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全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年9月)より抜粋 各地域の景況感 天 気 地 域 景  況  感 北海道 公共工事が減少し、生産活動が弱含んでいるものの、住宅建築が持ち直し、輸出 が好調となるなど、緩やかな持ち直し。 公共工事が減少、生産活動が弱含んでいるものの、輸出が持ち直し、雇用情勢が 回復し、緩やかな持ち直し。 生産活動が足踏みとなったものの、個人消費、輸出が好調となるなど、持ち直し。 甲信越 住宅建築が上向いたものの、個人消費が横這い、輸出が低調となるなど、持ち直 しの動きが一服。 住宅建築が減少、公共工事が弱含んでいるものの、観光、雇用情勢が持ち直すな ど、全体では緩やかな持ち直し。 生産活動、設備投資が横這いとなったものの、住宅建築が増加し、輸出も持ち直 すなど、全体では緩やかな持ち直し。 住宅建築が上向き、観光が回復したものの、生産活動が横這い、輸出も伸び悩み、 全体では足踏み。 輸出が上向き、雇用が持ち直しているものの、公共工事が弱含み、全体では横這 い圏内。 公共工事、生産活動が横這いとなったものの、個人消費が持ち直し、住宅建築が 上向き、緩やかな持ち直し。 生産活動が弱含んだものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、全体では緩や かな持ち直し。 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移し、拡大。 27 七十七銀行 調査月報 2015年10月号    地方経済天気図 地方経済天気図

地方経済天気図 - The 77 Bank生産活動 横這い。6月の鉱工業生産指数は、86.0(季節調整値)で5か月ぶりで前月を上回っ たものの、原指数が92.0で9か月連続で前年を下回った。

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全国地方銀行協会「地方天気図」(平成27年9月)より抜粋

各地域の景況感

天 気 地 域 景  況  感

北海道 公共工事が減少し、生産活動が弱含んでいるものの、住宅建築が持ち直し、輸出が好調となるなど、緩やかな持ち直し。

東 北 公共工事が減少、生産活動が弱含んでいるものの、輸出が持ち直し、雇用情勢が回復し、緩やかな持ち直し。

関 東 生産活動が足踏みとなったものの、個人消費、輸出が好調となるなど、持ち直し。

甲信越 住宅建築が上向いたものの、個人消費が横這い、輸出が低調となるなど、持ち直しの動きが一服。

北 陸 住宅建築が減少、公共工事が弱含んでいるものの、観光、雇用情勢が持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

東 海 生産活動、設備投資が横這いとなったものの、住宅建築が増加し、輸出も持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

近 畿 住宅建築が上向き、観光が回復したものの、生産活動が横這い、輸出も伸び悩み、全体では足踏み。

中 国 輸出が上向き、雇用が持ち直しているものの、公共工事が弱含み、全体では横這い圏内。

四 国 公共工事、生産活動が横這いとなったものの、個人消費が持ち直し、住宅建築が上向き、緩やかな持ち直し。

九 州 生産活動が弱含んだものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、全体では緩やかな持ち直し。

沖 縄 個人消費が持ち直し、観光が好調に推移し、拡大。

27七十七銀行 調査月報 2015年10月号   

地方経済天気図

地方経済天気図

東北地方・各県の景況感

各地域の景況感の推移

地 域 項 目 概     況

景 況 公共工事が減少、生産活動が弱含んでいるものの、輸出が持ち直し、雇用情勢が回復し、緩やかな持ち直し。

生産活動 一般機械、電子部品・デバイス、化学が減少し、やや弱含み。

個人消費 スーパー販売や家電品販売が増加したものの、乗用車販売が減少し、横這い圏内の動き。

住宅建築 分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、上向き。

設備投資 需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられ、伸び悩み。

公共工事 国、市町村が減少するなど、減少傾向。

観 光 観光地への入込客が増加し、上向き。

雇 用 有効求人倍率が大幅に上昇し、回復に向けた動き。

H26/9 10 11 12 H27/1 2 3 4 5 6 7 8 9

北海道

東 北

関 東

甲信越

北 陸

東 海

近 畿

中 国

四 国

九 州

沖 縄

28    七十七銀行 調査月報 2015年10月号

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

 

 

景 況 緩やかに持ち直している。

生産活動 低下。6月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比2.9%低下の105.4と再びマイナス。

個人消費 やや低調。6月の大型小売店販売(確報値)は、前年比1.8%減と3か月ぶりのマイナス。7月の乗用車販売は、全体では同11.4%減と7か月連続のマイナス。

住宅建築 増加。7月の住宅着工戸数は、全体では前年同月比9.2%増と再びプラス。

設備投資 減少。

公共工事 幾分増加。7月の公共工事請負額は、全体では前年比2.1%増と4か月ぶりにプラス。

観 光 入り込み客数、宿泊者数ともに増加。7月の主な県内観光施設(34施設)の入り込み客数は前年比9.3%増と2か月ぶりにプラス。

雇 用 改善の動きが継続。7月の有効求人倍率(季調済)は0.94倍で前月比0.01ポイント上昇。

 

 

景 況 持ち直しに向けた動き。

生産活動 持ち直しの動きに足踏み感。6月の鉱工業生産指数は93.2(季調値)と前月比1.0%低下。

個人消費 持ち直しに向けた動き。7月の大型小売店販売(店調前)は前年同月比1.9%増と4か月連続のプラス。8月の乗用車販売(軽含む)は同1.1%減。

住宅建築 増加。7月の住宅着工戸数は726戸で前年同月比12.2%(79戸)増と3か月連続のプラス。

設備投資 横這い。7月の建築着工床面積(非居住用)は前年同月比0.1%の微増。

公共工事 増加。8月の公共工事請負額は38,120百万円で前年同月比28.8%増。

観 光 減少。7月の主要観光地の入込み客数は99千人で前年同月比4.8%減と、天候不順が続いたことから2か月連続で前年を下回った。

雇 用 堅調。7月の有効求人倍率(季調済)は1.27倍(前月比0.06ポイント増)と震災後最高値を更新。

秋 田 県

景 況 緩やかな持ち直しの動きが一服している。

生産活動 持ち直し。6月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では前月比5.4%上昇し3か月ぶりに上昇。原指数は前年比1.4%上昇し2か月ぶりに上昇。

個人消費 横這い。6月の大型小売店販売(店調前)は、前年比0.8%減と3か月ぶりに減少。8月の乗用車販売は、同15.5%増と3か月ぶりに増加。

住宅建築 一服。7月の住宅着工戸数は、持ち家が前年比3.6%減、貸家が29.2%減、分譲住宅が6.9%増となり、全体では同10.9%減と3か月ぶりに減少。

29七十七銀行 調査月報 2015年10月号   

地方経済天気図

地 域 項 目 概     況

秋 田 県

設備投資 増加傾向。日銀短観(6月調査)によると、2015年度の設備投資計画は、製造業が前年度比40.8%増加、非製造業が38.7%減少、全産業では同16.7%増加。

公共工事 減少基調。8月の公共工事請負額は、県は増加したものの、国、市町村が減少し、全体では前年比11.4%減と2か月ぶりに減少。

観 光 持ち直し。8月の県内の主要観光地や観光施設の入込みは、客足が戻り基調で推移し、持ち直し。

雇 用 改善基調。7月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.06ポイント上昇の1.09倍。新規求人数は前年比12.1%増と3か月連続で増加。

 

 

景 況 企業の生産活動にやや弱さがみられるものの、総じてみれば緩やかながら持ち直しの動きが続いている。

生産活動 やや弱い動き。6月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では96.9で前月比0.2%低下し、2か月連続のマイナス。

個人消費 足もとでは弱さもみられるが、総じてみれば持ち直し。7月の大型小売店販売(店調後)は、全体では前年比2.3%減。7月の乗用車販売も、同7.1%減。

住宅建築 増加傾向。7月の住宅着工戸数は、前年比40.4%増で7か月連続のプラス。

設備投資 総じてみれば横這い。7月の建築着工床面積(非居住用)は前年比55.9%減で3か月連続のマイナス。

公共工事 前年比マイナスながら上向きの兆し。7月の公共工事請負額は、前年比4.1%減で2か月ぶりのマイナス。

観 光 持ち直しの動きが鈍化。6月の県内宿泊者数(延数)は、前年比7.4%減で4か月ぶりのマイナス。

雇 用 緩やかに改善。7月の有効求人倍率(季調値)は前月比0.06ポイント低下の1.20倍となり、3か月連続で前年を下回った。

 

 

景 況 個人消費の一部や生産活動などが低調であるものの、公共投資や設備投資が高い水準にあり、全体では回復の動きが継続。

生産活動 横這い。6月の鉱工業生産指数は、86.0(季節調整値)で5か月ぶりで前月を上回ったものの、原指数が92.0で9か月連続で前年を下回った。

個人消費 横這い。6月の大型小売店の販売額(全店舗ベース)は、3か月連続で前年を上回った。7月の乗用車新車登録台数は、16か月連続で前年を下回った。

住宅建築 横這い。7月の県内新設住宅着工戸数は、1,410戸(前年同月比14.4%減)と4か月ぶりで前年を下回った。

設備投資 横這い。6月の建築着工(民間・非居住用)は、棟数が前年同月比38.2%増、床面積が同2.7%減、工事費予定額が同16.4%減。

公共工事 横這い。7月の公共工事前払保証取扱は、件数が904件(前年同月比10.5%減)と3か月連続で前年を下回った。

観 光 横這い。5月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比0.3%増と2か月連続で増加。

雇 用 横這い。7月の新規求人倍率は、季節調整値が1.97倍(前月比0.15ポイント上昇)、原数値が2.02倍(前年同月比0.01ポイント上昇)となった。

30    七十七銀行 調査月報 2015年10月号

地方経済天気図