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Oracle Cloud InfrastructureへのOracle Access Managerのフェデレート ORACLE WHITE PAPER | 20198

Oracle Cloud InfrastructureへのOracle Access …...1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、必要なフェデレーション・メタデータを収集し、 Oracle Access

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Oracle Cloud InfrastructureへのOracle Access Managerのフェデレート ORACLE WHITE PAPER | 2019年8月

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免責事項 下記事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯

一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。マテリアルやコード、

機能の提供をコミットメント(確約)するものではなく、購買を決定する際の判断材料になさらな

いで下さい。オラクルの製品に関して記載されている機能の開発、リリース、および時期について

は、弊社の裁量により決定されます。

改訂履歴 このホワイト・ペーパーは、初版の公開後、次の改訂がありました。 日付

改訂内容

2019年8月8日 属性マッピング値のエラーを修正

2018年8月31日 初版

Oracle Cloud Infrastructureホワイト・ペーパーの最新のバージョンは、

https://cloud.oracle.com/iaas/technical-resourcesで入手できます。

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目次 概要 4

対象読者 4

前提条件 4

Oracle Cloud InfrastructureをOracle Access Managerにフェデレートするプロセス 4

ステップ1: フェデレーション・メタデータの収集および信頼関係の構成 5

ステップ2: IdPメタデータのダウンロードおよびサービス・プロバイダの構成 5

ステップ3: Oracle Access Managerによるフェデレーションの設定 10

ステップ4: 構成のテスト 11

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概要 このドキュメントは、Oracle Access ManagerによりOracle Cloud Infrastructureのフェデレーショ

ンを構成するステップを示します。Oracle Access Managerは、Oracle Cloud Infrastructure向けの

完全にサポートされたアイデンティティ・プロバイダ(IdP)で、SAML 2.0プロトコルをサポートし

ています。 対象読者 このドキュメントの対象読者は次のとおりです。

• Oracle Cloud Infrastructureを評価したいお客様、およびOracle Access ManagerをIdPとし

て使用してOracle Cloud Infrastructureコンソールで認証したいお客様

• Oracle Cloud Infrastructureの機能を顧客環境で実際に紹介したいコンサルタントおよびソ

リューション・アーキテクト 前提条件 プロセスを開始する前に、次の前提条件を満たしていることを確認します。

• Oracle Access Manager 11gR2PS3または12cPS3を保有していること。

• 1人以上の管理ユーザーおよび1つ以上のグループが設定されているOracle Cloud Infrastructureテナンシを保有していること。OCI_AdminsまたはOCI_Usersなどの簡単に

認識できる接頭辞を使用してOracle Cloud Infrastructureにアクセスするためのグループを

設定することをお薦めします。また、作成した各グループには、ユーザーも必要です。

• アイデンティティ・フェデレーションの一般的な概念に精通していること。 Oracle Cloud InfrastructureをOracle Access Managerにフェ

デレートするプロセス Oracle Access ManagerによるOracle Cloud Infrastructureのフェデレーションの大まかな設定プロ

セスは、次のとおりです。

1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、必要なフェデレーション・メタデータを収集し、

Oracle Access Managerを使用して信頼関係を構成します。

2. Oracle Access Managementコンソールで、テナンシのOracle Cloud Infrastructureサービ

ス・パートナ(つまり、信頼できるリライイング・パーティ)を構成し、グループ・メン

バーシップをアサートします。

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3. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、Oracle Access Managerによるフェデレーショ

ンを設定し、適切なOracle Access ManagerグループをOracle Cloud Infrastructureグルー

プにマップします。

4. Oracle Access Managerのアイデンティティを使用して、Oracle Cloud Infrastructureにロ

グインすることで、構成をテストします。

次の項で、詳細なステップを示します。 ステップ1: フェデレーション・メタデータの収集および信頼関係の

構成

1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、ナビゲーション・メニューを開きます。「ガバ

ナンスと管理」で、「アイデンティティ」に移動して、「フェデレーション」をクリック

します。

データ・センターのURLがブラウザに表示されます。

「フェデレーション」ページの下部にテナンシOCIDが表示されます。

2. ページ下部の近くにあるリンクをクリックし、Oracle Cloud Infrastructureのエンドポイン

トおよび証明書情報を説明するXMLドキュメントをダウンロードします。自分のリージョ

ンおよびテナンシOCIDが使用されたURIは、次のようになります。 https://auth.us-<region>-1.oraclecloud.com/v1/saml/<tenancy_OCID>/metadata.xml

3. 次の項でOracle Access Managerにインポートするために、このページを

OCImetadata.xmlとして保存します。

ステップ2: IdPメタデータのダウンロードおよびサービス・プロバイダ

の構成

1. Oracle Access Managerアカウント

(http://<your_oam_host>/oamconsole/faces/admin.jspx)に管理者としてサイ

ンインします。

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2. ページの上部で、「構成」をクリックします。

3. 「設定」の下で、「表示」をクリックし、次に「フェデレーション」をクリックします。

4. 「SAML 2.0メタデータのエクスポート」をクリックします。後のステップで、このメタ

データをOracle Cloud Infrastructureにインポートします。

5. エクスポートされたファイルを編集し、<md:RoleDescriptor> ….</md:RoleDescriptor>

セクションを削除します。ファイルを保存します。

6. コンソール・ページの上部で、「フェデレーション」をクリックします。

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7. 「フェデレーション」の横にあるプラス(+)記号をクリックして、「サービス・プロバイ

ダ・パートナの作成」を選択します。

8. 次の値を入力します。

• 「名前」にOCIと入力します。

• 簡単な説明を入力します。

• 「メタデータのロード」をクリックして、OCImetadata.xmlファイルをアップロード

します。

• 「NameID形式」で、「永続」を選択します。

• 「NameID値」にmailと入力します。

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9. 「起動パッド」タブをクリックし、次に「アイデンティティ・プロバイダ管理」をクリッ

クします。

永続

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10. sp-attribute-profileを検索し、クリックします。

11. 次の値を使用して、属性マッピングを作成します。

• メッセージ属性名: https://auth.oraclecloud.com/saml/claims/groupName

• 値: user * groups

Oracle Cloud Infrastructureは、50のグループ・メンバーシップのみを許容できます。ユー

ザーが50を超えるグループ・メンバーシップを保有している場合、Oracle Cloud Infrastructureに関連するグループのみを送信することをお薦めします(したがって、Oracle Cloud Infrastructureグループの先頭にOCIを追加することをお薦めします)。これを行うに

は、Oracle Access Managerで、userからexpressionに変更し、式$user.groups = "OCI_*"を入力します。

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ユーザーが複数のグループに属している場合、Oracle Access Managerの初期設定の動作

は、カンマ区切り形式でのグループ属性の送信です。加えて、「常に送信」はtrueに設定

されています。

12. この動作を変更して、複数値属性を単一のエントリで送信するには、Oracle Access Managementドキュメント内の説明に従ってください。

13. Oracle Access Managerサーバーを再起動します。

ステップ3: Oracle Access Managerによるフェデレーションの設定 Oracle Cloud Infrastructureコンソールに戻り、Oracle Access Managerによる自分のテナンシの

フェデレーションを構成します。

1. ナビゲーション・メニューの「ガバナンスと管理」で、「アイデンティティ」に移動して、

「フェデレーション」をクリックします。

2. 「アイデンティティ・プロバイダの追加」をクリックします。

3. 「アイデンティティ・プロバイダの追加」ダイアログ・ボックスで、次の値を入力します。

• 名前(例: OAM)を入力します。

• 説明を入力します。 • 「タイプ」で、「Microsoft Active Directory Federation Service (ADFS)または

SAML 2.0準拠のアイデンティティ・プロバイダ」を選択します。

• 「XML」セクションで、(ステップ2で) Oracle Access Managerからエクスポートし編

集したフェデレーション・メタデータXMLファイルをアップロードします。

4. 「続行」をクリックします。

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5. 「アイデンティティ・プロバイダの追加」ダイアログ・ボックスの「マッピング」セク

ションで、Oracle Access ManagerグループをOracle Cloud Infrastructureグループにマッ

プします。たとえば、アイデンティティ・プロバイダ・グループOCIAdminsをOracle Cloud InfrastructureグループAdministratorsにマップできます。

6. 「送信」をクリックします。

ステップ4: 構成のテスト Oracle Access Managerによるフェデレーションが設定されたため、次のいくつかのステップを実

行して、フェデレーションが正しく構成されていることを確認します。

1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールからサインアウトし、Oracle Access Managerから

サインアウトします。

2. Oracle Cloud Infrastructureテナンシのサインイン・ページに移動します。SSOを使用して

サインするための新しいオプションが表示されます。

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3. 「アイデンティティ・プロバイダ」リストで、OAM (またはIdPに付けた名前)を選択し、

「続行」をクリックします。

サイン・ページにより、Oracle Access Managerにリダイレクトされます。

4. ユーザーのOracle Access Manager資格証明のいずれかを使用してサインインします。

5. 次のページで、ユーザーがOracle Cloud Infrastructureコンソールに正常にサインインした

ことを確認します。

6. 適切なリソースへのアクセス権がこのユーザーにあることを確認します。

たとえば、ユーザーがOracle Access Manager内のOCIAdminsグループに含まれていて、

そのグループをOracle Cloud Infrastructure内のAdministratorsグループにマップしていた場

合、そのユーザーは、ユーザーまたはコンパートメントの作成などのOracle Cloud Infrastructureコンソールのタスクを完了できる必要があります。

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Oracle Cloud InfrastructureへのOracle Access Managerのフェデレート 2019年8月 著者: David Lee