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情報リテラシー講習会 ステップバイステッププログラム Step by Step Program
I:Photoshop 基礎1
(for Photoshop CS2)
九州産業大学 総合情報基盤センター
PhotoShop の起動
写真画像を開く
様々な画像処理を行うために、保存している画像データを呼び出します。[ ファイル ] メニューから [ 開く ] をクリックします。
サンプルデータを利用しますので、デスクトップの [ 教材フォルダ ] → [SSP] → PhotoShopCS2_DATA] を指定します。
フォルダ内の一覧が表示されますので、この中から、「CMYKballons.tif」をマウスでクリックします。
指示が終わって [ 開く ] ボタンをクリックすると、画像データが呼び出されます。
① [ スタート ] → [ アプリケーションサーバー ] をクリックします。
② [User ID] と [Password] を入力し、[Logon] ボタンをクリックします。
③アプリケーションサーバー内の [ スタート ] → [ プログラム ] → [PhotoShopCS2] をクリックします。
選択ツール
画像の切り出し
呼び出された画像データの中から、バルーンの一つを切り出して、別のキャンバスに貼り付けます。
最初に、切り出す画像を選択します。次のツールボックスの中から、「選択ツール」を用いて、
切り出し範囲を選択します。
切り出したい場所にマウスを移動させ、右上から左下方向にマウスをドラッグし、選択範囲します。
次に、[ 編集 ] メニューから [ コピー(C)] を選択します。
次に、別の画像を新しく作ります。[ ファイル ] メニューから [ 新規(N)] を選択すると、
次のような新規画面が表示され、[ ファイル名 ][ 幅 ][ 高さ ][ 解像度 ][ カラーモード ][ カンバスカラー ] を次のように設定します。その後、[OK] ボタンをクリックします。
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移動ツール
すると、指定された大きさで、白紙のカンバスが表示され、画像貼り付けの準備が整います。
先ほど、コピーした画像を [ 編集 ] メニューの中から、[ ペースト(P)] を選択して画像を貼り付けます。
最初に貼り付けられる場所は、画像の真中ですので、「ツールボックス」の中の [ 移動ツール ] をクリックして、
貼り付けられた画像をマウスでドラッグして適当な場所に移動させます。
例では、左上に移動しています。
カット画像の周辺をぼかす
貼り付けた画像の周辺をぼかしてみましょう。周辺をぼかすには、「レイヤー」メニューから、[ レイ
ヤースタイル ]、[ 光彩(内側)] を選択します。
ぼかす効果のレベルを効果ウインドウの中で設定します。特に不透明を『100』%にして周囲をきれいにぼかします。
不透明の%を変更するには、レベルバーを横にスライドして値を設定します。同様に、「チョーク」を『25』%、「サイズ」を『25』px 程度に設定し、「OK」をクリックします。
これで、周辺がきれいにぼかされました。
別名で保存
ここで一度、出来上がった画像を保存します。保存しているといつでも呼び出すことができます。「ファイル」メニューから「別名で保存」を選択し
て、場所を任意の場所に変更して、ファイル名を例えば「balloon.psd」などで保存します。
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様々なフィルタを用いた画像表現
次に、いくつかの画像変換を行ってみましょう。最初は、影を付けて立体的に見せます。画像の切り出
しで行った時と同様に、同じ画像をもう一度コピーして、次のように右側に移動させます。
2つの画像がレイアウトされていますが、「周辺をぼかした画像」と「今コピーされた画像」そして「背景」と、3つの層に分かれています。各層はレイヤーと呼ばれ、Photoshop では、レイヤーごとに画像変換できることが様々な画像表現を可能とするポイントとなっています。
レイヤーの状態確認とレイヤー間との移動は、次のような「レイヤーボックス」で行います。
レイヤーは、新しくできたレイヤーごとに番号が自動的に付けられます。レイヤー間の切り替えは、処理するレイヤーをマウスでクリックすると、レイヤーが青く反転して、作業が行えるレイヤーとなります。
①点描とエンボス
コピーしてきた画像を油絵の点描のように変えてみましょう。[ フィルタ ] メニューから [ ピクセレート ]、[ 点描 ] を選択してください。
次に点描の大きさを聞いてくるので、ここでは、最小値の『3』を選択して [ OK ] ボタンを押します。
以上の操作により、点描の画像に変化します。
次に、エンボスという立体的な画像変換を試しましょう。まず、画面右側の [ ヒストリーツール ] から、[ 点描 ] の状態から、一つ上の [ 移動 ] の場所をクリックして、画像を変換前に戻します。
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次に、「フィルタ」メニューから [ 表現手法 ]、[ エンボス ]を選択します。
「エンボスメニュー」が表示されますので、[ 高さ ] を『3』、に設定して [ OK ] ボタンをクリックします。
以上の操作により、立体的な画像に変化します。
※ここまで終了しましたら、「ヒストリーツール」を使用して、画像を変更前に戻します。
②光彩拡散
次に、「フィルタ」メニューから [ 変形 ]、[ 光彩拡散 ]を選択します。
[ きめの度合い ] を『5』、[ 光彩度 ] を『17』、[ 透明度 ]を『20』にしてみましょう。
以上の操作により、光に包まれるような画像に変化します。
※ここまで終了しましたら、[ ヒストリーツール ] を使用して、画像を変更前に戻します。
③逆光と照明
次に、逆光の効果を試してみましょう。[ フィルタ ]メニューから [ 描画 ]、[ 逆光 ] を選択します。
「逆光」メニューの中に、「光源の位置」の「+」をそれらしい位置にマウスで移動させます。[OK] ボタンをクリックします。
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以上の操作により、逆光の画像が出来上がります。
※ここまで終了しましたら、[ ヒストリーツ ー ル ] を 使 用 して、 画 像 を 変 更 前に戻します。
別の写真画像を開いて合成
ここで、別の画像を開いて見ましょう。先程と同様に [ ファイル ] メニューの中から [ 開く ]
を選択して、「BigSky.tif」の画像を呼び出します。
この例では、雲の画像が呼び出されます。
先ほどのバルーンの絵をこの中に合成してみましょう。バルーンのウインドウの中をクリックして、バルーン側の操作ができるようにします。「ツールボックス」の中から、[ 自動選択 ] ツールを選
び、バルーンの空の色をクリックします。
点線が輪郭つたいに表示されます。今は、背景が選択されていますので、バルーン側を選択するために、[ 選択範囲 ] メニューから [ 選択範囲を反転 ] を選びます。
選択範囲が反転され、バルーンだけが選択できますので、[ 編集 ] メニューから [ コピー ] を選択します。
続いて、空のウインドウの中をクリックして、空の画像の中に、コピーされたバルーンを貼り付けます。
貼り付けは、[ 編集 ] メニューから [ 貼り付け ] を選択します。
マウスカーソルをバルーンの上に移動させ、ドラッグするとバルーンが自由に動きますので、適当な場所に移動させます。
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合成画像をなめらかにする
合成された画像は、輪郭がはっきり出て不自然な感じがしますので、境界線をなめらかにしてみましょう。今は、貼り付けたバルーンのレイヤーのままになっていますので、[ 編集 ] メニューから [ 境界線を描く ] を選択します。
「境界線を描く」メニューの中から、「幅」を『5px』、「不透明度」を『10%』にしてみます。
これで、輪郭がなめらかになり、合成が自然な感じに変わります。
文字ツール(横書き)
テキストの入力
合成された画像に、文字を入れてみましょう。文字の入力は、[ ツールボックス ] の中から、[ 文字ツー
ル(横書き)] を選択します。
マウスカーソルの形が「I」のように変わりますので、文字入力したい場所をクリックしてください。クリック後、カーソルが表示されます。[ コントロールボックス ]の [ フォント(A)] を [ 小塚ゴシック Pro] と [H] にし、「サイズ(B)」を『48pt』に、[ カラー(C)] を『白』に設定します。その後、『Summer Festival』と入力しましょう。
A B C
カラーを変更する場合は、カラーの四角枠の中をクリックすると、「カラーピッカー」が表示されますので、好きなカラーの場所にマウスをクリックして自由にカラーを選ぶことができます。
入力終了後、[ ツールボックス ]の [ 移動ツール ] を選び、入力したテキストを任意の位置に移動します。
テキスト入力後は、入力したテキストの名称で、自動的にレイヤーが作成されます。
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例では、以下のように配置しました。
文字の変化
文字に影をつけて、立体的に変化させてみましょう。影をつけるには、[ レイヤー ] メニューの [ レイヤー
スタイル ]、[ ドロップシャドウ ] を選択します。続いて、ドロップシャドウのメニューが表示されます
ので、ここはそのまま、[ OK ] ボタンをクリックします。
先ほどの文字に影がつき、立体感がでます。続いて、別の文字の効果を試してみましょう。先ほど
と同様に、「文字ツール」から、文字を入力します。「in KSU」と赤色で入れました。入力後、自動的に in KSUのレイヤーが完成し、テキストが入力されます。
次に「レイヤー」メニューから [ レイヤースタイル ]、[ 光彩(外側)] を選択します。このメニューの中で、[ スプレッド ] を『25%』と [ サイズ ] を『25px』にします。その後、[OK] ボタンをクリックします。
これで、文字の外側に白い輪郭が現れます。
「レイヤー」の「効果」の中には、他にも効果的なツールがありますので、色々と試してみてください。
2枚の画像をカンバスに配置
今までに行ってきた画像を1つのカンバスにまとめて配置してみましょう。メニューバーの [ ファイル ] から[ 新規 ] をクリックし、[ ファイル名 ] に『アルバム』、[ プリセット ] から『A4』を選択し、[ 解像度 ] を『100』に設定し、[OK] ボタンをクリックしてください。
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これで、白紙のカンバスが準備されます。次に、先ほどの「空」の画像にマウスカーソルを移動
し、クリックします。この画像全体を、白紙のカンバスに貼り付けますので、一つの画像にまとめる作業を行います。[ レイヤー ] メニューから [ 画像の統合 ] を選択します。次に、[ 選択範囲 ] メニューから [ すべてを選択 ]を選択すると、画像全体を選択できます。
[ 編集 ] メニューの [ コピー ] を選択して、画像をコピーします。次に、「アルバム」の中にマウスカーソルを移動して、クリックします。続いて、[ 編集 ] メニューから [ 貼り付け ] を選択して、範囲指定した画像を貼り付けます。
貼り付けは、真中となりますので、適当な場所にマウスのドラッグで移動させます。
一番最初に呼び出していた「CMYKballons.tif」の画像も、同じようにコピーして適当な位置に貼り付けます。
現在のレイヤーは、「背景」、「レイヤー1(空)」、「レイヤー2(バルーン)」の3層になっています。
ここで、画像に立体感を出すために、「レイヤー1」と「レイヤー2」に [ レイヤー ] メニューの [ 効果 ]、[ ドロップシャドウ ] を使って影をいれましょう。
コメントを入れる
アルバムに、コメントを入れてみましょう。コメントは、先程と同じように、「文字ツール」で行います。
PhotoShop の終了
以上で、全ての学習が終わりましたので、Photoshopを終了します。終了の方法は、[ ファイル ] メニューから [ 終了 ] を選択します。
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