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Lab Manager のインストールお よびアップグレード ガイド vCenter Lab Manager 4.0 JA-000174-00

Lab Manager のインストールお よびアップグレード ガイド · VMware, Inc. 3 目次 本書について 5 1 Lab Manager およびそのインストール プロセスの概要7

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Page 1: Lab Manager のインストールお よびアップグレード ガイド · VMware, Inc. 3 目次 本書について 5 1 Lab Manager およびそのインストール プロセスの概要7

Lab Manager のインストールおよびアップグレード ガイド

vCenter Lab Manager 4.0

JA-000174-00

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ヴイエムウェア株式会社〒 105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5浜松町スクエア 13Fwww.vmware.com/jp

2 VMware, Inc.

Lab Manager のインス トールおよびアップグレード ガイ ド

最新版のテクニカル ドキュ メン トは、 次の VMware Web サイ トで入手できます。

http://www.vmware.com/jp/support

VMware Web サイ トでは、 最新の製品アップデート も提供されています。

このドキュメン トに関するコ メン トがございましたら、 次のメール アドレスまでフ ィードバックをお寄せください。

[email protected]

© 2006-2009 VMware, Inc. All rights reserved. この製品は、 米国および国際的な著作権法および知的財産法によって保護されています。VMware 製品は、 http://www.vmware.com/go/patents-jp に記載されている 1 つまたは複数の特許により

保護されています。

VMware、 VMware ロゴ、 Virtual SMP、 および VMotion は、 米国およびその他の地域における VMware, Inc. の登録商標

または商標です。 Microsoft は、 米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標です。 他のすべての名称ならびに製品についての商標は、 それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Lab Manager は、 サードパーティ製品の AxpDataGrid と一緒に配布されます。 AxpDataGrid の著作権は、 ノルウェーのオスロに拠点を置く Axezz (http://www.axezz.com/axpdatagrid) に帰属します。

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VMware, Inc. 3

目次

本書について 5

1 Lab Manager およびそのインス トール プロセスの概要 7Lab Manager のコンポーネン ト 7Lab Manager インス トールプロセスの概要 8

2 インス トールの要件と推奨事項 9vSphere 4.0 の要件と推奨事項 9

ESX/ESXi Server の推奨事項 10vCenter Server の推奨事項 11

データス ト アの要件と推奨事項 11Lab Manager サーバの要件と推奨事項 11

オペレーティング システムとフレームワーク 11CPU 速度 12プロセッサ 12ハードディ スク 12メモ リ 12ネッ ト ワーク 12CD または DVD ド ラ イブ 12システムクロ ッ ク 12Lab Manager サーバの推奨事項 13Lab Manager サーバへの IIS のインス トール 13.NET Framework の既存インス トールのバージ ョ ンの確認 13Lab Manager サーバへの .NET Framework のインス トール 13

Lab Manager から vCenter Server に接続するための認証情報要件 14Web コンソールのアクセス要件 15

Internet Explorer のオプシ ョ ンの設定 16ネッ ト ワーク要件 16

ルーティングの構成 16ド メ インと権限の構成 17ファ イアウォールの設定の構成 17インス トールのためのネッ ト ワーク情報の収集 17

仮想マシンの IP アドレス 18セキュ リティの要件と推奨事項 18

Windows セキュ リティポ リ シーの設定 18カスタム SSL 証明書の生成 19

3 Lab Manager のインス トール 21Lab Manager サーバソフ ト ウェアのインス トール 21Lab Manager の初期化と構成 22

Lab Manager のシステム名の選択 23固定 IP と DHCP ネッ ト ワーク 24

パスワード暗号化鍵のバッ クアップ 24Lab Manager のアンインス トール 24SQL Server 2005 コンポーネン トの削除 25

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

4 VMware, Inc.

4 Lab Manager 4.0 へのアップグレード 27サポート されているアップグレード 27Lab Manager 3.x からのアップグレード 27

Lab Manager データベースのバッ クアップ 27VirtualCenter Server の vCenter Server 4.0 へのアップグレード 28Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアのインス トール 28Lab Manager のアップグレード と構成 29Lab Manager 3.x からのアップグレードについて 29

Stage Manager 1.x からのアップグレード 29すべての Stage Manager 仮想マシンのアンデプロイ 29Stage Manager データベースのバッ クアップ 30Stage Manager のプログラム ファ イルのアンインス トール 30VirtualCenter Server の vCenter Server 4.0 へのアップグレード 30Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアのインス トール 30Lab Manager のアップグレード と構成 31Stage Manager 1.x からのアップグレードについて 32

組織 33ワークスペース 33構成 33ユーザーとグループ 33ロールと権限 33共有 34ネッ ト ワーク 34

ESX Server のアップグレード 34

索引 35

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VMware, Inc. 5

『Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド』 では、 VMware© vCenter™ Lab Manager のインス トール、 アップグレード、 および構成タスクについて説明します。

対象読者

このガイ ドは、 VMware vSphere™ の管理者と現在の vCenter Lab Manager および vCenter Stage Managerの管理者を対象と しています。

本書へのフ ィードバック

ド キ ュ メ ン ト の向上にご協力 く だ さ い。 本書に関する コ メ ン ト がございま し た ら、 メ ールア ド レ ス

[email protected] までフ ィードバッ クをお寄せください。

テクニカルサポートおよび教育リソース

こ こでは、 お客様にご利用いただけるテクニカルサポート リ ソースについて説明します。 本書やその他の文

書の最新バージ ョ ンは、 http://www.vmware.com/jp/support/pubs でご覧いただけます。

オンラインサポートおよび電話によるサポート

テクニカル サポート リ クエス トの提出や、製品および契約情報の確認、製品の登録をオンラインで行うには、

http://www.vmware.com/jp/support をご覧ください。

該当するサポート契約を結んでいるお客様の場合、 迅速な対応が必要な Severity1 の問題に関しては電話で

のサポート をご利用ください。詳細については、 http://www.vmware.com/support/phone_support をご覧く

ださい。

サポートサービス

お客様のビジネス ニーズに適した各種サポートの詳細については、

http://www.vmware.com/jp/support/services/ をご覧ください。

VMware プロフェ ッシ ョナルサービス

ヴイエムウェア教育サービスのコースでは、広範なハンズオンラボやケーススタディをご紹介します。また、

業務の際のリ ファレンス と してお使いいただける資料も提供しています。 ト レーニングは、 オンサイ ト、 講

義形式、およびライブ オンラインで受講できます。オンサイ トのパイロ ッ トプログラムおよび実装のベス ト

プラ クティ スについては、ヴイエムウェア コンサルティング サービスがご使用の仮想環境の評価、計画、構

築、 および管理に役立つサービスを提供しています。 教育ト レーニング、 認定プログラム、 およびコンサル

ティング サービスについては、 http://www.vmware.com/jp/services/ をご覧ください。

本書について

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

6 VMware, Inc.

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VMware, Inc. 7

1

VMware vCenter Lab Manager は、迅速なプロビジ ョニング ポータルと イ メージライブラ リ管理システムを

提供するアプリ ケーシ ョ ンであ り、 マルチマシンソフ ト ウェア構成のセッ ト アップや解除およびサービス遷

移アクティビティの管理を自動化するこ とができます。Lab Manager では、VMware vSphere および VMwarevCenter を活用して、 複数のチーム、 プロジェク ト 、 および地域に対して、 一元的に仮想インフラス ト ラ ク

チャのリ ソースを提供します。

Lab Manager を使用するこ とによって、一般的に使用される構成を保存する共有仮想マシンライブラ リ を作

成し、 ユーザーにこれらの構成へのセルフサービス アクセスを提供できます。 たとえば、 アプリ ケーシ ョ ン

の導入、テス ト、サポート、 ト レーニング、 ソフ ト ウェアのデモ用などの構成を用意できます。 Lab Managerのシステム管理者は、 アクセス権、 ス ト レージクォータ、 およびデプロイポ リシーを制御します。

製品の詳細については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

本章では、 以下のト ピッ クについて説明します。

「Lab Manager のコンポーネン ト 」 (7 ページ)

「Lab Manager インス トールプロセスの概要」 (8 ページ)

Lab Manager のコンポーネン ト

Lab Manager を使用するには、 VMware vSphere が必要です。 VMware ESX™ および ESXi ホ ス ト は、

Lab Manager 仮想マシンを実行するためのメモ リおよび CPU リ ソースを提供します。 Lab Manager は、

VMware vCenter Server システム、 および ESX/ESXi ホス ト にインス トールされている Lab Manager エー

ジェン ト を通して、 これらのホス ト を管理します。 ESX/ESXi ホス トは、たとえばネッ ト ワーク接続が切断さ

れるなどして、 vCenter Server システムにアクセスできな くなっても、 引き続き機能します。

vSphere データス ト アは、 Lab Manager 仮想マシンおよびメディアファ イル (ゲス トオペレーティング シス

テムおよびアプリ ケーシ ョ ンをインス トールする場合) 用の共有ス ト レージを提供します。

ユーザーは、 Web インターフェイスや SOAP インターフェイスを介して Lab Manager サーバにアクセスで

きます。

Lab Manager Web コンソールにアクセスし、 ユーザーインターフェイスを使用して Lab Manager サー

バと対話するには、 Microsoft Internet Explorer または Mozilla Firefox を使用します。

プログラムによって Lab Manager サーバにアクセスするには、 Lab Manager SOAP API を使用します。

SOAP API を使用する と、 ビルド管理システムおよび自動テス ト ツールと簡単に統合できます。 詳細に

ついては、 『Lab Manager SOAP API Guide』 を参照してください。

Lab Manager およびそのインストール プロセスの概要 1

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

8 VMware, Inc.

図 1-1 に、 Lab Manager のコンポーネン トおよび Lab Manager と VMware vSphere との関係を示します。

図 1-1. Lab Manager のコンポーネン ト

Lab Manager インストールプロセスの概要

インス トールプロセスには、 表 1-1 で示されているタスクが含まれます。

vCenter

Lab ManagerWeb または SOAP API

Lab Manager

VMware vSphere

ESX/ESXi

HTMLover HTTPS

VM コンソール:TCP 902、903

VIM API

.NET

FC、iSCSI、 NFS

表 1-1. インストールのタスクと説明

タスク 説明

vSphere 4.0 の設定 ESX/ESXi 3.5 または 4.0 ホス ト と vCenter 4.0 を設定します。 Lab Manager サーバ

を設定する前に、 少なく と も 2 つの ESX/ESXi ホス ト を設定するこ とをお勧めし

ます。

Lab Manager のインス トールの準備 ターゲッ ト システムを準備し、 ソフ ト ウェアおよびハード ウェアに関するすべ

ての要件を満たすこ とを確認します。

Lab Manager サーバの作成 Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアをインス トールします。

Lab Manager の初期化と構成 初期化ウ ィザードを使用して、 リ ソース、 ネッ ト ワーク、 その他の部分を構成

します。

パスワード暗号化鍵のバッ クアップ vCenter Server、 ESX/ESXi ホス ト、 および SMTP サーバのパスワードに影響を

与える鍵をバッ クアップします。

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VMware, Inc. 9

2

Lab Manager を使用するには、 システムが特定の要件を満たしている必要があ り ます。 本章では、 以下の

ト ピッ クについて説明します。

「vSphere 4.0 の要件と推奨事項」 (9 ページ)

「データス ト アの要件と推奨事項」 (11 ページ)

「Lab Manager サーバの要件と推奨事項」 (11 ページ)

「Lab Manager から vCenter Server に接続するための認証情報要件」 (14 ページ)

「Web コンソールのアクセス要件」 (15 ページ)

「ネッ ト ワーク要件」 (16 ページ)

「セキュ リ ティの要件と推奨事項」 (18 ページ)

vSphere 4.0 の要件と推奨事項

Lab Manager は、 vSphere 4.0 Standard、 Advanced、 Enterprise、および Enterprise Plus をサポート します。

他のエディシ ョ ンの vSphere 4.0 では動作しません。

Lab Manager のホス ト スパニング機能をサポートするには、 Enterprise Plus のライセンスが必要です。

Lab Manager には次のものが必要です。

ESX/ESXi ハードウェア互換性リ ス トに含まれる 2 つ以上の ESX/ESXi 3.5 または 4.0 サーバ

Lab Manager は、 ESX/ESXi 3.5 ホス ト、 ESX/ESXi 4.0 ホス ト、 または 3.5 ホス ト と 4.0 ホス トの混合を

サポート します。 ク ラスタ内で ESX のバージ ョ ンを組み合わせるこ とはできません。

ホスト を使用してクラスタおよびリ ソースプールを作成できますが、 すべてのホスト は単一のデータセン

ターに属している必要があり ます。

Lab Manager 3.x または Stage Manager 1.x で作成される仮想マシンおよび仮想マシンテンプレートは、

仮想マシンバージ ョ ン 4 を使用し ます。 これらの仮想マシンおよび仮想マシンテンプレー ト は、

ESX/ESXi 3.5 および 4 で作成、 実行、 編集できます。 新しい仮想マシンまたは仮想マシンテンプレート

を Lab Manager 4.0 で作成する と きは、 仮想マシンバージ ョ ン 4 または仮想マシンバージ ョ ン 7 を指定

できます。 仮想マシンバージ ョ ン 7 は、 ESX/ESXi 3.5 と互換性があ り ません。

インストールの要件と推奨事項 2

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

10 VMware, Inc.

1 つの vCenter 4.0 Server

vSphere 4.0 の詳細な要件については、vSphere 4.0 のドキュ メン トセッ トおよび ESX/ESXi のハードウェア互

換性リ ス ト を参照して ください。 これらの情報は、 VMware の Web サイ ト http://www.vmware.com で入手

できます。

Lab Manager は、 VMware VMotion™、 AVMware Distributed Resource Scheduler (DRS)、 VMware HighAvailability (HA) などの VMware vSphere の機能をサポート します。 これらは、 効率的で自動化された リ

ソース管理と仮想マシンの高可用性を可能にする分散サービスです。 Lab Manager は、 VMware FaultTolerance (FT) または vSphere リ ンク ク ローンをサポート しません。 FT は、 Lab Manager で管理されるすべ

ての仮想マシンで無効になり ます。

ESX/ESXi Server の推奨事項

Lab Manager サーバ システムから最高のパフォーマンスを得るため、 ESX/ESXi ホス ト を特定の構成に設定

するこ とをお勧めします。

Lab Manager 環境内のすべてのホス トで、 同じホス ト CPU を使用します。

CPU を同じにするこ とで、 仮想マシンを Lab Manager のデプロイに移動しやすくな り、 Lab Managerは VMotion、 DRS、 HA などの機能を有効に利用できます。

さ らに、 ホス ト間で CPU の設定が異なる と、 サスペンド されている仮想マシンや保存されている状態

の仮想マシンを再デプロイできない場合があ り ます。 このよ うな仮想マシンでは、 仮想マシンがデプロ

イされた元のホス トの CPU と互換性のあるホス トが必要です。

仮想マシンの移行を利用するには、 すべてのホス トが、 Lab Manager での標準的な仮想マシンの仮想 CPU よ り多くの CPU を備えているこ とを確認します。

HA、 DRS、 VMotion を最大限に活用するには、同じハード ウェアを備えているク ラスタを使用します。

ス ト レージエリ アネッ ト ワーク (SAN) ス ト レージを使用します。

最低要件はサポート される SCSI アダプタを備えたローカル SCSI ド ラ イブですが、 このハード ウェア設

定では、 システム間で仮想マシンを共有できません。

共有ス ト レージを使用します。 共有ス ト レージを備えた多数のホス ト を使用する と、 Lab Manager は vSphere 4.0 の機能を利用できます。 仮想マシンのファイルを共有ス ト レージではなく ローカルス ト

レージに保存する場合、 仮想マシンはローカルの ESX/ESXi ホス トにしかデプロイできません。

/var パーティシ ョ ンで使用可能な容量を 500 MB 以上にします。

/usr パーティシ ョ ンで使用可能な容量を 120 MB にします。

複数の物理 NIC をグループ化します。

グループ化を行う と、 NIC チームは、 ト ラフ ィ ッ クを物理ネッ ト ワークアダプタ間に分散させるこ とで

パフォーマンスを向上させるこ とができ、 ハード ウェア障害またはネッ ト ワーク障害の発生時にパッシ

ブフェイルオーバーを実行できます。

最善のパフォーマンス とセキュ リ ティのためには、ESX サービスコンソールと仮想マシン ポート グルー

プに異なる仮想スイ ッチを使用します。

NFS 仮想マシンと メディアデータス ト アに対して、 また VMotion および DRS を使用するために、

VMkernel ネッ ト ワークを設定します。 詳細については、 vSphere のドキュ メン ト を参照してください。

最善のパフォーマンスのためには、 VMkernel ポート グループと仮想マシン ポート グループに異なる仮

想スイ ッチを使用します。

システム ログをデータス ト アまたはリモート ホス トに送信するよ うに、 ESXi ホス ト ログを構成します。

デフォルトでは、ESXi ホス トはシステムログを恒久的ス ト レージに保存せず、再起動する と ログは失わ

れます。 ログの構成方法については、 VMware vSphere のドキュ メン ト を参照してください。

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VMware, Inc. 11

第 2 章 「インス トールの要件と推奨事項」

vCenter Server の推奨事項

少なく と も 1 GB の RAM を vCenter Server に割り当てるこ とをお勧めします。Lab Manager は、vCenterServer と vSphere Client の間の通常の対話よ り多くのアクティビティを vCenter Server 内に生成します。

vCenter Server ソフ ト ウェアを仮想マシンにインス トールします。 VMware Web サイ トの技術リ ソース

セクシ ョ ンで、 技術ホワイ トペーパー 『Running vCenter in a Virtual Machine』 を参照して ください。

データストアの要件と推奨事項

仮想マシンと メディア ファ イルは、 VMFS および NFS データス ト アに置く こ とができます。 データス ト ア

およびメディアス ト アの詳細については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。 共有ス ト

レージ (NFS、 iSCSI、 または FibreChannel) を使用するこ とをお勧めします。 また、 多数の小さいパーティ

シ ョ ンを使用するよ り、 少数の大きい SAN VMFS パーティシ ョ ンを使用するこ とをお勧めします。

データス ト アを メディアに使用するには、 Lab Manager でデータス ト アを メディアス ト アと して構成する必

要があ り ます。 異なるディ レク ト リ を使用すれば、 同じデータス ト アを メディアと仮想マシン両方の保存に

使用できます。

メデ ィ ア用にデータ ス ト アを有効にし、 Lab Manager メディ アス ト ア と して追加する方法については、

『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

VMFS データス ト アには次の要件があ り ます。

データス ト アには、 仮想マシンの操作から生成される差分ディ スクのチェーンのために十分な領域が必

要です。 1 つのチェーンを複数のデータス ト アに配置するこ とはできません。

さまざまな変更に対し、 Lab Manager は元の差分ディ スクをフ リーズして新しい差分ディ スクを作成し

ます。チェーンの長さは、仮想マシンイ メージが広がるデータス ト アのディ レク ト リの範囲を示します。

チェーンおよび差分ディ スクについては、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

VMFS データス ト アは、 ESX/ESXi システムに構成する必要があ り ます。

VMFS パーティシ ョ ンは、 vCenter を使用して Lab Manager の外部に設定する必要があ り ます。 詳細に

ついては、 vSphere 4.0 のドキュ メン ト を参照してください。

NFS データス ト アには次の要件があ り ます。

NFS サーバには、すべての ESX/ESXi ホス トから読み取り /書き込みモードでアクセスできる必要があ り

ます。

NFS サーバは、ルート システムアカウント に対して読み取り /書き込みアクセスを許可する必要があり ます。

NFS データス ト アは、 ESX/ESXi システムに構成する必要があ り ます。

Lab Manager サーバの要件と推奨事項

Lab Manager サーバは、 特定の要件を満たしている必要があ り ます。

オペレーティング システムとフレームワーク

Microsoft Windows Server 2003 32 ビッ ト Enterprise Edition (Service Pack 1 以降 ) または StandardEdition (Service Pack 1 以降)

Lab Manager は、 英語 (米国)、 英語 (オース ト ラ リ ア)、 英語 (英国)、 フランス語 (フランス)、 ド イツ語 (ド イツ)、 イタ リ ア語 (イタ リ ア)、 および日本語の地域設定をサポート します。

インターネッ ト インフォ メーシ ョ ンサービス (IIS) 6.0

「Lab Manager サーバへの IIS のインス トール」 (13 ページ) を参照してください。

Microsoft .NET Framework 2.0 (Service Pack 1 以降)

.NET Framework をインス トールする前に IIS をインス トールする必要があ り ます。 「.NET Frameworkの既存イ ン ス ト ールのバージ ョ ンの確認」 (13 ページ ) および 「Lab Manager サーバへの .NETFramework のインス トール」 (13 ページ) を参照してください。

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

12 VMware, Inc.

CPU 速度

550 MHz 以上

(推奨) 1 GHz 以上

プロセッサ

Pentium III、 Pentium 4、 Xeon、 Opteron、 または Athlon プロセッサ

ハードディスク

40 GB 以上

(推奨) フォールト ト レランスを利用する場合は RAID 1 または RAID 5、フォールト ト レランスを利用し

パフォーマンスを向上させるには RAID 0+1

メモリ

512 MB 以上

(推奨) 2 GB 以上

ネッ トワーク

1 つ以上の非バインド イーサネッ ト カード

NIC をネッ ト ワークに物理的に接続し (ワイヤレスカード以外)、固定 IP アドレスを設定する必要があ り

ます。

(推奨) ギガビッ ト イーサネッ ト

マシンは Windows ド メ インコン ト ローラ と しては動作できません

完全修飾ド メ イン名 (FQDN)

Lab Manager の一部の機能には、 FQDN が必要です。 この要件は、 Lab Manager サーバがド メ イン内に

存在するこ とを意味するものではあ り ません。

FQDN は、 コンピュータ名で始ま り、 その後に Domain Name System (DNS) サフ ィ ッ クスが続きます (例: computer_name.mydomain.com)。 後でアドレスを変更する場合に混乱する場合があるので、 IP アドレスは使用しないこ とをお勧めします。 たとえば、 証明書はこの FQDN に依存するので、 IP アドレ

スを変更する と証明書を再生成する必要があ り ます。

CD または DVD ド ライブ

Lab Manager サーバでは、 IIS および Microsoft .NET Framework を構成する間に、 Windows Server 2003 のCD-ROM にアクセスするために CD または DVD ド ラ イブが必要になる場合があ り ます。「Lab Manager サー

バへの IIS のインス トール」 (13 ページ) を参照してください。

システムクロック

システムクロ ッ クが Lab Manager のデプロイに含まれるすべてのマシン (Lab Manager サーバ、 vCenter システム、 ESX/ESXi ホス ト、 Web コンソールにアクセスするク ライアン トマシン、 ファ イルサーバなど) のク

ロ ッ ク と同期しているこ とを確認します。 同期している と、 サポート スタ ッフはログで問題を素早く特定で

きます。

当社のナレッジベースで 「Installing and Configuring NTP on VMware ESX Server」 を参照してください。

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VMware, Inc. 13

第 2 章 「インス トールの要件と推奨事項」

Lab Manager サーバの推奨事項

Lab Manager サーバソフ ト ウェアは仮想マシンにインス トールして ください。

Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアは、 vCenter Server ソフ ト ウェアと同じ物理マシンまたは仮想マシン

にインス トールしないでください。 Lab Manager サーバと vCenter Server ソフ ト ウェアを別の仮想マシ

ンにインス トールする と、 これらの仮想マシンを同じ ESX/ESXi ホス トに置く こ とができます。

ESX/ESXi ホス ト上の Lab Manager で制御される仮想マシンで Lab Manager サーバが実行している場合、

[Undeploy all VMs] や [Redeploy all VMs] などの特定の操作はすべての仮想マシンに適用されます。こ

れらの操作は、同じ ESX/ESXi ホス ト上であっても Lab Manager によって制御されない仮想マシンには適

用されません。

これらの操作については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

Lab Manager サーバへの IIS のインストール

IIS を Lab Manager サーバにインス トールして有効にする必要があ り ます。 Microsoft .NET Framework 2.0をインス トールする前に IIS をインス トールしてください。

インス トール手順の間に、 Windows Server 2003 の起動ディ スクをサーバの CD または DVD ド ラ イブに挿

入するこ とが必要になる場合があ り ます。

IIS をインストールするには

1 [スタート ] > [設定] > [コン ト ロール パネル] > [プログラムの追加と削除] を選択します。

2 [プログラムの追加と削除] ダイアログ ボッ クスの左側のペインで、 [Windows コンポーネン トの追加と

削除] アイコンをク リ ッ ク します。

Windows コンポーネン ト ウ ィザードが開始します。

3 [アプリ ケーシ ョ ンサーバー ] を選択します。

4 [詳細] をク リ ッ ク します。

5 [インターネッ ト インフォ メーシ ョ ンサービス (IIS)] を選択します。

6 [OK] をク リ ッ ク し、 [次へ] をク リ ッ ク してコンポーネン ト をインス トールします。

.NET Framework の既存インストールのバージ ョ ンの確認

.NET Framework がすでにインス トールされている場合は、 そのバージ ョ ンを確認します。

.NET Framework の既存インストールのバージ ョ ンを確認するには

1 [スタート ] > [コン ト ロールパネル] > [プログラムの追加と削除] を選択します。

2 [Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1] プログラムをク リ ッ ク し、 サポート情報のリ ンクをク

リ ッ ク します。

.NET Framework のバージ ョ ンが 2.1.21022 以降でない場合は、 インス トールします。

Lab Manager サーバへの .NET Framework のインストール

Microsoft. NET Framework 2.0 をインス トールする前に IIS をインス トールしてください。

.NET Framework をインストールするには

1 Microsoft の Web サイ トにアクセスします。

2 .NET Framework を検索します。

たとえば、Service Pack 1 のダウンロードを検索するには、検索フ ィールドに「.NET 2.0 SP1 downloadx86」 と入力します。

3 .NET Framework をダウンロード してインス トールします。

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

14 VMware, Inc.

Lab Manager から vCenter Server に接続するための認証情報要件

vCenter Server との接続を設定するには、 少なく と も 表 2-1 で示されている権限を持つロールを vCenter で割 り 当て られているユーザーが Lab Manager に必要です。 このロールには Windows ユーザーまたは

vCenter ユーザーを割り当てるこ とができます。 ユーザーは、 これらの権限を vCenter Server システム全体

または Lab Manager で使用されるデータセンターに対して持っている必要があ り ます。権限を割り当てる と

きは、 [Propagate to Child Objects] チェッ クボッ クスを必ず選択して ください。

vCenter の管理者ロールを割り当てられたユーザーを使用して接続を設定する場合は、 そのユーザーは適切

な認証情報を持っています。

Lab Manager では、 ユーザーはオブジェク トに対する特定の権限を持っている必要があ り ます。 ユーザーを

権限の少ない別の vCenter ロールに変更する と、 Lab Manager の操作を実行できなくな り ます。 たとえば、

リ ソースプールなどのオブジェク トに対するアクセス不可ロールにユーザーを割り当てる と、 Lab Manager環境でこのオブジェ ク ト を参照できな く な り ます。 ロールおよびオブジェ ク ト 権限の設定については、

VMware vSphere のドキュ メン ト を参照してください。

表 2-1 の権限は、 vSphere Client の [Edit Role] ダイアログボッ クスに表示されます。

表 2-1. vCenter Server に接続するために必要な権限

vSphere Client の権限のカテゴリ 必要な権限

データス ト ア 領域の割り当て

データス ト アの参照

低レベルのファ イル操作

分散仮想ポート グループ 作成

削除

変更

分散仮想スイ ッチ ホス ト操作

変更

フォルダ フォルダの作成

フォルダの削除

フォルダの移動

フォルダ名の変更

グローバル 診断

メ ソ ッ ドの無効化

メ ソ ッ ドの有効化

ライセンス

カスタム属性の管理

カスタム属性の設定

ホス ト 構成

メンテナンス

ネッ ト ワーク構成

ス ト レージパーティシ ョ ンの構成

システム管理

インベン ト リ

ク ラスタの変更

ローカル操作

vCenter へのホス トの追加

ネッ ト ワーク ネッ ト ワークの割り当て

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VMware, Inc. 15

第 2 章 「インス トールの要件と推奨事項」

Web コンソールのアクセス要件

ブラウザを使用して Lab Manager Web コンソールにアクセスするには、 マシンが次の要件を備えている必

要があ り ます。

Microsoft Internet Explorer または Mozilla Firefox

ク ラ イアン トのオペレーティング システム別にサポート される Web ブラウザについては、

『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 の付録を参照してください。

Lab Manager サーバおよび ESX/ESXi ホス トへのルーティング可能なアクセス

1024 x 768 以上の解像度のモニタ

リ ソース 仮想マシンのリ ソース プールへの割り当て

移行

再配置

仮想マシン 構成

既存ディ スクの追加

新規ディ スクの追加

デバイスの追加または削除

詳細

CPU カウン トの変更

リ ソースの変更

仮想ディ スクの拡張

メモ リ

デバイス設定の変更

ディ スクの削除

名前の変更

設定

仮想ハード ウェアのアップグレード

相互作用

CD メディアの構成

コンソールでの相互作用

デバイス接続

パワーオフ

パワーオン

リセッ ト

サスペンド

VMware Tools のインス トール

インベン ト リ

既存からの作成

登録

登録解除

プロビジ ョニング

テンプレート と してマークを付ける

仮想マシンと してマークを付ける

表 2-1. vCenter Server に接続するために必要な権限 ( 続き )

vSphere Client の権限のカテゴリ 必要な権限

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

16 VMware, Inc.

Internet Explorer のオプシ ョ ンの設定

Microsoft Internet Explorer を使用して Lab Manager Web コンソールにアクセスするには、 ブラウザでいく

つかのオプシ ョ ンを設定する必要があ り ます。

Internet Explorer のオプシ ョ ンを設定するには

1 Internet Explorer ブラウザのウ ィンド ウで、 [ツール] > [インターネッ ト オプシ ョ ン] を選択します。

2 [セキュ リティ ] タブで、 [レベルのカスタマイズ] をク リ ッ ク します。

3 以下のオプシ ョ ンを有効にして、 [OK] をク リ ッ ク します。

[署名された ActiveX コン ト ロールのダウンロード ]

[ActiveX コン ト ロールとプラグインの実行]

[ページの自動読み込み]

[アクティブ スク リプ ト ]

[スク リプ トによる貼り付け処理の許可]

4 [詳細設定] タブをク リ ッ ク します。

5 [Web ページのアニメーシ ョ ンを再生する ] チェッ ク ボッ クスを選択し、 [OK] をク リ ッ ク します。

6 Internet Explorer を Windows 2003 コンピュータで使用している場合は、[コン ト ロール パネル] を開き、

[プログラムの追加と削除] をク リ ッ ク します。

7 [Windows コンポーネン トの追加と削除] をク リ ッ ク します。

8 [Internet Explorer セキュ リティ強化の構成] オプシ ョ ンを無効にします。

ネッ トワーク要件

Lab Manager サーバシステムには、相互に通信する必要のある多くのネッ ト ワークコンポーネン トが含まれ

ます。

ルーティングの構成

Lab Manager には次のネッ ト ワーク接続要件があ り ます。

Web コンソールにアクセスする Lab Manager ク ラ イアン トマシンには、 Lab Manager サーバおよび

ESX/ESXi ホス トへのルーティング可能なアクセスが必要です。これらのサーバがファイアウォールの背

後にあ り、直接アクセスできない場合は、仮想プライベートネッ ト ワーク (VPN) を使用できます。「ファ

イアウォールの設定の構成」 (17 ページ) を参照してください。

Lab Manager から vCenter への接続は、 プロキシサーバを介さない直接 HTTPS 接続である必要があ り

ます。

Lab Manager サーバと ESX/ESXi ホス トの間でネッ ト ワークアドレス変換 (NAT) デバイスを使用しない

でください。 このよ うなデバイスは、 Lab Manager サーバと、 Lab Manager が各 ESX/ESXi ホス ト上に

インス トールしたエージェン ト との間の通信を切断します。

Lab Manager サーバは、 ESX/ESXi ホス ト と同じサブネッ ト上に存在する必要はあ り ません。

Lab Manager サーバには固定 IP アドレスが必要です。

Lab Manager サーバと ESX/ESXi ホス トは、 メディアス ト レージにアクセスする必要があり ますが、同じ

サブネッ トに存在する必要はあり ません。

ESX/ESXi ホス トは、 NFS 仮想マシンス ト レージにアクセスする必要があ り ます。

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VMware, Inc. 17

第 2 章 「インス トールの要件と推奨事項」

ド メインと権限の構成

Lab Manager サーバと ESX/ESXi ホスト は仮想マシンのインポート およびエク スポート 操作のために共有

をマウント する必要があるため、 こ れらのシステムには一致する DNS および DNS サフィ ッ ク ス情報が必

要です。

ファイアウォールの設定の構成

Lab Manager は、 サーバと ク ラ イアン トの間でネッ ト ワークポート を通して通信します。 ESX/ESXi ソフ ト

ウェアは、 デフォルトポート を設定します。 詳細については、 vSphere 4.0 のドキュ メン ト を参照してくだ

さい。

vCenter コンポーネン ト間の通信の構成については、vSphere 4.0 の『Quick Start Guide』を参照してください。

通信が正常に行われるには、 表 2-2 に示されているポートがファ イアウォールでブロ ッ ク されないこ とを確

認して ください。

インス トールプロセスの間に、 ポートの競合が存在しないこ とを確認して ください。 使用中のポート を確認

するには、 コマンド ラインから netstat -b コマンドを実行します。

インストールのためのネッ トワーク情報の収集

固定 IP アド レスを使用する場合は、インスト ールを始める前に、ネッ ト ワークに関する次の情報を収集します。

未使用の IP アドレスのブロ ッ ク

プライマ リおよび (オプシ ョ ンの) セカンダ リの DNS サーバの IP アドレス

サブネッ ト マスク

ネッ ト ワークゲート ウェイの IP アドレス

Lab Manager サーバの DNS サフ ィ ッ クス

表 2-2. Lab Manager のネッ トワークポート要件

システム ネッ トワークポート

Lab Manager サーバにアクセスするためのク ライアン トブラウザ TCP ポート 443

ESX/ESXi ホス トにアクセスするためのク ライアン トブラウザ TCP ポート 902 および 903

SMB 共有にアクセスするための Lab Manager サーバおよび ESX/ESXi ホス ト

(インポートおよびエクスポート操作のみ)

TCP ポート 139 および 445、 UDP ポート 137 および 138

NFS メディアデータス ト アまたは NFS 仮想マシンデータス ト アにアクセスする

ための ESX/ESXi ホス ト

TCP ポート 2049

ESX/ESXi ホス ト上の Lab Manager エージェン トにアクセスするための Lab Manager サーバ

TCP ポート 5212

ESX/ESXi ホス ト上の ESX/ESXi ホス トエージェン トにアクセスするための Lab Manager サーバ

TCP ポート 443

vCenter Server システムにアクセスするための Lab Manager サーバ TCP ポート 443

一部の ESX/ESXi ホス ト上の仮想ルータ と通信するための Lab Manager サーバ (フェンス構成の場合)

TCP ポート 514

LDAP サーバにアクセスするための Lab Manager サーバ LDAP の場合は TCP ポート 389、LDAPS の場合は TCP ポート 636

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

18 VMware, Inc.

仮想マシンの IP アドレス

Lab Manager が使用する各物理ネッ ト ワーク上で仮想マシン用に IP ア ド レスの範囲を予約し ます。 各

Lab Manager サーバおよび ESX/ESXi ホス トに必要な IP アドレスに加えて、 この範囲を使用します。仮想マ

シン用の IP アドレスは、予約した IP アドレスのプールから割り当てられます。実行し IP アドレスを必要と

する仮想マシンの数は、 デプロイされる構成の数と複雑さによって異なり ます。

最低限の環境の場合、少なく と も 100 個の IP アドレスが必要です。後でいつでもアドレスをさ らに追加でき

ます。大規模なインス トールの場合は、少なく と も 200 個の IP アドレスを割り当てるこ とをお勧めします。

表 2-3 に、 固定 IP プールを使用する単一の物理ネッ ト ワークのネッ ト ワーク情報の例を示します。

セキュリテ ィの要件と推奨事項

Lab Manager サーバのオペレーテ ィ ング システムに対するデフォル ト のセキュ リ テ ィ ポ リ シー設定は、

Lab Manager の動作をサポート します。高セキュ リティ環境をサポートするためにセキュ リ ティポ リ シーを

操作した場合は、 Lab Manager をサポートするよ うにポ リシー設定を変更する必要があ り ます。

Lab Manager サーバの ID を検証する、 信頼できる認証局からの SSL 証明書をインス トールするをお勧めし

ます。 SSL 証明書をインス トールしない場合、 VMware によって証明書が生成されますが、 ブラウザに SSLセキュ リティの警告が表示されます。 独自のカスタム SSL 証明書を生成するこ と もできます。

Windows セキュリテ ィポリシーの設定

Lab Manager をインス トールするサーバには、 特定のセキュ リティポ リ シーの設定が必要です。

Windows セキュリテ ィポリシーを設定するには

1 ターゲッ ト Lab Manager サーバのデスク ト ップで、 [スタート ] > [すべてのプログラム] > [管理ツール] > [ローカルセキュ リティポ リ シー ] を選択します。

2 左側のペインで、 [ローカルポ リシー ] の [セキュ リティオプシ ョ ン] に移動します。

3 右側のペインで、 [Microsoft ネッ ト ワークサーバー : 常に通信にデジタル署名を行う ] をダブルク リ ッ ク

します。

4 [無効] を選択して、 [OK] をク リ ッ ク します。

5 右側のペインで、 [Microsoft ネッ ト ワークサーバー : ク ライアン トが同意すれば、 通信にデジタル署名

を行う ] をダブルク リ ッ ク します。

6 [無効] を選択して、 [OK] をク リ ッ ク します。

7 右側のペインで、 [ネッ ト ワークセキュ リ ティ : LAN Manager 認証レベル] をダブルク リ ッ ク します。

8 [NTLM 応答のみ送信する ] を選択します。

9 [OK] をク リ ッ ク します。

表 2-3. 固定 IP プールの情報

IP およびネッ トワーク コンポーネン ト 例

仮想マシンの IP アドレス ブロ ッ ク 10.6.1.10ó10.6.1.199

仮想マシンのサブネッ ト マスク 255.255.255.0

仮想マシンのゲート ウェイ 10.6.1.1

DNS サーバ 1 10.6.1.200

DNS サーバ 2 ( オプシ ョ ン ) 10.6.1.201

DNS サフ ィ ッ クス vmware.com

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VMware, Inc. 19

第 2 章 「インス トールの要件と推奨事項」

カスタム SSL 証明書の生成

OpenSSL を使用して、 Lab Manager サーバにアクセスするためのド メ イン名または IP アドレスでカスタム

SSL 証明書を生成できます。 カスタム証明書の生成は Lab Manager サーバで行う こ とをお勧めします。

OpenSSL を使用してカスタム SSL 証明書を生成するには

1 OpenSSL をダウンロード して Lab Manager サーバにインス トールします。

2 OpenSSlVMware.cfg という名前のファイルを作業ディレク ト リに作成します。 ファ イルの例を次に示

します。

# Conf file that vpx uses to generate SSL certificates.[ req ]default_bits = 1024default_keyfile = rui.keydistinguished_name = req_distinguished_name

#Don't encrypt the keyencrypt_key = noprompt = no

string_mask = nombstr

[ req_distinguished_name ]countryName = USstateOrProvinceName = CAlocalityName = CA0.organizationName = VMware, Inc.organizationalUnitName = VMware, Inc.commonName = machine1emailAddress = [email protected]

3 openssl.exe、 libeay32.dll、 および ssleay32.dll ファ イルを作業ディレク ト リに保存します。

4 作業ディ レク ト リから、 OpenSSlVMware.cfg ファ イルの commonName エン ト リ をマシンのホス ト名に

変更します。

5 作業ディ レク ト リのコマンドプロンプ トで、 次のコマンドを入力して .pfx ファ イルを生成します。

openssl req -new -x509 -keyout "OpenSslVMware.key" -out "OpenSslVMware.crt" -days 730 -config "<作業ディレク ト リ>\OpenSslVMware.cfg"

openssl pkcs12 -export -out "OpenSslVMware.pfx" -in "OpenSslVMware.crt" -inkey "OpenSslVMware.key" -name OpenSslVMware -passout pass:<パスワード>

6 古い証明書をすべて IIS から削除し、 新しい .pfx ファ イルを IIS にインポート します。

証明書の削除と インポートの方法については、 Microsoft IIS のドキュ メン ト を参照してください。

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

20 VMware, Inc.

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VMware, Inc. 21

3

Lab Manager のインス トールでは、Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアをインス トールし、初期化タスクを実

行して、 Lab Manager Web コンソールにログインします。 本章では、 以下のト ピッ クについて説明します。

「Lab Manager サーバソフ ト ウェアのインス トール」 (21 ページ)

「Lab Manager の初期化と構成」 (22 ページ)

「パスワード暗号化鍵のバッ クアップ」 (24 ページ)

「Lab Manager のアンインス トール」 (24 ページ)

「SQL Server 2005 コンポーネン トの削除」 (25 ページ)

Lab Manager サーバソフ トウェアのインストール

Lab Manager サーバ ソ フ ト ウ ェ アをイ ンス ト ールする 前に、 第 2 章 「インス トールの要件と推奨事項」

(9 ページ ) で示さ れている要件をシステムが満たし ている こ と を確認し てく ださ い。

Lab Manager で使用するために、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition のインスタンスがインス トール

されます。

Lab Manager サーバ ソフ トウェアをインス トールするには

1 インス トール先の Lab Manager サーバで、 VMware-vCenter-Lab-Manager-4.0.0.<build number>.exe ファ イルを実行します。

インス トーラによ り、 システムがインス トールの前提条件を満たしているこ とが確認されます。 システ

ムがいずれかの前提条件を満たしていない場合の解決方法については、 [Message #] 列の リ ンクを ク

リ ッ ク して ください。

2 [Welcome] 画面を確認します。

3 使用許諾契約書に同意します。

4 高速インス トールまたはカスタムインス トールのどちらかを指定します。

Lab Manager のプログラムファ イルディ レク ト リ を変更するには、 [Custom] を選択します。

5 VMwareLMWeb および VMwareLMUser のデフォルトのパスワードをそのまま使用するか、 または別

のパスワードを入力します。

Lab Manager は、 インス トールの一部と してこれらのアカウン ト を作成し、 ランダムなパスワードを生

成します。 ネッ ト ワークに制限付きのパスワードポ リシーがある場合は、 ポ リシーの要件を満たすパス

ワードを入力して ください。

6 Lab Manager ト ラフ ィ ッ クの IP アドレスを選択します。

サーバに固定 IP アドレスのアクティブな NIC が複数ある場合は、 使用する NIC を 1 つ選択できます。

Lab Manager のインストール 3

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

22 VMware, Inc.

7 ソフ ト ウェアが完全修飾ド メ イン名 (FQDN) を検出できない場合は、 プロンプ トが表示されたと きに

FQDN を入力します。

FQDN については、 「ネッ ト ワーク」 (12 ページ) を参照して ください。

8 Lab Manager 用の Web サイ ト を選択するか、 またはデフォルトの Web サイ ト を使用します。

9 Web サイ トの SSL ポート番号を入力します。

デフォルトは、 443 です。

10 [Install] をク リ ッ ク します。

11 [Finish] をク リ ッ ク します。

Lab Manager の初期化と構成

Lab Manager Web コンソールは、 Lab Manager サーバにネッ ト ワークアクセスできる任意のコンピュータ

に構成できます。 Web コンソールに初めてアクセスする と きに、 セキュ リ ティ証明書の警告が表示される場

合があ り ます。 この警告を避けるには、FQDN を使用するか、または SSL 証明書をインス トールします。「カ

スタム SSL 証明書の生成」 (19 ページ) を参照してください。

Lab Manager を初期化して構成するには

1 Lab Manager サーバにネッ ト ワークアクセスできる任意のマシンで、 ブラウザを開いて http://<Lab Manager サーバのド メイン名または IP アドレス> に移動します。

Web 初期化ウ ィザードが起動します。

2 場所を選択します。

3 キャパシティ ラ イセンス キーを入力します。

4 概要情報を確認します。

5 次の vCenter 情報を入力して、 [Next] をク リ ッ ク します。

vCenter Server の IP アドレスまたはホス ト名

ポート番号

デフォルトは、 443 です。

ユーザー名とパスワード

「Lab Manager から vCenter Server に接続するための認証情報要件」 (14 ページ) を参照してくだ

さい。

この Lab Manager インス トールのシステム名

Lab Manager のインスト ールが複数ある場合は、 各インスト ールに一意のシステム名を付ける必

要があり ます。 こ の名前を後で変更する こ と はでき ま せん。 「Lab Manager のシステム名の選

択」 (23 ページ ) を参照してく ださ い。

インス トール ID

6 Lab Manager に専用のリ ソースプールを選択します。

ホス ト またはク ラスタを選択できます。 必要に応じて、 Lab Manager 環境でのリ ソースプールの表示名

を変更できます。

7 すべてのホス トに同じユーザー名とパスワードを使用するかど うかを選択します。

すべてのホス トに同じユーザー名とパスワードを使用する場合は、 ユーザー名とパスワードを入力し

ます。

異なるユーザー名を使用する場合は、 ホス トのチェッ クボッ クスを選択して、 個別のユーザー名とパス

ワードを入力します。

8 データス ト アを有効にするチェッ クボッ クスを選択します。

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VMware, Inc. 23

ëÊ 3 èÕÅuLab Manager のインス トール Åv

9 ホス ト スパニング ト ランスポートネッ ト ワークを設定して、 ホス ト スパニングを有効にします。

a [Enable Host Spanning Transport Network] を選択します。

b vNetwork 分散スイ ッチを選択します。

c (オプシ ョ ン) VLAN の ID を入力します。

d (オプシ ョ ン) [Customize Name] を選択して、 名前を入力します。

10 デフォルトの物理ネッ ト ワークを設定します。

a ネッ ト ワークの名前を入力します。

b (任意) 説明を入力します。

c (オプシ ョ ン) VLAN の ID を入力します。

d ネッ ト ワークの IP アドレスモードを選択します。

[Static - IP Pool] を選択する と、 Lab Manager は IP アドレス プールから固定 IP アドレスを取得できます。

[DHCP] を選択する と、 Lab Manager は DHCP サーバから IP アドレスを取得できます。

[Static - Manual] を選択する と、 IP アドレスを指定するこ とができます。

「固定 IP と DHCP ネッ ト ワーク」 (24 ページ) を参照してください。

e 固定 IP アドレスモードを選択する場合は、 次の情報を指定します。

サブネッ ト マスク 、デフォルト ゲート ウェイ、プライマリ DNS、 セカンダリ DNS (オプショ ン )、DNS サフィ ッ クス (オプショ ン )

IP プール用の IP アドレス

IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力して、 [Add] をク リ ッ ク します。

ネッ ト ワークのデフォルトネッ ト ワークフェンス ポ リシー

Lab Manager のフェンスの詳細については、『 Lab Manager ユーザー ガイド 』 を参照してく ださい。

f 各ホス ト をバインドする仮想スイ ッチを選択するか、 vNetwork 分散スイ ッチにバインド します。

11 最初の Lab Manager 管理者のユーザー名、 パスワード、 および電子メール アドレスを入力してアカウン

ト を作成します。

12 SupportLink を有効にするかど うかを選択します。 これは、使用状況データを VMware に送信して製品

のサポート を改善する機能です。

SupportLink を有効にする場合は、 会社名および管理者の電子メールアドレスを入力します。

米国以外から SupportLink を有効にする場合は、 インス トールを行った国から外にデータが転送される

場合があるこ とに同意する必要があ り ます。

13 Web コンソールに初めてログインした後で実行できるオプシ ョ ンの構成タスクを確認し、 [Finish] をク リ ッ ク します。

14 Web コンソールのログインページが表示されたら、Lab Manager 管理者アカウン トのユーザー名とパス

ワードを入力し、 [Login] をク リ ッ ク します。

Lab Manager のシステム名の選択

Lab Manager のインス トールが複数ある場合は、 各インス トールに一意のシステム名が付いているこ とを

確認します。 この名前は次のこ とに使用されます。

仮想スイ ッチおよびポート グループの作成

各データス ト アにすべての仮想マシンを格納するためのディ レク ト リの作成

Lab Manager で制御されている ESX/ESXi ホス トの識別

vCenter の [Virtual Machines & Templates] ビューへのフォルダの作成

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

24 VMware, Inc.

固定 IP と DHCP ネッ トワーク

Lab Manager では、 各仮想マシンの NIC に対し、 固定 IP または DHCP ネッ ト ワークを使用できます。

IP 範囲を設定しないで済ますには、 DHCP を使用して DHCP サーバから IP アドレスを取得します。 DHCPをネッ ト ワークフェンス と と もに使用するこ とはできません。 ネッ ト ワークフェンスは、 複数のユーザーが

同じネッ ト ワーク上の同じ仮想マシン構成のライブインスタンスを使用できるよ うにする機能です。 フェン

スの詳細については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 の付録を参照してください。

固定 IP アドレスを使用するには、 IP アドレスを手動で入力するか、 または固定 IP プールを使用できます。

プールを使用するには、 IP 範囲、 DNS サフ ィ ッ クス、 ゲート ウェイ、 ネッ トマスク、 および DNS 情報を指

定する必要があ り ます。 必要なだけいくつでも IP アドレスを追加できます。 固定 IP プールはネッ ト ワーク

フェンス と併用できます。

物理ネッ ト ワークに接続されている NIC に固定 IP プールアドレスモードを使用するすべての仮想マシンに

は、物理ネッ ト ワークの IP プールからの IP アドレスが必要です。 この IP アドレスは、 Lab Manager のさま

ざまな操作を通じて仮想マシンで使用されます。この IP アドレスを使用する仮想マシンのインスタンスをす

べて削除する と、 Lab Manager はこの IP アドレスを IP プールに解放します。

フ ェ ン スモード で構成をデプロ イする場合、 [Block Traffic In and Out] オプシ ョ ンを使用し ない と、

Lab Manager は物理ネッ ト ワーク IP プールから追加の IP アドレスを割り当て、それを外部 IP アドレス と し

て構成内の各仮想マシンに割り当てます。 外部 IP アドレスを使用する と、 フェンス構成の外部から (たとえ

ばデスク ト ップから ) 仮想マシンにアクセスできます。

この構成のデプロイを解除する と、 Lab Manager はこの外部 IP アドレスを解放します。 Lab Manager がリ

リースされた外部 IP アドレスを IP プールに返すまで保持している時間を制御できます。『Lab Manager ユー

ザー ガイ ド』 の 「Lab Manager Preferences」 を参照してください。

フェンス構成の場合 ([Block Traffic In and Out] オプシ ョ ンを使用する場合を除きます)、Lab Manager は 2 つの IP アドレスを必要とする仮想ルータを作成します。仮想ルータのアドレスは、構成のデプロイを解除する

と IP プールに戻り ます。

パスワード暗号化鍵のバックアップ

Lab Manager のインス トール中、 パスワードを暗号化するために system-infos.bin ファ イルが作成されま

す。 このファイルは、 vCenter Server、 ESX/ESXi ホス ト 、 および SMTP サーバのパスワードに影響を与え

る鍵です。 パスワードを失わないよ うにするには、 %systemdrive%\Documents and Settings\All Users\Application Data\VMware\VMware vCenter Lab Manager\Crypto にあるこのファイルをバッ ク

アップして ください。

Lab Manager のアンインストール

Lab Manager をアンインス トールするには、 リ ソースプールを切り離し、 ESX/ESXi ホス トの準備を解除し

て、 Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアを削除します。

Lab Manager をアンインストールするには

1 Lab Manager Web コンソールにログインします。

2 左側のペインで、 [Resources] をク リ ッ ク します。

3 [Hosts] タブで、 ポインタをホス ト名の上に移動し、 メニューから [Unprepare] を選択します。

各ホス トについてこの手順を繰り返します。

4 [Resource Pools] タブで、 ポインタを リ ソースプール名の上に移動し、 メニューから [Disable] を選択

します。

各リ ソースプールについてこの手順を繰り返します。

5 [Resource Pools] タブで、 ポインタを リ ソースプール名の上に移動し、 メニューから [Detach] を選択し

ます。

各リ ソースプールについてこの手順を繰り返します。

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VMware, Inc. 25

ëÊ 3 èÕÅuLab Manager のインス トール Åv

6 Lab Manager Web コンソールからログアウ ト します。

7 Lab Manager サーバで、[スタート ] > [コン ト ロール パネル] > [プログラムの追加と削除] を選択します。

8 VMware vCenter Lab Manager プログラムを選択し、 [変更] をク リ ッ ク します。

9 [Remove] を選択します。

10 チェッ ク ボッ クスを選択して Lab Manager をアンインス トールし、 ユーザー データを削除します。

11 [Remove] をク リ ッ ク します。

12 [Finish] をク リ ッ ク します。

SQL Server 2005 コンポーネン トの削除

Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアと と もにインス トールされる SQL Server 2005 Express Edition のインスタ

ンスの一部のエン ト リは、 Lab Manager をアンインス トールした後も残っています。 これらのエン ト リは削

除してもかまいません。

SQL Server 2005 のコンポーネン ト を削除するには

1 Lab Manager サーバで、 [スタート ] > [コン ト ロール パネル] > [プログラムの追加と削除] を選択します。

2 次のエン ト リの [削除] をク リ ッ ク します。

Microsoft SQL Server 2005 (プロンプ トが表示された場合は、 VLM インスタンスも含みます)

Microsoft SQL Server Native Client

Microsoft SQL Server セッ ト アップ サポート ファ イル (英語)

Microsoft SQL Server VSS Writer

SQL Server コンポーネン ト を削除する と き、「レジス ト リ を列挙できませんでした」のよ う なエラーメ ッセー

ジが表示される場合があ り ます。 これらのメ ッセージは削除プロセスには影響あ り ません。

注意 Lab Manager をアップグレードまたは再インス トールする場合は、ユーザー データを削除しない

でください。

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

26 VMware, Inc.

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VMware, Inc. 27

4

以前のバージ ョ ンの Lab Manager または VMware vCenter Stage Manager から Lab Manager 4.0 にアップグ

レードできます。 本章では、 以下のト ピッ クについて説明します。

「サポート されているアップグレード」 (27 ページ)

「Lab Manager 3.x からのアップグレード」 (27 ページ)

「Stage Manager 1.x からのアップグレード」 (29 ページ)

「ESX Server のアップグレード」 (34 ページ)

サポート されているアップグレード

Lab Manager 3.x または Stage Manager 1.x から Lab Manager 4.0 にアップグレード できます。 Lab Manager 2.xを現在使用している場合は、まず Lab Manager 3.x にアップグレード してから 4.0 にアップグレード する必要が

あり ます。 Lab Manager または Stage Manager のバージョ ンは、 Web コンソールの [About] オプショ ンで確認

できます。

表 4-1 に、 アップグレードできる Lab Manager および Stage Manager のバージ ョ ンの一覧を示します。

Lab Manager 3.x からのアップグレード

アップグレードする と きには、元の Lab Manager データベースのコピーを格納できるだけの空きディ スク容

量がシステム ド ラ イブと SQL Server データ ド ラ イブの両方に必要です。 実行中の Lab Manager 3.x システ

ムでは、 デプロ イ されている仮想マシンテンプレー ト と構成にダウ ン タ イ ムを発生させる こ と な く、

Lab Manager 4.0 へのアップグレードを実行できます。

Lab Manager データベースのバックアップ

念のために Lab Manager 3.x データーベースをバッ クアップするこ とをお勧めします。 このバッ クアップが

必要になるのは、 アップグレードが完了する前に Lab Manager 3.x に戻す場合だけです。 アップグレードプ

ロセスでは、 データベースの内容が新しいインス トールに自動的に転送されます。

データベースバッ クアップは、 Lab Manager 3.x 環境でのみリ ス ト アできます。

Lab Manager 4.0 へのアップグレード 4

表 4-1. Lab Manager 4.0 にアップグレードできる Lab Manager および Stage Manager のバージョ ン

バージ ョ ン ビルド番号

Lab Manager 3.0 3.0.0.2056

3.0.0.2063

Lab Manager 3.0.1 3.0.1.378

Lab Manager 3.0.2 3.0.2.56

Stage Manager 1.0 1.0.0.1561

Stage Manager 1.0.1 1.0.1.1970

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

28 VMware, Inc.

データベースをバックアップするには

Lab Manager 3.x サーバのコマンドプロンプ トで、 次のサンプルコマンドを使用するか、 独自のバッ クアッ

プメ ソ ッ ドを使用します。

OSQL -S localhost\vlm -E -Q "backup database labmanager TO DISK='c:\lm_backup.bak'"

このサンプルコマンドを実行する と、 C:\ ド ラ イブに lm_backup.bak ファ イルが作成されます。

VirtualCenter Server の vCenter Server 4.0 へのアップグレード

『vSphere アップグレード ガイ ド』 の説明に従って、 VirtualCenter Server を vCenter Server 4.0 にアップグ

レード します。この操作では、アップグレードする VirtualCenter Server システムにダウンタイムが必要です。

Lab Manager サーバ ソフ トウェアのインストール

Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアをインス トールする前に、システムが第 2 章 「インス トールの要件と推奨

事項」 (9 ページ) に示されている要件を満たしているこ とを確認してください。

このソフ ト ウェアをインス トールする と、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition のインスタンスがイン

ス トールされます。

Lab Manager サーバ ソフ トウェアをインス トールするには

1 ターゲッ ト Lab Manager サーバで、 VMware-vCenter-Lab-Manager-4.0.0.<build number>.exe ファ イルを実行します。

インス トーラによって、 システムがインス トールの前提条件を満たしているかど うかが確認されます。

システムが前提条件を満たしていない場合の解決方法については、 [Message #] 列のリ ンクをク リ ッ ク

して ください。

2 [Welcome] 画面を確認します。

3 使用許諾契約書に同意します。

4 高速インス トールとカスタム インス トールのどちらを行うかを指定します。

[Custom] を選択し、 Lab Manager のプログラムファ イル ディ レク ト リ を変更します。

5 VMwareLMWeb および VMwareLMUser のデフォルトパスワードを受け入れるか、 独自のパスワード

を入力します。

Lab Manager では、 インス トールの一環と してこれらのアカウン トが作成され、 各アカウン ト用にラン

ダムなパスワードが生成されます。 ネッ ト ワークにパスワードを制限するポ リシーが適用されている場

合は、 そのポ リシーの要件を満たすパスワードを入力します。

6 Lab Manager ト ラフ ィ ッ ク用の IP アドレスを選択します。

固定 IP アドレスを持つアクティブな NIC が複数ある場合は、 使用する NIC を 1 つ選択できます。

7 ソフ ト ウェアが FQDN を検出できない場合は、 プロンプ トが表示されたと きに FQDN を入力します。

FQDN については、 「ネッ ト ワーク」 (12 ページ) を参照して ください。

8 Lab Manager 用の Web サイ ト を選択するか、 またはデフォルトの Web サイ ト を使用します。

9 Web サイ ト用の SSL ポート番号を入力します。

デフォルトは 443 です。

10 [Migrate the existing database to the latest version] チェッ クボッ クスを選択します。

このチェッ ク ボッ クスを選択する と、Lab Manager 3.x データベースが移行され、Lab Manager 4.0 で使

用できるよ うにな り ます。

11 [Install] をク リ ッ ク します。

12 [Finish] をク リ ッ ク します。

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VMware, Inc. 29

第 4 章 「Lab Manager 4.0 へのアップグレード」

Lab Manager のアップグレード と構成

Lab Manager サーバのアップグレードおよび構成は、Lab Manager サーバにアクセスできる任意のシステム

から実行できます。

コンソールに初めてアクセスする と きに、 セキュ リ ティ証明書の警告が表示される場合があ り ます。 この警

告が表示されないよ うにするには、 FQDN を使用するか、 または SSL 証明書をインス トールします。 カスタ

ム SSL 証明書または信頼できる認証局からの SSL 証明書を Lab Manager 3.x で使用していた場合は、その証

明書を IIS にインポートする必要があ り ます。

Lab Manager をアップグレード して構成するには

1 Lab Manager サーバにネッ ト ワーク アクセスできる任意のマシンで、 ブラウザを開いて http://<Lab Manager サーバのド メイン名または IP アドレス> に移動します。

アップグレード ウ ィザードが起動します。

2 前書きを確認し、 [I understand the above requirements] を選択します。

3 キャパシティ ライセンス キーを入力します。

4 Lab Manager 4.0 エージェン ト をインス トールするホス ト を選択します。

5 (オプシ ョ ン ) ホス ト スパニング ト ランスポート ネッ ト ワークを有効にし、 vNetwork 分散スイ ッチと

VLAN ID 識別子を選択します。

ホス ト スパニング ト ランスポート ネッ ト ワークは、 フェンスまたは仮想ネッ ト ワークを使用する構成

で仮想マシンのホス ト スパニングを有効にします。 ホス ト スパニング ト ランスポート ネッ ト ワークに

は、 vSphere の vNetwork 分散スイ ッチが必要です。 vNetwork 分散スイ ッチには、 vSphere EnterprisePlus ライセンスが必要です。

6 [Finish] をク リ ッ ク します。

7 Web コンソールのログイン ページが表示されたら、 Lab Manager 管理者アカウン トのユーザー名とパ

スワードを入力します。

Lab Manager 3.x からのアップグレードについて

Lab Manager 4.0 では、 複数のワークスペースが導入されています。 ワークスペースを使用する と、 組織の

リ ソース とユーザーを細かく分割するこ とができます。 さ らに、 ワークスペースを使用してサービス遷移ア

クテ ィ ビテ ィ を管理する こ と もできます。 アップグレードする と、 Lab Manager によって各組織のメ イン

ワークスペースが作成されます。 メ イン ワークスペースには、 組織のすべての構成が格納されます。

Lab Manager 3.x の管理者ロールが割り当てられていたユーザーには、 Lab Manager 4.0 のシステム管理者

ロールが割り当てられます。 異なるのはロール名だけです。

Lab Manager 3.x の組織管理者ロールが割り当てられていたユーザーには、同じ組織の Lab Manager 4.0 の管

理者ロールが割り当てられます。

Stage Manager 1.x からのアップグレード

アップグレードする と きには、元の Stage Manager データベースのコピーを格納できるだけの空きディ スク

容量がシステム ド ラ イブと SQL Server データ ド ラ イブの両方に必要です。

すべての Stage Manager 仮想マシンのアンデプロイ

Lab Manager 4.0 にアップグレードする前に、 Stage Manager 1.x で実行されているすべての仮想マシンをア

ンデプロイする必要があ り ます。

すべてのホストからすべての仮想マシンをアンデプロイするには

1 Stage Manager Web コンソールで、 [Resources] を選択し、 [Hosts] タブをク リ ッ ク します。

2 ホス ト名の上にポインタを移動し、 [Disable] を選択します。

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

30 VMware, Inc.

3 同じホス ト名の上にポインタを移動し、 [Undeploy all VMs] を選択します。

4 各ホス トについて上記の手順を繰り返します。

特定の仮想マシンをアンデプロイできない場合は、Stage Manager にエラーが表示されます。Force Undeployコマンドを使用して、 Stage Manager から仮想マシンをアンデプロイします。 次に、 VI Client を使用してパ

ワーオフし、 各仮想マシンをその ESX ホス トから削除します。

Stage Manager データベースのバックアップ

念のために Stage Manager 1.x データーベースをバッ クアップするこ とをお勧めします。 このバッ クアップ

が必要になるのは、アップグレードが完了する前に Stage Manager に戻す場合だけです。アップグレード プロセスでは、 データベースの内容が新しいインス トールに自動的に転送されます。

データベース バッ クアップは、 Stage Manager 1.x 環境でのみリ ス ト アできます。

データベースをバックアップするには

Stage Manager サーバのコマンドプロンプ トで、 次のサンプルコマンドを使用するか、 独自のバッ クアップ

メ ソ ッ ドを使用します。

OSQL -S localhost\vsm -E -Q "backup database stagemanager TO DISK='c:\sm_backup.bak'"

このサンプル コマンドを実行する と、 C:\ ド ラ イブに sm_backup.bak ファ イルが作成されます。

Stage Manager のプログラム ファイルのアンインストール

Lab Manager 4.0 にアップグレードする前に、Stage Manager サーバのプログラム ファ イルをアンインス トー

ルする必要があ り ます。

Stage Manager をアンインストールするには

1 Stage Manager Web コンソールからログアウ ト します。

2 Stage Manager サーバで、[スタート ] > [コン ト ロール パネル] > [プログラムの追加と削除] を選択します。

3 VMware Stage Manager プログラムを選択し、 [変更と削除] をク リ ッ ク します。

4 [Remove Program Files only] を選択します。

この選択によ り、Stage Manager データベースと仮想マシンが保持され、Lab Manager 4.0 で使用できる

よ うにな り ます。

5 [Finish] をク リ ッ ク します。

VirtualCenter Server の vCenter Server 4.0 へのアップグレード

『vSphere アップグレード ガイ ド』 の説明に従って、 VirtualCenter Server を vCenter Server 4.0 にアップグ

レード します。 この操作では、 アップグレードする VirtualCenter Server にダウンタイムが必要です。

Lab Manager サーバ ソフ トウェアのインストール

Lab Manager サーバ ソフ ト ウェアをインス トールする前に、システムが第 2 章 「インス トールの要件と推奨

事項」 (9 ページ) に示されている要件を満たしているこ とを確認してください。

このソフ ト ウェアをインス トールする と、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition のインスタンスがイン

ス トールされ、 Lab Manager で使用できるよ うにな り ます。

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VMware, Inc. 31

第 4 章 「Lab Manager 4.0 へのアップグレード」

Lab Manager サーバ ソフ トウェアをインス トールするには

1 ターゲッ ト Lab Manager サーバで、 VMware-vCenter-Lab-Manager-4.0.0.<ビルド番号>.exe ファ イ

ルを実行します。

インス トーラによって、 システムがインス トールの前提条件を満たしているかど うかが確認されます。

システムが前提条件を満たしていない場合の解決方法については、 [Message #] 列のリ ンクをク リ ッ ク

して ください。

2 [Welcome] 画面を確認します。

3 使用許諾契約書に同意します。

4 高速インス トールとカスタム インス トールのどちらを行うかを指定します。

[Custom] を選択し、 Lab Manager のプログラム ファ イル ディレク ト リ を変更します。

5 VMwareLMWeb および VMwareLMUser のデフォルト パスワードを受け入れるか、 独自のパスワード

を入力します。

Lab Manager では、 インス トールの一環と してこれらのアカウン トが作成され、 各アカウン ト用にラン

ダムなパスワードが生成されます。 ネッ ト ワークにパスワードを制限するポ リシーが適用されている場

合は、 そのポ リシーの要件を満たすパスワードを入力します。

6 Lab Manager ト ラフ ィ ッ ク用の IP アドレスを選択します。

サーバに固定 IP アド レスを持つアク ティ ブな NIC が複数ある場合は、 使用する NIC を 1 つ選択でき

ます。

7 ソフ ト ウェアが FQDN を検出できない場合は、 プロンプ トが表示されたと きに FQDN を入力します。

FQDN については、 「ネッ ト ワーク」 (12 ページ) を参照して ください。

8 Lab Manager 用の Web サイ ト を選択するか、 またはデフォルトの Web サイ ト を使用します。

9 Web サイ ト用の SSL ポート番号を入力します。

デフォルトは 443 です。

10 [Migrate the existing database to the latest version] チェッ ク ボッ クスを選択します。

このチェッ ク ボッ クスを選択する と、 Stage Manager 1.x データベースが移行され、 Lab Manager 4.0 で使用できるよ うにな り ます。

11 [Install] をク リ ッ ク します。

12 [Finish] をク リ ッ ク します。

Lab Manager のアップグレード と構成

Lab Manager サーバのアップグレードおよび構成は、Lab Manager サーバにアクセスできる任意のシステム

から実行できます。

コンソールに初めてアクセスする と きに、 セキュ リ ティ証明書の警告が表示される場合があ り ます。 この警

告が表示されないよ うにするには、 FQDN を使用するか、 または SSL 証明書をインス トールします。 「カス

タム SSL 証明書の生成」 (19 ページ) を参照してください。

Lab Manager をアップグレード して構成するには

1 Lab Manager サーバにネッ ト ワーク アクセスできる任意のマシンで、 ブラウザを開いて http://<Lab Manager サーバのド メ イン名または IP アドレス> に移動します。

アップグレード ウ ィザードが起動します。

2 前書きを確認し、 [I understand the above requirements] を選択します。

3 キャパシティ ライセンス キーを入力します。

4 Lab Manager 4.0 エージェン ト をインス トールするホス ト を選択します。

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

32 VMware, Inc.

5 (オプシ ョ ン ) ホス ト スパニング ト ランスポート ネッ ト ワークを有効にし、 vNetwork 分散スイ ッチと

VLAN ID 識別子を選択します。

ホス ト スパニング ト ランスポート ネッ ト ワークは、 フェンスまたは仮想ネッ ト ワークを使用する構成

で仮想マシンのホス ト スパニングを有効にします。 ホス ト スパニング ト ランスポート ネッ ト ワークに

は、 vSphere の vNetwork 分散スイ ッチが必要です。 vNetwork 分散スイ ッチには、 ESX/ESXi 4.0 およ

び Enterprise Plus vSphere ライセンスが必要です。

6 各ホス ト をバインドする仮想スイ ッチを選択するか、 vNetwork 分散スイ ッチにバインド します。

7 LDAP 接続を構成します。

この手順が必要になるのは、LDAP 用に構成された Stage Manager 1.0.0 インス トールからアップグレー

ドする場合だけです。

[Server] ― LDAP サーバのホス ト名または IP アドレス。

[Port] ― LDAP サーバがデフォルト以外のポートで待機している場合は、 こ こにポート番号を入力

します。

デフォルト ポートは 389 です。

[Base Distinguished Name] ― ベース識別名 ( ベース DN) では、 Lab Manager が接続する LDAPディ レク ト リ内の場所を指定します。

ルートで接続するこ とをお勧めします。 その場合は、 ド メ イン コンポーネン トのみを入力します。

たとえば、 「DC=vmware,DC=com」 と入力します。

[User Name]/[Password]/[Confirm Password] ― LDAP サーバに接続するためのユーザー名を入力

し、 パスワードを入力して確認します。

8 [Test LDAP Upgrade] をク リ ッ ク します。

この手順が必要になるのは、LDAP 用に構成された Stage Manager 1.0.0 インス トールからアップグレー

ドする場合だけです。

Lab Manager が LDAP サーバに接続できない場合は、接続設定を変更して操作をやり 直してく だ

さ い。

Lab Manager が LDAP サーバには接続できるものの、Stage Manager のすべての LDAP ユーザーの

マッチを見つけられない場合は、 見つからなかったユーザーの一覧が表示されます。 これらのユー

ザーがまだ存在している場合は、 後で追加できます。 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して

ください。

9 SupportLink を有効にするかど うかを選択します。 これは、使用状況データを VMware に送信して製品

のサポート を改善する機能です。

SupportLink を有効にする場合は、 会社名と管理者の電子メール アドレスを入力します。

米国外で SupportLink を有効にする場合は、 インス トールを行う国の国外にデータが転送される可能性

があるこ とに同意する必要があ り ます。

10 [Finish] をク リ ッ ク します。

11 Web コンソールのログイン ページが表示されたら、 Lab Manager 管理者アカウン トのユーザー名とパ

スワードを入力します。

これは、 Stage Manager で使用していたのと同じアカウン ト情報です。

Stage Manager 1.x からのアップグレードについて

アップグレード後、 Stage Manager 1.x ユーザーは、 同じ構成、 仮想マシン テンプレート、 メディア、 およ

び仮想マシンにアクセスできます。 サービス テンプレートは保持されません。 また、 それに相当するテンプ

レートは Lab Manager にあ り ません。

Stage Manager 1.x 情報が Lab Manager にどのよ う にマ ッ ピング されるかを理解する こ と が重要です。

Lab Manager の機能と使用法の詳細については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

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VMware, Inc. 33

第 4 章 「Lab Manager 4.0 へのアップグレード」

組織

組織には、 ユーザーと リ ソース ( リ ソース プール、 ホス ト、 データス ト ア、 メディア ス ト ア、 および物理

ネッ ト ワーク ) が含まれます。 リ ソースは、 1 つの組織で専有したり、複数の組織で共有したりできます。組

織にユーザーを割り当てるこ とによ り、 ユーザーがアクセスできる リ ソースを制御できます。

Stage Manager サービスは、 Lab Manager の同じ名前の組織に変換さ れます。 各組織には、 Stage Managerと 同じ リ ソ ースおよびユーザーが割り 当てられます。 さ らに、 アッ プグレード 中に Lab Manager によって

デフォルト 組織が作成さ れ、Stage Manager のすべてのユーザーおよびリ ソ ースがこ の組織に割り 当てられ

ます。

ワークスペース

Stage Manager ステージは、同じ名前の Lab Manager ワークスペースに変換されます。各ワークスペースの

構成は、 ワークスペース内のすべてのユーザーによってフル コン ト ロール アクセスで共有されます。

Lab Manager では、 ワークスペースの作成時にステージの順序は保持されません。 ただし、 あるワークス

ペースから別のワークスペースに構成を移動する と、 Stage Manager でのステージの昇格および降格と同じ

効果を得るこ とができます。

Lab Manager の各組織には、 特殊な性質を備えたデフォルト ワークスペースを含めるこ とができます。 アッ

プグレード中に Lab Manager は、アルファベッ ト順で最初のワークスペースをデフォルト ワークスペースに

設定します。

構成

Stage Manager のサービス名およびステージ名と同じ名前を持つ組織およびワークスペースでは、 ラ イフサ

イクル構成を使用できます。

Stage Manager のサービス名と同じ名前を持つ組織の構成ライブラ リでは、 アーカイブ構成を使用できます。

ユーザーとグループ

Stage Manager のユーザー (LDAP および非 LDAP) はすべて、 Lab Manager のデフォルト組織に追加されま

す。Stage Manager で [LDAP Allowed Groups] オプシ ョ ンを選択した場合は、アップグレード時にそれらの

グループもデフォルト組織に追加されます。

さ らに、特定のサービスにアクセスできる Stage Manager ユーザーが Lab Manager の対応する組織に追加さ

れます。

ロールと権限

Stage Manager に用意されているロールは、 管理者ロールとユーザー (非管理者) ロールの 2 つだけです。 各

Stage Manager サービスには、 サービス ユーザーとサービス管理者があ り ます。

Lab Manager では、 よ り多くの組み込みロールが用意されており、 これらのロールへの権限の割り当てやカ

スタム ロールの作成を詳細レベルで行う こ とができます。アップグレード プロセスでは、 Stage Manager のロールが Lab Manager のロールにマッピングされます。

Lab Manager のロールと権限の詳細については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照して ください。

Lab Manager のシステム管理者ロールは強力であるため、Stage Manager 1.x の管理者ロールが割り当てられ

ていたユーザーに新しいロールを割り当てるこ とをお勧めします。

表 4-2. Stage Manager 1.x から Lab Manager 4.0 へのユーザーのマッピング

Stage Manager 1.x のロール サービス アクセス Lab Manager 4.0 のロール

管理者 NA システム管理者

ユーザー ユーザー 組織とそのワークスペース内のアプリ ケーシ ョ ン所有者

ユーザー 管理者 組織とそのワークスペース内の管理者

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

34 VMware, Inc.

共有

Lab Manager では、共有の制御機能が Stage Manager と比べて大幅に拡張されています。アップグレード プロセスでは、 Stage Manager での Lab Manager オブジェク トの共有方法が反映されるよ うに、 これらのオブ

ジェク トの共有プロパティが設定されます。 共有プロパティはいつでも変更できます。

ラ イフサイクル構成は、ワークスペース内のすべてのユーザーによってフル コン ト ロール アクセスで共

有されます。

アーカイブ構成は、 組織内のすべてのユーザーによってフル コン ト ロール アクセスで共有されます。

仮想マシン テンプレート は、 システム内のすべてのユーザーによって読み取り アクセスで共有されます。

メディア ファ イルは、 システム内のすべてのユーザーによって読み取りアクセスで共有されます。

ネッ トワーク

Lab Manager では、物理ネッ ト ワークは組織に割り当てるこ とができる リ ソースです。アップグレード ウ ィ

ザードで指定したネッ ト ワーク情報は、 デフォルト組織およびサービスから作成されたすべての組織に割り

当てられる物理ネッ ト ワークを作成するために、 Stage Manager のネッ ト ワーク設定情報と一緒に使用され

ます。

Lab Manager では、 複数の物理ネッ ト ワークがサポート されます。 追加の物理ネッ ト ワークを作成して組織

および仮想マシンに割り当てる方法については、 『Lab Manager ユーザー ガイ ド』 を参照してください。

ESX Server のアップグレード

Lab Manager 4.0 では、 バージ ョ ン 3.5 および 4.0 の ESX Server と ESXi Server がサポー ト されます。

Lab Manager 3.x または Stage Manager 1.x インス トールの一部を構成していた ESX 3.5 ホス ト を引き続き使

用できます。

新しい vSphere 機能を利用するには、 ESX ホス ト をバージ ョ ン 4.0 にアップグレード します。 VMotion を使

用して、アップグレードする ESX ホス トから仮想マシンを移動するこ とをお勧めします。次に、ESX Server 4.0をホス トにインス トールします。 最後に、 VMotion を使用して、 仮想マシンを移行してホス トに戻します。

詳細については、 vSphere のドキュ メン ト を参照してください。

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VMware, Inc. 35

索引

記号.NET、 インストール , 13

DDNS 要件 , 17

IIIS、 インストール , 13IP アドレス

予約 , 18固定および DHCP の割り当て , 24

LLab Manager

Lab Manager サーバ , 7Lab Manager のシステム名の選択 , 23SOAP API, 7VMware Infrastructure 環境での , 7Web コンソール , 7Web コンソールのアクセス要件 , 15アップグレード , 27アンインストール , 24インストール , 21概要 , 7

Lab Manager サーバ

vCenter Server への接続 , 14アップグレード と構成 , 29, 31システム要件 , 11ソフ トウェアのインストール , 21, 28, 30初期化と構成 , 22説明 , 7

Lab Manager のアップグレード , 27Lab Manager のアンインストール , 24Lab Manager の初期化 , 22

MMicrosoft .NET Framework

インストール , 13既存のインストールの確認 , 13

NNFS

データストアの要件 , 11データストアまたはメディア ストアの構成 , 11メディア ファイル , 11

SSOAP API、 説明 , 7

VvCenter Server の認証情報要件 , 14VMFS データストアの要件 , 11VMware Infrastructure

Lab Manager の操作 , 7サービスの利用 , 10

vSphere、 Lab Manager 用の要件と推奨事項 , 10

WWeb アップグレード ウィザード , 29, 31Web コンソール

説明 , 7Web コンソールのアクセス要件 , 15Web 初期化ウィザード , 22

いインストール

上位レベル タスク , 8要件 , 9

くクライアン ト、 Web コンソールのアクセス要件 , 15

こ固定 IP アドレス、 予約 , 18

せセキュリテ ィの推奨事項 , 18

てデータストア

NFS 用の構成 , 11要件 , 11

とド メイン、 構成 , 17

ねネッ トワーク

IP アドレスの予約 , 18ド メインと権限の構成 , 17要件 , 16ルーティングの構成 , 16固定 IP アドレスおよび DHCP IP アドレスの

割り当て , 24

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Lab Manager のインス トールおよびアップグレードガイ ド

36 VMware, Inc.

めメディア ストア、 NFS 用の構成 , 11メディア ファイル , 11

よ要件

IIS と Microsoft .NET, 13Lab Manager サーバ , 11vSphere, 10Web コンソールにアクセスするクライアン ト

マシン , 15データストア , 11ネッ トワーク , 16

るルーティング、 構成 , 16