Server Shutdown Mode

********************************************************************************

1. Shutdown by System

2. Shutdown by PowerAct Pro

Select Number -> 2

29. Select Guest OS Shutdown Mode(ゲスト OS 終了モード)

ゲスト OS をシャットダウンと休止状態のどちらで終了するか選択します。

(仮想サーバ終了モードで 2 を選択した場合のみ設定が必要です) 例:シャットダウンで終了したいので、「1」を入力。

********************************************************************************

Select Guest OS Shutdown Mode

********************************************************************************

1. Shutdown

2. Hibernate

Select Number -> 1

以上で、スレーブエージェントの環境設定は終了です。

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3.2 VMware Ver.4.x / 3.x の場合

最初にインストール時の注意点を確認してください。

1. 本ソフトウェアは、オムロン製 UPS およびオムロン製 OEM 供給品の UPS 以外では使用できません。

2. ESXi 3.5 は、事前に SSH 機能を使用して接続できるよう、設定してください。

《PowerAct Pro スレーブエージェントのインストール》

※PowerAct Pro マスターエージェントを併用される場合は、マスターエージェント用のコンピュータに先にインストー

ルしてから、スレーブエージェント用のコンピュータにインストールしてください。

※VMware Ver.4.x /3.x 用の PowerAct Pro スレーブエージェントは UPS に同梱の CD-ROM には収録されておりま

せん。当社ホームページよりダウンロードしてご使用ください。

URL: http://www.omron.co.jp/ese/ups/support/download/soft/poweractpro/poweractpro_slave.html

VMware Ver.4.x の場合は PowerAct Proスレーブエージェント Ver.4.2 を、VMware Ver.3.x の場合は PowerAct Pro

スレーブエージェント Ver.4.1 をご使用ください。

※PowerAct Pro スレーブエージェント Ver.4.2 および Ver.4.1 では、マスターエージェントとして SC20G2 を選択できま

せん。

■インストールの実行

3. ホストもしくはリモートログイン可能なコンソール端末画面から次のコマンドを入力してください。

#./install.sh

※VMware ESX に PowerActPro スレーブエージェントをインストールする時、自動的に次のネットワークポ

ートをオープンします。

・UDP:69、200、4114、4117

・TCP:4112、4626

4. コマンド実行後、ソフトウェア使用許諾書が表示されますので、内容をお読みください。ご同意いただける場

合は、[Y]キーを押してインストール行ってください。ご同意いただけない場合は、[N]キーを押してインストー

ルを中止してください。

5. [Y]キーを押した場合は、自動的にインストールを実行し、完了後に次のような英語メッセージで表示されま

すので、Enter キーを押してください。

PowerAct Pro Slave Agent program has been installed completely.

Please run below command and setup the shutdown parameters of slave agent to meet your system.

6. インストール完了後、スレーブエージェントの環境設定を行い、マスターエージェントとの接続の操作を行なっ

てください。

■スレーブエージェントの環境設定手順

7. 以下の通り入力して、エージェントを起動してください。

・VMware ESX の場合: #/usr/lib/PowerActPro/SlaveAgent/slaveconfi g.sh

・VMware ESXi の場合: #/bootbank/PowerActPro/SlaveAgent/slaveconfi g.sh

8. メッセージに従って、SNMP/Web カードの IP アドレス、冗長電源の有無、待機時間(シャットダウンコマンド

受信後、シャットダウン動作を開始するまでの時間)等を入力してください。

9. Master Agent(マスターエージェント)

このスレーブエージェントを管理するマスターエージェントの種別を選択してください。「1. PA Pro (PowerAct

Pro)」、「3. SC20G (SNMP Web カード SC20G)」の中から選択できます。例:SC20G の場合、「3」を入力。

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10. Redundant Power Supply Setting(冗長電源機能) 冗長電源機能の有無を選択します。例:冗長電源機能がある場合、「1」を入力。

11. Redundant Power Supply Mode(冗長電源構成)

冗長電源機能を「Enable」にしたときの、冗長電源の基数を選択します。2 基であれば「1+1」を、3 基以上の場

合「N+1」を選択してください。例:3 基以上なので「2」を入力。

12. The Total of Power Supply Units in the Computer(コンピュータに搭載されている電源ユニット数)

冗長電源構成が「N+1」であるときの、冗長電源の具体的な基数を入力します。最大 8 基まで指定できます。

例:3 基なので「3」を入力。

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13. IP Address of Master Agent(マスターエージェント IP アドレス) マスターエージェントの IP アドレスの指定方法と、必要によって IP アドレスを入力します。

例:手動で指定する場合は「2」を入力した後、マスターエージェントの IP「192.168.2.150」(デフォルトの場合)を入力。

14. Popup Message(ポップアップメッセージ) ポップアップメッセージ表示の有無を選択します。例:ポップアップメッセージ表示させたい場合、「1」を入力。

15. Select UPS Outlet(UPS 出力コンセント選択)

スレーブエージェントコンピュータの AC 電源ケーブルが接続されている UPS の出力コンセントを選択してください。

例:出力コンセント A の場合、「1」を入力。

※出力コンセント制御をサポートしていない UPS をご使用する場合は、この機能は設定できません。

出力コンセント制御機能付き UPS:BN200S/BN300S/BN100XR/BN150XR/BN240XR/

BU75RW/BU100RW/BU200RW/BU300RW

16. Computer Name(コンピュータ名)

シャットダウン動作のネットワーク上で、このコンピュータを識別するための名前を任意の文字列で入力してく

ださい。例:「Computer1」と入力

No. K1L-Z-12412D (16/19)

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17. Shutdown Delay Time(シャットダウン開始遅延)

複数台のコンピュータがある場合、他のコンピュータとシャットダウン開始のタイミングを遅らせたい場合に設定します。

60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で選択できます。 (デフォルトは 0 秒) 例:120 秒設定したいので、「120」を入力。

18. Run External Command Time(外部コマンド実行時間)

外部コマンドの実行に必要な時間を設定します。60 秒間隔で 0~600 秒の範囲で設定できます。 なお、この時間が経過

するまでは、シャットダウン動作を一時停止します。例:120 秒設定したいので、「120」を入力。

※ゲスト OS のシャットダウンにかかる時間を設定してください。(設定範囲 60~600 秒)

※上記の「シャットダウン開始遅延」と「外部コマンド実行時間」の合計が「UPS 停止までの待ち時間」よりも大きくならない

よう設定してください)

19. Run External Command(外部コマンドライン) 外部コマンドラインを指定します。外部コマンドを格納しているディレクトリへのパスも含めて記述してください。

20. Select Shutdown Mode(シャットダウンモード) シャットダウンモードを選択します。「Shutdown」のみ選択できます。例:シャットダウンを選択、「1」を入力。

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21. Select Virtual Server Shutdown Mode(仮想サーバ終了モード)

システムと PowerAct Pro のどちらの設定により終了するかを選択します。

********************************************************************************

Select Virtual Server Shutdown Mode

********************************************************************************

1. Shutdown by System

2. Shutdown by PowerAct Pro

Select Number -> 2

22. Select Guest OS Shutdown Mode(ゲスト OS 終了モード)

ゲスト OS をシャットダウンと休止状態のどちらで終了するか選択します。

(仮想サーバ終了モードで 2 を選択した場合のみ設定が必要です)

********************************************************************************

Select Guest OS Shutdown Mode

********************************************************************************

1. Shutdown

2. Hibernate

Select Number -> 1

これで設定は終了です。

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4. アンインストール操作 4.1 VMware Ver.5.x の場合

1. root 権限のあるユーザ名で vMA にログインします。

2. cd コマンドで、インストール時にコピーした任意のディレクトリ(“3.1 インストール操作 1 項”参照) へ移動しま

す。

3. ls コマンドで、フォルダを確認してください。

4. 下記コマンドで、アンインストールを実行します。(→5 項に進む)

#./uninstall.sh

■アンインストール実行

5. 本当にアンインストールを実行するかを確認します。アンインストールを行う場合は、“y”と入力してエンターキー

を押し、アンインストールを継続してください。行わない場合は、“n”と入力してアンインストールを中止してくださ

い。

6. 管理者権限でのコマンドの実行を確認します。問題がなければ、“y”と入力してエンターキーを押し、アンインスト

ールを継続してください。

7. 処理が完了すれば、アンインストールは完了です。

4.2 VMware Ver.4.x / 3.x の場合

1. root 権限のあるユーザ名で VMware ESXi にログインします。

2. cd コマンドで、インストール時にコピーした任意のディレクトリ(“3.2 .インストール操作 1 項”参照) へ移動しま

す。

3. ls コマンドで、フォルダを確認してください。

4. 下記コマンドで、アンインストールを実行します。(→5 項に進む)

#./uninstall.sh

■アンインストール実行

5. 本当にアンインストールを実行するかを確認します。アンインストールを行う場合は、“y”と入力してエンターキー

を押し、アンインストールを継続してください。行わない場合は、“n”と入力してアンインストールを中止してくださ

い。

6. 管理者権限でのコマンドの実行を確認します。問題がなければ、“y”と入力してエンターキーを押し、アンインスト

ールを継続してください。

7. 処理が完了すれば、アンインストールは完了です。

※エージェント実行中はインストールは実行できません。エージェントを停止してからアンインストールを実行してくだ

さい。

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PowerAct Pro Ver 4.x インストールガイド スレーブエージェント for VMware ESXi 5.x / 4.x Rev D

5. コンピュータのBIOS設定 AC入力電源が回復した時、コンピュータを自動起動させるためにはBIOSの設定を確認する必要があります。

各メーカについて、BIOS 設定を紹介します。

●NEC(Express5800)

[Boot]-[After Power Failure] →[Power On]に設定する。

●HP(ProLiant DL145)

[Power]-[After Power Failure] →[Power On]に設定する。

●HP(ProLiant DL DL360G6)

[サーバアベイラビリティ]-[自動パワーオン] →[有効]に設定する。

●富士通(PRIMERGY RX100 S5)

[Power]-[Power Failure Recovery] →[Always On]に設定する。

●日立(HA8000)

BIOS セットアップメニューの設定において「AC 入力でシステム装置を起動させる」の設定にする。