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NVE 7009-3Gr 08/01-06 É^ÉCÉgÉãÅEÉyÅ[ÉW Implementation Guide VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリストア使用ガイド

NV Implementation Guide VMware ESX2...6 VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリストアの使用 図1-1:VMWare ESX Server システムの アーキテクチャ

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NVE 7009-3Gr 08/01-06

É^ÉCÉgÉãÅEÉyÅ[ÉW

Implementation Guide

VMWare ESX Server 環境での NetVaultバックアップおよびリス トア使用ガイド

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著作権

ソフ トウェア著作権 © 2006 BakBone SoftwareVMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリストア使用ガイド

著作権 © 2006 BakBone Software印刷 / オンライン版

本ソフ トウェア製品の著作権は本契約に定める著作権者に帰属します。本製品の配布および販売は使用許諾書記載の条

件に即した直接購入者の使用のみを目的とするものです。本製品を除くすべての製品の商標は個々の所有者に帰属しま

す。

本出版物の著作権は本契約に定める著作権者に帰属します。

バックボーン ・ ソフ トウエア社の書面による同意を得ずに本出版物の全部または一部を複製、 複写、 転載、 翻訳、 減縮

することおよび何らかの電子媒体または読取り可能な機械に転送することを禁じます。

本出版物は無保証で提供されるものであり、 当社は本製品についてその商品性、 特定の目的における適合性、 使用によ

る権利侵害の不発生を暗示的に保証するものではな く、かつこれに限定されずいかなる事項についても明示的または暗

示的に保証しません。

本出版物には技術的内容に関して不適切な部分および誤植部分が含まれているおそれがあります。本出版物の記載情報

は定期的に変更される予定ですが、 この変更は本出版物の新版にのみ反映されます。 当社は事前の通知な く本出版物で

言及されている製品および (または) プログラムを改良または変更する場合があります。

バッ クボーン ・ ソフ トウエア株式会社〒 163-0711 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル 11F

TEL : 03-5908-3511 FAX : 03-5908-3512

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Implementation Guide

1.0.0 - VMWare 環境について ................................................................................................................ 5• 1.0.1 - VMWare ESX Server の長所 .................................................................................................. 5• 1.0.2 - VMWare ESX Server の仕組み............................................................................................... 5• 1.0.3 - サポート対象のソフ トウェア ................................................................................................. 7

1.1.0 - VMWare のバックアップおよびリカバリの概要 .................................................................... 8• 1.1.1 - バックアップ ・ シナリオ ......................................................................................................... 8• 1.1.2 - バックアップおよびリカバリの方法....................................................................................... 9

- 1.1.2.a - ファイル ・ レベルのフルおよび増分データのバックアップおよびリカバリ .................. 9- 1.1.2.b - ゲスト VM のフル ・バックアップ ................................................................................... 9

• 1.1.3 - バックアップおよびリカバリの最適事例 ............................................................................. 101.2.0 - VMWare ESX Server のバックアップおよびリカバリのガイ ド ライン .............................11

• 1.2.1 - NetVault Client のインストールおよび設定 ..........................................................................11• 1.2.2 - ゲスト ・ オペレーテ ィング ・ システムのバックアップおよびリストア ................................11• 1.2.3 - 仮想マシンのバックアップ ................................................................................................... 12• 1.2.4 - 仮想マシンのリストア .......................................................................................................... 12

1.3.0 - 重要点および推奨事項 ............................................................................................................... 13• 1.3.1 - 参考資料 ................................................................................................................................ 13

VMWare ESX Server 環境での

NetVault バックアップおよびリス トアの使用

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VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリス トアの使用4

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NetVault Implementation Guide 5

1.0.0 VMWare 環境について

仮想化とは、 ハードウェアとソフ トウェアのパーテ ィシ ョニング、 タイム ・ シェアリング、 マシンの

一部もし くは全てのシミ ュレーシ ョ ンやエミ ュレーシ ョ ンなど多数の技術または概念を応用して、 コ

ンピュータのリソースを 1つまたは複数の実行可能環境に統合もし くは分割することです。

VMWare ESX Server ソフ トウェア製品は、 複数のオペレーテ ィ ング ・ システムを、 同一の物理サー

バ上の 1 つのホスト ・ オペレーテ ィング環境で、 当該のサーバのパーティシ ョ ンまたはインスタンス

を使用してホステ ィ ングします。 これは、 一般にサーバ仮想化と呼ばれるもので、 物理サーバの統合

や、 パーティシ ョニングによるオペレーテ ィ ング ・ システムの統合のために利用されます。

1.0.1 VMWare ESX Server の長所

サーバ仮想化には、 多数の理由および利点があります。 サーバ仮想化を実施する主な利点と して、 以

下のシナリオによる費用削減が挙げられます。

サーバの統合 柔軟性および応答性の向上 高可用性の実現およびサービス ・ レベルの保証 障害復旧機能の費用を大幅に削減 開発および品質保証の費用を大幅に削減

1.0.2 VMWare ESX Server の仕組み

ESX Server により、 物理システムを論理コンピューテ ィ ング ・ リ ソースのプールに変換 - オペレー

テ ィ ング ・ システムとアプリケーシ ョ ンは、 1 つの物理サーバ上で作成した複数の仮想マシンに分離

されます。 システム ・ リ ソースは、 必要性および管理者が設定した保証値に基づいて動的に仮想マシ

ンに割り当てられます。 これにより、 メ インフレーム ・ レベルの性能利用効率とサーバ ・ リソース管

理が実現されます。

ESX Server ソフ トウェアは、 1 つの Service Console Server マシン上で実行され、任意の個数の仮想

マシン ・ インスタンスを作成することができます。 このインスタンスを使用して、 x86 ベースのゲス

ト ・オペレーティング ・システムのホスティングを実行することができます。 1 つの仮想マシンで、複

数のオペレーテ ィ ング ・ システムをホステ ィ ングできますが、 複数を並列でホステ ィ ングすることは

できません。 仮想化では、 仮想ディスク、 仮想 NIC、 仮想メモリなどの特定のリソースを持つ仮想マ

シンを作成することができます。 この仮想マシンを使用し、 VMWare がサポートする多数のオペレー

ティ ング ・ システムのいずれかをホステ ィングすることができます。 現時点では、 NetVault でサポー

トするオペレーテ ィ ング環境および構成には制限があります。 仮想マシン ・ インスタンスでホステ ィ

ング可能なオペレーテ ィ ング ・ システムの詳細については、 『Systems Compatibility Guide for ESXServer 2.X』 を参照して ください。

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VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリス トアの使用6

図 1-1:VMWare ESX

Server システムの

アーキテクチャ

1.0.2.a VMWare ESX Server の構成

以下に、 ESX Server の実装とその構成の利点を説明します。

ESX Server は、システム・ハードウェア上で直接実行されます。これにより、複数オペレーティ

ング ・ システムの導入、管理、 リモート管理を簡単に実行できる、安全な統一プラッ ト フォーム

が実現されます。

ESX Server は、 独自のベアメ タル ・ アーキテクチャを使用しています。 これにより、 x86 サー

バ ・ ハードウェアと仮想マシンの間に、 小規模で非常に安定した仮想化レイヤが構築されます。

この方法により、 ESX Server は、 各仮想マシンに割り当てられたサーバ ・ リソースを完全制御

し、 ホス ト ・ オペレーテ ィ ング ・ システム上で構築したサーバ仮想アーキテクチャの性能オー

バーヘッ ド、 可用性、 費用の問題を解消しています。 VMWare は、 ESX Server の登場以来 4 年

間にわたり ESX Server を進化させ、 Virtual SMP や VMotion によるホッ ト移動などの強力な機

能をサポート して、 一般的な仮想化技術よりも大幅に優れた技術を実現しました。 ESX Server により、サーバ・インフラスト ラクチャが簡潔になります。これは、サーバ・ リソー

スを分割し、 安全で移動可能な仮想マシンに分離することで実現されます。 ESX Server を使用

することで、 サーバ ・ リ ソースをリモート管理し、 自動でプロビジ ョニングすることができま

す。 先進のリソース管理により、 IT 管理者はサービス ・ レベルを企業全体で保証することがで

きます。 ESX Server は、 システム ・ハードウェア上で直接実行されます。 これにより、 複数の

オペレーテ ィ ング ・ システムの導入、 管理、 リモート管理を実行できる、 安全な統一プラ ッ ト

フォームが実現されます。

IntelIntel

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NetVault Implementation Guide 7

1.0.3 サポート対象のソフ トウェアVMWare ソフ トウェアは、 現時点ではサポートするバージ ョ ンおよび構成に制限があります。 今後サ

ポート対象が拡大される場合があります。 VMWare 環境でサポート されている NetVault ソフ トウェア

の詳細については、 下の表を参照して ください。

また、今後の追加の詳細については、 『NetVault Supported Platforms』 ドキュ メン トまたは下記のリン

ク先を参照して ください。

http://www.bakbone.com/docs/NetVault_Supported_Platforms.pdf

ソフ トウェア ・

パッケージ

ESX Server 2.5.1/2.5.2/2.5.3

Virtual Machine Proxy

ゲスト OS のデータ *

Service Console

仮想ディスクおよび設

定ファイル *

Backup Server

NetVault 7.1.1NetVault 7.1.2

Windows 2000Windows 2003Windows XPLinux RedhatLinux SuseFreeBSD

Linux( カーネル 2.4)( 専用ディスト リ

ビューシ ョ ン )

仮想マシンまたはゲス

ト ・オペレーテ ィング・

システムではサポート

されていません。

APM ExchangeMS SQLOracle

なし 仮想マシンまたはゲス

ト ・オペレーテ ィング・

システムではサポート

されていません。

* 標準の NetVault クライアン トまたは SmartClient と してサポート されています。

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VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリス トアの使用8

1.1.0 VMWare のバックアップおよびリカバリの概要

バックアップと リス トアおよび障害復旧は、データ ・センター管理での最重要要素です。 VMWare は、

他の仮想ツールと比較して、 多数のバックアップおよびリス トア方法を提供しています。 これらの方

法には、 それぞれ長所と短所があります。

VMWare の仮想マシンおよびゲスト ・オペレーテ ィ ング環境のバックアップおよびリカバリ・ソ リュー

シ ョ ンは、 さまざまな方法で実行できます。 方法によって、 精度、 リカバリ機能、 条件が異なります。

いずれかの方法またはシナリオを使用して、 ユーザの目的および業務での要求に対応することができ

ます。 以下の章では、 目的や業務での要求に応じたバックアップおよびリカバリ運用を選択できるよ

うに、 さまざまなシナリオおよび方法について説明します。

1.1.1 バックアップ ・ シナリオ前の章で説明したように、ESX Service Console Server 上の仮想マシン ・ インスタンス (VM) で、任意

の個数のオペレーティング ・ システムをホステ ィングできます。 複数の起動ディスクを 1 つのシステ

ムに接続しているように、 VM を任意の個数の仮想ディスク ・ ド ライブ (VMDK) から起動することも

できます。 ESX Server には、 設定ファイル (VMX) が保存されます。 このファイルは、 仮想マシンで

使用する仮想リソースと、 VM の起動に使用する仮想ディスク ・ ド ライブを定義します。 これらの仮

想ディスク ・ ド ライブは、 仮想マシン ・ ファイル ・ システム (VMFS) と呼ぶ専用ファイル ・ システム

内のファイルです。 また、 各 VM の状態は、 Online、 Suspended、 Off のいずれかになります。 当該

VM 内のデータは、 ゲス ト ・ オペレーテ ィ ング ・ システムからのみアクセス可能です。 ゲス ト ・ オペ

レーテ ィング・システムも、up、quiescent、crash consistent、snapshot のいずれかの状態になります。

VM の各状態と、 ゲス ト ・ オペレーテ ィ ング ・ システムのデータに対するその状態の影響を考慮する

と、 多数の選択肢と同時に多数の問題があることがわかります。 ゲス ト ・ オペレーテ ィ ング ・ システ

ム (OS) 上のデータは、 OS の動作中にだけアクセス可能です。 したがって、 個々のファイルのバック

アップおよびリストアや、 ファイル・ レベルの増分バックアップおよびリストア処理を実行するには、

VM を Online 状態にして、バックアップ ・ エージェン ト をインストールして設定したゲスト OS を up状態にするのが唯一の方法です。一方で、完全なシステム DR イ メージの場合は、ESX Service ConsoleServer から、ローカル・インストールしたバックアップ・エージェン ト を使用して、VM および VMDKファイルに直接アクセスできます。 VM を一時停止 ( サスペンド ) させるか、 VM を完全にオフライン

にするか、 VM のスナップシ ョ ッ ト を有効にして作成して、 VM をバックアップすることができます。

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NetVault Implementation Guide 9

これらの運用方法は、 それぞれに長所と短所、 および実行条件があります。 下の表で、 VM およびゲ

スト OS のデータのバックアップおよびリカバリの運用方法の一部を説明します。

1.1.2 バックアップおよびリカバリの方法VMWare 環境でのバックアップおよびリカバリの方法は、 ゲスト ・ オペレーテ ィング ・ システム上で

1 つのファイルをバックアップする単純な方法から、オンライン状態で Oracle 10G を実行中の仮想マ

シン ・ インスタンスからスナップシ ョ ッ トのバックアップを行う複雑な方法まで多岐にわたります。

1.1.2.a ファイル・ レベルのフルおよび増分データのバッ クアップおよびリカバリ

ファイル ・ レベルのフルおよび増分バックアップおよびリカバリが必要な場合は、 NetVault Client を

ゲス ト ・ オペレーテ ィ ング ・ システムにインス トールします。 これにより、 ゲス ト ・ オペレーテ ィ ン

グ ・ システム上の個々のファイルおよびディ レク ト リを柔軟にリカバリできます。

1.1.2.b ゲスト VM のフル ・ バックアップ

DR 関連のバックアップおよびリカバリが必要な場合は、NetVault Client を ESX Server にインストー

ルし、 設定および仮想ディスク ・ フ ァイルのディ レク ト リをバックアップします。 ゲス ト ・ オペレー

テ ィ ング ・ システム上のファイルを個別にリカバリすることはできませんが、 仮想マシンの設定ファ

イルおよびゲスト OS 全体を、DR イ メージを作成した場合と同様にリス トアすることができます。こ

れは、必要な整合性の程度と リカバリに応じて、 さまざまな方法で実行できます。以下に、ゲスト VMのフル ・ バックアップを行う方法を示します。

パワー ・ オフ状態の仮想マシンのバックアップ

仮想マシンのコピーのバックアップ

一時停止状態の仮想マシンのバックアップ

スナップシ ョ ッ トによるアクテ ィブ状態の仮想マシンのバックアップ

ゲスト OS 上のバックアップ ・ エージェン トService Console Server 上のバックアップ ・

エージェン ト

フル、 増分、 差分の各バックアップが可能 システム ・ フ ァイルを含むディスク ・ イ メージ全

体のみ

終了せずにアプリケーシ ョ ン ・ データをアー

カイブ可能

やり直しログを使用している場合を除き、VM をパ

ワー ・ オフにする必要あり

アーカイブしたシステム ・ データは、 実行中

の VM にだけリストア可能

リストアした仮想ディスクで起動可能

エージェン ト ・ ソフ トウェアを各 VM にイン

ストールする必要あり

エクスポート ・ ディスク用に Service Console の

ディスク容量が必要な場合あり

各仮想マシン OS のライセンスが必要。 各仮

想マシンでクライアン ト ・ ソフ トウェアのイ

ンストールおよび設定も必要あり

必要なライセンスおよび設定は 1 クライアン ト分

のみ

物理サーバのバッ クアップおよびリカバリ と

同一

単一点障害

アプリケーシ ョ ン ・ データ (APM) に最適 システム ・ イ メージおよび DR に最適

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VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリス トアの使用10

仮想マシン・ファイルまたはゲスト OS のデータを、ESX Server から、バックアップ・サーバ (VMWare以外のシステム ) に接続されたテープ ・デバイスに直接バックアップできます。 また、 ESX Server ま

たはゲスト ・ オペレーテ ィ ング ・ システムに接続されたテープ ・ デバイスに直接このデータをバック

アップすることもできます。 SCSI のパススルー ・ メカニズムを使用して SCSI バックアップ ・デバイ

スを仮想マシンに接続する方法については、 『ESX Server Administration Guide』 で説明しています。

作業を開始する前に、 以下の制限を確認して ください。

1. VMWare では、 Adaptec 製 SCSI アダプタを使用して ESX Server に接続された SCSI ド ライブ

をサポート しています。

2. 通常のスタンドアロン ・ テープ ・ ド ライブではな く、 テープ ・ ド ライブ ・ ライブラリを使用する

場合は、 LUN が複数でない、 マルチターゲッ トのライブラリを使用する必要があります。

3. 仮想マシンの設定で、テープ・ ド ライブの仮想ターゲッ ト ID を物理ターゲッ ト ID と同一に設定

して ください。

1.1.3 バックアップおよびリカバリの最適事例VMWare 環境でのバッ クアップおよびリカバリのガイ ド ラインは、 使用する運用方法および事例に

よって異なります。ゲス ト ・オペレーテ ィング ・システムの場合は、 VMWare 環境外のバックアップ ・

サーバでクライアン ト ・ バックアップ ・ エージェン トがインス トールおよび設定されていることを確

認して く ださい。 これにより、 仮想マシンまたはゲスト ・ オペレーテ ィ ング ・ システムの状態に関係

な く、 バッ クアップ ・ サーバのサービスが利用可能であるこ とを確認します。 デバイスを ServiceConsole とゲスト ・オペレーテ ィング・システムのいずれかまたは両方を使用して追加することで、費

用および管理の負担を削減できることに加えて、 単一点障害も実現できます。

以下に、 VMWare 環境でのバックアップおよびリカバリ運用についての推奨事項を示します。

バックアップ ・ サーバは、 VMWare環境ではホスティングしないで ください。

ファイルおよびディ レク ト リを個別にリカバリできるように、ゲスト ・オペレーテ ィ ング・シス

テムを毎日バックアップして ください。

DR では、 VM のスナップシ ョ ッ ト を使用して ください。

ハードウェア障害に備えて、ESX Service Console Serverのバックアップも実行して く ださい。

バックアップ ・ テープは別の場所に保管して ください。

リス トア ・ テス ト を実行し、 バックアップを検証して く ださい。

大きな変更を行った後は、 必ず Service Console をバックアップして ください。

少な く とも週に一度バックアップを実行して ください。

VM の config. ファイルは、 週に一度、 または変更の実行後にバックアップして ください。

オンライン・バックアップ用スクリプ ト を使用して、VMDK の VM スナップシ ョ ッ ト を作成して

ください。

注意 : ESX Server のバージ ョ ン 1.x および 2.x では、 ESX Server または仮想マシンにファイバ接続されたテープ ・

ド ライブはサポート していません。

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NetVault Implementation Guide 11

1.2.0 VMWare ESX Server のバックアップおよびリカバリの

ガイド ライン

VMWare で使用される仮想化の方法については、 仮想マシン全体をバックアップおよびリカバリする

ために必要な手順および条件を理解している必要があります。 次の章では、 これらの手順および条件

について改めて説明します。

仮想マシンのイメージのバックアップおよびリカバリを実行するには、WMware ESX の仮想化エンジ

ンでの仮想ディスク ・ イ メージの構成および使用の詳細を理解する必要があります。 以下では、 仮想

マシンの設定ファイル、 仮想スト レージの構造、 これらのファイルと VMFS の関係、 仮想マシン登録

について説明します。

1.2.1 NetVault Client のインストールおよび設定

NetVault Client ソフ トウェアのインストールは、 Service Console とゲスト ・ オペレーテ ィング ・ シス

テムのいずれでも、 他の NetVault Client の場合と同様に行います。 インストール手順は、 通常の物理

サーバのインス トールと同一です。

インストール後に、 通常の方法でゲスト ・ オペレーテ ィング ・ システムの NetVault Client を設定でき

ます。 ただし、 ESX Server または SmartClient と して追加した仮想マシン上の NetVault Client の場合

は、 手順が異なります。

1. ESX Server を NetVault Client と して設定するために必要な手順変更を以下に示します。

/etc/mtab ファイルを修正します - /vmfs ディ レク ト リを NetVault Backup 管理インター

フェースで表示できるようにするため、 Service Console でマウン ト されたファイル ・ シス

テム (“/etc/mtab” など ) のリスト を、/proc/mounts が示す現在のリストに更新する必要があ

ります。

a. Service Console に root でログインします。

b. 次のコマンドを実行します。

grep vmfs /proc/mounts >> /etc/mtab

これで “/vmfs” ツリーは、 NetVault Backup 管理インターフェースに表示されます。

2. 仮想クライアン ト を NetVault SmartClient と して設定するために必要な手順変更を以下に示しま

す。

SCSI デバイス ・ アクセスを仮想クライアン トでパススルーとして設定します。

仮想 SCSI ID を物理 SCSI ID と同一に設定します。

Dynamic Drive Sharing 機能は使用しないで ください。

SCSI デバイスだけがサポート されています ( ファイバ接続のテープ・デバイスはサポート さ

れていません )。

1.2.2 ゲスト ・ オペレーティング ・ システムのバックアップおよびリストアゲスト ・オペレーテ ィング ・システム上のファイル・システムおよび APM データのバックアップおよ

びリカバリは、 通常の物理サーバと同一です。 詳細については、 『NetVault アド ミニスト レーターズ ・

ガイ ド』 および各 APM のガイ ドを参照して く ださい。

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VMWare ESX Server 環境での NetVault バックアップおよびリス トアの使用12

1.2.3 仮想マシンのバックアップ仮想マシンのバックアップは、 ESX Server でクライアン ト ・ バッ クアップを実行することで行いま

す。仮想マシンの完全なバックアップに必要なファイルは、以下のとおりです。 ( バックアップ対象の

仮想マシンの状態 (下記参照) により、 不要もし くは存在しないファイルもあります。)

*.vmdk ファイル

*.vmx ファイル

*.vmss ファイル

*.nvram ファイル

*.log ファイル

*.REDO ファイル

これらのファイルは、 通常は ESX Server に保存されています。 これらのファイルは、 すべて標準ク

ライアン トから直接アクセスできます。 ただし、 VMFS 内で仮想ディスク ・ フ ァイルを適切にバック

アップするには、 い くつか条件があります。 これらのファイルは、 仮想マシンのインスタンスがアク

テ ィブ ( オンライン ) の場合は、通常はロックされています。仮想マシンのバックアップを実行するた

めに必要なデータを取得するには、 以下の方法があります。

仮想マシンを終了する

仮想マシンを一時停止する

仮想マシンをエクスポートする

仮想マシンのスナップシ ョ ッ ト を作成する

これらの操作を実行する方法の詳細については、『ESX Server Administration Guide』 および 『VMWareScripting API User’s Manual』 を参照して く ださい。 また、 VMWare では、 前述の操作を実行するため

の Perl スクリプ ト (vmsnap.pl および vmres.pl) が提供されています。

1.2.4 仮想マシンのリストア仮想マシンのデータをテープ ( 物理または仮想 ) に移動したら、 リカバリ処理を実行し、既存の仮想マ

シンにリス トアする、 適当な場所にリス トアして新しい仮想マシンを作成する、 後で使用するかさら

に修正を行うために一時的な場所にリス トアするといった作業を行う ことができます。 リス トア処理

の実行方法には制約があります。VMFS から作成した仮想ディスク ・ ファイルをリス トアする場合は、

リス トア ・ データを VMFS 内の既存のディレク ト リ構造に配置するように設定する必要があります。

このファイル ・ システム内の新しいディ レク ト リ構造は、 NetVault Client では作成できません。 これ

は仮想ファイル ・ システムであるため、 ディ レク ト リ構造は仮想エンジンにより管理されます。 した

がって、 VMWare 固有の機能を使用して作成または修正する必要があります。 実際の仮想マシンは、

定義上、さまざまな設定ファイルをリス トアし、“vmware-cmd –s register <config-file>” コマンドを

使用して登録することでリカバリが可能です。 仮想マシンの状態は、 そのインスタンスに対応する仮

想ディスク ・ ファイル、 NVRam ファイル、 ログ ・ ファイル、 REDO ファイルを、 VMWare が提供す

る Perl スクリプ ト (vmsnap.pl および vmres.pl) を使用してリストアすることで復元できます。 これら

のファイルをリカバリ した後は、 VM をパワー ・ オン状態に戻すことができます。

注意:何らかの修正を行った仮想マシンのインスタンスを移動またはリストアする際には、修正の程度や影響に応じ

て、 リカバリに必要な仮想マシン設定ファイルの修正が必要になることがあります。

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NetVault Implementation Guide 13

1.3.0 重要点および推奨事項

テスト ・ プロセスで得られた経験や情報に基づく推奨事項を以下に示します。

SCSI ド ライブの制限 - ESX Serverおよび仮想SmartClientは、SCSIテープ・ド ライブだけを使用

するように設定して ください。

SCSI ID の一致 - 仮想 SCSI ID がテープ ・ デバイスの物理 SCSI ID と一致する必要があります。

ロボッ ト ・アームの設定の条件 - ロボッ ト ・アームは、バックアップ・サーバや Service ConsoleServer などの非仮想システムのみに設定して ください。

Dynamic Drive Sharing 機能は使用しないで ください。

SmartClient の性能 - SmartClient の性能は、 通常の非 VM 構成の場合よりも低下します。

vmdk ファイルを VMFS に直接リストアする - これは、既存のディ レク ト リの場合にだけサポー

ト されています。 リカバリ ・ジ ョ ブでこのファイル・システム内に既存以外のディレク ト リ構造

を作成することはサポート されていません。

Adaptec HBA だけがサポート されています。

1.3.1 参考資料http://www.vmware.co.jp『VMWare ESX Server Administration Guide』『VMWare Scripting API User’s Guide』『Systems Compatibility Guide for ESX Server 2.x』『VMWare ESX Server Backup Planning Technical Note』

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