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次へ この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。 1. HCM との統合 2. 内容 内容 タイトルおよびコピーライト情報 はじめに 1 Oracle HCM Cloud との統合の概要 Oracle HCM Cloud との統合 : 概要 インバウンド統合 : 説明 アウトバウンド統合 : 説明 2 HCM データ・ローダーの概要 HCM データ・ローダー : 概要 HCM データ・ローダーおよび導入シナリオ : 概要 HCM データ・ローダー・プロセス : 説明 サポートされているキー・タイプ : 説明 ソース・キー : 説明 ユーザー・キー : 説明 Oracle Fusion GUID およびサロゲート ID: 説明 ビジネス・オブジェクト構造 : 説明 HCM データ・ローダーの導入に関する FAQ HCM データ・ローダーにアクセスできないのはなぜですか。 3 データ・ファイルの命令および提供 HCM データ・ローダー・データおよび .zip ファイル : 説明 ファイル行命令およびファイル弁別子 : 説明 METADATA 命令 : 説明 MERGE 命令 : 説明 DELETE 命令 : 説明 SET 命令 テンプレート・ファイルの生成および使用方法 : 手順 データ・ファイルの命令および提供に関する FAQ オブジェクトの作成時にデータを提供するには、どうすればよいですか。 増分更新のデータを提供するには、どうすればよいですか。 .dat ファイルにコメントを含めることができますか。 4 HCM データ・ローダーを使用するための準備 HCM データ・ローダーの構成パラメータ HCM データ・ローダー・スコープ : 説明 参照オブジェクトの定義 : 説明 値リストのレビュー : 説明 ソース・システム所有者の定義 : 手順 ビジネス・オブジェクト情報の検索 : 説明 就業者をロードするための準備 : 考慮する点 HCM データ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト : 説明 一括でロードされたオブジェクトの監査 : 説明 HCM データ・ローダーを使用するための準備に関する FAQ データは多言語でロードできますか。 5 データの準備 ソース・データの準備 : 考慮する点 HCM データ・ローダーのデータに関する一般的な考慮事項 : 説明 1

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1. HCMとの統合2. 内容

内容タイトルおよびコピーライト情報はじめに1 Oracle HCM Cloudとの統合の概要

Oracle HCM Cloudとの統合: 概要インバウンド統合: 説明アウトバウンド統合: 説明

2 HCMデータ・ローダーの概要HCMデータ・ローダー: 概要HCMデータ・ローダーおよび導入シナリオ: 概要HCMデータ・ローダー・プロセス: 説明サポートされているキー・タイプ: 説明ソース・キー: 説明ユーザー・キー: 説明Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートID: 説明ビジネス・オブジェクト構造: 説明HCMデータ・ローダーの導入に関するFAQ

HCMデータ・ローダーにアクセスできないのはなぜですか。3 データ・ファイルの命令および提供

HCMデータ・ローダー・データおよび.zipファイル: 説明ファイル行命令およびファイル弁別子: 説明METADATA命令: 説明MERGE命令: 説明DELETE命令: 説明SET命令テンプレート・ファイルの生成および使用方法: 手順データ・ファイルの命令および提供に関するFAQ

オブジェクトの作成時にデータを提供するには、どうすればよいですか。増分更新のデータを提供するには、どうすればよいですか。.datファイルにコメントを含めることができますか。

4 HCMデータ・ローダーを使用するための準備HCMデータ・ローダーの構成パラメータHCMデータ・ローダー・スコープ: 説明参照オブジェクトの定義: 説明値リストのレビュー: 説明ソース・システム所有者の定義: 手順ビジネス・オブジェクト情報の検索: 説明就業者をロードするための準備: 考慮する点HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト: 説明一括でロードされたオブジェクトの監査: 説明HCMデータ・ローダーを使用するための準備に関するFAQ

データは多言語でロードできますか。5 データの準備

ソース・データの準備: 考慮する点HCMデータ・ローダーのデータに関する一般的な考慮事項: 説明

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Page 2: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

イメージ、添付ファイルおよび大きい文字列のロード: 説明ソース・キー値の指定: 考慮する点ソース・キーの更新: 説明ユーザー・キー値の指定: 考慮する点Oracle FusionサロゲートIDの指定: 例Oracle Fusion GUIDの指定: 例予約文字の管理: 説明翻訳されたオブジェクトのロードおよび維持: 説明データ・ファイルへのソース・システム参照の組込み: 説明HCMデータ・ローダーを使用したデータの削除: 説明

6 有効日データのロード有効日オブジェクトのロード: 概要1日に複数の変更があるオブジェクトのロード: 説明先日付レコードがある有効日オブジェクトの更新: 説明先日付レコードの属性値の保持: 例保持モードでの変更済属性値の繰越: 考慮する点置換モードを使用したアサイメントの更新: 例最初の有効開始日および最終有効終了日の変更: 例

7 フレックスフィールド・データのロードフレックスフィールド・データのロード: 説明付加フレックスフィールドのデータのロード: 説明付加フレックスフィールドのデータのロード: 例拡張可能フレックスフィールドのデータのロード: 説明拡張可能フレックスフィールドのデータのロード: 例

8 設定オブジェクトのロード休暇欠勤ケースのロード: 説明処理のロード: 例処理事由のロード: 例カレンダ・イベントのロード: 説明チェックリスト・テンプレートのロード: 説明チェックリスト・テンプレートのロード: 例文書提供プリファレンスのロード: 説明文書タイプのロード: 説明文書タイプのロード: 例拡張参照コードのロード: 例名前書式のロード: 説明Personタイプのロード: 説明リソース例外のロード: 例勤怠管理イベント・グループのロード: 例勤怠管理イベント・グループのロード: 説明勤怠管理イベントの列およびイベント・ソース・オブジェクト勤怠管理イベント処理のロード: 例

9 就業者のロード就業者のロード: 概要新規就業者のロード: 考慮する点就業者コンポーネントの有効開始日および有効終了日: 説明就業者コンポーネントの削除: 説明個人レコードの重複の確認: 説明就業者オブジェクトの個人番号: 説明外部識別子のロード: 説明個人名のロード: 考慮する点個人イメージのロード: 説明

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Page 3: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

雇用関係変更: 例グローバル異動の実行: 説明追加アサイメントのロード: 説明臨時アサイメントのロード: 説明個人国別仕様データのロード: 説明雇用条件のロード: 説明就業者のFTE値の自動計算: 説明デフォルトの勤務時間パターンの作成: 説明アサイメント適格ジョブのロード: 例年功起算日のロード: 考慮する点年功起算日調整のロード: 例年功時間数のロード: 例契約更新のロード: 例就業者のデフォルト費用勘定のロード: 例就業者のロードに関するFAQ

個人国別識別子をロードするには、どうすればよいですか。個人電話番号をロードするには、どうすればよいですか。アサイメントに試用期間値を指定するには、どうすればよいですか。

10 就業者関連オブジェクトのロード割付チェックリストのロード: 例職責範囲のロード: 説明文書レコードのロード: 説明時間レコード・グループのロード: 説明時間レコード・グループのロード: 例ユーザーの更新要求のロード: 説明ユーザーの更新要求のロード: 例就業者スケジュールのロード: 説明就業者スケジュールの作成: 例就業者スケジュールの更新: 例就業者関連オブジェクトのロードに関するFAQ

HCMデータ・ローダーを使用して割付チェックリストをロードできますか。HCMデータ・ローダーを使用して作成された就業者に対して、チェックリストを自動的に割り付けることはできますか。

11 ワーク・ストラクチャのロードワーク・ストラクチャのロード: 概要労働協約のロード: 説明等級のロード: 説明等級ラダーのロード: 説明等級レートのロード: 説明ジョブのロード: 説明ジョブ・ファミリのロード: 例事業所のロード: 説明組織のロード: 説明ポジションのロード: 説明HCMポジション階層のロード: 例部門ツリーのロード: 説明部門ツリー・ノードのロード: 説明部門ツリー・ノードのロード: 例組織ツリーのロード: 説明組織ツリー・ノードのロード: 説明組織ツリー・ノードのロード: 例

12 報酬オブジェクトのロード

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Page 4: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

昇格等級ラダーのロード: 説明ステップ付きの昇格等級ラダーのロード: 例ステップなしの昇格等級ラダーのロード: 例昇格等級レートのロード: 説明昇格等級レートのロード: 例昇格ルールのロード: 説明昇格ルールのロード: 例給与ベース・レコードのロード: 考慮する点給与レコードのロード: 説明給与レコードのロード: 例給与範囲差分プロファイルおよび給与範囲差分値のロード: 例給与範囲差分の有効日の変更: 説明

13 グローバル給与オブジェクトのロード国別仕様データ・グループのロード: 例銀行のロード

銀行のロード: 説明銀行支店のロード: 説明外部銀行口座のロード: 説明

計算カードのロード: 説明FastFormulaのロード

FastFormulaのロード: 説明FastFormulaグローバルのロード: 説明

給与バランス定義のロード: 説明給与定義のロード

給与連結グループのロード: 説明給与定義および期間のロード: 説明

給与エレメント定義のロード: 説明給与エレメント実行使用のロード: 説明支払方法のロード

組織支払方法のロード個人支払方法のロード

給与バランス・グループのロード給与バランス属性定義のロード給与バランス・グループのロードレポート・ソート・タイプおよびレポート・ソート項目のロード給与バランス・グループ使用のロード

給与タイム・カードのロード14 タレント・オブジェクトのロード

目標、目標プランおよび目標プラン・セットのロード: 概要目標のロード: 説明目標のロード: 例目標プランのロード: 説明目標プランのロード: 例目標プラン・セットのロード: 説明目標プラン・セットのロード: 例パフォーマンス文書の一括処理のロード: 例後任プランのロード: 例タレント・プールのロード: 例タレント・プロファイル・データのロード: 説明タレント・レビュー会議のロード: 例タレント・オブジェクトのロードに関するFAQ

求人オブジェクトを使用して任意のタイプの求人をロードできますか。

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Page 5: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

15 学習オブジェクトのロードクラスルーム・リソースのロード: 例コース講義価格設定デフォルトのロード: 例コースのロード: 説明コースのロード: 例学習レコード・アクティビティの試行のロード: 例レガシー学習アイテムのロード: 例講義カスタム価格設定オブジェクトのロード: 例専門のロード: 例

16 休暇欠勤トピックのロード有給休暇プラン登録のロード: 説明休暇欠勤資格プラン付与のロード: 説明休暇欠勤エントリのロード: 説明休暇欠勤エントリのロード: 例

17 福利厚生オブジェクトのロード受取人登録のロード: 説明扶養家族登録のロード: 説明加入者登録のロード: 説明個人福利厚生グループのロード: 説明個人福利厚生バランスのロード: 説明個人の習慣のロード: 説明

18 HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードデータのインポートおよびロード: 考慮する点データのインポートおよびロード: 手順データ検索結果のインポートおよびロードHCMデータ・ローダーを使用したデータのアップロード: 作業例エラーのレビューおよび修正: 手順HCMデータ・ローダー処理の停止: 手順データ・ロードの自動化: 概要HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードに関するFAQ

HCMデータ・ローダー・データ・セットとは何ですか。HCMデータ・ローダーを使用してデータをアップロードした場合、インポート・ステージではどうなりますか。HCMデータ・ローダーを使用してデータをアップロードした場合、ロード・ステージではどうなりますか。データ・セットまたはビジネス・オブジェクトでエラーのあるデータを表示するには、どうすればよいですか。HCMデータ・ローダーによって特定されたエラーを修正するには、どうすればよいですか。

19 スプレッドシートを使用したデータ・ロードスプレッドシート・データ・ローダー: 説明Excelのデスクトップ統合の設定: 手順Excelのデスクトップ統合のトラブルシューティング: 手順

20 HCMスプレッドシート・データ・ローダーの概要HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用方法: 考慮する点HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード: 処理方法HCMスプレッドシート・データ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト: 説明スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 説明スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 手順HCMスプレッドシート・データ・ローダーのタスクへのアクセス: 説明HCMスプレッドシート・データ・ローダーに関するFAQ

HCMスプレッドシート・データ・ローダーにアクセスできないのはなぜですか。

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スプレッドシートを使用してデータを削除できますか。21 HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート: 説明スプレッドシート・テンプレートのカテゴリの定義: 手順スプレッドシート・テンプレートの作成および編集: 手順テンプレート・セキュリティ: 説明スプレッドシート・テンプレートのパラメータの設定: 手順スプレッドシート・テンプレートの設計: 説明スプレッドシート・テンプレートの設計: 考慮する点スプレッドシート属性のデフォルト値の構成: 説明値リストの属性検証の構成: 手順スプレッドシート・テンプレートの自動生成される属性値: 説明スプレッドシート・テンプレートのコピー: 手順スプレッドシート・テンプレートのエクスポートおよびインポート: 手順HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートに関するFAQ

スプレッドシート・テンプレートで属性を非表示にできますか。セッション・ユーザーとしてスプレッドシートからデータをロードできますか。

22 HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードスプレッドシートの生成: 手順スプレッドシートへのデータのインポート: 手順スプレッドシート・データ・セットの管理: 手順データのアップロード: 作業例HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータの削除: 説明HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードに関するFAQ

エラーを修正するには、どうすればよいですか。有効日データをロードできますか。有効日オブジェクトのロード中に最初の有効日と最終有効日を変更できますか。翻訳されたオブジェクトをロードできますか。

23 ロード後処理データのロード後に実行するプロセスロード後処理の実行: 考慮する点ロード・データの検証: 説明

24 テスト環境の個人データのパージテスト環境の個人データのパージ: 説明テスト環境の個人データのパージ: 手順「テスト環境の個人データのパージ」プロセスによってパージされる表

25 HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーのためのHCM抽出および診断

HCMデータ・ローダー抽出: 説明HCMデータ・ローダー抽出の設定

HCMデータ・ローダー抽出定義の管理: 手順コピーしたHCMデータ・ローダー抽出の構成: 手順「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出のパラメータ「報酬変更抽出」のパラメータ「統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ」および「統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出」のパラメータ

HCMデータ・ローダー抽出の実行HCMデータ・ローダー抽出の送信: 手順HCMデータ・ローダー抽出の結果の表示: 手順

HCMデータ・ローダーの診断テストHCMデータ・ローダー・エラー分析レポート

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HCMデータ・ローダー・エラー分析レポートの実行: 手順HCMスプレッドシート・データ・ローダーの診断テスト

HCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートHCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートの実行: 手順

26 HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーのベスト・プラクティス

HCMデータ・ローダーのベスト・プラクティス: 考慮する点ステージ表の維持: 概要ステージ表データの自動削除およびバックアップ: 例HCMデータ・ローダー・ステージ表の維持: 手順HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表の維持: 手順

27 給与データのロード概要初期バランスのロード: 説明初期バランス: ロード方法バランス・バッチ・ヘッダーおよびラインの表示複数のバランスの調整: 手順バランスの調整: 重要な選択バランスの調整: 作業例

28 給与バッチ・ローダー概要データのインポート: 手順バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの構成: 作業例エレメントを移行するためのタスク処理: 説明オブジェクトの移行: 手順給与バッチ・ローダーに関するFAQ

給与バッチ・ローダーを使用してレコードをいくつロードできますか。バッチ・ローダー・タスクを取り消すには、どうすればよいですか。個人支払方法で銀行口座番号をロードできないのはなぜですか。

29 ワークブックを使用した給与バッチ・ローダー給与バッチのステータス: 説明バッチ・ローダーを使用したエレメント・エントリの作成: 作業例バッチ・ローダーを使用したグローバルの作成: 作業例ワークブックを使用した給与バッチ・ローダーに関するFAQ

給与バッチ・ローダーにアクセスするには、どうすればよいですか。別のスプレッドシートからバッチ・ローダー・ワークブックに行をコピーできますか。バッチ・ローダーを使用して、自分で作成したスプレッドシートをアップロードできますか。給与バッチ・ローダーのExcelワークブック・テンプレートを変更するには、どうすればよいですか。

30 給与バッチ・ローダー・ファイルのロード概要給与データ・ロードの自動化: 手順給与バッチ・アップロードのファイル形式およびデータ変換: 重要な選択バッチ・ローダーFormulaタイプバッチ・ローダー・ファイル変換のサンプルのFormula複数のタスクのサンプルのバッチ・ローダーFormula

31 給与バッチ・ローダー・ワークブックバランス調整用の給与バッチ・ローダー・ワークブック原価計算設定用の給与バッチ・ローダー・ワークブックエレメント用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

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支払方法用の給与バッチ・ローダー・ワークブック給与関係用の給与バッチ・ローダー・ワークブック第三者組織用の給与バッチ・ローダー・ワークブックユーザー定義表用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

32 給与に関する時間、休暇欠勤および年金のデータ概要時間入力をインポートするための前提条件となる給与設定: 説明タイム・カード入力のエレメントの作成: 手順給与へのタイム・カード入力のインポート: 手順時間入力をインポートするためのファイル形式休暇欠勤管理とグローバル給与との統合: 手順休暇欠勤を処理するための給与エレメントの定義: 手順給与への休暇欠勤エントリのインポート: 手順休暇欠勤エントリをインポートするためのファイル形式「福利厚生バッチのロード」プロセスの実行: 手順年金控除項目をインポートするためのファイル形式

33 HCM抽出の管理抽出コンポーネント: 連携方法HCM抽出タイプ: 説明給与インタフェース抽出定義: 概要ユーザー・エンティティ詳細の表示: 説明頻繁に使用されるユーザー・エンティティHCM抽出テンプレート: 説明抽出の定義: 作業例簡易インタフェースの使用方法: 作業例抽出の検証: 仕組み抽出実行詳細の表示: 説明抽出の管理に関するFAQ

簡易インタフェースとは何ですか。抽出データ・グループ接続とは何ですか。「常に表示」属性と「変更済としてマーク」属性の違いは何ですか。抽出を無効にするには、どうすればよいですか。抽出実行を送信できないのはなぜですか。非アクティブな抽出を検出できないのはなぜですか。既存の抽出を検証する必要がありますか。抽出実行プロセスのログ・ファイルをダウンロードするには、どうすればよいですか。ユーザー・エンティティをルート・データ・グループとして使用できるかどうかを検証するには、どうすればよいですか。正常実行のみを対象として、変更のみの抽出を実行できますか。ベースライン抽出を作成して実行するには、どうすればよいですか。抽出を作成してアーカイブを削除できますか。統合テストや一括データ・ロードの実行中にアプリケーションのパフォーマンスを向上させるには、どうすればよいですか。

34 HCM抽出のフィルタおよび提供抽出モードの使用方法: 説明拡張フィルタ基準を使用した抽出のフィルタ: 例HCM抽出のFormulaタイプ提供オプション: 説明BIパブリッシャ・テンプレートの定義: 作業例HCM抽出を使用した暗号化データの提供: 説明HCM抽出のフィルタおよび提供に関するFAQ

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抽出するレコードを制限するには、どうすればよいですか。スレッド・データベース・アイテムとは何ですか。条件付き処理とは何ですか。除外ルールとは何ですか。抽出データ・グループのフィルタとは何ですか。抽出データ・グループ基準とは何ですか。HCM抽出とともにOracle Fusion Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用できますか。BIパブリッシャとはどのようなもので、HCM抽出とどのように連携しますか。バースティングを無効にするには、どうすればよいですか。抽出出力のサイズを減らすには、どうすればよいですか。抽出を正常に実行するには、すべての提供オプションが完了する必要がありますか。抽出で別のタイムゾーンが表示されるのはなぜですか。

35 フロー・パターン抽出およびレポートのフロー・パターン: 概要チェックリストおよびフロー・タスク: 説明フロー・タスクの編集: 考慮する点フロー・パターン・パラメータ: 説明フロー・タスクの開始日および期日: 重要な選択フロー・パターンの編集: 例フローへのBIパブリッシャ・レポートの追加: 手順フロー内でのフローの作成: 作業例フロー・パターンに関するFAQ

フロー・パターンにタスク所有者を入力しないと、どうなりますか。フロー・パターンにタスクを再配置するには、どうすればよいですか。フロー内のタスクの期日を変更すると、どうなりますか。フロー・パターンの期間日付が表示されないのはなぜですか。パフォーマンスを高め、フローをトラブルシューティングするには、どうすればよいですか。フローで複数のタスクを同時に実行するには、どうすればよいですか。

36 福利厚生データの抽出HCM抽出を使用した福利厚生データの抽出: 考慮する点プラン保険会社の構成: 手順有効な抽出名: 説明抽出の生成および送信: 手順カスタム・レイアウト

37 暗号化データの転送ファイル転送の暗号化の設定: 手順ファイルの自動的な暗号化およびアップロード: 手順PGP暗号化によるHCM抽出からのファイルの自動転送: 手順

38 Oracle Taleo Recruiting Cloud Service統合HCMおよびOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceコンポーネント: 連携方法Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceからのデータのインポート: 説明Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceへのデータのエクスポート: 説明Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceおよびHCM統合に関するFAQ

大規模ユーザー定義選択(LUDS)とは何ですか。39 Webサービス

概要用語集

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1. HCMとの統合2. タイトルおよびコピーライト情報

Oracle Human Capital Management Cloud HCMとの統合19A

部品番号F14659-01

Copyright c 2011-2018, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

原本著者: Suzanne Kinkead、Alison Firth、Susan Saha、Lakshmi Venkat

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクルまでご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS:Oracle programs, including any operating system, integrated software, anyprograms installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are"commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specificsupplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs,including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/ordocumentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.No otherrights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle Corporationおよびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはオラクルおよびその関連会社の登録商標です。その他の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンス

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Page 11: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

をもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、TheOpen Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、OracleCorporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。

このドキュメントで使用されている事業所名は架空のものであり、現在または過去に実在する実際の会社を特定するためのものではありません。

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1. HCMとの統合2. はじめに

はじめにここでは、アプリケーションを使用する際に役立つ情報ソースについて説明します。

Oracle Applicationsの使用アプリケーション・ヘルプの使用

ヘルプ・アイコン を使用すると、アプリケーションのヘルプにアクセスできます。ページにヘルプ・アイコンが表示されていない場合は、グローバル・ヘッダーにある自分のユーザー・イメージまたは名前をクリックして「ヘルプ・アイコンの表示」を選択します。ヘルプ・アイコンがないページもあります。Oracle Applicationsヘルプにアクセスすることもできます。

ビデオを見る: このビデオ・チュートリアルでは、ヘルプの検索方法とヘルプ機能の使用方法について説明しています。

アプリケーション・ヘルプの使用も参照してください。

その他のリソースコミュニティ: Oracle Cloud Customer Connectを使用すると、オラクル社のエキスパート、パートナ・コミュニティおよびその他のユーザーから情報を得ることができます。

ガイドおよびビデオ: Oracle Help Centerにアクセスしてガイドおよびビデオを参照できます。

トレーニング: Oracle Universityが提供するOracle Cloudのコースをご利用ください。

表記規則

このガイドで使用されるテキスト表記規則を次の表に示します。

規則 意味

太字 太字は、ユーザー・インタフェース要素、ナビゲータ・パス、または入力する値や選択する値を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、ファイル名、フォルダ名、ディレクトリ名、コードの例、コマンドおよびURLを示します。

→ 右矢印記号は、ナビゲータ・パスの要素を区切ります。

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Page 13: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ドキュメントのアクセシビリティについてオラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトを参照してください。

このガイドに含まれるビデオは、このガイドで使用可能なテキストベースのヘルプ・トピックの代替メディアとして提供するものです。

オラクル社へのお問合せOracle Supportへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はMy Oracle Supportか、聴覚に障害のあるお客様はOracle Supportのアクセシビリティを参照してください。

ご意見およびご提案Oracle Applicationsヘルプやガイドに関するフィードバックをお寄せください。[email protected]宛に電子メールをお送りください。

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Page 14: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

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1. HCMとの統合2. Oracle HCM Cloudとの統合の概要

1Oracle HCM Cloudとの統合の概要この章の内容は次のとおりです。

Oracle HCM Cloudとの統合: 概要

インバウンド統合: 説明

アウトバウンド統合: 説明

Oracle HCM Cloudとの統合: 概要このガイドでは、アプリケーションをOracle HCM Cloudと統合する方法について説明します。内容のほとんどは、データをロードまたは抽出する方法について説明しています。

このトピックでは、このガイドで扱う範囲を示し、各章の内容を要約します。

はじめに

次の表では、第1章について説明しています。

章 タイトル 内容

1 Oracle HCM Cloudとの統合の概要

このガイドの概要と、データのロードおよび抽出に使用可能なアプローチの概要。

HCMデータ・ローダーを使用したデータ・ロード

次の表では、第2章から第18章までについて説明しています。

章 タイトル 内容

2 HCMデータ・ローダーの概要 HCMデータ・ローダーおよびデータ・ロード・プロセスの概要。

3 データ・ファイルの命令および提供データ・ファイルに含める有効な手順、アップロード用にデータ・ファイルを提供する方法およびビジネス・オブジェクト・テンプレートを生成して使用する方法。

4 HCMデータ・ローダーを使用するための準備

構成パラメータの設定、参照オブジェクトの定義、値リストのレビューおよびビジネス・オブジェクト情報の検索。

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Page 15: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

5 データの準備イメージや添付ファイルなど様々なタイプのデータを正常にロードするための準備に関する一般的なガイド。サポートされているキー・タイプの指定に関する情報。

6 有効日データのロード 有効日オブジェクトを正常にロードし、目的の結果を実現する方法。

7 フレックスフィールド・データのロード付加および拡張可能フレックスフィールドのデータをロードする方法。

8 設定オブジェクトのロード 処理、処理事由、名前書式、Personタイプなどの設定オブジェクトをロードする方法。

9 就業者のロード 就業者オブジェクトのコンポーネントをロードする方法。

10就業者関連オブジェクトのロード職責範囲、文書レコード、ユーザーなどの就業者関連オブジェクトをロードする方法。

11ワーク・ストラクチャのロード等級、ジョブ、組織などのワーク・ストラクチャをロードする方法。

12報酬オブジェクトのロード 昇格等級ラダー、給与ベース、給与などの報酬オブジェクトをロードする方法。

13グローバル給与オブジェクトのロード計算カード、銀行、FastFormula、給与連結グループなどの給与オブジェクトをロードする方法。

14タレント・オブジェクトのロード目標や目標プランなどのタレント・オブジェクトをロードする方法。

15学習オブジェクトのロード コース、クラスルーム・リソース、レガシー学習アイテムなどの学習オブジェクトをロードする方法。

16休暇欠勤オブジェクトのロード有給休暇プラン登録や休暇欠勤エントリなどの休暇欠勤オブジェクトをロードする方法。

17福利厚生オブジェクトのロード受取人登録、個人福利厚生グループ、個人の習慣などの福利厚生オブジェクトをロードする方法。

15

Page 16: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

18HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロード

データをインポートおよびロードし、エラーを修正する方法。

スプレッドシート・ローダーを使用したデータ・ロード

次の表では、第19章から第22章までについて説明しています。

章 タイトル 内容

19スプレッドシートを使用したデータ・ロード使用可能なスプレッドシート・ローダーの概要およびスプレッドシート使用の一般的な設定要件。

20 HCMスプレッドシート・データ・ローダーの概要

HCMスプレッドシート・データ・ローダー、その処理およびアクセス要件の概要。

21 HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート

スプレッドシート・テンプレートを作成、編集、コピー、エクスポートおよびインポートする方法。

22HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロード

テンプレートからスプレッドシートを生成し、スプレッドシートにデータを入力して、そのデータをインポートおよびロードし、エラーを修正する方法。

ロード後処理

次の表では、第23章から第25章までについて説明しています。

章 タイトル 内容

23 HCMデータ・ローダーのロード後処理

HCMデータ・ローダーまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して特定のビジネス・オブジェクトをロードした後で実行する必要があるプロセス。

24テスト環境の個人データのパージ個人および扶養家族のデータをパージするためにテスト環境で実行するプロセス。

25

HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーのためのHCM抽出および診断

HCMデータ・ローダーのためのHCM抽出を構成および実行する方法。HCMデータ・ローダー・エラー分析レポート診断テストおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートを実行する方法。

ベスト・プラクティス

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Page 17: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の表では、第26章について説明しています。

章 タイトル 内容

26 HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーのベスト・プラクティス

データの作成および保守のための推薦アプローチ。

給与データのロード

次の表では、第27章から第32章までについて説明しています。

章 タイトル 内容

27給与データのロード 設定時および後で給与データをロードする方法の概要。

28給与バッチ・ローダー

給与バッチ・ローダー・タスクを使用して、エレメント・エントリや給与定義などの給与ビジネス・オブジェクトをOracle HCM Cloudにロードする方法。バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの作成。給与バッチ・ローダーを使用して、環境間でエレメントおよびFormulaを移行する方法。

29ワークブックを使用した給与バッチ・ローダー

ワークブックでタスクを使用してFastFormulaグローバルおよびエレメント・エントリをロードする方法を示すバッチ・ステータスおよび例の詳細。

30給与バッチ・ローダー・ファイルのロード

「ファイルからのバッチのロード」プロセスの使用、ファイル・アップロードの自動化、およびファイル形式とデータ変換の詳細。バッチ・ローダーFormulaタイプFormulaの詳細、およびそれを変換や複数のタスクに使用するためのサンプルのFormula。

31給与バッチ・ローダー・ワークブック

バランス調整、原価計算設定、エレメント、支払方法、給与関係、第三者組織およびユーザー定義表のワークブックの詳細。

32給与に関する時間、休暇欠勤および年金のデータ

XML形式の第三者時間入力、年金控除項目および休暇欠勤情報のOracle GlobalPayrollへのロード。

データの抽出

次の表では、第33章から第36章までについて説明しています。

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Page 18: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

章 タイトル 内容

33 HCM抽出の管理 HCM抽出を使用したOracle HCM Cloudからのデータの抽出。

34 HCM抽出のフィルタおよび提供 HCM抽出データのフィルタおよび提供形式の選択。

35フロー・パターン フロー・パターンを使用した抽出レポートおよびプロセスの完了。

36福利厚生データの抽出 福利厚生プラン保険会社の設定および保険会社ごとの福利厚生登録情報のXMLファイルへの抽出。

暗号化データの転送

次の表では、第37章について説明しています。

章 タイトル 内容

37暗号化データの転送データ暗号化を設定する方法。暗号化データをアップロードおよび抽出する方法。

Oracle Taleo Recruiting Cloud Service統合

次の表では、第38章について説明しています。

章 タイトル 内容

38 Oracle Taleo Recruiting CloudService統合

Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceとOracle HCM Cloudとの統合を管理する方法。

Webサービス

次の表では、第39章について説明しています。

章 タイトル 内容

39 Webサービス

Webサービスを使用してWebベースのアプリケーションをOracle HCM Cloudと統合する方法。

インバウンド統合: 説明このトピックでは、Oracle HCM Cloudへのインバウンド統合を開発する方法について説明します。

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内容は次のとおりです。

HCMデータ・ローダー

HCMスプレッドシート・データ・ローダー

給与バッチ・ローダー

HCMデータ・ローダーHCMデータ・ローダーを使用すると、任意のソースからOracle HCM Cloudにデータを一括でロードできます。

HCMデータ・ローダーでは次のデータをロードできます。

複雑な階層データ

システム全体を抽出したデータなどの大容量のデータ

オブジェクト履歴

HCMデータ・ローダーは、データの移行と継続的なデータ保守の両方で使用できます。HCMデータ・ローダーを使用する主な利点として、次のものを扱う能力を挙げることができます。

ほとんどのHCMビジネス・オブジェクト

増分または部分的なデータ・ロード

レコードを一意に識別するための4種類のキー

構成済の付加フレックスフィールドと拡張可能フレックスフィールド、変換データ、ツリー階層、個人イメージおよび文書レコード添付

HCMデータ・ローダーでは次の機能が提供されています。

データ・アップロードの開始、進行状況のモニターおよびエラーのレビューのために使用できる包括的なユーザー・インタフェース

サポートされるそれぞれのビジネス・オブジェクト階層に対応するテンプレート・ファイル。これを独自のデータ・ファイルの基礎として使用可能

サポートされるそれぞれのビジネス・オブジェクト階層の構造および属性をレビューするためのユーザー・インタフェース

データのアップロードを自動化するために使用できるWebサービス

注意: HCMデータ・ローダーの先行はHCMファイルベース・ローダーです。詳細は、My OracleSupport (https://support.oracle.com)のOverview: Transitioning from HCM File-Based Loader to HCM DataLoader (2206596.1)を参照してください。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーHCMスプレッドシート・データ・ローダーは、データをスプレッドシートからHCMデータ・ロー

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Page 20: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ダーのステージ表にインポートする場合に使用します。HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、HCMデータ・ローダーがサポートするほとんどのビジネス・オブジェクトをサポートします。これにより、使いやすさと柔軟性の両方がもたらされます。たとえば、属性の省略、属性順序の変更、属性ラベルの変更およびヘルプ・テキストの追加により、ビジネス・ニーズにあわせてスプレッドシート・テンプレートを構成できます。

給与バッチ・ローダー

給与ビジネス・オブジェクトをOracle HCM Cloudにロードするには、給与バッチ・ローダーを使用します。

.zipファイルをOracle WebCenter Contentサーバーに提供します。給与バッチ・ローダー:

1. ファイル・コンテンツを給与バッチ・ローダー・ステージ表にインポートします

2. 給与ビジネス・オブジェクトを給与バッチ・ローダー・ステージ表からアプリケーション表にロードします

フロー処理サービスというWebサービスを使用すると、給与バッチ・ローダー・プロセスの両方の手順を自動化できます。

関連トピック

HCMデータ・ローダー: 概要

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用方法: 考慮する点

給与バッチ・ローダー・タスク: 説明

アウトバウンド統合: 説明このトピックでは、Oracle HCM Cloudからのアウトバウンド統合を開発する方法について説明します。

内容は次のとおりです。

HCM抽出

Oracle Business Intelligence Publisher (Oracle BI Publisher)

HCM抽出Oracle HCM Cloudからデータを一括して取得する主な方法はHCM抽出で、これはデータ・ファイルおよびレポートを生成するためのツールです。

HCM抽出には、抽出するレコードおよび属性を指定するための専用のインタフェースがあります。次のようにします。

複雑な選択基準を使用して、抽出対象のレコードを識別します。

FastFormulaデータベース・アイテムおよびルールを使用して、HCM抽出にデータ要素を定義します。

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HCM抽出を管理するには、データ交換作業領域を使用するか、または給与作業領域でチェックリストのインタフェースを使用します。あるいは、Oracle HCM Cloudの外部からフロー処理サービスというWebサービスを使用して抽出を実行できます。この機能を使用すると、統合フロー全体の一部としてアウトバウンド抽出を自動化できます。

HCM抽出の出力形式Oracle BI Publisherとの組込み統合を使用すると、CSV、XML、Microsoft Excel、HTML、RTF、PDFなどの様々な形式で抽出を生成できます。

抽出処理サービスというWebサービスを使用すると、完了した抽出から未加工の階層型XMLをダウンロードできます。あるいは、BI ScheduleServiceを使用して、書式設定済のBIレポート(たとえば、CSVファイル)をダウンロードできます。どちらの場合も、出力はバイト配列でストリーミングされます。このため、任意のオーケストレーション・メカニズムでこの出力を処理する必要があり、場合によってはラッパー・コードを使用します。

また、設計ステージでは出力形式を指定しないでHCM抽出を生成することもできます。その後、Oracle BI PublisherまたはBI ReportServiceを使用して、抽出に基づいてBIレポートを生成できます。この手法では、生成したHCM抽出XMLとのインタフェースとなる専用のBIデータ・モデルを使用します。

Oracle BI Publisher

Oracle BI Publisherは、事前定義済のOracle Transactional Business Intelligence分析構造またはユーザー独自のデータ・モデルに基づいて、スケジュール済のレポートと計画外のレポートの両方をサポートしています。様々な形式でレポートを生成できます。アウトバウンド統合にOracle BI Publisherを使用するには、XMLやCSVなどの自動ダウンストリーム処理に適した形式でレポートを生成します。

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCMデータ・ローダーの概要

2HCMデータ・ローダーの概要この章の内容は次のとおりです。

HCMデータ・ローダー: 概要

HCMデータ・ローダーおよび導入シナリオ: 概要

HCMデータ・ローダー・プロセス: 説明

サポートされているキー・タイプ: 説明

ソース・キー: 説明

ユーザー・キー: 説明

Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートID: 説明

ビジネス・オブジェクト構造: 説明

HCMデータ・ローダーの導入に関するFAQ

HCMデータ・ローダー: 概要HCMデータ・ローダーは、データの一括ロードと保守のための強力なツールです。任意のソースからのデータを使用できます。HCMデータ・ローダーは、データの移行、HCMデータの継続的な保守、およびコアHRデータが定期的にアップロードされる共存シナリオに使用できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーの主要な機能および利点について説明します。

ビジネス・オブジェクトのサポート

ほとんどのOracle Fusion Human Capital Management (HCM)製品のビジネス・オブジェクトをロードできます。このような製品には、Oracle Fusion Absence Management、Compensation、Global HumanResources、Global Payroll、Performance Management、Profile Management、Talent Review and SuccessionManagement、Workforce Managementなどがあります。また、HCMデータ・ローダーを使用すると、ビジネス・オブジェクトをその作成方法に関係なく更新することもできます。

使いやすさHCMデータ・ローダーには、データのロード、進行状況のモニターおよびエラーのレビューのための包括的なユーザー・インタフェースが備えられています。これにより、ローダーの処理のすべてのステージについてリアルタイム情報を得ることができます。また、HCMデータ・ローダーのユーザー・インタフェースには、サポートされているビジネス・オブジェクトのコンポーネント階層および属性に関する詳細な情報も含まれています。

デリミタ付きデータ(.dat)ファイルまたはスプレッドシートからデータをロードできます。どちらの方

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法でも、サポートされているほとんどのビジネス・オブジェクトをロードできます。独自の.datファイルの基礎として使用するビジネス・オブジェクト・テンプレートを生成できます。選択したビジネス・オブジェクト・コンポーネントに関して、テンプレートには、構成済のフレックスフィールド用のものを含む、すべての属性が含められます。スプレッドシートを使用するときは、ビジネス・ニーズにあわせてスプレッドシート・テンプレートを定義し、そのテンプレートからスプレッドシートを生成します。

パフォーマンスHCMデータ・ローダーはマルチスレッド処理をサポートしているため、パフォーマンスへの重大な影響なく、完全なデータ抽出をアップロードできます。別のスレッドで処理されるオブジェクト間の参照は、自動的に管理されます。処理を環境に最適化させるために、HCMデータ・ローダー構成パラメータを設定できます。

また、部分ロードや増分ロードを実行して既存のオブジェクトを更新し、それにより関連する処理を最小化することもできます。

サポートされているキー・タイプHCMデータ・ローダーは、ほとんどのビジネス・オブジェクトに対して、次のすべてのキー・タイプをサポートしています。

Oracle Fusion GUID

Oracle FusionサロゲートID

ソース・キー

ユーザー・キー

ユーザー・キーおよびソース・キーがサポートされているため、Oracle Fusion内部IDの知識は必要ありません。

ビジネス・オブジェクト機能HCMデータ・ローダーは、ビジネス・オブジェクトのほとんどの機能および要件をサポートしています。たとえば、次のものをアップロードできます。

有効日オブジェクトの現行レコードおよび履歴レコード。ロードする履歴の量を決定します。

終了日が設定された、終了した、または非アクティブなレコード。

多言語での翻訳済属性。HCMデータ・ローダーの「ファイル文字セット」構成パラメータでデータ・ファイルの文字セットを指定します。

付加フレックスフィールドおよび拡張可能フレックスフィールド。

組織ツリーや部門ツリーなどの階層ツリー・データ。

添付ファイルおよび写真。

複数のソースからのデータ。アップロードしたデータにソース・システム参照を含めることが

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できます。

自動化

データ・アップロードを自動化できるWebサービス・コールを使用して、HCMデータ・ローダーを開始できます。

HCMデータ・ローダーおよび導入シナリオ: 概要Oracle HCM Cloudはフル・モードまたは共存モードで実装できます。共存実装では、Oracle FusionTalent ManagementまたはOracle Fusion Compensationを使用すると同時に、既存のHRアプリケーションを引き続き使用します。フル実装と共存実装の両方において、Oracle HCM Cloudを実装するには、実装プロジェクトに表示されるタスクまたは選択した機能領域に対するタスクを実行します。このトピックでは、HCMデータ・ローダーがこれらの実装タイプをどのようにサポートしているかについて説明します。

フル実装Oracle HCM Cloudのフル実装を実行している場合は、HCMデータ・ローダーを使用して、実装の適切なステージで既存のHCMデータを一括ロードできます。通常、このタイプの実装に対しては、各タイプのデータを1回のみロードします。アップロードが正常に完了したら、Oracle HCM Cloudでデータを管理します。

共存実装

共存実装では、Oracle Fusion Talent ManagementまたはOracle Fusion Compensationを使用しますが、既存のHRアプリケーションを保守します。このタイプの実装では、次のようにします。

タレント・データをOracle HCM Cloudに永続的に移動します。これがタレント・データのレコードのアプリケーションになります。

個人レコードなど他のタイプのデータをOracle HCM Cloudに定期的にアップロードします。ソース・システムが、引き続き、このデータのレコードのアプリケーションになります。

HCM共存シナリオを実装するには、どのソース・システムでも、HCMデータ・ローダーを使用してデータをアップロードできます。HCMデータ・ローダーで使用する一般的な手順に従ってください。オラクル社では、ソース・システムからデータを抽出するためのツールを提供していません。実装パートナと共同で作業するか、ソース・データを抽出するための独自のプロセスを開発します。

HCMデータ・ローダーには、報酬変更抽出が用意されています。Oracle Fusion Compensationを共存シナリオで使用している場合は、指定した報酬実行について、アサイメント、賞与および給与の変更を抽出できます。

HCMデータ・ローダー・プロセス: 説明このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、.datファイルからデータを一括してロードするプロセスについて説明します。任意のソースからのデータを使用できます。

次の図は、プロセスの概要を示しています。

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このプロセスの手順は次のとおりです。

1. .datファイルが含まれている.zipファイルをOracle WebCenter Contentサーバーに配置します。

2. .zipファイルをインポートおよびロードするための要求をHCMデータ・ローダーに送信します。このステップでは、HCMデータ・ローダー・インタフェースまたはHcmCommonDataLoaderWebサービスのいずれかを使用できます。

3. HCMデータ・ローダーが、.zipファイルを解凍し、そのステージ表に個別のデータ行をインポートします。ステージ表では、関連するデータ行がグループ化されてビジネス・オブジェクトを形成します。

インポート・フェーズでエラーが発生した場合には、HCMデータ・ローダー・インタフェースにレポートされます。

4. HCMデータ・ローダーが、関連する論理オブジェクト・インタフェース・メソッド(製品サービスで提供)をコールして、有効なオブジェクトをアプリケーション表にロードします。

ロード・フェーズでエラーが発生した場合には、HCMデータ・ローダー・インタフェースにレポートされます。

5. インポート・フェーズおよびロード・フェーズでエラーがあればレビューします。このステップは、HCMデータ・ローダー・インタフェースまたは「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出を使用して実行できます。

6. ソース・データにインポート・フェーズおよびロード・フェーズでのエラーがある場合は、修正します。

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7. 修正したデータが含まれている新規.zipファイルをWebCenter Contentサーバーにロードします。

すべてのデータが正常にロードされるまで、ステップ2からこのプロセスを繰り返します。

ヒント: HCMデータ・ローダー・インタフェースで、ロード・エラーを対話形式で修正し、そこから任意の修正したデータを再送信することもできます。

関連トピック

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード: 処理方法

サポートされているキー・タイプ: 説明複数システム間でデータを統合する予定がある場合は、レコードを一意に識別するためのキー・タイプを選択する必要があります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーがサポートしているキー・タイプについて説明します。

キーで識別する対象HCMデータ・ローダーでは、一意キーを使用して、次のものを識別します。

作成または更新しているレコード。

作成または更新しているレコードの親。

親レコードは、同じデータ・ファイル内にある場合もあれば、Oracle HCM Cloudにすでに存在する場合もあります。

作成または更新しているレコードによって参照されるすべてのオブジェクト。

サポートされているキー・タイプHCMデータ・ローダーは、すべてのタイプのオブジェクト参照に使用できる次のキー・タイプをサポートしています。オブジェクトに複数のキー値が存在する場合は、次の順序でキー参照が解決されます。

1. Oracle Fusionグローバル一意識別子(GUID)

2. ソース・キー

3. Oracle FusionサロゲートID

4. ユーザー・キー

複数のキー値を指定した場合、相互検証は発生しません。たとえば、GUIDとソース・キーの両方を指定した場合には、GUIDが使用され、ソース・キーは無視されます。ソース・キーがGUIDとは異なるレコードを識別する場合でも、エラーは発生しません。

ヒント: ビジネス・オブジェクトを作成するときも、更新するときも、可能な場合は、常にソース・キーを使用してください。

キー・タイプ機能

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次の表では、使用可能なキー・タイプの主な機能を示しています。作成列と更新列は、オブジェクトを作成および更新するときに、そのキー・タイプを使用できるかどうかを示します。

キー・タイプ 作成 更新 オブジェクトに保持タイプ 自動的に生成

GUID いいえはい いいえ 16進数はい

サロゲートID いいえはい(「注意」を参照)はい 数値 はい

ソース・キー はい はい いいえ 英数字条件付き(「注意」を参照)

ユーザー・キーはい はい(「注意」を参照)はい 英数字いいえ

注意: オブジェクトを更新するときにサロゲートIDを使用できますが、このIDはOracle HCM Cloudのユーザーがすぐに使用できるようになっているとはかぎりません。デフォルトのソース・キーは、オブジェクトを作成したときにソース・キーを指定しなかった場合にのみ生成されます。ユーザー・キーの値は変更される可能性があるため、これらのみを使用してオブジェクトを更新することはできません。

オブジェクトに保持されないキーは、統合キー・マップ表に存在します。

外部オブジェクト参照Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートIDは、関連付けられたレコードがOracle HCM Cloudに正常に作成されている場合にのみ生成されます。関連付けられたレコードがOracle HCM Cloudに存在するまで、ソース・キーはOracle HCM Cloudで認識されません。このため、外部オブジェクトを参照するデータをロードする前に、それらの外部オブジェクトがOracle HCM Cloudに存在することを確認する必要があります。新規実装の場合は、各ビジネス・オブジェクトを個別にロードし、1つが正常にロードされたことを確認してから次のものをインポートすることをお薦めします。すべてのビジネス・オブジェクトを同じ.zipファイルで提供した場合、HCMデータ・ローダーはそれらを依存性の順にロードします。この場合、外部オブジェクトへの参照は参照オブジェクトのロードに失敗した場合にのみ失敗します。

ソース・キー: 説明ソース・キーは、そのソース・システム内のビジネス・オブジェクトを識別するIDです。ソース・キーは、統合有効ビジネス・オブジェクトに対してのみサポートされています。ビジネス・オブジェクトを作成または更新するときに、ソース・キーを使用できます。ソース・キーを使用することはすべての実装についてお薦めしまが、データがソース・システムで保守される継続的な統合においては、特に、このことが該当します。

ソース・キー構造

ソース・キーには、次の表に示す2つのコンポーネントが含まれます。

コンポーネン

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ト 摘要

ソース・システム所有者 データの発生元を識別します。

ソース・システムID

ソース・システムに使用されているID。IDは、ビジネス・オブジェクト・コンポーネントおよびソース・システム所有者で一意である必要があります。

キーにソース・システム所有者コンポーネントを持つと、複数のソース・システムから同じビジネス・オブジェクトのデータをアップロードできます。たとえば、米国と英国の両方のデータベースにある個人データを1つのOracle HCM Cloudシステムに結合できます。ソース・システムIDは、両方のソース・システムをまたいで一意である必要はありません。ビジネス・オブジェクト・コンポーネントおよびソース・システム所有者に対してのみ一意である必要があります。

レコードに対して明白なソース・システムIDを持っていない場合には生成または導出できます。たとえば、個人番号を住所タイプと連結して、個人住所のソース・システムIDを導出できます。

ソース・キーは、作成したレコードに対して保持されるのではありません。統合キー・マップ表に存在します。

有効日ビジネス・オブジェクトのソース・キー

オブジェクトの有効日履歴を提供している場合は、ファイル内のすべての有効日レコードについてソース・システムIDを提供する必要があります。値は、有効日履歴の行ごとに同じである必要があります。

デフォルトのソース・キー

オブジェクトの作成時にソース・キーを提供しないと、ソース・キーは自動的に作成されます。デフォルトのソース・システム所有者はFUSIONで、デフォルトのソース・システムIDはサロゲートIDです。ソース・キーは、ソース・キー・ビジネス・オブジェクトを使用して後で更新できます。ソース・キー・ビジネス・オブジェクトでは、新規ソース・キーおよび更新対象のオブジェクトへの参照を提供します。

ソース・システム所有者値

ソース・システム所有者値は、HRC_SOURCE_SYSTEM_OWNER参照タイプに対して検証されます。ソース・システム参照を使用してデータをロードする前に、この参照タイプにソース・システム名を追加する必要があります。HRC_SOURCE_SYSTEM_OWNERを更新するには、「設定および保守」作業領域で「共通参照の管理」タスクを使用します。

ユーザー・キー: 説明ほとんどのOracle HCM Cloudビジネス・オブジェクトは、統合に有効かどうかに関係なく、ユーザー・キーを構成する1つ以上の属性を保持しています。ユーザー・キーは、自然キーとも呼ばれ、ユーザー・インタフェースに常に表示されます。

たとえば、次のようになります。

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組織のユーザー・キーは組織名です。

職責範囲のユーザー・キーは、職責名に個人番号を加えたものです。

どのようなときにユーザー・キーを使用するか

ユーザー・キーは、ビジネス・オブジェクト定義の一部です。その作成方法に関係なく、論理オブジェクトを作成するときには常に必要です。

また、論理オブジェクトを更新するときにユーザー・キーを使用することもできます。ただし、ユーザー・キーの値は変更可能で、一部のユーザー・キー属性は翻訳可能です。このため、ビジネス・オブジェクトを参照するユーザー・キーのみを提供している場合、そのビジネス・オブジェクトは更新できません。したがって、オブジェクトを更新するとき、可能な場合は、常にソース・キーを使用することをお薦めします。

ユーザー・キーは、次の場合にお薦めします。

ソース・キーとともに作成されなかったオブジェクトを参照または保守する場合。

ソース・キー値が不明な場合。

子オブジェクトのユーザー・キー

ビジネス・オブジェクトが別のビジネス・オブジェクトに拘束されている場合、ユーザー・キーにはその親のユーザー・キーを含める必要があります。たとえば、次のようになります。

ジョブは常にセットの一部です。このため、ジョブ・コードのみではジョブを一意に識別できません。かわりに、セット・コードをジョブのユーザー・キーの一部にする必要があります。

ジョブ等級は、特定のジョブに適用されます。このため、ジョブ等級のユーザー・キーには、等級のユーザー・キーと親ジョブのユーザー・キーの両方を含める必要があります。したがって、ジョブ等級のユーザー・キーは、等級コード、ジョブ・コードおよびセット・コードで構成されています。

Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートID: 説明Oracle Fusionグローバル一意識別子(GUID)およびサロゲートIDは、HCMデータ・ローダーがサポートしている4つのタイプのキーのうちの2つです。このトピックでは、どのような場合にGUIDおよびサロゲートIDを使用してビジネス・オブジェクトを一意に識別できるかについて説明します。

Oracle Fusion GUID

Oracle HCM Cloudに統合有効ビジネス・オブジェクトを作成すると、そのオブジェクトのGUIDが自動的に生成されます。ビジネス・オブジェクトを作成するときにGUIDが生成されるため、GUIDはすでに存在するビジネス・オブジェクトを識別する場合にのみ適しています。ビジネス・オブジェクトを作成するときに、GUIDを指定することはできません。GUIDは16進数値で、作成したオブジェクトには保持されませんが、統合キー・マップ表に存在します。

GUIDは、第三者給与プロバイダなど、ダウンストリームのアプリケーションと変更を共有するときに有用です。第三者給与の変更を抽出し、GUIDを一意キーとして就業者に提供します。Oracle HCMCloudへの更新をレポートするときには、GUIDを使用して、更新するレコードを識別できます。

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Oracle FusionサロゲートID

サロゲートIDは数値で、ビジネス・オブジェクトの作成時に生成される内部システム識別子です。統合有効でないものも含め、すべてのオブジェクトにサロゲートIDがあります。サロゲートIDは、オブジェクトに保持されます。IDは、GUIDとソース・キー値とのマッピングを実現するために統合キー・マップ表でも使用されます。サロゲートIDはオブジェクトが作成されるまで生成されないため、オブジェクトの作成時にこの値を使用することはできません。サロゲートIDへのアクセスが制限される場合もあります。一般的に、Oracle HCM Cloudのカスタマよりも、オンプレミスのカスタマの方が、サロゲートIDへのアクセス権を持つ可能性が高くなります。

ビジネス・オブジェクト構造: 説明各Oracle HCM Cloudビジネス・オブジェクトが、ビジネス・オブジェクト・コンポーネントの階層になります。階層の最上部に親コンポーネントがあり、その下に子や孫コンポーネントなどが配置されます。各ビジネス・オブジェクト・コンポーネントには、複数の属性があります。

この図は、汎用的なビジネス・オブジェクト構造を示しています。

たとえば、評点モデル・ビジネス・オブジェクトには、評点モデル、評点レベルおよび評点カテゴリのコンポーネントが含まれます。評点モデル・コンポーネントは、他の2つのコンポーネントの親です。各コンポーネントには、RatingName、RatingModelCode、RatingLevelCodeなどの属性が含まれます。

HCMデータ・ローダーでサポートされている最も複雑なビジネス・オブジェクトは就業者オブジェクトで、そのオブジェクト階層には5つのレベルが存在します。これらの範囲は、最上部にある就業者コンポーネントから、アサイメント勤務メジャー、アサイメント・マネージャ、アサイメント等級ステップ、さらに最下部にあるアサイメントその他情報に至るものとなります。一方、Personタイプ・オブジェクトにはPersonタイプ・コンポーネントのみが含まれます。

用語

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次の表では、 データ・ローダーがビジネス・オブジェクトを参照する場合に使用される用語を定義しています。

用語 意味

オブジェクトまたはビジネス・オブジェクト

完全なオブジェクト、つまり、親コンポーネントとすべての子コンポーネントを指します。たとえば、等級および就業者はビジネス・オブジェクトです。

コンポーネントまたはビジネス・オブジェクト・コンポー

ネントビジネス・オブジェクトのコンポーネントを指します。たとえば、個人名および雇用関係は就業者オブジェクトのコンポーネントです。

論理オブジェクトビジネス・オブジェクトの1つのオカレンスを形成する関連コンポーネントのグループを指します。たとえば、等級IC1は論理オブジェクトです。

論理オブジェクトのロード

同じビジネス・オブジェクトの複数のコンポーネントをまとめて提供すると、HCMデータ・ローダーによって、それらがグループ化され、完全な論理オブジェクトがロードされます。コンポーネントが個別に処理されることはありません。論理オブジェクトのいずれかのコンポーネントが検証に失敗した場合は、論理オブジェクト全体が否認されます。HCMデータ・ローダーは完全な論理オブジェクトのみをロードするため、どのデータがロードされているかを正確に把握できます。たとえば、ジョブをロードした場合、どのジョブが正常にロードされ、どのジョブがロードに失敗したかがわかります。

統合有効オブジェクトHCMデータ・ローダーは、統合有効ビジネス・オブジェクトをロードできます。統合有効ビジネス・オブジェクトは、次の4つのキー・タイプをサポートしています。

Oracle Fusion GUID

Oracle FusionサロゲートID

ソース・キー

ユーザー・キー

統合有効オブジェクトは、統合キー・マップ表にエントリがあり、そこにそのGUIDとソース・キーが存在します。

HCMデータ・ローダーは、部門ツリーなど統合有効でない少数のオブジェクトもロードできます。Oracle HCM Cloudでは、通常、このようなオブジェクトを所有することはなく、ソース・キーもGUIDもサポートしていません。

ヒント: 「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでは、ビジネス・オブジェクト詳細をレビューできます。選択したコンポーネントの「コンポーネント詳細」タブの「統合キーをサポート」フィール

HCM

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ドは、コンポーネントが統合有効であるかどうかを示しています。

関連トピック

ビジネス・オブジェクト情報の検索: 説明

HCMデータ・ローダーの導入に関するFAQ

HCMデータ・ローダーにアクセスできないのはなぜですか。

適切な権限がない可能性があります。HCMデータ・ローダーにアクセスするには、「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールまたは権限が必要です。

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1. HCMとの統合2. データ・ファイルの命令および提供

3データ・ファイルの命令および提供この章の内容は次のとおりです。

HCMデータ・ローダー・データおよび.zipファイル: 説明

ファイル行命令およびファイル弁別子: 説明

METADATA命令: 説明

MERGE命令: 説明

DELETE命令: 説明

SET命令

テンプレート・ファイルの生成および使用方法: 手順

データ・ファイルの命令および提供に関するFAQ

HCMデータ・ローダー・データおよび.zipファイル: 説明HCMデータ・ローダーは、.zipファイルからデータをロードします。各.zipファイルには、1つ以上のデータ(.dat)ファイルを含めることができます。各データ・ファイルには、事業所、等級、就業者、給与などの単一のビジネス・オブジェクトに関するデータが含まれます。データ・ファイルの名前は、Job.datやWorker.datなど、HCMデータ・ローダーでサポートされるビジネス・オブジェクトの名前になります。データ・ファイルの名前はHCMデータ・ローダーによって指定されます。.zipファイルでは、ロードするビジネス・オブジェクトに対してのみデータ・ファイルを提供します。

次の図は、.zipファイルの構造の例を示しています。.zipファイルには、データ(.dat)ファイルを格納するフォルダはありません。

英数字のみ(a-z、A-Zおよび0-9)で、.zipファイルの名前を定義します。.zipファイル全体を暗号化できますが、HCMデータ・ローダーでは、個々のデータ・ファイルの暗号化はサポートされていません。

.zipファイル内のBlobFilesとClobFilesのフォルダ

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.zipファイルに含まれる2つのフォルダは、次のとおりです。

BlobFiles (バイナリ・ラージ・オブジェクト用)

ClobFiles (キャラクタ・ラージ・オブジェクト用)

これらのフォルダには、添付ファイルとして、またはラージ・オブジェクトに、ロードするファイルを配置します。これらの添付ファイルまたはイメージのファイル名は、英数字のみ(a-z、A-Zおよび0-9)で構成される必要があります。添付ファイルまたはラージ・オブジェクト・データのロードに使用される属性のデータ型によって、使用するフォルダが決まります。たとえば、文書レコード・オブジェクトのFile属性は、添付ファイルのロードに使用され、BLOBのデータ型を持ちます。したがって、添付ファイルとして文書レコードにロードされるファイルをBlobFilesフォルダに配置します。

次の図は、添付ファイルが含まれている場合の.zipファイルの構造の例を示しています。

この例のBlobFilesフォルダのコンテンツは、次の図に示すとおりです。

データ・ファイルHCMデータ・ローダーの各データ・ファイルは、ビジネス・オブジェクトに固有です。ビジネス・オブジェクト階層にロードするすべてのコンポーネントを同じデータ・ファイルに提供します。たとえば、ジョブ、ジョブ有効等級、ジョブ難易度、ジョブその他情報およびジョブ国別仕様その他情報のコンポーネントをJob.datに提供します。このアプローチによって、ビジネス・オブジェクトのすべてのデータを表示できるようになります。また、このアプローチは、すべての子コンポーネントでの親参照の検証をサポートします。また、これによって個々のディレクトリが不要になり、生成する必要があるデータ・ファイルが少なくなるため、.zipファイルの構成が簡素化されます。

ヒント: 「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで、すべてのサポートされるオブジェクトに対するデータ・ファイル・テンプレートを生成できます。各テンプレートで、選択したオブジェクトの完全な構造が定義されます。

関連トピック

イメージ、添付ファイルおよび大きい文字列のロード: 説明

ファイル行命令およびファイル弁別子: 説明

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データ・ファイルの各行は命令で開始し、ほとんどの行にファイル弁別子が含まれます。このトピックでは、使用可能な命令について紹介し、ファイル弁別子について説明します。

ファイル行命令

次の表は、HCMデータ・ローダーのデータ・ファイルに含めることができる命令を示しています。

命令 行タイプ 摘要

METADATA定義 ビジネス・オブジェクト・コンポーネントと、データ・ファイルに値を含めるそのコンポーネントの属性を識別します

MERGE データ Oracle HCM Cloudにマージするデータを提供します

DELETE データ

Oracle HCM Cloudからパージするビジネス・オブジェクト・コンポーネントを識別します

SET 制御 ファイルのデフォルト処理の側面を上書きします

COMMENT コメント データ・ファイルにコメントを追加します

ファイル弁別子METADATA、MERGEおよびDELETEの行には、命令の適用先となるビジネス・オブジェクト・コンポーネントを識別するファイル弁別子の値が含まれる必要があります。たとえば、ジョブ・ビジネス・オブジェクトに使用可能なファイル弁別子を次の表に示します。

ビジネス・オブジェクト・コンポーネントファイル弁別子

ジョブ ジョブ

ジョブ有効等級 JobValidGrade

ジョブ難易度 JobEvaluation

ジョブその他情報 JobExtraInfo

ジョブ国別仕様その他情報 JobLegislative

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ファイル弁別子は、ファイル行の命令の直後に出現します。ビジネス・オブジェクトのHCMデータ・ローダー・テンプレートには、オブジェクトの各コンポーネントのファイル弁別子が含まれます。次の例は、ジョブ・ビジネス・オブジェクトの命令、ファイル弁別子、属性名および属性値を示しています。METADATA|Job|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|SetCode|JobCode|NameMERGE|Job|1950/01/01|4712/12/31|COMMON|CFO|Chief Financial OfficerMERGE|Job|1950/01/01|2013/01/01|COMMON|PM|Manager ProjectsMERGE|Job|2013/01/02|4712/12/31|COMMON|PM|Manager Projects MERGE|Job|1950/01/01|4712/12/31|COMMON|VP_OF_HR|VP Human ResourcesMERGE|Job|1950/01/01|4712/12/31|COMMON|PROG_MGR|Program Manager

この例では次のようになっています。

命令METADATAまたはMERGEは、行の先頭に出現します。

すべての行の弁別子はJobです。

属性名は、METADATA行のJob弁別子の後に出現し、縦棒文字(|)で区切られます。

属性値は、MERGE行のJob弁別子の後に出現し、縦棒文字(|)で区切られます。

METADATA命令: 説明HCMデータ・ローダーのデータ・ファイルのMETADATA命令は、ビジネス・オブジェクト・コンポーネントとその属性を識別します。属性は、データ・ファイルに値を含めるものです。

命令の形式METADATA行の形式は、次のとおりです。METADATA|<DISCRIMINATOR>|<ATTRIBUTE 1>|<ATTRIBUTE 2>|<ATTRIBUTE n>

たとえば、次のようになります。METADATA|Job|SetCode|JobCode|JobFamilyName|JobName|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate

制限METADATA命令には、次の制限が適用されます。

METADATA行は、関連するMERGEデータ行またはDELETEデータ行の前に配置する必要があります。

単一のデータ・ファイルに複数のMETADATA行を含めることができます。ただし、行ごとに異なるビジネス・オブジェクト・コンポーネントを対象としている必要があります。たとえば、1つのJob.datファイルに、ジョブとジョブ有効等級のコンポーネントに対するMETADATA行を含めることができます。ただし、ジョブのMETADATA行を2つ含めることはできません。

検証

各METADATA行は、次の条件を満たしている必要があります。

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データ・ファイル名で識別されるオブジェクトの有効な弁別子を含む。たとえば、Job.datファイルでは、METADATA行にJob、JobGrade、JobEvaluation、JobExtrainfoおよびJobLegislativeの弁別子のうちの1つが含まれる必要があります。

ファイル内で一意である。つまり、単一のデータ・ファイルでは、同じ弁別子の複数のMETADATA行は指定できません。

たとえば、同じデータ・ファイル内でJobGrade弁別子に2つのMETADATA行を指定すると、無効になります。

弁別子の有効な属性のみを含む。属性名は大/小文字が区別されますが、任意の順序で出現します。

1つ以上のサポートされているキー・タイプに対する属性を含む。たとえば、レコードを一意に識別するソース・キーを使用している場合は、METADATA行にSourceSystemOwnerとSourceSystemIdの属性を含める必要があります。

HCMデータ・ローダーのビジネス・オブジェクト・テンプレートには、ビジネス・オブジェクトの各コンポーネントに使用できるすべての属性が指定されたMETADATA行が含まれます。

MERGE命令: 説明MERGE命令は、データ行を識別します。オブジェクトを作成または更新する場合はMERGE命令を使用します。HCMデータ・ローダーで適切な処理が示されます。

MERGE命令を使用する場合は、オブジェクトの一部を指定することも、全体を指定することもできます。MERGE行に指定されたデータは、既存のOracle HCM Cloudデータにマージされます。MERGE行に指定する順序は、必ずしもHCMデータ・ローダーでの処理順序と同じとはかぎりません。

命令の形式MERGE行の形式は、次のとおりです。MERGE|<DISCRIMINATOR>|<ATTRIBUTE 1>|<ATTRIBUTE 2>|<ATTRIBUTE n>

たとえば、次のようになります。MERGE|Job|SE|Software Engineer|Common|2015/01/01|4712/12/31

制限MERGE行には、次の制限が適用されます。

オブジェクトが有効日である場合を除いて、単一のデータ・ファイルで、同じコンポーネントに対して複数のMERGE行を指定しないでください。たとえば、同じデータ・ファイルでは、個人エスニシティ・コンポーネントを作成するMERGE行と更新するMERGE行の2つは指定できません。コンポーネントが有効日ではない場合、データは、これらの命令によって、更新されるのではなく、訂正されます。このような場合、現在のデータのみを指定できます。または、あるデータ・ファイルにレコードを作成して、別のデータ・ファイルで更新できます。

注意: HCMデータ・ローダーでは、個々のファイル行は処理されませんが、関連する行がグルー

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プ化されます。ファイル行は有効開始日の順序で処理されるため、このグループ化は有効日レコードに対して機能します。

同じファイルにMERGE命令とDELETE命令を含めることができますが、これらの対象を同じ論理レコードにすることはできません。たとえば、MERGE命令とDELETE命令を同時に使用する場合は、単一ジョブなどの同じコンポーネントの複数の有効日レコードをロードできません。ただし、単一の論理オブジェクトのコンポーネントには、MERGE命令とDELETE命令の両方を指定できます。たとえば、次を指定できます。

就業者と個人名に対するMERGE命令

同じ就業者オブジェクトの個人Eメールと個人電話番号のコンポーネントに対するDELETE命令

検証

各MERGE行は、次の条件を満たしている必要があります。

同じ弁別子のMETADATA行の後に指定されている。

関連するMETADATA行と同じ属性を同じ順序で含む。

METADATA行にない属性の値は含まない。

いずれかのサポートされているキー・タイプを使用した、それ自体の一意の識別子を含む。また、子コンポーネントの各データ行には、その親に対する一意の参照が含まれる必要があります。たとえば、GradeRateValueには、その関連するGradeRateに対する一意の参照が含まれる必要があります。

DELETE命令: 説明DELETE命令は、Oracle HCM Cloudからパージするビジネス・オブジェクト・コンポーネントを識別します。コンポーネントは、HCMデータ・ローダーを使用して事前にロードされている必要はありません。

命令の形式DELETE命令の形式は、次のとおりです。DELETE|<DISCRIMINATOR>|<ATTRIBUTE 1>|<ATTRIBUTE 2>|ATTRIBUTE n>

たとえば、次のようになります。METADATA|JobFamily|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|JobFamilyNameDELETE|JobFamily|2012/10/01|4712/12/31|Sales01

制限DELETE命令には、次の制限が適用されます。

ビジネス・オブジェクトまたはビジネス・オブジェクトのコンポーネントを削除できます。ただし、個々の有効日レコードは削除できません。

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単一のデータ・ファイルでは、同じレコードに対するMERGE命令とDELETE命令は指定できません。HCMデータ・ローダーで命令が処理される順序は、予測できません。

削除されたレコードはリカバリできません。したがって、データを削除して再作成するよりも、訂正を試みてください。

すべてのビジネス・オブジェクト・コンポーネントを削除できるわけではありません。削除のサポートの情報は、「データ交換」作業領域の「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで使用可能なビジネス・オブジェクトの詳細を参照してください。

SET命令SET命令は.datファイルではオプションとなり、弁別子がありません。SET命令を使用して、これらの命令が含まれるファイルのデフォルト処理を変更します。任意の数のSET命令を.datファイルに含めることができますが、最初のMETADATA行の前に配置する必要があります。このトピックでは、どのようなときにSET命令を使用するかについて説明します。

この表は、SET命令とそのデフォルト値を示しています。

命令 デフォルト値

SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y|N Y

SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS <process> 適用なし

SET INVOKE_POST_PROCESS Y|N Y

SET FILE_DELIMITER <delimiter> 縦棒(|)

SET FILE_ESCAPE <escape character> バックスラッシュ(\)

SET FILE_NEWLINE <newline character> n

SET ENABLE_AUDIT_DATA Y|N N

SET PURGE_AUDIT_DATA Y|N N

SET CALCULATE_FTE Y|N N

SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN Y|N N

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ヒント: ここに示すデフォルト値は、企業向けに事前定義されています。「設定および保守」作業領域の「HCMデータ・ローダーの構成」タスクを使用して、企業のこれらの値を上書きできます。

SET命令の摘要

この項では、すべてのSET命令とその説明をアルファベット順のリストで示します。

SET CALCULATE_FTE

Worker.datファイル内のすべての就業者アサイメントについて常勤換算(FTE)値の自動計算を要求するには、SET CALCULATE_FTE命令を含めます。たとえば、次のようになります。SET CALCULATE_FTE Y

SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN

Worker.datファイル内のすべての就業者アサイメントについてデフォルトの勤務時間パターンの自動作成を要求するには、SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN命令を含めます。たとえば、次のようになります。SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN Y

SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS

デフォルトでは、これらのプロセスは、就業者をロードした後に自動的に実行されます。

マネージャ階層のリフレッシュ

個人検索キーワードの更新

「マネージャ階層のリフレッシュ」が自動的に実行されないようにするには、Worker.datファイルにこのSET命令を含めることができます。SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS RefreshManagerHierarchy

「個人検索キーワードの更新」が自動的に実行されないようにするには、Worker.datファイルにこのSET命令を含めることができます。SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS UpdatePersonSearchKeywords

デフォルトでは、HCMポジション階層をロードした後、FlattenPositionHierarchyプロセスが自動的に実行されます。FlattenPositionHierarchyが自動的に実行されないようにするには、PositionHierarchy.datファイルにこのSET命令を含めます。SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS FlattenPositionHierarchy

ヒント: ロード後のプロセスが自動的に実行されないようにするには、かわりにSETINVOKE_POST_PROCESS命令を使用できます。

SET ENABLE_AUDIT_DATA

HCMデータ・ローダーを使用してロードされたオブジェクトの監査は、「監査データ使用可能」構成パラメータを使用して、企業に対して有効または無効にします。このSET命令を含めることで、個々の.datファイルの企業設定を上書きできます。たとえば、企業に対して監査が有効になっている場合は、個々の.datファイルに対してこれを無効にできます。

SET FILE_DELIMITER

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この命令を使用して、デフォルトのファイル・デリミタである縦棒(|)を変更します。たとえば、これをカンマに変更するには、次の命令を含めます。SET FILE_DELIMITER ,

最大で10文字の新しい値を指定できます。

SET FILE_ESCAPE

この命令を使用して、デフォルトのファイル・エスケープ文字であるバックスラッシュ(|)を変更します。たとえば、これを等号(=)に変更するには、次の命令を含めます。SET FILE_ESCAPE =

最大で10文字の新しい値を指定できます。

SET FILE_NEWLINE

この命令を使用して、デフォルトのファイル改行文字であるnを変更します。たとえば、これを文字列newlineに変更するには、次の命令を含めます。SET FILE_NEW_LINE newline

最大で10文字の新しい値を指定できます。

SET INVOKE_POST_PROCESS

デフォルトでは、これらのプロセスは、就業者をロードした後に自動的に実行されます。

マネージャ階層のリフレッシュ

個人検索キーワードの更新

デフォルトでは、HCMポジション階層をロードした後、FlattenPositionHierarchyプロセスが自動的に実行されます。

このようなプロセスが自動的に実行されないようにするには、関連する.datファイルにこのSET命令を含めることができます。SET INVOKE_POST_PROCESS N

SET PURGE_AUDIT_DATA

この命令を使用して、.datファイル内のオブジェクトの監査データをパージします。この機能は主に、就業者レコード内の個人を識別可能な情報の監査レコードを削除することを目的としています。

次の命令の両方を1つの.datファイルに含めることはできません。

SET ENABLE_AUDIT_DATA Y

SET PURGE_AUDIT_DATA Y

ロードされたオブジェクトの監査が企業に対して有効になっている場合は、監査データをパージしているすべての.datファイルでこれを無効にする必要があります。つまり、次の命令を含め

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ます。

SET ENABLE_AUDIT_DATA N

SET PURGE_AUDIT_DATA Y

SET PURGE_FUTURE_CHANGES

有効日コンポーネントを含むビジネス・オブジェクトを作成する場合は、この命令をファイルの先頭に含めます。SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y

この命令により、有効日メンテナンス・モードが「置換」に設定されます。デフォルト・モードであるこのモードでは、既存のすべてのデータが.datファイルの内容に置き換えられます。

有効日コンポーネントを含むビジネス・オブジェクトを更新する場合は、この命令をファイルの先頭に含めます。SET PURGE_FUTURE_CHANGES N

この命令により、有効日メンテナンス・モードが保持に設定されます。このモードでは、既存の先日付の変更がすべて保持されます。

関連トピック

予約文字の管理: 説明

有効日オブジェクトのロード: 概要

Oracle HCM Cloudビジネス・オブジェクトの監査の有効化: 手順

HCMデータ・ローダーの構成パラメータ

テンプレート・ファイルの生成および使用方法: 手順HCMデータ・ローダーでは、サポートされるビジネス・オブジェクト階層ごとにテンプレート・ファイルが提供されます。テンプレートには次が含まれます。

ビジネス・オブジェクトとそのバージョンおよびファイルの作成日を示すCOMMENT行。

ビジネス・オブジェクトに対してロードできる、ビジネス・オブジェクト階層の各コンポーネントのMETADATA行。このMETADATA行には、環境固有の構成済フレックスフィールド属性を含む、コンポーネントのすべての属性が含まれます。

独自のデータ・ファイルを基礎として、テンプレート・ファイルを生成して使用できます。このトピックでは、テンプレート・ファイルを生成して使用する方法について説明します。

単一のテンプレート・ファイルの生成

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域を開き、「タスク」パネル・タブで「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを選択します。

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デフォルトでは、「ビジネス・オブジェクトの表示」ページに、HCMデータ・ローダーでサポートされるすべてのビジネス・オブジェクトがリストされます。たとえば、ビジネス・オブジェクトまたはロード順序でリストをソートできます。また、特定のオブジェクトの名前を例による問合せフィールドの「ビジネス・オブジェクト」に入力し、[Enter]を押して、該当オブジェクトを取得することもできます。

2. オブジェクトにすでにテンプレートが存在する場合は、「ファイルのダウンロード」アイコンをクリックしてダウンロードできます。「最終リフレッシュ日時」列に、テンプレートの生成日時が表示されます。または、次のようにテンプレートを更新してからダウンロードできます。

1. ビジネス・オブジェクト表でオブジェクト行を選択します。

2. 「オブジェクトのリフレッシュ」をクリックします。

3. 「要求の予定」ダイアログ・ボックスで、「送信」をクリックします。「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。

「送信」をクリックすると、最新のテンプレート・ファイルを生成するプロセスが開始されます。

ヒント: 進捗をモニターするには、「プロセス結果の表示」をクリックして「プロセス結果の表示」ページを開きます。

3. 「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

「最終生成」列の値をチェックして、テンプレートが更新されたことを確認します。

4. 「ファイルのダウンロード」アイコンをクリックして、テンプレートをダウンロードします。

すべてのビジネス・オブジェクトのテンプレート・ファイルの生成

製品領域のすべてのビジネス・オブジェクトまたはすべてのビジネス・オブジェクトのテンプレート・ファイルを生成するには、次の手順に従います。

1. 「ビジネス・オブジェクトの表示」ページの「すべてのオブジェクトのリフレッシュ」ボタンをクリックします。

2. 「要求の予定」ダイアログ・ボックスで、製品領域を選択するか、「製品領域」の設定を「すべて」のままにします。

3. 「送信」をクリックします。

4. 生成プロセスが完了すると、テンプレートを個別にダウンロードできます。「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで、オブジェクトの「ファイルのダウンロード」アイコンをクリックします。または、次の手順に従って、生成したテンプレートを含む単一の.zipファイルをダウンロードします。

1. 「プロセス結果の表示」をクリックします。

2. 「プロセス結果の表示」ページで、プロセスの「ファイルのダウンロード」アイコンをクリックします。

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テンプレート・ファイルの使用方法

テンプレート・ファイルによって、フレックスフィールド・セグメントなどの環境固有の属性の名前を含む、ビジネス・オブジェクトのすべての使用可能な属性の名前が識別されます。テンプレート・ファイルからMETADATA行を単純にコピーして独自のデータ・ファイルで使用しないでください。かわりに、次のものをデータ・ファイルに含めます。

ロードするコンポーネントのMETADATA行

指定する値の属性名

データを指定する対象の属性のみを宣言することで、インポート・プロセスとロード・プロセスの速度と効率性を改善できます。使用しないMETADATA行と属性名を削除します。

HCMデータ・ローダーでは、すべてのMETADATA行のすべての属性名が検証されます。また、METADATAに指定された属性のレビューにより、同じ.zipファイルの他のビジネス・オブジェクトへの潜在的な依存性も特定されます。たとえば、Job.datファイルには、「等級ID」属性を持つジョブ有効等級コンポーネントに対するMETADATA行が含まれる場合があります。この場合、HCMデータ・ローダーで、Job.datファイルに等級への潜在的な依存性があるとみなされます。

データ・ファイルの命令および提供に関するFAQ

オブジェクトの作成時にデータを提供するには、どうすればよいですか。.zipファイルごとに1つのオブジェクトを提供します。たとえば、.zipファイルをジョブに対して1つ、就業者に対して1つ、などのように作成します。データ参照エラーを回避するために、次のオブジェクトをロードする前に、すべてのエラーを修正します。

増分更新のデータを提供するには、どうすればよいですか。

変更された属性値と必須の属性値のみを指定します。同じ.zipファイルで、すべてのビジネス・オブジェクト・ファイルを提供します。HCMデータ・ローダーによってそれらが正しい順序で処理され、参照データが、それを参照するデータの前にロードされます。

.datファイルにコメントを含めることができますか。

はい。COMMENT命令を使用して、.datファイルにコメントを追加します。

たとえば、次のようになります。COMMENT Data for Business Object: Job Version: V2 Created on: 25-03-2017

COMMENT命令はファイル内の任意の場所に任意の数含めることができます。処理に影響を与えることはありません。

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCMデータ・ローダーを使用するための準備

4HCMデータ・ローダーを使用するための準備この章の内容は次のとおりです。

HCMデータ・ローダーの構成パラメータ

HCMデータ・ローダー・スコープ: 説明

参照オブジェクトの定義: 説明

値リストのレビュー: 説明

ソース・システム所有者の定義: 手順

ビジネス・オブジェクト情報の検索: 説明

就業者をロードするための準備: 考慮する点

HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト: 説明

一括でロードされたオブジェクトの監査: 説明

HCMデータ・ローダーを使用するための準備に関するFAQ

HCMデータ・ローダーの構成パラメータHCMデータ・ローダー構成パラメータにより、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーのインポート・プロセスとロード・プロセスが制御されます。パラメータのデフォルト設定は、多くの要件に適しています。ただし、環境の構成とロードするデータの量に適合するように、これらの設定を上書きできます。ユーザーは、個々のロード・プロセスのほとんどの企業設定を上書きすることもできます。

「設定および保守」作業領域で、次のものを使用すると、企業の事前定義済設定をレビューまたは上書きできます。

機能領域: HCMデータ・ローダー

タスク: HCMデータ・ローダーの構成

「HCMデータ・ローダーの構成」ページで、「HCMデータ・ローダー」タブを選択します。次のカテゴリ値でパラメータをフィルタできます。

可用性

診断

ファイル定義

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パフォーマンス

スケジューリング・デフォルト

ビジネス・オブジェクトに固有のパラメータは、別のセクションに表示されます。このトピックでは、カテゴリ内の各構成パラメータについて説明します。オブジェクト固有のパラメータについては、カテゴリの項に続いて説明します。

注意: HCMスプレッドシート・データ・ローダーのいくつかの構成パラメータには独自のバージョンがあり、これらはHCMの「スプレッドシート・データ・ローダー」タブで管理します。これらのパラメータについては、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して異なるデフォルト値を設定できます。ユーザーは、スプレッドシート・テンプレートで、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのデフォルト値を上書きできます。

可用性のパラメータ

監査データ使用可能

HCMデータ・ローダーを使用してロードされたビジネス・オブジェクトに対して監査データを取得するかどうかを指定します。このパラメータを「はい」に設定する場合、Oracle FusionApplicationsでも監査を有効にする必要があります。

このパラメータは、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して個別に設定できます。

デフォルト値: いいえロード・グループ・サイズ計算の使用可能

ロード・グループ・サイズを自動的に計算するかどうかを指定します。処理するオブジェクトと使用可能なコンカレント・スレッドの数に基づいて最適なロード・グループ・サイズを計算できるようにするには、「はい」に設定します。「ロード・グループ・サイズ計算の使用可能」が「はい」の場合、「ロード・グループ・サイズ」パラメータは「要求の予定」ページに表示されません。また、「ロード・グループ・サイズ」のデフォルト値は無視されます。

デフォルト値: はいUIメッセージ変換使用可能

「データのインポートおよびロード」ページのメッセージをサインイン・ユーザーの言語で表示するかどうかを指定します。翻訳メッセージを有効にするには、「はい」に設定します。このパラメータが「いいえ」に設定されている場合、メッセージは、インポートおよびロード要求を送信したユーザーの言語で表示されます。

デフォルト値: いいえHCMデータ・ローダー・スコープ

HCMデータ・ローダーをすべてのデータのロードに使用するかどうかを指定します。

リリース10以降の新しいカスタマについてのみ、「HCMデータ・ローダー・スコープ」パラメータのデフォルト値は「全体」となります。この設定は変更できません。

リリース9からアップグレードする既存のカスタマの場合、このパラメータのデフォルト値は「限定」です。「全体」に設定した場合、設定を「限定」に戻すことはできません。

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デフォルト値: 全体個人のパージ使用可能キー

「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを有効にするためにOracle Supportによって提供されるキー値です。

本番環境ではこのプロセスを有効化および実行できません。

デフォルト値: なし

診断のパラメータ

スレッド別複合エラー・スタック・トレース・オカレンス

スタック・トレースが記録されている処理スレッドの複合エラー・オカレンスの最大数。

デフォルト値: 5スレッド別データ・エラー・スタック・トレース・オカレンス

スタック・トレースが記録されている処理スレッドのデータ・エラー・メッセージ・オカレンスの最大数。

デフォルト値: 2

ファイル定義のパラメータ

データ・セット名

Webサービスによって開始されるデータ・ロードについて、Oracle WebCenter Content文書のタイトルと.zipファイル名のどちらをデータ・セット名として使用するかを指定します。

デフォルト値: ファイル名ファイル文字セット

ビジネス・オブジェクトおよび添付ファイルで使用される文字セット。

デフォルト値: UTF-8ファイル・デリミタ

METADATA行の属性名およびデータ行の属性値を区切るために使用される最大10文字の値。

デフォルト値: 縦棒(|)ファイル暗号化

デフォルトのファイル暗号化。

デフォルト値: なしファイル・エスケープ・インジケータ

データ行で次の文字を無視することを示すために使用される最大10文字の値。

デフォルト値: バックスラッシュ(\)ファイルの新規行インジケータ

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属性値内の改行を示すために使用される最大10文字の値。この値の前には、ファイル・エスケープ・インジケータを付ける必要があります。

デフォルト値: nフレックスフィールド使用可能

フレックスフィールド・データをロードできるかどうかを制御します。

デフォルト値: はい監査データのパージ

正常に更新または削除されたオブジェクトの監査データをパージするかどうかを指定します。

デフォルト値: いいえ注意: 企業のデフォルト値は上書きできません。個々の.datファイルにSET命令を含めることで、ファイル内のオブジェクトの監査データをパージできます。

パフォーマンスのパラメータ

アーカイブまでのデータ・セット保持日数

データ・セットが最後に更新されてから自動的にアーカイブ・ステージ表にバックアップされるまでの日数。適格なデータ・セットは、ステージ表のデータ行の数が「アーカイブまでの最大データ行数」の値を超える場合にのみバックアップされます。

デフォルト値: 5削除までのデータ・セット保持日数

データ・セットが最後に更新されてからステージ表から自動的かつ完全に削除されるまでの日数。

デフォルト値: 30環境構成

1文字または2文字で構成される値に、Oracle Supportによって提供される0から99の数値が続きます。HCMデータ・ローダーでは、この値に基づいて、データのロード時に使用できる最大コンカレント・スレッド数が計算されます。結果として得られる最大値は、次の場合に指定する値の検証に使用されます。

「HCMデータ・ローダーの構成」ページの「ロードの最大コンカレント・スレッド」パラメータ

「データのインポートおよびロード」ページでデータをインポートおよびロードするとき

Webサービスを使用してデータをインポートおよびロードするとき

このような場合、「ロードの最大コンカレント・スレッド」の値が計算された最大値より大きい場合、エラーが発生します。

注意: このパラメータの値を取得するには、サービス要求(SR)を発行します。

「環境構成」パラメータを空白のままにすると、計算された最大値はデフォルトで1000になります。

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Page 49: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

デフォルト値: なしロード・グループ・サイズ

単一スレッドにより単一の作業ユニットとして処理されるビジネス・オブジェクトの数。

デフォルト値: 100インポートの最大コンカレント・スレッド

ステージ表にデータをインポートするときに同時に実行されるスレッドの最大数。

このパラメータは、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して個別に設定できます。

デフォルト値: 8ロードの最大コンカレント・スレッド

ステージ表からアプリケーション表にデータをロードするときに同時に実行されるスレッドの最大数。

このパラメータは、「ロード・グループ・サイズ」パラメータとともに使用されます。「ロード・グループ・サイズ」パラメータに基づく、オブジェクトのロードに必要なスレッドのみが作成されます。

デフォルト値: 8アーカイブまでの最大データ行数

ステージ表に保持できるデータ行の最大数。この数を超えると、データ・セットが自動的にバックアップされます。

デフォルト値: 10000000転送グループ・サイズ

コンカレント・スレッドにより単一の作業ユニットとして処理されるファイル行の数。

デフォルト値: 100000

スケジューリング・デフォルトのパラメータ

有効日更新モード

有効日オブジェクトがロードされたときに先日付レコードをパージするかどうかを指定します。

このパラメータは、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して個別に設定できます。

デフォルト値: 置換ソース・ファイルの削除

処理実行後、Oracle WebCenter Contentサーバーからソース・ファイルを削除するかどうかを指定します。

デフォルト値: はい

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Page 50: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

後処理タスク使用不可

このパラメータは読取り専用です。関連するWorker.datファイルまたはPosition.datファイルにSET命令を含めることで、個別のロード後プロセスを無効にできます。

デフォルト値: なしファイル処理

デフォルトのファイル処理。

「インポートおよびロード」では、インポートが完了すると、有効なオブジェクトが自動的にロードされます。「インポートのみ」では、データがステージ表にインポートされますが、ロードは開始されません。

デフォルト値: インポートおよびロードビジネス・オブジェクト後処理の開始

オブジェクトのロード後に自動的に実行されるように登録されたプロセスを実行するかどうかを指定します。

このパラメータは、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して個別に設定できます。

デフォルト値: はいインポート・エラーの最大パーセンテージ

オブジェクトのインポート・プロセスが停止する前にビジネス・オブジェクト内で発生する可能性があるエラーのあるファイル行のパーセンテージ。

デフォルト値: 100ロード・エラーの最大パーセンテージ

ロード・プロセスが停止する前にビジネス・オブジェクトに対して発生する可能性があるエラーのあるビジネス・オブジェクト・インスタンスのパーセンテージ。

このパラメータは、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して個別に設定できます。

デフォルト値: 100

ビジネス・オブジェクトのパラメータ: 就業者

これらのパラメータは、HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーに対して個別に設定できます。

就業者常勤換算の計算

Worker.datファイルのすべての就業者アサイメントに対して、常勤換算(FTE)値を自動的に計算するかどうかを指定します。

デフォルト値: いいえ就業者のデフォルト勤務時間パターンの作成

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Page 51: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ファイルのすべての就業者アサイメントに対して、デフォルト勤務時間パターンを自動的に作成するかどうかを指定します。

デフォルト値: いいえ

関連トピック

SET命令

HCMデータ・ローダー・スコープ: 説明「HCMデータ・ローダー・スコープ」パラメータにより、HCMデータ・ローダーを使用してロードできるビジネス・オブジェクトおよび使用可能な他のデータ・ローダーが決まります。次の表に示すように、パラメータに設定可能な値は2つです。

「HCMデータ・ローダー・スコープ」の値

摘要

限定 HCMデータ・ローダーを使用して、その前身であるHCMファイルベース・ローダーでサポートされていないビジネス・オブジェクトのみをロードできます。

全体HCMデータ・ローダーを使用して、すべてのサポートされるビジネス・オブジェクトをロードできます。HCMファイルベース・ローダーは無効になるため、使用できません。

以前のリリースからリリース10にアップグレードしたカスタマの場合、このパラメータのデフォルト値は「限定」です。HCMファイルベース・ローダーを引き続き使用しているときは、「HCMデータ・ローダー・スコープ」の設定を「限定」のままにします。ただし、HCMファイルベース・ローダーのかわりにHCMデータ・ローダーを使用することを計画する必要があります。HCMデータ・ローダーを使用しているときに完全にビジネス・オブジェクトがサポートされるようにするには、「HCMデータ・ローダー・スコープ」を「全体」に設定します。

リリース10以降の新しいカスタマについては、このパラメータのデフォルト値は「全体」になっています。

注意: 「HCMデータ・ローダー・スコープ」は、「全体」から「限定」には変更できません。

制限されたオブジェクト「HCMデータ・ローダー・スコープ」が「限定」に設定されている場合、HCMデータ・ローダーを使用して、次の表に示すオブジェクトをロードすることはできません。「HCMデータ・ローダー・スコープ」が「全体」に設定されている場合にのみ、HCMデータ・ローダーを使用してこれらをロードできます。

モジュール ビジネス・オブジェクト ビジネス・オブジェクト翻訳

休暇欠勤管理 個人休暇欠勤エントリ 適用なし

Worker.dat

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Page 52: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

休暇欠勤管理 個人付与詳細 適用なし

報酬 Salary 適用なし

報酬 給与ベース 適用なし

グローバルHR 処理 処理翻訳

グローバルHR 処理事由 処理事由翻訳

グローバルHR コンテンツ項目 コンテンツ項目翻訳、コンテンツ項目評点摘要翻訳

グローバルHR コンテンツ項目関係 適用なし

グローバルHR 部門ツリー 適用なし

グローバルHR 部門ツリー・ノード 適用なし

グローバルHR 教育機関 教育機関翻訳

グローバルHR 等級 等級変換、等級ステップ変換

グローバルHR 等級ラダー 等級ラダー変換、ステップ・レート変換

グローバルHR 等級レート 等級レート翻訳

グローバルHR ジョブ ジョブ翻訳

グローバルHR ジョブ・ファミリ ジョブ・ファミリ翻訳

グローバルHR 事業所 事業所翻訳

グローバルHR 組織 組織翻訳

HR

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Page 53: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

グローバル 個人連絡先 適用なし

グローバルHR 個人連絡先続柄 適用なし

グローバルHR ポジション ポジション翻訳

グローバルHR 評点モデル 評点モデル翻訳、評点カテゴリ翻訳、評点レベル翻訳

グローバルHR タレント・プロファイルタレント・プロファイル翻訳

グローバルHR 就業者 適用なし

グローバル給与エレメント・エントリ 適用なし

「限定」モードでサポートされていないビジネス・オブジェクトのデータをロードしようとすると、データ・セット全体の処理が失敗します。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用方法使用可能なHCMスプレッドシート・データ・ローダーのバージョンは、「HCMデータ・ローダー・スコープ」構成パラメータの値に応じて異なります。「HCMデータ・ローダー・スコープ」の設定とその結果は次のとおりです。

全体: HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して、HCMデータ・ローダーでサポートされるほとんどのオブジェクトをロードできます。HCMスプレッドシート・データ・ローダーのすべての機能を使用できます。これらのタスクは、「データ交換」作業領域で使用します。

スプレッドシート・テンプレートの管理

スプレッドシート・データ・ローダーの実行

限定: リリース11以前で使用可能だったHCMスプレッドシート・データ・ローダーのバージョンを使用できます。このバージョンでは、事前定義済スプレッドシートの静的リストが提供されますこれらのタスクは、「データ交換」作業領域で使用します。

スプレッドシート・ロードの開始

スプレッドシート・データのロード

注意: HCMスプレッドシート・データ・ローダー以外のスプレッドシート・データ・ローダーは、「HCMデータ・ローダー・スコープ」構成パラメータの設定に影響を受けることはありません。たとえば、給与バッチ・ローダーは、「HCMデータ・ローダー・スコープ」の値に関係なく使用できます。

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Page 54: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

参照オブジェクトの定義: 説明ロードするビジネス・オブジェクトが、統合が有効でないためにHCMデータ・ローダーを使用してロードできないいくつかのビジネス・オブジェクトを参照している場合があります。これらのオブジェクトを参照しているデータをロードする前に、ターゲットのOracle HCM Cloud環境でこれらのオブジェクトを定義またはレビューします。このステップは、Oracle HCM Cloudの実装中に実行済である場合があります。

次の表は、このタイプのメイン・オブジェクトを示しています。ここには、それらの管理に使用するタスクと、「設定および保守」作業領域で各タスクが属する機能領域が示されています。

ビジネス・オブジェクト 機能領域 タスク

アプリケーション参照データセット

エンタープライズ・プロファイル 参照データ・セットの管理

アサイメント・ステータス・タイプ ワークフォース情報 アサイメント・ステータスの管理

ビジネス・ユニット 組織体系 ビジネス・ユニットの管理

コンテンツ・タイプ ワークフォース・プロファイル

プロファイル・コンテンツ・タイプの管理

通貨コード 財務レポート体系 通貨の管理

エレメント・タイプ エレメントおよび算式 エレメントの管理

法的エンティティ 法的体系 法的エンティティの管理

公用語コード アプリケーション拡張 言語の管理

プロファイル・タイプ ワークフォース・プロファイル プロファイル・タイプの管理

スケジュール ワークフォース情報 勤務スケジュールの管理

.

外部オブジェクト参照

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Page 55: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ロードするオブジェクトからこれらのオブジェクトを参照する場合は、そのユーザー・キーを使用します。(または、使用可能な場合は、そのサロゲートIDを使用できます)。HCMデータ・ローダーでは、すべてのサポートされるオブジェクトに対するビジネス・オブジェクト・ドキュメントが提供されます。このドキュメントに、外部オブジェクト参照に使用できるユーザー・キーが示されています。たとえば、ポジション・オブジェクトには、統合が有効でないビジネス・ユニット・オブジェクトへの参照があります。ポジションのドキュメントに、そのユーザー・キーとしてビジネス・ユニット名が示されています。したがって、ポジション・オブジェクトをロードするときに、ビジネス・ユニット名を使用して、関連するビジネス・ユニットを参照できます。ビジネス・オブジェクトの提供されているドキュメントを確認するには、「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでオブジェクト名をクリックします。

値リストのレビュー: 説明多くのオブジェクト属性の許可される値は、値リストで定義されています。一部の値リストは事前定義されており、更新できません。それ以外には、いくつかの値が含まれますが、独自に追加することもできます。場合によっては、事前定義済の値を編集または削除できます。Oracle HCM Cloudでは、値リストは参照タイプとして定義されています。事前定義済の参照タイプをレビューして、これらを使用するデータのロードを試みる前に必要に応じて更新を加えることをお薦めします。このプロセスは、Oracle HCM Cloudの実装中に完了している場合があります。

参照タイプのレビュー

参照タイプを管理するには、「設定および保守」作業領域で関連するタスクを実行します。たとえば、「ワークフォース情報」機能領域には、個人参照、退職参照、文書参照、チェックリスト参照など、多くの参照タイプを管理するためのタスクが含まれています。個人参照タイプを管理するには、「個人参照の管理」タスクを実行します。「個人参照の管理」ページで、編集する参照タイプを選択します。リストには次のものが含まれます。

住所タイプ

連絡先続柄

エスニシティ

最終学歴

表彰

婚姻区分

軍階級

電話タイプ

宗教

定義されている参照値が、ロードする予定のデータをサポートしていることを確認します。

関連トピック

参照: 説明

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Page 56: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ソース・システム所有者の定義: 手順ソース・キーを使用することを計画している場合は、データをロードする前に、HRC_SOURCE_SYSTEM_OWNER参照タイプにソース・システム所有者の値を追加する必要があります。このタスクを実行するには、アプリケーション実装コンサルタントまたは人材管理アプリケーション管理者のジョブ・ロールが必要です。

「設定および保守」作業領域の「共通参照の管理」タスクを使用します。次の手順に従います。

1. 「共通参照の管理」ページで、参照タイプHRC_SOURCE_SYSTEM_OWNERを検索します。

2. 検索結果で、その参照コードを表示する参照タイプを選択します。

3. ページの「参照コード」セクションで、「新規」アイコンをクリックして参照コード行を追加します。

4. 行のフィールドに入力します。新しいコードが有効になり、ロードするデータに対して日付が有効になるようにします。

5. 追加のソース・システム所有者の値に対して、ステップ3と4を繰り返します。

6. 「保存してクローズ」をクリックします。

関連トピック

ソース・キー: 説明

ビジネス・オブジェクト情報の検索: 説明HCMデータ・ローダーを使用してビジネス・オブジェクトまたはコンポーネントを正常にロードするには、その構造、サポートされるキー・システム、データ書式および必須属性を把握する必要があります。また、オブジェクトに適用されるビジネス・ルールも把握する必要があります。このトピックでは、この情報を確認できる場所を示します。

ビジネス・オブジェクトの詳細

「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでビジネス・オブジェクトの名前をクリックすると、そのオブジェクトに関する情報が表示されます。この情報には、次のものが含まれます。

オブジェクトのコンポーネント階層

現在選択されているコンポーネントのコンポーネント詳細。内容は次のとおりです。

親コンポーネント、ファイル識別子、.datファイルおよび翻訳オブジェクト

統合キーをサポートしているかどうか

コンポーネントを削除できるかどうかなど、サポートされている処理

それが有効日かどうかと、有効日の場合はコンポーネントの初回開始日と最終終了日を変更できるかどうか

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現在選択されているコンポーネントの各属性の属性詳細。内容は次のとおりです。

その名前、タイプおよび長さ

常に必須とするか、新規オブジェクトについてのみ必須とするか

それがキー値かどうか、またはキー値として使用できるかどうかと、キー値である(またはキー値として使用できる)場合はキー・タイプ

サロゲートID、親サロゲートIDまたは外部オブジェクト参照のキーである属性の場合は、統合キーもサポートされるかどうか

サロゲートIDのかわりに使用できるユーザー・キー属性の名前

参照により検証される属性の場合は、参照タイプの名前

コンポーネントのフレックスフィールドをロードできる場合は、「フレックスフィールド属性」タブが表示されます。付加フレックスフィールドおよび拡張可能フレックスフィールドの場合は、選択したフレックスフィールドおよびコンテキストの属性を表示できます。拡張可能フレックスフィールドの場合、カテゴリも表示されます。フレックスフィールド・コンテキストで複数行エントリがサポートされている場合は、単一レコードを一意に参照するために、1つ以上のフレックスフィールド属性がユーザー・キーとして識別されます。これらの属性は、「フレックスフィールド属性」タブの「ユーザー・キー」列に示されます。フレックスフィールドが複数行エントリをサポートしていない場合、この列は表示されません。

ヒント: 属性詳細またはフレックスフィールド詳細をスプレッドシートにエクスポートする場合は、「Excelにエクスポート」アイコンをクリックします。

「オブジェクトのリフレッシュ」アイコンと「すべてのオブジェクトのリフレッシュ」ボタンを使用して、ビジネス・オブジェクトをリフレッシュできます。オブジェクトをリフレッシュすると、次のようになります。

選択したビジネス・オブジェクトの属性およびフレックスフィールド情報が更新されます。

選択したビジネス・オブジェクトについて、METADATA行の最新テンプレートが生成されます。

更新後にすべてのオブジェクトをリフレッシュすることをお薦めします。リフレッシュにより、「ビジネス・オブジェクトの表示」ページおよびオブジェクト・テンプレートに、更新での変更が確実に反映されます。選択したオブジェクトを表示したとき、詳細が存在しない場合は、オブジェクトをリフレッシュするよう求められます。

ビジネス・ルール

多くのオブジェクトのビジネス・ルールが、Oracle HCM Cloudとの統合ガイドに含まれています。『Oracle HCM Cloudとの統合』ガイドに記載されていないオブジェクトについては、My OracleSupport (https://support.oracle.com)の『HCMデータ・ローダー: ビジネス・オブジェクト・ドキュメント』(2020600.1)を参照してください。この文書には、一部のビジネス・オブジェクトの属性の説明と、データ(.dat)ファイルの例が示されています。

Cloud Customer Connectでは、数多くのビジネス・オブジェクトのサンプル.datファイルも入手できます。「ナビゲータ」→「その他」→「Cloud Customer Connect」を選択します。サインインしてから、「人材管理」ページでHCM Cloud統合のフォーラムを選択します。

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Page 58: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

My Oracle Supportのその他の文書では、特定のローカライゼーション用のビジネス・オブジェクトに関する情報が提供されています。多くは、文書『Oracle Fusion HCMのすべてのホワイト・ペーパー』(1504483.1)からリンクされています。たとえば、次のようになります。

『Oracle Fusion HCM: HCM住所の検証』(2140848.1)

Oracle Fusion HCM: 個人名の検証(2146270.1)

『Oracle Fusion Human Capital Managementでの国別識別子の検証』(2159758.1)

関連トピック

HCMデータ・ローダー: ビジネス・オブジェクト・ドキュメント(2020600.1)

就業者をロードするための準備: 考慮する点就業者オブジェクトをロードする前に、次のことを決定する必要があります。

それらの就業者のユーザー・アカウントを自動的に作成するかどうか。

ユーザー資格証明を新しいユーザーに自動的に送信するかどうか。

新しいユーザーに自動的にプロビジョニングするロール。ロールを1つも指定せずに作成されたユーザー・アカウントは自動的に停止されます。

このトピックでは、これらの決定についてそれぞれ説明します。

ユーザー・アカウントの自動作成企業オプション「ユーザー・アカウント作成」により、新しい就業者に対して、それらの就業者の作成方法に関係なく、ユーザー・アカウントが自動的に作成されるかどうかが制御されます。企業でユーザー・アカウントが自動的に作成される場合、個々の就業者に対してアカウントが作成されないようにすることができます。アカウントが作成されないようにするには、ユーザー情報コンポーネントのGeneratedUserAccountFlag属性を組み込み、Nに設定します。

注意: 「ユーザー・アカウント作成」が「なし」に設定されている場合、個々の就業者についてこの設定を上書きすることはできません。

アップロードする就業者オブジェクトのユーザー情報コンポーネントに、ユーザー名を指定できます。そうしない場合、ユーザー名は、セキュリティ・コンソールで指定したデフォルト・ユーザー・カテゴリのデフォルトの形式になります。デフォルトのユーザー名の形式は、プライマリ勤務先Eメールです。ユーザー・カテゴリのデフォルトの形式に加えた変更は、ユーザーの作成方法にかかわらず、カテゴリのすべての新しいユーザーに適用されます。

ヒント: 新規ユーザーは、デフォルトのユーザー・カテゴリに追加されます。ユーザー・オブジェクトのUserCategory属性を設定することで、既存のユーザーを別のユーザー・カテゴリに移動できます。

新しいユーザーへのユーザー資格証明の送信

アップロードされた就業者に対してユーザー・アカウントを自動的に作成する場合、ユーザー名とパ

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スワードをそのユーザーに自動的に通知できます。このメールを受信するすべての就業者について、ユーザー情報コンポーネントのSendCredentialsEmailFlag属性をYに設定します。デフォルトでは、SendCredentialsEmailFlagはNに設定されています。

いずれかの就業者に対してSendCredentialsEmailFlagをYに設定する場合は、このイベントのデフォルト・ユーザー・カテゴリに対して、有効な通知テンプレートを使用可能にする必要があります。2つの事前定義済テンプレートが存在します。

「新規アカウント・テンプレート」はユーザーへの通知用です。

「新規アカウント・マネージャ・テンプレート」はユーザーのマネージャへの通知用です。

通知テンプレートを作成することもできます。通知テンプレートはセキュリティ・コンソールで管理されます。通知テンプレートに加えた変更は、ユーザー・カテゴリに適用されます。

新しいユーザーへのロールのプロビジョニング

就業者に対してユーザー・アカウントが自動的に作成される場合、現在のロール・プロビジョニング・ルールで指定されているとおりに、ロールがこのユーザーに自動的にプロビジョニングされます。一括アップロードで作成したユーザーに対して、適切なロール・マッピングが存在することを確認します。

注意: すべてのユーザー・アカウントには、アクティブな状態を維持するために、1つ以上のロールが必要です。適切なロール・マッピングが存在せず、手動割当のロールをロードしていない場合は、新しいユーザー・アカウントがすぐに停止されます。このアカウントの自動停止を避けるには、就業者をロードする前に、その就業者に対してロール・マッピングを定義します。

関連トピック

ロール・マッピング: 説明

HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト: 説明新しい環境で、必要のないデータを作成することなく、HCMデータ・ローダーのエンドツーエンド処理をテストすることが必要になる場合があります。HCMデータ・ローダー処理および接続が期待どおりに機能していることを確認した後、独自のデータを自信を持ってロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーのエンドツーエンド処理をテストする方法について説明します。

エンドツーエンド処理のテストHCMデータ・ローダーでは次の機能が提供されています。

「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセス

オブジェクトの例としてのオブジェクト

「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセスを送信する場合は、「処理」パラメータを「HCMデータ・ローダーのテスト」に設定します。このプロセスの特徴は、次のとおりです。

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1. 例オブジェクトに対して、MERGE命令のファイルを生成します

2. ExampleObject.datファイルをExampleObject||<date and time>||.zipファイルに追加します

3. Oracle WebCenter Contentサーバー上のhcm/dataloader/importディレクトリに、.zipファイルをアップロードします

4. HCMデータ・ローダーを開始し、ファイルをインポートしてロードします

5. ログ・ファイルを提供します

進捗と結果は、「データのインポートおよびロード」ページでレビューできます。

例オブジェクト「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセスを実行する場合、例オブジェクトのデータがその独自の表に保存されます。アプリケーション表にはデータは保存されません。「データ交換」作業領域の「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで、例オブジェクトの構造および属性をレビューできます。例オブジェクトの特徴は、次のとおりです。

子コンポーネント、孫コンポーネントおよび翻訳オブジェクトが含まれます

すべてのキー・タイプがサポートされます

「作成および削除」処理がサポートされます

ほとんどのデータ型の属性が含まれます

参照により検証される属性が含まれます

例オブジェクトに対して、テンプレート・ファイルを生成できます。

注意: オブジェクト変換の例オブジェクトが存在する場合でも、「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセスを実行したときに翻訳データは生成されません。

テスト・データの削除「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセスを定期的に実行して、テスト・データおよび関連データ・セットを削除することをお薦めします。プロセスを送信する場合は、「処理」パラメータを「テスト・データの削除」に設定します。この場合、プロセスにより、DELETE命令のファイルが生成され、そのファイルがDeleteExampleObject||<date andtime>||.zipファイルに追加されて、その.zipファイルがアップロードされます。

一括でロードされたオブジェクトの監査: 説明HCMデータ・ローダーまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダーのいずれかを使用してオブジェクトを一括ロードするとき、それらのオブジェクトに加えられた変更を監査できます。監査を有効にすると、オブジェクトの作成、更新および削除が監査されます。このトピックでは、一括ロードされたオブジェクトの監査を有効化および管理する方法について説明します。

一括ロードされたオブジェクトの監査の有効化

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Page 61: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

監査はオプションです。オブジェクトの一括ロードを監査するには、次のことを行う必要があります。

1. 「設定および保守」作業領域で「監査ポリシーの管理」タスクを実行して、監査用のオブジェクトとその属性を選択します。

2. 「監査ポリシーの管理」ページで、一般的な監査を有効にします。

3. 企業または個別の.datファイルおよびスプレッドシート・テンプレートのいずれかについて、一括ロードされるデータの監査を有効にします。

HCMデータ・ローダーの監査の有効化「HCMデータ・ローダーの構成」ページの「HCMデータ・ローダー・パラメータ」タブにある「監査データ使用可能」パラメータによって、企業の監査が制御されます。デフォルトでは、「監査データ使用可能」は「いいえ」に設定されていますが、その設定は上書きできます。または、関連する.datファイルに次のSET命令を含めることで、監査を選択的に有効化できます。SET ENABLE_AUDIT_DATA Y

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの監査の有効化

「HCMデータ・ローダーの構成」ページの「HCMスプレッドシート・データ・ローダー・パラメータ」タブにある「監査データ使用可能」パラメータによって、企業の監査が制御されます。デフォルトでは、「監査データ使用可能」パラメータは「いいえ」に設定されていますが、その設定は上書きできます。または、関連するスプレッドシート・テンプレートの「監査データ使用可能」パラメータを「はい」に設定することで監査を選択的に有効化することもできます。

どのようなときに企業の監査を有効にするか企業で「監査データ使用可能」構成パラメータを「はい」に設定すると、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。この方法での監査の有効化は、統合が進行中の場合のみに行うことをお薦めします。

監査データのパージ

一般的に、就業者レコード内の個人を識別可能な情報を処理する場合などに、監査データをパージすることが必要になります。デフォルトでは、監査データのパージは企業に対して無効になっており、この設定を企業レベルで上書きすることはできません。ただし、次のSET命令を個別の.datファイルに含めることができます。SET PURGE_AUDIT_DATA Y

スプレッドシート・テンプレートで、「監査データのパージ」パラメータを「はい」に設定できます。これらの指示により、その.datファイルまたはスプレッドシートで、そのビジネス・オブジェクトの監査データがパージされます。

監査の有効化とデータのパージを同時に設定する場合には制限があります。次のSET命令の両方を1つの.datファイルに含めることはできません。SET ENABLE_AUDIT_DATA YSET PURGE_AUDIT_DATA Y

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Page 62: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

同様に、スプレッドシート・テンプレートに次のパラメータ値の両方を含めることはできません。

パラメータ 値

監査データ使用可能はい

監査データのパージはい

監査が企業に対して有効な場合に監査データをパージするには、同じ.datファイルまたはスプレッドシート・テンプレートで監査を無効にする必要があります。つまり、次のいずれかを行う必要があります。

同じ.datファイルにSET_ENABLE_AUDIT_DATA N命令を含めます。

スプレッドシート・テンプレートで「監査データ使用可能」パラメータを「いいえ」に設定します。

監査オブジェクトのロード・エラーの修正HCMデータ・ローダーのユーザー・インタフェースでは、監査を有効化したオブジェクトのロード・エラーを修正することはできません。たとえば、.zipファイルに就業者オブジェクトとジョブ・オブジェクトの両方が含まれているものとします。Worker.datファイルにのみSET ENABLE_AUDIT_DATA Y命令を含めた場合、ユーザー・インタフェースでそのファイルからロード・エラーを修正することはできません。ただし、Job.datファイルでは監査が有効になっていないため、ジョブ・オブジェクトのエラーは修正できます。

関連トピック

Oracle HCM Cloudビジネス・オブジェクトの監査の有効化: 手順

SET命令

スプレッドシート・テンプレートのパラメータの設定: 手順

HCMデータ・ローダーを使用するための準備に関するFAQ

データは多言語でロードできますか。

はい。必要な言語の言語パックをインストールする必要があります。クラウド実装の場合は、環境が提供される前に、要求した言語パックがインストールされている場合があります。または、サービス要求(SR)を発行して、言語パックを要求できます。

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Page 63: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. データの準備

5データの準備この章の内容は次のとおりです。

ソース・データの準備: 考慮する点

HCMデータ・ローダーのデータに関する一般的な考慮事項: 説明

イメージ、添付ファイルおよび大きい文字列のロード: 説明

ソース・キー値の指定: 考慮する点

ソース・キーの更新: 説明

ユーザー・キー値の指定: 考慮する点

Oracle FusionサロゲートIDの指定: 例

Oracle Fusion GUIDの指定: 例

予約文字の管理: 説明

翻訳されたオブジェクトのロードおよび維持: 説明

データ・ファイルへのソース・システム参照の組込み: 説明

HCMデータ・ローダーを使用したデータの削除: 説明

ソース・データの準備: 考慮する点このトピックでは、Oracle HCM Cloudにロードするデータを準備し、正常にロードできるようにするいくつかの方法について説明します。

ソース・データのレビューおよびクレンジングOracle HCM Cloudにアップロードするビジネス・オブジェクトと、そのソース・システムを識別します。このソース・データをレビューして、それが正確で最新の状態であることを確認します。抽出を試行する前に、すべての問題を修正します。たとえば、次のようになります。

すべての就業者に対してマネージャが識別され、かつその情報が正確であることを確認します。

ジョブおよびポジションについて、正しいジョブ・コードとタイトルがソース・システムに存在することを確認します。

就業者の履歴について、履歴データの正確性を確認します。すべての履歴データをアップロードする必要があるか、採用、昇格・昇進、退職などの主要なイベントのみをアップロードするかを把握します。

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Page 64: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

この方法でソース・データを準備すると、Oracle HCM Cloudにデータをアップロードするときに問題が発生する可能性が最小化されます。また、新しい環境に不正確なデータをロードする可能性も低くなります。

ソース・システムからのデータの抽出

ソースとターゲットの属性を比較することによって、ソース・データとOracle HCM Cloudビジネス・オブジェクト・モデルとのマッピングを定義する必要があります。Oracle HCM Cloudのビジネス・オブジェクトの構造をレビューするには、次のようにします。

1. 「データ交換」作業領域で「ビジネス・オブジェクトの表示」ページを開きます。

2. オブジェクトの名前を例による問合せフィールドの「ビジネス・オブジェクト」に入力し、[Enter]を押して、該当オブジェクトを検索します。

3. オブジェクト名をクリックすると、オブジェクトの「ビジネス・オブジェクト詳細」ページが開きます。このページには、オブジェクトの構造および属性に関する包括的な情報が表示されます。

変換ロジックを定義して、抽出ルーチンを構築する必要もあります。Oracle E-BusinessSuiteのPL/SQLやOracle PeopleSoftのSQRなど、ソース・システムのネイティブ・ツールを使用できます。または、Oracle Data IntegratorやPowerCenter Informaticaなどの抽出、変換およびロード・ツールを使用できます。

アップロード前のソース・データの検証HCMデータ・ローダーによって、データ・ロードのインポート・フェーズとロード・フェーズの両方でデータが検証されます。My Oracle Supportから取得できるデータ・ファイル・バリデータ・ツールを使用すると、データのロードを試行する前に、データの書式設定のほとんどの検証を実行できます。生成された.datファイルをテストするには、ソース環境でこのユーティリティを実行します。このユーティリティにより、検証エラーのリストがHTML形式で生成されます。ロードする前に、.datファイルのエラーを修正できます。

データ・ファイル・バリデータ・ツールは、My Oracle Supportドキュメント『HCMデータ・ローダー用のデータ・ファイル・バリデータ・ツール』(文書ID 2022617.1)からダウンロードできます。

関連トピック

HCMデータ・ローダー用のデータ・ファイル・バリデータ・ツール(2022617.1)

HCMデータ・ローダーのデータに関する一般的な考慮事項: 説明このトピックでは、データ準備のいくつかの一般的な側面について説明します。データが正常にアップロードされるようにするには、次のルールに従います。

現行値の保持Oracle HCM Cloudの既存のデータを更新するときには、次のことを指定します。

更新しているレコードの一意の識別子

変更された属性

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Page 65: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

除外した属性では、現行値が保持されます。パフォーマンス上の理由により、変更されていない属性を含めないことをお薦めします。

注意: 有効日レコードでは、指定した日付範囲の指定したすべての属性が更新されます。

Nullの属性値

属性値を明示的にnullに設定するには、属性値として#NULLトークンを指定する必要があります。単に属性を空白のままにすることはできません。

参照により検証される属性Oracle HCM Cloudで参照タイプとして定義された非フレックスフィールド属性については、参照コードまたはその意味を指定できます。たとえば、次の表に示す参照コードまたは参照の意味を使用して、個人の性別を指定できます。

参照コード参照の意味

M 男性

F 女性

参照の意味は翻訳可能であるため、参照コードを使用することをお薦めします。参照の意味の言語は、データをアップロードするユーザーの言語と一致する必要があります。

参照タイプとして定義されたフレックスフィールド属性には、様々なルールが適用されます。

数値

数値では、小数点セパレータのみがサポートされます。通貨記号、科学表記法または3桁区切りを含めないでください。既存の数値をnullに設定するには、属性値として#NULLトークンを指定します。

日付属性および時間属性

次の表に、日付と時間の値に対して予期される形式を示します。

日付または時間 書式

日付 YYYY/MM/DD

時間 YYYY/MM/DD HH24:MI:SS

例: 2016/11/05 14:20:00

既存の日付または時間の値をnullに設定するには、属性値として#NULLトークンを指定します。

関連トピック

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Page 66: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

フレックスフィールド・データのロード: 説明

イメージ、添付ファイルおよび大きい文字列のロード: 説明HCMデータ・ローダーを使用して、キャラクタ・ラージ・オブジェクト(CLOB)とバイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)の両方をロードできます。ただし、これらのオブジェクトのデータの指定方法は、これらの属性に固有です。データは、データ(.dat)ファイルに直接指定するのではなく、個別のファイルとして渡します。このファイルの名前は、データ・ファイルに、関連する属性の値として指定します。

次の例は、ドキュメントの添付ファイル・コンポーネントのデータ・ファイルを示しています。File属性によって、各MERGE行のテキスト添付ファイルが参照されます。METADATA|DocumentAttachment|DocumentType|File|PersonNumber|...MERGE|DocumentAttachment|Drivers License|file01.txt|23901|...MERGE|DocumentAttachment|Drivers License|file02.txt|64235|...

これらのデータ型のデータは非常に大きくなる可能性があるため、このアプローチを使用します。また、添付ファイルを使用しないでデータを直接ロードする場合は、改行文字が必要になることがあるため、ビジネス・オブジェクト・データ・ファイルに含める内容が複雑になります。

CLOBファイルおよびBLOBファイルの指定方法CLOB属性にデータをロードするには、個別のファイルとしてデータを渡します。このファイルは、ビジネス・オブジェクト・データ・ファイルと同じ.zipファイルのClobFilesフォルダに配置します。同様に、BLOB属性にデータをロードしたり添付ファイルをアップロードするには、データまたは添付するファイルをBlobFilesフォルダに置きます。ラージ・オブジェクトまたは添付ファイルのロードに使用される属性のデータ型によって、使用するフォルダが決まります。

ビジネス・オブジェクト・ドキュメントには、すべての属性のデータ型が指定されています。たとえば、文書添付コンポーネントのFile属性は、BLOBデータ型になります。したがって、次の図に示すように、BlobFilesフォルダに参照ファイルを配置します。

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Page 67: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ClobFilesフォルダとBlobFilesフォルダにあるファイルの名前には、UTF-8シングルバイト文字を使用できます。たとえば、ファイル名には、aからz、AからZ、0から9、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびカッコ( )を使用できます。通常、CLOBデータはテキスト(.txt)ファイルで渡しますが、ほとんどのファイル名拡張子がサポートされています。

ソース・キー値の指定: 考慮する点ソース・キーは、SourceSystemOwnerとSourceSystemIdの2つの属性で構成されます。マージするレコードの識別にソース・キーを使用する場合は、統合有効外部オブジェクトの識別にもソース・キーを使用できます。たとえば、ソース・キーを使用して子コンポーネントの親レコードを識別できます。ローカル・レコードにソース・キーを使用していない場合は、外部オブジェクト参照にもソース・キーを使用できません。

このトピックでは、ローカル・レコードと外部オブジェクト参照の両方にソース・キーを指定する方法について説明します。また、デフォルトのソース・キーがどのように構成されているかについても説明します。

ソース・システム所有者の値の定義SourceSystemOwner属性は、レコードで指定されたすべてのソース・キーに共通です。このため、ソース・キーを使用して識別するすべての外部オブジェクトは、そのSourceSystemOwner値が、マージするレコードのものと同じである必要があります。ソース・キーを使用する前にHRC_SOURCE_SYSTEM_OWNER参照タイプを更新して、SourceSystemOwner値を定義する必要があります。

ローカル・レコードに対するソース・キーの指定

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Page 68: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ソース・キーを使用して一意にローカル・レコードを識別するには、SourceSystemIdとSourceSystemOwnerの両方のソース・キー属性に値を指定します。次の例は、ソース・キーを使用したジョブ・オブジェクトの識別方法を示しています。METADATA|Job|SourceSystemId|SourceSystemOwner|JobCode|JobName|SetCode|EffectiveStartDate| EffectiveEndDateMERGE|Job|12349|EBS-UK|SE|Software Engineer|COMMON|2010/01/01|4712/12/31

外部オブジェクト参照に対するソース・キーの指定

外部オブジェクト参照にソース・キーを使用するには、外部オブジェクトのサロゲートID属性にヒント(SourceSystemId)を追加します。次の例は、ソース・キーを使用した、アサイメント・レコードのジョブ・オブジェクトの識別方法を示しています。JobIdがジョブ・オブジェクトのサロゲートID属性であり、METADATA行でこれにヒント(SourceSystemId)を追加します。HCMデータ・ローダーを使用して、指定したソース・キーでジョブ・オブジェクトを作成している必要があります。METADATA|Assignment|SourceSystemId|SourceSystemOwner|JobId(SourceSystemId)|EffectiveStartDate| EffectiveEndDateMERGE|Assignment|234234|EBS-UK|12349|2013/01/01|4712/12/31

注意: 外部オブジェクトが統合有効オブジェクトである場合にのみ、外部オブジェクトに対してソース・キーを使用できます。統合されたビジネス・オブジェクト・ドキュメントに、統合有効オブジェクトが示されています。

デフォルトのソース・キーHCMデータ・ローダーを使用してレコードを作成するとき、ソース・キーを指定しないと、デフォルトのソース・キーが生成されます。デフォルトのSourceSystemOwner値はFUSIONで、SourceSystemIdはサロゲートIDです。ソース・キーを使用して、デフォルトのソース・キーが指定されたレコードを識別できます。ソース・キー・オブジェクトを使用して、デフォルトのソース・キーを含む既存のソース・キーを更新することもできます。ただし、ソース・キー情報を抽出するプロセスはありません。

関連トピック

ソース・キー: 説明

ソース・システム所有者の定義: 手順

ソース・キーの更新: 説明HCMデータ・ローダーを使用してデータをロードするときに、ソース・キーを指定できます。ソース・キーは、通常はレガシー環境から生成される値で、これによってその環境内のレコードが一意に識別されます。オブジェクトを保守するときと別のオブジェクトからオブジェクトを参照するときの両方で、ソース・キーを使用してそのオブジェクトを参照できます。ソース・キーを指定しないと、デフォルトのソース・キーが生成されます。統合有効オブジェクトに対しては、デフォルトのソース・キーとローカルで定義されたソース・キーの両方を更新できます。このトピックでは、ソース・キーを更新する方法について説明します。

ソース・キーへの更新のロード

いずれかのレコードに関連付けられたソース・キーを更新するには、SourceKey.datファイルをロードします。更新するレコードへの参照と新しいソース・キー値の両方をファイルに指定します。

このSourceKey.datファイルの例では、既存のソース・キーで識別された個人住所のソース・キーを更

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Page 69: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

新します。更新するレコードのタイプの識別には、BusinessObject属性とComponent属性が使用されます。両方の属性値に対して、該当するファイル弁別子を指定します。METADATA|SourceKey|BusinessObject|Component|OldSourceSystemId|OldSourceSystemOwner| NewSourceSystemId|NewSourceSystemOwnerMERGE|SourceKey|Worker|PersonAddress|2342|FUSION|1422-HOME|VISION

ユーザー・キー値の指定: 考慮する点ユーザー・キーは、ロードするビジネス・オブジェクト・コンポーネントに固有です。統合されたビジネス・オブジェクト・ドキュメントに、すべてのビジネス・オブジェクト・コンポーネントと外部オブジェクト参照の使用可能なユーザー・キー属性が示されています。

レコードを作成するときに、ユーザー・キーが必要になります。これらは、異なるキー・タイプを指定してレコードを一意に識別する場合を除いて、更新するときにも必要になります。このトピックでは、ユーザー・キーを使用してローカル・レコードを識別し、外部オブジェクトを参照する方法について説明します。また、ユーザー・キー値の変更がキーとしての有用性に及ぼす影響についても説明します。

ローカル・レコードに対するユーザー・キーの指定

ユーザー・キーは、複数の属性で構成できます。ソース・キーなどの別のキー・タイプを使用してレコードを識別していない場合は、これらをすべて指定する必要があります。次の例は、ジョブ・オブジェクトを、JobCode属性とSetCode属性で構成されるそのユーザー・キーによって識別する方法を示しています。METADATA|Job|JobCode|JobName|SetCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDateMERGE|Job|SE|Software Engineer|COMMON|2010/01/01|4712/12/31

外部オブジェクト参照に対するユーザー・キーの指定

次の例では、アサイメント・オブジェクトがそのソース・キーによって一意に識別されます。ただし、関連するジョブ・オブジェクトへの外部オブジェクト参照には、ユーザー・キーが使用されます。METADATA|Assignment|SourceSystemId|SourceSystemOwner|JobCode|SetCode| EffectiveStartDate|EffectiveEndDateMERGE|Assignment|234234|EBS-UK|SE|COMMON|2013/01/01|4712/12/31

変更されたユーザー・キー値の管理

ユーザー・キーの値の中には、固定的でないものがあります。たとえば、組織または事業所の名前を変更できます。ユーザー・キーは変更される可能性があるため、履歴参照にこれらを使用することは困難です。ユーザー・キーが変更されたビジネス・オブジェクト・コンポーネントの有効日履歴をロードする場合は、ソース・キーも指定する必要があります。このアプローチにより、HCMデータ・ローダーで関連する有効日レコードを適切に識別して、ロードするオブジェクトを形成できるようになります。

関連トピック

ユーザー・キー: 説明

Oracle FusionサロゲートIDの指定: 例

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Page 70: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

新しいレコードをデータベースに保存すると、そのレコードにOracle FusionサロゲートIDが自動的に割り当てられます。サロゲートIDは、ロードするビジネス・オブジェクト・コンポーネントに固有です。統合されたビジネス・オブジェクト・ドキュメントに、すべてのビジネス・オブジェクト・コンポーネントと外部オブジェクト参照のサロゲートID属性が示されています。このトピックでは、サロゲートIDを使用してローカル・レコードを識別し、外部オブジェクト参照を実現する方法について説明します。

注意: ほとんどの場合、Oracle HCM Cloudのカスタマは、Oracle FusionサロゲートIDにはアクセスできません。

ローカル・レコードに対するサロゲートIDの指定

次の例は、サロゲートIDを使用したジョブ・コンポーネントの識別方法を示しています。このコンポーネントでは、JobId属性がそのサロゲートIDです。METADATA|Job|JobId|JobName|EffectiveStartDate|EffectiveEndDateMERGE|Job|13413|Software Engineer - Java|2013/01/01|4712/12/31

外部オブジェクト参照に対するサロゲートIDの指定

次の例は、ソース・キーを使用して一意に識別されたアサイメント・コンポーネントを示しています。このレコードには、そのサロゲートIDであるJobIdで識別される、関連するジョブ・オブジェクトへの外部オブジェクト参照が含まれます。METADATA|Assignment|SourceSystemId|SourceSystemOwner|JobId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDateMERGE|Assignment|234234|EBS-UK|13413|2013/01/01|4712/12/31

関連トピック

Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートID: 説明

Oracle Fusion GUIDの指定: 例Oracle Fusion GUID (グローバル一意識別子)は、レコードがデータベースに保存されると自動的にレコードに割り当てられる、16進数値です。このトピックでは、GUIDを使用してローカル・レコードを識別し、外部オブジェクト参照を実現する方法を示しています。

ローカル・レコードに対するGUIDの指定GUID値を指定してマージするレコードまたは削除するレコードを識別する場合は、ビジネス・オブジェクト・コンポーネントに関係なく、属性名GUIDを使用します。次の例は、GUID値を指定したジョブ・コンポーネントの識別方法を示しています。METADATA|Job|GUID|JobName|EffectiveStartDate|EffectiveEndDateMERGE|Job|2342UJFHI2323|Software Engineer - Java|2013/01/01|4712/12/31

外部オブジェクト参照に対するGUIDの指定

外部オブジェクト参照にGUIDを使用するには、参照先のオブジェクトのサロゲートID属性にヒント(GUID)を追加します。次の例は、ソース・キーを使用して識別されたアサイメント・コンポーネントを示しています。このレコードには、そのGUIDで識別される、関連するジョブ・オブジェクトへの外部オブジェクト参照が含まれます。JobIdがジョブ・オブジェクトのサロゲートID属性です。METADATA|Assignment|SourceSystemId|SourceSystemOwner|JobId(GUID)|EffectiveStartDate|

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Page 71: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

EffectiveEndDateMERGE|Assignment|234234|EBS-UK|2342UJHFI2323|2013/01/01|4712/12/31

外部オブジェクトが統合有効オブジェクトである場合にのみ、外部オブジェクトに対してGUIDを使用できます。統合されたビジネス・オブジェクト・ドキュメントに、統合有効オブジェクトである外部オブジェクトが示されています。

関連トピック

Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートID: 説明

予約文字の管理: 説明HCMデータ・ローダーのデータ・ファイルのコンテキストには、いくつかの文字が予約されています。つまり、それらにはデフォルトで特定の意味があり、それらをデータとして明示的に識別する場合を除いて、属性値に含めることはできません。このトピックでは、アップロードするデータに予約文字を使用する方法について説明します。また、デフォルトの予約文字を上書きする方法についても説明します。

属性値での予約文字の使用方法

デフォルトでは、次の文字が予約されています。

デリミタ(縦棒|)

改行文字(n)

エスケープ(バックスラッシュ\)

改行文字(n)と縦棒(|)を属性値に含めるには、エスケープ文字(バックスラッシュ\)をその直前に指定します。たとえば、次のようになります。METADATA|Address|AddressLine1MERGE|Address|The Stables\|Main Allan

このエントリにより、住所行1の属性値に次のように縦棒を表示できます。

The Stables|Main Allan

値に改行文字を含めるには、\nを指定します。たとえば、次のようになります。METADATA|Address|AddressLine1MERGE|Address|The Stables\nMain Allan

このエントリでは、住所行1の値は次のようになります。

The Stables

Main Allan

予約文字の上書きSETファイル行命令を使用して、ファイルの予約文字を上書きできます。SETファイル行命令はファイルのMETADATA行の前に置く必要があります。予約文字を上書きするSETコマンドの形式は、次のとおりです。

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Page 72: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

SET FILE_ESCAPE <new_value>SET FILE_DELIMITER <new_value>SET FILE_NEW_LINE <new_value>

最大で10文字の新しい値を指定できます。たとえば、次のSETコマンドを使用して、改行文字をnewlineに、デリミタをカンマ(,)に設定できます。SET FILE_DELIMITER ,SET FILE_NEW_LINE newline

この場合、METADATA行とMERGE行は次のようになります。METADATA,Address,AddressLine1MERGE,Address,TheSteading\newlineKier Allan

ヒント: 関連する構成パラメータを設定することで、企業の予約文字を上書きすることもできます。たとえば、「ファイル・デリミタ」構成パラメータを設定して、企業のデフォルトのファイル・デリミタを上書きします。

関連トピック

SET命令

翻訳されたオブジェクトのロードおよび維持: 説明複数の言語が有効である環境では、HCMデータ・ローダーを使用して、翻訳されたオブジェクトをアップロードできます。「ファイル文字セット」構成パラメータで、Javaでサポートされる文字セットを指定して、データ・ファイルの文字セットを指定します。デフォルトの文字セットはUTF-8です。

翻訳されたオブジェクトのロード

翻訳されたオブジェクトのロードは、2つのステージで構成されるプロセスです。

1. ベース言語バージョンをロードして、オブジェクトを作成します。このステージでは、すべての有効な言語に対して翻訳レコードが作成されますが、これらには翻訳可能な値のベース言語バージョンが保持されます。たとえば、米国英語がベース言語である場合は、翻訳レコードには翻訳可能な値の米国英語バージョンが保持されます。

2. ベース言語オブジェクトに対する訂正として、翻訳された値をロードします。このステップを実行するには、翻訳用に提供されているデータ・ファイル・テンプレートを使用します。翻訳データ・ファイル・テンプレートは、翻訳可能な値を含むビジネス・オブジェクト・コンポーネントごとに1つ提供されます。

たとえば、米国英語がベース言語である環境で営業マネージャ・ジョブを作成する場合があります。フランス語、ドイツ語およびスペイン語も有効である場合は、次の表に示すようにオブジェクトが作成されます。

言語 ソース言語 ジョブ名

米国英語 米国英語 営業マネージャ

フランス語米国英語 営業マネージャ

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Page 73: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ドイツ語 米国英語 営業マネージャ

スペイン語米国英語 営業マネージャ

このオブジェクトが存在するようになると、単一の翻訳データ・ファイル(JobTranslation.dat)をロードして、ジョブ名のフランス語バージョン、ドイツ語バージョンおよびスペイン語バージョンを訂正できます。または、必要に応じて、各言語の翻訳ファイルをロードできます。翻訳ファイルは、元のオブジェクトと同じ.zipファイルで提供することも、個別に提供することもできます。ただし、ベース言語オブジェクトが存在するようになる前は、これらを提供できません。

翻訳されたデータの更新

オブジェクトが有効日ではない場合は、該当する翻訳ファイルのみをアップロードして、既存の翻訳されたデータを更新できます。

次の場合は、ベース言語オブジェクトを更新する必要もあります。

オブジェクトが有効日である。

現在、オブジェクトに、新しい翻訳値と同じ有効開始日を持つ有効日レコードが存在しない。

この要件は、ベース言語と翻訳オブジェクトで有効日が同じである状態を維持するために存在します。

翻訳オブジェクトは、単独では削除できません。翻訳オブジェクトは、関連オブジェクトを削除したときに自動的に削除されます。たとえば、ジョブ・ファミリ・オブジェクトを削除すると、関連するすべての翻訳オブジェクトが自動的に削除されます。

翻訳ファイル弁別子

翻訳ファイルには一意のファイル弁別子が存在し、関連するファイルで識別されます。たとえば、ファイルJobTranslation.datのファイル弁別子は、JobTranslationです。

次の例は、関連するJobTranslation.datファイルが続くJob.datファイルを示しています。METADATA|Job|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate| JobCode|Name|ActiveStatusMERGE|Job|EBS-UK|JB2ACC44|2010/01/01|2014/04/04|ACADM|Accounts Administrator|AMERGE|Job|EBS-UK|JB2ACC44|2014/04/05|4712/12/31|ACADM|Accounts Clerk|A

METADATA|JobTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate| EffectiveEndDate|Language|NameMERGE|JobTranslation|EBS-UK|JB2ACC44|2010/01/01|2014/04/04|ES|Administrador de CuentasMERGE|JobTranslation|EBS-UK|JB2ACC44|2014/04/05|4712/12/31|ES|Cuentas Clerk

関連トピック

HCMデータ・ローダーの構成パラメータ

データ・ファイルへのソース・システム参照の組込み: 説明ファイル内の各データ行に、ソース・システム参照を含めることができます。これにより、ソース・システムからのデータベース表名、列名および属性値を記録できます。ロードが失敗するオブジェク

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Page 74: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

トについては、「オブジェクト・エラー」ページでこれらの値を確認できます。そのため、データ・ソースを簡単に識別できます。ソース・システム参照はオプションです。このトピックでは、名前と値で構成されるソース・システム参照の構築方法について説明します。

ソース・システム名

関連するMETADATA行に、ソース・システムのデータベース表名と列名を指定します。ソース・システムのデータベース表名を指定するには、METADATA行に次のエントリを追加します。SourceRefTableName=<table name>

SourceRef001からSourceRef010までのタグを使用して、同じMETADATA行に最大10個のソース・システムの列名を指定できます。たとえば、次のようになります。METADATA|Job|SourceRefTableName=PER_JOBS|SourceRef001=JOB_ID|SourceRef002=EFFECTIVE_START_DATE|

SourceRef003=EFFECTIVE_END_DATE

ソース・システム参照は、METADATA行の命令とファイル弁別子の後の、任意の場所に配置できます。

ソース・システム値

各データ行にソース・システム値を指定し、このとき、必ず、METADATA行に指定した順序で配置します。データ行では、ソース・システムのデータベース表名を空白のままにする必要があります。この値は、METADATA定義にのみ出現します。たとえば、次のようになります。METADATA|Job|SourceRefTableName=PER_JOBS|SourceRef001=JOB_ID|SourceRef002=EFFECTIVE_START_DATE|

SourceRef003=EFFECTIVE_END_DATEMERGE|Job||135|2010/01/01|4712/12/31MERGE|Job||136|2010/01/01|4712/12/31

関連トピック

エラーのレビューおよび修正: 手順

HCMデータ・ローダーを使用したデータの削除: 説明HCMデータ・ローダーを使用してロードされたかどうかに関係なく、HCMデータ・ローダーを使用して多くのオブジェクトを削除できます。このトピックでは、オブジェクトとそのコンポーネントを削除する方法について説明し、制限を示しています。

ヒント: 削除されたオブジェクトはリカバリできないため、データを削除して再作成するのではなく、訂正を試みてください。

削除できるものとできないもの

次のものを削除できます。

就業者を除く、ほとんどの完全なビジネス・オブジェクト。

ほとんどの個別のビジネス・オブジェクト・コンポーネント。

就業者オブジェクトの一部の子コンポーネント。たとえば、就業者オブジェクトの個人Eメー

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Page 75: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ル・コンポーネントを削除できます。

親オブジェクトを削除すると、その子コンポーネントとすべての翻訳オブジェクトも削除されます。たとえば、等級オブジェクトとその子コンポーネントを削除するには、Grade弁別子のDELETE命令を作成します。等級レート値の子コンポーネントのみを削除するには、GradeRateValue弁別子のDELETE命令を作成します。

次のものは削除できません。

個別の有効日レコード

個別の翻訳オブジェクト

就業者オブジェクト

注意: オブジェクトを削除する前に、他のビジネス・オブジェクトがそれを参照していないことを確認してください。

コンポーネントを削除できるかどうかに関する情報は、「データ交換」作業領域の「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでビジネス・オブジェクトの詳細を参照してください。

DELETE命令

オブジェクトを削除するには、関連するデータ・ファイルにDELETE命令を含めます。たとえば、JobFamily.datファイルに次の行を含めて、ジョブ・ファミリ・オブジェクトを削除できます。METADATA|JobFamily|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|JobFamilyNameDELETE|JobFamily|2012/10/01|4712/12/31|Sales01

次のルールが適用されます。

翻訳データ・ファイルにはDELETE命令を含めることはできません。

MERGE命令が指定されたレコードに対しては、同じファイルにDELETE命令を指定しないでください。HCMデータ・ローダーでは、最初にどの命令を処理するかは判断されません。

有効日オブジェクトの削除

ユーザー・キーで識別される有効日オブジェクトを削除するには、有効開始日と有効終了日の両方を指定する必要があります。他のいずれかのキー・タイプを使用してオブジェクトが識別される場合、有効開始日と有効終了日はオプションになります。

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Page 76: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 有効日データのロード

6有効日データのロードこの章の内容は次のとおりです。

有効日オブジェクトのロード: 概要

1日に複数の変更があるオブジェクトのロード: 説明

先日付レコードがある有効日オブジェクトの更新: 説明

先日付レコードの属性値の保持: 例

保持モードでの変更済属性値の繰越: 考慮する点

置換モードを使用したアサイメントの更新: 例

最初の有効開始日および最終有効終了日の変更: 例

有効日オブジェクトのロード: 概要Oracle HCM Cloudの多くのオブジェクトは有効日オブジェクトです。つまり、これらは、それぞれ有効開始日および有効終了日がある変更の履歴を保持します。専門ユーザーは、指定日のオブジェクトのバージョンを取得および編集できます。HCMデータ・ローダーを使用すると、有効日オブジェクトとその有効日履歴をロードできます。このトピックでは、有効日オブジェクトのロードに関する一般的なルールをいくつか説明します。

有効日レコードの属性

次の表では、有効日レコードに出現する属性について説明しています。

属性 摘要

EffectiveStartDate 属性値の開始日。この値は、すべての有効日レコードに必要です。

EffectiveEndDate 属性値の終了日。この値を空白にすると、デフォルトでは、有効日レコードは終了時間まで継続します。

EffectiveSequence 1日に複数の変更が行われた場合は、この属性によりこれらの順序が識別されます。

EffectiveLatestChange 1日に複数の変更があるオブジェクトの場合は、この属性により、有効開始日の最新レコードが識別されます。

有効日履歴の指定

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Page 77: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

新しいオブジェクトに対してロードする履歴の数を決定できますが、指定する履歴は完全かつ有効である必要があります。有効日レコードは.datファイルに任意の順序で指定できますが、日付に区切りがない場合があります。有効日オブジェクトを作成する場合は、最初の有効日レコードのみが新しいレコードとして処理されます。これより後の日付のレコードは、最初のレコードに更新されます。前の有効日レコードの値を保持するには、これらの属性値を空白にするか、継続する値を繰り返します。

注意: 属性値を空白にしても、その属性はnullに設定されません。値をnullに変更するには、属性値として#NULLトークンを指定する必要があります。

キー値HCMデータ・ローダーによって、レコードは論理オブジェクトにグループ化され、1つの論理オブジェクトは、ビジネス・オブジェクトの1つのオカレンスとなります(就業者など)。論理オブジェクトに属するレコードは、コンポーネントの一意キーで識別されます。そのため、キー値は、有効日履歴全体で同じである必要があります。4つのキー・タイプのいずれかを使用できます。

有効日オブジェクトの作成HCMデータ・ローダーを使用して有効日コンポーネントを含むビジネス・オブジェクトを作成する場合は、次のようにします。

データ・ファイルの先頭にSET PURGE_FUTURE_CHANGES Y命令を含めます。この命令により、HCMデータ・ローダーの有効日メンテナンス・モードが「置換」に設定されます。デフォルトであるこのモードでは、既存のデータがデータ・ファイルの内容に置き換えられます。

オブジェクト履歴を含めている場合は、null値が必要なすべての属性に#NULLトークンを指定します。

有効日オブジェクトの更新

有効日コンポーネントを含むオブジェクトに更新をロードする場合は、次のようにします。

データ・ファイルの先頭にSET PURGE_FUTURE_CHANGES N命令を含めます。この命令により、HCMデータ・ローダーの有効日メンテナンス・モードが保持に設定されます。このモードでは、既存の先日付の変更が保持されます。この命令を含めない場合は、更新の日付範囲の既存の先日付の変更がパージされます。

各変更の有効開始日は常に指定します。有効終了日はオプションです。ただし、先日付のレコードを訂正しない場合は、有効終了日を#RETAINに設定する必要があります。終了時間まで変更を適用する場合は、有効終了日をnullにします。

注意: 有効日オブジェクトを更新する場合は、指定した値が、指定した日付範囲のすべてのレコードに適用されます。ただし、ActionCodeなどの一部の属性は更新されません。

1日に複数の変更があるオブジェクトのロード: 説明ほとんどの有効日オブジェクトの場合、特定の日付には1つのレコードしか存在しません。そのため、オブジェクト履歴には、常に各属性の最終更新のみが表示されます。ただし、アサイメントなどの一部のオブジェクトでは、1日のうちの各更新に対して1つのレコードが存在します。このようなオブジェクトには、更新順序を示す有効連番が含まれます。変更は累積され、有効連番が最も高いレコードが、その日付のトランザクションで使用可能になります。このトピックでは、1日に複数の変更をサポートするオブジェクトをロードおよび維持する方法について説明します。

有効連番

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Page 78: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

単一日に複数の変更があるオブジェクトの有効日履歴をロードする場合は、EffectiveSequence値を1から開始して、連続的に増やす必要があります。同じ日付の同じ論理オブジェクトに対してEffectiveSequence値を繰り返すことはできず、順序にギャップがあってはなりません。有効開始日の変更が1つしかない場合は、EffectiveSequenceを1にする必要があります。

注意: 単一日の複数の変更をロードする場合は、EffectiveSequenceを空白にしないでください。この情報がないと、有効開始日が同じレコードの処理順序が定義されません。

有効な最終変更

同じ有効開始日の複数の変更をレポートする場合は、一連の最終レコードのEffectiveLatestChange属性をYにする必要があります。これより前のすべてのレコードでは、この属性をNにする必要があります。1日に複数の変更をサポートするレコードには、EffectiveLatestChange属性が必要です。有効開始日の変更が1つしかない場合は、EffectiveLatestChangeをYにする必要があります。

有効開始日および有効終了日EffectiveLatestChangeがNに設定されているレコードの有効終了日は、その有効開始日と同じである必要があります。

1日に複数の変更がある有効日履歴のロード: 例

次の例では、アサイメント・オブジェクトの有効日履歴をロードします。METADATA|Assignment|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange| EffectiveEndDate|...MERGE|Assignment|2724|2010/06/08|1|Y|2012/03/03|...MERGE|Assignment|2724|2012/03/04|1|N|2012/03/04|...MERGE|Assignment|2724|2012/03/04|2|N|2012/03/04|...MERGE|Assignment|2724|2012/03/04|3|Y|2012/06/01|...MERGE|Assignment|2724|2012/06/02|1|Y||...

この例では、次のルールに従います。

日付にギャップが存在しません。

すべての有効日レコードで一意キーが同じです。

新しいすべての有効開始日でEffectiveSequenceが1から始まり、一致する有効開始日で連番です。

レコードが有効開始日の最終変更である場合、EffectiveLatestChangeはYです。それ以外の場合、EffectiveLatestChangeはNです。

EffectiveLatestChangeがNの場合、EffectiveEndDateはEffectiveStartDateに一致します。

1日に複数の変更があるオブジェクトの更新1日に複数の変更がある既存のオブジェクトを更新する場合は、使用可能な次の連番がわからない場合があります。この場合は、EffectiveSequence属性を空白にします。既存の順序の次の番号が自動的に生成されます。

既存のレコードを訂正するには、このレコードを正しく識別するために次の属性に既存の値を指定する必要があります。

有効開始日

有効終了日

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Page 79: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

有効順序

有効な最終変更

たとえば、次のようになります。METADATA|Assignment|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange| EffectiveEndDate|...MERGE|Assignment|2724|2010/06/08|3|N|4712/12/31|...

先日付レコードがある有効日オブジェクトの更新: 説明有効日オブジェクトを更新すると、変更がその既存の複数の有効日レコードに影響する場合があります。また、影響を受ける一部のレコードの有効開始日が、更新の有効開始日より後の場合もあります。このようなレコードは、先日付レコードと呼ばれます。このトピックでは、それぞれのメンテナンス・モードで先日付レコードの更新がどのように処理されるかについて説明します。また、メンテナンス・モードの設定方法についても説明します。

次の表は、ジョブ・オブジェクトの有効日履歴を示しています。

有効開始日有効終了日ジョブ・コード ジョブ名 正社員臨時フル/パートタイムアクティブ・ステータス

2010/06/08 2012/01/09 ACC1 会計担当者 T PART_TIME A

2012/01/10 2012/03/03 ACC1 会計担当者 T FULL_TIME A

2012/03/04 4712/12/31 ACC1 会計管理者 T FULL_TIME A

有効開始日が2011/01/01と指定されたオブジェクトを更新すると、新しい有効日レコードは2011/01/01に対して生成されます。この更新により、有効終了日が2010/06/08のレコードが変更されます。また、2012/01/10と2012/03/04の両方のレコードにも影響します。これらの既存の先日付レコードへの影響は、次によって異なります。

メンテナンス・モード(保持または「置換」)

有効終了日の値(指定した場合)

保持モードまたは「置換」モード

次の表では、メンテナンス・モードと既存の先日付レコードの有効終了日を組み合せた影響を説明しています。

モード

有効終了日の値 摘要

保持 #RETAIN 先日付レコードの既存の属性値が保持されます。これらの値は更新の影響を受けません。既存のすべてのレコードが保持されます。

保持 #ALL

変更された属性値は、終了時間まですべての先日付レコードに繰り越されます。既存のすべてのレコードが保持されます。

ヒント: 有効終了日を空白にするか、4712/12/31に設定すると、#ALLトークンを指定した

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Page 80: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

場合と同じ結果になります。ただし、特定の終了日が設定されたオブジェクトの変更を繰り越すには、#ALLトークンを使用する必要があります。

保持4712/12/31以外の特定の日付

変更された属性値は、指定された終了日まで先日付レコードに繰り越されます。既存のすべてのレコードが保持されます。

置換特定の日付または空白単一レコードにより、更新で指定された日付範囲の既存の有効日レコードが置き換えられます。

既存のレコードに増分更新を適用している場合は、保持モードをお薦めします。「置換」モード(デフォルトのモード)は、レコードに完全なデータをアップロードしている場合は、データの移行中に役立ちます。

注意: レコードに完全ではないデータをアップロードする場合は、「置換」モードにより予期しない結果が発生する可能性があります。

どちらのモードでも、次のようになります。

有効日レコードが現在存在しない有効開始日または有効終了日を指定すると、オブジェクトに対して新しい有効日レコードが生成されます。

値を指定した属性のみが更新されます。

メンテナンス・モードの設定

有効日オブジェクトにメンテナンス・モードを設定するには、SETコマンドを使用します。次の表は、データ・ファイルに含めるSETコマンドを示しています。

モード SETコマンド

保持 SET PURGE_FUTURE_CHANGES N

置換 SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y

データ・ファイルにこれらのSETコマンドのいずれも含めない場合、デフォルトのモードは「置換」です。企業のデフォルト・モードを上書きするには、「有効日更新モード」構成パラメータを使用します。

先日付レコードの属性値の保持: 例有効日オブジェクトを更新した場合に、先日付レコードの属性値を変更しないようにすることができます。これらの値を保持するには、メンテナンス・モードを保持に設定し、有効終了日ではなく#RETAINトークンを指定します。このトークンにより、指定した有効開始日から次のレコードの開始まで変更が有効になります。先日付レコードが存在しない場合は、レコードの終了日まで変更が適用されます。このトピックでは、保持モードの結果を示す例を示します。

アサイメント・オブジェクトの先日付属性値の保持

次の表に示す、アサイメント・オブジェクトの有効日履歴について考えます。

有効開始日有効順序有効終了日 処理コード ジョブ・コード等級事業所時間

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2010/06/08 1 2012/03/03 HIRE ACC1 IC2 HQ 40

2012/03/04 1 2012/03/04 PROMOTION ACC1 IC4 HQ 40

2012/03/04 2 2012/03/04 TRANSFER ACC1 IC4 LVP 40

2012/03/04 3 2012/06/01 JOB_CHANGE ACC3 IC4 LVP 40

2012/06/02 1 4712/12/31 JOB_CHANGE ACC2 IC4 LVP 40

先日付レコードに影響を与えずに勤務時間を2012/01/10から37.5に変更するには、次のデータ・ファイルを使用します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|Assignment|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange| EffectiveEndDate|ActionCode|NormalHoursMERGE|Assignment|2724|2012/01/10||Y|#RETAIN|ASG_CHANGE|37.5

更新後、アサイメント・オブジェクトは次の表に示すとおりになります。

有効開始日有効順序有効終了日 処理コード ジョブ・コード等級事業所時間

2010/06/08 1 2012/01/09 HIRE ACC1 IC2 HQ 40

2012/01/10 1 2012/03/03 ASG_CHANGE ACC1 IC2 HQ 37.5

2012/03/04 1 2012/03/04 PROMOTION ACC1 IC4 HQ 40

2012/03/04 2 2012/03/04 TRANSFER ACC1 IC4 LVP 40

2012/03/04 3 2012/06/01 JOB_CHANGE ACC3 IC4 LVP 40

2012/06/02 1 4712/12/31 JOB_CHANGE ACC2 IC4 LVP 40

有効開始日が2012/01/10以降のレコードの属性は、現在の値を保持します。

注意: お薦めしたように、データ・ファイルに有効連番は含まれません。そのため、次に使用可能な順序の番号が自動的に割り付けられます。

保持モードでの変更済属性値の繰越: 考慮する点保持モードで有効日オブジェクトを更新した場合は、変更を先日付レコードに繰り越すことができます。この場合は、有効終了日を指定するか、既存のすべての先日付レコードに変更を繰り越すことができます。このトピックでは、各結果に到達する方法および続行方法を決定する際の考慮事項について説明します。

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Page 82: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

有効終了日の指定

次の表は、ジョブ・オブジェクトの有効日履歴を示しています。

有効開始日有効終了日ジョブ・コード ジョブ名 正社員臨時フル/パートタイムアクティブ・ステータス

2010/06/08 2012/01/09 ACC1 会計担当者 T PART_TIME A

2012/01/10 2012/03/03 ACC1 会計担当者 T FULL_TIME A

2012/03/04 4712/12/31 ACC1 会計管理者 T FULL_TIME A

2011/03/04から2014/04/04までの期間の正社員臨時の値をTからRに変更するには、.datファイルに次の命令を含めます。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|Job|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ReqularTemporaryMERGE|Job|45346|2011/03/04|2014/04/04|R

更新後、ジョブ・オブジェクトは次の表に示すとおりになります。

有効開始日有効終了日ジョブ・コード ジョブ名 正社員臨時フル/パートタイムアクティブ・ステータス

2010/06/08 2011/03/03 ACC1 会計担当者 T PART_TIME A

2011/03/04 2012/01/09 ACC1 会計担当者 R PART_TIME A

2012/01/10 2012/03/03 ACC1 会計担当者 R FULL_TIME A

2012/03/04 2014/04/04 ACC1 会計管理者 R FULL_TIME A

2014/04/05 4712/12/31 ACC1 会計管理者 T FULL_TIME A

変更の開始日と終了日の両方に対して新しい有効日レコードが作成されます。指定された期間の正社員臨時属性が更新されます。他のすべての属性は、既存の値を保持します。

すべての先日付レコードへの変更の適用

有効終了日のかわりに#ALLトークンを使用できます。このトークンは、オブジェクトの終了日に関係なく、すべての先日付レコードに変更を適用することを明示的に指定します。

たとえば、ジョブ・オブジェクトを次のように変更します。

正社員臨時の値をTからRに変更します。

変更の有効開始日を2011/03/05に設定します。

すべての先日付レコードに変更を適用します。

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データ・ファイルに次の命令を含めます。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|Job|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ReqularTemporaryMERGE|Job|45346|2011/03/04|#ALL|R

更新後、ジョブ・オブジェクトは次の表に示すとおりになります。

有効開始日有効終了日ジョブ・コード ジョブ名 正社員臨時フル/パートタイムアクティブ・ステータス

2010/06/08 2011/03/03 ACC1 会計担当者 T PART_TIME A

2011/03/04 2012/01/09 ACC1 会計担当者 R PART_TIME A

2012/01/10 2012/03/03 ACC1 会計担当者 R FULL_TIME A

2012/03/04 4712/12/31 ACC1 会計管理者 R FULL_TIME A

.datファイルの有効終了日を空白にするか、明示的に4712/12/31に設定すると、同じ結果が得られます。ただし、明示的に終了日が設定されたオブジェクトには、#ALLタグを使用する必要があります。

置換モードを使用したアサイメントの更新: 例「置換」モードで有効日オブジェクトを更新した場合は、既存のすべての先日付レコードをアップロードされたデータと置き換えます。.datファイルの内容を更新するのではなく、既存のデータと置き換える必要がある場合にのみ、「置換」モードを使用することをお薦めします。

「置換」モードは、デフォルトのメンテナンス・モードです。ただし、次のSETコマンドを使用して、「置換」モードを明示的に選択し、この設定を.datファイルに記録できます。SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y

「置換」モードでのオブジェクトの選択した属性のみの更新

次の表は、アサイメント・オブジェクトの有効日履歴を示しています。

有効開始日有効順序有効終了日 処理コード ジョブ等級事業所標準勤務時間数

2010/06/08 1 2012/03/03 HIRE ACC1 IC2 HQ 40

2012/03/04 1 2012/03/04 PROMOTION ACC1 IC4 HQ 40

2012/03/04 2 2012/03/04 TRANSFER ACC1 IC4 LVP 40

2012/03/04 3 2012/06/01 JOB_CHANGE ACC3 IC4 LVP 40

2012/06/02 1 4712/12/31 JOB_CHANGE ACC2 IC4 LVP 40

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「置換」モードで勤務時間を2012/01/10から37.5に更新するには、次のデータ・ファイルを作成します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES YMETADATA|Assignment|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange| EffectiveEndDate|ActionCode|NormalHoursMERGE|Assignment|2724|2012/01/10||Y||ASG_CHANGE|37.5

更新後、アサイメント・オブジェクトは次の表に示すとおりになります。

有効開始日有効順序有効終了日 処理コード ジョブ等級事業所標準勤務時間数

2010/06/08 1 2012/01/09 HIRE ACC1 IC2 HQ 40

2012/01/10 1 4712/12/31 ASG_CHANGE ACC1 IC2 HQ 37.5

「置換」モードでは、有効開始日が更新の有効開始日より後のレコードはパージされます。変更が前の日付の属性値およびデータ・ファイルに値を指定していない属性値は、新しいレコードに出現します。この更新を元に戻すことはできません。

注意: 「置換」モードで更新する場合は、現在オブジェクトに存在するすべての属性の値を指定することをお薦めします。この例では、ジョブ、等級および事業所の値を指定できました。これらの値を指定しなかったため、更新の有効開始日に存在する値は有効のままです。

最初の有効開始日および最終有効終了日の変更: 例一部のオブジェクトでは、最初の有効開始日または最終有効終了日を変更できます。このトピックでは、これらの変更方法を示す例を示します。

オブジェクトの最初の有効開始日を変更するには、.datファイルにReplaceFirstEffectiveStartDate属性を含め、これをYに設定します。オブジェクトの最終有効終了日を変更するには、.datファイルにReplaceLastEffectiveEndDate属性を含め、これをYに設定します。必要に応じて、EffectiveStartDate属性またはEffectiveEndDate属性に改訂した日付を指定します。これらの変更は、他の変更と同時に行うことができます。たとえば、オブジェクトの開始日とその名前の両方を変更できます。

注意: ReplaceFirstEffectiveStartDateパラメータおよびReplaceLastEffectiveEndDateパラメータは、オブジェクト・テンプレート・ファイルにも「ビジネス・オブジェクト詳細」ページの「属性」タブにも表示されません。ただし、有効日オブジェクトがこれらの変更をサポートしている場合は、それらを.datファイルに追加できます。

最初の有効開始日および最終有効終了日の変更には、次の制限が適用されます。

一部のオブジェクトでは、最終有効終了日を4712/12/31にする必要があります。この日付を変更しようとすると、エラーが発生します。

この方法では、就業者オブジェクトの最初の有効開始日は変更できません。かわりに、NewStartDate属性を使用する必要があります。

.datファイルにReplaceLastEffectiveEndDate属性を含める場合は、EffectiveEndDate属性に日付値を指定する必要があります。有効終了日のかわりに#RETAIN、#ALLまたは#NULLトークンを指定しないでください。

ヒント: 「ビジネス・オブジェクト詳細」ページの「コンポーネント詳細」タブで、コンポーネントの最初の有効開始日または最終有効終了日を変更できるかどうかを確認できます。たとえば、ジョブ・オブジェクトの「コンポーネント詳細」タブにある「有効日」セクションで、「初回開始日」オプションが選択されて

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います。そのため、ReplaceFirstEffectiveStartDateパラメータを.datファイルに含めることができます。

ジョブ・オブジェクトの最初の有効開始日の変更

次の例は、.datファイルにReplaceFirstEffectiveStartDate属性を含める方法を示しています。METADATA|Job|JobId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ReplaceFirstEffectiveStartDateMERGE|Job|23452|1950/01/01|4712/12/31|Y

反復エレメント・エントリの最終有効終了日の変更

次の例は、.datファイルにReplaceLastEffectiveEndDate属性を含める方法を示しています。METADATA|ElementEntry|ElementEntryId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ReplaceLastEffectiveEndDate

MERGE|ElementEntry|4634|2014/01/01|2014/04/05|Y

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1. HCMとの統合2. フレックスフィールド・データのロード

7フレックスフィールド・データのロードこの章の内容は次のとおりです。

フレックスフィールド・データのロード: 説明

付加フレックスフィールドのデータのロード: 説明

付加フレックスフィールドのデータのロード: 例

拡張可能フレックスフィールドのデータのロード: 説明

拡張可能フレックスフィールドのデータのロード: 例

フレックスフィールド・データのロード: 説明HCMデータ・ローダーを使用して、付加フレックスフィールドと拡張可能フレックスフィールドの両方のデータをロードできます。このトピックでは、両方のタイプのフレックスフィールドに共通のコンセプトについて説明します。

フレックスフィールドの構成

フレックスフィールドを含むオブジェクトのテンプレート・ファイルを生成する前に、Oracle HCM Cloudでフレックスフィールドを構成する必要があります。フレックスフィールドが構成されると、生成されたテンプレート・ファイルのMETADATA行に、フレックスフィールド・データをロードするために必要なすべての属性が含められます。また、「データ交換」作業領域の「ビジネス・オブジェクト詳細」ページには、関連するオブジェクト・コンポーネントの「フレックスフィールド属性」タブも表示されます。

フレックスフィールド・コード

フレックスフィールド・データをロードするときは、次の形式でMETADATA行にフレックスフィールド・コードを指定する必要があります。FLEX:<flexfield code>

たとえば、ジョブ付加フレックスフィールドのデータをロードする場合、フレックスフィールド・コードは次のようになります。FLEX:PER_JOBS_DFF

ビジネス・オブジェクトのために生成したテンプレート・ファイルと「フレックスフィールド属性」タブに、関連するフレックスフィールド・コードが表示されます。

フレックスフィールド属性

フレックスフィールド属性名は、フレックスフィールドを構成するときに指定するものです。付加フレックスフィールドと拡張可能フレックスフィールドの両方に、1つ以上のコンテキストが含まれます。オブジェクトのMETADATA行にフレックスフィールド属性名を含める場合は、コンテキストを指定する必要もあります。次の形式でヒント値を指定して、属性が属するフレックスフィールドとコンテキストの両方を指定します。<flexfield attribute name>(<flexfield code>=<context code>)

たとえば、PER_CONTRACT_LEG_DDF付加フレックスフィールドのコンテキスト・コードがCNである場合、その_MAIN_CONTRACT属性のMETADATA行のエントリは次のようになります。_MAIN_CONTRACT(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)

複数の付加フレックスフィールドを持つビジネス・オブジェクト

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Page 87: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

一部のビジネス・オブジェクト・コンポーネントは、複数の付加フレックスフィールドをサポートしています。単一のMETADATA行で、すべてのフレックスフィールドおよび構成済コンテキストに対して、すべての付加フレックスフィールド属性を含めることができます。属性ごとにフレックスフィールド・コードとコンテキストの両方を指定するため、このアプローチが可能になります。

参照により検証されるフレックスフィールド値

参照によって検証されるフレックスフィールド値には、参照コードと参照値のいずれかを指定できます。値を指定するには、METADATA行で属性名にサフィクス_Displayを追加する必要があります。

たとえば、構成済の性別フレックスフィールド属性には、参照コード(MまたはF)と値(MaleまたはFemale)のいずれかを指定できます。値を指定するには、次の例に示すように、属性名gender_Displayを使用します。METADATA|Job|FLEX:PER_JOBS_DFF|gender_Display(PER_JOBS_DFF=JOBCONTEXT1)|...MERGE|Job|JOBCONTEXT1|Male|...MERGE|Job|JOBCONTEXT1|Female|...

保護された値セット

値セットは、フレックスフィールド・セグメントのコンテンツを検証する値のグループです。値セットのセキュリティが有効である場合、それを使用できるのは特定のユーザーまたはプロセスのみです。セキュリティが有効になっている値セットをフレックスフィールドが参照している場合は、事前定義済のFUSION_APPS_HCM_ESS_LOADER_APPIDユーザーにその値セットへのアクセス権があることを確認する必要があります。そうしないと、ロードは失敗します。保護された値セットへのアクセスを有効にする方法の詳細は、『HCMの保護』ガイドを参照してください。

関連トピック

テンプレート・ファイルの生成および使用方法: 手順

値セットへのアクセスの保護: 説明

値セットへのアクセスの保護: 手順

付加フレックスフィールドのデータのロード: 説明このトピックでは、.datファイルでMETADATA行とMERGE行を構築して、付加フレックスフィールド・データを指定する方法について説明します。

METADATA行の構築

付加フレックスフィールドにより、ビジネス・オブジェクトが拡張されます。ビジネス・オブジェクト・コンポーネントのコア属性と同じMERGE行に、付加フレックスフィールドの属性を指定できます。METADATA行には、データをロードするフレックスフィールド・コードと付加フレックスフィールド属性の両方を含めることができます。生成されたビジネス・オブジェクト・テンプレートでは、構成済の付加フレックスフィールドのフレックスフィールド・コードと属性が自動的にMETADATA行に含まれます。

次の例は、PER_JOBS_DFF付加フレックスフィールドのエントリを含むジョブ・ビジネス・オブジェクトのMETADATA行を示しています。METADATA|Job|FLEX:PER_JOBS_DFF|JobCode|ActiveStatus|FullPartTime|MedicalCheckupRequired|RegularTemporary| EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|Name|SetCode|JobFamilyName|_JOB_LEVEL(PER_JOBS_DFF=US)

付加フレックスフィールド属性は、行の任意の場所に配置できます。末尾に追加する必要はありません。

MERGE行の構築

ビジネス・オブジェクト・コンポーネントのそれぞれの付加フレックスフィールドには、単一のMERGEレコードに1つのみのコンテキストを含めることができます。MERGE行に、METADATA行の付加フレックスフィールドのフレックスフィールド・コードに対するコンテキスト値を指定します。

たとえば、次のようになります。METADATA|Job|FLEX:PER_JOBS_DFF|JobCode|ActiveStatus|FullPartTime|MedicalCheckupRequired|RegularTemporary| EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|Name|SetCode|JobFamilyName|_JOB_LEVEL(PER_JOBS_DFF=US)MERGE|Job|US|ACC|A|F|N|R|2000/01/01|4712/12/31|Accountant|COMMON|Finance|1

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Page 88: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

MERGE行には、コンテキスト値(US)が、METADATA行のフレックスフィールド・コード(FLEX:PER_JOBS_DFF)と同じ位置に配置されます。

複数のフレックスフィールド・コードとコンテキストに対するMERGE行の指定

単一のビジネス・オブジェクト・コンポーネントが複数の付加フレックスフィールドをサポートしている場合、一度にすべてのフレックスフィールド・データをロードできます。次の例は、就業者オブジェクトの契約コンポーネントに対するMETADATA行とMERGE行を示しています。各MERGE行は単一のコンテキストに対応します。METADATA|Contract|AssignmentId|ContractId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|FLEX:PER_CONTRACT_DF| FLEX:PER_CONTRACT_LEG_DDF|_CONTRACT_GLB(PER_CONTRACT_DF=Global Data Elements) |_Currency(PER_CONTRACT_DF= CONTRACT_DF) |_MAIN_CONTRACT(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CH)|_CONST_PROB_DATE(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)| _NDA(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)|_COMPETETION_CLAUSE(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)|_NOTICE_DURATION_UNIT (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)MERGE|Contract|E8732|39987|2013/12/14|2014/03/04|CONTRACT_DF|CN|Contract Glb value|USD|Contract Data|||MERGE|Contract|E8732|39987|2014/03/05|4712/12/31|CONTRACT_DF|CH|Contract Glb value|USD||31/03/2015|NDA Value| Competition Clause Value

グローバル・セグメントの更新

フレックスフィールドのグローバル・セグメントとコンテキスト固有のセグメントの両方を構成できます。コンテキスト固有のセグメントがあるレコードでグローバル・セグメントを更新する場合は、Global Data Elementsではなく既存のコンテキスト値にコンテキスト値を設定します。コンテキスト値をGlobal Data Elementsに設定すると、コンテキストが変更されるため、既存のコンテキスト固有の値がnullに設定されます。たとえば、フレックスフィールド・レコードに次の2つのセグメントがあるとします。

セグメント グローバルコンテキスト

セグメント1はい 適用なし

セグメント2いいえ CN

セグメント1 (グローバル・セグメント)を更新する場合は、コンテキストをGlobal Data ElementsではなくCNに設定する必要があります。そうしないと、セグメント2の既存のコンテンツがnullに設定されます。

付加フレックスフィールドのデータのロード: 例このトピックでは、複数の構成済の付加フレックスフィールドを含む就業者オブジェクトの契約コンポーネントに対してMETADATA行を構築する方法を示しています。生成された就業者テンプレートには、METADATA行が自動的に配置されます。

契約コンポーネントは、次の付加フレックスフィールドをサポートしています。

PER_CONTRACT_DF

PER_CONTRACT_LEG_DDF

就業者の契約コンポーネントに対するMETADATA行の構築PER_CONTRACT_DF付加フレックスフィールドは、次の表に示すコンテキストと属性の値を使用して、Oracle HCM Cloudで構成されます。ヒント列は、各属性の結果のヒントを示しています。

コンテキスト 属性 ヒント

グローバル CONTRACT_GLB (PER_CONTRACT_DF=Global Data Elements)

CONTRACT_DF通貨 (PER_CONTRACT_DF=CONTRACT_DF)

PER_CONTRACT_LEG_DDF付加フレックスフィールドは、次の表に示すコンテキストと属性の値を使用して、Oracle HCMCloudで構成されます。ヒント列は、各属性の結果のヒントを示しています。

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Page 89: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

コンテキスト 属性 ヒント

CH _MAIN_CONTRACT (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CH)

CN _CONST_PROB_DATE (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)

CN _NDA (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)

CN _COMPETITION_CLAUSE (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)

CN _NOTICE_DURATION_UNIT (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)

生成されたWorker.datテンプレート・ファイルでは、ContractのMETADATA行に、フレックスフィールド属性に対する次の属性定義が含まれています。METADATA|Contract|...|_CONTRACT_GLB(PER_CONTRACT_DF=Global Data Elements) |_Currency(PER_CONTRACT_DF= CONTRACT_DF)|_MAIN_CONTRACT(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CH)|_CONST_PROB_DATE(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)|_NDA (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)|_COMPETETION_CLAUSE(PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)|_NOTICE_DURATION_UNIT (PER_CONTRACT_LEG_DDF=CN)

各属性には、付加フレックスフィールドとコンテキストの両方を識別するヒントがあるため、同じMETADATA行で複数のフレックスフィールドの属性を定義できます。

拡張可能フレックスフィールドのデータのロード: 説明このトピックでは、データ・ファイルでMETADATA行とMERGE行を構築して、拡張可能フレックスフィールド・データを指定する方法について説明します。

カテゴリ・コード

拡張可能フレックスフィールドには、フレックスフィールド・コードとカテゴリ・コードの両方が含まれます。カテゴリ・コードは、生成されたテンプレート・ファイルに自動的に指定され、属性名EFF_CATEGORY_CODEを持ちます。

METADATA行の構築

付加フレックスフィールドとは異なり、拡張可能フレックスフィールドはビジネス・オブジェクト・コンポーネントの拡張機能ではありません。正確には、これらはビジネス・オブジェクト階層の個別のコンポーネントです。拡張可能フレックスフィールドのデータを指定するには、単に、データ・ファイルに拡張可能フレックスフィールド・コンポーネントに対するMETADATA行を含めます。データを指定しない属性の名前は削除します。

次の例は、JobLegislative拡張可能フレックスフィールドに対するMETADATA行を示しています。METADATA|JobLegislative|EFF_CATEGORY_CODE|FLEX:PER_JOBS_LEG_EFF|JobId(SourceSystemId)|JobCode|SetCode| EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislationCode|_EEO1_CATEGORY (PER_JOBS_LEG_EFF=HRX_US_JOBS)|_FLSA_STATUS(PER_JOBS_LEG_EFF=HRX_US_JOBS)|_INSEE_PCS_CODE(PER_JOBS_LEG_EFF=FR)| _ECAP_JOB(PER_JOBS_LEG_EFF=FR)|_LINE_OF_PROGRESSION(PER_JOBS_LEG_EFF=HRX_US_JOBS)

MERGE行の構築

拡張可能フレックスフィールド・レコードの各MERGE行には、1つのみのコンテキストを含めることができます。METADATA行に、拡張可能フレックスフィールドのフレックスフィールド・コードに対するコンテキスト値を指定します。

次の例は、JobLegislative拡張可能フレックスフィールドに対するMETADATA行と2つのMERGE行を示しています。METADATA|JobLegislative|EFF_CATEGORY_CODE|FLEX:PER_JOBS_LEG_EFF|JobId(SourceSystemId)|JobCode|SetCode| EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislationCode|_EEO1_CATEGORY (PER_JOBS_LEG_EFF=HRX_US_JOBS)|_FLSA_STATUS(PER_JOBS_LEG_EFF=HRX_US_JOBS)|_INSEE_PCS_CODE(PER_JOBS_LEG_EFF=FR)| _ECAP_JOB(PER_JOBS_LEG_EFF=FR)|_LINE_OF_PROGRESSION(PER_JOBS_LEG_EFF=HRX_US_JOBS)MERGE|JobLegislative|JOB_LEG|HRX_US_JOBS|OCT18EFF1|OCT18EFF1|COMMON|1990/01/01|4712/12MERGE|JobLegislative|JOB_LEG|FR|OCT18EFF1|OCT18EFF1|COMMON|1990/01/01|4712/12/31|VISION|OCT18EFF1_LEG2|FR|||387b|N|

注意: ビジネス・オブジェクト階層の他のコンポーネントとは異なり、拡張可能フレックスフィールドは単独では指定できま

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Page 90: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

せん。これらは親レコードとともに指定する必要があります。

複数行の拡張可能フレックスフィールド・コンテキスト

複数の行を持つ拡張可能フレックスフィールド・コンテキストを構成できます。この場合、複数行コンテキストの単一行を一意に識別するキーとして、1つ以上のフレックスフィールド・セグメントを構成します。HCMデータ・ローダーでは、これらのフレックスフィールド・セグメントをユーザー・キー属性として処理します。したがって、ユーザー・キーを使用して、単一のフレックスフィールド・レコードを一意に識別できます。

拡張可能フレックスフィールド・レコードを作成するときに、ユーザー・キーのフレックスフィールド・セグメント属性に値を指定する必要があります。複数行の拡張可能フレックスフィールド・レコードを更新するときは、ソース・キーと完全なユーザー・キー(一意キーとして定義されたフレックスフィールド・セグメントを含む)のいずれかを指定する必要があります。「拡張可能フレックスフィールドの管理」ページでフレックスフィールド・セグメント構成をレビューして、一意キーを形成するフレックスフィールド・セグメントを特定できます。一意キーが選択されているすべてのフレックスフィールド・セグメントが、ユーザー・キー属性です。

拡張可能フレックスフィールドのデータのロード: 例このトピックでは、構成済のJobLegislative拡張可能フレックスフィールドを含むジョブ・ビジネス・オブジェクト・コンポーネントに対するMETADATA行の構築方法を示しています。生成されたジョブ・テンプレートには、METADATA行が自動的に配置されます。

JobLegislative拡張可能フレックスフィールドに対するMETADATA行の構築PER_JOBS_LEG_EFF拡張可能フレックスフィールドは、次の表に示すコンテキストと属性の値を使用して、Oracle HCMCloudで構成されます。ヒント列は、各属性の結果のヒントを示しています。

コンテキスト 属性 ヒント

CA _EE0G (PER_JOBS_LEG_EFF=CA)

CA _NOC_CODE (PER_JOBS_LEG_EFF=CA)

CH _POSITION_TYPE (PER_JOBS_LEG_EFF=CH)

FR _ECAP_JOB (PER_JOBS_LEG_EFF=FR)

FR _INSEE_PCS_EXT_CODE (PER_JOBS_LEG_EFF=FR)

生成されたJob.datテンプレート・ファイルでは、JobLegislativeのMETADATA行に、フレックスフィールド属性に対する次の属性定義が含まれています。METADATA|JobLegislative|...|EFF_CATEGORY_CODE|FLEX:PER_JOBS_LEG_EFF|_EEOG(PER_JOBS_LEG_DFF=CA)|_NOC_CODE (PER_JOBS_LEG_DFF=CA)|_POSITION_TYPE(PER_JOBS_LEG_DFF=CH)|_ECAP_JOB(PER_JOBS_LEG_DFF=FR)|_INSEE_PCS_EXT_CODE (PER_JOBS_LEG_DFF=FR)

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Page 91: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 設定オブジェクトのロード

8設定オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

休暇欠勤ケースのロード: 説明

処理のロード: 例

処理事由のロード: 例

カレンダ・イベントのロード: 説明

チェックリスト・テンプレートのロード: 説明

チェックリスト・テンプレートのロード: 例

文書提供プリファレンスのロード: 説明

文書タイプのロード: 説明

文書タイプのロード: 例

拡張参照コードのロード: 例

名前書式のロード: 説明

Personタイプのロード: 説明

リソース例外のロード: 例

勤怠管理イベント・グループのロード: 例

勤怠管理イベント・グループのロード: 説明

勤怠管理イベントの列およびイベント・ソース・オブジェクト

勤怠管理イベント処理のロード: 例

休暇欠勤ケースのロード: 説明休暇欠勤ケースを使用して、関連する休暇欠勤(通常は理由が同じもの)をグループ化します。たとえば、就業者が、勤務時の負傷後に2つの期間疾病休暇欠勤を取得するとします。この場合、管理しやすいように、2つの休暇欠勤を同じ休暇欠勤ケースに関連付けることができます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して就業者の休暇欠勤ケース・オブジェクトをロードする方法について説明します。AbsenceCase.datファイルを使用します

休暇欠勤カテゴリ

休暇欠勤ケースを休暇欠勤カテゴリに関連付ける場合は、そのケースのすべての休暇欠勤のカテゴリが同じである必要があります。休暇欠勤ケースのカテゴリを指定しない場合は、休暇欠勤ケースに任意のタイプの休暇欠勤を関連付けることができます。休暇欠勤カテゴリを定義するには、「休暇欠勤管理」作業領域で「休暇欠勤カテゴリの管理」タスクを使用します。

休暇欠勤ケースのロード

次のレコードを参照する休暇欠勤ケースを作成する前に、そのレコードがOracle HCM Cloudに存在する必要があります。

休暇欠勤カテゴリ(カテゴリを使用する場合)

就業者および雇用関係

就業者アサイメント(休暇欠勤がアサイメントに固有のものである場合)

休暇欠勤レコード

休暇欠勤ケースの削除HCMデータ・ローダーを使用して、休暇欠勤ケース・オブジェクトを削除できます。削除するレコードを識別するには、AbsenceCaseCode属性を指定します。

処理のロード: 例

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Page 92: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

雇用レコードや報酬レコードなどのデータに対する変更は、処理によって分類されます。レコードを作成または更新する場合は、処理値を使用して変更の事由を指定します。たとえば、アサイメント変更に関連付けられる処理には、昇格・昇進または異動があります。処理事由はオプションであり、変更に関する追加情報を提供します。処理オブジェクトの処理事由使用コンポーネントを使用して、処理と既存の処理事由との関係を指定します。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、処理オブジェクトおよびその処理事由使用コンポーネントをロードする方法について説明します。

処理の作成

次のActions.datファイルの例では、処理コンポーネントを作成して処理事由使用コンポーネントに関連付けます。どちらのコンポーネントもソース・キーによって識別されます。METADATA|Actions|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ActionCode|ActionName|ActionTypeCode|StartDate|EndDateMERGE|Actions|VISION|VISION_ACT_PROM|VISION_PROM|Vision Promotion|EMPL_PROMOTION|2000/01/01|METADATA|ActionReasonUsage|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ActionCodeId(SourceSystemId)|ActionReasonId(SourceSystemId)| StartDate|EndDateMERGE|ActionReasonUsage|VISION|VISION_PROM_PERF|VISION_ACT_PROM|VISION_PERF|2000/01/01|

変換された処理名および摘要のロード

処理名と摘要は、これらをロードするユーザーの言語で指定します。処理が存在するようになった後、ActionsTranslation.datファイルを指定して、処理名と摘要をその他の対応言語に変換します。このサンプルのActionsTranslation.datファイルでは、処理名とその摘要を変換します。処理は、そのソース・キーによって識別されます。METADATA|ActionsTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|Language|ActionName|DescriptionMERGE|ActionsTranslation|VISION|ACT_VISION_PROM|FR|Performance|Changement est survenu en raison de la performance des employes

処理の削除HCMデータ・ローダーを使用して、処理と処理事由使用コンポーネントを削除できます。次のActions.datファイルの例では、処理事由使用コンポーネントを削除します。これには、属する処理への参照が含まれている必要があります。処理事由使用コンポーネントは、そのソース・キーによって識別されます。METADATA|ActionReasonUsage|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ActionId(SourceSystemId)DELETE|ActionReasonUsage|VISION|ARU_VISION_PROM_PERF|ACT_VISION_PROM

注意: 個別の処理事由使用コンポーネントを削除する場合、ユーザー・キーを使用することはできません。

処理コンポーネントを削除する場合は、その処理事由使用コンポーネントも明示的に削除する必要があります。次のActions.datファイルの例では、処理コンポーネントとその処理事由使用コンポーネントを削除します。すべてのDELETE命令が同じファイルに含まれています。どちらのコンポーネントもソース・キーによって識別されます。METADATA|Actions|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|Actions|VISION|ACT_VISION_PROMMETADATA|ActionReasonUsage|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ActionId(SourceSystemId)DELETE|ActionReasonUsage|VISION|ARU_VISION_PROM_PERF|ACT_VISION_PROM

処理事由のロード: 例処理事由はオプションであり、処理に関する追加情報を提供します。たとえば、就業者を昇格・昇進させる事由には、優良なパフォーマンスや年功があります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して処理事由をロードする方法について説明します。

処理事由の作成

次のActionReasons.datファイルの例では、2つの処理事由コンポーネントを作成します。コンポーネントはソース・キーによって識別されます。METADATA|ActionReasons|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ActionReasonCode|ActionReason|StartDate|EndDateMERGE|ActionReasons|VISION|AR_VISION_PERF|VISION_PERF|Performance|2000/01/01|4712/12/31MERGE|ActionReasons|VISION|AR_VISION_TXFR|VISION_TXFR|Internal Transfer|2000/01/01|

変換された処理事由名のロード

処理事由名は、これらをロードするユーザーの言語で指定します。処理事由が存在するようになった後、ActionReasonsTranslation.datファイルを指定して、処理事由名をその他の対応言語に変換します。この例では、既存の処理事由の名前を変換します。処理事由コンポーネントは、そのソース・キーによって識別されます。METADATA|ActionReasonsTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ActionReason|LanguageMERGE|ActionReasonsTranslation|VISION|AR_VISION_PERF|Accomplissement|FRMERGE|ActionReasonsTranslation|VISION|AR_VISION_TXFR|Transfert interne|FR

処理事由の削除HCMデータ・ローダーを使用して、処理事由コンポーネントを削除できます。このサンプルのActionReasons.datファイルでは、2つの処理事由を削除します。ここでは、ソース・キーを使用してコンポーネントが識別されます。METADATA|ActionReasons|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|ActionReasons|VISION|AR_VISION_PERFDELETE|ActionReasons|VISION|AR_VISION_TXFR

カレンダ・イベントのロード: 説明

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Page 93: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

カレンダ・イベントは、祝日や工場閉鎖などの、勤務時間に影響を及ぼす可能性があるイベントです。カレンダ・イベントはオプションです。カレンダ・イベントによって影響を受ける就業者が属する必要がある地理的階層または組織階層を指定します。この階層は、関連するカレンダ・イベントをロードする前に存在する必要があります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要があるカレンダ・イベントの側面について説明します。また、ここでは、カレンダ・イベントをロードする方法について、例を示して説明します。

カレンダ・イベントの参照カテゴリ

カレンダ・イベントには、PER_CAL_EVENT_CATEGORY参照タイプで定義されたカテゴリが指定されます。この参照タイプは、1つの提供された値として、祝日を示すPHの値を持ちます。追加のカテゴリを使用する場合は、カレンダ・イベントをロードする前に定義する必要があります。「設定および保守」作業領域で、次の設定を使用します。

機能領域: ワークフォース情報

タスク: 勤務可能性参照の管理

カレンダ・イベント対象範囲

カレンダ・イベント対象範囲コンポーネントによって、関連するカレンダ・イベントの適用先の地理的階層または組織階層のブランチが識別されます。階層ブランチのトップ・ノードを識別します。イベントは、そのノードとその子ノードに適用されます。さらに、次のことも可能です。

指定した階層ブランチに出現する対象範囲の個々のノードから除外します。

階層内の個々のノードに対して、カレンダ・イベント名とそのカテゴリを上書きします。

地理的階層では、カレンダ・イベント対象範囲に含めた事業所のアサイメントを持つすべての就業者に、カレンダ・イベントが適用されます。組織階層では、カレンダ・イベント対象範囲に含めた部門のアサイメントを持つすべての就業者に、カレンダ・イベントが適用されます。影響を受ける就業者には、勤務スケジュールが割り当てられる場合もあります。この場合、勤務スケジュールまたは勤務スケジュール割当にリソース例外として追加した場合にのみ、イベントが就業者に適用されます。

カレンダ・イベントの作成

次のCalendarEvent.datファイルの例では、クリスマスの祝日と経過勤務スケジュールの半日イベントの両方を作成します。ここでは、ソース・キーによってカレンダ・イベントが識別されます。METADATA|CalendarEvent|Name|Description|Category|CoverageType|ShortCode|StartDateTime|EndDateTime|TreeCode| TreeStructureCode|TreeVersionName|HalfDayForElapsedMERGE|CalendarEvent|CPTAS6||PH|G|TAS6|2017/07/11 08:00:00|2017/07/11 12:30:00|WFMTL_Global|PER_GEO_TREE_STRUCTURE| WFMTL Bank Geography Version 1|YMERGE|CalendarEvent|Christmas Day 2017||PH|G|XMAS2017|2017/12/25 08:00:00|2017/12/25 18:00:00|WFMTL_Global| PER_GEO_TREE_STRUCTURE|WFMTL Bank Geography Version 1|NMETADATA|CalendarEventCoverage|ShortCode|CoverageScope|TerritoryCode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionNameMERGE|CalendarEventCoverage|TAS6|I|US|PER_GEO_TREE_STRUCTURE|WFMTL_Global|WFMTL Bank Geography Version 1MERGE|CalendarEventCoverage|XMAS2017|I|US|PER_GEO_TREE_STRUCTURE|WFMTL_Global|WFMTL Bank Geography Version 1

カレンダ・イベントの削除

勤務スケジュールに割り当てられていないカレンダ・イベントは、削除できます。次のCalendarEvent.datファイルの例では、カレンダ・イベントを削除します。ここでは、ソース・キーによってカレンダ・イベントが識別されます。METADATA|CalendarEvent|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|CalendarEvent|VISION|XMAS2017

チェックリスト・テンプレートのロード: 説明新規就業者のオンボーディング用のタスクなど、複数の実行者による一連の関連するタスクを定義するには、チェックリスト・テンプレートを使用します。たとえば、システム・アクセスの提供、バッジの発行、駐車場の割付などのタスクを含む、新規採用に関するチェックリスト・テンプレートを作成できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、チェックリスト・テンプレート・オブジェクトを作成および保守する方法について説明します。

チェックリスト・カテゴリ

チェックリスト・カテゴリは、ターゲット環境のCHECKLIST_CATEGORY参照に存在する必要があります。「設定および保守」作業領域で、次のものを使用して、チェックリスト・カテゴリを管理します。

機能領域: ワークフォース情報

タスク: チェックリスト参照の管理

チェックリスト名とチェックリスト・カテゴリの組合せは、一意である必要があります。「エンタープライズ・オンボーディング・ステップ」チェックリストは、ターゲット環境にすでにあるか、そのチェックリストを参照する「エンタープライズ・オンボーディング」チェックリストと同じ.datファイルにすでに存在している必要があります。

チェックリスト・タスク

チェックリスト・タスクには、次のルールが適用されます。

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Page 94: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

チェックリスト・タスク名は、チェックリストで一意である必要があります。

現在のタスクに先行タスクがある場合は、その先行タスクをロードしてから現在のタスクを作成する必要があります。

タイプ「構成可能フォーム」のタスクを作成する場合は、ターゲット環境に付加フレックスフィールド・コンテキストが構成されている必要があります。

チェックリスト処理、職責範囲および適格プロファイル

チェックリスト・テンプレートで処理を使用することを計画している場合は、それらの処理がターゲット環境に存在する必要があります。

タスク実行者を識別するために職責範囲を使用することを計画している場合は、職責タイプがターゲット環境のPER_RESPONSIBILITY_TYPES参照に存在する必要があります。または、次の表に示す値のいずれかを使用できます。

値 意味

ORA_LN_MGR ライン・マネージャ

ORA_WORKER 就業者

ORA_INITIATOR開始者

デフォルトの実行者はライン・マネージャです。

チェックリスト・タスクで適格プロファイルを使用することを計画している場合は、それらの適格プロファイルがターゲット環境に存在する必要があります。

チェックリスト・テンプレートのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してチェックリスト・テンプレートを作成する方法について、例を示して説明します。これらの例では、ユーザー・キーを使用してすべてのコンポーネントを参照しています。

エンタープライズ・オンボーディング・チェックリストの作成

この例のChecklist.datファイルは、次のものを作成します。

親エンタープライズ・オンボーディング・チェックリスト・テンプレート。これには、次のものが含まれています。

子チェックリスト・テンプレート

単一のタスク

コンテンツ・コンポーネント

子エンタープライズ・オンボーディング・チェックリスト・テンプレート。これには、次のものが含まれています。

2つのタスク(所定の順序で実行する必要があります)

1つのタスクに対する通知上書き

担当者コンポーネントCOMMENT Create child and parent checklist templatesMETADATA|Checklist|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|AllocatedOn|CompletedOn|OffsetDaysMERGE|Checklist|Checklist_Child_1|United States|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|ORA_CHK_ALLOCATION_DT|ORA_CHK_MAND_TASK_COMPLETE|0MERGE|Checklist|Checklist_Parent_1|United States|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING|ORA_CHK_ALLOCATION_DT|ORA_CHK_MAND_TASK_COMPLETE|0COMMENT Create checklist tasks for the parent and child checklist templatesMETADATA|ChecklistTask|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|ChecklistTaskName|MandatoryFlag|DetailChecklistName| DetailChecklistCategory|DetailChecklistCountry|ActionType|PerformerRole|OwnerRoleMERGE|ChecklistTask|Checklist_Parent_1|United States|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING|Task_Parent_1|Y|Checklist_Child_1| ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|United States|ORA_CHK_CHECKLIST|ORA_WORKER|ORA_CHK_INITIATORMERGE|ChecklistTask|Checklist_Child_1|United States|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|Task_Child_1|Y|||||ORA_WORKER|ORA_CHK_INITIATORMERGE|ChecklistTask|Checklist_Child_1|United States|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|Task_Child_2|Y|||||ORA_WORKER|ORA_CHK_INITIATORCOMMENT Create the checklist task dependenciesMETADATA|ChecklistTaskDependencies|DependencyType|ChecklistTaskName|ChecklistName|ChecklistCategory|Country|DepenChecklistTaskName

MERGE|ChecklistTaskDependencies|ORA_DEPENDS_ON|Task_Child_2|Checklist_Child_1|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|United States|Task_Child_1COMMENT Create a checklist task notification overrideMETADATA|ChecklistTaskNotifications|NotifyOwner|NotifyPerformer|TaskEvent|ChecklistTaskName|ChecklistName|ChecklistCategory|Country

MERGE|ChecklistTaskNotifications|Y|Y|ORA_CHK_TASK_ASSIGN|Task_Child_1|Checklist_Child_1|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|United StatesCOMMENT Create a checklist contactMETADATA|ChecklistContacts|ContactTitleCode|ContactType|ChecklistName|ChecklistCategory|CountryMERGE|ChecklistContacts|ORA_ONB_ONBOARDING_SPONSOR|ORA_ONB_LN_MGR|Checklist_Child_1|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING_STEP|United StatesCOMMENT Create checklist contentsMETADATA|ChecklistContents|ContentType|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|ContentDefnCodeMERGE|ChecklistContents|ORA_ONB_EVENT|Checklist_Parent_1|United States|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING|CHKLIST_CONT_DEF67

この例のChecklistContentDetails.datファイルは、親チェックリスト・テンプレートのコンテンツ・コンポーネントのコンテンツ詳細を作成しま

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Page 95: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

す。COMMENT Create checklist content detailsMETADATA|ChecklistContentDetails|ContentCategory|ContentDefnCode|ContentSubtype|ContentType|Title|StatusMERGE|ChecklistContentDetails|ORA_ONB_INSIGHT|CHKLIST_CONT_DEF67|ORA_ONB_EVENT_STANDARD|ORA_ONB_EVENT|Event65|A

標準のオンボーディング・チェックリストの作成

この例のChecklist.datファイルは、標準のオンボーディング・チェックリスト・テンプレートを作成します。これには、次のものが含まれています。

2つのタスク(所定の順序で実行する必要があります)

タスクのいずれかに対する通知上書き

担当者コンポーネントCOMMENT Create the checklist templateMETADATA|Checklist|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|AllocatedOn|CompletedOn|OffsetDaysMERGE|Checklist|Checklist_Onboard_1|United States|ONBOARD|ORA_CHK_ALLOCATION_DT|ORA_CHK_MAND_TASK_COMPLETE|0COMMENT Create the checklist tasksMETADATA|ChecklistTask|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|ChecklistTaskName|MandatoryFlag|PerformerRole|OwnerRoleMERGE|ChecklistTask|Checklist_Onboard_1|United States|ONBOARD|Task_Child_ONB_1|Y|ORA_WORKER|ORA_CHK_INITIATORMERGE|ChecklistTask|Checklist_Onboard_1|United States|ONBOARD|Task_Child_ONB_2|Y|ORA_WORKER|ORA_CHK_INITIATORCOMMENT Create the checklist task dependenciesMETADATA|ChecklistTaskDependencies|DependencyType|ChecklistTaskName|ChecklistName|ChecklistCategory|Country| DepenChecklistTaskNameMERGE|ChecklistTaskDependencies|ORA_DEPENDS_ON|Task_Child_ONB_2|Checklist_Onboard_1|ONBOARD|United States|Task_Child_ONB_1COMMENT Create a task notification overrideMETADATA|ChecklistTaskNotifications|NotifyOwner|NotifyPerformer|TaskEvent|ChecklistTaskName|ChecklistName|ChecklistCategory| CountryMERGE|ChecklistTaskNotifications|Y|Y|ORA_CHK_TASK_ASSIGN|Task_Child_ONB_1|Checklist_Onboard_1|ONBOARD|United StatesCOMMENT Create the checklist contactMETADATA|ChecklistContacts|ContactTitleCode|ContactType|ChecklistName|ChecklistCategory|CountryMERGE|ChecklistContacts|ORA_ONB_ONBOARDING_SPONSOR|ORA_ONB_LN_MGR|Checklist_Onboard_1|ONBOARD|United States

関連トピック

エンタープライズ・オンボーディング・チェックリスト: 説明

チェックリスト・テンプレートの作成: 考慮する点

文書提供プリファレンスのロード: 説明雇用主から就業者に、給与明細や年末の税金文書などの文書が定期的に提供されます。文書提供プリファレンスで、就業者がこれらの文書を受け取る方法が指定されます。たとえば、就業者は、自分の給与明細をオンラインで受け取ることができます。文書タイプに対してデフォルトの提供方法を指定でき、関連するワーク・ストラクチャでデフォルトの方法を上書きできます。たとえば、給与文書の提供プリファレンスを、給与法定ユニット・レベルで上書きできます。個人の提供プリファレンスを指定することもできます。個人レベルで指定されたプリファレンスによって、他のすべてのレベルのプリファレンスが上書きされます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して個人の文書レコード提供プリファレンス・オブジェクトをロードする方法について説明します。

文書タイプ

個人の文書提供プリファレンスをロードするには、次のことが必要になります。

文書タイプがターゲット環境に存在する必要があります。

文書提供プリファレンスが、文書タイプに対して有効になっている必要があります。文書タイプ定義で、階層の上書きがPayrollまたはGeneralの適切な方に設定されている必要があります。たとえば、パフォーマンス文書の提供プリファレンスをロードする場合は、階層の上書きをGeneralに設定する必要があります。

文書提供プリファレンスのロード

個人の文書提供プリファレンスは、DocumentDeliveryPreference.datファイルでロードします。

次のDocumentDeliveryPreference.datファイルの例では、文書提供プリファレンス・レコードをロードします。これらのレコードは、ソース・キーDT1345で識別された文書タイプおよび個人番号ユーザー・キーで識別された3人の個人に対するものです。METADATA|DocumentDeliveryPreference|DocumentTypeId(SourceSystemId)|LevelCode|PersonNumber|OnlineEnabledFlag|PaperEnabledFlag| AllowWorkerOverrideFlag|OnlineConsentRequiredFlag|InitialConsentFlag|SourceSystemId|SourceSystemOwnerMERGE|DocumentDeliveryPreference|DT1435|900_PERSON|Z8154257|Y|N|Y|Y|Y|LoadPref1|PSFT-USMERGE|DocumentDeliveryPreference|DT1435|900_PERSON|Z8154806|N|Y|Y|Y|Y|LoadPref3|PSFT-USMERGE|DocumentDeliveryPreference|DT1435|900_PERSON|Z8154813|Y|N|Y|Y|Y|LoadPref2|PSFT-US

文書タイプのロード: 説明パフォーマンス改善プランや認定書などの文書タイプによって、そのタイプの文書の目的および取扱が定義されます。文書タイプを定義する場合は、文書名、日付、発行機関などの属性を含めて、それらが必須かどうかを指定します。また、失効通知期間を指定して、承認が必要かどうかを指定し、文書の複数のオカレンスを有効にすることもできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して文書タイプを正常にロードするために理解する必要がある文書タイプ・オブジェクトの側面について説明します。

文書カテゴリおよびサブカテゴリ

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Page 96: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

文書タイプは文書カテゴリに属し、文書のサブカテゴリにも属する場合があります。費用や給与などの文書カテゴリにより、取得と管理が容易になるように文書タイプをグループ化できます。給与カテゴリの標準控除項目や追加所得などの文書のサブカテゴリにより、追加の詳細レベルが提供されます。

文書タイプをロードする前に、参照される文書カテゴリおよびサブカテゴリがターゲット環境に存在するようにします。「設定および保守」作業領域で、次のものを使用して、文書カテゴリを作成します。

機能領域: ワークフォース情報

タスク: 文書参照の管理

「設定および保守」作業領域で、次のものを使用して、文書サブカテゴリを作成します。

機能領域: ワークフォース情報

タスク: 拡張参照コードの管理

文書タイプ

文書タイプをロードするときに、作成されるレコードの一意の参照を指定する必要があります。文書タイプが国固有ではない場合は、ソース・キーを指定する必要があります。このルールが存在するのは、Country属性がユーザー・キーの一部を構成するためです。

文書タイプ提供プリファレンス・コンポーネントをロードする場合は、文書タイプ・コンポーネントの階層コードの属性をGENERALまたはPAYROLLに設定します。この属性を除外するか、値を指定しない場合は、文書タイプで文書提供プリファレンスが有効になりません。

文書タイプ提供プリファレンス

文書タイプ提供プリファレンス・コンポーネントによって、ユーザーが、関連するタイプの文書の提供プリファレンスを指定できます。たとえば、給与明細を印刷物とオンラインの両方で提供できることについてのユーザーによる指定を有効化できます。

文書タイプの提供プリファレンスは上書き可能です。つまり、次の文書提供プリファレンスを指定できます。

給与法定ユニット・レベル(PAYROLLカテゴリの文書の場合)

雇用主レベル(他のすべてのカテゴリの文書の場合)

両方の場合に、提供プリファレンスを部門レベルおよび事業所レベルでさらに上書きできます。

次の図は、文書提供プリファレンスの上書き階層を要約しています。階層のいずれかのレベルのエントリによって、その上のエントリが上書きされます。

就業者上書きの許可の属性をYに設定した場合、就業者は自分の文書提供プリファレンスを指定できます。就業者のプリファレンスによって、他のすべてのレベルのプリファレンスが上書きされます。

関連トピック

文書提供プリファレンス: 説明

文書タイプおよびカテゴリ: 説明

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Page 97: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

文書タイプのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して文書タイプ・オブジェクトをロードおよび管理する方法について、例を示して説明します。

ソース・キーを使用した文書タイプの作成

次のDocumentType.datファイルの例では、1つのグローバルの文書タイプと1つの国固有の文書タイプを作成します。文書タイプは、ソース・キーを使用して識別されます。METADATA|DocumentType|SourceSystemOwner|SourceSystemId|DocumentType|Description| LegislationCode|CategoryCode| AuthorizationRequiredFlag|MultipleOccurencesFlag|ActiveInactiveFlag|PublishRequiredFlag|HierarchyCode| DocumentNameRequired|DocumentNumberRequired|DateFromRequired|DateToRequired|IssuingCountryRequired| IssuingLocationRequired|IssuingAuthorityRequired|IssuedDateRequired|CommentsRequiredMERGE|DocumentType|VISION|DTYPETest001|RS Global DocType1|RS Global DocType1 Description||PAYROLL|Y|Y|N|Y|GENERAL| R|R|Y|Y|Y|Y|Y|Y|YMERGE|DocumentType|VISION|DTYPETest003|RS US DocType1|RS US DocType1 Description|US|AUDIT|Y|Y|N|Y|PAYROLL|R|R|Y|Y| Y|Y|Y|Y|Y

ユーザー・キーを使用した文書タイプの作成

次のDocumentType.datファイルの例では、1つの国固有の文書タイプを作成します。文書タイプは、ユーザー・キーを使用して識別されます。METADATA|DocumentType|DocumentType|Description|Country|CategoryCode|AuthorizationRequiredFlag|MultipleOccurencesFlag| ActiveInactiveFlag|PublishRequiredFlag|HierarchyCode|DocumentNameRequired|DocumentNumberRequired|DateFromRequired| DateToRequired|IssuingCountryRequired|IssuingLocationRequired|IssuingAuthorityRequired|IssuedDateRequired|CommentsRequiredMERGE|DocumentType|US Audit Doc Type|US Audit Doc Type Description|United States|AUDIT|Y|Y|Y|Y|PAYROLL|R|R|Y|Y|Y|Y|Y|Y|Y

注意: 文書タイプがグローバルの場合は、ユーザー・キーではなく、ソース・キーを指定する必要があります。この要件が存在するのは、Countryがユーザー・キーの必須属性であるためです。

提供プリファレンスを指定した文書タイプの作成

次のDocumentType.datファイルの例では、文書タイプ、給与法定ユニットおよび部門の提供プリファレンスを指定した国固有の文書タイプを作成します。文書タイプと提供プリファレンスは、ソース・キーを使用して識別されます。METADATA|DocumentType|SourceSystemOwner|SourceSystemId|DocumentType|Description| LegislationCode|CategoryCode| AuthorizationRequiredFlag|MultipleOccurencesFlag|ActiveInactiveFlag|PublishRequiredFlag|HierarchyCode| DocumentNameRequired|DocumentNumberRequired|DateFromRequired|DateToRequired|IssuingCountryRequired| IssuingLocationRequired|IssuingAuthorityRequired|IssuedDateRequired|CommentsRequiredMERGE|DocumentType|VISION|DTYPETest003|RS US DocType1|RS US DocType1 Description|US|AUDIT|Y|Y|N|Y|PAYROLL|R|R| Y|Y|Y|Y|Y|Y|YMETADATA|DeliveryPreference|SourceSystemOwner|SourceSystemId|DocumentTypeId(SourceSystemId)|InitialConsentValueFlag| OnlineConsentRequiredFlag|OnlineEnabledFlag|PaperEnabledFlag|AllowWorkerOverrideFlag|EmailEnabledFlag|LegislationCode| LevelCodeName|DocumentTypeCountry|DocumentTypeLegislationCode|PayrollStatutoryUnitName|DepartmentNameMERGE|DeliveryPreference|VISION|DTYPETest003_Pref0|DTYPETest003|N|N|Y|Y|N|N|US||US|US||MERGE|DeliveryPreference|VISION|DTYPETest003_Pref1|DTYPETest003|N|N|Y|Y|N|N|US|Payroll Statutory Unit|US|US|GBI HCM Widgets USA|MERGE|DeliveryPreference|VISION|DTYPETest003_Pref2|DTYPETest003|N|N|Y|Y|N|N|US|Department|US|US|GBI HCM Widgets USA| HCM-1001-Corporate

翻訳された文書タイプおよび摘要のロード

次のDocumentTypeTranslation.datファイルの例では、既存の文書タイプとその摘要を翻訳します。ここでは、ソース・キーを使用して文書タイプが識別されます。METADATA|DocumentTypeTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|BaseDocumentType|LegislationCode|SourceLang| Language|DocumentType|DescriptionMERGE|DocumentTypeTranslation|VISION|DTYPETest001|RS Global DocType1||US|JP|RS Global DocType1 JP|RS Global DocType1 DESC JPMERGE|DocumentTypeTranslation|VISION|DTYPETest003|RS US DocType1|US|US|JP|RS US DocType1 JP|RS US DocType1 DESC JP

文書タイプの削除

文書タイプは、そのタイプの文書レコードが存在しない場合にのみ削除できます。文書タイプを削除すると、関連するすべての提供プリファレンスも削除されます。次のDocumentType.datファイルの例では、ソース・キーによって識別された文書タイプを削除します。METADATA|DocumentType|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|DocumentType|VISION|DTYPETest001DELETE|DocumentType|VISION|DTYPETest003

次のDocumentType.datファイルの例では、ユーザー・キーによって識別された文書タイプを削除します。METADATA|DocumentType|DocumentType|Description|CountryDELETE|DocumentType|US Audit Doc Type|US Audit Doc Type Description|United States

拡張参照コードのロード: 例拡張参照コードを使用して、参照コードのサブカテゴリを指定します。HCMデータ・ローダーを使用して拡張参照オブジェクトをロードするときには、関連付けられた参照コードがすでに存在する必要があります。参照コードが特定の国別仕様を対象としている場合は、これらの国別仕様についてのみ拡張参照コードを指定できます。たとえば、参照コードに+FRタグが含まれる場合は、FR国別仕様コードについてのみ拡張参照コードを指定できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して拡張参照オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

拡張参照コードの作成

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Page 98: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

このサンプルのExtendedLookupCode.datファイルでは、CONTRACT_TYPE参照タイプの拡張参照コードを作成します。この場合、拡張参照コードはソース・キーを使用して識別されます。METADATA|ExtendedLookupCode|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LookupType|LookupCode|LegislationCode|ExtendedLookupCode| ExtendedLookupCodeNameMERGE|ExtendedLookupCode|VISION|ELC_CONTRACT_LIMITED|CONTRACT_TYPE|5|NO|L|Limited ContractMERGE|ExtendedLookupCode|VISION|ELC_CONTRACT_DIRECTOR|CONTRACT_TYPE|FR_CEO_MANDATE|FR|DC|Director Contract

変換された拡張参照コード名のロード

拡張参照コードの名前は、これらをロードするユーザーの言語で指定します。コードが存在するようになった後、ExtendedLookupCodeTranslation.datファイルを指定して、拡張参照コードの名前をその他の対応言語に変換します。この例では、既存の拡張参照コードの名前を変換します。この場合、コードはそのソース・キーによって識別されます。METADATA|ExtendedLookupCodeTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|Language|ExtendedLookupCodeNameMERGE|ExtendedLookupCodeTranslation|VISION|ELC_CONTRACT_LIMITED|FR|Contrat a Duree Limitee

拡張参照コードの削除HCMデータ・ローダーを使用して、拡張参照オブジェクトを削除できます。このサンプルのExtendedLookupCode.datファイルでは、CONTRACT_TYPE参照コードの特定の拡張参照コードを削除します。この場合、拡張参照コードはソース・キーを使用して識別されます。METADATA|ExtendedLookupCode|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|ExtendedLookupCode|VISION|ELC_CONTRACT_LIMITEDDELETE|ExtendedLookupCode|VISION|ELC_CONTRACT_DIRECTOR

名前書式のロード: 説明名前書式は、名や姓など、個々の名前コンポーネントを組み合せて完全な個人名を形成するためのルールのセットです。名前書式は、国別仕様および名前書式タイプに固有です。名前書式タイプは、表示名、リスト名、順序名および氏名です。事前定義されたグローバル書式は、書式タイプや国別仕様に書式が存在しない場合に使用されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して名前書式オブジェクトをロードする方法について説明します。

書式マスクについて

書式マスクは、名前書式の構成に使用されるコードの文字列です。コードは、必要な名前コンポーネント、記号および特殊文字を表します。名前コンポーネントを識別するには、次の表に示すコードを使用します。

コード 名前コンポーネント

$FIR$ 名

$LAS$ 姓

$MID$ ミドル・ネーム

$PLN$ 旧姓

$KNA$ 呼称

$HNS$ 表彰

$PNA$ プリフィクス

$SUF$ サフィクス

$TIT$ タイトル

$MLR$ 軍階級

$INF1$から$INF30$「名前情報1」から「名前情報30」

記号および特殊文字には、次の表に示すコードを使用します。

コード 摘要 値

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Page 99: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

$SPA$ スペース 空白文字( )

$COM$ カンマ ,

$OPE$ 左カッコ (

$CLO$ 右カッコ )

$QUO$ 引用符 "

$DOT$ ピリオド .

$SLA$ スラッシュ /

$COL$ コロン :

$SEM$ セミコロン ;

$ATT$ アットマーク@

書式マスクの構成

書式マスクは、次の条件を満たしている必要があります。

縦棒(|)で開始および終了します。

各名前コンポーネントを2つの縦棒(||)で区切ります。

縦棒は、HCMデータ・ローダーの.datファイル用のデフォルト・デリミタです。異なるデフォルト・デリミタを選択しなかった場合は、名前書式マスク内の縦棒の前にHCMデータ・ローダーのエスケープ文字を追加する必要があります。エスケープ文字を使用すると、HCMデータ・ローダーで、書式マスク内のデリミタが無視されます。デフォルトのエスケープ文字はバックスラッシュ(\)です。たとえば、名前書式「タイトル 姓, 名 (呼称)」に書式マスクを指定するには、次の表に示すように、名前の各エレメントにコードを指定します。

エレメント コード

タイトル・スペース $TIT$$SPA$

姓, スペース $LAS$$COM$$SPA$

名スペース $FIR$$SPA$

(呼称) $OPE$$KNA$$CLO$

書式マスクでは、各名前コンポーネントを2つの縦棒で区切る必要があります。$TIT$$SPA$\|\|$LAS$$COM$$SPA$\|\|$FIR$$SPA$\|\|$OPE$$KNA$$CLO$

さらに、書式マスクは、単一の縦棒で開始および終了する必要があります。\|$TIT$$SPA$\|\|$LAS$$COM$$SPA$\|\|$FIR$$SPA$\|\|$OPE$$KNA$$CLO$\|

名前書式の作成このサンプルのNameFormat.datファイルでは、Title First Name Last Name という書式でフランスの表示名を作成します。名前書式は、そのソース・キーによって識別されます。METADATA|NameFormat|SourceSystemOwner|SourceSystemId|FormatName|LegislationCode|UserFormatChoice|FormatMaskMERGE|NameFormat|VISION|NF_FR_L_DISP|DISPLAY_NAME|FR|L|\|$TIT$$SPA$\|\|$FIR$$SPA$\|\|$LAS$\|

名前書式の削除

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Page 100: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

名前書式が使用中でない場合、 データ・ローダーを使用して名前書式オブジェクトを削除できます。このサンプルの ファイルでは、名前書式を削除します。この場合、名前書式はそのソース・キーによって識別されます。METADATA|NameFormat|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|NameFormat|VISION|NF_FR_L_DISP

Personタイプのロード: 説明システムPersonタイプは事前定義された値であり、これにより、従業員や派遣就業者などのグループを識別します。システムPersonタイプを作成、編集または削除することはできません。ただし、各システムPersonタイプは1つ以上のユーザーPersonタイプに関連付けられ、これにより、グループがさらに分類されます。ユーザーPersonタイプは、作成、編集および削除できます。たとえば、「従業員」システムPersonタイプのユーザーPersonタイプとして、関連就業者や在宅就業者を定義できます。任意のシステムPersonタイプについて、1つのユーザーPersonタイプをデフォルト値として指定する必要があります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してユーザーPersonタイプ・オブジェクトをロードおよび管理する方法について、例を示して説明します。

Personタイプの作成

このサンプルのPersonType.datファイルでは、「従業員」システムPersonタイプのユーザーPersonタイプとして、士官と兵を作成します。この場合、Personタイプはソース・キーを使用して識別されます。METADATA|PersonType|SourceSystemOwner|SourceSystemId|SystemPersonType|UserPersonType|ActiveFlag|DefaultFlagMERGE|PersonType|VISION|PT_EMP_OFFICER|EMP|Officer|Y|NMERGE|PersonType|VISION|PT_EMP_RATING|EMP|Rating|Y|N

変換されたPersonタイプ名のロードPersonタイプ名は、これらをロードするユーザーの言語で指定します。Personタイプが存在するようになった後、PersonTypeTranslation.datファイルを指定して、Personタイプ名をその他の対応言語に変換します。この例では、既存のPersonタイプの名前を変換します。Personタイプは、そのソース・キーによって識別されます。METADATA|PersonTypeTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|Language|UserPersonTypeMERGE|PersonTypeTranslation|VISION|PT_EMP_OFFICER|FR|Officier

Personタイプの削除Personタイプが使用中でない場合、HCMデータ・ローダーを使用してPersonタイプ・オブジェクトを削除できます。このサンプルのPersonType.datファイルでは、Personタイプおよび変換されたすべてのバージョンのPersonタイプ名を削除します。この場合、Personタイプはそのソース・キーによって識別されます。METADATA|PersonType|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|PersonType|VISION|PT_EMP_OFFICERDELETE|PersonType|VISION|PT_EMP_RATING

リソース例外のロード: 例リソース例外とは、勤務可能性の、勤務スケジュールやスケジュール割当からの逸脱です。リソース例外では、リソースが勤務できない時期を定義します。たとえば、就業者がトレーニングに参加するため、指定した日付の間は勤務できない場合があります。オプションで、特定の勤務スケジュールまたはスケジュール割当に対してリソース例外を作成します。関連付けられるリソース例外を作成するには、勤務スケジュールまたはスケジュール割当が存在する必要があります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してリソース例外オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

リソース例外の作成

このサンプルのResourceException.dat fileでは、病院の予約のためにリソース例外を作成します。この場合、リソースはそのソース・キーによって識別されます。METADATA|ResourceException|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ExceptionName|StartDateTime|EndDateTimeMERGE|ResourceException|VISION|RE_VISION_HOSPITAL|Hospital Appointment|2015/08/15 08:00:00|2015/08/15 17:00:00

リソース例外の削除

勤務スケジュールによってリソース例外が参照されていない場合、HCMデータ・ローダーを使用して、そのリソース例外オブジェクトを削除できます。このサンプルのResourceException.datファイルでは、未使用のリソース例外を削除します。この場合、リソースはそのソース・キーによって識別されます。METADATA|ResourceException|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|ResourceException|VISION|RE_VISION_HOSPITAL

勤怠管理イベント・グループのロード: 例イベント・グループは、就業者のアサイメントに対する変更など、タイム・カードの遡及再計算を必要とする関連イベントをグループ化したものです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してイベント・グループを作成する方法について説明します。

イベント・グループのロード

この例のEventGroup.datファイルは、ユーザー・キーで識別される単一のイベント・グループ・コンポーネントを作成します。タイム・カードを再送信する場合は、EventGroupType属性値をAにする必要があります。

HCM NameFormat.dat

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Page 101: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|EventGroup|EventGroupCode|EventGroupName|EventGroupTypeMERGE|EventGroup|JobChangeEventGroup|JobChangeEventGroup|A

デート・トラック・イベントのロード

デート・トラック・イベント・コンポーネントは、タイム・カードの再送信をトリガーするイベントのタイプ(更新、訂正または挿入)を識別します。また、影響を受けるオブジェクトと、そのオブジェクト内にある影響を受ける列や値も識別します。この例では、デート・トラック・イベント・コンポーネントをユーザー・キーで識別しています。METADATA|DateTrackedEvent|ColumnName|UpdateType|EventGroupCode|DatedObjectNameMERGE|DateTrackedEvent|JOB_ID|DT_UPDATE_COLUMN|JobChangeEventGroup|oracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity. EmployeeAssignmentDEO

イベント値変更のロード

イベント値変更コンポーネントは、タイム・カードの再送信を引き起こす可能性がある値変更を示します。たとえば、デート・トラック・イベント・コンポーネントは就業者のジョブへの変更をモニターできます。その場合、イベント値変更コンポーネントはタイム・カードの再送信をトリガーする現在のジョブおよび新しいジョブを示すことができます。この例では、イベント値変更コンポーネントをユーザー・キーで識別しています。METADATA|EventValueChange|ColumnName|UpdateType|EventGroupCode|DatedObjectName|Sequence|ValidEvent|FromValue|ToValue| EffectiveStartDate|EffectiveEndDateMERGE|EventValueChange|JOB_ID|DT_UPDATE_COLUMN|JobChangeEventGroup|oracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity. EmployeeAssignmentDEO|1|Y|<ANY_VALUE>|<ANY_VALUE>|1950/01/01|4712/12/31

イベント値クオリファイアのロード

オプションのイベント値クオリファイア・コンポーネントを使用すると、イベントを適格にできます。たとえば、ジョブ変更をモニターする場合、このコンポーネントを使用して、プライマリ・アサイメントのジョブ変更のみを対象にできます。この例では、イベント値クオリファイア・コンポーネントをユーザー・キーで識別しています。METADATA|EventValueQualifier|ColumnName|UpdateType|EventGroupCode|DatedObjectName|Sequence|EffectiveStartDate| EffectiveEndDate|QualifierName|QualifierValueMERGE|EventValueQualifier|JOB_ID|DT_UPDATE_COLUMN|JobChangeEventGroup|oracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity. EmployeeAssignmentDEO|1|1950/01/01|4712/12/31|EmployeeAssignmentDEO Primary Flag|Y

勤怠管理イベント・グループのロード: 説明イベント・グループは、就業者のアサイメントに対する変更など、タイム・カードの遡及再計算を必要とする関連イベントをグループ化したものです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要があるイベント・グループのいくつかの側面について説明します。

イベント・グループのロード

イベント・グループ・コンポーネントには、次のルールが適用されます。

EventGroupCodeおよびEventGroupNameを、グループの目的を識別するユーザー定義値に設定できます。

タイム・カードを再送信するには、EventGroupTypeをA (処理)に設定する必要があります。

デート・トラック・イベント、イベント値変更、イベント値クオリファイアの各コンポーネントには、次のルールが適用されます。

UpdateTypeをDT_INSERTに設定する場合は、ColumnNameを空白のままにします。

EventGroupCodeは、コンポーネントが属するグループを識別します。

イベント値変更コンポーネントには、次のルールが適用されます。

Sequenceには、適格条件がロードされる順序を指定します。条件の間には相互の階層関係が存在する可能性があるため、順序は重要です。順序番号を使用すると、条件階層の他のノードから条件を参照することもできます。

ValidEventは、YまたはNにする必要があります。これは、条件がイベントを適格にするか不適格にするかを指定します。たとえば、適格条件で、ニューヨークからサンフランシスコに移動する場合を除き、すべての事業所変更に対してイベントが有効であることを指定できます。この場合、次の表に示すように2つの行を定義します。

条件値: 自 値: 至 有効なイベント

親 任意 任意 Y

子 ニューヨークサンフランシスコ N

FromValueおよびToValueをそれぞれの列の有効な値にできます。また、<ANY VALUE>にして、どの値もタイム・カードの再送信をトリガーする可能性があることを示すことができます。

ParentEvtValChangeSequenceは、条件階層内の親イベント値変更コンポーネントの順序番号です。

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Page 102: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

イベント値クオリファイア・コンポーネントには、次のルールが適用されます。

Sequenceは、指定されたデート・トラック・イベント・コンポーネントおよびイベント値クオリファイア・コンポーネントの値変更階層の最上位にあるイベント値変更コンポーネントの順序です。

QualifierNameは、PAY_EVENT_QUALIFIERS_F表に事前定義されているクオリファイア名です。

QualifierValueは、YまたはNにする必要があります。この値をYに設定すると、就業者のプライマリ・アサイメントに対する更新によってイベントがトリガーされます。この値をNに設定すると、就業者のセカンダリ・アサイメントへの更新によってこのイベントがトリガーされます。

勤怠管理イベントの列およびイベント・ソース・オブジェクト勤怠管理イベントを定義する場合は、列名(ColumnName)属性およびイベント・ソース・オブジェクト名(DatedObjectName)属性の値を指定する必要があります。このトピックでは、勤怠管理イベントごとにこれらの属性の値を示します。

イベント 列名 イベント・ソース・オブジェクト名

婚姻区分 MARITAL_STATUSoracle.apps.hcm.people.core.protectedModel.entity.PersonLegislativeInfoDEO

自宅の場所 ADDRESS_IDoracle.apps.hcm.addresses.publicModel.entity.AddressDEO

有効開始日 EFFECTIVE_START_DATEoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

有効終了日 EFFECTIVE_END_DATEoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

ビジネス・ユニット BUSINESS_UNIT_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

等級ラダー GRADE_LADDER_PGM_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

勤務時間 NORMAL_HOURSoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

標準勤務時間 TOTAL_HOURSoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.WorkingHourPatternDEO

ジョブ JOB_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

等級 GRADE_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

マネージャ MANAGER_FLAGoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

事業所 LOCATION_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

ポジション POSITION_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

就業者カテゴリ EMPLOYEE_CATEGORYoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

oracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.

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Page 103: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

アサイメント・カテゴリ EMPLOYMENT_CATEGORYEmployeeAssignmentDEO

正社員または臨時 PERMANENT_TEMPORARY_FLAGoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

フルタイムまたはパートタイム FULL_PART_TIME

oracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

Personタイプ PERSON_TYPE_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

時給または固定給 HOURLY_SALARIED_CODEoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

頻度 FREQUENCYoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

在宅勤務 WORK_AT_HOMEoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

雇用主 LEGAL_ENTITY_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

部門 ORGANIZATION_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

報告組織 ESTABLISHMENT_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

交渉団体 BARGAINING_UNIT_CODEoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

労働協約 COLLECTIVE_AGREEMENT_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

組合員 LABOR_UNION_MEMBER_FLAGoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

超過勤務期間 OVERTIME_PERIODoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

マネージャ MANAGER_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.AssignmentSupervisorDEO

勤務日定義 WORK_DAY_DEF_IDoracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.WorkingHourPatternDEO

アサイメントDFF グローバル・コンテキストDFFの列名を指定します。

oracle.apps.hcm.employment.core.publicModel.entity.EmployeeAssignmentDEO

勤怠管理イベント処理のロード: 例イベント処理では、イベントにどのように対応するかを定義します。たとえば、就業者のジョブまたは事業所が変更されたときにタイム・カードを再計算するかどうかなどです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してイベント処理を作成する方法について説明します。

イベント処理のロード

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Page 104: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

この例のEventAction.datファイルは、ユーザー・キーで識別される単一のイベント処理コンポーネントを作成します。METADATA|EventAction|EventActionCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EventActionName|EventActionTypeCode| LookbackTimeDefinitionCode|ActionSubmission|ProcessMode|AutoApproveMERGE|EventAction|JobChangeAction|1950/01/01|4712/12/31|JobChangeAction|ORA_HWM_ACTION_TYPE_TC_RESUBMIT| 12_MONTHS_AGO_MONTH_START_DATE|SYNC|MANUAL|Y

次のルールが適用されます。

タイム・カードを再送信するには、EventActionTypeCodeをORA_HWM_ACTION_TYPE_TC_RESUBMITに設定する必要があります。

LookbackTimeDefinitionCodeの値は、処理実行日より前の期間を識別します。この期間のタイム・カードは再送信対象とみなされます。次の値のいずれかを使用します。

3_MONTHS_AGO_MONTH_START_DATE

6_MONTHS_AGO_MONTH_START_DATE

12_MONTHS_AGO_MONTH_START_DATE

たとえば、ジョブ変更が2018年1月1日に有効になる場合、タイム・カード再送信プロセスはその日付で実行されます。LookbackTimeDefinitionCodeが3_MONTHS_AGO_MONTH_START_DATEの場合、2017年10月1日のタイム・カードは再送信対象とみなされます。

タイム・カードを再送信するには、ActionSubmissionをSYNCにする必要があります。

ProcessModeによって、タイム・カードをプロセスで自動的に再送信するのか、再送信のマークを付けて手動で再送信するのかが決まります。必要に応じて、これをAUTOまたはMANUALに設定します。

AutoApproveによって、タイム・カードを再送信後に自動的に承認するかどうかが決まります。有効な値はYおよびNです。

イベント処理基準のロード

イベント処理基準コンポーネントは、特定の就業者グループにイベント処理を関連付けます。このイベント処理基準コンポーネントは、ユーザー・キーで識別されます。METADATA|EventActionCriteria|EventActionCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|HCMGroupCodeMERGE|EventActionCriteria|JobChangeAction|1950/01/01|4712/12/31|ABC_GRP

HcmGroupCode値は、HWM_GRPS_VL表ビューのGRP_CODE列に定義し、SQLを使用してアクセスできます。処理がすべての就業者に適用される場合は、イベント処理基準コンポーネントを省略できます。

イベント・グループ処理のロード

イベント・グループ処理コンポーネントは、イベント・グループにイベント処理を関連付けます。このイベント・グループ処理コンポーネントは、ユーザー・キーで識別されます。METADATA|EventGroupAction|EventActionCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EventGroupCodeMERGE|EventGroupAction|JobChangeAction|1950/01/01|4712/12/31|JobChangeEventGroup

関連トピック

Oracle HCM Cloudの表およびビュー

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Page 105: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 就業者のロード

9就業者のロードこの章の内容は次のとおりです。

就業者のロード: 概要

新規就業者のロード: 考慮する点

就業者コンポーネントの有効開始日および有効終了日: 説明

就業者コンポーネントの削除: 説明

個人レコードの重複の確認: 説明

就業者オブジェクトの個人番号: 説明

外部識別子のロード: 説明

個人名のロード: 考慮する点

個人イメージのロード: 説明

雇用関係変更: 例

グローバル異動の実行: 説明

追加アサイメントのロード: 説明

臨時アサイメントのロード: 説明

個人国別仕様データのロード: 説明

雇用条件のロード: 説明

就業者のFTE値の自動計算: 説明

デフォルトの勤務時間パターンの作成: 説明

アサイメント適格ジョブのロード: 例

年功起算日のロード: 考慮する点

年功起算日調整のロード: 例

年功時間数のロード: 例

契約更新のロード: 例

就業者のデフォルト費用勘定のロード: 例

就業者のロードに関するFAQ

就業者のロード: 概要就業者オブジェクトには、個人とその雇用関係に関連するすべての情報が含まれます。このトピックでは、就業者をロードするときに適用される、いくつかの一般的な考慮事項について説明します。

就業者階層

就業者オブジェクトのコンポーネント階層をレビューするには、「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでその就業者オブジェクトを選択します。

ソース・キーの使用方法

ユーザー・キーのみを指定する場合、就業者階層の多くのコンポーネントは更新できません。この制限が存在するのは、変更対象の属性が、レコードの識別に使用される属性であるためです。たとえば、個人住所コンポーネントでは、更新する住所の識別と新しい値の指定の両方にAddressLine1属性が使用されます。そのため、常に、就業者を作成するときにソース・キーを指定して、就業者レコードを更新するときにそれらを使用することをお薦めします。

コンポーネントの複数のインスタンス

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Page 106: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

個人は、個人住所、個人電話番号、個人Eメールなどの一部のコンポーネントのインスタンスを複数持つことができます。個人に関するコンポーネントの複数のインスタンスをロードする場合、次のことを行う必要があります。

コンポーネントのPrimaryFlag属性を使用して、レコードの1つをプライマリとして指定します。

オカレンスを同時に処理して、ファイルに親就業者コンポーネントを含めます。就業者がOracle HCM Cloudにすでに存在する場合は、就業者のプライマリ・キー属性のみを含めることができます。

雇用モデル雇用関係とアサイメントをロードする雇用主の雇用モデルを理解する必要があります。雇用主には、「雇用モデル」オプションを次のいずれかの値に設定できます。

2階層 - 単一アサイメント

2階層 - 複数アサイメント

2階層 - 単一契約 - 単一アサイメント

2階層 - 複数契約 - 単一アサイメント

3階層 - 単一雇用条件 - 単一アサイメント

3階層 - 単一雇用条件 - 複数アサイメント

3階層 - 複数雇用条件 - 単一アサイメント

3階層 - 複数雇用条件 - 複数アサイメント

雇用モデルに関係なく、アサイメントの雇用条件レコードは常に作成されます。このため、.datファイルに雇用条件コンポーネントを含める必要があります。個人に複数の雇用関係またはアサイメントをロードするときに、PrimaryFlag属性を使用して、どれがプライマリであるかを指定する必要があります。個人が持つプライマリ雇用関係と、各雇用関係のプライマリ・アサイメントは、一度に1つのみである必要があります。

参照値の定義

就業者オブジェクトの多くのコンポーネントにはPersonタイプやアサイメント・ステータスなどの値があり、これらはターゲット環境に存在する必要があります。データをロードする前に、次の表に示すタスクを実行して、関連する値を定義します。

タスク 摘要

処理の管理 変更を雇用データに分類するために使用される処理を定義します

Personタイプの管理 従業員や非就業者などの、事前定義済のPersonタイプのサブカテゴリを定義します

アサイメント・ステータスの管理アクティブ、非アクティブ、停止などの、アサイメントのステータス値を定義します

さらに、就業者をロードする前に、住所タイプ、電話タイプ、エスニシティ、婚姻区分などの値リストをレビューして更新しておく必要があります。このステップは、実装中に実行済である場合があります。ポジションからアサイメントを同期化する場合は、アサイメントをロードする前にポジション同期化を有効にする必要があります。

就業者退職

就業者ではなく、雇用関係を終了します。HCMデータ・ローダーを使用して雇用関係を終了すると、アサイメント・コンポーネントなどのその子コンポーネントが自動的に終了します。個人名などの、就業者オブジェクトの他の子コンポーネントを終了しようとしないでください。個人レコードは引き続き存在し、検索結果などで戻される必要があります。

関連トピック

雇用モデル: 説明

ソース・キー: 説明

値リストのレビュー: 説明

ビジネス・オブジェクト情報の検索: 説明

ポジション同期化: 説明

新規就業者のロード: 考慮する点就業者オブジェクト階層は、多数のコンポーネントと階層レベルがあり、複雑です。就業者を作成する場合(特に、大量に作成する場合)、最初に必須コンポーネントのみをロードすることをお薦めします。就業者オブジェクトが存在するようになると、給与やエレメント・エントリなど、関連

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Page 107: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

するオブジェクトをロードできます。このトピックでは、就業者を作成するときにロードする必要があるコンポーネントと、状況によってロードする必要があるコンポーネントを示しています。就業者オブジェクトが存在するようになると、オプションの就業者コンポーネントをロードできます。

就業者オブジェクトの必須コンポーネントのロードHCMデータ・ローダーを使用して就業者を作成するときに、就業者オブジェクトの次のコンポーネントを指定します。

就業者

個人国別仕様データ

個人名

雇用関係

雇用条件

アサイメント

必要に応じて、各就業者に対して、有効日履歴を含めます。

注意: 就業者のStartDate属性とEffectiveStartDate属性の値は、両方とも就業者の最早の雇用関係の開始日と同じになる必要があります。

個人国別仕様データのロード

個人国別仕様データは、就業者を作成する場合の必須コンポーネントではありません。ただし、これを含めて、ソース・キー値を指定することをお薦めします。そうしない場合、コンポーネントがデフォルトのソース・キー値で自動的に作成されます。

アサイメント・マネージャのロード

就業者を正常にロードした後にのみ、アサイメント・マネージャ・コンポーネントをロードして、マネージャ関係を作成します。このアプローチでは、参照されるマネージャの就業者レコードが、アサイメント・マネージャ・コンポーネントで参照する前に存在するようになります。

契約のロード

契約をサポートする雇用モデルを使用する場合は、契約詳細を指定できます。必要に応じて、就業者の作成時に、契約コンポーネントを指定する必要があります。契約コンポーネントは、後でロードできません。

ユーザーおよびロールのロード企業オプション「ユーザー・アカウント作成」により、一括してロードされた就業者に対してユーザー・アカウントが自動的に作成されるかどうかが制御されます。ただし、ユーザー情報コンポーネントのGeneratedUserAccountFlag属性を含めてNに設定することによって、個々の就業者に対してユーザー・アカウントが作成されるのを禁止できます。ユーザー情報コンポーネントのUserName属性でユーザー名を指定することもできます。そうしない場合、企業のデフォルトの形式でユーザー名が自動的に生成されます。次の属性または属性ペアのいずれかを設定すると、既存のユーザー・アカウントを就業者にリンクするように試行されます。

UserGUID

UserNameおよびUsernameMatchingFlag

EmailAddressおよびEmailMatchingFlag

現在のロール・プロビジョニング・ルールで指定したとおりに、ロールが新しいユーザーに自動的にプロビジョニングされます。ロールを新しい就業者に手動で割り当てるには、就業者オブジェクトとともに個人ユーザー手動ロール・コンポーネントを含めます。

注意: ユーザー情報コンポーネントと個人ユーザー手動ロール・コンポーネントは、新しい就業者の作成時にのみ指定できます。就業者が存在するようになったら、ユーザー・オブジェクトとそのユーザー・ロール・コンポーネントを使用して、ユーザーとロールを管理します。

環境内でユーザー・アカウントがデフォルトで作成される場合、退職済就業者に対してユーザー・アカウントが作成されるのを禁止できます。企業オプション「退職済就業者のユーザー・アカウント作成」を「いいえ」に設定します。退職済就業者を一括ロードする場合は、この設定により、生成したユーザー・アカウント要求が処理されなくなります。「設定および保守」作業領域で、次のものを使用して、このオプションを設定します。

機能領域: ワークフォース・ストラクチャ

タスク: 企業HCM情報の管理

就業者コンポーネントの有効開始日および有効終了日: 説明就業者オブジェクトの多くのコンポーネントは、有効日です。就業者を作成するときに、個々の就業者コンポーネントの有効日が矛盾しないようにする必要があります。このトピックでは、各有効日コンポーネントに対して、最早有効開始日と最終有効終了日を設定するアプローチについて説明します。必ずしもこのガイダンスに従う必要はありません。ただし、完全な就業者オブジェクトに対応するように有効日が調整されていることを確認する必要があります。

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Page 108: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の表では、有効日の就業者コンポーネントに対して、最早有効開始日と最終有効終了日を設定する方法について説明します。

コンポーネント 最早有効開始日 最終有効終

了日

就業者 就業者の最早開始日。 終了時間。

個人住所 就業者の最早開始日以降。 終了時間。

個人国別仕様データ

就業者の最早開始日。 終了時間。

個人名 就業者の最早開始日。 終了時間。

個人ビザ 就業者の最早開始日以降。 終了時間。

個人連絡先続柄 就業者の最早開始日以降。

連絡先続柄の有効終了日。

雇用条件 最初の雇用条件の有効開始日は、対応する雇用関係の開始日と同じになる必要があります。後続の雇用条件の有効開始日は、対応する雇用関係の開始日以降にすることができます。 終了時間。

アサイメント

最初のアサイメントの有効開始日は、すべての対応する雇用条件の最早有効開始日と同じになる必要があります。後続のアサイメントの有効開始日は、対応する雇用条件の最早有効開始日以降にすることができます。使用される雇用モデルに応じて、最早有効開始日に対する他の制限が存在する場合があります。

終了時間。

アサイメントその他情報

対応するアサイメントの最早有効開始日以降。 終了時間。

アサイメント等級ステップ

対応するアサイメントの最早有効開始日以降。等級ステップの有効終了日。

アサイメント・マネージャ

対応するアサイメントの最早有効開始日以降。マネージャ関係の有効終了日。

アサイメント勤務メジャー

対応するアサイメントの最早有効開始日以降。 終了時間。

契約 対応する雇用条件の最早有効開始日。 終了時間。

就業者その他情報 就業者の最早開始日以降。 終了時間。

就業者コンポーネントの削除: 説明就業者オブジェクトの一部のコンポーネントは削除できますが、就業者全体は削除できません。個々の就業者コンポーネントの削除のサポートの詳細は、「ビジネス・オブジェクトの表示」ページのコンポーネント詳細を参照してください。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用した一部の就業者コンポーネントの削除に関する追加情報を示します。

次の表では、就業者オブジェクトの一部のコンポーネントを削除できる状況に関する情報を示します。

コンポーネント

削除がサポートされている

注意

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個人住所 はい国固有の規制に従って、任意の住所を削除できます。郵送先住所が複数存在する場合、プライマリ郵送先住所を削除するには、すべての非プライマリ郵送先住所を削除する必要があります。または、現在のプライマリ郵送先住所を削除する前に、新しいプライマリ郵送先住所を指定します。

個人Eメール

はいEメールが1つのみ存在する場合は削除できます。Eメールが複数存在する場合、プライマリEメールを削除するには、すべての非プライマリEメールを削除する必要があります。または、現在のプライマリEメールを削除する前に、新しいプライマリEメールを指定します。

個人国別仕様データ

はい 1人の就業者に対して1つの国別仕様データ・レコードが存在する必要があります。この唯一のレコードは削除できません。追加のレコードは削除できます。

個人電話番号 はい

電話が1つのみ存在する場合は削除できます。電話が複数存在する場合、プライマリ電話を削除するには、すべての非プライマリ電話を削除する必要があります。または、現在のプライマリ電話を削除する前に、新しいプライマリ電話を指定します。

ユーザー情報 いいえ ユーザー情報コンポーネントは、就業者を作成するときにのみ使用できます。就業者の更新時には、このコンポーネントは

使用できません。

個人ユーザー手動ロール

いいえ

個人ユーザー手動ロール・コンポーネントは、就業者を作成するときにのみ使用できます。就業者の更新時には、このコンポーネントは使用できません。

就業者から単一のロールを削除するには、就業者オブジェクトではなくユーザー・オブジェクトを使用します。就業者から複数のロールを削除するには、ユーザー・オブジェクトのユーザー・ロール・コンポーネントを使用します。

雇用関係 はい 雇用関係を削除する場合は、値がYのCancelWorkRelationshipFlag属性を含める必要があります。

個人レコードの重複の確認: 説明HCMデータ・ローダーを使用して個人レコードをロードするときに、重複レコードの確認を要求できます。この場合、重複レコードをロードしようとするとエラー・メッセージが表示されます。このトピックでは、個々の個人レコードの重複チェックの要求方法について説明します。また、重複チェックの企業設定とこのオプションがどのように連動するかについても説明します。

個々の個人レコードの重複チェック

個人レコードの重複チェックを要求するには、就業者オブジェクトのPersonDuplicateCheck属性を含めます。この属性には、次の表に示す値のいずれかを指定できます。「説明」列は、重複レコードを特定するたびに使用される属性を示しています。

値 摘要

ORA_NONEまたは空白値 重複チェックは行われません

ORA_LN_FI_DOB_GEN_NID 姓、名のイニシャル、生年月日および性別、または国別ID

ORA_LN_FI_DOB_NID 姓、名のイニシャルおよび生年月日、または国別ID

ORA_LN_FN_DOB_GEN_NID姓、名、生年月日および性別、または国別ID

ORA_NID_ONLY 国別ID

たとえば、PersonDuplicateCheckをORA_LN_FI_DOB_NIDに設定すると、次のいずれかの状況が発生した場合に、重複レコードが特定されます。

姓、名のイニシャルおよび生年月日が、既存の個人レコードのものとすべて一致する。

国別IDが、既存の個人レコードのものと一致する。

注意: 国別IDの値は書式設定されている必要があります。たとえば、米国の社会保障番号987-65-4322をロードするには、ハイフンを含める必要があります。987654322のような数値は指定しないでください。国固有の書式設定を省略すると、チェックが国別識別子に基づくときは、重複する個人レコードが検出されません。

企業の重複チェック

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企業オプション「個人作成サービス重複チェック」により、個人レコードを一括でロードするときに、重複個人レコードのチェックがデフォルトで発生するかどうかが制御されます。就業者オブジェクトのPersonDuplicateCheck属性を除外した場合は、「個人作成サービス重複チェック」の現在の設定が適用されます。PersonDuplicateCheck属性を含めた場合は、関連する個人レコードで「個人作成サービス重複チェック」の現在の設定は無視されます。

就業者オブジェクトの個人番号: 説明個人レコードには、Personタイプや雇用関係の番号に関係なく、それぞれ一意の個人番号が指定されます。個人番号は、企業オプション「個人番号生成方法」の設定に応じて、自動的に生成することも、手動で入力することもできます。このトピックでは、アップロード済の就業者オブジェクトの個人番号を指定する方法について説明します。

自動的に生成される個人番号個人番号を自動的に生成するには、「個人番号生成方法」オプションを「送信前に自動」または「最終保存時に自動」に設定します。個人番号が自動的に生成される環境に個人レコードをロードする場合は、個人番号を指定しません。アップロード時に番号が自動的に生成されます。

個人番号のない個人レコードをロードする場合は、ソース・キーを指定して個人レコードを一意に識別する必要があります。PersonId(SourceSystemId)属性とヒントを使用して、就業者オブジェクトのすべての子コンポーネントに同じキーを使用する必要があります。

手動で入力される個人番号「個人番号生成方法」オプションが「手動」に設定されている場合は、就業者オブジェクトに個人番号を指定する必要があります。

レガシーの番号のロード個人番号が自動的に生成される環境にレガシーの番号をロードできます。「初期個人番号」企業オプションを、最も大きいレガシーの個人番号に1を足した番号に設定して、レガシーの連番が継続するようにします。

個人番号の訂正「個人番号生成方法」が「手動」に設定されている場合は、個人番号を訂正できます。

企業の方法が自動生成のときに個人番号を訂正するには、次のようにします。

1. 「送信前に自動」と「最終保存時に自動」の2つの自動の方法のどちらが使用されているかを確認します。

2. 番号の生成方法を一時的に「手動」に変更します。

注意: 訂正が行われているときは、就業者を採用しないことをお薦めします。

3. 個人番号を訂正します。

4. 元の自動番号生成方法に戻します。加えた訂正との矛盾を回避するために、「初期個人番号」オプションの値を更新する必要があるかどうかも検討します。

5. 「個人検索キーワードの更新」プロセスを実行し、キーワード値として個人番号を使用した個人検索が成功するようにします。

個人番号を訂正すると、訂正は、個人レコードの存続期間のすべての有効日更新に適用されます。このルールにより、異なる時間の異なる個人番号を使用して個人が識別されることがなくなります。

訂正する個人レコードを識別するには、ソース・キー、Oracle Fusion GUIDまたはOracle FusionサロゲートIDを指定します。個人番号はユーザー・キーであるため、ユーザー・キーは単独では指定できません。

外部識別子のロード: 説明就業者オブジェクトの外部識別子コンポーネントでは、時間デバイスや給与アプリケーションなどのサードパーティ・アプリケーションで使用される識別子が保持されます。このトピックでは、外部識別子コンポーネントの一部の属性の設定方法について説明します。

個人レベルまたはアサイメント・レベルの外部識別子

外部識別子は次のように取得できます。

個人レベル(個人番号のみを指定)

アサイメント・レベル(個人番号とアサイメント番号の両方を指定)

外部識別子のタイプ

外部識別子のタイプは、参照タイプORA_PER_EXT_IDENTIFIER_TYPESで定義されます。この参照タイプに参照コードを追加できます。

日付値DateFrom属性とDateTo属性には、タイム・スタンプが含まれます。タイム・スタンプにより、任意の日に複数回単一タイプの外部識別子を就業者

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に割り当てることができます。たとえば、個人が時間デバイス・バッジ識別子を失ったその日のうちに、時間デバイス・バッジ識別子を割り当てることができます。同じ日にバッジ識別子を置き換えると、タイム・スタンプによって外部識別子が区別されます。

外部識別子の連番ExternalIdentifierSequence属性はユーザー・キーの必須コンポーネントで、一意である必要があります。就業者の最初のレコードには、この属性を1に設定することをお薦めします。後続のレコードに対して1ずつ増加します。

外部識別子の例

このWorker.datファイルの例では、個人の外部識別子をロードします。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|ExternalIdentifier|ExternalIdentifierNumber|PersonNumber|ExternalIdentifierType|ExternalIdentifierSequenceMERGE|ExternalIdentifier|rtyui45678|TestPer0TALTEST_9|Third-Party Payroll ID|1

個人名のロード: 考慮する点就業者オブジェクトの個人名コンポーネントでは、個人の名前の共通のコンポーネントと国別仕様固有のコンポーネントの両方が保持されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して個人名をロードするときに決定する必要があるいくつかの事項について説明します。

ローカル名とグローバル名

個人名は常にグローバル・バージョンとローカル・バージョンの両方で作成されます。名前は、指定した名前タイプに基づいて作成され、他の名前が自動的に導出されます。たとえば、NameType属性をGLOBALに設定した場合は、ローカル名が導出されます。または、NameTypeをFRなどに設定した場合は、グローバル名が導出されます。通常、グローバル名のみが必須で、アプリケーションによってそれが自動的にローカル名にコピーされます。ただし、個人の名前が2つの異なる文字セットで保持される必要がある場合は、ローカル名を指定します。

国別仕様の場合、コアの名前フィールドが使用できない場合があります。たとえば、国別仕様が日本の場合、「姓(漢字)」は使用できません。この場合、NameInformation1からNameInformation14までの属性のいずれかにデータが格納されます。NameInformation1からNameInformation14までは、この目的で予約されています。個人名形式表には、名前形式と名前属性のマッピングが格納されます。名前形式は、グローバル名レコードとローカル名レコードで同じです。

特定の国別仕様の名前属性

特定の国別仕様の名前属性を指定するには、NameInformation15からNameInformation30までの属性のいずれかを使用します。たとえば、米国の名前属性Doing Business Asを定義する場合は、NameInformation15属性を使用できます。この要件に対してフレックスフィールドを定義する必要はありません。

有効日履歴の指定

個人名の有効日履歴をロードする場合は、ソース・キーを指定してコンポーネントを識別する必要があります。そうしない場合は、PersonNumber、EffectiveStartDateおよびNameTypeのユーザー・キー・コンポーネントを使用できます。

関連トピック

Oracle Fusion HCM: 個人名の検証(2146270.1)

個人イメージのロード: 説明個人イメージは、個人のレコードを識別するために、様々なOracle HCM Cloudアプリケーションのページに表示されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して就業者オブジェクトの個人イメージ・コンポーネントをロードするときの側面について説明します。

イメージ・タイプImageType属性はPROFILEにのみ設定できます。ImageType属性を除外した場合、デフォルトでタイプがPROFILEになります。

イメージ・サイズ

イメージの推奨サイズは、90ピクセル×120ピクセルです。様々なサイズのイメージがサポートされていますが、歪みを抑えるために3対4のアスペクト比を維持することをお薦めします。イメージの解像度に関する推奨事項はありません。イメージ・ファイルの最大サイズは、2 GBです。ただし、提案された寸法を考慮するように、できるかぎり小さいサイズでイメージを格納することをお薦めします。イメージが小さくなるほど、アプリケーションに表示されるイメージのパフォーマンスが向上します。通常、推奨される寸法のイメージのファイル・サイズは、高解像度の場合でも、2 MBまたは3 MB程度にすぎません。

雇用関係変更: 例就業者オブジェクトには、雇用関係の保守を簡素化する、いくつかのインジケータ属性が備えられています。これらのインジケータを使用して、退職やプライマリ・アサイメントの変更などの処理を要求します。このトピックでは、これらのインジケータを使用して要求する雇用関係の変更の例を示しています。

注意: 完全な有効日履歴を指定する場合、これらのインジケータはサポートされていません。これらは、独立した処理に対してのみ提供されていま

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Page 112: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

す。また、同じ雇用関係レコードには、複数のインジケータは指定できません。たとえば、同時に同じ雇用関係に対して、雇用関係の終了(TerminateWorkRelationshipFlag)とグローバル異動の実行(GlobalTransferFlag)の両方を行うことはできません。

採用日の変更

採用日は、雇用関係の開始日です。採用日を変更するには、雇用関係コンポーネントのNewStartDate属性で新しい日付を指定します。雇用関係レコードのみをロードできます。雇用条件とアサイメント・レコードは自動的に保守されます。

次の例では、既存の就業者の採用日を変更します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|NewStartDateMERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|2002/02/10

雇用関係の終了

雇用関係を終了するには、TerminateWorkRelationshipFlag属性がYに設定された雇用関係コンポーネントをロードします。ActualTerminationDate属性で退職日を指定します。退職日後は、すべての関連するアサイメントが自動的に非アクティブになります。

次の例では、雇用関係を終了します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|TerminateWorkRelationshipFlag| ActualTerminationDate|ActionCode|ReasonCodeMERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|Y|2015/10/02|RESIGNATION|RESIGN_PERSONAL

雇用関係の退職日の訂正

雇用関係終了日を訂正するには、新しいActualTerminationDateを指定して、CorrectTerminationFlag属性をYに設定します。

次の例では、終了済雇用関係の退職日を訂正します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|CorrectTerminationFlag| ActualTerminationDateMERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|Y|2015/10/08

退職の取消

退職を取り消すには、ReverseTerminationFlag属性がYに設定された雇用関係コンポーネントをロードします。

次の例では、雇用関係の終了を取り消します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|ReverseTerminationFlagMERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|Y

雇用関係の取消

雇用関係を取り消すには、雇用関係に対するDELETE命令を使用して、CancelWorkRelationshipFlag属性をYに設定します。

次の例では、指定した雇用関係とそのすべての子レコードを削除します。SET PURGE_FUTURE_CHANGES NMETADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|CancelWorkRelationshipFlagDELETE|WorkRelationship|VISION|1008_POS|1008|Y

プライマリ・アサイメントまたはプライマリ雇用関係の変更

プライマリ雇用関係をロードすると、DateForPrimaryFlagChange属性で指定した日付で、既存のプライマリ雇用関係が自動的に非プライマリになります。

非プライマリ雇用関係をプライマリにするには、PrimaryFlag属性をYに設定して、プライマリにする対象の雇用関係をロードします。DateForPrimaryFlagChange属性で、雇用関係がプライマリになる日付を指定します。この対応する変更が、雇用条件とアサイメントに対して自動的に行われます。既存のプライマリ雇用関係のプライマリ・インジケータは、自動的にNに設定されます。

グローバル異動の実行: 説明このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、プライマリ雇用関係と非プライマリ雇用関係の両方に対してグローバル異動を実行する方法について説明します。グローバル異動は、ある雇用主から別の雇用主への永続的な異動です。この結果、既存の雇用関係が終了し、新しい雇用関係が作成されます。既存の雇用関係の退職日は、新しい雇用関係の開始日の1日前になります。

プライマリ雇用関係に対するグローバル異動の実行

デフォルトでは、グローバル異動はプライマリ雇用関係に適用されます。グローバル異動を実行するには、新しい雇用関係コンポーネントとそのすべての子コンポーネントをロードします。新しい雇用関係で、次が必要になります。

Yに設定されたGlobalTransferFlag属性

EMPL_GLB_TRANSFER処理タイプからの処理コード

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Page 113: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

グローバル異動の日付となる開始日の値

終了する雇用関係は含めないでください。この雇用関係は自動的に終了します。

データの一貫性を確認するために、雇用関係の終了と作成が検証されます。特に、就業者が、アクティブな非プライマリ雇用関係のみを保持し続けることはできません。したがって、就業者が2つのアクティブな雇用関係を保持する場合、プライマリ雇用関係に対してグローバル異動を実行できません。グローバル異動を試行する前に、プライマリ雇用関係を非プライマリにする必要があります。

非プライマリ雇用関係に対するグローバル異動の実行

就業者は、複数の非プライマリ雇用関係を保持できます。したがって、非プライマリ雇用関係のグローバル異動を実行する場合は、適切な雇用関係が終了するように、追加情報を指定する必要があります。非プライマリ雇用関係に対してグローバル異動を実行するには、次を指定する必要もあります。

親就業者コンポーネント。

終了する非プライマリ雇用関係。ただし、次のものは含めないでください。

終了する雇用関係の子レコード

GlobalTransferFlag属性

これらのレコードは、プライマリ雇用関係のグローバル異動に対して指定したレコードに追加するレコードです。

個人名国別仕様コードの更新

グローバル異動を実行するときに、新しい雇用関係に、個人の新しい国別仕様コードを含めることができます。この場合、個人名の国別仕様コードを更新する必要がある場合があります。個人名国別仕様コードは、すべての使用可能な雇用関係国別仕様コードに対して検証されます。したがって、雇用関係に対する変更は、個人名に対する変更の前に行われる必要があります。個人名の国別仕様コードは、次のいずれかの方法で更新できます。

個人名と雇用関係のコンポーネントを変更する同じ.datファイルに、変更していない就業者オブジェクトを含めます。この場合、雇用関係に対する変更は、個人名に対する変更の前に処理されます。

雇用関係に対する更新を、個人名に対する更新の前に処理します。

追加アサイメントのロード: 説明就業者に対して追加アサイメントをロードできるかどうかは、雇用モデルによって異なります。このトピックでは、雇用モデルごとに、HCMデータ・ローダーを使用して「アサイメントの追加」処理を実行できるかどうかを示します。

雇用モデル アサイメントの追加

2階層 - 単一アサイメント いいえ

2階層 - 複数アサイメント はい

2階層 - 単一契約 - 単一アサイメント いいえ

2階層 - 複数契約 - 単一アサイメント はい

3階層 - 単一雇用条件 - 単一アサイメントいいえ

3階層 - 単一雇用条件 - 複数アサイメントはい

3階層 - 複数雇用条件 - 単一アサイメントいいえ

3階層 - 複数雇用条件 - 複数アサイメントはい

次の例では、追加アサイメントをロードする方法を示します。雇用条件コンポーネントもアサイメント・コンポーネントも、ユーザー・キーで識別されます。METADATA|WorkTerms|ActionCode|AssignmentNumber|AssignmentStatusTypeCode|AssignmentType|BusinessUnitShortCode|DateStart|EffectiveEndDate|

EffectiveLatestChange|EffectiveSequence|EffectiveStartDate|LegalEmployerName|PersonNumber|PrimaryWorkTermsFlag|WorkerTypeMERGE|WorkTerms|ADD_ASSIGN|ETTESTASSG03_562|ACTIVE_NO_PROCESS|ET|ZHRX-AE-Starter-BU|2016/01/01|4712/12/31|Y|2|2017/08/01|CRFL RRF LE 2T| TESTASSG03_56|Y|E

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Page 114: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|Assignment|ActionCode|AssignmentNumber|AssignmentStatusTypeCode|AssignmentType|BusinessUnitShortCode|EffectiveEndDate| EffectiveLatestChange|EffectiveSequence|EffectiveStartDate|Frequency|LegalEmployerName|PersonNumber|PrimaryAssignmentFlag| WorkTermsNumber|WorkerTypeMERGE|Assignment|ADD_ASSIGN|ETESTASSG03_562|ACTIVE_NO_PROCESS|E|ZHRX-AE-Starter-BU|4712/12/31|Y|2|2017/08/01|W|CRFL RRF LE 2T|TESTASSG03_56| Y|ETTESTASSG03_562|E

臨時アサイメントのロード: 説明このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用した臨時アサイメントのロードに適用される制限について説明します。

UIで臨時アサイメントを作成すると、次の2つのデータ行が作成されます。

1. 1行は、臨時アサイメント用に作成されます。

2. 1行は、休止されている基本アサイメントに追加されます。

どちらの行にも、処理コードTEMP_ASGと、アプリケーションによって定義された同じ処理オカレンスIDが含まれます。

臨時アサイメントを終了すると、さらに2つのデータ行が作成されます。

1. 1行は、臨時アサイメントを終了するために作成されます。

2. 1行は、臨時アサイメント終了日の翌日にアクティブになる基本アサイメントに追加されます。

どちらの行にも、処理コードEND_TEMP_ASGと、同じ処理オカレンスIDが含まれます。

臨時アサイメントはHCMデータ・ローダーを使用して作成できますが、HCMデータ・ローダーを使用して終了することはできません。この制限が存在する理由は、臨時アサイメントをロードするときに基本アサイメントに行が追加されないためです。その結果、臨時アサイメントを終了しようとしたときに、基本アサイメントには一致する行が見つかりません。

次の例では、臨時アサイメントをロードする方法を示します。雇用条件コンポーネントもアサイメント・コンポーネントも、ユーザー・キーで識別されます。METADATA|WorkTerms|ActionCode|AssignmentNumber|AssignmentStatusTypeCode|AssignmentType|BusinessUnitShortCode|DateStart|EffectiveEndDate|

EffectiveLatestChange|EffectiveSequence|EffectiveStartDate|LegalEmployerName|PersonNumber|PrimaryWorkTermsFlag|WorkerTypeMERGE|WorkTerms|TEMP_ASG|ETTESTASSG03_59|SUSPEND_PROCESS|ET|ZHRX-AE-Starter-BU|2016/01/01|4712/12/31|Y|1|2017/08/01|CRFL RRF LE 2T| TESTASSG03_59|Y|EMERGE|WorkTerms|TEMP_ASG|ETTESTASSG03_59-2|ACTIVE_PROCESS|ET|ZHRX-AE-Starter-BU|2016/01/01|4712/12/31|Y|1|2017/08/01|CRFL RRF LE 2T| TESTASSG03_59|N|EMETADATA|Assignment|ActionCode|AssignmentNumber|AssignmentStatusTypeCode|AssignmentType|BusinessUnitShortCode|EffectiveEndDate| EffectiveLatestChange|EffectiveSequence|EffectiveStartDate|Frequency|LegalEmployerName|PersonNumber|PrimaryAssignmentFlag| WorkTermsNumber|WorkerTypeMERGE|Assignment|TEMP_ASG|ETESTASSG03_59|SUSPEND_PROCESS|E|ZHRX-AE-Starter-BU|4712/12/31|Y|1|2017/08/01|W|CRFL RRF LE 2T|TESTASSG03_59| Y|ETTESTASSG03_59|EMERGE|Assignment|TEMP_ASG|ETESTASSG03_59-2|ACTIVE_PROCESS|E|ZHRX-AE-Starter-BU|4712/12/31|Y|1|2017/08/01|W|CRFL RRF LE 2T|TESTASSG03_59| N||ETTESTASSG03_59-2|E

個人国別仕様データのロード: 説明このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してロードする個人国別仕様データの開始日を指定する方法について説明します。

個人国別仕様データの開始日

個人国別仕様データは、個人の最早有効開始日に開始する必要があります。個人は、異なる国別仕様の複数の雇用関係を保持できます。この場合、すべての個人国別仕様データは、雇用関係の開始日ではなく、個人の最早有効開始日に開始する必要があります。個人が新しい国別仕様の雇用関係を開始するときに、アプリケーションで次のことが行われます。

個人の最早有効開始日付で、データのない個人国別仕様データ・レコードを作成します。

新しい雇用関係の作成日付で、ユーザー指定のデータを使用して、個人国別仕様データ・レコードの更新を実行します。このアプローチにより、データの時系列が正しくなります。

たとえば、次の表の就業者の雇用関係を考えてみます。

日付 処理

2000英国のVision Corporationに採用される

2005英国のVision Corporationを退職する

2006米軍に入隊する

2009米軍を除隊し、米国の退役軍人になる

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Page 115: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2010米国のVision Corporationに採用される

この例では、2010年に、米国の個人国別仕様レコードが、個人の最早有効開始日である2000年付けで作成されます。米国の国別仕様レコードが、個人の米国の雇用関係の開始日である2010年付けで更新されます。更新には、ユーザーが指定したとおりに、米軍の軍歴に関する付加フレックスフィールドの詳細が含まれます。

雇用条件のロード: 説明このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してロードする場合の、雇用条件とその関連するアサイメントの属性値を設定する方法について説明します。

企業オプション「アサイメント時の雇用条件上書きの許可」により、アサイメントに対して、雇用条件から継承されるアサイメント属性を上書きできるかどうかが制御されます。ただし、雇用条件をロードする場合は、関連するアサイメントに雇用条件の属性値が継承されることはありません。次の表では、「アサイメント時の雇用条件上書きの許可」の現在の設定と矛盾しないように、雇用条件の属性値を設定する方法を要約しています。

アサイメント時の雇用条件上書きの許可 雇用条件の属性値

いいえ 関連するアサイメントの値と一致する必要があります

はい 関連するアサイメントの値と異なる値が許可されます

就業者のFTE値の自動計算: 説明常勤換算(FTE)値は、アサイメント勤務時間を標準勤務時間(通常、これがフルタイム就業者の勤務時間です)で除算した結果です。たとえば、アサイメント勤務時間が10で標準勤務時間が40の場合、FTE値は0.25になります。ユーザー・インタフェースでアサイメント勤務時間を編集すると、FTEが自動的に計算されます。HCMデータ・ローダーを使用してアサイメント・レコードをロードするときに、アサイメント勤務メジャー・コンポーネントでFTE値を指定できます。または、FTE値が自動的に計算されることを要求できます。このトピックでは、FTE値の自動計算の要求方法について説明します。

FTE値の自動計算Worker.datファイルですべてのアサイメントに対するFTE値の自動計算を要求するには、ファイルに次のSET命令を含めます。SET CALCULATE_FTE Y

この命令を含めると、次のルールが適用されます。

Worker.datファイルには、アサイメントに対するアサイメント勤務メジャー・コンポーネントは含めないでください。

Oracle HCM Cloudでは、アサイメントに対して、複数のアサイメント勤務メジャー・レコードは存在できません。

関連する期間全体で、アサイメントに対して、アサイメント勤務時間と標準勤務時間の両方が存在する必要があります。そうでない場合は、アサイメントに対するFTE値の計算が発生しません。

次の場合に、FTE値の自動計算が役立つことがあります。

アサイメント勤務時間を含む多数のアサイメント・レコードをロードします。

アサイメント勤務メジャー・コンポーネントでFTE値をロードしません。

.datファイルにSET CALCULATE_FTE Y命令を含めることによって、すべてのアサイメントに対するFTE値を生成できます。

ヒント: FTE値の計算という目的のみでデータ・ロードを実行できます。単に、SET CALCULATE_FTE Y命令を含むWorker.datファイルに、アサイメントのユーザー・キーを含めます。

関連トピック

ファイル行命令およびファイル弁別子: 説明

SET命令

デフォルトの勤務時間パターンの作成: 説明勤務時間パターンにより、各曜日の勤務時間、開始時間および終了時間が定義されます。HCMデータ・ローダーを使用してアサイメント・レコードをロードするときに、デフォルトの勤務時間パターン・レコードの自動作成を要求できます。

デフォルトの勤務時間パターンの作成Worker.datファイルですべてのアサイメントに対するデフォルトの勤務時間パターンを作成するには、Worker.datファイルに次の命令を含めます。SET CREATE_DEFAULT_WORKING_HOUR_PATTERN Y

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Page 116: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

多数のアサイメント・レコードをロードするが、就業者オブジェクトの勤務時間パターン・コンポーネントをロードしない場合に、デフォルトの勤務時間パターンの自動作成が役立つことがあります。このデフォルト・レコードが存在するようになると、就業者オブジェクトの勤務時間パターン・コンポーネントをロードすることによって、各就業者の情報でこれを更新できます。

関連トピック

ファイル行命令およびファイル弁別子: 説明

SET命令

アサイメント適格ジョブのロード: 例就業者アサイメントでは、就業者が適格である追加のジョブを識別できます。この機能は、追加のジョブの時間をレポートする必要がある就業者などに対して使用できます。単に、複数のジョブを持つ就業者の追加のジョブを追跡するために、これを使用することもできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して就業者オブジェクトのアサイメント適格ジョブ・コンポーネントを作成および更新する方法について、例を示して説明します。

アサイメント適格ジョブ・コンポーネントをロードするには、次の条件があります。

アサイメント・ジョブがターゲット環境に存在する必要があります。

軽減タイプが導出の場合は、ジョブ・ファミリがターゲット環境に存在する必要があります。

軽減タイプは手動または導出にできます。

軽減タイプが導出の場合は、就業者のアサイメントのジョブ・ファミリに属するジョブのみを追加できます。導出の意味または参照コードORA_Dを使用して、ReliefType値を指定できます。

軽減タイプが手動の場合は、任意のジョブを追加できます。ManualRateとFrequencyの値を指定する必要があります。手動の意味または参照コードORA_Mを使用して、ReliefType値を指定できます。

また、適格ジョブの開始日は、アサイメント開始日より前にはしないでください。

HCMデータ・ローダーで処理するために、Worker.datファイルでアサイメント適格ジョブ・データをロードします。「適格ジョブの管理」ページで、選択した就業者のこのデータを確認できます。

アサイメント適格ジョブの作成次のWorker.datファイルの例では、ソース・キーを使用して、就業者のアサイメント適格ジョブを作成します。ReliefTypeは手動です。METADATA|AssignmentEligibleJob|AssignmentId(SourceSystemId)|JobId(SourceSystemId)|ToDate|FromDate|SourceSystemOwner|SourceSystemId| ReliefType|ManualRate|FrequencyMERGE|AssignmentEligibleJob|1031101972|100000011571171|2000/04/01|2000/01/01|VISION|TEST_RC_ut0001|ORA_M|11.7|Hourly

次のWorker.datファイルの例では、ソース・キーを使用して、就業者のアサイメント適格ジョブを作成します。ReliefTypeは導出です。METADATA|AssignmentEligibleJob|AssignmentId(SourceSystemId)|JobId(SourceSystemId)|ToDate|FromDate|SourceSystemOwner|SourceSystemId| ReliefTypeMERGE|AssignmentEligibleJob|1031101860|100000011571171|2000/04/01|2000/01/01|VISION|TEST_RC_ut0002|ORA_D

次のWorker.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して、就業者のアサイメント適格ジョブを作成します。ReliefTypeは手動です。このコンポーネントのユーザー・キー属性は、AssignmentNumber、JobCode、BusinessUnitShortCodeおよびEffectiveStartDateです。METADATA|AssignmentEligibleJob|AssignmentNumber|JobCode|ToDate|FromDate|BusinessUnitShortCode|ReliefType|ManualRate|FrequencyMERGE|AssignmentEligibleJob|TEST_ASG_ut0001|JOBOPMANCORE|2000/04/01|2000/01/01|Vision Corporation Enterprise|Manual|11.7|Hourly

アサイメント適格ジョブの更新

アサイメント適格ジョブのToDate属性の値のみを更新できます。次のWorker.datファイルの例では、ソース・キーを使用して、就業者のアサイメント適格ジョブを更新します。METADATA|AssignmentEligibleJob|AssignmentId(SourceSystemId)|JobCode|ToDate|FromDate|BusinessUnitShortCode|SourceSystemOwner| SourceSystemId|ReliefType|ManualRate|FrequencyMERGE|AssignmentEligibleJob|1031101972|JOBOPMANCORE|2001/04/01|2000/01/01|Vision Corporation Enterprise|VISION|TEST_RC_ut0001| Manual|11.7|Hourly

次のWorker.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して、就業者のアサイメント適格ジョブを更新します。METADATA|AssignmentEligibleJob|AssignmentNumber|JobCode|ToDate|FromDate|BusinessUnitShortCode|ReliefType|ManualRate|FrequencyMERGE|AssignmentEligibleJob|TEST_ASG_ut0001|JOBOPMANCORE|2001/04/01|2000/01/01|Vision Corporation Enterprise|Manual|11.7|Hourly

年功起算日のロード: 考慮する点年功起算日は、企業での就業者の勤続期間の計算の基になる日付です。福利厚生に対する就業者のステータス、ランクまたは付与は、その年功に依存する場合があります。年功起算日は、雇用主やジョブなどの特定のエンティティの就業者の時間に基づく場合があります。そのため、労働協約、国、部門、企業、等級、ジョブ、雇用主、事業所、ポジション、組合などの値に基づいて、年功ルールを構成できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して年功起算日をロードする方法に影響を与える要因について説明します。

年功起算日機能のバージョン

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Page 117: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

年功起算日機能には、V1、V2、V3という3つのバージョンがあります。次の表でそれぞれを説明します。

各バージョンの管理に使用するユーザー・インタフェース・タスク

HCMデータ・ローダーを使用して各バージョンの年功起算日を更新できるかどうか

バージョン ユーザー・インタフェース・タスク HCMデータ・ローダーを使用した更新就業者コンポーネント

V1 雇用関係の管理

注意: 企業および雇用主年功起算日のみを更新できます。はい 雇用関係

V2 年功起算日の管理、FastFormulaのサポートなし いいえ 適用なし

V3 年功起算日の管理、FastFormulaのサポートあり はい 年功起算日

注意: V3年功起算日に移行した後で、V1やV2を使用することはできません。このため、雇用関係コンポーネントで年功起算日をロードすることはできません。このトピックは、V3年功起算日に適用されます。

詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)のComparison Between Different Seniority Dates Versions (2414630.1)を参照してください。

「年功起算日の計算」プロセスの実行HCMデータ・ローダーを使用して就業者のV3年功レコードを更新できますが、作成はできません。更新する前に、「年功起算日の計算」プロセスを実行して、構成された年功起算日ルールに基づいて、就業者のデフォルトの年功レコードを作成する必要があります。HCMデータ・ローダーを使用して年功レコードを更新したら、「年功起算日の管理」ページで就業者の年功レコードを確認できます。

必須属性

次の表では、就業者オブジェクトの年功起算日コンポーネントに含めて年功起算日ルールに関連付ける必要がある属性値について説明します。これらの要件は、年功起算日ルールが構成されるレベルによって異なります。

年功起算日ルールのレベル 必須属性

雇用関係

次のいずれか:

PeriodOfServiceId

LegalEmployerName、DateStartおよびWorkerType

アサイメント

次のいずれか:

AssignmentId

AssignmentNumber

個人

次のいずれか:

PersonId

PersonNumber

ソース・キーを使用した年功起算日の更新V3年功レコードはHCMデータ・ローダーを使用して作成できないため、ソース・システム所有者がFUSIONであるデフォルトのソース・キーを持ちます。そのため、ソース・キーを使用して年功起算日を更新するには、次のことを行う必要があります。

HCM抽出の統合オブジェクト・ユーザー・キー抽出を使用して、デフォルトのソース・キーを抽出します。

ソース・キー・オブジェクトを使用してそれらを更新し、単一の年功起算日コンポーネントのすべてのソース・キー参照でソース・システム所有者が同じになるようにします。

関連トピック

様々な年功起算日バージョンの比較

年功起算日調整のロード: 例年功起算日は、企業での就業者の勤続期間の計算の基になる日付です。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してV3年功起算日を更新

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Page 118: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

する方法について、例を示して説明します。

次の表では、年功起算日のベースとなるエンティティを識別するために使用できる属性について説明します。代替のキー・タイプがあれば使用できます。たとえば、ジョブを識別するために、JobId値ではなく、ユーザー・キー(JobCodeとBusinessUnitShortCode)を使用できます。

エンティティ 識別属性

交渉団体 BargainingUnitCode

労働協約 CollectiveAgreementId

部門 DepartmentId

企業 BusinessUnitShortCode

等級 GradeId

等級ステップ GradeStepId

ジョブ JobId

雇用主 LegalEntityId

国別仕様 LegislationCode

事業所 LocationId

ポジション PositionId

組合メンバーシップ UnionId

ユーザー・キーを使用した年功起算日の更新

次のWorker.datファイルの例では、様々なアサイメント属性に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。ここでは、ユーザー・キーを使用して、年功起算日コンポーネントを参照します。これらの例で示すように、年功起算日を手動で調整するときはManualAdjustmentComments属性を含める必要があります。これらの例では、年功起算日ルールを個人レベルで構成しています。

次の例では、アサイメントに基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|JobCode|AssignmentNumberMERGE|SeniorityDate|JUN_A|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction| JOBCD7|E9990401

次の例では、部門に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|DepartmentNameMERGE|SeniorityDate|JUN_DEPARTMENT|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction| Commercial Sales

次の例では、企業に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentCommentsMERGE|SeniorityDate|JUN_ET|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction

次の例では、等級に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|GradeCodeMERGE|SeniorityDate|JUN_GRADE|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction| DHRX-AE-IC1

次の例では、ジョブに基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|JobCodeMERGE|SeniorityDate|JUN_JOB|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction|JOBCD7

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Page 119: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の例では、ジョブに基づいて、就業者の年功起算日を更新します(ただし、コードではなく年功起算日ルール名を使用します)。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|JobCodeMERGE|SeniorityDate|SeniorityDateJUnit Person Job|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise| 20|Data Correction|JOBCD7

次の例では、雇用主に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|LegalEmployerNameMERGE|SeniorityDate|JUN_LEMP|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction| Vision Corporation

次の例では、事業所に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|LocationCodeMERGE|SeniorityDate|JUN_LOCATION|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction| V1-_NEW_YORK_CITY_0_2450399170046

次の例では、ポジションに基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|PositionCodeMERGE|SeniorityDate|JUN_POSITION|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction| POSCD66

次の例では、雇用関係に基づいて、就業者の年功起算日を更新します。METADATA|SeniorityDate|SeniorityDateCode|PersonNumber|EntryDate|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|BusinessUnitShortCode| ManualAdjustmentDays|ManualAdjustmentComments|JobCode|WorkerType|LegalEmployerName|DateStartMERGE|SeniorityDate|JUN_WR|9990101|2012/01/01|2015/01/01|4712/12/31|Vision Corporation Enterprise|20|Data Correction|JOBCD7| E|Vision Corporation|2001/05/05

年功時間数のロード: 例時給就業者については、時間数で年功を計算します。これらの就業者についてアプリケーションで年功の計算を実行できるように、HCMデータ・ローダーを使用して年功時間数をロードします。Oracle Time and LaborやOracle Global Payrollなどの様々なソース(サードパーティ・アプリケーションを含む)から年功時間数を取得できます。年功時間数をロードする就業者アサイメントが存在し、ロードする時間数の開始日時点でアクティブである必要があります。データをロードする期間全体で時給である必要もあります。

ヒント: 「年功起算日の管理」ページで就業者のロードされたデータを確認できます。複数の就業者のロードされたデータを確認するために、PER_SENIORITY_HOURS表を問い合せることができます。

このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを作成、更新および削除する方法について、例を示して説明します。

年功時間数の作成

次のWorker.datファイルの例では、ソース・キーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを作成する方法を示します。METADATA|SeniorityHour|AssignmentId(SourceSystemId)|ToDate|FromDate|Hours|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE|SeniorityHour|1031101972|2001/01/01|2000/01/01|500|VISION|UT00214

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次のWorker.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを作成する方法を示します。このコンポーネントのユーザー・キー属性は、AssignmentNumberおよびFromDateです。METADATA|SeniorityHour|AssignmentNumber|ToDate|FromDate|HoursMERGE|SeniorityHour|E00214|2001/01/01|2000/01/01|500

年功時間数の更新

次のWorker.datファイルの例では、ソース・キーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを更新する方法を示します。METADATA|SeniorityHour|AssignmentId(SourceSystemId)|ToDate|FromDate|Hours|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE|SeniorityHour|1031101972|2001/01/01|2000/01/01|600|VISION|UT00214

次のWorker.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを更新する方法を示します。METADATA|SeniorityHour|AssignmentNumber|ToDate|FromDate|HoursMERGE|SeniorityHour|E00214|2001/01/01|2000/01/01|600

年功時間数の削除

次のWorker.datファイルの例では、ソース・キーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを削除する方法を示します。METADATA|SeniorityHour|AssignmentId(SourceSystemId)|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|SeniorityHour|1031101972|VISION|UT00214

次のWorker.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して就業者オブジェクトの年功時間数コンポーネントを削除する方法を示します。METADATA|SeniorityHour|AssignmentNumber|ToDate|FromDate|Hours

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Page 120: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

DELETE|SeniorityHour|E00214|2001/01/01|2000/01/01|500

契約更新のロード: 例必要に応じて、就業者の作成時に、就業者オブジェクトの契約コンポーネントを指定します。契約コンポーネントは、後でロードできません。ただし、契約を交わした就業者の契約更新をロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して契約更新をロードする方法について説明します。

契約更新のロード

次のルールが適用されます。

関連する雇用条件、アサイメント、契約の各コンポーネントを同じWorker.datファイルにロードする必要があります。

3ついずれのコンポーネントでも、EffectiveStartDate属性とEffectiveEndDate属性の値が同じである必要があります。

EffectiveStartDate値は、更新期間の開始日です。この値は、最後の契約期間の予定終了日に1日加えた値である必要があります。つまり、契約期間と契約期間の間にギャップがあってはいけません。

この契約レコードが最新のレコードである場合は、EffectiveEndDate値を終了時間にする必要があります。契約終了日にはできません。

次のように、更新期間を指定できます。

契約コンポーネントのExtensionPeriod属性とExtensionPeriodUnits属性に指定します。

これらの属性を使用することをお薦めします。この場合、新しい予定終了日が自動的に計算されます。

雇用条件コンポーネントのProjectedEndDate属性に指定します。この日付に基づいて更新期間と単位が自動的に計算されます。

両方の値を指定すると、ProjectedEndDate属性の値が使用されます。

雇用条件コンポーネントとアサイメント・コンポーネントのActionCode属性の値を処理タイプEMPL_CONTRACT_EXTNに関連付ける必要があります。

HCMデータ・ローダーを使用して契約更新レコードを削除することはできません。

次の例は、契約更新の雇用条件、アサイメント、契約の各コンポーネントをロードする方法を示しています。METADATA|WorkTerms|SourceSystemOwner|PersonId(SourceSystemId)|PeriodOfServiceId(SourceSystemId)|SourceSystemId|AssignmentId| EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange|ActionCode|ProjectedEndDateMERGE|WorkTerms|FUSION|300100162474267|300100162474475|300100162474482|300100162474482|2011/01/31|4712/12/31|1|Y| CONTRACT_EXTENSION|2011/05/10METADATA|Assignment|SourceSystemOwner|PersonId(SourceSystemId)|PeriodOfServiceId(SourceSystemId)|WorkTermsAssignmentId (SourceSystemId)|SourceSystemId|AssignmentId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange| ActionCodeMERGE|Assignment|FUSION|300100162474267|300100162474475|300100162474482|300100162474487|300100162474487|2011/01/31|4712/12/31| 1|Y|CONTRACT_EXTENSIONMETADATA|Contract|SourceSystemOwner|PersonId(SourceSystemId)|PersonNumber|AssignmentId(SourceSystemId)|SourceSystemId|ContractId| EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ExtensionPeriod|ExtensionPeriodUnitsMERGE|Contract|FUSION|300100162474267|960000000000615|300100162474482|300100162474490|300100162474490|2011/01/31|4712/12/31|100|D

就業者のデフォルト費用勘定のロード: 例Oracle Expenses Cloudを使用するすべての就業者に対して、デフォルト費用勘定が定義される必要があります。デフォルト費用勘定キー・フレックスフィールドは、就業者オブジェクトのアサイメント・コンポーネントで使用できます。このトピックでは、就業者アサイメントで就業者のデフォルト費用勘定をロードする方法について説明します。

アサイメントでのデフォルト費用勘定のロード

費用勘定に複数のセグメントが構成されている場合、連結された値を指定します。次の例に示すように、費用勘定に対して構成されているセパレータを使用してセグメント値を区切ります。METADATA|Assignment|AssignmentNumber|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange|ActionCode| BusinessUnitId|DepartmentName|LocationCode|PrimaryAssignmentFlag|JobCode|GradeCode|DefaultExpenseAccount| WorkTermsAssignmentId(SourceSystemId)|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE|Assignment|E10020592|2012/08/13|2015/04/30|1|Y|MIGRATED|300000001934525|5005 - ICT|GB|N|ICT Manager|M|5101.0000.3030.0000.231200.0000.00000000.0000.0000|10020592_WORKTERMS|VISION|10020592_ASSIGNMENTMERGE|Assignment|E10020592|2015/05/01|4712/12/31|1|Y|MIGRATED|300000001934525|5005 - ICT|GB|Y|ICT Manager|M|5101.0000.3030.0000.231200.0000.00000000.0000.0000|10020592_WORKTERMS|VISION|10020592_ASSIGNMENT

就業者のロードに関するFAQ

個人国別識別子をロードするには、どうすればよいですか。

個人国別識別子コンポーネントのNationalIdentifierNumber属性で指定する値に、書式設定文字を含める必要があります。たとえば、米国の社会保障番号987-65-4322をロードするには、ハイフンを含める必要があります。987654322のような数値は指定しないでください。国固有の書式設定を省略すると、チェックが国別識別子に基づくときは、重複する個人レコードが検出されません。

個人電話番号をロードするには、どうすればよいですか。

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Page 121: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

個人電話番号コンポーネントのPhoneNumber属性で指定する値に、書式設定文字を含める必要があります。たとえば、UIで米国の電話番号650.555.0185を入力するには、「市外局番」フィールドに650、「番号」フィールドに555-0185を入力します。HCMデータ・ローダーを使用してこの番号をロードする場合は、PhoneNumber属性に値555-0185を指定する必要があります。

書式設定の要件は国別仕様によって異なります。HCMデータ・ローダーを使用して個人電話番号をロードする場合は、常に、ハイフンやピリオドなどの、国別仕様で指定された書式設定文字を含めます。

LegislationCode属性を含める場合は、必要に応じてCountryCodeNumber値を指定し、指定した国別仕様コードに対して有効な値にする必要があります。

アサイメントに試用期間値を指定するには、どうすればよいですか。ProbationPeriod値とProbationUnit値を指定することも、DateProbationEnd値を指定することもできます。

ProbationPeriodおよびProbationUnitを指定した場合、DateProbationEnd値は自動的に計算されます。

DateProbationEndを指定した場合、ProbationPeriod値とProbationUnit値は自動的に計算されます。

3つすべての属性に値を指定した場合は、エラーが発生します。

更新17Dまでは、DateProbationEndを指定しても、ProbationPeriod値とProbationUnit値は自動的に計算されませんでした。また、3つすべての属性を指定した場合は、DateProbationEnd値が自動的に計算され、ユーザーが指定した値は破棄されていました。これらのエラーは修正されました。

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Page 122: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 就業者関連オブジェクトのロード

10就業者関連オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

割付チェックリストのロード: 例

職責範囲のロード: 説明

文書レコードのロード: 説明

時間レコード・グループのロード: 説明

時間レコード・グループのロード: 例

ユーザーの更新要求のロード: 説明

ユーザーの更新要求のロード: 例

就業者スケジュールのロード: 説明

就業者スケジュールの作成: 例

就業者スケジュールの更新: 例

就業者関連オブジェクトのロードに関するFAQ

割付チェックリストのロード: 例割付チェックリストは、1つ以上の就業者に割り当てられた、チェックリスト・テンプレートの特定のインスタンスです。チェックリストには、就業者が実行する必要があるタスクが含まれます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して割付チェックリストをロードする方法について説明します。

割付チェックリストの作成

次のAllocateChecklist.datファイルの例では、同じ個人に対して2つの割付チェックリストを作成します。チェックリスト1について連絡先とコンテンツの各コンポーネントが作成され、チェックリスト2について通知要求があるタスク・コンポーネントが作成されます。すべてのコンポーネントがユーザー・キーによって参照されます。COMMENT Create two allocated checklistsMETADATA|AllocateChecklist|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|ChecklistInstance|PersonNumber|AllowAutoAllocationMERGE|AllocateChecklist|Checklist_1|US|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING|1|8153818|NMERGE|AllocateChecklist|Checklist_2|US|ONBOARD|1|8153818|NCOMMENT Create checklist contactsMETADATA|AllocateChecklistContacts|ContactTitleCode|ContactType|PersonNumber|Country|ChecklistName|ChecklistCategory| ChecklistInstanceMERGE|AllocateChecklistContacts|ORA_ONB_ONBOARDING_SPONSOR|ORA_ONB_LN_MGR|8153818|US|Checklist_1|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING|1COMMENT Create checklist contentsMETADATA|AllocateChecklistContents|ContentType|ChecklistName|ChecklistCategory|ChecklistInstance|PersonNumber|ContentDefnCode| CountryMERGE|AllocateChecklistContents|ORA_ONB_EVENT|Checklist_1|ORA_ONB_ENT_ONBOARDING|1|8153818|CHKLIST_CONT_DEF67|USCOMMENT Create allocated checklist tasksMETADATA|AllocateChecklistTask|TaskName|ChecklistName|Country|ChecklistCategory|ChecklistInstance|PersonNumber|MandatoryFlag| TaskPerformerPersonNumber|TaskOwnerPersonNumberMERGE|AllocateChecklistTask|TaskChecklist_2|Checklist_2|US|ONBOARD|1|8153818|Y|8153818|8153818COMMENT Create allocated checklist task notifications METADATA|AllocateChecklistTaskNotifications|NotifyOwner|NotifyPerformer|TaskEvent|ChecklistName|ChecklistCategory|ChecklistInstance| Country|PersonNumber|TaskNameMERGE|AllocateChecklistTaskNotifications|Y|Y|ORA_CHK_TASK_ASSIGN|Checklist_2|ONBOARD|1|US|8153818|TaskChecklist_2

HCMデータ・ローダーを使用して割付チェックリストをロードするときには、次のルールが適用されます。

チェックリストおよびタスクの適格プロファイルは評価されません。

チェックリスト・タスクに対してワークフロー通知がトリガーされません。

割付は、.datファイルで指定された割付日に関係なく、即時に発生します。

関連トピック

チェックリスト・テンプレートのロード: 説明

職責範囲のロード: 説明職責範囲は、就業者がそのジョブの一部として負う職責です。このような職責には、国や部門などのスコープが定義されています。たとえば、就業者は次のようになる場合があります。

組織のグループの人事担当者

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Page 123: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

指定したジョブを持つ就業者の福利厚生担当者

ドイツの就業者の組合代表

個人レコードへのアクセスを保護する方法として、職責範囲を使用することをお薦めします。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して個人の職責範囲をロードする方法について説明します。AreasOfResponsibility.datファイルを使用します。

職責タイプ

職責範囲をロードする前に、職責タイプがターゲット環境に存在する必要があります。デフォルトでは、次の5つの職責タイプを使用できますが、ビジネス・ニーズにあわせて独自に追加できます。

福利厚生担当者

人事担当者

給与担当者

採用

組合代表

職責タイプは、参照タイプPER_RESPONSIBILITY_TYPESに対して検証されます。

職責名

職責名は、個人と職責タイプの組合せに対して一意である必要があります。

職責のスコープ

職責範囲をロードする前に、ビジネス・ユニット、雇用主、部門、事業所などの職責のスコープで使用できる各種属性が存在する必要があります。たとえば、職責範囲のスコープとして事業所を識別するには、事前にその事業所が存在する必要があります。

職責範囲の削除HCMデータ・ローダーを使用して、職責範囲を削除できます。ただし、職責範囲を削除することで意図しない結果が発生しないことを確認してください。たとえば、就業者の個人レコードに対する保護されたアクセスの基になる職責範囲を削除すると、その保護されたアクセスが失われる場合があります。

関連トピック

職責範囲: 説明

個人レコードの保護: 考慮する点

文書レコードのロード: 説明文書レコードには、ビザ、免許、診断書などの、個人の文書に関する情報が格納されます。文書レコードには、文書レコードの電子版を添付ファイルとして含めることができます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して個人の文書レコードおよび文書レコード添付コンポーネントをロードする方法について説明します。

文書タイプ

文書レコードは、特定の文書タイプに対して存在します。ターゲット環境にその文書タイプが存在することを確認する必要があります。文書タイプの定義によって、サポートされる属性および必須属性が識別されます。

添付ファイル

文書レコード添付コンポーネントには、個人の文書の電子版が保持されます。次のものを指定するには、属性URLorTextorFilenameを使用します。

URL (DataTypeCodeがWEB_PAGEの場合)

テキスト(DataTypeCodeがTEXTの場合)

ファイル名(DataTypeCodeがFILEの場合)

添付ファイルをアップロードする場合は、関連する文書レコードを含むDocumentsOfRecord.datファイルと同じ.zipファイルにこれらを格納する必要があります。すべての添付ファイルは、BlobFilesというサブディレクトリに配置する必要があります。このサブディレクトリの名前は、添付ファイルが保持されるBLOBデータ型書式に由来します。文書レコード添付コンポーネントのFile属性で、添付ファイルの名前を指定します。

文書レコードのロード

文書レコード・データをDocumentsOfRecord.datファイルに指定します。次のDocumentsOfRecord.datファイルの例では、個人のパスポート文書を作成して、パスポートのPDFファイルを添付ファイルとして含めます。ここでは、ソース・キーを使用して文書レコードと添付ファイルの両方が識別さ

123

Page 124: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

れます。METADATA|DocumentsOfRecord|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|DocumentCode|DocumentName|DateFrom|DateTo| IssuingAuthority|IssuedDate|IssuingCountryMERGE|DocumentsOfRecord|VISION|56883|134003891|PASSPORT_2442|UK Passport|2012/04/03|2022/04/03|United Kingdom Passport Control| 2012/04/03|UKMETADATA|DocumentAttachment|SourceSystemOwner|SourceSystemId|DocumentsOfRecordId(SourceSystemId)|DataTypeCode|URLorTextorFileName|FileMERGE|DocumentAttachment|VISION|90982|56883|FILE|Passport_2442|JSmithPassport.pdf

文書レコードの削除HCMデータ・ローダーを使用して、文書レコード・オブジェクトを削除できます。文書レコードを削除すると、関連するすべての添付ファイル・レコードが自動的に削除されます。必要に応じて、添付ファイルのみを削除できます。

次のDocumentsOfRecord.datファイルの例では、既存の文書レコードを削除します。ここでは、ソース・キーを使用して文書レコードが識別されます。METADATA|DocumentsOfRecord|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|DocumentsOfRecord|VISION|56883

関連トピック

イメージ、添付ファイルおよび大きい文字列のロード: 説明

時間レコード・グループのロード: 説明時間レコード・グループには、関連する時間入力、つまり、ある週次のタイム・カードでレポートされるすべての時間入力などが含まれます。HCMデータ・ローダーを使用して、承認された時間レコード・グループ、つまり履歴データのみをロードできます。アップロード後に時間レコード・グループを編集することはできません。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して時間レコード・グループを正常にロードするために理解する必要がある時間レコード・グループ・オブジェクトの側面について説明します。

時間レコード・グループのロードの準備

時間レコード・グループをロードするには、次のことが必要になります。

Oracle Fusion Time and Laborの設定が完了している必要があります。

それぞれに有効な就業者アサイメントがある関連する個人レコードが、ターゲット環境に存在する必要があります。

就業者時間処理プロファイルが、タイム・カード詳細をロードする就業者ごとに存在する必要があります。時間処理プロファイルによって、タイム・カード・データのその他のコンシューマが識別される場合があります。

Oracle Fusion Global Payrollがタイム・カード・データのコンシューマである場合、関連する給与エレメント・エントリが存在する必要があります。

Oracle Fusion Project Costingがタイム・カード・データのコンシューマである場合、関連するプロジェクト原価計算設定データが存在する必要があります。

また、次のものが必要になる場合もあります。

時間ルール。ロードされるデータに検証や計算が必要な場合

就業者時間入力プロファイル。就業者または勤怠管理マネージャが、ロードされたデータをアプリケーションで表示できる場合

キーの指定

時間レコード・グループ・オブジェクトではソース・キーはサポートされません。このため、時間レコード・グループを作成するとき、ユーザー・キーを指定します。

事前定義済時間属性の問合せ

事前定義済の時間属性およびそのデータ型はユーザー・インタフェースでは表示されません。時間属性名を問い合せるには、次のSQL問合せを使用します。SELECT ATRB.NAME, ATRB.DISPLAY_NAME, ATRB.CLASS, ATRB.ATTRIBUTE_TYPEFROM HWM_TM_ATRB_FLDS_VL ATRBWHERE ATRB.ATTRIBUTE_CATEGORY NOT IN ('TIME_BUILDING_BLOCK', 'TIME_RECORD','TIME_RECORD_GROUP');

次の表は、この問合せからの結果の例を示しています。

属性名 属性表示名 属性クラス属性データ型

PJC_PROJECT_IDプロジェクト SIMPLE Number

PayrollTimeType 給与時間タイプMASTER Varchar

時間レコード・グループの更新

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Page 125: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

時間レコード・グループを更新する場合は、変更されたレコードだけでなく、TimeRecordGroup.datファイルに時間レコード・グループ・オブジェクト全体を指定する必要があります。

時間レコード・グループの削除

サロゲートIDを使用して時間レコード・グループ・オブジェクトを識別している場合、HCMデータ・ローダーを使用してこれを削除できます。時間レコード・グループ・オブジェクトを削除すると、その子コンポーネントも削除されます。オブジェクトの個々のコンポーネントを削除することはできません。次のTimeRecordGroup.datファイルの例では、時間レコード・グループとその子コンポーネントを削除します。ここでは、サロゲートIDによってレコードが参照されます。METADATA|TimeRecordGroup|TimeRecordGroupId|ResourceId|ResourceType|TcStartTime|TcStopTime|GroupType|SubResourceIdDELETE|TimeRecordGroup|100000001|100000008153756|PERSON|2010/01/04 00:00:01|2010/01/09 23:59:59|RPTD_TIME|100000008154060

既存オブジェクトのサロゲートIDを取得するには、HCMデータ・ローダー抽出の統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出を使用します。

関連トピック

HCMデータ・ローダー抽出: 説明

時間レコード・グループのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して時間レコード・グループ・オブジェクトを作成する方法について説明します。

時間レコード・グループの作成

次のTimeRecordGroup.datファイルの例では、同じアサイメントに対して2つの時間レコード・グループを作成します。ここでは、ユーザー・キーによって個人およびアサイメントが参照されます。METADATA|TimeRecordGroup|GroupType|ResourceType|PersonNumber|AssignmentNumber|TcStartTime|TcStopTimeMERGE|TimeRecordGroup|RPTD_TIME|PERSON|8153756|EEEE8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59METADATA|TimeRecord|GroupType|ResourceType|PersonNumber|TcStartTime|TcStopTime|OrderEntered|StartTime|StopTime|TmRecType|AssignmentNumber|

Measure|UnitOfMeasureMERGE|TimeRecord|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|1|2010/02/01 09:00:01|2010/02/01 13:00:01|RANGE| EEEE8153756|4|HRMERGE|TimeRecord|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|2|2010/02/02 09:00:01|2010/02/02 13:00:01|RANGE| EEEE8153756|4|HRMERGE|TimeRecord|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|3|2010/02/03 09:00:01|2010/02/03 13:00:01|RANGE| EEEE8153756|4|HRMERGE|TimeRecord|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|4|2010/02/04 09:00:01|2010/02/04 13:00:01|RANGE| EEEE8153756|4|HRMERGE|TimeRecord|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|5|2010/02/05 09:00:01|2010/02/05 13:00:01|RANGE| EEEE8153756|4|HRMETADATA|TimeRecordGroupAttribute|GroupType|ResourceType|PersonNumber|TcStartTime|TcStopTime|AttributeName|AttributeDataType| AttributeStringValueMERGE|TimeRecordGroupAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|Comment|String| Create Timecard for 2 week of year 2010METADATA|TimeRepositoryAttribute|GroupType|ResourceType|PersonNumber|TcStartTime|TcStopTime|OrderEntered|AttributeName|AttributeDataType| AttributeStringValue|AttributeBigDecimalValueMERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|1|PayrollTimeType|STRING|ZOTL_Regular|MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|1|LDG_ID|BIG_DECIMAL||202MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|2|PayrollTimeType|STRING|ZOTL_Regular|MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|2|LDG_ID|BIG_DECIMAL||202MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|3|PayrollTimeType|STRING|ZOTL_Regular|MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|3|LDG_ID|BIG_DECIMAL||202MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|4|PayrollTimeType|STRING|ZOTL_Regular|MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|4|LDG_ID|BIG_DECIMAL||202MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|5|PayrollTimeType|STRING|ZOTL_Regular|MERGE|TimeRepositoryAttribute|RPTD_TIME|PERSON|8153756|2010/02/01 00:00:01|2010/02/06 23:59:59|5|LDG_ID|BIG_DECIMAL||202

この例は次のことを示しています。

すべてのコンポーネントのGroupType属性値がRPTD_TIMEである必要があります。

すべてのコンポーネントのResourceType属性値がPERSONである必要があります。

オブジェクトのすべての子コンポーネントのTcStartTimeおよびTcStopTime属性値が、親の時間レコード・グループ・オブジェクトのこれらの属性値と一致している必要があります。

時間リポジトリ属性コンポーネントとその親の時間レコード・コンポーネントの両方のOrderEntered属性に、同じ値を指定する必要があります。

ユーザーの更新要求のロード: 説明ユーザー・オブジェクトを使用して、既存のOracle HCM Cloudユーザー・アカウントを更新する要求を作成します。このトピックでは、どのようなときにユーザー・オブジェクトの各コンポーネントを使用するかについて説明します。また、その使用に関する制限についても説明します。

ユーザー・コンポーネント

次の要求を作成する場合は、ユーザー・コンポーネントを使用できます。

ユーザー名の更新。

ユーザーの停止またはアクティブ化。

ユーザーへの単一ロールの追加またはユーザーからの単一ロールの削除。

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Page 126: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

特定の状況でのユーザー・アカウントの作成。

ユーザー・アカウントの削除。

PER_USERS表のCredentialsEmailSent値を更新する場合も、このコンポーネントを使用します。この値は、アカウントとパスワードの詳細がユーザーに送信されたかどうかを記録します。有効な値はYおよびNです。Eメールが送信された後は、この値をリセットするまで再送信できません。たとえば、ユーザー・パスワードをリセットする場合は、「ユーザー名およびパスワードEメール通知の送信」プロセスを実行できます。これを行う前に、このユーザーに新しいパスワードが通知されるように、CredentialsEmailSentをNに設定できます。そうしない場合は、通知されません。

ユーザー・ロール・コンポーネント

ユーザー・ロール・コンポーネントは、ユーザー・オブジェクトの子です。ユーザーに対して複数のロールを追加または削除する場合は、ユーザー・ロール・コンポーネントを使用します。単一ロールを追加または削除する場合は、ユーザー・コンポーネントを使用します。

ユーザー・アカウントの作成「ユーザー・アカウント作成」企業オプションの設定によっては、一括してロードされた就業者に対してユーザー・アカウントを自動的に作成できます。ただし、個々の就業者に対して、ユーザー・アカウントが作成されないようにしている可能性があります。または、なんらかの理由でこの作成が失敗した可能性があります。このような場合は、ユーザー・オブジェクトを使用してユーザー・アカウントを要求できます。

注意: ユーザー・アカウントを要求する場合、ユーザー・オブジェクトは例外としてのみ使用できます。標準の方法は、就業者を作成するときにユーザー・アカウントを要求する方法です。

「ユーザー・アカウント作成」企業オプションによってユーザー・アカウントの自動作成が有効になっている場合にのみ、ユーザー・オブジェクトを使用してユーザー・アカウントを作成できます。

ユーザー・アカウントの削除

ユーザー・アカウントを削除する必要がある場合があります。たとえば、誤った書式でユーザー名を作成した場合などです。テスト環境と本番環境の両方で、ユーザー・アカウントを、そのステータスに関係なく削除できます。ユーザーおよびロール・プロビジョニングの各オプションが、ユーザー・アカウントの削除に影響を及ぼすことはありません。たとえば、削除要求は抑制できません。

ヒント: ユーザーは、LDAPディレクトリからも、PER_USERS、PER_USER_ROLESおよびPER_USER_HISTORYのレコードからも削除されます。そのため、ユーザー名を再利用できます。ユーザー・アカウントは、セキュリティ・コンソールで再作成することも、「ユーザーの管理」タスクの使用またはユーザー・オブジェクトのロードによって再作成することもできます。

「待ち状態のLDAP要求の送信」の実行ユーザーの更新要求のロード後に、「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスを実行して、LDAPディレクトリ・サーバーに配信できます。このプロセスを毎日実行するようにスケジュールすることをお薦めします。CredentialsEmailSentインジケータの更新後にこのプロセスを実行する必要はありません。

関連トピック

待ち状態のLDAP要求の送信: 説明

ユーザーの更新要求のロード: 例既存のユーザーおよびロールを管理するには、ユーザー・オブジェクトを使用します。このトピックでは、いくつかの一般的なユーザーの更新要求の作成方法を示す例を示しています。

ユーザーの更新

次の例では、指定した個人番号で識別されたユーザーのユーザー名を更新する要求を作成します。METADATA|User|PersonNumber|UsernameMERGE|User|12312|[email protected]

次の例では、アクティブ・ユーザーを停止する要求を作成します。METADATA|User|PersonNumber|SuspendedMERGE|User|12312|Y

次の例では、停止されたユーザーをアクティブ化する要求を作成します。METADATA|User|PersonNumber|SuspendedMERGE|User|12312|N

次の例では、ユーザー資格証明を含むEメールがユーザーに送信されるかどうかを決定するCredentialsEmailSentインジケータを更新します。CredentialsEmailSentインジケータがYの場合、Eメールは送信されません。インジケータがNの場合、Eメールが送信されます。この例では、インジケータがYからNに変更されます。METADATA|User|PersonNumber|CredentialsEmailSentMERGE|User|12312|N

ユーザー・ロールの更新

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Page 127: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

単一ロールを追加する場合は、ユーザー・コンポーネントを使用します。ロール名ではなく、ロール・コードを指定します。たとえば、EmployeeではなくORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACTを指定して、従業員ロールを追加します。無効なロール・コードを指定すると、要求は作成されますが、ロールのプロビジョニングの試行は失敗します。

次の例では、ユーザーに単一ロールを追加する要求を作成します。METADATA|User|PersonNumber|RoleCommonName|AddRemoveRoleMERGE|User|12312|ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT|ADD

次の例では、ユーザーに複数のロールを追加する要求を作成します。ユーザー・ロール・コンポーネントを使用して、複数のロールを追加します。METADATA|User|PersonNumberMERGE|User|12312METADATA|UserRole|PersonNumber|RoleCommonName|AddRemoveRoleMERGE|UserRole|12312|ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT|ADDMERGE|UserRole|12312|ORA_PER_LINE_MANAGER_ABSTRACT|ADD

次の例では、ユーザーから単一ロールを削除する要求を作成します。ユーザー・コンポーネントを使用して、単一ロールを削除します。METADATA|User|PersonNumber|RoleCommonName|AddRemoveRoleMERGE|User|12312|ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT|REMOVE

次の例では、ユーザーから複数のロールを削除する要求を作成します。ユーザー・ロール・コンポーネントを使用して、複数のロールを削除します。METADATA|User|PersonNumberMERGE|User|12312METADATA|UserRole|PersonNumber|RoleCommonName|AddRemoveRoleMERGE|UserRole|12312|ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT|REMOVEMERGE|UserRole|12312|ORA_PER_LINE_MANAGER_ABSTRACT|REMOVE

ユーザー・アカウントの作成

限定的な状況では、ユーザー・オブジェクトを使用してユーザー・アカウントを作成できます。たとえば、次のようになります。

就業者オブジェクトのロード中に、ユーザー・アカウントを要求する試行が失敗しました。

ロードした就業者について、誤りが発生したか意図的に、個人ユーザー情報コンポーネントのGeneratedUserAccountFlag属性がNに設定されました。

ユーザー・アカウントの作成は、2ステップのプロセスです。

1. ユーザーを作成します。

2. ユーザーをアクティブ化して、ロールを追加します。

次の例では、指定した個人番号のユーザー・アカウントを作成する要求を作成します。必要に応じて、ユーザー名を指定することもできます。ユーザー名を指定しない場合、ユーザー名は、セキュリティ・コンソールで指定したデフォルトの形式で生成されます。アカウントが存在するようになると、ロールが指定されていないため、すぐに停止されます。METADATA|User|PersonNumber|GenerateUserAccountMERGE|User|12312|Y

次の例では、ユーザー・アカウントをアクティブ化して、アカウントがアクティブなままになるようにロールを追加します。METADATA|User|PersonNumber|SuspendedMETADATA|UserRole|PersonNumber|RoleCommonName|AddRemoveRoleMERGE|User|12312|NMERGE|UserRole|12312|ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT|ADDMERGE|UserRole|12312|ORA_PER_LINE_MANAGER_ABSTRACT|ADD

ヒント: 「待ち状態のLDAP要求の送信」が次回実行されるまで、ユーザーの更新要求は処理されません。プロセスがスケジュールされていない場合は、実行することを覚えておいてください。

ユーザー・アカウントの削除

次の例では、指定した個人番号の就業者のユーザー・アカウントを削除します。METADATA|User|PersonNumberDELETE|User|12312

就業者スケジュールのロード: 説明就業者スケジュールによって、指定した期間の就業者のシフト・パターンが定義されます。HCMデータ・ローダーを使用して就業者スケジュールをロードするには、スケジュール要求オブジェクトを使用します。このトピックでは、正常にロードするために理解する必要がある就業者スケジュールのいくつかの側面について説明します。

就業者スケジュールのロードの準備

就業者スケジュールをロードする前に、シフト・コードとスケジューラ・プロファイルを定義する必要があります。必要に応じて、シフト・レイアウトを定義することもできます。次の表は、関連するタスクを示しています。これらのタスクは、「時間管理」作業領域で実行します。

タスク 摘要

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Page 128: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

シフト・プロパティの管理 すべてのシフトのシフト・コードを定義します

スケジューラ・プロファイルの管理

スケジューラ・プロファイルを定義します。ロード対象のシフトに該当するそれぞれの就業者がスケジューラ・プロファイルに含まれることを確認します。

レイアウト・セットの管理

ロードされる時間属性のシフト・レイアウトを定義します。このタスクはオプションです。シフト・レイアウトを定義しない場合、時間属性はロードできるもののアプリケーションで表示されません。

スケジューラと就業者に対して通知を設定して有効にすることもできます。次の表は、通知を示しています。これらの通知は、「アラート・コンポーザ」作業領域で構成します。

通知 摘要

HTS就業者シフト・インポート済新しいスケジュールがロードされるときに、マネージャとスケジューラに送信されます

HTSスケジュール公開 新しいスケジュールが公開されるときに、就業者に送信されます

ヒント: スケジュール要求をロードするときにスケジュール・イベント・コンポーネントのWorkerNotification属性を設定して、就業者通知を有効または無効にすることもできます。

就業者スケジュールがロードされる方法

他のほとんどのHCMデータ・ローダー・ビジネス・オブジェクトとは異なり、就業者スケジュールがHCMデータ・ローダー・ステージ表からアプリケーション表にロードされることはありません。かわりに、就業者スケジュールはHCMデータ・ローダー・ステージ表からスケジュール・ステージ表にロードされます。その後、「インポートされたシフトの処理」プロセスを実行して、計画スケジュール表または計画および公開済スケジュール表に就業者スケジュールをロードする必要があります。「インポートされたシフトの処理」プロセスは、「時間管理」作業領域の「予定プロセスの管理」タスクを使用して実行します。このプロセスの特徴は次のとおりです。

HCMデータ・ローダーとRESTサービスからの就業者のすべてのスケジュール・イベントをマージします

複数のスケジュール要求からの就業者のスケジュール・イベントを統合し、要求時間によってそれらを順序付けして、その順序で処理します

このアプローチでスケジュール要求オブジェクトをロードすると、データ整合性が維持されます。ただし、HCMデータ・ローダーからの基本的な検証エラーのみが表示されます。「インポートされたシフトの処理」でスケジュール要求オブジェクトがスケジュール表にロードされるときに、多くの検証が実行されます。

インポート・モード

スケジュール要求オブジェクトをロードする場合は、スケジュール・イベント・コンポーネントのImportMode属性をFULLまたはUPDATEに設定する必要があります。次の表では、インポート・モードについて説明しています。

インポート・モード

摘要

FULL就業者スケジュールの作成時にFULLモードを使用します。たとえば、実装中に就業者スケジュールをロードする場合にこのモードを使用します。モードがFULLの場合は、スケジュール・イベントのすべてのスケジュール・シフト・イベント・コンポーネントのShiftAction属性をCREATEに設定する必要があります。

UPDATE既存の就業者スケジュールを更新または削除する場合にUPDATEモードを使用します。モードがUPDATEの場合は、追加のシフトの作成、既存のシフトの更新または既存のシフトの削除を行うことができます。必要に応じて、スケジュール・シフト・イベント・コンポーネントのShiftAction属性を設定します。

ロードされたスケジュールの確認

勤怠管理マネージャおよびスケジューラは、「時間管理」作業領域でロードされたスケジュールを確認します。確認する内容は、次のとおりです。

計画スケジュール(「計画スケジュールの管理」ページ)

公開済スケジュール(「公開済スケジュールの表示」タスクを使用)

就業者は、カレンダおよび「時間」作業領域の「チーム・スケジュール」ページを使用して公開済スケジュールを表示します。

就業者スケジュールの作成: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して就業者スケジュールを作成する方法について、例を示して説明します。

128

Page 129: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

特定の週の就業者のスケジュールの作成

スケジュールを作成する就業者ごとに、スケジュール要求、スケジュール・イベントおよびスケジュール・シフト・イベントのコンポーネントをロードする必要があります。スケジュール・イベント・コンポーネントで、ImportMode属性をFULLに設定します。スケジュール・シフト・イベント・コンポーネントで、ShiftAction属性をCREATEに設定します。

次のScheduleRequest.datファイルの例では、指定した週の就業者のスケジュールを作成します。ここではユーザー・キーを使用します。METADATA|ScheduleRequest|ScheduleRequestNumber|RequestSource|RequestTimeMERGE|ScheduleRequest|SR1234501|3RD_PARTY_ABC|2017-01-01T13:25:20.010+01:00METADATA|ScheduleEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ImportMode|PersonNumber|PeriodStartDate|PeriodEndDate|AllowEdits| Publish|WorkerNotificationMERGE|ScheduleEvent|SR1234501|SE001|FULL|955160008182092|2017/01/01|2017/01/07|Y|Y|NMETADATA|ScheduleShiftEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ScheduleShiftEventNumber|ShiftAction|ReferenceDay|ShiftStartTime| ShiftEndTime|ShiftTimeNotWorked|ShiftCode|ShiftCategory|ShiftType|AllowEditsMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234501|SE001|SSE101|CREATE|2017/01/01|2017-01-01T09:00:00+01:00|2017-01-01T17:00:00+01:00|60|MORNTIME| WORK|TIME|NMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234501|SE001|SSE102|CREATE|2017/01/02|2017-01-02T09:00:00+01:00|2017-01-02T17:00:00+01:00|60|MORNTIME| WORK|TIME|NMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234501|SE001|SSE103|CREATE|2017/01/03|2017-01-03T09:00:00+01:00|2017-04-03T17:00:00+01:00|60|MORNTIME| WORK|TIME|NMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234501|SE001|SSE104|CREATE|2017/01/04|2017-01-04T09:00:00+01:00|2017-04-04T17:00:00+01:00|60|MORNTIME| WORK|TIME|NMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234501|SE001|SSE105|CREATE|2017/01/05|2017-01-05T09:00:00+01:00|2017-04-05T17:00:00+01:00|60|MORNTIME| WORK|TIME|NMETADATA|ScheduleShiftAttribute|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ScheduleShiftEventNumber|ScheduleShiftAttributeNumber| AttributeName|AttributeValueMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE101|SSA001|PayrollTimeType|WFM_PAY_REGULAR_USMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE101|SSA002|GD_Department_CHAR|1000MERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE102|SSA001|PayrollTimeType|WFM_PAY_REGULAR_USMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE102|SSA002|GD_Department_CHAR|1000MERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE103|SSA001|PayrollTimeType|WFM_PAY_REGULAR_USMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE103|SSA002|GD_Department_CHAR|1000MERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE104|SSA001|PayrollTimeType|WFM_PAY_REGULAR_USMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE104|SSA002|GD_Department_CHAR|1000MERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE105|SSA001|PayrollTimeType|WFM_PAY_REGULAR_USMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234501|SE001|SSE105|SSA002|GD_Department_CHAR|1000

特定の日の就業者のシフトの作成

就業者の単一のシフトを作成するには、スケジュール要求、スケジュール・イベントおよびスケジュール・シフト・イベントのコンポーネントをロードします。スケジュール・イベント・コンポーネントで、ImportMode属性をFULLに設定します。スケジュール・シフト・イベント・コンポーネントで、ShiftAction属性をCREATEに設定します。

次のScheduleRequest.datファイルの例では、特定の日の就業者のシフトを作成します。ここではユーザー・キーを使用します。METADATA|ScheduleRequest|ScheduleRequestNumber|RequestSource|RequestTimeMERGE|ScheduleRequest|SR1234502|3RD_PARTY_ABC|2017-01-01T13:25:20.010+01:00METADATA|ScheduleEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ImportMode|PersonNumber|PeriodStartDate|PeriodEndDate|AllowEdits| Publish|WorkerNotificationMERGE|ScheduleEvent|SR1234502|SE001|FULL|955160008272091|2017/01/01|2017/01/07|Y|Y|NMETADATA|ScheduleShiftEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ScheduleShiftEventNumber|ShiftNumber|ShiftAction|ReferenceDay| ShiftStartTime|ShiftEndTime|ShiftDuration|ShiftTimeNotWorked|ShiftCode|ShiftCategory|ShiftType|AllowEditsMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234502|SE001|SSE101|SN001|CREATE|2017/01/01|2017-01-01T06:00:00+01:00|2017-01-01T09:00:00+01:00||60| MORNTIME|WORK|TIME|NMETADATA|ScheduleShiftAttribute|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ScheduleShiftEventNumber|ScheduleShiftAttributeNumber| AttributeName|AttributeValueMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234502|SE001|SSE101|SSA001|PayrollTimeType|WFM_PAY_REGULAR_USMERGE|ScheduleShiftAttribute|SR1234502|SE001|SSE101|SSA002|GD_Department_CHAR|1000

注意: スケジュールを作成する場合、シフト番号はオプションです。通常、これらはサードパーティのスケジュール・システムによって生成されます。シフト番号は、シフトを更新または削除するときに指定する必要があります。

就業者スケジュールの更新: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して既存の就業者スケジュールを更新する方法について、例を示して説明します。

シフトの更新

既存のシフトを更新するには、スケジュール要求、スケジュール・イベントおよびスケジュール・シフト・イベントのコンポーネントをロードします。スケジュール・イベント・コンポーネントで、ImportMode属性をUPDATEに設定します。スケジュール・シフト・イベント・コンポーネントで、シフト番号を指定して、ShiftAction属性をUPDATEに設定します。

次のScheduleRequest.datファイルの例では、サードパーティ・アプリケーションからの既存の就業者のシフトを更新します。METADATA|ScheduleRequest|ScheduleRequestNumber|RequestSource|RequestTimeMERGE|ScheduleRequest|SR1234503|3RD_PARTY_ABC|2017-01-01T13:25:20.010+01:00METADATA|ScheduleEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ImportMode|PersonNumber|PeriodStartDate|PeriodEndDate|AllowEdits| Publish|WorkerNotificationMERGE|ScheduleEvent|SR1234503|SE001|UPDATE|955160008272091|2017/01/01|2017/01/07|Y|Y|NMETADATA|ScheduleShiftEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ScheduleShiftEventNumber|ShiftNumber|ShiftAction|ReferenceDay| ShiftStartTime|ShiftEndTime|ShiftTimeNotWorked|ShiftCode|ShiftCategory|ShiftType|AllowEditsMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234503|SE001|SSE101|SN001|UPDATE|2017/01/01|2017-01-01T07:00:00+01:00|2017-01-01T11:00:00+01:00|60| MORNTIME|WORK|TIME|N

シフトの削除

シフトを削除するには、スケジュール要求、スケジュール・イベントおよびスケジュール・シフト・イベントのコンポーネントをロードします。スケジュール・イベント・コンポーネントで、ImportMode属性をUPDATEに設定します。スケジュール・シフト・イベント・コンポーネントで、シフト番号を指定して、ShiftAction属性DELETEに設定します。

次のScheduleRequest.datファイルの例では、既存のシフトを削除します

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Page 130: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|ScheduleRequest|ScheduleRequestNumber|RequestSource|RequestTimeMERGE|ScheduleRequest|SR1234504|3RD_PARTY_ABC|2017-01-01T13:25:20.010+01:00METADATA|ScheduleEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ImportMode|PersonNumber|PeriodStartDate|PeriodEndDate|AllowEdits| Publish|WorkerNotificationMERGE|ScheduleEvent|SR1234504|SE001|UPDATE|955160008272091|2017/01/01|2017/01/07|Y|Y|NMETADATA|ScheduleShiftEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ScheduleShiftEventNumber|ShiftNumber|ShiftAction|ReferenceDay| ShiftStartTime|ShiftEndTime|ShiftDuration|ShiftTimeNotWorked|ShiftCode|ShiftCategory|ShiftType|AllowEditsMERGE|ScheduleShiftEvent|SR1234504|SE001|SSE101|SN001|DELETE|2017/01/01|2017-01-01T07:00:00+01:00|2017-01-01T11:00:00+01:00||60| MORNTIME|WORK|TIME|N

スケジュールの消去

就業者スケジュールを消去するには、スケジュール要求コンポーネントとスケジュール・イベント・コンポーネントをロードします。スケジュール・イベント・コンポーネントで、ImportMode属性をFULLに設定します。スケジュール・シフト・イベント・コンポーネントは指定していないため、「インポートされたシフトの処理」プロセスで、指定した期間のすべてのシフトが削除されます。

次のScheduleRequest.datファイルの例では、指定した期間の就業者の既存のシフトをすべて消去します。METADATA|ScheduleRequest|ScheduleRequestNumber|RequestSource|RequestTimeMERGE|ScheduleRequest|SR1234537|3RD_PARTY_ABC|2017-05-01T13:25:20.010+01:00METADATA|ScheduleEvent|ScheduleRequestNumber|ScheduleEventNumber|ImportMode|PersonNumber|PeriodStartDate|PeriodEndDate|AllowEdits| Publish|WorkerNotificationMERGE|ScheduleEvent|SR1234537|SE002|FULL|955160008182092|2017/05/01|2017/05/31|Y|Y|N

就業者関連オブジェクトのロードに関するFAQ

HCMデータ・ローダーを使用して割付チェックリストをロードできますか。

はい。チェックリスト・テンプレートと、チェックリストが割り付けられる就業者の両方が、ターゲット環境に存在する必要があります。

HCMデータ・ローダーを使用して作成された就業者に対して、チェックリストを自動的に割り付けることはできますか。

いいえ。チェックリストを就業者に割り付けるには、次のようにします。

就業者の割付チェックリスト・オブジェクトをロードします。

ユーザー・インタフェースの就業者にチェックリストを割り付けます。

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Page 131: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. ワーク・ストラクチャのロード

11ワーク・ストラクチャのロードこの章の内容は次のとおりです。

ワーク・ストラクチャのロード: 概要

労働協約のロード: 説明

等級のロード: 説明

等級ラダーのロード: 説明

等級レートのロード: 説明

ジョブのロード: 説明

ジョブ・ファミリのロード: 例

事業所のロード: 説明

組織のロード: 説明

ポジションのロード: 説明

HCMポジション階層のロード: 例

部門ツリーのロード: 説明

部門ツリー・ノードのロード: 説明

部門ツリー・ノードのロード: 例

組織ツリーのロード: 説明

組織ツリー・ノードのロード: 説明

組織ツリー・ノードのロード: 例

ワーク・ストラクチャのロード: 概要HCMデータ・ローダーを使用してロードできるワーク・ストラクチャには、等級、等級ラダー、等級レート、ジョブ、ジョブ・ファミリ、事業所、組織、ポジションおよびHCMポジション階層などがあります。このトピックでは、ほとんどまたはすべてのワーク・ストラクチャに適用される、いくつかの一般的な考慮事項について説明します。

コンポーネント階層のレビュー

「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでワーク・ストラクチャを選択して、そのコンポーネント階層をレビューします。

セットが使用可能なワーク・ストラクチャのロード

次のワーク・ストラクチャは、セットが使用可能です。

部門

等級

ジョブ

事業所

これらは、特定の参照データ・セット内に作成し、個々のビジネス・ユニットによって使用されるように制限できます。または、共通セット内に作成し、一般的に使用できるようにできます。参照セットが存在し、必要に応じて関連するビジネス・ユニットに関連付けられているようにする必要があります。

処理事由の使用方法

次のワーク・ストラクチャには、処理事由を関連付けることができます。

等級

等級レート

131

Page 132: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

等級ラダー

ジョブ

事業所

組織

ポジション

処理事由を使用することを計画している場合は、ワーク・ストラクチャをロードする前に作成する必要があります。「設定および保守」作業領域で、次の設定を使用します。

機能領域: ワークフォース・ストラクチャ

タスク: 処理事由の管理

関連トピック

ビジネス・オブジェクト情報の検索: 説明

労働協約のロード: 説明労働協約は、雇用主と組合または交渉団体の間の合意文書です。これに、表示された従業員の雇用条件が定義されます。労働協約を指すために使用される用語は、国によって異なる場合があります。一般的に、労働協約は指定された期間を対象としています。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある労働協約オブジェクトの側面について説明します。

労働協約のロードの準備

労働協約は国固有です。そのため、LegislationCodeは、労働協約オブジェクトの必須属性です。

労働協約には、組合、交渉団体および雇用主の任意の組合せを関連付けることができます。たとえば、労働協約を組合に関連付けることも、組合と雇用主の両方に関連付けることもできます。労働協約に関連付けられたすべての組合、交渉団体または雇用主は、それらの労働協約をロードする前にターゲット環境に存在する必要があります。

労働協約の作成HCMデータ・ローダーで処理するために、労働協約データをCollectiveAgreements.datファイルに指定します。次のCollectiveAgreements.datファイルの例では、ソース・キーを使用して労働協約を作成します。労働協約には、組合、交渉団体および雇用主が関連付けられます。METADATA|CollectiveAgreements|SourceSystemOwner|SourceSystemId|CollectiveAgreementName|UnionName|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate| Status|IdentificationCode|LegalEmployerName|LegislationCode|Description|BargainingUnitCode|EmployeeOrgName|EmployeeOrgContact| EmployerOrgName|EmployerOrgContactMERGE|CollectiveAgreements|VISION|VISCAGR01|SEIU UHW Medical Social Workers (California, Northern)|Service Employees International Union|2010/01/01|4712/12/31|A|SEIU_UHW_MSW_CA_N|Vision Corporation|US|Collective Agreement covering the medical social workers in northern California affiliated to the Service Employees International Union.|BU_SEIU_UHW_MSW_CA_N|Vision Corporation|John Gorman| Vision Corporation|Jane Reifer

次のCollectiveAgreements.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して労働協約を作成します。労働協約には、組合、交渉団体および雇用主が関連付けられます。METADATA|CollectiveAgreements|CollectiveAgreementName|UnionName|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|Status|IdentificationCode| LegalEmployerName|LegislationCode|Description|BargainingUnitCode|EmployeeOrgName|EmployeeOrgContact|EmployerOrgName| EmployerOrgContactMERGE|CollectiveAgreements|SEIU UHW Medical Social Workers (California, Northern)|Service Employees International Union| 2010/01/01|4712/12/31|A|SEIU_UHW_MSW_CA_N|Vision Corporation|US|Collective Agreement covering the medical social workers in northern California affiliated to the Service Employees International Union.|BU_SEIU_UHW_MSW_CA_N|Vision Corporation|John Gorman|Vision Corporation|Jane Reifer

労働協約の添付ファイルは、HCMデータ・ローダーを使用してロードできません。

労働協約の更新

既存の労働協約レコードの最初の有効開始日と最終有効終了日は、いずれも変更できません。このため、労働協約レコードを作成するときは、有効開始日が、それらを参照するすべてのレコードの開始日以前になるようにします。

労働協約がアサイメントにリンクされた場合、IdentificationCode、LegislationCode、BargainingUnitCode、LegalEmployerNameおよびLegalEntityIdの各属性は編集できません。

翻訳された労働協約名のロード

次のCollectiveAgreementsTranslation.datファイルの例では、既存の労働協約の名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーを使用して既存のレコードが識別されます。METADATA|CollectiveAgreementsTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|Language| CollectiveAgreementName|DescriptionMERGE|CollectiveAgreementsTranslation|VISION|VISCAGR01|2001/01/01|4712/12/31|FR|SEIU UHW Travailleurs sociaux medicaux (Californie, Nord)|Convention collective couvrant les travailleurs sociaux medicaux dans le nord de la Californie affiliee a l 'Union internationale des employes du service.

関連トピック

労働協約の管理: 説明

132

Page 133: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

等級のロード: 説明等級は、就業者のランクまたは報酬のレベルを示します。等級は、等級ステップありでもなしでも作成できます。このトピックでは、等級を正常にロードするために理解する必要がある等級オブジェクトの側面について説明します。

等級ステップ

等級ステップを使用している場合は、等級ステップごとに1つの等級ステップ・コンポーネントをロードします。

等級の論理開始日の変更

既存の等級の最初の有効開始日を変更できます。ただし、新しい有効開始日は、既存の有効開始日よりも前である必要があります。等級を参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日で等級オブジェクトを作成します。

翻訳される等級名および等級ステップ名のロード

ロードするユーザーの言語で、等級名および等級ステップ名を指定します。等級が存在するようになった後、等級名を他の対応言語に翻訳するためのGradeTranslation.datファイルを指定します。等級ステップ名を翻訳するためのGradeStepTranslation.datファイルを指定します。

次のGradeTranslation.datファイルの例では、既存の等級の名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって等級が識別されます。METADATA|GradeTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|GradeNameMERGE|GradeTranslation|VISION|ADMIN|1951/01/01|FR|AdministrateurMERGE|GradeTranslation|VISION|IC1|1951/01/01|FR|Contributeur individuel MERGE|GradeTranslation|VISION|M1|1951/01/01|FR|SuperviseurMERGE|GradeTranslation|VISION|D1|1951/01/01|FR|Directeur

次のGradeStepTranslation.datファイルの例では、既存の等級ステップの名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって等級ステップが識別されます。METADATA|GradeStepTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|GradeStepNameMERGE|GradeStepTranslation|VISION|LT_CDR1|1951/01/01|FR|Niveau 1MERGE|GradeStepTranslation|VISION|LT_CDR2|1951/01/01|FR|Niveau 2MERGE|GradeStepTranslation|VISION|LT_CDR3|1951/01/01|FR|Niveau 3

等級の削除

アサイメント、ジョブ、等級レートなどの他のオブジェクトで参照されていない場合は、HCMデータ・ローダーを使用して等級オブジェクトを削除できます。次のGrade.datファイルの例では、既存の等級とすべての関連する等級ステップを削除します。ここでは、ソース・キーによって等級が識別されます。METADATA|Grade|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDateDELETE|Grade|VISION|CADET|1951/01/01DELETE|Grade|VISION|LT_CDR|1951/01/01

等級ラダーのロード: 説明等級ラダーは、等級の順序が就業者の昇格を表す、一連の等級です。このトピックでは、等級ラダーを正常にロードするために理解する必要がある等級ラダー・オブジェクトの側面について説明します。

等級ラダー・コンポーネント階層

等級ラダーは次のコンポーネントで構成されます。

等級ラダー。

ラダー内の等級。等級ラダー・タイプに関係なく、各等級に、このタイプのコンポーネントを1つ含めます。

ステップ・レート。タイプSTEPの等級ラダーには、このタイプのコンポーネントを1つ含めます。

ステップ・レート値。タイプSTEPの等級ラダーの各ステップに、このタイプのコンポーネントを1つ含めます。

翻訳される等級ラダー名およびステップ・レート名のロード

ロードするユーザーの言語で、等級ラダー名およびステップ・レート名を指定します。等級ラダーが存在するようになった後、等級ラダー名を他の対応言語に翻訳するためのGradeLadderTranslation.datファイルを指定します。ステップ・レート名を翻訳するためのStepRateTranslation.datファイルを指定します。次のGradeLadderTranslation.datファイルの例では、既存の等級ラダーの名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって等級ラダーが識別されます。METADATA|GradeLadderTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|GradeLadderNameMERGE|GradeLadderTranslation|VISION|GRD_LDR_OFF|1951/01/01|FR|Officier

等級ラダーの削除

アサイメントなどの他のオブジェクトで参照されていない場合は、HCMデータ・ローダーを使用して等級ラダー・オブジェクトを削除できます。等級ラダーを削除しても、関連する等級は削除されません。ただし、ステップを含む等級ラダーを削除すると、関連するステップ・レートおよびステップ・レート値が自動的に削除されます。次のGradeLadder.datファイルの例では、既存の等級ラダーを削除します。ここでは、ソース・キーによって等級ラダーが識別されます。

133

Page 134: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|GradeLadder|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDateDELETE|GradeLadder|VISION|GRD_LDR_OFF|1951/01/01

等級レートのロード: 説明等級レートは、給与、賞与、超過勤務などの支払タイプに関する一般情報のコレクションです。これには、通貨、支払の周期、年換算係数などの詳細が含まれます。たとえば、超過勤務レート・アナリスト等級レートには、アナリストに支払われる超過勤務手当に関して、この情報を指定できます。等級レートは、等級レート値に関連付けられます。関連するそれぞれの等級レート値は、等級と等級の支払固定額または支払範囲を示します。支払範囲については、最小値と最大値の両方を指定する必要があります。このトピックでは、等級レートを正常にロードするために理解する必要がある等級レート・オブジェクトの側面について説明します。

参照オブジェクトのロード

等級レートと等級レート値は、国別仕様データ・グループに対して作成されます。このため、等級レートをロードする前に、国別仕様データ・グループ・オブジェクトが存在する必要があります。

翻訳される等級レート名のロード

ロードするユーザーの言語で、等級レート名を指定します。等級レートが存在するようになった後、等級レート名を他の対応言語に翻訳するためのGradeRateTranslation.datファイルを指定します。次の例では、既存の等級レートの名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって等級レートが識別されます。METADATA|GradeRateTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|GradeRateNameMERGE|GradeRateTranslation|VISION|GR_CIV_SAL|2000/01/01|FR|Salaire civile

等級レートの削除

給与ベースなどの他のオブジェクトで参照されていない場合は、HCMデータ・ローダーを使用して等級レート・オブジェクトを削除できます。等級レートを削除すると、その関連する等級レート値が自動的に削除されます。次のGradeRate.datファイルの例では、既存の等級レートとその等級レート値を削除します。ここでは、ソース・キーによって等級レートが識別されます。METADATA|GradeRate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDateDELETE|GradeRate|VISION|GR_CIV_SAL|2000/01/01

ジョブのロード: 説明一般論として、ジョブは組織内の就業者のロールを定義します。たとえば、就業者のジョブを給与マネージャ、販売コンサルタントまたは管理者にすることができます。このトピックでは、ジョブ・オブジェクトを正常にロードするために理解する必要があるジョブ・オブジェクトの側面について説明します。

参照オブジェクトのロード

ジョブにジョブ・ファミリまたは有効等級を関連付ける場合は、ジョブをロードする前にこれらのオブジェクトをロードする必要があります。

ベンチマーク・ジョブ

ベンチマーク・ジョブを使用するには、次のようにします。

1. BenchmarkJobFlag属性がYesに設定されたベンチマーク・ジョブをロードします。ベンチマーク・ジョブは、他のベンチマーク・ジョブを参照できません。そのため、BenchmarkJobIdまたはBenchmarkJobCodeの値を持つベンチマーク・ジョブはロードできません。

2. 残りのジョブをロードします。ベンチマーク・ジョブを参照するこれらのジョブでは、BenchmarkJobId属性またはBenchmarkJobCode属性を使用して、関連するベンチマーク・ジョブを識別します。ジョブをそれ自体のベンチマーク・ジョブにすることはできません。したがって、ロードするジョブがこれらの値によって識別されることはありません。

翻訳されるジョブ名のロード

ロードするユーザーの言語で、ジョブ名を指定します。ジョブが存在するようになった後、ジョブ名を他の対応言語に翻訳するためのJobTranslation.datファイルを指定します。次の例では、既存のジョブの名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによってこれらのジョブが識別されます。METADATA|JobTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|NameMERGE|JobTranslation|VISION|SALES_CONS|2000/01/01|FR|Consultant en VentesMERGE|JobTranslation|VISION|SALES_MGR|2000/01/01|FR|Superviseur des VentesMERGE|JobTranslation|VISION|SALES_DIR|2000/01/01|FR|Directeur des Ventes

ジョブの削除

ジョブ・オブジェクトは、HCMデータ・ローダーを使用して削除できません。ただし、ジョブを非アクティブにすることができます。次のJob.datファイルの例では、既存のジョブを非アクティブ化します。ここでは、ソース・キーによってジョブが識別されます。METADATA|Job|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|ActiveStatusMERGE|Job|VISION|MRKT_CONS|2015/01/01|I

ジョブ・ファミリのロード: 例

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Page 135: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ジョブ・ファミリは、レポートを容易にするために、同様のジョブまたは関連するジョブをグループ化します。たとえば、アナリスト・ジョブ・ファミリに信頼アナリスト・ジョブと業務アナリスト・ジョブを追加できます。このトピックでは、ジョブ・ファミリ・オブジェクトをロードして管理する方法を示すいくつかの例を示しています。

ソース・キーを使用したジョブ・ファミリの作成

次のJobFamily.datファイルの例では、ソース・キーを使用して識別されるいくつかのジョブ・ファミリを作成します。METADATA|JobFamily|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|JobFamilyCode|JobFamilyName|ActiveStatusMERGE|JobFamily|VISION|ANALYST|2000/01/01|ANALYST|Analyst|AMERGE|JobFamily|VISION|TECHNICIAN|2000/01/01|TECHNICIAN|Technician|AMERGE|JobFamily|VISION|CONSULT|2000/01/01|CONSULTANT|Consultant|AMERGE|JobFamily|VISION|MANAGEMENT|2000/01/01|MANAGEMENT|Management|A

翻訳されるジョブ・ファミリ名のロード

ジョブ・ファミリ名は、企業内で一意にする必要があります。ロードするユーザーの言語で、ジョブ・ファミリ名を指定します。ジョブ・ファミリが存在するようになった後、ジョブ・ファミリ名を他の対応言語に翻訳するためのJobFamilyTranslation.datファイルを指定します。次の例では、既存のジョブ・ファミリの名前を翻訳します。ジョブ・ファミリは、ソース・キーによって識別されます。METADATA|JobFamilyTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|JobFamilyNameMERGE|JobFamilyTranslation|VISION|ANALYST|2000/01/01|FR|AnalysteMERGE|JobFamilyTranslation|VISION|TECHNICIAN|2000/01/01|FR|Technicien

ジョブ・ファミリの削除

ジョブ・ファミリがジョブで参照されていない場合は、HCMデータ・ローダーを使用してジョブ・ファミリ・オブジェクトを削除できます。次の例では、ジョブ・ファミリを削除します。ここでは、ソース・キーによってジョブ・ファミリが識別されます。METADATA|JobFamily|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDateDELETE|JobFamily|VISION|TECHNICIAN|2000/01/01

事業所のロード: 説明事業所は、ビジネスを行う場所またはビジネスにとって関心のある場所の物理的な住所です。事業所オブジェクトでは、住所と、事業所名、摘要、電話番号、請求と出荷の情報などのその他の詳細が記録されます。このトピックでは、事業所を正常にロードするために理解する必要がある事業所オブジェクトの側面について説明します。

事業所の論理開始日および論理終了日の変更

既存の事業所の最初の有効開始日と最終有効終了日は、いずれも変更できません。組織などの、事業所を参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日で事業所レコードを作成します。

翻訳された事業所名のロード

ロードするユーザーの言語で、事業所の名前と摘要を指定します。事業所が存在するようになった後、事業所の名前と摘要を他の対応言語に翻訳するためのLocationTranslation.datファイルを指定します。次の例では、既存の事業所の名前と摘要を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって事業所が識別されます。METADATA|LocationTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|LocationName|DescriptionMERGE|LocationTranslation|VISION|LOC_RD_UK|1951/01/01|FR|Vision Corporation Recherche et Developpement|Centre de recherche et de developpement

事業所の削除

事業所オブジェクトは、HCMデータ・ローダーを使用して削除できません。ただし、事業所を非アクティブにすることができます。このLocation.datファイルの例では、2015年1月1日以降、事業所を非アクティブ化します。事業所は、ソース・キーによって識別されます。METADATA|Location|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|ActiveStatusMERGE|Location|VISION|LOC_UK_100|2015/01/01|I

組織のロード: 説明組織は、企業内の部門やディビジョンなどの組織ユニットにすることができます。組織によって、法的レポート、財務管理および管理レポートを実行するためのフレームワークが提供されます。このトピックでは、組織を正常にロードするために理解する必要がある組織オブジェクトの側面について説明します。

組織コンポーネント

単一の組織が、複数の分類を持つことができます。たとえば、ディビジョンが、部門でもあることが可能です。したがって、単一の組織オブジェクトに対して、複数の組織分類コンポーネントをロードできます。

注意: 同じOrganization.datファイルで、親組織コンポーネントとともにすべての組織その他情報コンポーネントをロードする必要があります。組織その他情報コンポーネントは、親組織コンポーネントから独立してロードできません。その他の子コンポーネントは、組織を作成するときに、または組織が存在するようになった後でロードできます。

参照オブジェクトのロード

135

Page 136: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

組織をロードする前に、ターゲット環境に参照オブジェクトが存在する必要があります。具体的には次のとおりです。

組織に事業所を関連付けることを計画している場合は、組織をロードする前に事業所をロードする必要があります。

組織にレポート・マネージャを関連付けるには、次のことを行う必要があります。

1. レポート・マネージャを識別せずに組織をロードします。

2. レポート・マネージャの就業者情報をロードします。

3. 組織を更新してレポート・マネージャを追加します。

ヒント: 就業者は、雇用主、ビジネス・ユニットおよび部門に採用されるため、組織をロードする前に就業者をロードできません。

注意: 部門は、セットが使用可能です。部門をロードする前に、関連する参照データ・セットが存在する必要があります。他のタイプの組織は、セットが使用可能ではありません。

組織分類コード

組織には、1つ以上の分類を含めることができます。コードまたは名前を指定できます。次の表に、有効な分類を示します。

分類名 分類コード

部門 DEPARTMENT

障害者組織 HCM_DISABILITY_ORGANIZATION

ディビジョン HCM_DIVISION

報告組織 HCM_REPORTING_ESTABLISHMENT

組合 PER_WORKER_UNION

組織コンポーネントで識別されたものを含めて、組織の分類ごとに組織分類コンポーネントをロードします。

翻訳される組織名のロード

ロードするユーザーの言語で、組織名を指定します。組織が存在するようになった後、組織名を他の対応言語に翻訳するためのOrganizationTranslation.datファイルを指定します。次のOrganizationTranslation.datファイルの例では、既存の組織の名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって組織が識別されます。METADATA|OrganizationTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|NameMERGE|OrganizationTranslation|VISION|MRKT|2000/01/01|FR|Marketing

組織の削除HCMデータ・ローダーを使用して、組織オブジェクトを削除したり、非アクティブにすることはできません。ただし、組織分類が使用されなくなった場合は、その組織分類を非アクティブにすることができます。たとえば、部門とディビジョンの両方として分類された組織の場合は、次のことができます。

ディビジョンを非アクティブにして、部門をアクティブなままにして、部門を引き続き使用できるようにします。

両方の分類を非アクティブにして、組織全体を非アクティブ化します。

次のOrganization.datファイルの例では、既存の組織分類を非アクティブ化します。組織は、ソース・キーによって識別されます。METADATA|Organization|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDateMERGE|Organization|VISION|CLARITY|2015/01/01METADATA|OrgUnitClassification|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|OrganizationId(SourceSystemId)|StatusMERGE|OrgUnitClassification|VISION|CLARITY_DIS|2015/01/01|CLARITY|I

注意: ファイルには、分類が非アクティブになる日付と同じ有効開始日の組織コンポーネントが含まれている必要があります。

ポジションのロード: 説明ポジションは、指定した部門におけるジョブの単一のオカレンスです。ポジションは、事業所によって制限することもできます。たとえば、フランスの営業部門におけるHRマネージャ・ジョブに、HR Manager Sales Franceポジションを作成できます。このトピックでは、ポジションを正常にロードするために理解する必要があるポジション・オブジェクトの側面について説明します。

有効開始日

ポジション・オブジェクトとその子コンポーネントには、同じ有効開始日が指定される必要があります。

136

Page 137: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

参照オブジェクトのロード

ポジションをロードする前に、ターゲット環境に参照オブジェクトが存在する必要があります。具体的には次のとおりです。

ポジションがビジネス・ユニットに存在します。参照されるビジネス・ユニットが存在するようにします。

JobとDepartmentの両方が、ポジションの必須属性です。参照されるジョブと参照される部門が存在するようにします。

ポジションには、事業所と有効等級を関連付けることができます。参照される事業所と参照される等級が存在するようにします。

ポジション・タイプポジション・タイプが単独在職者の場合は、次のことを指定する必要があります。

FTE値。値は1以下にする必要があります。たとえば、在職者ポジションの勤務時間が標準勤務時間の半分である場合、常勤換算値は0.5になります。

1のヘッドカウント。

ポジション・タイプが共有の場合は、次のことを指定する必要があります。

FTE値

1以上のヘッドカウント

翻訳されるポジション名のロード

ロードするユーザーの言語で、ポジション名を指定します。ポジションが存在するようになった後、ポジション名を他の対応言語に翻訳するためのPositionTranslation.datファイルを指定します。次のPositionTranslation.datファイルの例では、既存のポジションの名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによってポジションが識別されます。METADATA|PositionTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|Language|NameMERGE|PositionTranslation|VISION|APP_SALES|2015/01/01|FR|Sales Consultant d'application

ポジションの削除

ポジション・オブジェクトに在職者が含まれていない場合は、HCMデータ・ローダーを使用してそのポジション・オブジェクトを削除できます。ポジションを削除すると、その子コンポーネントが自動的に削除されます。次のPosition.datファイルの例では、既存のポジションを削除します。ポジションは、ソース・キーによって識別されます。METADATA|Position|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDateDELETE|Position|VISION|APP_SALES|2015/01/01

HCMポジション階層のロード: 例HCMポジション階層は、ポジションとその親ポジションとの関係から導出されます。企業で「HCMポジション階層の使用」オプションが有効になっている場合は、「ポジションの管理」ページでポジションの親ポジションを識別できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してポジション階層オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。各ポジション階層オブジェクトにより、ポジションとその親が識別されます。すべてのポジションがターゲット環境に存在する必要があります。

次の図は、これらの例でロードされるポジション階層を示しています。

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Page 138: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ソース・キーを使用したHCMポジション階層のロード

次のPositionHierarchy.datファイルの例では、ソース・キーを使用してポジション階層オブジェクトをロードします。METADATA|PositionHierarchy|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ParentPositionId(SourceSystemId)| PositionId(SourceSystemId)MERGE|PositionHierarchy|Vision|1|2015/01/01|4712/12/31|PM_MGR_ACCESS|PM_ACCESSMERGE|PositionHierarchy|Vision|2|2015/01/01|4712/12/31|PM_MGR_ACCESS|SNR_PM_ACCESSMERGE|PositionHierarchy|Vision|3|2015/01/01|4712/12/31|PM_MGR_SALES|PM_SALESMERGE|PositionHierarchy|Vision|4|2015/01/01|4712/12/31|PM_MGR_SALES|SNR_PM_SALESMERGE|PositionHierarchy|Vision|5|2015/01/01|4712/12/31|PM_DIR|PM_MGR_ACCESSMERGE|PositionHierarchy|Vision|6|2015/01/01|4712/12/31|PM_DIR|PM_MGR_SALESMERGE|PositionHierarchy|Vision|7|2015/01/01|4712/12/31|VP|PM_DIRMERGE|PositionHierarchy|Vision|8|2015/01/01|4712/12/31|EVP|VP

ユーザー・キーを使用したHCMポジション階層のロード

次のPositionHierarchy.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してポジション階層オブジェクトをロードします。METADATA|PositionHierarchy|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ParentBusinessUnitName|ParentPositionCode|BusinessUnitName| PositionCodeMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|PM_MGR_ACCESS|VisionBU|PM_ACCESSMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|PM_MGR_ACCESS|VisionBU|SNR_PM_ACCESSMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|PM_MGR_SALES|VisionBU|PM_SALESMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|PM_MGR_SALES|VisionBU|SNR_PM_SALESMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|PM_DIR|VisionBU|PM_MGR_ACCESSMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|PM_DIR|VisionBU|PM_MGR_SALESMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|VP|VisionBU|PM_DIRMERGE|PositionHierarchy|2015/01/01|4712/12/31|VisionBU|EVP|VisionBU|VP

「HCMポジション階層のフラット化」プロセスの実行

「ポジションの管理」ページで親ポジションを変更すると、ポジション階層を更新するプロセスが自動的にトリガーされます。また、このプロセスは、HCMデータ・ローダーを使用してポジション階層をロードしても、自動的にトリガーされます。PositionHierarchy.datファイルにSET命令を含めることによって、「HCMポジション階層のフラット化」プロセスが自動的に実行されることを防止できます。

部門ツリーのロード: 説明部門ツリーは、部門の階層です。ツリーごとに複数のバージョンを定義できます。ただし、どの日付でも、アクティブ化できるバージョンは1つのみです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある部門ツリー・オブジェクトの側面について説明します。

キーのサポート

部門ツリーは統合キー・タイプをサポートしていないため、HCMデータ・ローダーを使用してロードできる他のほとんどのオブジェクトとは異なります。部門ツリーをロードするときに、ユーザー・キー属性を指定する必要があります。

部門ツリーの実装方法

部門ツリーは、2つのHCMデータ・ローダー・オブジェクトを使用して実装されます。次の表では、これらのオブジェクトについて説明しています。

オブジェクト 摘要

ツリーの定義およびバージョン。ツリー・バージョンに対して部門ツリー・ノードをロードするまで、ツリー・バージョンは空

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Page 139: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

部門ツリー です。

部門ツリー・ノード ツリー・バージョンに対する部門ツリー・ノード。各ノードは部門を表します。

部門ツリーの使用準備

部門ツリー・ノードをロードした後、ツリー・バージョンをフラット化、監査およびアクティブ化する必要があります。ツリー・バージョンは、アクティブになるまで、職責範囲などの他のオブジェクトから参照できません。「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「部門ツリーの管理」ページでツリー・バージョンをアクティブ化できます。つまり、次の処理を行います。

1. 部門ツリーを検索して選択します。

2. 階層を展開して、アクティブ化するバージョンを選択します。

3. 「処理」→「ステータスの設定」→「アクティブ」を選択してツリー・バージョンをアクティブ化します。ツリー平板化および監査は自動的に実行されます。

階層ツリーの管理の詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドを参照してください。

部門ツリーのロードHCMデータ・ローダーで処理するために、部門ツリー・データをDepartmentTree.datファイルに指定します。部門ツリーと部門ツリー・バージョンの両方のTreeStructureCode属性を、部門ツリーを示すPER_DEPT_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

注意: 既存の部門ツリーに対して新しい部門ツリー・バージョンをロードする場合は、DepartmentTree.datファイルに部門ツリー・コンポーネントを含める必要があります。新しい部門ツリー・バージョンは単独ではロードできません。

次のDepartmentTree.datファイルの例では、Department Tree Codeというコードを持つ部門ツリーと、3つのバージョン(1月、2月および3月に1つずつ)を作成します。METADATA|DepartmentTree|TreeStructureCode|TreeCode|TreeName|TreeDescriptionMERGE|DepartmentTree|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|My Tree Name|My Tree DescriptionMETADATA|DepartmentTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|TreeVersionDescription|TreeVersionStartDate|TreeVersionEndDateMERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Tree Description Jan|2015/01/01|2015/01/31MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Feb|Tree Description Feb|2015/02/01|2015/02/28MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Mar|Tree Description Mar|2015/03/01|2015/03/31

部門ツリーの削除HCMデータ・ローダーを使用して、部門ツリーと部門ツリー・バージョン・コンポーネントを削除できます。部門ツリーを削除すると、ツリーとそのすべてのバージョンおよびノードが削除されます。

注意: 部門自体は削除されません。ツリー階層で定義された関係のみが削除されます。

次のDepartmentTree.datファイルの例では、部門ツリーを削除します。METADATA|DepartmentTree|TreeStructureCode|TreeCodeDELETE|DepartmentTree|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code

部門ツリー・バージョンを削除すると、指定したバージョンとそのノードのみが削除されます。ツリーとその別のバージョンは保持されます。次のDepartmentTree.datファイルの例では、部門ツリー・バージョンを削除します。METADATA|DepartmentTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionNameDELETE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Feb

部門ツリー・ノードのロード: 説明部門は、就業者が割り当てられる内部組織です。部門という分類のある組織は、部門ツリー・バージョンにツリー・ノードとして追加できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある部門ツリー・ノード・オブジェクトの側面について説明します。

部門ツリー・ノードのロードの準備

部門ツリー・ノードをロードするには、次のことが必要になります。

ノードが属する部門ツリーと部門ツリー・バージョンを作成する必要があります。これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードすることも、「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「部門ツリーの管理」タスクを使用して作成することもできます。

ツリー・ノードによって参照される部門が、ツリー階層バージョンの開始日に存在する必要があります。部門ツリー階層に部門を追加することのみでは、部門は作成されません。同様に、部門ツリー階層から部門の参照を削除しても、部門レコードは削除されません。

部門ツリー・ノードのロード

部門ツリー・ノードでは、親部門と子(部門または別の部門ツリー・バージョン)の間の関係が記録されます。子が別の部門ツリー・バージョンの場合は、そのバージョンの部門ノードは参照によって含められます。部門ツリー・ノードをロードするときには、次のルールが適用されます。

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Page 140: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

部門ツリー・バージョンの最上位レベル・ノードを除くすべてのノードに対して、親部門を指定する必要があります。親部門が存在する必要があります。

TreeStructureCode属性をPER_DEPT_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

循環の関係を避けるために、1つの部門は各ツリー・バージョンで1回のみ含めることができます。

各ツリー・バージョンのトップ・ノードは1つのみ設定できます。最上位に複数の同等の部門が必要な場合は、トップ・ノードとしてダミー部門を使用することを検討してください。

関連トピック

データのロード後に実行するプロセス

部門ツリー・ノードのロード: 例部門という分類のある組織は、部門ツリー・バージョンに、ツリー・ノードとしてロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して部門ツリー・ノード・オブジェクトをロードする方法について説明します。

部門ツリー・ノードの作成

次のDepartmentTreeNode.datファイルの例では、部門ツリー・ノードを既存の部門ツリー・バージョンにロードします。METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentName|ParentDepartmentNameMERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Vision University|MERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|School of Arts and Science|Vision UniversityMERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Drama|School of Arts and ScienceMERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Languages|Vision UniversityMERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|French|LanguagesMERGE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|German|Languages

次の図は、このDepartmentTreeNode.datファイルで作成される階層ノードを示しています。

部門ツリー・ノードの削除HCMデータ・ローダーを使用して、部門ツリー・ノード・オブジェクトを削除できます。部門はツリー・バージョンから削除されますが、部門オブジェクト自体は引き続き存在します。部門ツリー階層の部門ツリー・ノードとその下のすべてのノードを削除するには、DeleteChildNodesFlag属性をYに設定します。次のDepartmentTreeNode.datファイルの例では、ノードとその子ノードを削除します。METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentName|DeleteChildNodesFlagDELETE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Languages|Y

次の図は、Languagesノードとその子ノードを削除した後の階層を示しています。

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部門ツリー・ノードを削除して、その子ノードを昇格させるには、DeleteChildNodesFlag属性をNに設定します。次のDepartmentTreeNode.datファイルの例では、ノードを削除して、その子ノードを昇格させます。METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentName|DeleteChildNodesFlagDELETE|DepartmentTreeVersion|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|Department Tree Code|Tree Version Jan|Languages|N

次の図は、Languagesノードを削除して、その子ノードを昇格させた後の階層を示しています。

組織ツリーのロード: 説明組織ツリーは、なんらかの分類のある組織の階層です。ツリーごとに複数のバージョンを定義できます。ただし、どの日付でも、アクティブ化できるバージョンは1つのみです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある組織ツリー・オブジェクトの側面について説明します。

キーのサポート

組織ツリーは統合キー・タイプをサポートしていないため、HCMデータ・ローダーを使用してロードできる他のほとんどのオブジェクトとは異なります。組織ツリーをロードするときに、ユーザー・キー属性を指定する必要があります。

組織ツリーの実装方法

組織ツリーは、2つのHCMデータ・ローダー・オブジェクトを使用して実装されます。次の表では、これらのオブジェクトについて説明しています。

オブジェクト 摘要

組織ツリー ツリーの定義およびバージョン。ツリー・バージョンに対して組織ツリー・ノードをロードするまで、ツリー・バージョンは空です。

組織ツリー・ノード ツリー・バージョンに対する組織ツリー・ノード。各ノードは組織を表します。

組織ツリーの使用準備

組織ツリー・ノードをロードした後、ツリー・バージョンをフラット化、監査およびアクティブ化する必要があります。ツリー・バージョンは、アクティブになるまで、職責範囲などの他のオブジェクトから参照できません。「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「組織ツリーの管理」ページでツリー・バージョンをアクティブ化できます。つまり、次の処理を行います。

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Page 142: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

1. 組織ツリーを検索して選択します。

2. 階層を展開して、アクティブ化するバージョンを選択します。

3. 「処理」→「ステータスの設定」→「アクティブ」を選択してツリー・バージョンをアクティブ化します。ツリー平板化および監査は自動的に実行されます。

階層ツリーの管理の詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドを参照してください。

組織ツリーのロードHCMデータ・ローダーで処理するために、組織ツリー・データをOrganizationTree.datファイルに指定します。組織ツリーと組織ツリー・バージョンの両方のTreeStructureCode属性を、組織ツリーを示すPER_ORG_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

注意: 既存の組織ツリーに対して新しい組織ツリー・バージョンをロードする場合は、OrganizationTree.datファイルに組織ツリー・コンポーネントを含める必要があります。新しい組織ツリー・バージョンは単独ではロードできません。

次のOrganizationTree.datファイルの例では、Organization Tree Codeというコードを持つ組織ツリーと、3つのバージョン(1月、2月および3月に1つずつ)を作成します。METADATA|OrganizationTree|TreeStructureCode|TreeCode|TreeName|TreeDescriptionMERGE|OrganizationTree|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|My Tree Name|My Tree DescriptionMETADATA|OrganizationTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|TreeVersionDescription|TreeVersionStartDate|TreeVersionEndDate

MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Jan|Tree Description Jan|2015/01/01|2015/01/31MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Feb|Tree Description Feb|2015/02/01|2015/02/28MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Mar|Tree Description Mar|2015/03/01|2015/03/31

組織ツリーの削除HCMデータ・ローダーを使用して、組織ツリーと組織ツリー・バージョン・コンポーネントを削除できます。組織ツリーを削除すると、ツリーとそのすべてのバージョンおよびノードが削除されます。

注意: 組織自体は削除されません。ツリー階層で定義された関係のみが削除されます。

次のOrganizationTree.datファイルの例では、組織ツリーを削除します。METADATA|OrganizationTree|TreeStructureCode|TreeCodeDELETE|OrganizationTree|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code

組織ツリー・バージョンを削除すると、指定したバージョンとそのノードのみが削除されます。ツリーとその別のバージョンは保持されます。次のOrganizationTree.datファイルの例では、組織ツリー・バージョンを削除します。METADATA|OrganizationTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionNameDELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Feb

組織ツリー・ノードのロード: 説明なんらかの分類のある組織は、組織ツリー・バージョンに、ツリー・ノードとしてロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある組織ツリー・ノード・オブジェクトの側面について説明します。

組織ツリー・ノードのロードの準備

組織ツリー・ノードをロードするには、次のことが必要になります。

ノードが属する組織ツリーと組織ツリー・バージョンを作成する必要があります。これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードすることも、「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「組織ツリーの管理」タスクを使用して作成することもできます。

ツリー・ノードによって参照される組織が、ツリー階層バージョンの開始日に存在する必要があります。組織ツリー階層に組織を追加するのみでは、組織は作成されません。同様に、組織ツリー階層から組織の参照を削除しても、組織レコードは削除されません。

組織ツリー・ノードのロード

組織ツリー・ノードでは、親組織と子(組織または別の組織ツリー・バージョン)の間の関係が記録されます。子が組織である場合は、ClassificationCode属性でその分類を指定します。子が別の組織ツリー・バージョンの場合は、そのバージョンの組織ノードは参照によって含まれます。組織ツリー・ノードをロードする際には、次のルールが適用されます。

組織ツリー・バージョンの最上位レベル・ノードを除くすべてのノードに対して、親組織を指定する必要があります。親組織が存在する必要があります。

TreeStructureCode属性をPER_ORG_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。

循環の関係を避けるために、1つの組織は各ツリー・バージョンで1回のみ含めることができます。

各ツリー・バージョンのトップ・ノードは1つのみ設定できます。最上位に複数の同等の組織が必要な場合は、トップ・ノードとして企業を使用することを検討してください。

関連トピック

データのロード後に実行するプロセス

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Page 143: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

組織ツリー・ノードのロード: 例なんらかの分類のある組織は、組織ツリー・バージョンに、ツリー・ノードとしてロードできます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して部門ツリー・ノードをロードする方法について説明します。

組織ツリー・ノードの作成

次のOrganizationTreeNode.datファイルの例では、組織ツリー・ノードを既存の組織ツリー・バージョンにロードします。METADATA|OrganizationTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationName|ClassificationCode| ParentOrganizationName|ParentOrganizationClassificationCodeMERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|Vision Enterprise|Enterprise||MERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|US Division|Division|Vision Enterprise|EnterpriseMERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|US LE|Legal Employer|US Division|DivisionMERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|EMEA Division|Division|Vision Enterprise|EnterpriseMERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|France LE|Legal Employer|EMEA Division|DivisionMERGE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|Italy LE|Legal Employer|EMEA Division|Division

次の図は、このOrganizationTreeNode.datファイルで作成される階層ノードを示しています。

組織ツリー・ノードの削除HCMデータ・ローダーを使用して、組織ツリー・ノードを削除できます。組織はツリー・バージョンから削除されますが、組織オブジェクト自体は引き続き存在します。組織ツリー階層の組織ツリー・ノードとその下のすべてのノードを削除するには、DeleteChildNodesFlag属性をYに設定します。次のOrganizationTreeNode.datファイルの例では、ノードとその子ノードを削除します。METADATA|OrganizationTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationName|ClassificationCode|DeleteChildNodesFlagDELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|EMEA Division|Division|Y

次の図は、EMEA Divisionノードとその子ノードを削除した後の階層を示しています。

組織ツリー・ノードを削除して、その子ノードを昇格させるには、DeleteChildNodesFlag属性をNに設定します。次のOrganizationTreeNode.datファイルの例では、ノードを削除して、その子ノードを昇格させます。METADATA|OrganizationTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationName|ClassificationCode|DeleteChildNodesFlagDELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Vision Tree Code|Tree Version 2017|EMEA Division|Division|N

次の図は、EMEA Divisionノードを削除して、その子ノードを昇格させた後の階層を示しています。

143

Page 144: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

144

Page 145: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 報酬オブジェクトのロード

12報酬オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

昇格等級ラダーのロード: 説明

ステップ付きの昇格等級ラダーのロード: 例

ステップなしの昇格等級ラダーのロード: 例

昇格等級レートのロード: 説明

昇格等級レートのロード: 例

昇格ルールのロード: 説明

昇格ルールのロード: 例

給与ベース・レコードのロード: 考慮する点

給与レコードのロード: 説明

給与レコードのロード: 例

給与範囲差分プロファイルおよび給与範囲差分値のロード: 例

給与範囲差分の有効日の変更: 説明

昇格等級ラダーのロード: 説明昇格等級ラダーは、等級の順序どおりの階層です。これには、ステップ付きの等級とステップなしの等級のいずれかを含めることができ、両方を含めることはできません。等級にステップがある場合、昇格等級ラダー・オブジェクトを使用して等級レートを定義します。等級にステップがない場合、昇格等級ラダー・レコードのロード後に、昇格等級レート・オブジェクトを使用して等級レートを定義します。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある昇格等級ラダーの側面について説明します。

昇格等級ラダーのロードの準備

次の参照オブジェクトがターゲット環境に存在する必要があります。

等級および等級セット

国別仕様データ・グループ

また、処理事由を使用する場合は、それらを定義またはロードしてから、昇格等級ラダーをロードします。

ステップなしの等級の使用方法

等級にステップがない場合、次の表に示すように、昇格等級ラダー・オブジェクトの次の属性を設定します。

属性 値

GradeType GRADE

ProgressionStyleCode CMP_GSP_GP

必須属性のProgActionCodeとSalaryActionCodeの両方を、事前定義済の値CMP_GRADE_STEP_PROGRESSIONに設定します。

昇格等級ラダー・オブジェクトの昇格ステップ・レートおよび昇格ステップ・レート値の各コンポーネントのかわりに、個別の昇格等級レート・オブジェクトをロードします。

ステップ付きの等級の使用方法

等級にステップがある場合、次の表に示すように、昇格等級ラダー・オブジェクトの次の属性を設定します。

属性 値

GradeType STEP

145

Page 146: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ProgressionStyleCode CMP_GSP_GSP

必須属性のProgActionCodeとSalaryActionCodeの両方を、事前定義済の値CMP_GRADE_STEP_PROGRESSIONに設定します。

昇格等級ラダー・オブジェクトの昇格ステップ・レートおよび昇格ステップ・レート値の各コンポーネントをロードします。昇格等級レート・オブジェクトはロードしないでください。

ヒント: 昇格等級ラダー・コンポーネントと昇格ステップ・レート・コンポーネントの間には1対1関係が存在するため、同じ名前を指定します。

属性値の翻訳

次のものを翻訳できます。

昇格等級ラダーの名前。昇格等級ラダー変換オブジェクトを使用します。

ステップ付きの等級を使用している場合は、昇格ステップ・レートの名前。昇格ステップ・レート変換オブジェクトを使用します。

ステップなしの等級を使用している場合は、昇格等級レートの名前。昇格等級レート変換オブジェクトを使用します。

昇格等級ラダーと昇格ステップ・レートに同じ名前を使用することをお薦めしますが、その場合は、両方に対して、同じ翻訳された値を使用します。

FastFormulaの使用方法FastFormulaで値が決定する場合は、CMP_GSP_DATE_RULEに次の属性を設定します。

ProgressionDateCode

SalaryChangeDateCode

RateChangeDateCode

必要に応じて、ProgressionDateRuleName、SalaryChangeDateRuleNameまたはRateChangeDateRuleNameの属性でFormula名を指定します。

FastFormulaで値が決定する場合は、CMP_GSP_RATE_RULEにSalaryCalculationMethodCode属性を設定します。SalaryCalculationRuleName属性でFormula名を指定します。

昇格等級ラダー・オブジェクトをロードする前に、FastFormulaがターゲット環境に存在する必要があります。日付Formulaには、給与昇格日付決定ルール・タイプが指定されている必要があります。給与計算Formulaには、給与昇格レート計算ルール・タイプが指定されている必要があります。

昇格等級ラダーの削除

アサイメントなどの他のオブジェクトで参照されていない場合は、昇格等級ラダーを削除できます。ステップなしの昇格等級ラダーを削除する場合は、関連する昇格等級レート・オブジェクトと昇格ルール・オブジェクトを個別に削除する必要があります。ステップ付きの昇格等級ラダーを削除する場合は、関連するステップ・レートと値が自動的に削除されます。ただし、関連する昇格ルール・オブジェクトは個別に削除する必要があります。昇格等級ラダーを削除するときに、関連する等級および適格プロファイルは影響を受けません。

ステップ付きの昇格等級ラダーのロード: 例このトピックでは、ステップ付きの昇格等級ラダー・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

ソース・キーを使用したステップ付きの昇格等級ラダーの作成

次のProgressionGradeLadder.datファイルの例では、ステップ付きの昇格等級ラダーを作成します。ファイルには、昇格等級ラダー、昇格ラダー内の等級、昇格ステップ・レートおよび昇格ステップ・レート値の各コンポーネントが含まれます。すべてのコンポーネントでソース・キーが使用されます。昇格等級ラダーと昇格ステップ・レートは同じ名前にすることをお薦めします。

次の抜粋は、昇格等級ラダー・コンポーネントを示しています。METADATA|ProgressionGradeLadder|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GradeLadderName|GradeType|ActiveStatus| GradeSetCode|AllowProgOverrideFlag|AllowSalaryOverrideFlag|AutoProgressionCode|AutoSalChangeCode|ProgressionDateCode| ProgressionStyleCode|RateChangeDateCode|SalaryCalculationMethodCode|SalaryChangeDateCode|UpdateSalaryFlag|ProgActionCode| SalaryActionCode|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)MERGE|ProgressionGradeLadder|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL|2000/02/15|GSP Analysts|STEP|A|COMMON|N|N|CMP_GSP_PROG_MANUAL| CMP_GSP_PROG_MANUAL|CMP_GSP_PROCESS_DT|CMP_GSP_GSP|CMP_GSP_PROCESS_DT|CMP_GSP_GRADE_STEP_RATE|CMP_GSP_ELIGIBILITY_DT|Y| CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|GSP_US_LDG1

次の抜粋は、昇格ラダー内の等級コンポーネントを示しています。METADATA|GradesInProgressionLadder|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GradesInLadderSequence|GradeSetCode| GradeId(SourceSystemId)|GradeLadderId(SourceSystemId)MERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR1|2000/02/15|1|COMMON|ANALYST1_GR|GSP_ANALYSTS_PGLMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR2|2000/02/15|2|COMMON|ANALYST2_GR|GSP_ANALYSTS_PGLMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR3|2000/02/15|3|COMMON|ANALYST3_GR|GSP_ANALYSTS_PGLMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR4|2000/02/15|4|COMMON|ANALYST4_GR|GSP_ANALYSTS_PGL

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Page 147: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の抜粋は、昇格ステップ・レート・コンポーネントを示しています。RateType値がSALARYで、ProgressionRateFlag属性がYに設定されており、このレートが等級ステップ昇格に使用されることが示されています。METADATA|ProgressionStepRate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)| GradeLadderId(SourceSystemId)|RateName|RateType|CurrencyCode|RateFrequency|AnnualizationFactor|ActiveStatus|ProgressionRateFlagMERGE|ProgressionStepRate|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL|GSP Analysts|SALARY|USD|HOURLY|2080|A|Y

次の抜粋は、昇格ステップ・レート値コンポーネントを示しています。METADATA|ProgressionStepRateValue|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)| RateId(SourceSystemId)|RateObjectId(SourceSystemId)|StepRateValueAmountMERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR1_S1|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST1_GRS1|20.00MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR1_S2|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST1_GRS2|22.75MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR2_S1|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST2_GRS1|24.20MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR2_S2|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST2_GRS2|26.00MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR2_S3|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST2_GRS3|28.25MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR2_S4|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST2_GRS4|30.25MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR3_S1|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST3_GRS1|32.00MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR3_S2|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST3_GRS2|34.80MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR3_S3|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST3_GRS3|36.15MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR4_S1|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST4_GRS1|38.00MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR4_S2|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST4_GRS2|40.10MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR4_S3|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST4_GRS3|42.00MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR4_S4|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST4_GRS4|45.25MERGE|ProgressionStepRateValue|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_GR4_S5|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_ANALYSTS_PGL_RT|ANALYST4_GRS5|48.15

FastFormulaとユーザー・キーを使用したステップ付きの昇格等級ラダーの作成

次のProgressionGradeLadder.datファイルの例では、ステップ付きの昇格等級ラダーを作成します。ファイルには、昇格等級ラダー、昇格ラダー内の等級、昇格ステップ・レートおよび昇格ステップ・レート値の各コンポーネントが含まれます。すべてのコンポーネントでユーザー・キーが使用されます。昇格等級ラダーと昇格ステップ・レートは同じ名前にすることをお薦めします。

次の抜粋は、昇格等級ラダー・コンポーネントを示しています。これには、ProgressionDateCode、RateChangeDateCode、SalaryCalculationMethodCodeおよびSalaryChangeDateCodeの各属性に、4つの既存のFastFormulaに対する参照が含まれます。METADATA|ProgressionGradeLadder|EffectiveStartDate|GradeLadderName|ActionReasonCode|GradeType|ActiveStatus|GradeSetCode| AllowProgOverrideFlag|AllowSalaryOverrideFlag|AutoProgressionCode|AutoSalChangeCode|ProgressionDateCode|ProgressionStyleCode| RateChangeDateCode|SalaryCalculationMethodCode|SalaryChangeDateCode|UpdateSalaryFlag|ProgActionCode|ProgActionReasonCode| SalaryActionCode|LegislativeDataGroup|ProgressionDateRuleName|SalaryChangeDateRuleName|RateChangeDateRuleName| SalaryCalculationRuleNameMERGE|ProgressionGradeLadder|2016/01/01|GSP Nurses|GSP_NEW|STEP|A|COMMON|N|N|CMP_GSP_PROG_MANUAL|CMP_GSP_PROG_MANUAL| CMP_GSP_DATE_RULE|CMP_GSP_GSP|CMP_GSP_DATE_RULE|CMP_GSP_RATE_RULE|CMP_GSP_DATE_RULE|Y|CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|NEW_CONTRACT| CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|GBI United States LDG|GSP Assignment Date|GSP Salary Date|GSP Rate Sync Salary Date|GSP Rate Calc

次の抜粋は、昇格ラダー内の等級コンポーネントを示しています。METADATA|GradesInProgressionLadder|EffectiveStartDate|GradesInLadderSequence|GradeSetCode|GradeCode|GradeLadderNameMERGE|GradesInProgressionLadder|2016/01/01|1|COMMON|NURSE_1|GSP NursesMERGE|GradesInProgressionLadder|2016/01/01|2|COMMON|NURSE_2|GSP NursesMERGE|GradesInProgressionLadder|2016/01/01|3|COMMON|NURSE_3|GSP Nurses

次の抜粋は、昇格ステップ・レート・コンポーネントを示しています。RateType値がSALARYで、ProgressionRateFlag属性がYに設定されており、このレートが等級ステップ昇格に使用されることが示されています。METADATA|ProgressionStepRate|EffectiveStartDate|RateName|RateType|CurrencyCode|RateFrequency|AnnualizationFactor|ActiveStatus| LegislativeDataGroup|GradeLadderName|ProgressionRateFlagMERGE|ProgressionStepRate|2016/01/01|GSP Nurses|SALARY|USD|Hourly|2080|A|GBI United States LDG|GSP Nurses|Y

次の抜粋は、昇格ステップ・レート値コンポーネントを示しています。METADATA|ProgressionStepRateValue|EffectiveStartDate|StepRateValueAmount|RateName|GradeSetCode|GradeCode|GradeStepName| LegislativeDataGroup|GradeLadderNameMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|20.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|Step 1|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|22.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|Step 2|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|24.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_2|Step 1|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|26.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_2|Step 2|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|28.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_2|Step 3|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|30.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_2|Step 4|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|32.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_3|Step 1|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|34.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_3|Step 2|GBI United States LDG|GSP NursesMERGE|ProgressionStepRateValue|2016/01/01|36.00|GSP Nurses|COMMON|NURSE_3|Step 3|GBI United States LDG|GSP Nurses

ステップ付きの昇格等級ラダーの削除

次のProgressionGradeLadder.datファイルの例では、GSP Nurses昇格等級ラダーを削除します。ここでは、ユーザー・キーによってオブジェクトが参照されます。このファイルにより、ステップ・レートと値を含む、昇格等級ラダーが削除されます。関連する昇格ルール・オブジェクトは個別に削除する必要があります。METADATA|ProgressionGradeLadder|GradeLadderNameDELETE|ProgressionGradeLadder|GSP Nurses

ステップなしの昇格等級ラダーのロード: 例このトピックでは、ステップなしの昇格等級ラダー・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

ソース・キーを使用したステップなしの昇格等級ラダーの作成

次のProgressionGradeLadder.datファイルの例では、等級にステップのない昇格等級ラダーを作成します。ファイルには、昇格等級ラダー・コンポーネントと昇格等級ラダー内の等級コンポーネントが含まれます。両方のコンポーネントでソース・キーが使用されます。レートは、昇格等級

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Page 148: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

レート・オブジェクトを使用して個別に定義されます。

次の抜粋は、昇格等級ラダー・コンポーネントを示しています。METADATA|ProgressionGradeLadder|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GradeLadderName|GradeType|ActiveStatus| GradeSetCode|AllowProgOverrideFlag|AllowSalaryOverrideFlag|AutoProgressionCode|AutoSalChangeCode|ProgressionDateCode| ProgressionStyleCode|RateChangeDateCode|SalaryCalculationMethodCode|SalaryChangeDateCode|UpdateSalaryFlag|ProgActionCode| SalaryActionCode|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)MERGE|ProgressionGradeLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT|2000/02/15|GSP Development|GRADE|A|COMMON|N|N|CMP_GSP_PROG_MANUAL| CMP_GSP_PROG_MANUAL|CMP_GSP_PROCESS_DT|CMP_GSP_GP|CMP_GSP_PROCESS_DT|CMP_GSP_GRADE_STEP_RATE|CMP_GSP_ELIGIBILITY_DT|Y| CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|GSP_US_LDG1

次の抜粋は、昇格等級ラダー内の等級コンポーネントを示しています。METADATA|GradesInProgressionLadder|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GradesInLadderSequence|GradeSetCode| GradeId(SourceSystemId)|GradeLadderId(SourceSystemId)MERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GIL1|2000/02/15|1|COMMON|DEV1_GSP|GSP_DEVELOPMENTMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GIL2|2000/02/15|2|COMMON|DEV2_GSP|GSP_DEVELOPMENTMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GIL3|2000/02/15|3|COMMON|DEV3_GSP|GSP_DEVELOPMENTMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GIL4|2000/02/15|4|COMMON|DEV4_GSP|GSP_DEVELOPMENTMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GIL5|2000/02/15|5|COMMON|DEV5_GSP|GSP_DEVELOPMENTMERGE|GradesInProgressionLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GIL6|2000/02/15|6|COMMON|DEV6_GSP|GSP_DEVELOPMENT

ユーザー・キーを使用したステップなしの昇格等級ラダーの作成

次のProgressionGradeLadder.datファイルの例では、等級にステップのない昇格等級ラダーを作成します。ファイルには、昇格等級ラダー・コンポーネントと昇格等級ラダー内の等級コンポーネントが含まれます。両方のコンポーネントで、ユーザー・キーが使用されます。レートは、昇格等級レート・オブジェクトを使用して個別に定義されます。

次の抜粋は、昇格等級ラダー・コンポーネントを示しています。METADATA|ProgressionGradeLadder|EffectiveStartDate|GradeLadderName|GradeType|ActiveStatus|GradeSetCode|AllowProgOverrideFlag| AllowSalaryOverrideFlag|AutoProgressionCode|AutoSalChangeCode|ProgressionDateCode|ProgressionStyleCode|RateChangeDateCode| SalaryCalculationMethodCode|SalaryChangeDateCode|UpdateSalaryFlag|ProgActionCode|SalaryActionCode|LegislativeDataGroupMERGE|ProgressionGradeLadder|2010/01/01|GSP Staff|GRADE|A|COMMON|N|N|CMP_GSP_PROG_MANUAL|CMP_GSP_PROG_MANUAL|CMP_GSP_PROCESS_DT| CMP_GSP_GP|CMP_GSP_PROCESS_DT|CMP_GSP_GRADE_STEP_RATE|CMP_GSP_ELIGIBILITY_DT|Y|CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION| CMP_GRADE_STEP_PROGRESSION|GBI United States LDG

次の抜粋は、昇格等級ラダー内の等級コンポーネントを示しています。METADATA|GradesInProgressionLadder|EffectiveStartDate|GradesInLadderSequence|GradeSetCode|GradeCode|GradeLadderNameMERGE|GradesInProgressionLadder|2010/01/01|1|COMMON|STAFF1|GSP StaffMERGE|GradesInProgressionLadder|2010/01/01|2|COMMON|STAFF2|GSP StaffMERGE|GradesInProgressionLadder|2010/01/01|3|COMMON|STAFF3|GSP StaffMERGE|GradesInProgressionLadder|2010/01/01|4|COMMON|STAFF4|GSP Staff

ステップなしの昇格等級ラダーの削除

次のProgressionGradeLadder.datファイルの例では、ソース・キーによって参照された昇格等級ラダーを削除します。この昇格等級ラダーには、ステップなしの等級が含まれます。そのため、関連する昇格等級レート・オブジェクトと昇格ルール・オブジェクトを個別に削除する必要があります。METADATA|ProgressionGradeLadder|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|ProgressionGradeLadder|VISION|GSP_DEVELOPMENT

昇格等級レートのロード: 説明昇格等級レートは、等級ステップを使用しない昇格等級ラダーに関連付けられた等級レートです。昇格等級レートによって、その関連する等級レート値に対する支払の通貨および頻度が識別されます。等級レート値で、ラダー内の各等級の給与範囲とレート値が指定されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある昇格等級レートのいくつかの側面について説明します。

昇格等級レートのロードの準備

昇格等級レートをロードする前に、次の参照オブジェクトがターゲット環境に存在する必要があります。

等級および等級セット

国別仕様データ・グループ

昇格等級ラダー

昇格等級レート名

「昇格等級ラダーの管理」ページで昇格等級ラダーを作成すると、関連する昇格等級レートが自動的に作成されます。これは、昇格等級ラダーと同じ名前になります。昇格等級レートは1つの昇格等級ラダーに対して1つのみ存在でき、両方のオブジェクトが同じ国別仕様データ・グループを持ちます。HCMデータ・ローダーを使用して昇格等級レートを作成するとき、その名前とLDGは、関連する昇格等級ラダーと同じものにします。

アプリケーションでの昇格等級レート

昇格等級レート・オブジェクトを作成および保守するための独立したユーザー・インタフェースは存在しません。アプリケーションでは、「昇格等級ラダーの管理」ページを使用して、昇格等級レートを作成および保守します。昇格等級レートと等級レートは基になる表が同じであるため、「等級レートの管理」ページで昇格等級レートを表示することもできます。ただし、「等級レートの管理」ページで昇格等級レートを作成しないでください。この制限が存在するのは、等級ステップ昇格で使用するために必須となる値が移入されないためです。昇格等級レートは、アプリ

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Page 149: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ケーションで昇格等級ラダーを作成するときに自動的に作成することも、HCMデータ・ローダーを使用してロードすることもできます。

昇格等級レートのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して昇格等級レート・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

昇格等級レートの作成

この項の両方の例で、昇格等級レートは次のようになります。

等級ステップのない等級を使用し、レートが月次金額として見積もられます

その関連する昇格等級ラダーと同じ名前になります

RateTypeがSALARYで、ProgressionRateFlagがYに設定されており、このレートが等級ステップ昇格に使用されることが示されています

次のProgressionGradeRate.datファイルの例では、ソース・キーを使用して昇格等級レート・オブジェクトを作成します。METADATA|ProgressionGradeRate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GradeRateName|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)|

RateType|CurrencyCode|RateFrequency|ActiveStatus|AnnualizationFactor|ProgressionRateFlag|GradeLadderId(SourceSystemId)MERGE|ProgressionGradeRate|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GR|2000/02/15|GSP Development|GSP_US_LDG1|SALARY|USD|MONTHLY|A|12|Y|GSP_DEVELOPMENTMETADATA|ProgressionGradeRateValue|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)| RateId(SourceSystemId)|RateObjectId(SourceSystemId)|MinimumAmount|MaximumAmount|ValueAmountMERGE|ProgressionGradeRateValue|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GRV1|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_DEVELOPMENT_GR|DEV1_GSP|3500|6500|5000MERGE|ProgressionGradeRateValue|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GRV2|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_DEVELOPMENT_GR|DEV2_GSP|4500|7500|6000MERGE|ProgressionGradeRateValue|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GRV3|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_DEVELOPMENT_GR|DEV3_GSP|5500|8500|7000MERGE|ProgressionGradeRateValue|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GRV4|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_DEVELOPMENT_GR|DEV4_GSP|6500|9500|8000MERGE|ProgressionGradeRateValue|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GRV5|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_DEVELOPMENT_GR|DEV5_GSP|7500|10500|9000MERGE|ProgressionGradeRateValue|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GRV6|2000/02/15|GSP_US_LDG1|GSP_DEVELOPMENT_GR|DEV6_GSP|8500|11500|10000

次のProgressionGradeRate.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して昇格等級レート・オブジェクトを作成します。METADATA|ProgressionGradeRate|EffectiveStartDate|RateType|GradeRateName|GradeLadderName|CurrencyCode|RateFrequency|AnnualizationFactor|

ActiveStatus|LegislativeDataGroup|ProgressionRateFlagMERGE|ProgressionGradeRate|2010/01/01|Salary|GSP Staff|GSP Staff|USD|Monthly|12|A|GBI United States LDG|YMETADATA|ProgressionGradeRateValue|EffectiveStartDate|MinimumAmount|MaximumAmount|MidValueAmount|ValueAmount|GradeRateName|SetCode| GradeCode|LegislativeDataGroupMERGE|ProgressionGradeRateValue|2010/01/01|2000|5000|3500|3000|GSP Staff|COMMON|STAFF1|GBI United States LDGMERGE|ProgressionGradeRateValue|2010/01/01|4000|6000|5000|4500|GSP Staff|COMMON|STAFF2|GBI United States LDGMERGE|ProgressionGradeRateValue|2010/01/01|5000|8000|6500|5800|GSP Staff|COMMON|STAFF3|GBI United States LDGMERGE|ProgressionGradeRateValue|2010/01/01|6000|9000|7500|6200|GSP Staff|COMMON|STAFF4|GBI United States LDG

昇格等級レートの削除

昇格等級レートを削除すると、その等級レート値も削除されます。給与ベースなどの他のオブジェクトで参照されていない場合は、HCMデータ・ローダーを使用して昇格等級レートを削除できます。昇格等級レートが昇格等級ラダーで使用されている場合は、関連する昇格等級ラダーも削除する場合にのみ削除します。

次のProgressionGradeRate.datファイルの例では、ソース・キーを使用して識別された昇格等級レートを削除します。METADATA|ProgressionGradeRate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)DELETE|ProgressionGradeRate|VISION|GSP_DEVELOPMENT_GR|GSP_US_LDG1

次のProgressionGradeRate.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して識別された昇格等級レートを削除します。METADATA|ProgressionGradeRate|LegislativeDataGroup|GradeRateNameDELETE|ProgressionGradeRate|GBI United States LDG|GSP Staff

昇格ルールのロード: 説明昇格ルールによって、就業者が昇格等級ラダーの次の等級または等級ステップに移動できるかどうかを決定する条件が定義されます。昇格等級ラダーに等級ステップ昇格を使用している場合は、昇格ルール・オブジェクトを使用して昇格ルールをロードします。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある昇格ルールのいくつかの側面について説明します。

昇格ルールのロードの準備

昇格ルール・オブジェクトをロードするには、次の参照オブジェクトがターゲット環境に存在する必要があります。

昇格等級ラダー

適格プロファイル

昇格ルールと適格プロファイル

昇格ルールは、単に適格プロファイルの名前です。適格プロファイルによって、昇格が発生するために満たされる必要がある条件が定義されます。昇格等級ラダー、等級または等級ステップに昇格ルールを関連付けることができます。昇格ルール・オブジェクトでは、適格プロファイルと昇格等級ラダー、等級または等級ステップの間の関連付けのみがロードされます。各レベルには、複数の昇格ルールが存在できます。

昇格ルール・オブジェクトに関連付けられた適格プロファイルは、次のようになります。

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Page 150: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

用途が報酬またはグローバルである必要があります

昇格ルール・オブジェクトからは、ソース・キーを使用して参照できません

昇格ルールのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して昇格ルール・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

昇格ルールの作成

通常、昇格等級ラダーのステップごと、または等級にステップがない場合は等級ごとに昇格ルールをロードします。次の各例は、昇格等級ラダー、等級および等級ステップに対する昇格ルールをロードする方法を示しています。これらには、各レベルでキーを作成するために必要な属性も含まれます。このアプローチには、次のルールが適用されます。

昇格等級ラダーに対するルールをロードするときは、SetCode、GradeIdおよびGradeStepIdまたはGradeStepNameの各属性を#NULLに設定します。

特定の等級に対するルールをロードするときは、GradeStepIdまたはGradeStepNameの属性を#NULLに設定します。

ステップに対するルールをロードするときは、すべての属性の値を指定します。

等級にステップがない場合は、ファイルからGradeStepIdまたはGradeStepNameの属性を削除します。

または、レベルごとに個別に昇格ルールをロードできます。この場合は、必要なキー属性のみを含めます。たとえば、昇格等級ラダーのみに対する昇格ルールをロードするときは、SetCode、GradeIdおよびGradeStepIdまたはGradeStepNameの各属性を削除します。同様に、等級のみに対する昇格ルールをロードするときは、GradeStepId属性またはGradeStepName属性を削除します。

次のProgressionRule.datファイルの例では、ソース・キーを使用して各レベルで昇格ルールを作成します。既存の適格プロファイルによって、昇格の基準が定義されます。

注意: 適格プロファイルは、ソース・キーを使用して参照できません。METADATA|ProgressionRule|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GradeLadderId(SourceSystemId)|SetCode| GradeId(SourceSystemId)|GradeStepId(SourceSystemId)|ProgressionRuleNameCOMMENT Rule for Progression Grade LadderMERGE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE1|2000/02/15|GSP_ANALYSTS_PGL|#NULL|#NULL|#NULL|Active EmployeesCOMMENT Rule for GradeMERGE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE_G1_1|2000/02/15|GSP_ANALYSTS_PGL|COMMON|ANALYST1_GR|#NULL|26 Weeks of ServiceCOMMENT Rules for StepsMERGE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE_G1S1_1|2000/02/15|GSP_ANALYSTS_PGL|COMMON|ANALYST1_GR|ANALYST1_GRS1|Completed TrainingMERGE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE_G1S1_2|2000/02/15|GSP_ANALYSTS_PGL|COMMON|ANALYST1_GR|ANALYST1_GRS1|Completed Training Level 2

次のProgressionRule.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して各レベルで昇格ルールを作成します。既存の適格プロファイルによって、昇格の基準が定義されます。METADATA|ProgressionRule|GradeLadderName|SetCode|GradeCode|GradeStepName|ProgressionRuleName|EffectiveStartDateCOMMENT Rule for Progression Grade LadderMERGE|ProgressionRule|GSP Nurses|#NULL|#NULL|#NULL|Active Employees|2016/01/01COMMENT Rules for GradeMERGE|ProgressionRule|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|#NULL|26 Weeks of Service|2016/01/01COMMENT Rules for StepsMERGE|ProgressionRule|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|Step 1|Completed Training|2016/01/01MERGE|ProgressionRule|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|Step 1|Completed Training Level 2|2016/01/01

昇格ルールの削除HCMデータ・ローダーを使用して、昇格ルール・レコードを削除できます。昇格ルールを削除しても、関連する適格プロファイルは削除されません。

次のProgressionRule.datファイルの例では、3つの昇格ルールを削除します。ここでは、ソース・キーを使用して昇格ルールが参照されます。METADATA|ProgressionRule|SourceSystemOwner|SourceSystemIdCOMMENT Delete Rule for Progression Grade LadderDELETE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE1COMMENT Delete Rule for GradeDELETE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE_G1_1COMMENT Delete Rule for StepDELETE|ProgressionRule|VISION|GSP_ANALYSTS_PGL_RULE_G1S1_1

次のProgressionRule.datファイルの例でも、3つの昇格ルールを削除します。ここでは、ユーザー・キーを使用して昇格ルールが参照されます。単一のProgressionRule.datファイルですべてのレベルのルールを削除するときは、次のルールが適用されます。

昇格等級ラダーに対するルールを削除するときは、SetCode、GradeCodeおよびGradeStepNameの各属性を#NULLに設定します。

等級に対するルールを削除するときは、GradeStepName属性を#NULLに設定します。

ステップに対するルールを削除するときは、すべての属性の値を指定します。

等級にステップがない場合は、ファイルからGradeStepName属性を削除します。METADATA|ProgressionRule|GradeLadderName|SetCode|GradeCode|GradeStepName|ProgressionRuleNameCOMMENT Delete Rule for LadderDELETE|ProgressionRule|GSP Nurses|#NULL|#NULL|#NULL|Active Employees

150

Page 151: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

COMMENT Delete Rule for Grade DELETE|ProgressionRule|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|#NULL|26 Weeks of ServiceCOMMENT Delete Rule for StepDELETE|ProgressionRule|GSP Nurses|COMMON|NURSE_1|Step 1|Completed Training

給与ベース・レコードのロード: 考慮する点このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して給与および給与ベースを正常にロードするために理解する必要がある給与ベース・オブジェクトの側面について説明します。

給与エレメント

給与ベースにリンクしたエレメントは、給与ベースをロードする前にターゲット環境に存在する必要があります。また、次のエレメントは固定処理エレメントとして作成する必要があります。

給与ベースと同じ国別仕様データ・グループ

プライマリ分類が標準支給項目または情報

適格がオープン(つまり、エレメント・レベルで適格基準が定義されていない)

同じ給与エレメントを複数の給与ベースにリンクするには、同じ期間に複数のエントリをサポートするようにエレメントを構成する必要があります。

これらの給与エレメントの条件のいずれかが満たされていない場合、給与ベースが正しくロードされない可能性があります。たとえば、これらが国別仕様データ・グループに関連付けられない場合や、給与エレメントにリンクされない場合があります。この場合、アプリケーションで給与ベースを手動で訂正します。給与エレメントの作成の詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『Oracle Fusion Compensationで使用するための給与エレメントの構成』(1589502.1)を参照してください。

等級レート

等級レートを給与ベースにリンクして、等級に定義された給与範囲に対して就業者の給与を検証できます。次のルールが適用されます。

就業者の等級は、就業者の給与ベースにリンクされた等級レートに含まれる必要があります。

等級レート通貨は、給与ベースにリンクされた給与エレメントの通貨に一致する必要があります。

等級レートは、給与ベースと同じ国別仕様データ・グループで定義される必要があります。

給与ベース・コードSalaryBasisCode属性では、基本給が格納および表示される頻度が記録されます。有効な値は、CMP_SALARY_BASIS参照タイプで定義されます。値PERIOD (給与期間)の場合、給与条件レベルで定義された給与から給与周期が取得されます。給与ベース・コードがPERIODの場合は、SalaryAnnualizationFactor属性を空白にします。

給与ベース・コンポーネント

給与ベース・オブジェクトのComponentUsage属性を使用して、給与ベース・コンポーネント(給与調整を項目化するコンポーネント)をロードするかどうかを指定します。次の表に示す有効な値は、CMP_COMPONENT_USAGE参照タイプで定義されます。

値 意味

NO_COMPONENT コンポーネントは、給与ベース・オブジェクトとともに使用されることもロードされることもありません。

SELECTED_COMPONENTSコンポーネントは、給与ベース・オブジェクトとともに使用およびロードされます。

USER_DECIDES_USAGE マネージャが、給与の調整時に使用するコンポーネントを選択します。コンポーネントは、給与ベース・オブジェクトとともにロードされません。

ComponentUsage属性をSELECTED_COMPONENTSに設定した場合は、SalaryBasisComponent弁別子を使用してコンポーネントをロードします。ComponentUsage属性を除外した場合、NO_COMPONENTとみなされます。

ヒント: コンポーネントの使用方法がわからない場合は、USER_DECIDES_USAGEを指定します。この値により、制限が最も緩和されます。

コンポーネント・タイプごとに1つの給与ベース・コンポーネント・レコードを指定します。給与ベース・コンポーネント・レコードのAttributeValue属性によって、PROMOTIONAL、COST_OF_LIVING、ADJUSTMENTなどのコンポーネント・タイプが識別されます。この値は、CMP_SALARY_COMPONENTS参照タイプに対して検証されます。

給与ベース・レコードの削除

給与ベース・オブジェクトは、まだ割り当てられておらず、給与レコードの作成に使用されなかった場合にのみ、HCMデータ・ローダーを使用して削除できます。個々の給与ベース・オブジェクトは、アプリケーションで削除するのが最も簡単です。

151

Page 152: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

関連トピック

Oracle Fusion Compensationで使用するための給与エレメントの構成 (1589502.1)

給与レコードのロード: 説明給与レコードでは、指定した期間および通貨の就業者の基本給額が保持されます。また、これには、基本給の検証および支給率や四分位数などのメトリックの計算に使用される給与範囲が表示されます。関連付けられた給与ベースの構成方法によっては、給与にゼロ個以上のコンポーネントを含めることができます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して給与レコードを正常にロードするために理解する必要がある給与オブジェクトの側面について説明します。

給与レコードのロードの準備

給与オブジェクトをロードするには、次のことが必要になります。

雇用レコードがターゲット環境に存在する必要があります。

就業者アサイメントに等級が含まれ、かつ、その等級が、各就業者の給与ベースにリンクされた等級レートに含まれている必要があります。給与レコードに給与範囲が含まれるようにし、かつ、給与メトリックを正しく計算するには、これらの要件を満たす必要があります。

給与ベースの頻度がPERIODの就業者は、給与条件レベルで定義されている給与に割り当てられる必要があります。給与バッチ・ローダーを使用して実行できるこの給与アサイメントは、給与レコードをロードする前に完了する必要があります。

給与のロードHCMデータ・ローダーで処理するために、給与データをSalary.datファイルに指定します。給与コンポーネントをロードする場合は、次の処理を行います。

給与オブジェクトのMultipleComponents属性をYに設定します。そうでない場合は、Nに設定します。

給与オブジェクトのSalaryAmount属性を、基本給額にすべての給与コンポーネントの合計を加えたものに設定します。

給与オブジェクトのActionCode属性を、給与レコードに関連付けられた処理に設定します。次の表は、ActionCode属性の有効な値を示しています。

処理コード 処理名

ALLOCATE_GRP_CMP ワークフォース報酬の割付

CHANGE_SALARY 給与の変更

GLB_TRANSFER グローバル異動

HIRE 従業員の採用

HIRE_ADD_WORK_RELATION従業員雇用関係の追加

PROMOTION 昇格・昇進

REHIRE 就業者の再雇用

TRANSFER 異動

給与は、雇用条件レベルまたはアサイメント・レベルで作成できます。給与を作成するには、次のようにします。

雇用条件レベルで、雇用条件の一意の参照を指定します。等級および常勤換算(FTE)は、雇用条件から取得されます。

アサイメント・レベルで、アサイメントの一意の参照を指定します。等級およびFTEは、各アサイメントから取得されます。

FTEは、就業者の雇用主の標準勤務時間と、就業者の雇用条件またはアサイメントの勤務時間を比較して決定します。就業者の給与ベースに添付された給与エレメントのプライマリ分類が標準支給項目である場合、エレメント・エントリで送信される年間金額はFTEにあわせて調整されます。そうでない場合、エレメント・エントリで送信される金額がFTEにあわせて調整されることはありません。

給与コンポーネントのロード

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Page 153: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

属性を設定します。有効な値は、 参照タイプで定義されます。参照タイプを管理するには、「設定および保守」作業領域で「基本給参照の管理」タスクを使用します。各コンポーネント事由コードは、給与レコードごとに1回のみ使用できます。

コンポーネント・レコードごとにChangeAmountまたはChangePercentage属性値を指定します。両方を指定しないでください。給与レコードの新しい給与額を導出するには、ChangeAmountの値を基本給額に追加します。ChangePercentageの値は、基本給額のパーセンテージです。対応するパーセント値が自動的に計算されます。

既存の給与レコードの更新

無期限の給与を更新すると、既存の給与の終了日が、新しい給与に対して指定されたDateFrom属性値の前の日に自動的に設定されます。

給与レコードのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、就業者アサイメントの給与レコードをロードおよび管理する方法について説明します。

ソース・キーを使用した給与の作成

次のSalary.datファイルの例では、既存のアサイメントに対するコンポーネントを含む給与オブジェクトを作成します。給与オブジェクトとその関連するアサイメントの両方を識別するために、ソース・キーが使用されます。METADATA|Salary|SourceSystemOwner|SourceSystemId|AssignmentId(SourceSystemId)|DateFrom|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode| SalaryApproved|MultipleComponentsMERGE|Salary|VISION|1012SAL15|1012_EMP_ASG|2015/01/01|65000|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|NMETADATA|SalaryComponent|SourceSystemOwner|SourceSystemId|SalaryId(SourceSystemId)|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount| ComponentApprovedMERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL15_COL|1012SAL15|2015/01/01|COST_OF_LIVING|60000|YMERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL15_ADJ|1012SAL15|2015/01/01|ADJUSTMENT|5000|Y

ソース・キーを使用した給与の更新

次のSalary.datファイルの例では、給与オブジェクトおよびそのコンポーネントへの変更を指定して、既存の無期限の給与レコードを更新します。給与オブジェクトのすべてのコンポーネントを識別するために、ソース・キーが使用されます。METADATA|Salary|SourceSystemOwner|SourceSystemId|AssignmentId(SourceSystemId)|DateFrom|DateTo|SalaryAmount|SalaryBasisName| ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponentsMERGE|Salary|VISION|1012SAL16|1012_EMP_ASG|2016/01/01||70000|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|NMETADATA|SalaryComponent|SourceSystemOwner|SourceSystemId|SalaryId(SourceSystemId)|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount| ComponentApprovedMERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL16_COL|1012SAL16|2016/01/01|COST_OF_LIVING|5000|YMERGE|SalaryComponent|VISION|1012SAL16_ADJ|1012SAL16|2016/01/01|ADJUSTMENT|0|Y

ユーザー・キーを使用した給与の作成

次のSalary.datファイルの例では、アサイメントに対するコンポーネントを含む給与オブジェクトを作成します。給与オブジェクトとその関連するアサイメントの両方を識別するために、ユーザー・キーが使用されます。METADATA|Salary|AssignmentNumber|DateFrom|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponentsMERGE|Salary|1014|2015/01/01|53500|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|NMETADATA|SalaryComponent|AssignmentNumber|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount|ComponentApprovedMERGE|SalaryComponent|1014|2015/01/01|COST_OF_LIVING|52000|YMERGE|SalaryComponent|1014|2015/01/01|ADJUSTMENT|1500|Y

ユーザー・キーを使用した給与の更新

次のSalary.datファイルの例では、給与オブジェクトおよびそのコンポーネントへの変更を指定して、既存の無期限の給与レコードを更新します。給与オブジェクトのすべてのコンポーネントを識別するために、ユーザー・キーが使用されます。METADATA|Salary|AssignmentNumber|DateFrom|DateTo|SalaryAmount|SalaryBasisName|ActionCode|SalaryApproved|MultipleComponentsMERGE|Salary|1014|2016/01/01||53900|SalBasis_1007|CHANGE_SALARY|Y|NMETADATA|SalaryComponent|AssignmentNumber|DateFrom|ComponentReasonCode|ChangeAmount|ComponentApprovedMERGE|SalaryComponent|1014|2016/01/01|COST_OF_LIVING|300|YMERGE|SalaryComponent|1014|2016/01/01|ADJUSTMENT|100|Y

給与の削除

多数のレコードが誤って作成またはロードされて、一括して削除する必要がある場合にのみ、HCMデータ・ローダーを使用して給与レコードを削除します。アサイメントのすべての給与レコードを削除する場合以外は、最新の給与開始日の給与レコードのみを削除できます。たとえば、給与レコードの給与開始日が1月1日、3月1日および9月1日の場合、9月1日のレコードのみを削除できます。または、3つすべてのレコードを削除できます。

次のSalary.datファイルの例では、既存の給与レコードを削除します。給与オブジェクトは、ソース・キーによって識別されます。METADATA|Salary|SourceSystemOwner|SourceSystemId|AssignmentId(SourceSystemId)|DateFromDELETE|Salary|VISION|1012SAL16|EJ1012_EMP_ASG|2016/01/01

次のSalary.datファイルの例では、既存の給与を削除します。給与オブジェクトは、ユーザー・キーによって識別されます。METADATA|Salary|AssignmentNumber|DateFromDELETE|Salary|1014|2016/01/01

給与範囲差分プロファイルおよび給与範囲差分値のロード: 例

ComponentReasonCode CMP_SALARY_COMPONENTS

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Page 154: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与範囲差分値は、就業者事業所に基づいて等級レートを調整するために、等級レートに適用される乗数です。たとえば、ある事業所で1.2の差分値を適用し、別の事業所で0.80の差分値を適用できます。これらの値は、これらの事業所の生計費や採用の相対的な容易さなどを反映するように変化します。給与範囲差分値は、給与ベースにリンクする給与範囲差分プロファイルに関連付けられます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して差分プロファイルとその差分値をロードする方法について、例を示して説明します。

給与範囲差分プロファイルおよび給与範囲差分値の作成

差分プロファイルを作成するには、給与範囲差分オブジェクトと1つ以上の給与範囲差分値コンポーネントをロードします。給与範囲差分値コンポーネントは、それぞれ単一の事業所を対象としています。差分プロファイルは国別仕様データ・グループを参照し、その差分値は事業所を参照します。参照先の国別仕様データ・グループと事業所は、給与範囲差分オブジェクトをロードする前に、ターゲット環境に存在する必要があります。

次のSalaryRangeDifferential.datファイルの例では、単一の差分値を含む差分プロファイルを作成します。どちらのコンポーネントもソース・キーを使用して識別されます。METADATA|SalaryRangeDifferential|EffectiveStartDate|Name|Code|Status|Criteria|SourceSystemId|SourceSystemOwner|LegislativeDataGroupName

MERGE|SalaryRangeDifferential|2000/01/01|SalRangeDiffName333|SalRangeDiffCode333|ACTIVE|LOCATION|SalRangeDiffSSID_333|VISION|PM DE LDGMETADATA|SalaryRangeDifferentialValue|EffectiveStartDate|SourceSystemId|SourceSystemOwner|RangeDiffId(SourceSystemId)|LocationCode| LocationSetCode|DifferentialMERGE|SalaryRangeDifferentialValue|2000/01/01|SalRangeDiffVal_SSID_333|VISION|SalRangeDiffSSID_333|Atlanta|Vision Corporation 202|0.2

次のSalaryRangeDifferential.datファイルの例では、単一の差分値を含む差分プロファイルを作成します。どちらのコンポーネントもユーザー・キーを使用して識別されます。METADATA|SalaryRangeDifferential|EffectiveStartDate|Name|Code|Status|Criteria|LegislativeDataGroupNameMERGE|SalaryRangeDifferential|2000/01/01|SalRangeDiffName444|SalRangeDiffCode444|ACTIVE|LOCATION|PM DE LDGMETADATA|SalaryRangeDifferentialValue|EffectiveStartDate|RangeDiffCode|LocationCode|LocationSetCode|DifferentialMERGE|SalaryRangeDifferentialValue|2000/01/01|SalRangeDiffCode444|Atlanta|Vision Corporation 202|0.2

給与範囲差分の有効日の変更: 説明給与範囲差分オブジェクトには有効日があります。つまり、給与範囲差分オブジェクトとその子コンポーネントに対する変更の履歴は保持されて、表示できます。たとえば、ユーザーは「報酬」作業領域で差分プロファイルの有効日履歴を表示できます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用したときの、給与範囲差分オブジェクトについての有効日レコードの管理方法について説明します。

有効日レコードの作成

差分値を作成または更新すると、有効日レコードが差分値に追加されます。その有効開始日について、親差分プロファイルに有効日レコードがない場合は、親差分プロファイルに有効日レコードを追加することも必要となります。この場合、.datファイルに親給与範囲差分コンポーネントを含める必要があります。その有効開始日は、子差分値と同じである必要があります。

次の表は、差分プロファイルに対する変更の履歴を示しています。

RangeDiffId EffectiveStartDate EffectiveEndDateステータス 基準 LegislativeDataGroupId コード Name

123 01-01-1951 01-05-2016 アクティブ事業所 US1 US SRD US Range

123 02-05-2016 31-12-4712 アクティブ事業所 US1 US SRD US Range

次の表は、その差分値の関連する変更を示しています。

RangeDiffValueId EffectiveStartDate EffectiveEndDate Differential LocationId

234 01-01-1951 31-12-4712 1.3 A

345 02-05-2016 31-12-4712 0.8 B

456 02-05-2016 31-12-4712 0.9 C

事業所Bの値が作成されたときに、事業所Bの有効開始日を使用した有効日レコードも、差分プロファイルに追加されました。ただし、事業所Cの値が作成されたときは、差分プロファイルに有効日レコードは追加されませんでした。その有効開始日のレコードはすでに差分プロファイルに存在したため、追加のレコードは必要ありませんでした。同じ日付の複数の差分値を作成または更新すると、1つのみの有効日レコードが親差分プロファイルに追加されます。

注意: 必要な有効開始日を使用した有効日レコードがすでにある場合、.datファイルに親給与範囲差分コンポーネントを含める必要はありません。

給与範囲差分コンポーネントの編集

親給与範囲差分オブジェクトを訂正または更新した場合に、その子コンポーネントに有効日レコードが追加されることはありません。たとえば、差分プロファイルを非アクティブ化すると、新しい有効日レコードは親コンポーネントに追加されます。一方、有効日レコードは差分値に追加さ

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Page 155: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

れません。

155

Page 156: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. グローバル給与オブジェクトのロード

13グローバル給与オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

国別仕様データ・グループのロード: 例

銀行のロード

計算カードのロード: 説明

FastFormulaのロード

給与バランス定義のロード: 説明

給与定義のロード

給与エレメント定義のロード: 説明

給与エレメント実行使用のロード: 説明

支払方法のロード

給与バランス・グループのロード

給与タイム・カードのロード

国別仕様データ・グループのロード: 例国別仕様データ・グループは、給与と関連データの分割に使用されます。企業が運営されている国ごとに、少なくとも1つの国別仕様データ・グループが必要です。各国別仕様データ・グループには、国別仕様コード、通貨および原価配賦キー・フレックスフィールドが保持されています。また、1つ以上の給与法定ユニットにも関連付けられています。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して国別仕様データ・グループ・オブジェクトをロードおよび管理する方法について、例を示して説明します。

国別仕様データ・グループの作成

このサンプルのLegislativeDataGroup.datファイルでは、イギリスの国別仕様データ・グループを作成します。この場合、国別仕様データ・グループはそのソース・キーを使用して識別されます。コードは、通貨および国別仕様に対して指定されます。METADATA|LegislativeDataGroup|SourceSystemOwner|SourceSystemId|Name|LegislationCode|DefaultCurrencyCodeMERGE|LegislativeDataGroup|VISION|LDG_VI_UK|Vision UK|GB|GBP

このサンプルのLegislativeDataGroup.datファイルでは、アメリカの国別仕様データ・グループを作成し、原価配賦キー・フレックスフィールドに関連付けます。METADATA|LegislativeDataGroup|Name|Territory|DefaultCurrency|StructureInstanceNameMERGE|LegislativeDataGroup|Vision US|United States|US Dollar|System Test Costing

国別仕様データ・グループの削除HCMデータ・ローダーを使用して、国別仕様データ・グループ・オブジェクトを削除できます。このサンプルのLegislativeDataGroup.datファイルでは、国別仕様データ・グループを削除します。この場合、国別仕様データ・グループはそのソース・キーによって識別されます。METADATA|LegislativeDataGroup|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|LegislativeDataGroup|VISION|LDG_VI_UK

銀行のロード銀行のロード: 説明

銀行は、複数の支店を持つことができる金融機関です。外部銀行口座には銀行支店が関連付けられます。銀行、銀行支店および外部銀行口座は、その詳細が非HCM表に格納されるビジネス・オブジェクトです。ただし、これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードできます。このトピックでは、銀行を正常にロードするために理解する必要がある銀行オブジェクトの側面について説明します。

銀行のロード

HCMデータ・ローダーで処理するために、Bank.datファイルで銀行データをロードします。作成時に銀行の一意の参照を指定するには、銀行名または銀行番号の属性を指定する必要があります。国コード属性を指定する必要もあります。

次のBank.datファイルの例では、銀行名と国コードのユーザー・キーを使用して銀行オブジェクトを作成します。ここでは、銀行番号属性も指定します。METADATA|Bank|BankName|BankNumber|CountryCodeMERGE|Bank|Vision Bank|100001A|CA

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Page 157: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

銀行の削除

銀行オブジェクトは、HCMデータ・ローダーを使用して削除できません。ただし、必要なくなった、または誤って入力した銀行を非アクティブ化できます。銀行の管理ページにはないこの機能により、監査証跡を維持できます。

次のBank.datファイルの例では、非アクティブ化する銀行オブジェクトの終了日を指定します。既存の銀行を一意に識別するために、国コードと銀行名または銀行番号を使用できます。METADATA|Bank|BankNumber|CountryCode|EndDateMERGE|Bank|100001A|CA|2016/03/01

銀行支店のロード: 説明

銀行は、複数の支店を持つことができる金融機関です。外部銀行口座には銀行支店が関連付けられます。銀行、銀行支店および外部銀行口座は、その詳細が非HCM表に格納されるビジネス・オブジェクトです。ただし、これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードできます。このトピックでは、銀行支店を正常にロードするために理解する必要がある銀行支店オブジェクトの側面について説明します。

銀行支店のロード

HCMデータ・ローダーで処理するために、銀行支店データをBankBranch.datファイルに指定する必要があります。銀行支店番号属性(これに対する「銀行支店の管理」ページのフィールド名は国によって異なります)により、銀行支店が一意に識別されます。これは、国固有の検証によっては、必須属性になる場合があります。

次の属性の組合せのいずれかを指定して、銀行支店および関連する銀行の一意の参照を指定する必要があります。

銀行支店名、国コードおよび銀行名または銀行番号

銀行支店番号、国コードおよび銀行名または銀行番号

次のBankBranch.datファイルの例では、銀行支店番号、銀行名および国コードのユーザー・キーを使用して銀行支店オブジェクトを作成します。METADATA|BankBranch|BankBranchNumber|BankBranchName|BankName|CountryCode|EftSwiftCodeMERGE|BankBranch|111111A|Toronto 3|Vision Bank|CA|12345678

銀行支店の削除

銀行支店オブジェクトは、HCMデータ・ローダーを使用して削除できません。ただし、必要なくなった、または誤って入力した銀行支店を非アクティブ化できます。銀行支店の管理ページにはないこの機能により、監査証跡を維持できます。

次のBankBranch.datファイルの例では、銀行支店を非アクティブ化するための終了日を指定します。METADATA|BankBranch|BankBranchNumber|BankName|CountryCode|EndDateMERGE|BankBranch|111111A|Vision Bank|CA|2015/04/01

外部銀行口座のロード: 説明

外部銀行口座レコードでは、銀行支店の銀行口座の詳細が保持されます。銀行口座は、個人への支払を実行するために、支払方法によって使用されます。銀行、銀行支店および外部銀行口座は、その詳細が非HCM表に格納されるビジネス・オブジェクトです。ただし、これらは、HCMデータ・ローダーを使用してロードできます。このトピックでは、外部銀行口座を正常にロードするために理解する必要がある外部銀行口座オブジェクトの側面について説明します。

銀行および銀行支店

外部銀行口座オブジェクトを作成するには、銀行口座が保持される銀行と銀行支店の両方を作成する必要があります。

外部銀行口座のロード

HCMデータ・ローダーで処理するために、外部銀行口座データをExternalBankAccount.datファイルに指定します。外部銀行口座を参照できるように複数のユーザー・キーがサポートされています。これらのユーザー・キーの詳細は、「ビジネス・オブジェクト詳細」ページの外部銀行口座オブジェクトを参照してください。

外部銀行口座所有者コンポーネントによって、口座が属する個人または第三者が識別されます。1つの銀行口座を複数の所有者(いずれかがプライマリ所有者である必要があります)に関連付けることができます。外部銀行口座所有者コンポーネントをロードするには、弁別子ExternalBankAccountOwnerを使用します。プライマリ所有者を識別するには、関連するコンポーネントのPrimaryFlag属性をYに設定します。外部銀行口座所有者を参照できるように複数のユーザー・キーがサポートされています。これらのユーザー・キーの詳細は、「ビジネス・オブジェクト詳細」ページの外部銀行口座所有者コンポーネントを参照してください。

次のExternalBankAccount.datファイルの例では、外部銀行口座コンポーネントを作成して、2人の所有者(そのうちの1人はプライマリ所有者)に関連付けます。METADATA|ExternalBankAccount|BankNumber|BankBranchNumber|CountryCode|AccountNumber|IBAN|AccountName|CurrencyCodeMERGE|ExternalBankAccount|100001A|111111A|CA|12345678|CA23 ANBK 3350 1234 5678 20|J and P Smith|USDMETADATA|ExternalBankAccountOwner|BankNumber|BankBranchNumber|CountryCode|AccountNumber|CurrencyCode|PersonNumber|PrimaryFlagMERGE|ExternalBankAccountOwner|100001A|111111A|CA|12345678|USD|121011|YMERGE|ExternalBankAccountOwner|100001A|111111A|CA|12345678|USD|126231|N

外部銀行口座の非アクティブ化

HCMデータ・ローダーを使用して、外部銀行口座オブジェクトを削除したり、必要に応じて再作成できます。または、銀行口座を非アクティブにできます。次のExternalBankAccount.datファイルの例では、InactiveFlag属性を含めてYに設定することによって、外部銀行口座を非アクティブにします。

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Page 158: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|ExternalBankAccount|BankNumber|BranchNumber|CountryCode|CurrencyCode|AccountNumber|InactiveFlagMERGE|ExternalBankAccount|100001A|111111A|CA|USD|12345678|Y

計算カードのロード: 説明計算カードによって、休暇欠勤支払や標準控除項目など、一部の支給項目および控除項目について給与計算に必要な値が収集されます。様々なタイプの計算カードが存在します。たとえば、英国の計算カードには、法定控除項目、年金の自動登録、裁判所命令と奨学金、および福利厚生と年金を対象としたものが含まれます。ほとんどの国別仕様で計算カード・オブジェクトがサポートされています。ただし、サポートされる計算カードのタイプは、国別仕様によって異なります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して計算カードをロードするときに、すべての計算カードに適用されるいくつかの一般的な考慮事項について説明します。国別仕様固有の情報は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『Oracle Fusion ApplicationsHCMのすべてのホワイトペーパー』(文書ID 1504483.1)を参照してください。

各計算カードには1つ以上のコンポーネントがあり、各コンポーネントは1つ以上のコンポーネント詳細のセットを持つことができます。たとえば、英国の裁判所命令と奨学金の計算カードでは、各コンポーネントが、異なるタイプの裁判所命令に対応します。コンポーネント詳細に、その裁判所命令に関連する情報を入力します。

計算カードは、主に、給与関係のレベルで使用されます。国別仕様によっては、給与法定ユニットまたは税レポート・ユニットのレベルで使用されることもあります。ただし、HCMデータ・ローダーでは、計算カードは給与関係レベルでのみサポートされています。

キーのサポート

計算カード・オブジェクトは統合有効です。これらは、HCMデータ・ローダーがサポートしているすべてのキー・タイプをサポートしています。

統合キーの突合せプロセスの使用方法

ソース・キーは、統合有効オブジェクトに対してのみサポートされています。計算カード・ビジネス・オブジェクトが統合に対して有効になる前に作成されたビジネス・オブジェクトのオカレンスには、SourceSystemOwnerとSourceSystemIdの値が含まれない場合があります。これらのオブジェクトのソース・キーを指定するには、計算カード・ビジネス・オブジェクトの個々のコンポーネントに対して統合キーの突合せプロセスを実行します。このプロセスでは、ソース・キーのないコンポーネントのインスタンスにデフォルトのソース・キーを割り付けます。

ヒント: ソース・キー・オブジェクトを使用して、後でこれらのデフォルトのソース・キーを更新できます。

計算カード・オブジェクトのコンポーネントごとに、1回のみ統合キーの突合せプロセスを実行します。次の表では、コンポーネントとその統合オブジェクト名をリストしています。統合キーの突合せプロセスの実行中に、統合オブジェクト名を選択します。

計算カード・コンポーネント 統合オブジェクト名

計算カード CalculationCard

カード関連付け

コンポーネント関連付けCalculationCardAssociations

カード関連付け詳細

コンポーネント関連付け詳細CalculationCardAssociationDetails

カード・コンポーネント CalculationCardComponents

計算値定義 ValueDefinition

入力可能計算値 RangeItem

コンポーネント詳細 CalculationComponentDetails

属性値の翻訳

次の属性の値は翻訳可能で、ユーザー・セッションの言語に応じて異なります。

DirCardDefinitionName

DirCardCompDefName

ValueDefinitionName

CalculationCard.datファイルを確実に正常にアップロードするには、ファイルをロードするユーザーが、作成したユーザーと同じ言語を使用する必要があります。翻訳された値はベース・オブジェクトで指定します。個別の翻訳オブジェクトは存在しません。

論理開始日および論理終了日の変更

158

Page 159: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

一般的に、既存の計算カードの最初の有効開始日と最終有効終了日は、変更できます。必要に応じて、 行に 属性およびReplaceLastEffectiveEndDate属性を含めて、Yに設定します。EffectiveStartDate属性およびEffectiveEndDate属性に新しい値を指定します。

注意: 国別仕様固有の検証によって、論理開始日および論理終了日に対する一部の変更が有効でないことが示される場合があります。

計算カードの削除HCMデータ・ローダーを使用して、計算カード・オブジェクトのすべてのコンポーネントを削除できます。計算カード・コンポーネントを削除すると、その子コンポーネントが自動的に削除されます。個々の子コンポーネントを削除することもできます。

関連トピック

HCMデータ・ローダー: オーストラリアの計算カードのロード(2124649.1)

HCMデータ・ローダー: フランスの計算カードのロード(2233630.1)

HCMデータ・ローダー: イギリスの計算カードのロード(2098480.1)

FastFormulaのロードFastFormulaのロード: 説明FastFormulaは、様々な入力変数を使用して繰り返される汎用的な計算または比較の式です。このような事前定義済ルールは、グローバル給与の国別仕様固有の税や社会保険計算などの計算を実行します。Formulaを参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日でFormulaを作成します。

FastFormulaテキストを個別のテキスト・ファイルに指定し、そのテキスト・ファイル名をComments属性に渡します。さらに、Formulaテキスト・ファイルをClobFilesフォルダにある圧縮ファイル(Formulaテキスト・ファイルを参照するFastFormula.datファイルと同じもの)内に配置します。

また、FastFormula.datファイルに直接テキストを入力しないでください。

次の例では、FastFormulaをロードしています。METADATA|FastFormula|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|FormulaCode|FormulaTypeCode|FormulaName|FormulaText| LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)MERGE|FastFormula|VISION|MGR_SCHED_HRS|2000/01/01|MGR_RANGE_SCHD_HRS|Range of Scheduled Hours|Manager Range of Scheduled Hours| ManagerRangeScheduledHrs.txt|

関連トピック

Formulaの使用: 説明

Formulaの作成: 概要

FastFormulaグローバルのロード: 説明FastFormulaグローバルは、人材管理ビジネス・ルールをサポートするために複数のFormulaで使用できる値です。たとえば、グローバル値には税軽減率、賞与率または超過勤務レートを保持できます。

グローバルは、参照元のFormula以前の有効開始日で作成します。

次の例では、ソース・キーを使用してグローバル値をロードしています。METADATA|FastFormulaGlobal|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|GlobalCode|GlobalName|DataType|GlobalValue| LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)MERGE|FastFormulaGlobal|VISION|GBLMAXILLHEALTH|2000/01/01|MAX_ABS_DURATION_ILLHEALTH|Maximum Absence Duration for Ill Health|N|10|MERGE|FastFormulaGlobal|VISION|GBLDATEEXAMPLE|2000/01/01|GLOBAL_DATE_EXAMPLE|Fast Formula Global Date Example|D|2012-01-01|LDG_VI_UKMERGE|FastFormulaGlobal|VISION|GBLSTRINGEXAMPLE|2000/01/01|GLOBAL_STRING_EXAMPLE|Fast Formula Global String Example|T|Global Value|LDG_VI_UK

「国別仕様データ・グループのロード: 例」のトピックに用意されている例を使用して、国別仕様データ・グループを作成します。

関連トピック

Formulaの使用: 説明

Formulaの作成: 概要

給与バランス定義のロード: 説明バランス定義には、ユーザー定義命名基準、1つ以上のバランス・ディメンションおよびバランス挿入の組合せがあります。必要なバランスのほとんどは事前定義されています。国拡張機能に応じて、HCMデータ・ローダーを使用して計算またはレポート用に追加のバランスを定義できます。

例Vision Corpsの組合員は、Formulaで求められた組合費を負担します。Formulaは組合費をユーザー定義の組合費基準バランスの比率として計算し、次のような支給項目を合計したものです。

「標準支給項目」分類のすべての支給項目。

「帰属支給項目」分類のすべての支給項目。

METADATA ReplaceFirstEffectiveStartDate

159

Page 160: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

特定の車両手当エレメント。

この図には、バランスの特定の値を識別するバランス・ディメンションがあります。ここに、エレメント分類およびエレメントによってバランスが挿入されます。

給与バランス定義は、次のコンポーネントで構成されています。

バランス

定義済バランス

バランス挿入

バランス

給与バランスは、一定の期間にわたる値を累計したものです。通常、支給項目エレメントまたは控除項目エレメントを作成するたびに、グローバル・ルールおよび国固有ルールによってバランスのほとんどが作成されます。ただし、場合によってはエレメント設定とは別にバランス定義を行う必要があります。

PayrollBalanceDefinition.datファイルにバランス定義を指定します。「その他」のカテゴリを割り当てる給与バランス定義をロードして、バランスがレポートに含まれないようにします。バランスに通貨額が挿入されるため、「単位」を「金額」として指定し、「通貨」を「USD」として指定します。METADATA|PayrollBalanceDefinition|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|BalanceCode|BalanceName|ReportingName| BalanceCategoryCode|BalanceUOM|CurrencyCodeMERGE|PayrollBalanceDefinition|VISION|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|HDL_UNION_DUES_BASIS|Union Dues Basis|Union Dues Basis| Miscellaneous|M|USD

定義済バランス

各給与バランスには、取得する特定の値を定義する複数のディメンションを含めることができます。次の定義済バランス行は、バランス値が集計される関係レベルのディメンションをロードします。

関係期間累計

関係月累計

関係四半期累計

関係年累計METADATA|DefinedBalance|SourceSystemOwner|SourceSystemId|BalanceId(SourceSystemId)|LegislativeDataGroupName|BalanceDimensionCodeMERGE|DefinedBalance|VISION|UNION_DUES_DB_PTD|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Relationship Period to DateMERGE|DefinedBalance|VISION|UNION_DUES_DB_MTD|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Relationship Month to DateMERGE|DefinedBalance|VISION|UNION_DUES_DB_QTD|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Relationship Quarter Year to DateMERGE|DefinedBalance|VISION|UNION_DUES_DB_YTD|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Relationship Year to DateMERGE|DefinedBalance|VISION|UNION_DUES_DB_RUN|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Relationship Run

バランス挿入

バランス挿入には、特定のエレメント入力パラメータが特定のバランスにどのように関係するか、その詳細が含まれています。エレメント分類および個々のエレメントをロードして、バランスを挿入できます。

既存のバランス挿入の最初の有効開始日と最終有効終了日は、いずれも変更できません。バランス挿入を参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日でバランス挿入オブジェクトを作成します。

分類別バランス挿入

次のバランス分類行は、バランス分類を作成します。これによって、バランスに追加またはバランスから削除するエレメント分類が決まります。分類内の各エレメントの直接実行結果値がバランスへ挿入されます。ここで、挿入の追加を使用して、「標準支給項目」および「帰属支給項目」エレメント分

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Page 161: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

類をロードします。METADATA|BalanceClassification|SourceSystemOwner|SourceSystemId|BalanceId(SourceSystemId)|LegislativeDataGroupName|ElementClassificationCode|

AddSubtractMERGE|BalanceClassification|VISION|UNION_DUES_BC_STD|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Standard Earnings|1 MERGE|BalanceClassification|VISION|UNION_DUES_BC_TAX|UNION_DUES|Vision Corporation US LDG|Taxable Benefits|1

エレメント別バランス挿入

個々のエレメントおよび入力パラメータをロードして、バランスを挿入します。

次のバランス挿入行は、「ZFRC VS USD車両手当エレメント支給項目結果」エレメントおよび「支給計算済」入力パラメータからエレメント挿入を追加します。METADATA|BalanceFeed|SourceSystemOwner|SourceSystemId|BalanceId(SourceSystemId)|EffectiveStartDate|LegislativeDataGroupName|ElementCode| InputValueCode|AddSubtractMERGE|BalanceFeed|VISION|UNION_DUES_BF_IMP|UNION_DUES|2018/01/01|Vision Corporation US LDG|ZFRC VS USD Car Allowance Element Earnings Results|Earnings Calculated|1

関連トピック

給与バランス定義: 説明

バランス挿入: 説明

初期バランスのロード: 説明

給与定義のロード給与連結グループのロード: 説明

給与連結グループは、同じ期間内に同じ給与に対して実行される給与計算のグループです。このグループに対して、レポート、原価計算および実行後処理を実行できます。たとえば、グループにより、様々な作業サイトに対する給与計算を支払および原価計算用の1つのグループに連結できます。

個別のテキスト・ファイルにコメントを入力し、そのテキスト・ファイル名をComments属性に渡します。さらに、コメント・テキスト・ファイルをClobFilesフォルダにある圧縮ファイル(Formulaテキスト・ファイルを参照するPayrollConsolidationGroup.datファイルと同じもの)内に配置します。

注意: PayrollConsolidationGroup.datファイルに直接テキストを入力しないでください。

次の例のdatファイルを使用して、給与連結グループをロードします。METADATA|PayrollConsolidationGroup|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupId(SourceSystemId)|ConsolidationSetName|CommentsMERGE|PayrollConsolidationGroup|VISION|INFUSION_US_EMP|HDL_LDG_VISION_US|InFusion US Employee Group|Consolidation group description

関連トピック

支払周期コンポーネント: 連携の仕組み

連結グループ: 説明_ガイドのみトピック

給与定義および期間のロード: 説明

給与定義には、支払計算や原価計算をいつ行うかを決定するカレンダとオフセット情報が含まれています。支払周期の定義、処理スケジュールおよび特定の給与に関する他のパラメータが含まれます。

たとえば、従業員に月2回支払うには、月2回給与期間タイプを使用して給与定義を作成します。従業員の税金などの計算で正しい結果が得られるようになります。

既存の給与定義の最初の有効開始日と最終有効終了日は、いずれも変更できません。給与定義を参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日で給与定義オブジェクトを作成します。

この例に示したVision Corp Companyでは、2つの従業員セットに対して給与定義が必要です。1つは永続固定給従業員で、月2回支払が行われます。もう1つは臨時従業員で、タイム・カード・データを使用して月単位で支払が行われます。

注意: 同社はこの給与定義の有効開始日以降にすべての従業員を採用しているため、従業員履歴データのロードに問題はありません。

次の図には給与定義が2つあり、いずれも処理対象の給与期間を示しています。また、従業員が給与計算にリンクされています。

161

Page 162: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

HCMデータ・ローダーを使用して給与定義を作成する前に、次のオブジェクトをロードしてください。

給与の組織支払方法。デフォルト支払方法のロードの詳細は、「組織支払方法のロード: 説明」を参照してください。

1つ以上の給与計算の結果を1回の処理で処理する連結グループ。連結グループのロードの詳細は、「給与連結グループのロード: 説明」を参照してください。

給与オフセット

給与オフセットを使用すると、給与サイクル・スケジュールを簡単に定義できます。給与サイクル・イベントを特定日に発生させるか、期間の開始日または終了日からのオフセットに基づいて発生させるかを選択できます。選択内容および指定するカレンダ年数に基づいて、給与の存続期間の完全なカレンダが生成されます。この表では、オフセットできる事前定義済の給与サイクル・イベントについて説明しています。

日付 摘要

計画送信日 ユーザーが給与計算を送信する日付。

締め日 給与情報を給与期間に入力できる最終日。

給与明細の使用可能日 受取人が給与明細を表示できる日付。

給与計算実行日 従業員詳細などの有効な値を取得するために給与計算プロセスで使用される日付。

対象日 給与プロセスが給与計算のエレメント・エントリを処理する日付。対象日は、給与期間の有効日内にする必要があります。

支給日 従業員が支払済としてマークされた日付。小切手支払の場合は、小切手が現金または預入に対して有効になる日付です。電子送金(EFT)支払の場合は振替日です。

この例では、次の操作を行います。

月に2回従業員の銀行口座に支払う給与定義をロードします。

動的に生成されたオフセット日を含めます。

個人支払方法を選択していない従業員のデフォルト支払方法を識別します。

給与日数を調整します。METADATA|PayrollDefinition|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PayrollCode|LegislativeDataGroupId (SourceSystemId)|ReportingName|ConsolidationGroupCode|PeriodTypeCode|FirstPeriodEndDate|DefaultPaymentMethodId(SourceSystemId)| NumberOfYears|CutoffFalls|CutoffDayType|CutoffOffset|CutoffBaseDate|PlannedSubmissionFalls|PlannedSubmissionDayType|

162

Page 163: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

PlannedSubmissionOffset|PlannedSubmissionBaseDate|PayrollRunFalls|PayrollRunDayType|PayrollRunOffset|PayrollRunBaseDate| PayslipAvailabilityFalls|PayslipAvailabilityDayType|PayslipAvailabilityOffset|PayslipAvailabilityBaseDate|DateEarnedFalls| DateEarnedDayType|DateEarnedOffset|DateEarnedBaseDate|DatePaidFalls|DatePaidDayType|DatePaidOffset|DatePaidBaseDateMERGE|PayrollDefinition|VISION|HDL_INFUSION_USEMP_SEMIMONTH|2011/01/01|4712/12/31|HDL_INFUSION_US_EMP_SEMIMONTHLY|HDL_LDG_VISION_US| InFusion US Employee Semimonthly|InFusion US Employee Group|Semi-Month|2012/06/15|HDL_INFUSION_US_EMP_EFT|5|5|W|B|E|4|W|B|E|0|W|B| E|0|W|B|E|0|W|B|E|0|W|B|E

ここでは、給与サイクル日付が5になるまでの年数を指定します。また、次のオフセットを給与処理スケジュールにロードします。この例では、給与締め日が給与期間の対象日の5日前になります。

パラメータ 期間の値日付タイプの値オフセットの値ベース日の値

締め日 5 W B E

計画送信日 4 W B E

給与計算実行日 0 W B E

給与明細の使用可能日 0 W B E

対象日 0 W B E

支給日 0 W B E

月次カレンダに基づき小切手およびタイム・カード・データを使用して従業員に支払う給与定義をロードします。METADATA|PayrollDefinition|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PayrollCode|LegislativeDataGroupId (SourceSystemId)|ReportingName|ConsolidationGroupCode|PeriodTypeCode|FirstPeriodEndDate|DefaultPaymentMethodId(SourceSystemId)| NumberOfYears|FixedDate|CutoffFixedDate|DateEarnedFixedDate|PayrollRunFixedDate|DatePaidFixedDate|PayslipAvailabilityFixedDate| PlannedSubmissionFixedDateMERGE|PayrollDefinition|VISION|HDL_INFUSION_USEMP_MONTH|2011/01/01|4712/12/31|HDL_INFUSION_US_EMP_MONTHLY|HDL_LDG_VISION_US| InFusion US Employee Monthly|InFusion US Employee Group|Calendar Month|2012/06/30|HDL_INFUSION_US_EMP_CHECK|5|Y|2012/06/25| 2012/06/28|2012/06/28|2012/06/28|2012/06/28|2012/06/28 00:00:00

これらの給与定義行は、次の固定日をロードしてオフセットを定義します。

パラメータ 値

年数 5

固定日 はい

締め日 2012/06/25

対象日 2012/06/28

給与計算実行日 2012/06/28

支給日 2012/06/28

給与明細の使用可能日 2012/06/28

計画送信日 2012/06/28

有効な支払方法

組織支払方法がこの給与定義にいつ使用されるかを決定する有効日を指定できます。この日付範囲は、給与定義の有効日付範囲と組織支払方法の有効日付範囲の両方に収まる必要があります。

給与期間

給与期間は、各給与サイクル内の様々な日付と給与周期を表します。給与期間は、給与の周期(週次や月次など)に基づく給与定義カレンダを保持します。たとえば、銀行休業日を考慮して給与日数を調整できます。

給与の定義時に給与期間が生成されるため、ユーザー・キーを使用して調整する給与と期間を参照します。これは、ソース・キーがOracle HCM Cloudによって生成されるためです。次のDATファイルでは、これらの給与定義の期間を調整する方法について説明しています。

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Page 164: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|PayrollTimePeriod|PayrollCode|LegislativeDataGroupName|PeriodCategory|StartDate|PayrollRunDate|DatePaidMERGE|PayrollTimePeriod|HDL_INFUSION_US_EMP_SEMIMONTHLY|HDL Vision Clothing Corporation - US|E|2013/11/16|2013/11/27|2013/11/27MERGE|PayrollTimePeriod|HDL_INFUSION_US_EMP_MONTHLY|HDL Vision Clothing Corporation - US|E|2013/11/01|2013/11/27|2013/11/27

関連トピック

給与定義: 説明

給与定義の管理: 考慮する点

給与定義の作成: 作業例

給与エレメント定義のロード: 説明エレメント定義では、給与、人事管理、福利厚生などのエレメントを定義します。具体的には、支給項目、控除項目、課税などがあります。これらの定義では、処理順序など給与計算でエレメントをいつ処理するかを決定するルールを提供します。また、これらのルールではエレメントをある期間に複数回処理できるかどうかも決定されます。

注意: HCMデータ・ローダーを使用してエレメント定義オブジェクトを作成することはできません。既存のエレメント定義の更新と削除のみが可能です。

エレメント適格がない既存の任意控除項目エレメントに対して新しい入力パラメータを定義するというシナリオを考えてみます。次の図に示すように、適格および適格入力パラメータを作成します。

次の行は、既存のエレメント摘要およびレポート名を更新します。METADATA|PayrollElementDefinition|ElementCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|LegislativeDataGroupName|ReportingName|DescriptionMERGE|PayrollElementDefinition|HDL Loan Element|2010/01/01||PM US Sun Power|Car Loan Element|Process car loan deduction

入力パラメータ

エレメントの入力値により、このエレメントの各エントリで使用可能なエントリ値が定義されます。各入力パラメータには、金額や日付などの単位があります。入力パラメータには、ユーザーに割り当てられたエレメント・エントリのデータ・エントリを制御するための検証および条件を含めることができます。次の行は、エレメントHDL Loan Elementの入力パラメータLoan Reference Numberを作成します。METADATA|InputValue|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|InputValueCode|ValueRequiredFlag|CreateDatabaseItemFlag|UOM|DisplayFlag| AllowUserEntryFlag|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ElementCode|DisplaySequence|LegislativeDataGroupName|NameMERGE|InputValue|2010/01/01||Loan Reference Number|Y|Y|C|Y|Y|||HDL Loan Element|100|PM US Sun Power|Loan Reference Number

エレメント適格

エレメント適格は、だれがエレメントに適格であるかを決定するものです。適格性を判断するには、エレメントのエントリを受け取るために必要な基準を選択します。

次の行は、基準Payroll = HDL Monthly Payrollでエレメント適格HDL Loan Element Eligibilityを作成します。METADATA|ElementEligibility|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ElementEligibilityName|AutomaticEntryFlag|ElementCode| LegislativeDataGroupName|PayrollCodeMERGE|ElementEligibility|2010/01/01||HDL Loan Element Eligibility|N|HDL Loan Element|PM US Sun Power|HDL Monthly Payroll

Formula

Formulaには、エレメントを処理するために使用する計算を指定します。様々な基準を使用して金額を計算し、その金額をターゲット・エレメント(従業員の金額を控除するために使用するもの)に返すHDL Loan Element FormulaというFastFormulaを定義します。

ステータス処理ルールのFastFormulaおよび控除額をFormula実行結果ルールのターゲット・エレメントに関連付けます。

164

Page 165: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ステータス処理ルール

特定のアサイメント・ステータスに従ってエレメントを処理するためのルールを定義します。アサイメント・ステータスごとに、同じエレメントに対して異なるFormulaを実行するように指定できます。

次の行は、ステータス処理ルールを作成します。METADATA|StatusProcessingRule|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ElementCode|LegislativeDataGroupName|AssignmentStatusCode| FormulaCode|BalanceAdjustmentMERGE|StatusProcessingRule|2010/01/01||HDL Loan Element|PM US Sun Power|Inactive - No Payroll|HDL LOAN ELEMENT FORMULA|No

Formula実行結果ルールFormula実行結果ルールでは、エレメントごとに処理ルールを定義します。Formulaをエレメントに添付して、特定のアサイメント・ステータスに従ってそのエレメントを処理します。アサイメント・ステータスごとに、同じエレメントに対して異なるFormulaを実行するように指定できます。たとえば、従業員が休暇中である場合、給与の計算方法が異なります。

次の行は、Formula実行結果ルールを作成します。METADATA|FormulaResultRule|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|ElementCode|LegislativeDataGroupName|AssignmentStatusCode| ResultReturned|ResultRule|TargetElementCode|TargetInputValueCode|BalanceAdjustmentMERGE|FormulaResultRule|2010/01/01||HDL Loan Element|PM US Sun Power|Inactive - No Payroll|L_VALUE|Indirect Result|SC_HDL_EARN| Pay Value|No

関連トピック

エレメント: 説明

エレメント分類コンポーネント: 連携の仕組み

エレメントのFormula実行結果ルール: 説明

エレメント入力パラメータ: 説明

給与エレメント実行使用のロード: 説明給与エレメント実行使用オブジェクトは、実行タイプでエレメントを使用する方法を識別します。実行タイプは、給与計算で処理するエレメントおよび支払タイプを制御します。

既存の給与エレメント実行使用の最初の有効開始日と最終有効終了日は、いずれも変更できません。給与エレメント実行使用を参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日で給与エレメント実行使用オブジェクトを作成します。

例Vision Corpは、定期支給項目とは別に賞与金額を処理して支払います。組織は、EFTで通常給与を支払い、年に1回小切手賞与を発行します。この要件では、賞与エレメント・エントリに対して個別支払を作成します。これは、個別に支払う対象としてマークされます。

給与マネージャは、HCMデータ・ローダーを使用して、「副支給項目」分類で賞与エレメント「年次賞与」を作成します。

次の詳細を指定します。

エレメント詳細 値

プライマリ分類 副支給項目

セカンダリ分類 賞与

カテゴリ 標準

エレメントを個別に処理して支払いますか、または他の支給項目エレメントとともに処理して支払いますか?個別に処理し、個別に支払う

さらに、「エレメント使用」を「トリガー」に設定して、実行タイプ使用を「個別支払」としてロードします。アプリケーションは、このエレメントを処理し、支払を個別に処理します。

この例のdatファイルは、給与エレメント実行使用オブジェクトをロードします。METADATA|PayrollElementRunTypeUsage|EffectiveStartDate|UsageType|ElementTypeCode|RunTypeCode|LegislativeDataGroupNameMERGE|PayrollElementRunTypeUsage|2018/02/02|Trigger| ANNUAL_BONUS|Regular|Vision Corporation US

関連トピック

エレメント: 説明

実行タイプ_ガイドのみ: 説明

支払周期コンポーネント: 連携の仕組み

165

Page 166: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

支払方法のロード組織支払方法のロード

組織支払方法では、国別仕様データ・グループの支払方法を定義します。支払方法には、支払のタイプや振出銀行口座などの詳細があります。国別仕様データ・グループ、支払タイプおよび通貨の組合せごとに、少なくとも1つのOPMをロードします。支払の分配を検証または処理するためのルールを作成することもできます。

組織からの支払に使用する銀行口座を定義するというシナリオを考えてみます。これは、税レポート・ユニット、支払基準、第三者名など特定の基準に基づいています。

次の図に示すように、HCMデータ・ローダーを使用して支払ソースおよび支払ルールを作成します。

支払ソースは、銀行口座をはじめとする原資をOPMに関連付けます。また、支払ルールにより、税レポート・ユニットに基づいて適切な支払ソースが決定されます。

OrganizationPaymentMethod.datファイルに組織支払方法を指定します。

次の支払方法行は、組織支払方法HDL_OPM_TRUを作成します。METADATA|OrganizationPaymentMethod|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|EffectiveStartDate| OrganizationPaymentMethodName|OrganizationPaymentMethodCode|CurrencyCode|PaymentTypeCodeMERGE|OrganizationPaymentMethod|VISION|HDL_OPM_TRU|Vision Corporation US LDG|2018/01/01|HDL Organization Payment Method with TRU rule|HDL_ORG_PAYMENT_METHOD_TRU|USD|EFT

組織支払方法のロードに関する重要な側面は次のとおりです。

支払ソース

支払方法ルール

支払ソース

給与処理にOracle Fusion Global Payrollを使用している場合は、組織支払方法ごとに少なくとも1つの支払ソースを定義します。各支払ソースをOracleFusion Cash Managementのアクティブな銀行口座に関連付ける必要があります。

この例では、次の2つの支払ソースをロードします。

支払ソース 摘要

HDL_OPM_TRU_PS_DFLT 他のすべての税レポート・ユニットの就業者に支払うために使用します。これをデフォルトの支払ソースとして設定します。

HDL_OPM_TRU_PS_VISION Vision Corporation税レポート・ユニットに基づいて就業者または第三者に支払うために使用します。

METADATA|PaymentSource|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|EffectiveStartDate|OrganizationPaymentMethodId (SourceSystemId)|PaymentSourceCode|PaymentSourceName|BankAccountName|BankReferenceEFT|CompanyReferenceEFTMERGE|PaymentSource|VISION|HDL_OPM_TRU_PS_DFLT|Vision Corporation US LDG|2018/01/01|HDL_OPM_TRU|HDL_DEFLT|HDL Payment Source| Corporate Payroll Account-202|808123663|456102113MERGE|PaymentSource|VISION|HDL_OPM_TRU_PS_VISION|Vision Corporation US LDG|2018/01/01|HDL_OPM_TRU|HDL_VISION|HDL Payment Source Vision| Vision Nacha Account-202|234506332|567890123

166

Page 167: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

支払方法ルール

複数の支払ソースを定義した場合は、支払ルールを使用すると、税レポート・ユニット(TRU)に基づいて適切な支払ソースを決定できます。

次の2つのルールをロードして、次のことを行います。

支払ルール 摘要

HDL_OPM_TRU_DFLT 支払ソースHDL_OPM_TRU_PS_DFLTをデフォルト・ソースとして設定します。

HDL_OPM_TRU_VISION支払ソースHDL_OPM_TRU_PS_VISIONをVision Corporation税レポート・ユニットに関連付けます。

METADATA|PaymentMethodRule|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|EffectiveStartDate|PaymentSourceId(SourceSystemId)| DefaultFlag|TaxReportingUnitName MERGE|PaymentMethodRule|VISION|HDL_OPM_TRU_DFLT|Vision Corporation US LDG|2018/01/01|HDL_OPM_TRU_PS_DFLT|Y|MERGE|PaymentMethodRule|VISION|HDL_OPM_TRU_VISION|Vision Corporation US LDG|2018/01/01|HDL_OPM_TRU_PS_VISION|N|Vision Corporation

注意: 次の既存のコンポーネントをロードした場合は、最初の有効開始日または最終有効終了日のいずれかを変更できません。

組織支払方法

支払ソース

支払方法ルール

支払方法ルールを参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日で支払方法ルールを作成します。

関連トピック

組織支払方法: 説明

支払方法および給与定義: 連携の仕組み

組織支払方法での支払ソースの設定: 作業例

個人支払方法のロードHCMデータ・ローダーを使用して、個人の支払方法詳細をロードします。個人支払方法は、個人を特定の支払方法、通貨および支払ソースに関連付けます。

Janeが給与小切手の振込のためにサインアップしました。2016年1月1日付けで、Janeの支払方法を作成します。

個人支払方法を作成する前に、次のタスクを実行します。

Janeを給与に関連付けます。

組織支払方法をロードします。

個人支払方法の振込先となる銀行口座を作成します。

また、Janeの支払タイプが「振込」であるため、Janeの口座について次の銀行口座詳細をロードします。

銀行口座 値

口座番号 1265896441

銀行名 Bank of America

ルーティング・トランジット番号(銀行支店番号) 122122125

PersonalPaymentMethod.datファイルを使用して、個人支払方法を作成します。このファイルは、最初の$1000のみを銀行口座に振り込みます。METADATA|PersonalPaymentMethod|LegislativeDataGroupName|AssignmentNumber|PersonalPaymentMethodCode|EffectiveStartDate|PaymentAmountType| Amount|ProcessingOrder|OrganizationPaymentMethodCode|Percentage|BankName|BankBranchNumber|BankCountryCode|BankAccountNumberMERGE|PersonalPaymentMethod|Vision Corporation US LDG|234299A|PPM3_HDL_NO_PO|2016/01/01|M|10000||PM US Sun Power Check||Bank of America|511000025|US|1265896441

関連トピック

支払方法および給与定義: 連携の仕組み

支払方法プリファレンスの構成: 手順

給与バランス・グループのロード給与バランス属性定義のロード

167

Page 168: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

HCMデータ・ローダーを使用して、バランス属性定義を定義し、それにバランス定義を追加します。

バランス属性定義は、バランス・グループに含めることができるバランス定義のセットです。バランス定義を含めるための基準を識別します。バランス属性を使用して、バランス定義をバランス属性定義に関連付けます。

この例では、Vision Corp Companyは従業員の特定の法定控除項目バランスをレポートする必要があります。これを行うには、まずバランス属性定義「従業員税属性定義」を作成して、次のバランス定義を追加します。

バランス・タイプ バランス・ディメンション

FIT源泉徴収 関係税ユニット期間累計

Medicare従業員源泉徴収関係税ユニット期間累計

社会保障従業員源泉徴収関係税ユニット期間累計

FIT源泉徴収 関係税ユニット四半期累計

Medicare従業員源泉徴収関係税ユニット四半期累計

社会保障従業員源泉徴収関係税ユニット四半期累計

FIT源泉徴収 関係税ユニット年累計

Medicare従業員源泉徴収関係税ユニット年累計

社会保障従業員源泉徴収関係税ユニット年累計

次に、バランス・グループを作成して、このバランス属性定義を追加します。後で、レポート・ソート・タイプを作成してバランス値をソートし、バランス・グループのバランス・グループ使用を作成します。

バランス属性定義の作成

BalanceAttributeDefinition.datファイルでは、バランス属性定義を作成し、それにバランス定義を追加します。METADATA|BalanceAttributeDefinition|LegislativeDataGroupName|AttributeCode|UserAttributeName|Alterable|DescriptionMERGE|BalanceAttributeDefinition|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|Employee Taxes Attribute Definition|Y|Attribute definition for Employee Taxes reportingMETADATA|BalanceAttribute|LegislativeDataGroupName|AttributeCode|BalanceCode|BalanceDimensionCodeMERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_FIT_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Period to DateMERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_FIT_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Quarter Year to DateMERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_FIT_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Year to Date MERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_MEDICARE_EMPLOYEE_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Period to DateMERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_MEDICARE_EMPLOYEE_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Quarter Year to Date MERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_MEDICARE_EMPLOYEE_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Year to Date MERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_SOCIAL_SECURITY_EMPLOYEE_WITHHELD|Core Relationship Tax

168

Page 169: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

Unit Period to DateMERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_SOCIAL_SECURITY_EMPLOYEE_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Quarter Year to Date MERGE|BalanceAttribute|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_ATTR_DEFN|US_SOCIAL_SECURITY_EMPLOYEE_WITHHELD|Core Relationship Tax Unit Year to Date

関連トピック

バランス・グループおよび使用: 説明

バランス・グループおよび使用の作成: 作業例

給与バランス・グループのロードHCMデータ・ローダーを使用して、給与バランスを表示およびレポートするための給与バランス・グループを定義します。従業員レベルまたはグループ・レベルでバランス・グループを定義できます。

この例では、給与バランス・グループ「Employee Taxes Balance Group」を定義し、それにバランス属性定義を追加します。

これを行う前に、バランス属性定義「Employee Taxes Attribute Definition」を作成していることを確認してください。また、この属性定義にバランスを追加しておく必要があります。バランス属性定義の作成の詳細は、「給与バランス属性定義のロード」を参照してください。

給与バランス・グループを定義したら、次にバランス項目をソートするためのソート・リストを作成します。続いて、バランス・グループ使用を作成し、バランス・グループ使用にこのバランス・グループを追加します。

給与バランス・グループの作成

BalanceGroup.datファイルを使用して、給与バランス・グループを作成して、バランス属性定義を含めます。METADATA|BalanceGroup|LegislativeDataGroupName|BalanceGroupCode|GroupName|Description|BalanceCategoryRestricted|BalanceDimensionRestrictedMERGE|BalanceGroup|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_BAL_GRP|Employee Taxes Balance Group|Balance group for Employee Taxes reporting|N|NMETADATA|BalanceGroupInclusion|LegislativeDataGroupName|BalanceGroupCode|AttributeCodeMERGE|BalanceGroupInclusion|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_BAL_GRP|EMP_TAXES_ATTR_DEFN

関連トピック

バランス・グループおよび使用: 説明

バランス・グループおよび使用の作成: 作業例

バランス・グループとその使用を編集するためのルール: 説明

レポート・ソート・タイプおよびレポート・ソート項目のロードHCMデータ・ローダーを使用して、レポートでバランス値をどのようにソートするかを定義するレポート・ソート・タイプおよび項目を作成します。

Vision Corpは、レポート・ソート・タイプを作成し、ソート・タイプを「静的順序」に指定してバランス結果を表示する順序を定義します。

開始する前に

次のタスクを完了していることを確認します。

169

Page 170: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

バランス属性定義「Employee Taxes Attribute Definition」を作成します。

バランス属性定義の作成方法の詳細は、「バランス属性定義のロード」を参照してください。

バランス・グループ「Employee Taxes Balance Group」を作成して、バランス属性定義を含めます。

HCMデータ・ローダーを使用してバランス・グループを作成およびロードする方法の詳細は、「給与バランス・グループのロード」を参照してください。

レポート・ソート・タイプを作成した後、バランス・グループのバランス・グループ使用を作成し、バランス・グループ使用項目を定義します。HCMデータ・ローダーを使用してバランス・グループ使用を作成する方法の詳細は、「給与バランス・グループ使用のロード」を参照してください。

レポート・ソート・タイプの作成

ReportSort.datファイルを使用してレポート・ソート・タイプを作成し、ソート方法を「静的順序」にします。METADATA|ReportSortType|LegislativeDataGroupName|ReportSortCode|SortName|Description|SortMethod|SortLevel|SortOrderMERGE|ReportSortType|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_STATIC_SORT|Employee Taxes Sort|Static sort order for Employee Taxes| Static Order|Balance Type|Ascending

レポート・ソート項目の作成

ReportSortItem.datファイルを使用して、バランス・グループ使用のバランス・タイプを表示する順序を指定します。METADATA|ReportSortItem|LegislativeDataGroupName|ReportSortCode|SequenceNumber|BalanceCode MERGE|ReportSortItem|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_STATIC_SORT|10|US_FIT_WITHHELD MERGE|ReportSortItem|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_STATIC_SORT|20|US_MEDICARE_EMPLOYEE_WITHHELD MERGE|ReportSortItem|Vision Corporation US LDG|EMP_TAXES_STATIC_SORT|30|US_SOCIAL_SECURITY_EMPLOYEE_WITHHELD

関連トピック

バランス・グループおよび使用: 説明

バランス・グループおよび使用の作成: 作業例

バランス・グループとその使用を編集するためのルール: 説明

給与バランス・グループ使用のロードHCMデータ・ローダーを使用して、レポートや抽出定義など、バランス・グループのインスタンスを表すバランス・グループ使用を作成します。バランス・グループごとに、少なくとも1つのバランス・グループ使用を定義する必要があります。ただし、1つのバランス・グループに複数の使用を定義できます。

Vision Corpは、従業員税レポートに「Employee Taxes Balance Group」バランス・グループを使用するためのバランス・グループ使用を作成します。このバランス・グループ使用にレポート・ソート・タイプ「Employee Taxes Sort」を含めます。

開始する前に

次のタスクを完了していることを確認します。

バランス属性定義「Employee Taxes Attribute Definition」を作成します。バランス属性定義の作成方法の詳細は、「バランス属性定義のロード」を参照してください。

170

Page 171: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

バランス・グループ「Employee Taxes Balance Group」を作成して、バランス属性定義を含めます。HCMデータ・ローダーを使用してバランス・グループを作成およびロードする方法の詳細は、「給与バランス・グループのロード」を参照してください。

「レポート・ソート・タイプ」として「Employee Taxes Sort」を作成して、ソート項目を追加します。レポート・ソート・タイプの作成方法の詳細は、「レポート・ソートのロード」を参照してください。

給与バランス・グループ使用の作成

この例のBalanceGroupUsage.datファイルは、「Employee Period Taxes Balance group Usage」をマトリックス書式で作成します。各バランス・グループ使用項目が「Employee Period Taxes」バランス結果マトリックスの列を定義します。METADATA|BalanceGroupUsage|LegislativeDataGroupName|BalanceGroupUsageCode|GroupUsageName|Description|FormatType|BalanceGroupCode| ReportSortCodeMERGE|BalanceGroupUsage|Vision Corporation US LDG|EMP_PERIOD_TAXES|Employee Period Taxes|Employee taxes matrix with static sort order| MATRIX|EMP_TAXES_BAL_GRP|EMP_TAXES_STATIC_SORTMETADATA|BalanceGroupUsageItem|LegislativeDataGroupName|BalanceGroupUsageCode|SourceType|Position|BalanceDimensionCodeMERGE|BalanceGroupUsageItem|Vision Corporation US LDG|EMP_PERIOD_TAXES|Balance Dimension|10|Core Relationship Tax Unit Period to DateMERGE|BalanceGroupUsageItem|Vision Corporation US LDG|EMP_PERIOD_TAXES|Balance Dimension|20|Core Relationship Tax Unit Quarter Year to DateMERGE|BalanceGroupUsageItem|Vision Corporation US LDG|EMP_PERIOD_TAXES|Balance Dimension|30|Core Relationship Tax Unit Year to Date

関連トピック

バランス・グループおよび使用: 説明

バランス・グループおよび使用の作成: 作業例

バランス・グループとその使用を編集するためのルール: 説明

給与タイム・カードのロードHCMデータ・ローダーを使用して、タイム・カードをサードパーティの時間収集デバイスから給与クラウドにインポートします。

最近、Vision Corpがある会社を買収したため、その会社の従業員の承認済の時間を支払のために給与にインポートします。

このPayrollTimeCard.datファイルは、ソース・キーを使用して、承認済の時間エントリをOracle Payroll Cloudにインポートします。METADATA|PayrollTimeCard|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|AssignmentId(SourceSystemId)|EffectiveStartDate| EffectiveEndDate|TimeCardIdMERGE|PayrollTimeCard|VISION|9999890|Vision Corporation US LDG|HDL034233|2020/01/11|2020/01/18|6

METADATA|TimeEntry|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|AssignmentId(SourceSystemId)|EffectiveStartDate| EffectiveEndDate|TimeCardInstanceId(SourceSystemId)|TimeType|Time|UnitOfMeasure|TimeCardId|TimeEntryId|Periodicity|Factor| RateDefinitionId|RateValueMERGE|TimeEntry|VISION|8888812|Vision Corporation US LDG|HDL034233|2020/01/11|2020/01/11|9999890|NB_ZHRX_OTL_CDRM|8.0| H_DECIMAL3|6|6|HOURLY|1.0|300100122876642|7.0MERGE|TimeEntry|VIRX_OSION|8888813|Vision Corporation US LDG|HDL034233|2020/01/12|2020/01/12|9999890|NB_ZHRX_OTL_CDRM|8.0| H_DECIMAL3|6|7|HOURLY|1.0|300100122876642|7.0MERGE|TimeEntry|VISION|8888814|Vision Corporation US LDG|HDL034233|2020/01/13|2020/01/13|9999890|NB_ZHRX_OTL_CDRM|8.0| H_DECIMAL3|6|8|HOURLY|1.0|300100122876642|7.0MERGE|TimeEntry|VISION|8888815|Vision Corporation US LDG|HDL034233|2020/01/14|2020/01/14|9999890|NB_ZHTL_CDRM|8.0|H_DECIMAL3| 6|9|HOURLY|1.0|300100122876642|7.0

METADATA|TimeEntryProperty|SourceSystemOwner|SourceSystemId|LegislativeDataGroupName|AssignmentId(SourceSystemId)|EffectiveStartDate| EffectiveEndDate|PayrollTimeItemId(SourceSystemId)|TimeType|PropertyName|PropertyValue|TimeCardId|TimeEntryId|TimeCardInstanceId (SourceSystemId)MERGE|TimeEntryProperty|VISION|777712|Vision Corporation US LDG|HDL034233|2020/01/11|2020/01/11|8888812|NB_ZHRX_OTL_CDRM| NB_ZHRX_OTL_CDRM_State|12|6|6|9999890

この例では、ユーザー・キーを使用してタイム・カード・データを参照しています。METADATA|PayrollTimeCard|LegislativeDataGroupName|AssignmentNumber|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|TimeCardIdMERGE|PayrollTimeCard|Vision Corporation US LDG|E15CDRM|2020/01/11|2020/01/18|6

171

Page 172: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|TimeEntry|LegislativeDataGroupName|AssignmentNumber|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|TimeType|Time|UnitOfMeasure| TimeCardId|TimeEntryId|Periodicity|Factor|RateName|RateValueMERGE|TimeEntry|Vision Corporation US LDG|E15CDRM|2020/01/11|2020/01/11|NB_ZHRX_OTL_CDRM|8.0|H_DECIMAL3|6|6|HOURLY|1.0| COST_PROCESS_ELEMENT|7.0

METADATA|TimeEntryProperty|LegislativeDataGroupName|AssignmentNumber|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|PropertyName|PropertyValue| TimeType|TimeCardId|TimeEntryIdMERGE|TimeEntryProperty|Vision Corporation US LDG|E15CDRM|2020/01/11|2020/01/11|NB_ZHRX_OTL_CDRM_State|12|NB_ZHRX_OTL_CDRM|6|6

関連トピック

給与へのタイム・カード入力のインポート: 手順

給与での時間入力の処理: 説明

172

Page 173: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. タレント・オブジェクトのロード

14タレント・オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

目標、目標プランおよび目標プラン・セットのロード: 概要

目標のロード: 説明

目標のロード: 例

目標プランのロード: 説明

目標プランのロード: 例

目標プラン・セットのロード: 説明

目標プラン・セットのロード: 例

パフォーマンス文書の一括処理のロード: 例

後任プランのロード: 例

タレント・プールのロード: 例

タレント・プロファイル・データのロード: 説明

タレント・レビュー会議のロード: 例

タレント・オブジェクトのロードに関するFAQ

目標、目標プランおよび目標プラン・セットのロード: 概要HCMデータ・ローダーを使用すると、目標、目標プランおよび目標プラン・セットの各オブジェクトをロードできます。これらのオブジェクトのほとんどは、他のオブジェクトへの依存性があります。次の表は、ターゲット環境に存在する必要がある他のオブジェクトを示しています。目標、目標プランまたは目標プラン・セットとともにこれらのオブジェクトの一部またはすべてをロードする場合は、表に示すロード順序に従います。

オブジェクト オブジェクトのロード順序 注意

目標プラン

1. 就業者およびプライマリ・アサイメント

2. 適格プロファイル

3. 組織

4. 目標プラン文書タイプ

5. 目標プラン

関連する目標プランをアップロードする前に、レビュー期間がターゲット環境に存在する必要があります。

組織目標プランでは、組織が必要です。

IncludeInPerfDoc属性がYに設定されている場合は、目標プラン文書タイプ・コンポーネントが必要です。

目標プラン・セット

1. 目標プラン

2. 就業者およびプライマリ・アサイメント

3. 適格プロファイル

4. 目標プラン・セット

関連する目標プラン・セットをアップロードする前に、レビュー期間がターゲット環境に存在する必要があります。

目標プラン・セット・オブジェクトは、目標プランを参照できます。

目標(ライブラリ) 1. コンテンツ項目 ライブラリ目標は、コンテンツ項目としてロードされます。

1. 就業者(ライン・マネージャ)

2. 組織組織目標の場合:

173

Page 174: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

目標(組織)3. 目標プラン

4. 目標

ライン・マネージャが組織所有者です。

目標プランは必須です。

目標(テンプレート)

1. 就業者(人事担当者)およびアサイメント

2. 目標プラン

3. 目標

目標プランは必須です。

目標(就業者育成)

1. 就業者

2. コンテンツ項目

3. 目標

就業者育成目標が目標プランに関連付けられることはありません。

目標(就業者パフォーマンス)

1. 就業者およびアサイメント

2. 目標プラン

3. コンテンツ項目

4. 目標

就業者パフォーマンス目標は、目標プランに関連付ける必要があります。

関連トピック

目標管理: 説明

目標のロード: 説明目標は、従業員および組織の目的を表します。このトピックでは、目標を正常にロードするために理解する必要がある目標オブジェクトの側面について説明します。

目標タイプ

次の表は、HCMデータ・ローダーを使用してロードできる目標のタイプを示しています。

目標タイプ 摘要

組織目標 特定の組織のマネージャによって作成されます。

テンプレート目標目標プランで使用されます。

就業者目標

マネージャまたは人事担当者によって就業者に割り当てられます。次の2つのタイプの就業者目標が存在します。

育成目標

パフォーマンス目標

注意: HCMデータ・ローダーを使用してライブラリ目標をロードすることもできます。ライブラリ目標は、プロファイル・コンテンツ項目としてロードします。他の目標オブジェクトからライブラリ目標を参照できます。

Goal.datファイルで目標をロードするときに、GoalTypeCode属性を含めることができます。この値は、HRG_GOAL_TYPE参照タイプを使用して検証されます。組織目標の場合は、GoalTypeCodeをデフォルト値のPERFORMANCEにする必要があります。

目標コンポーネント

目標のロード時に指定できるコンポーネントは、目標タイプによって異なります。次の表は、各コンポーネントを指定できる場合を示しています。

目標コンポーネント 目標タイプ

174

Page 175: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

目標 すべて

目標処理 すべて

目標プラン目標

就業者パフォーマンス目標

組織目標

テンプレート目標

目標ターゲット結果就業者目標

テンプレート目標

目標指標 すべて

注意: 育成目標で指定できる目標指標コンポーネントは1つのみです。

目標アクセス 就業者目標

目標連携就業者パフォーマンス目標

組織目標

プロファイル・オプション

次の表は、目標コンポーネントを正常にロードするために、有効化してYに設定する必要があるプロファイル・オプションを示しています。

プロファイル・オプション オプションによって有効になるもの

HRG_ENABLE_GOAL_ALIGN 目標連携コンポーネントの目標の連携

HRG_ENABLE_GRANT_ACCESS目標アクセス・コンポーネントの共有目標

HRG_ENABLE_OUTCOMES 目標ターゲット結果コンポーネントの目標ターゲット結果の作成

HRG_ENABLE_TASK 目標処理コンポーネントの目標タスクの作成

プロファイル・オプションを有効にするには、「プロファイル・オプションの管理」タスクを使用します。

プロファイル・オプションの値を設定するには、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。

「設定および保守」作業領域で両方のタスクを実行します。

目標の削除HCMデータ・ローダーを使用して、目標オブジェクトを削除できます。親目標オブジェクトを削除すると、次の子コンポーネントも自動的に削除されます。

目標アクセス

目標処理

目標連携。この場合はGoalIdまたはAlignedGoalIdによって、削除する目標が識別されます

目標プラン目標

目標ターゲット結果

必要に応じて、子コンポーネントを個別に削除することもできます。

HCMデータ・ローダーを使用して親目標を削除しても、目標指標コンポーネントが自動的に削除されることはありません。親目標を削除する前に、目標指標コンポーネントを明示的に削除する必要があります。次のGoal.datファイルの例では、目標指標コンポーネントを削除しま

175

Page 176: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

す。親目標は、ソース・キーによって識別されます。METADATA|GoalMeasurement|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalId(SourceSystemId)DELETE|GoalMeasurement|GoalMeasurement_001_SSID|VISION|WorkerGoal_001_SSID

次のGoal.datファイルの例では、目標指標以外のある目標とその子コンポーネントを削除します。目標は、ソース・キーによって識別されます。METADATA|Goal|SourceSystemId|SourceSystemOwnerDELETE|Goal|WorkerGoal_001_SSID|VISION

目標のロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して就業者目標と組織目標をロードする方法について、例を示して説明します。

就業者目標の作成

次のGoal.datファイルの例では、就業者のアクティブなパフォーマンス目標を作成します。このファイルでは、次のようになります。

ユーザー・キー属性WorkerPersonNumberおよびWorkerAssignmentNumberによって、就業者とその関連するアサイメントが識別されます。

ユーザー・キー属性AssignedByPersonNumberによって、目標を作成する人事担当者またはライン・マネージャが識別されます。

目標プラン目標コンポーネントを指定する必要があります。

注意: 育成目標の場合、目標プラン目標コンポーネントは必要ありません。METADATA|Goal|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalName|Description|StartDate|TargetCompletionDate|WorkerPersonNumber| WorkerAssignmentNumber|StatusCode|GoalSourceCode|AllowKeyAttrUpdateFlag|IncludeInPerfdocFlag|AssignedByPersonNumberMERGE|Goal|WorkerGoal_001_SSID|VISION|WorkerGoal_001|WorkerGoal_001_Desc|2015/01/01|2015/12/31|8153787|EEEE8153787| Not started|HR|Y|Y|8153756METADATA|GoalPlanGoal|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalId(SourceSystemId)|GoalPlanName|GoalPlanStartDate|GoalPlanEndDate| PriorityCodeMERGE|GoalPlanGoal|GoalPlanGoal_001_SSID|VISION|WorkerGoal_001_SSID|GP_009_01|2015/01/01|2015/12/31|Medium

ライブラリ目標に対する就業者目標の作成

次のGoal.datファイルの例では、就業者のライブラリ目標に対するアクティブなパフォーマンス目標を作成します。HCMデータ・ローダーでは、ライブラリ目標から値が取得されることはありません。かわりに、就業者目標のロード時にこれらの値を指定する必要があります。ReferenceContentItemName属性は、存在する必要がある、ライブラリ目標のユーザー・キーです。METADATA|Goal|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalName|Description|StartDate|TargetCompletionDate|WorkerPersonNumber| WorkerAssignmentNumber|StatusCode|GoalSourceCode|AllowKeyAttrUpdateFlag|IncludeInPerfdocFlag|AssignedByPersonNumber| ReferenceContentItemNameMERGE|Goal|WorkerGoal_002_SSID|VISION|WorkerGoal_002|WorkerGoal_002_Desc|2015/01/01|2015/12/31|8153787|EEEE8153787| Not started|HR|Y|Y|8153756|ZHRG-Completing Learning Path

組織目標の作成

次のGoal.datファイルの例では、ライン・マネージャの組織目標を作成して公開します。このファイルでは、次のようになります。

ユーザー・キー属性AssignedByPersonNumberによって、組織目標を所有するライン・マネージャが識別されます。組織目標を組織に公開するには、PublishedFlag属性をYに設定します。

GoalSourceCode属性はOrganization ownerに設定されます。組織目標では、この値は必須です。

目標プラン目標コンポーネントを指定する必要があります。METADATA|Goal|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalName|Description|StartDate|TargetCompletionDate|OrganizationName| StatusCode|GoalSourceCode|AllowKeyAttrUpdateFlag|AssignedByPersonNumber|PublishedFlagMERGE|Goal|OrganizationGoal_001_SSID|VISION|OrganizationGoal_001|OrganizationGoal_001_Desc|2015/01/01|2015/12/31| Vision Corporation Enterprise| Not started|Organization owner|Y|8153786|YMETADATA|GoalPlanGoal|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalId(SourceSystemId)|GoalPlanName|GoalPlanStartDate|GoalPlanEndDate| PriorityCodeMERGE|GoalPlanGoal|GoalPlanGoal_002_SSID|VISION|OrganizationGoal_001_SSID |GP_009_01|2015/01/01|2015/12/31|Medium

目標プランのロード: 説明目標プランは、就業者のグループに対する目標の一括割当に使用されます。このトピックでは、目標プランを正常にロードするために理解する必要がある目標プラン・オブジェクトの側面について説明します。

就業者に対する目標の割当

目標プラン・オブジェクトをロードしたときに、プランが自動的に就業者に割り当てられることはありません。次のいずれかの方法で、目標プランを就業者に割り当てることができます。

「目標プランの管理」タスクを使用して、目標プラン割当をスケジュールします。

176

Page 177: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

目標プランの目標プラン割当コンポーネントをロードします。

一括要求コンポーネント

一括要求コンポーネントによって、目標プランの要求者が識別されます。RequestSubmissionDateやReqSubmittedByPersonNumberなどの属性を指定することによって、目標プラン自体でプランの要求者を識別できます。この場合、一括要求コンポーネントが自動的に作成されるため、指定する必要はありません。ただし、次の場合は、目標プランの作成時に一括要求コンポーネントを指定する必要があります。

目標プラン・オブジェクトでプランの要求者を識別しない場合。

一括要求レコードにソース・キーを関連付ける場合。

ソース・キー・オブジェクトを使用して、後でデフォルトのソース・キーを更新することもできます。

一括要求コンポーネントの子コンポーネントをロードする場合。

一括要求コンポーネントの子コンポーネントによって、目標プランが割り当てられる従業員のグループが識別されます。

目標プランの削除HCMデータ・ローダーを使用して、目標プラン・オブジェクトを削除できます。ただし、就業者に割り当てられた目標プランは削除しないでください。親目標プラン・オブジェクトを削除すると、次の子コンポーネントも自動的に削除されます。

目標プラン文書タイプ

一括要求

注意: 一括要求コンポーネントを削除すると、その子コンポーネントが自動的に削除されます。

必要に応じて、子コンポーネントを個別に削除することもできます。

HCMデータ・ローダーを使用して親目標プラン・コンポーネントを削除しても、目標プラン目標と目標プラン割当のコンポーネントが自動的に削除されることはありません。親目標プランを削除する前に、これらのコンポーネントを明示的に削除する必要があります。次のGoalPlan.datファイルの例では、目標プランGP_001_01をテンプレート目標TemplateGoal_001とリンクする目標プラン目標コンポーネントを削除します。METADATA|GoalPlanGoal|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalPlanExternalIdDELETE|GoalPlanGoal|GPG_001_01_SSID|VISION|GP_001_01

次のGoal.datファイルの例では、テンプレート目標TemplateGoal_001 (SourceSystemId: TemplateGoal_001_SSID)を削除します。METADATA|Goal|SourceSystemId|SourceSystemOwnerDELETE|Goal|TemplateGoal_001_SSID|VISION

次のGoalPlan.datファイルの例では、目標プランGP_001_01とその関連する子レコードを削除します。METADATA|GoalPlan|GoalPlanExternalIdDELETE|GoalPlan|GP_001_01

関連トピック

目標プラン: 説明

目標プランのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して目標プラン・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

目標プランの作成

次のGoalPlan.datファイルの例では、一括要求コンポーネントのない目標プランをロードします。この場合、ReqSubmittedByPersonNumber属性とRequestSubmissionDate属性に渡された値を使用して、目標プランの一括要求レコードが自動的に作成されます。METADATA|GoalPlan|GoalPlanExternalId|GoalPlanName|GoalPlanTypeCode|GoalPlanActiveFlag|EnableWeightingFlag|StartDate|EndDate| EnforceGoalWeightFlag|GoalAccessLevelCode|IncludeInPerfdocFlag|ReqSubmittedByPersonNumber|RequestSubmissionDate|ReviewPeriodNameMERGE|GoalPlan|GP_001_01|GP_001_01|ORA_HRG_WORKER|A|Y|2015/01/01|2015/12/31|Y|HR specialist and manager|N|8153756|2015/09/20| Default Review Period - Vision Corporation Enterprise

文書タイプを指定した目標プランの作成

次のGoalPlan.datファイルの例では、IncludeInPerfdocFlag属性がYに設定された目標プランを作成して、文書タイプを割り当てます。METADATA|GoalPlan|GoalPlanExternalId|GoalPlanName|GoalPlanTypeCode|GoalPlanActiveFlag|EnableWeightingFlag|StartDate|EndDate| EnforceGoalWeightFlag|GoalAccessLevelCode|IncludeInPerfdocFlag|ReqSubmittedByPersonNumber|RequestSubmissionDate|ReviewPeriodNameMERGE|GoalPlan|GP_001_02|GP_001_02|ORA_HRG_WORKER|A|Y|2016/01/01|2016/12/31|Y|HR specialist and manager|Y|8153756|2016/10/04| Default Review Period - Vision Corporation EnterpriseMETADATA|GoalPlanDocTypes|GoalPlanExternalId|DocTypeNameMERGE|GoalPlanDocTypes|GP_001_02|Annual Evaluations

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Page 178: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

適格基準を指定した目標プランの作成

次のGoalPlan.datファイルの例では、一括要求コンポーネントと適格プロファイル・オブジェクト・コンポーネントを含む目標プランを作成します。METADATA|GoalPlan|GoalPlanExternalId|GoalPlanName|GoalPlanTypeCode|GoalPlanActiveFlag|EnableWeightingFlag|StartDate|EndDate| EnforceGoalWeightFlag|GoalAccessLevelCode|IncludeInPerfdocFlag|ReviewPeriodNameMERGE|GoalPlan|GP_001_04|GP_001_04|ORA_HRG_WORKER|A|Y|2016/01/01|2016/12/31|Y|HR specialist and manager|N|Default Review Period - Vision Corporation EnterpriseMETADATA|MassRequest|GoalPlanExternalId|ReqSubmittedByPersonNumberMERGE|MassRequest|GP_001_04|8153756METADATA|EligibilityProfileObject|GoalPlanExternalId|EligibilityProfileName|RequiredFlagMERGE|EligibilityProfileObject|GP_001_04|Goals_EligibilityProfile_Software Developer 4|Y

目標プラン・セットのロード: 説明目標プラン・セットは、就業者のグループに対する関連する目標プランの一括割当に使用されます。このトピックでは、目標プラン・セットを正常にロードするために理解する必要がある目標プラン・セット・オブジェクトの側面について説明します。

就業者に対する目標プラン・セットの割当

目標プラン・セットは、ロードしたときに自動的に就業者に割り当てられることはありません。次のいずれかの方法で、目標プラン・セットを就業者に割り当てることができます。

「目標プラン・セットの管理」タスクを使用して、目標プラン・セット割当をスケジュールします。

目標プラン・オブジェクトの目標プラン割当コンポーネントをロードします。このアプローチは、法的エンティティ間の就業者の異動の後で目標を割り当てる場合などに使用できます。

一括要求コンポーネント

一括要求コンポーネントによって、目標プラン・セットの要求者が識別されます。RequestSubmissionDateやReqSubmittedByPersonNumberなどの属性を指定することによって、目標プラン・セット自体でプランの要求者を識別できます。この場合、一括要求コンポーネントが自動的に作成されるため、指定する必要はありません。ただし、次の場合は、目標プラン・セットの作成時に一括要求コンポーネントを指定する必要があります。

目標プラン・セット・オブジェクトでプランの要求者を識別しない場合。

一括要求レコードにソース・キーを関連付ける場合。

ソース・キー・オブジェクトを使用して、後でデフォルトのソース・キーを更新することもできます。

一括要求コンポーネントの子コンポーネントをロードする場合。

一括要求コンポーネントの子コンポーネントによって、目標プラン・セットが割り当てられる従業員のグループが識別されます。

目標プラン・セットの削除HCMデータ・ローダーを使用して、目標プラン・セット・オブジェクトを削除できます。親目標プラン・セットを削除すると、次の子コンポーネントも自動的に削除されます。

目標プラン・セット・プラン

一括要求

注意: 一括要求コンポーネントを削除すると、その子コンポーネントが自動的に削除されます。

すでに就業者に割り当てられた目標プラン・セットは削除しないでください。

次のGoalPlanSet.datファイルの例では、目標プラン・セットとその子コンポーネントを削除します。METADATA|GoalPlanSet|GoalPlanSetExternalIdDELETE|GoalPlanSet|GPS_006_01

関連トピック

目標プラン・セット: 説明

目標プラン・セットのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して目標プラン・セット・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

目標プランを含む目標プラン・セットの作成

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Page 179: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次のGoalPlanSet.datファイルの例では、目標プラン・セットを作成して、2つの目標プランを含めます。METADATA|GoalPlanSet|GoalPlanSetExternalId|GoalPlanSetName|Description|GoalPlanSetActiveFlag|StartDate|EndDate| ReqSubmittedByPersonNumber|RequestSubmissionDate| ReviewPeriodNameMERGE|GoalPlanSet|GPS_002_01|GPS_002_01|GPS_002_01|A|2015/01/01|2015/12/31|8153756|2015/09/28|Default Review Period - Vision Corporation EnterpriseCOMMENT Assign two goal plans without worker or eligibility profile assignment to the goal plan setMETADATA|GoalPlanSetPlan|GoalPlanSetExternalId|GoalPlanExternalId|WeightingMERGE|GoalPlanSetPlan|GPS_002_01|GP_001_02|60MERGE|GoalPlanSetPlan|GPS_002_01|GP_001_03|40

この例では、目標プラン・セットに一括要求コンポーネントはありません。そのため、ReqSubmittedByPersonNumberとRequestSubmissionDateの属性値を使用して、目標プラン・セットの一括要求レコードが自動的に作成されます。

一括要求コンポーネントを含む目標プラン・セットの作成

次のGoalPlanSet.datファイルの例では、一括要求コンポーネントを含む目標プラン・セットを作成します。この場合の目標プラン・セット・コンポーネントには、ReqSubmittedByPersonNumber属性とRequestSubmissionDate属性を指定しません。METADATA|GoalPlanSet|GoalPlanSetExternalId|GoalPlanSetName|Description|GoalPlanSetActiveFlag|StartDate|EndDate|ReviewPeriodNameMERGE|GoalPlanSet|GPS_001_02|GPS_001_02|GPS_001_02|A|2016/01/01|2016/12/31|Default Review Period - Vision Corporation EnterpriseMETADATA|MassRequest|GoalPlanSetExternalId|ReqSubmittedByPersonNumberMERGE|MassRequest|GPS_001_02|8153756

一括要求コンポーネントと一括要求階層コンポーネントを含む目標プラン・セットの作成

次のGoalPlanSet.datファイルの例では、一括要求コンポーネントと一括要求階層コンポーネントを含む目標プラン・セットを作成します。METADATA|GoalPlanSet|GoalPlanSetExternalId|GoalPlanSetName|Description|GoalPlanSetActiveFlag|StartDate|EndDate|ReviewPeriodNameMERGE|GoalPlanSet|GPS_001_04|GPS_001_04|GPS_001_04|A|2016/01/01|2016/12/31|Default Review Period - Vision Corporation EnterpriseMETADATA|MassRequest|GoalPlanSetExternalId|ReqSubmittedByPersonNumberMERGE|MassRequest|GPS_001_04|8153756COMMENT Assigning goal plan set GPS_001_04 to manager and reportsMETADATA|MassRequestHierarchy|GoalPlanSetExternalId|ManagerAssignmentNumber|CascadingLevelMERGE|MassRequestHierarchy|GPS_001_04|EEEE8153786|999999

パフォーマンス文書の一括処理のロード: 例HCMデータ・ローダーを使用すると、パフォーマンス文書を一括で作成および管理できます。このトピックでは「パフォーマンス文書の一括処理」のオブジェクトを添付コンポーネントや関係者コンポーネントとともにロードする方法について、例を示して説明します。これらの例では、すべてのコンポーネントが、そのユーザー・キーによって参照されます。

パフォーマンス文書の一括処理のロード

次のPerfDocComplete.datファイルの例では、指定した就業者アサイメントのパフォーマンス文書を作成します。METADATA|PerfDocComplete|AssignmentNumber|CustomaryName|StartDate|EndDate|Operation|ManagerAssignmentNumberMERGE|PerfDocComplete|EEEEE100000017121468|zhra-kudosintegration2018|2018/01/01|2018/12/31|ORA_CREATE_PD|EEEE8153756

「操作」属性によって、実行する処理が識別されます。次の表は、有効な操作値と、「パフォーマンス管理処理」参照(ORA_HRA_ADMIN_ACTION)で定義されるかどうか、および依存関係がある場合はそれに関する情報を示しています。

操作値 参照での定義 注意

ORA_CREATE_PD はい パフォーマンス文書を作成します。パフォーマンス・テンプレート期間と就業者アサイメントが存在する必要があります。

ORA_COMPLETE_PD はい パフォーマンス文書を完了します。パフォーマンス文書が存在する必要があります。

ORA_CANCEL_PD はい パフォーマンス文書を取り消します。パフォーマンス文書が存在する必要があります。

ORA_DELETE_PD はい パフォーマンス文書を削除します。パフォーマンス文書が存在し、そのステータスが「取消済」である必要があります。

ORA_ADD_PARTICIPANTいいえ 関係者を管理します。パフォーマンス文書関係者に対してサポートされているすべての処理に、この値を使用します。

ORA_ATTACH_PD いいえ 添付ファイルを管理します。パフォーマンス文書添付に対してサポートされているすべての処理に、この値を使用します。

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Page 180: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

パフォーマンス文書の日付とマネージャ・アサイメント番号を指定すると、単に、パフォーマンス・テンプレートからのデフォルト値が上書きされます。

添付ファイルのロード

次のPerfDocComplete.datファイルの例では、既存のパフォーマンス文書に添付ファイルをロードします。METADATA|PerfDocComplete|AssignmentNumber|CustomaryName|OperationMERGE|PerfDocComplete|EEEE8153772|zhra-kudosintegration2018|ORA_ATTACH_PDMETADATA|Attachment|CustomaryName|AssignmentNumber|Title|DataTypeCode|URLorTextorFileName|MimeType|File|DescriptionMERGE|Attachment|zhra-kudosintegration2018|EEEE8153772|JBlum Resume|FILE|jblum.txt|text/plain|jblum.txt|Jorge Blum Resume

添付ファイルをロードするときには、次のルールが適用されます。

PerfDocComplete.datファイルに、親パフォーマンス文書を含める必要があります。「添付」コンポーネントのMERGEおよびDELETEの両方の手順について、「操作」属性をORA_ATTACH_PDに設定します。

MimeTypeの値は、Internet Engineering Task Force (IETF)によってRFC 6838で定義および標準化された、Multipurpose Internet MailExtensions (MIME)の値です。

添付ファイル自体は、「ファイル」属性によって参照されるバイナリ・ラージ・オブジェクトです。アップロードする.zipファイルのBlobFilesフォルダに添付ファイルを含めます。

関係者のロード

次のPerfDocComplete.datファイルの例では、既存のパフォーマンス文書から関係者レコードを削除します。METADATA|PerfDocComplete|AssignmentNumber|CustomaryName|OperationMERGE|PerfDocComplete|EEEE8153772|FY2018 Annual Performance Evaluation with Participant Feedback|ORA_ADD_PARTICIPANTMETADATA|Participant|AssignmentNumber|CustomaryName|ParticipantRoleTypeCode|ParticipantPersonNumberDELETE|Participant|EEEE8153772|FY2018 Annual Performance Evaluation with Participant Feedback|Colleague|ZHRA-8154961

関係者をロードするときには、次のルールが適用されます。

関係者を作成するとき、親パフォーマンス文書がすでに存在する必要があります。パフォーマンス文書を作成し、同じPerfDocComplete.datファイルに関係者を追加することはできません。

PerfDocComplete.datファイルに、親パフォーマンス文書を含める必要があります。「関係者」コンポーネントのMERGEおよびDELETEの両方の手順について、「操作」属性をORA_ADD_PARTICIPANTに設定します。

ParticipantPersonNumber属性値で識別される、関係者の個人レコードが存在する必要があります。

パフォーマンス・テンプレートで、ParticipantRoleTypeCodeの値が選択されている必要があります。

関連トピック

パフォーマンス文書の作成: 考慮する点

パフォーマンス文書の完了タスク: 説明

パフォーマンス文書の削除タスク: 説明

パフォーマンス文書の関係者フィードバック要求

後任プランのロード: 例後任プランは、組織の主要人員と入れ替わる候補者として就業者のグループを識別します。その就業者は、現在は欠員がないジョブまたはポジションについて、現在準備が完了しているか、あるいは必要なスキルを育成できる人員です。後任プランには、欠員を埋めるための就業者の準備レベル、就業者の離職のリスクおよび離職の影響が含まれます。このトピックでは、後任プランをロードする方法について、例を示して説明します。

後任プランの作成

次のSuccessionPlan.datファイルの例では、ソース・キーを使用して在職者後任プランを作成します。METADATA|SuccessionPlan|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PlanName|PlanType|Status|AccessTypeCode|IncumbentPersonId(SourceSystemId)

MERGE|SuccessionPlan|VISION|SP816003|Name of the incumbent succession plan|INCUMBENT|ACTIVE|PRIVATE|VISION006METADATA|SuccessionPlanOwner|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PlanId(SourceSystemId)|OwnerTypeCode|PersonId(SourceSystemId)MERGE|SuccessionPlanOwner|VISION|SPO816003|SP816003|ADMINISTRATOR|VISION013METADATA|SuccessionPlanCandidate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PlanId(SourceSystemId)|PersonId(SourceSystemId)|Status| CandidateReadinessMERGE|SuccessionPlanCandidate|VISION|SPC816003|SP816003|VISION014|ACTIVE|READY_NOW

次のSuccessionPlan.datファイルの例では、ジョブ後任プランを作成します。後任プランが関連付けられているジョブ、後任プラン所有者および候補者を参照するために、ユーザー・キーが使用されています。METADATA|SuccessionPlan|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PlanName|PlanType|Status|AccessTypeCode|JobCode|JobSetCodeMERGE|SuccessionPlan|VISION|SP_MRKT_DIR|Name of the job succession plan|JOB|ACTIVE|PRIVATE|HSDL_MRKT_DIR|COMMON

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Page 181: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

METADATA|SuccessionPlanOwner|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PlanId(SourceSystemId)|OwnerTypeCode|PlanOwnerPersonNumberMERGE|SuccessionPlanOwner|VISION|SPO_MRKT_DIR|SP_MRKT_DIR|ADMINISTRATOR|1023853METADATA|SuccessionPlanCandidate|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PlanId(SourceSystemId)|PlanCandidatePersonNumber|Status| CandidateReadinessMERGE|SuccessionPlanCandidate|VISION|SPC009_MRKT_DIR|SP_MRKT_DIR|1023119|ACTIVE|READY_NOWMERGE|SuccessionPlanCandidate|VISION|SPC008_MRKT_DIR|SP_MRKT_DIR|1032314|ACTIVE|READY_NOWMERGE|SuccessionPlanCandidate|VISION|SPC007_MRKT_DIR|SP_MRKT_DIR|1023112|ACTIVE|READY_NOW

HCMデータ・ローダーを使用して後任プランを作成するときには、次のルールが適用されます。

「後任プラン所有者」コンポーネントを指定する必要があり、かつ、OwnerTypeCode属性がADMINISTRATORである必要があります。後任プランには、常に、管理者である所有者が必要です。

在職者、プラン所有者およびプラン候補者にはアクティブなアサイメントがある必要があります。

タレント・プールのロード: 例タレント・プールは、就業者のグループです。タレント・プールは、特定の目的でプール・メンバーの育成を管理するために使用します。たとえば、タレント・プールで後任プランの見込み候補者を追跡したり、タレント・プールに基づいてタレント・レビュー会議を作成することができます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してタレント・プールを作成および管理する方法について、例を示して説明します。

タレント・プールの作成

タレント・プールでは、ジョブ、ジョブ・ファミリ、モデル・プロファイル、ポジション、部門および等級の任意の組合せを参照できます。これらのオブジェクトでは、タレント・プールの目的を定義でき、その処理には影響を及ぼしません。ただし、これらを参照するタレント・プールをロードする前に、これらがターゲット環境に存在する必要があります。次のTalentPool.datファイルの例では、ジョブのタレント・プールを作成します。タレント・プールとその関連するジョブの両方を識別するために、ソース・キーが使用されます。METADATA|TalentPool|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PoolName|PoolTypeCode|Description|OwnerPersonId(SourceSystemId)|Status| JobId(SourceSystemId)MERGE|TalentPool|VISION|TP_T1|Job Chief Exec|TALENT|Talent pool description|1008|A|93079

常にPoolTypeCode属性をTALENTに設定します。Status属性を含める必要があります。値を指定しない場合、デフォルトのステータスはA (アクティブ)です。タレント・プールを非アクティブ化するには、ステータスをI (非アクティブ)に設定します。

タレント・プール・コンポーネントによって、タレント・プールと最初のプール所有者が定義されます。追加のプール所有者を指定するには、タレント・プール所有者コンポーネントを使用します。追加のプール所有者はオプションですが、複数の所有者をお薦めします。タレント・プール所有者は、アプリケーションでタレント・プールを表示できます。タレント・プール・メンバー・コンポーネントを使用して、プール・メンバーを定義します。次のTalentPool.datファイルの例では、プール・メンバーを含むタレント・プールを作成します。タレント・プールを識別して外部オブジェクトを参照するために、ソース・キーが使用されます。METADATA|TalentPool|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PoolName|PoolTypeCode|Description|OwnerPersonId(SourceSystemId)|StatusMERGE|TalentPool|VISION|TP_T2|Member Talent Pool|TALENT|Talent pool description|1011|AMETADATA|PoolMember|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PoolId(SourceSystemId)|MemberId(SourceSystemId)MERGE|PoolMember|VISION|TP_PM_T2_1012|TP_T2|1012MERGE|PoolMember|VISION|TP_PM_T2_1013|TP_T2|1013

タレント・プール名の翻訳

次のTalentPoolTranslation.datファイルの例では、既存のタレント・プールの名前を翻訳します。ここでは、ソース・キーによって既存のレコードが識別されます。METADATA|TalentPoolTranslation|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PoolName|LanguageMERGE|TalentPoolTranslation|VISION|TP_T1|Spanish Translated Pool Name|ESMERGE|TalentPoolTranslation|VISION|TP_T1|French Translated Pool Name|FR

次のTalentPoolTranslation.datファイルの例では、既存のタレント・プールの名前を翻訳します。ここでは、ユーザー・キーによって既存のレコードが識別されます。METADATA|TalentPoolTranslation|BasePoolName|PoolStatus|PoolName|LanguageMERGE|TalentPoolTranslation|Job Chief Exec|A|Spanish Translated Pool Name|ESMERGE|TalentPoolTranslation|Job Chief Exec|A|French Translated Pool Name|FR

タレント・プールの削除

タレント・プールは、HCMデータ・ローダーを使用して削除できます。さらに、次のことも可能です。

タレント・プールを非アクティブにします。

1人以上のプール所有者を残して、タレント・プール所有者を削除します。

タレント・プール・メンバー・コンポーネントを削除します。

次のTalentPool.datファイルの例では、既存のタレント・プール所有者コンポーネントを削除します。ここでは、ソース・キーによってプール所有者レコードが識別されます。METADATA|PoolOwner|SourceSystemOwner|SourceSystemIdDELETE|PoolOwner|VISION|TP_PO_T2_3423|TP_PM_T2_1013

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Page 182: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

関連トピック

タレント・プール: 説明

タレント・プロファイル・データのロード: 説明タレント・プロファイル・オブジェクトには、タレント・プロファイル、コンテンツ項目、コンテンツ項目関係、教育機関および評点モデルがあります。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要があるタレント・プロファイル・オブジェクトの側面について説明します。

タレント・プロファイルのロード

タレント・プロファイルには個人プロファイルとモデル・プロファイルがあります。個人プロファイルには、就業者のスキル、資格、成果およびキャリア志向に関する情報が含まれます。モデル・プロファイルには、ジョブまたはポジションに必要なスキルおよび資格に関する情報が含まれます。HCMデータ・ローダーを使用して、個人プロファイルとモデル・プロファイルの両方をロードできます。

次の表では、タレント・プロファイル・オブジェクトの一部のコンポーネントに関する主要情報を要約しています。

コンポーネント 摘要

プロファイル項目

コンテンツ項目のデータを保持します。コンテンツ項目とは、コンテンツ・ライブラリ内のコンテンツ・タイプに属するスキル、資格および資質です。たとえば、コミュニケーション・スキルはコンピテンシ・コンテンツ・タイプのコンテンツ項目である場合があります。プロファイル項目コンポーネントは、プロファイル内で一意にする必要があります。

ヒント: 重複するプロファイル項目には、同じ資質と重複する開始日および終了日が含まれます。

プロファイル・キーワード

個人プロファイル内の専門分野および関心分野のキーワードを保持します。

モデル・プロファイルには無効です。

プロファイル関連

ジョブまたはポジションにモデル・プロファイルをリンクします。次のルールが適用されます。

HCMデータ・ローダーを使用してプロファイルをアップロードする場合、モデル・プロファイルをジョブ・ファミリまたは組織にリンクすることはできません。このため、これらの構造用にロードするモデル・プロファイルは、情報目的専用になります。

1つのジョブやポジションを同じプロファイルに複数回関連付けることはできません。

個人プロファイルには無効です。

1人の個人は1つの個人プロファイルのみ持つことができます。個人プロファイルの作成対象である個人への参照を指定する必要があります。モデル・プロファイルには個人参照を指定しないでください。

注意: タレント・プロファイル・オブジェクトの「摘要」属性は必須ではありません。ただし、これを常に個人プロファイルに指定し、就業者名を含めることをお薦めします。そのようにしないと、検索: プロファイル・ページで基本検索を実行したときに、個人プロファイルが検索結果に表示されません。

コンテンツ項目のロード

コンテンツ項目はコンテンツ・タイプの特定のオカレンスです。関連付けられたコンテンツ・タイプおよびそのフィールド・プロパティは、コンテンツ・ライブラリにコンテンツ項目をロードする前にターゲット環境に存在する必要があります。コンテンツ・タイプのフィールド・プロパティは、コンテンツ項目について収集できる情報を示します。

コンテンツ項目関係のロード

コンテンツ項目関係は、2つのコンテンツ項目間の関係を定義します。コンテンツ項目は、別のコンテンツ項目の親にも子にもなることができます。次のルールが適用されます。

2つのコンテンツ項目が異なるコンテンツ・タイプに属している必要があります。

同じ2つのコンテンツ項目間に複数の関係を作成することはできません。たとえば、コンテンツ項目Aをコンテンツ項目Bの親と子の両方にすることはできません。

コンテンツ項目とそれ自体の間に関係を作成することはできません。

コンテンツ項目関係の開始日および終了日は、関連付けられたコンテンツ項目の日付範囲外にしないでください。

関連付けられたコンテンツ・タイプ間の関係は、関連するコンテンツ項目をロードする前にターゲット環境に存在する必要がありま

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Page 183: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

す。

教育機関のロード

教育機関とは、就業者が自分のプロファイルに教育情報を追加するときに選択する学校、単科大学、総合大学またはその他の組織です。たとえば、第三者から教育機関のリストを入手する場合があります。HCMデータ・ローダーを使用して、この情報をアップロードできます。

次の地理構造は、参照する教育機関をロードする前に、ターゲット環境に存在する必要があります。

都道府県または州

評点モデルのロード

評点モデルを使用し、個人プロファイル内のスキルおよび資質のパフォーマンスおよび熟達度に基づいて、就業者を評点付けします。評点モデルを使用して、モデル・プロファイル内の項目のターゲット熟達度レベルを指定することもできます。ロードする子の評点レベルおよび評点カテゴリ・コンポーネントと同じファイルに親の評点モデルコンポーネントを含める必要があります。

関連トピック

Oracle Fusion Profile Managementコンポーネント: 連携方法

タレント・レビュー会議のロード: 例タレント・レビュー会議はタレント・レビュー・プロセスの主要コンポーネントとなり、ここで、トレンドを評価し、強みを評価し、組織のリスク領域に対処します。タレント・レビュー会議の参加者は、就業者プロファイル、パフォーマンス、目標および報酬データをレビューします。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してタレント・レビュー会議を作成する方法と、既存の会議のファシリテータを更新する方法について説明します。

タレント・レビュー会議の作成

このTalentReviewMeeting.datファイルの例では、タレント・レビュー会議オブジェクトを作成します。会議には、ファシリテータ、参加者、レビュー対象者、レビュー内容、タレント・プールおよび後任プランの各コンポーネントがあります。

注意: ソース・キーによって各レコードが識別されます。ファシリテータ、参加者またはレビュー対象者レコードを後で更新する場合は、ソース・キーを使用する必要があります。これらのレコードのユーザー・キーには個人番号が含まれます。したがって、ユーザー・キーのみでレコードを識別する場合は、別の個人を参照するように個人番号を更新することができません。必要に応じて会議を更新できるように、タレント・レビュー会議を作成するときには常にソース・キーを使用することをお薦めします。COMMENT * Talent Review Meeting *METADATA|TalentReviewMeeting|SourceSystemOwner|SourceSystemId|DashboardTemplateName|DataSubmitDate|MeetingDate|MeetingInstructions|

MeetingLeaderId(SourceSystemId)|MeetingStatusCode|MeetingSubmitStatusCode|MeetingTitle|DataValidityCodeMERGE|TalentReviewMeeting|VISION|MrktMgr071018|ZHRR Overall Talent Review Meeting Template|2019/01/01|2020/07/02|Instructions for Meeting|HDL010|NOT_STARTED|DRAFT|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|ONE_MONTHCOMMENT * Prior Rating Date Range *METADATA|PriorRatingDateRange|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|FromDate|ToDateMERGE|PriorRatingDateRange|VISION|MrktMgr071018_PDR|MrktMgr071018|2019/01/01|2019/08/04COMMENT * Facilitator *METADATA|Facilitator|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|FacilitatorPersonId(SourceSystemId)MERGE|Facilitator|VISION|MrktMgr071018_Fac1|MrktMgr071018|HDL013COMMENT * Participant *METADATA|Participant|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|DataSubmissionStatusCode|ParticipantPersonId (SourceSystemId)|ParticipantTypeCodeMERGE|Participant|VISION|MrktMgr071018_Part|MrktMgr071018|NOT_STARTED|HDL003|PARTICIPANTCOMMENT * Reviewees *METADATA|Reviewee|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|RevieweePersonId(SourceSystemId)MERGE|Reviewee|VISION|MrktMgr071018_Rev1|MrktMgr071018|HDL009MERGE|Reviewee|VISION|MrktMgr071018_Rev2|MrktMgr071018|HDL007COMMENT * Review Content *METADATA|ReviewContent|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|MeetingTitle|Rating|UseAsAxisFlagMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Perf|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Performance|YMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Pot|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Potential|NMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Impct|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Impact of Loss|YMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Risk|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Risk of Loss|NMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Comp|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Overall Competencies Rating|YMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Goals|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Overall Goals Rating|YMERGE|ReviewContent|VISION|MrktMgr071018_Rate_Talent|MrktMgr071018|HDL Marketing Talent Review Meeting 0710 1300|Talent Score|NCOMMENT * Talent Pool *METADATA|TalentPool|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|PoolId(SourceSystemId)MERGE|TalentPool|VISION|MrktMgr071018_TP|MrktMgr071018|HDLTP_MKTMGRCOMMENT * Succession Plan *METADATA|SuccessionPlan|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|PlanId(SourceSystemId)MERGE|SuccessionPlan|VISION|MrktMgr071018_SP|MrktMgr071018|SP_MRKT_MGR

HCMデータ・ローダーを使用して作成したタレント・レビュー会議オブジェクトには、次のルールが適用されます。

DashboardTemplateName属性によって、会議に使用される構成テンプレートが識別されます。テンプレートは、「設定および保守」作業領域で、「タレント・レビュー・ダッシュボード・オプションの構成」タスクを使用して作成します。タレント・レビュー会議レコードをロードする前に、参照先テンプレートが存在する必要があります。

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Page 184: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

タレント・レビュー会議レコードによって参照される、ファシリテータ、参加者、レビュー対象者、タレント・プールおよび後任プラン・レコードが存在する必要があります。または、同じ.zipファイルに含めることもできます。

少なくとも1人のファシリテータを指定する必要があります。

MeetingStatusCode属性をNOT_STARTEDに設定する必要があり、かつ、新しいタレント・レビュー会議についてはMeetingSubmitStatusCode属性をDRAFTに設定する必要があります。

タレント・レビュー会議の更新

次の表は、HCMデータ・ローダーを使用してタレント・レビュー会議を更新するときに実行できる処理を示しています。許可される処理は会議ステータスによって異なります。

会議ステータス 許可される処理

未開始

会議テンプレートを変更します。

会議ステータスを「進行中」または「取消済」に変更します。

レビュー対象者、参加者およびファシリテータを追加または削除します。

進行中会議ステータスを「未開始」または「取消済」に変更します。

レビュー対象者、参加者およびファシリテータを追加または削除します。

完了 ファシリテータを更新します。

取消済 会議ステータスを「未開始」に変更します。

プロセス・ジョブは進行中ですなし。

プロセス・ジョブ・エラー なし。

ファシリテータの更新

次のTalentReviewMeeting.datファイルの例では、既存の会議のファシリテータを更新します。この例ではソース・キーを使用します。ユーザー・キーのみを使用してファシリテータを更新することはできません。これは、新規ファシリテータを識別するFacilitatorPersonNumber属性によって、更新するレコードも識別されるためです。METADATA|Facilitator|SourceSystemOwner|SourceSystemId|MeetingId(SourceSystemId)|FacilitatorPersonId(SourceSystemId)MERGE|Facilitator|VISION|MrktMgr071018_Fac1|MrktMgr071018|HDL014

ヒント: 同じタレント・レビュー会議に複数の変更を加える場合は、同じ.datファイルにタレント・レビュー会議レコードを含めて、すべての変更が確実に一緒に処理されるようにします。

関連トピック

タレント・レビュー: 説明

タレント・レビュー・テンプレート: 説明

タレント・オブジェクトのロードに関するFAQ

求人オブジェクトを使用して任意のタイプの求人をロードできますか。

いいえ。次のものをロードできます。

欠員(将来のヘッドカウントの仮確保)。専用の採用アプリケーションがない場合は、欠員を使用します。

Oracle Talent Acquisition Cloudの求人。

求人オブジェクトを使用してOracle Recruiting Cloudの求人をロードすることはできません。Oracle Recruiting Cloudの求人をロードするには、ジョブ求人オブジェクトを使用します。

184

Page 185: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 学習オブジェクトのロード

15学習オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

クラスルーム・リソースのロード: 例

コース講義価格設定デフォルトのロード: 例

コースのロード: 説明

コースのロード: 例

学習レコード・アクティビティの試行のロード: 例

レガシー学習アイテムのロード: 例

講義カスタム価格設定オブジェクトのロード: 例

専門のロード: 例

クラスルーム・リソースのロード: 例クラスルーム・リソースは、オンサイトのインストラクタ指導アクティビティの場所です。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してクラスルーム・リソース・オブジェクトをロードする方法について説明します。

クラスルーム・リソースの作成

次のClassroomResource.datファイルの例では、ソース・キーを使用してクラスルーム・リソース・オブジェクトを作成する方法を示します。COMMENT Create a Classroom Resource object using source keysMETADATA|ClassroomResource|SourceSystemOwner|SourceSystemId|ClassroomResourceNumber|Title|Description|Capacity|ContactId(SourceSystemId)|

LocationId(SourceSystemId)|OwnedByPersonId(SourceSystemId)MERGE|ClassroomResource|VISION|201803081352|RSC-201803081352-HDL|Title:RSC 201803081352 HDL|Desc:RSC 201803081352 HDL|30|300213211235|StLouisMO|300213211235

次のClassroomResource.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してクラスルーム・リソース・オブジェクトを作成する方法を示します。COMMENT Create a Classroom Resource object using user keysMETADATA|ClassroomResource|ClassroomResourceNumber|Title|Description|Capacity|ContactNumber|LocationCode|SetCode|OwnedByPersonNumberMERGE|ClassroomResource|RSC-201803081355-HDL|Title:RSC 201803081355 HDL|Desc:RSC 201803081355 HDL|30|8153757|DDT_US_Allenton _St Louis_MO|COMMON|8153757

コース講義価格設定デフォルトのロード: 例コース講義価格設定デフォルト・オブジェクトは、コース講義のデフォルトの価格設定ルール値です。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してコース講義価格設定デフォルト・オブジェクトをロードする方法について説明します。

コース講義価格設定デフォルトの作成

次のCourseOfferingPricingDefaults.datファイルの例では、コース講義価格設定デフォルト・オブジェクトをユーザー・キーで識別します。METADATA|CourseOfferingPricingDefaults|EffectiveStartDate|PricingRuleNumber|CurrencyCode|OfferingType|CourseNumberMERGE|CourseOfferingPricingDefaults|2018/02/04|PR-201802041720-HDL|USD|ORA_SP|COURSE-201802041711-HDL

コース講義価格設定コンポーネントの作成1つのコース講義価格設定デフォルト・オブジェクトに対して、1つ以上のコース講義価格設定コンポーネントを作成できます。次のCourseOfferingPricingDefaults.datファイルの例では、ユーザー・キーで識別される2つのコース講義価格設定コンポーネントを作成します。METADATA|CourseOfferingPricingComponent|EffectiveStartDate|PricingComponentNumber|PricingComponentType|Price|IncludeInSelfServicePricing|

Required|PricingRuleNumberMERGE|CourseOfferingPricingComponent|2018/02/04|PC-201802041721-HDL|ORA_LIST_PRICE|100|N|N|PR-201802041720-HDLMERGE|CourseOfferingPricingComponent|2018/02/04|PC-201802041722-HDL|ORA_LIST_PRICE_ADJ|200|N|N|PR-201802041720-HDL

コースのロード: 説明コースは、特定の結果を伴う単一の主題に関する授業です。コースには、コースの結果を達成するために学習者が受けられる講義があります。たとえば、インストラクタ指導の講義と、関連するビデオを視聴しながら自己ペースで学ぶ講義がコースにあるとします。コース・オブジェクトは、コースに関する管理情報を提供します。ここには、1つ以上の講義コンポーネントが含まれ、それぞれで単一の講義に関する管理情報が提供されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してコースを正常にロードするために理解する必要があるコース・オブジェクトの側面について説明します。

185

Page 186: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

講義コンポーネントHCMデータ・ローダーを使用してロードする講義コンポーネントには、次のルールが適用されます。

「講義タイプ」属性の有効な値は、ORA_WLF_LEARN_DELIVERY_MODE参照タイプで定義されます。次のいずれかの値を指定します。

講義タイプ値 意味

ORA_BLENDED混合

ORA_SP 自己ペース

ORA_ILT インストラクタ指導

既存の講義の講義タイプは更新できません。

講義コンポーネントは、QuestionnaireCode属性に指定された質問リスト・オブジェクトを使用して評価を参照します。デフォルト評価を識別するには、属性を-1に設定します。

インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントVirtualClassroomURL属性またはClassroomResourceNumber属性のいずれかの値を指定する必要があります。次の値を指定します。

VirtualClassroomURLの値。この場合、現在のアクティビティはオンライン・アクティビティになります

ClassroomResourceNumberの値。この場合、現在のアクティビティはオンサイト・アクティビティになります

VirtualClassroomURLとClassroomResourceNumberの両方の値。この場合、現在のアクティビティはオンサイト・アクティビティになります

インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントには、アクティビティに必要なリソースを識別する子コンポーネントがあります。

インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネント自体に対して単一のクラスルーム・リソースを識別できます。追加のクラスルーム・リソースを識別するには、クラスルーム予約コンポーネントを使用します。クラスルーム予約コンポーネントから参照されるクラスルーム・リソース・オブジェクトが存在する必要があります。

インストラクタを追加するには、インストラクタ予約コンポーネントを使用します。インストラクタ予約コンポーネントから参照されるインストラクタ・リソース・オブジェクトが存在する必要があります

自己ペース・アクティビティ・コンポーネントContentNumber属性の値を指定すると、アクティビティは自己ペース・オンライン・アクティビティとして分類されます。それ以外の場合、アクティビティは自己ペース・オフライン・アクティビティとして分類されます。

関連トピック

Programmatic Loading of Rich Media Content (2374277.1)

コースのロード: 例このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してコース・オブジェクトとそのコンポーネントをロードする方法について、例を示して説明します。

コース・オブジェクトのロード

次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してコース・オブジェクトをロードする方法を示します。METADATA|Course|EffectiveStartDate|CourseNumber|Title|ShortDescription|PublishStartDate|PublishEndDate|MinimumExpectedEffort| MaximumExpectedEffort|CurrencyCode|MinimumPrice|MaximumPrice|TrailerLiNumber|OwnedByPersonNumber|SourceType|SourceId|SourceInfoMERGE|Course|2018/02/04|COURSE-201802041711-HDL|Title:COURSE 201802041711|ShortDesc:COURSE201802041711|2018/02/04|2019/02/03|0|1|USD|0|0|OLC103778|8153757| FUSION_HCM_LEARNING|201802041711|HCM Learning Source Info for 201802041711 HDL Update

講義コンポーネントのロード

次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して講義コンポーネントをロードする方法を示します。METADATA|Offering|EffectiveStartDate|OfferingNumber|Title|OfferingType|PublishStartDate|PublishEndDate|LanguageCode|MinimumCapacity| MaximumCapacity|QuestionnaireCode|QstnrRequiredForCompletion|CourseNumber|OwnedByPersonNumber|SourceType|SourceId|SourceInfoMERGE|Offering|2018/02/04|OFFERING-201802041712-HDL|Title:Offering 201802041712|ORA_BLENDED|2018/02/04|2019/02/03|US|5|30|-1|N|COURSE-201802041711-HDL|8153757| FUSION_HCM_LEARNING|201802041712|HCM Learning Source Info for 201802041712

インストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントのロード

次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用してインストラクタ指導アクティビティ・コンポーネントをロードする方法を示します。こ

186

Page 187: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

こでは、「インストラクタ指導アクティビティ」の子コンポーネント(「クラスルーム予約」や「インストラクタ予約」など)をロードする方法を示します。このアクティビティをサポートするために必要なコンポーネントです。METADATA|InstructorLedActivity|EffectiveStartDate|ActivityNumber|Title|ActivityDate|ActivityStartTime|ActivityEndTime|TimeZone| ExpectedEffort|SelfCompleteFlag|OfferingNumber|VirtualClassroomUrl|ClassroomResourceNumber|SourceType|SourceId|SourceInfoMERGE|InstructorLedActivity|2018/02/04|ILT-ACT-201802041713-HDL|Title:ILT ACT 201802041713|2018/02/04|10:00:00|19:00:00|America/Los_Angeles|30|Y|OFFERING-201802041712-HDL|http://www.example.com|RSC-201802041710-HDL|FUSION_HCM_LEARNING|201802041713|HCM Learning Source Info for 201802041713COMMENT Load two Ad Hoc Resource componentsMETADATA|AdhocResource|AdhocResourceNumber|Name|Description|Quantity|ActivityNumberMERGE|AdhocResource|ADHOC-201802041714-HDL|SS-ADHOC-RESOURCE-1|SS-ADHOC-RESOURCE-1 DESC|30|ILT-ACT-201802041713-HDLMERGE|AdhocResource|ADHOC-201802041715-HDL|SS-ADHOC-RESOURCE-2|SS-ADHOC-RESOURCE-2 DESC|30|ILT-ACT-201802041713-HDLCOMMENT Load one Classroom Reservation componentMETADATA|ClassroomReservation|ClassroomReservationNumber|ClassroomResourceNumber|ActivityNumberMERGE|ClassroomReservation|CRSV-201802041716-HDL|OLC136311|ILT-ACT-201802041713-HDLCOMMENT Load two Instructor Reservation componentsMETADATA|InstructorReservation|InstructorReservationNumber|InstructorResourceNumber|ActivityNumberMERGE|InstructorReservation|INSTR-201802041717-HDL|8153762|ILT-ACT-201802041713-HDLMERGE|InstructorReservation|INSTR-201802041718-HDL|8153771|ILT-ACT-201802041713-HDL

自己ペース・アクティビティ・コンポーネントのロード

次のCourse.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して自己ペース・アクティビティ・コンポーネントをロードする方法を示します。METADATA|SelfPacedActivity|EffectiveStartDate|ActivityNumber|ActivityPosition|Title|ExpectedEffort|SelfCompleteFlag|ContentNumber| OfferingNumber|SourceType|SourceId|SourceInfoMERGE|SelfPacedActivity|2018/02/04|SP-ACT-201802041719-HDL|1|Title:SP ACT 201802041719|8|N|OLC103580|OFFERING-201802041712-HDL|FUSION_HCM_LEARNING|201802041719|HCM Learning Source Info for 201802041719

学習レコード・アクティビティの試行のロード: 例学習レコード・アクティビティ試行では、講義割当において学習者が自己ペース・アクティビティなどのアクティビティを完了する試行が記録されます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して、学習レコード・アクティビティの試行オブジェクトをロードする方法について説明します。

学習レコード・アクティビティの試行の作成

この例では、学習レコードおよびアクティビティがユーザー・キーにより参照されます。METADATA|LearningRecordActivityAttempt|LearningRecordNumber|ActivityNumber|ActivityAttemptStatus|ActivityAttemptNoteMERGE|LearningRecordActivityAttempt|OLC109470|ILT-ACT-201802041713-HDL|ORA_ASSN_TASK_COMPLETED|Note for ILT Onsite activity

レガシー学習アイテムのロード: 例レガシー学習アイテムは、学習者の学習履歴に含める完了したコースまたは講義を表します。レガシー学習アイテムにはサポート・コンテンツはなく、これらを他の学習者に割り当てることはできません。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用してレガシー学習アイテム・オブジェクトをロードする方法について、例を示して説明します。

レガシー学習アイテムの作成

次のLegacyLearningItem.datファイルの例では、学習者の学習履歴に表示されるレガシー学習アイテムを作成します。この例では、ソース・キーによってレガシー学習アイテムが識別されます。COMMENT: Data for Business Object LegacyLearningItemMETADATA|LegacyLearningItem|EffectiveStartDate|LearningItemNumber|Title|ShortDescription|OwnedByPersonNumber|SourceType|SourceId| SourceInfo|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE|LegacyLearningItem|2017/07/26|LEGACY-201710161121-HDL|Title:Legacy LI 201710161121|DescShort:LEGACY-201710161121|8153756|FUSION_HCM_LEARNING|201710161121|HCM Learn 201710161121 Source Info| VISION|201710161121

HCMデータ・ローダーを使用してレガシー学習アイテム・オブジェクトを作成する場合は、次のルールが適用されます。

OwnedbyPersonNumber属性によって識別された個人が、ターゲット環境に存在する必要があります。

LearningItemNumberは必須です(このレコードを一意に識別する英数字の値)。この先頭をOLCという文字にしないでください。これらの文字は、Oracle Learning Cloudカタログ・アイテム用に予約されています。

有効開始日は、レガシー学習アイテム・レコードを参照する、学習レコードなどの有効日レコードの開始日以前にする必要があります。デフォルトでは、有効終了日は終了時間です。既存のレガシー学習アイテム・オブジェクトの有効開始日と有効終了日は変更できません。

レガシー学習アイテムの翻訳された名前および摘要のロード

レガシー学習アイテムの名前とその摘要を翻訳できます。レガシー学習アイテムがターゲット環境に存在するようになったら、翻訳データをLegacyLearningItemTranslation.datファイルに指定します。次のLegacyLearningItemTranslation.datファイルの例では、既存のレガシー学習アイテム・オブジェクトの名前および摘要の翻訳を提供します。ここでは、ソース・キーによってオブジェクトが参照されます。COMMENT: Data for Business Object LegacyLearningItemTranslationMETADATA|LegacyLearningItemTranslation|EffectiveStartDate|Language|LearningItemNumber|Title|ShortDescription|SourceSystemOwner| SourceSystemIdMERGE|LegacyLearningItemTranslation|2017/07/26|FR|LEGACY-201710161121-HDL|French Title:Legacy LI 201710161121|French ShortDesc:LEGACY-201710161121|VISION|201710161121

講義カスタム価格設定オブジェクトのロード: 例

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Page 188: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

講義カスタム価格設定オブジェクトは、コース講義のカスタムの価格設定ルールです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して講義カスタム価格設定オブジェクトをロードする方法について説明します。

講義カスタム価格設定オブジェクトの作成

次のOfferingCustomPricing.datファイルの例では、講義カスタム価格設定オブジェクトをユーザー・キーで識別します。METADATA|OfferingCustomPricing|EffectiveStartDate|PricingRuleNumber|CurrencyCode|OfferingNumberMERGE|OfferingCustomPricing|2018/02/04|PR-201802041723-HDL|USD|OFFERING-201802041712-HDL

講義カスタム価格設定コンポーネントの作成

次のOfferingCustomPricing.datファイルの例では、ユーザー・キーで識別される2つの講義カスタム価格設定コンポーネントをロードします。METADATA|OfferingCustomPricingComponent|EffectiveStartDate|PricingComponentNumber|PricingComponentType|Price| IncludeInSelfServicePricing|PricingRuleId|PricingRuleNumberMERGE|OfferingCustomPricingComponent|2018/02/04|PC-201802041724-HDL|ORA_LIST_PRICE|100|N|PR-201802041723-HDLMERGE|OfferingCustomPricingComponent|2018/02/04|PC-201802041725-HDL|ORA_LIST_PRICE_ADJ|200|N|PR-201802041723-HDL

有効なPricingComponentTypeの値は、ORA_WLF_PRICING_TYPE参照タイプで定義されます。次の値が事前に定義されています。

値 意味

ORA_LIST_PRICE 定価

ORA_LIST_PRICE_ADJ定価調整

専門のロード: 例専門は、単一のコースでは達成できない目標を学習者が達成できるように、複数のコースをグループ化したものです。これには、1つ以上の専門セクションが含まれています。専門セクションは、その専門内の関連するコースやアクティビティをグループ化したものです。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して専門オブジェクトをロードする方法について説明します。

専門の作成

この例のSpecialization.datファイルは、1つの専門オブジェクト、2つの専門セクション・コンポーネントおよび2つの専門セクション・アクティビティ・コンポーネントを作成します。専門オブジェクトは、ソース・キーを使用して識別されます。COMMENT Specialization objectMETADATA|Specialization|EffectiveStartDate|SpecializationNumber|Title|ShortDescription|SourceType|SourceId|SourceInfo| OwnedByPersonNumber|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE|Specialization|2018/03/05|DSS-2018043009000-HDL|Title: DSS HDL Specialization 2018043009000|SD: DSS HDL Specialization 2018043009000 Short Description|FUSION_HCM_LEARNING|2018043009000|HCM Learning Source Information for 2018043009000|8153756| VISION|2018043009000

COMMENT Specialization Section componentsMETADATA|SpecializationSection|EffectiveStartDate|SpecializationSectionNumber|Title|SectionPosition|NumberOfActivitiesToComplete| InitialAssignmentStatusOfActivities|SpecializationNumberMERGE|SpecializationSection|2018/03/05|Sec-2018043009000-HDL|Title: DSS HDL Section# 1|1|0|ORA_ASSN_REC_ACTIVE|DSS-2018043009000-HDLMERGE|SpecializationSection|2018/03/05|Sec-2018043009001-HDL|Title: DSS HDL Section# 2|2|0|ORA_ASSN_REC_ACTIVE|DSS-2018043009000-HDL

COMMENT Specialization Section Activity componentsMETADATA|SpecializationSectionActivity|EffectiveStartDate|ActivityNumber|ActivityPosition|SpecializationSectionNumber|LearningItemNumberMERGE|SpecializationSectionActivity|2018/03/05|SecAct-2018043009000-HDL|1|Sec-2018043009000-HDL|OLC900002MERGE|SpecializationSectionActivity|2018/03/05|SecAct-2018043009001-HDL|1|Sec-2018043009001-HDL|COURSE-2018040910351-HDL

次のルールが適用されます。

デフォルトでは、専門セクション・コンポーネントのNumberOfActivitiesToComplete属性が-1になっています。これは、セクション内のすべてのアクティビティを完了する必要があることを意味します。

HCMデータ・ローダーを使用して専門オブジェクトを作成すると、アプリケーションの「デフォルト・アクセスの管理」ページで定義されているデフォルトのアクセス値がそのオブジェクトに設定されます。

関連トピック

専門: 説明

188

Page 189: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 休暇欠勤トピックのロード

16休暇欠勤トピックのロードこの章の内容は次のとおりです。

有給休暇プラン登録のロード: 説明

休暇欠勤資格プラン付与のロード: 説明

休暇欠勤エントリのロード: 説明

休暇欠勤エントリのロード: 例

有給休暇プラン登録のロード: 説明新規登録や既存の登録への更新など、プラン登録詳細の休暇欠勤データをロードできます。有給休暇プラン登録ビジネス・オブジェクトを使用して、次のことを実行します。

組織のすべての従業員を、個別にではなく一括で有給休暇プランに登録します。

勤務スケジュールに変更がある場合、従業員詳細を更新します。以前のプランに対する登録を終了し、変更された勤務スケジュールに従って新しいプランに登録できます。

対応するプランの有給休暇レコードがない場合は、従業員のプラン登録を削除します。

有給休暇プラン登録オブジェクトのロードの準備

有給休暇プラン登録をロードする前に、次のことを行う必要があります。

アサイメントおよびプランが同じ、重複する登録レコードがないことを確認します

開始日が雇用主の雇用の日付内にあることを確認します

単位とユニット数が指定されていることを確認します

プラン・タイプが「有給休暇」であることを確認します。このローダーでは他のプラン・タイプをサポートしていません

有給休暇プラン登録のロード

次のPersonAccrualPlanEnrollment.datファイルの例では、ユーザー・キーを使用して、従業員を有給休暇プランに登録します。METADATA|PersonAccrualPlanEnrollment|PersonNumber|WorkTermAsgNum|PlanName|ManualEnrollment|RunAccruals|EnrtEndDt|EnrtStDtMERGE|PersonAccrualPlanEnrollment|955160008177403|ET955160008177403|JL_PLAN_UOM_HRS|N|Y|2018/01/01|2017/01/01

休暇欠勤資格プラン付与のロード: 説明HCMデータ・ローダーを使用すると、休暇欠勤資格プラン付与ビジネス・オブジェクトを使用して資格プランの休暇欠勤付与をロードできます。

休暇欠勤資格プラン付与のロードの準備

有給休暇バランス詳細をロードする前に、次のことを行う必要があります。

開始日と終了日によって付与計算が決定されるため、開始日と終了日が指定されていることを確認してください。

使用済付与をロードする場合は、値が負であることを確認してください。

休暇欠勤資格プラン付与のロード

次のPersonEntitlementDetail.datファイルの例では、ソース・キーを使用して、疾病休暇資格プランに対して5時間の付与詳細を使用した従業員をロードします。METADATA|PersonEntitlementDetail|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|PlanName|WorkTermsId(SourceSystemId)|ProcdDate|StartDate|EndDate| PayFactor|ValueMERGE|PersonEntitlementDetail|VISION|ABS02220160411|3423322|SICK_LEAVE|3423322WT|2016/04/11|2016/04/11|2016/12/31|100|-5

休暇欠勤エントリのロード: 説明HCMデータ・ローダーを使用して、休暇欠勤エントリ・ビジネス・オブジェクトの次のコンポーネントのデータをロードできます。

コンポーネント 摘要

休暇欠勤エントリ

次のものについて、休暇欠勤をロードできます。

時間ベースのスケジュール: 時間ベースの勤務スケジュールには、固定された稼働日パターンがあります。たとえば、週5日、8時間のスケジュールを定義します。午前8時に開始し、午後5時に終了する時間ベースの勤務スケジュールを作成できます。時間ベースの勤務スケジュールに割り当てられた就業者は、毎日固定された時間数使用可能とみなされます。

経過スケジュール: 経過勤務スケジュールでは、就業者に固定開始時間または終了時間がありません。たとえば、作業を午前9時に開始する就業者と午前11時に開始する就業者がいます。経過勤務スケジュールに割り当てられた就業者は、1日に一定の時間数使用可能とみなされます。StartDateDurationおよびEndDateDurationの値を指定する必要があります。

個人出産または

189

Page 190: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

養子縁組休暇欠勤レコード

就業者の世帯における出産または養子縁組に関連付けられた休暇欠勤をロードできます。このレコードでは、計画休暇欠勤日、実績休暇欠勤日および出産予定日などのイベントに関連付けられた日付が取得されます。

拡張休暇欠勤エントリ

休暇欠勤の特定の日付へのブレークダウンがある場合は、拡張休暇欠勤エントリをロードできます。これは、休暇欠勤が複数のアサイメントに対して取得されている場合、または休暇欠勤が断続的である場合に使用されます。たとえば、医者への週次訪問について予定されている週次固定処理休暇欠勤などです。

休暇欠勤エントリ・オブジェクトのロードの準備

休暇欠勤レコードをロードする前に、次のことを行います。

休暇欠勤の開始日現在で雇用が有効であることを検証するために、雇用主の名前を指定していることを確認してください。従業員の開始日によって、雇用主の休暇欠勤エントリの検証が決定されます。

休暇欠勤タイプが休暇欠勤の開始日現在で有効であり、かつ、休暇欠勤の対象となる個人と同じ国別仕様データ・グループに属していることを確認します。

休暇欠勤事由が休暇欠勤タイプの必須属性として指定されている場合は、これが定義されていることを確認してください。

休暇欠勤エントリ・レコードの削除HCMデータ・ローダーを使用して休暇欠勤エントリ・ビジネス・オブジェクトを削除することもできます。休暇欠勤エントリ・レコードを削除すると、子レコードも削除されます。

休暇欠勤エントリのロード: 例ここに示すAbsenceEntry.datファイルの例では、HCMデータ・ローダーを使用して、次の休暇欠勤エントリをロードする方法を示しています。

時間ベースの休暇欠勤エントリ

経過休暇欠勤エントリ

産休休暇欠勤エントリ

拡張休暇欠勤エントリ

休暇欠勤エントリのロード例1: 時間ベースの休暇欠勤エントリ

この例では、ユーザー・キーを使用して、2日間の疾病休暇の休暇欠勤エントリを作成します。METADATA|PersonAbsenceEntry|Employer|PersonNumber|AbsenceType|AbsenceStatus|ApprovalStatus|StartDate|StartTime|EndDate|EndTime|Comments|AbsenceReasonMERGE|PersonAbsenceEntry|Vision Corporation|300100005197277|SICK_LEAVE|SUBMITTED|APPROVED|2018/09/24|8:30|2018/09/25|17:00|SICK LEAVE|SICK_REASON

例2: 経過休暇欠勤エントリ

この例では、ユーザー・キーを使用して、2日間の疾病休暇の休暇欠勤エントリを作成します。METADATA|PersonAbsenceEntry|PersonNumber|AbsenceType|AbsenceStatus|ApprovalStatus|StartDate|StartTime|EndDate|EndTime|Comments|StartDateDuration| EndDateDuration|AbsenceReasonMERGE|PersonAbsenceEntry|40010|10026712115|BAT_ABS_TL_Sick|SUBMITTED|APPROVED|2018/01/22||2018/01/23||Sick Comments|8|8

個人産休休暇欠勤エントリのロード

この例では、ソース・キーを使用して産休休暇の休暇欠勤エントリを作成します。METADATA|PersonAbsenceEntry|SourceSystemOwner|SourceSystemId|Employer|PersonId(SourceSystemId)|AbsenceType|AbsenceStatus|ApprovalStatus|StartDate|StartTime| EndDate|EndTimeMERGE|PersonAbsenceEntry|VISION|AbsMaternity_HDL022|Vision Corporation|HDL022|Maternity Type|SUBMITTED|APPROVED|2018/01/26|08:00|2018/02/14|17:00METADATA|PersonMaternityAbsenceEntry|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PerAbsenceEntryId(SourceSystemId)|PlannedStartDate|PlannedReturnDate|LeaveDuration| IntendToWork|ExpectedDateOfChildBirth|ExpectedEndDate|ActualStartDate|ActualReturnDate|ActualDuration|ActualChildBirthDate|OpenEndedFlagMERGE|PersonMaternityAbsenceEntry|VISION|AbsMaternityDet_HDL022|AbsMaternity_HDL022|2018/01/26|2018/02/14|||2018/01/26|2018/02/14|2018/01/25|2018/02/14|| 2018/01/27|

個人休暇欠勤エントリ詳細のロード

この例では、ソース・キーを使用して拡張休暇欠勤エントリを作成します。METADATA|PersonAbsenceEntry|Employer|PersonNumber|AbsenceType|AbsenceStatus|ApprovalStatus|StartDate|StartTime|EndDate|EndTime|Comments|SourceSystemId| SourceSystemOwner|AbsenceReasonMERGE|PersonAbsenceEntry|Vision Corporation|955160008192206|#SK_QUAL_HRS|SUBMITTED|APPROVED|2018/11/06|21:00|2018/11/07|05:00|Adv night shift|1SCH_SEMP_001111121| VISION|METADATA|PersonAbsenceEntryDetail|Employer|PersonNumber|AbsenceType|PerAbsEntryDtlId|PerAbsenceEntryId(SourceSystemId)|AbsenceDate|StartTime|EndDate|EndTime|

RowSeq|AbsenceStartDate|AbsenceStartTime|SourceSystemId|SourceSystemOwnerMERGE|PersonAbsenceEntryDetail|Vision Corporation|955160008192206|#SK_QUAL_HRS||1SCH_SEMP_001111121|2018/11/06|21:00|||1|2018/11/06|21:00|HDLERDTL05011121|VISION

190

Page 191: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

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1. HCMとの統合2. 福利厚生オブジェクトのロード

17福利厚生オブジェクトのロードこの章の内容は次のとおりです。

受取人登録のロード: 説明

扶養家族登録のロード: 説明

加入者登録のロード: 説明

個人福利厚生グループのロード: 説明

個人福利厚生バランスのロード: 説明

個人の習慣のロード: 説明

受取人登録のロード: 説明受取人登録ビジネス・オブジェクトを使用して、複数の従業員の受取人を福利厚生サービスに指定します。通常、死亡または事故の際に支払がある福利厚生プランの受取人を指定します。加入者登録と同様、合併または買収に伴ってレガシー・システムから移行するとき、受取人データを一括でロードできます。

考慮事項

受取人登録をロードする前に、次の点を考慮する必要があります。

受取人登録オブジェクトは、デフォルトの福利厚生関係または無制限福利厚生関係のいずれかを使用してロードできます。ただし、同時に両方の関係を使用することはできません。

受取人登録HCMデータ・ローダーを使用して、レコードを作成および更新できます。レコードは削除できません。

受取人登録オブジェクトのロードの準備

受取人登録をロードする前に、次のことを行う必要があります。

従業員名、住所、給与、連絡先詳細など、登録に必要なデータがHRアプリケーションで使用可能であることを確認します。アップロード後、HRデータのエラーを検証することは困難になる場合があります。

レガシー・システムからデータを移行するとき、証明を含めないでください。これにより、完了した登録が再度一時停止される可能性があります。証明を回避することにより、パフォーマンスが向上し、保留中の処理項目が減少します。

一意の従業員数と、アプリケーションにロードする予定の登録の総数を決定します。この情報は、抽出されたソース・データから取得できます。

受取人に割り当てられた合計支払率の合計が100%になることを確認します。プライマリ受取人と次順位受取人の両方に、100%が割り当てられている必要があります。

適格ルールに基づいて選択肢を作成します。選択肢が適格ルールに従っているかどうかを確認するには、適格基準に基づくランダム・チェックを使用します。

データをロードするすべての従業員に対して、福利厚生関係を作成します。

福利厚生関係が採用日および割当日に適切に連携していることを確認します。たとえば、ライフ・イベントが処理される日付は福利厚生関係の日付に従う必要があり、福利厚生関係の日付は採用日以降である必要があります。

潜在的ライフ・イベントの合計数が、データをアップロードする従業員の合計数と等しいことを確認します。「評価およびレポート」作業領域の「プロセス」タブで、訂正ライフ・イベントの割当プロセスを使用して、潜在的ライフ・イベントに関連するデータを作成します。

デフォルトを適用しないで加入評価プロセスを実行し、開始済イベントの数が前のタスクで決定した従業員の数と一致することを確認します。このステージで発生したすべてのエラーを修正する必要があります。

値が.datファイルのCloseLifeEvent属性に追加されていないことを確認します。最初に登録データを確認し、その後、「ライフ・イベントのクローズ」プロセスを使用してライフ・イベントをクローズする必要があります。

.datファイルの生成

「データ交換」作業領域を使用して、受取人登録のアップロードに使用する.datテンプレートを生成します。次のBeneficiaryEnrollment.datファイルの例では、受取人を福利厚生プログラムに指定します。METADATA|BeneficiaryEnrollment|PersonNumber|BenefitRelationship|EffectiveDate|LifeEvent|LifeEventOccuredDateMERGE|BeneficiaryEnrollment|300100010469441|Default|2015/01/01|PAN_DESG_LE|2015/01/01METADATA|DesignateBeneficiary|Plan|Program|Option|BeneficiaryPercentage|BeneficiaryPersonNumber|BeneficiaryType|LineNumber|PersonNumberMERGE|DesignateBeneficiary|BASIC_LIFE_PLAN|VISION_BENEFITS_PROGRAM|1xSALARY|100|300100010472847|Primary|1|300100010469441

191

Page 192: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

扶養家族登録のロード: 説明扶養家族登録ビジネス・オブジェクトを使用して、複数の従業員の扶養家族を1つの福利厚生サービスに指定します。通常、合併または買収に伴ってレガシー・システムから移行するときに、このタスクを実行します。また、扶養家族を1つのプランから別のプランに一括で移動する場合は、データ・ローダーを使用することもできます。

考慮事項

扶養家族登録をロードする前に、次の点を考慮する必要があります。

扶養家族登録オブジェクトは、デフォルトの福利厚生関係または無制限福利厚生関係のいずれかを使用してロードできます。ただし、同時に両方の関係を使用することはできません。

扶養家族登録HCMデータ・ローダーを使用して、レコードを作成および更新できます。レコードは削除できません。

扶養家族登録処理は有効日には依存しませんが、ライフ・イベント日には依存します。

扶養家族登録オブジェクトのロードの準備

扶養家族登録をロードする前に、次のことを行う必要があります。

従業員名、住所、給与、連絡先詳細など、登録に必要なデータがHRアプリケーションで使用可能であることを確認します。アップロード後、HRデータのエラーを検証することは困難になる場合があります。

レガシー・システムからデータを移行するとき、証明を含めないでください。これにより、完了した登録が再度一時停止される可能性があります。証明を回避することにより、パフォーマンスが向上し、保留中の処理項目が減少します。

一意の従業員数と、アプリケーションにロードする予定の登録の総数を決定します。この情報は、抽出されたソース・データから取得できます。

受取人に割り当てられた合計支払率の合計が100%になることを確認します。プライマリ受取人と次順位受取人の両方に、100%が割り当てられている必要があります。

適格ルールに基づいて選択肢を作成します。選択肢が適格ルールに従っているかどうかを確認するには、適格基準に基づくランダム・チェックを使用します。

データをロードするすべての従業員に対して、福利厚生関係を作成します。

福利厚生関係が採用日および割当日に適切に連携していることを確認します。たとえば、ライフ・イベントが処理される日付は福利厚生関係の日付に従う必要があり、福利厚生関係の日付は採用日以降である必要があります。

潜在的ライフ・イベントの合計数が、データをアップロードする従業員の合計数と等しいことを確認します。「評価およびレポート」作業領域の「プロセス」タブで、訂正ライフ・イベントの割当プロセスを使用して、潜在的ライフ・イベントに関連するデータを作成します。

デフォルトを適用しないで加入評価プロセスを実行し、開始済イベントの数が前のタスクで決定した従業員の数と一致することを確認します。このステージで発生したすべてのエラーを修正する必要があります。

値が.datファイルのCloseLifeEvent属性に追加されていないことを確認します。最初に登録データを確認し、その後、「ライフ・イベントのクローズ」プロセスを使用してライフ・イベントをクローズする必要があります。

.datファイルの生成

「データ交換」作業領域を使用して、扶養家族登録のアップロードに使用する.datテンプレートを生成します。次のDependentEnrollment.datファイルの例では、扶養家族を福利厚生プログラムに指定します。METADATA|DependentEnrollment|PersonNumber|BenefitRelationship|EffectiveDate|LifeEvent|LifeEventOccuredDateMERGE|DependentEnrollment|10026712115|Default|2016/10/28|NewHire|2016/10/28METADATA|DesignateDependent|Plan|Program|Option|DependentPersonNumber|LineNumber|PersonNumberMERGE|DesignateDependent|GlobalPlan|Green Company Full Benefits|Employee plus Family|100010026713030|1|10026712115

加入者登録のロード: 説明加入者を福利厚生サービスに一括で登録するには、加入者登録ビジネス・オブジェクトを使用します。

考慮事項

加入者登録をロードする前に、次の点を考慮する必要があります。

加入者登録オブジェクトは、デフォルトの福利厚生関係または無制限福利厚生関係のいずれかを使用してロードできます。ただし、同時に両方の関係を使用することはできません。

加入者登録HCMデータ・ローダーを使用して、レコードを作成および更新できます。レコードは削除できません。

加入者登録オブジェクトのロードの準備

加入者登録をロードする前に、次のことを行う必要があります。

従業員名、住所、給与、連絡先詳細など、登録に必要なデータがHRアプリケーションで使用可能であることを確認します。アップロード後、HRデータのエラーを検証することは困難になる場合があります。

192

Page 193: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

レガシー・システムからデータを移行するとき、証明を含めないでください。これにより、完了した登録が再度一時停止される可能性があります。証明を回避することにより、パフォーマンスが向上し、保留中の処理項目が減少します。

一意の従業員数と、アプリケーションにロードする予定の登録の総数を決定します。この情報は、抽出されたソース・データから取得できます。

受取人に割り当てられた合計支払率の合計が100%になることを確認します。プライマリ受取人と次順位受取人の両方に、100%が割り当てられている必要があります。

適格ルールに基づいて選択肢を作成します。選択肢が適格ルールに従っているかどうかを確認するには、適格基準に基づくランダム・チェックを使用します。

データをロードするすべての従業員に対して、福利厚生関係を作成します。

福利厚生関係が採用日および割当日に適切に連携していることを確認します。たとえば、ライフ・イベントが処理される日付は福利厚生関係の日付に従う必要があり、福利厚生関係の日付は採用日以降である必要があります。

潜在的ライフ・イベントの合計数が、データをアップロードする従業員の合計数と等しいことを確認します。「評価およびレポート」作業領域の「プロセス」タブで、訂正ライフ・イベントの割当プロセスを使用して、潜在的ライフ・イベントに関連するデータを作成します。

デフォルトを適用しないで加入評価プロセスを実行し、開始済イベントの数が前のタスクで決定した従業員の数と一致することを確認します。このステージで発生したすべてのエラーを修正する必要があります。

値が.datファイルのCloseLifeEvent属性に追加されていないことを確認します。最初に登録データを確認し、その後、「ライフ・イベントのクローズ」プロセスを使用してライフ・イベントをクローズする必要があります。

.datファイルの生成

「データ交換」作業領域を使用して、加入者登録のアップロードに使用する.datテンプレートを生成します。次のParticipantEnrollment.datファイルの例では、加入者を福利厚生プログラムに登録します。METADATA|ParticipantEnrollment|PersonNumber|ParticipantLastName|ParticipantFirstName|BenefitRelationship|LifeEvent|LifeEventOccuredDate| EffectiveDateMERGE|ParticipantEnrollment|10026712115|Duprey|Luis|Default|NewHire|2016/10/28|2016/11/05METADATA|CompensationObject|Program|OriginalEnrollmentDate|PersonNumber|LineNumberMERGE|CompensationObject|Green Company Full Benefits|2014/10/28|10026712115|1

注意: ParticipantLastNameおよびParticipantFirstNameの各属性を指定する必要はありません。アプリケーションでは、名前と個人番号を相互チェックする検証は実行されません。これらの属性は、単に参考情報として提供されます。

プランの既存のオプションからの登録解除と放棄オプションへの登録

プランから従業員を登録解除し、同じプラン・タイプの放棄オプションに登録できます。たとえば、Healthy HMOプランにEmployee Plus Familyオプションを付けて登録されている従業員を考えてみます。次に示すParticipantDeenrollment.datファイルの例を使用すると、従業員をEmployee Plus Familyオプションから登録解除し、Waive Coverageオプションに登録できます。METADATA|ParticipantEnrollment|PersonNumber|ParticipantLastName|ParticipantFirstName|BenefitRelationship|LifeEvent|LifeEventOccuredDate| EffectiveDateMERGE|ParticipantEnrollment|10026712115|Duprey|Luis|Default|Gain Dependent|2016/10/28|2016/10/28METADATA|CompensationObject|Plan|Program|Option|OriginalEnrollmentDate|PersonNumber|DenrollPlan|DenrollOption|LineNumberMERGE|CompensationObject|Healthy HMO|Healthy Benefits|Waive Coverage|2016/10/28|10026712115|Healthy HMO|Employee plus Family|1

個人福利厚生グループのロード: 説明福利厚生グループを作成して、福利厚生オブジェクトに適格な特定の一連の個人を決定します。個人福利厚生グループ・ビジネス・オブジェクトを使用し、HCMデータ・ローダーを使用して複数の福利厚生グループを同時にロードします。

個人福利厚生グループ・オブジェクトのロードの準備

個人名など、ビジネス・グループのロードに必要なデータがHRアプリケーションで使用可能であることを確認します。アップロード後、HRデータのエラーを検証することは困難になる場合があります。

.datファイルの生成

「データ交換」作業領域を使用して、個人福利厚生グループのロードに使用する.datテンプレートを生成します。次のPersonBenefitGroup.datファイルの例では、複数の福利厚生グループをロードします。METADATA|PersonBenefitGroup|SourceSystemOwner|SourceSystemId|BenefitGroupName|EffectiveStartDate|PersonIdMERGE|PersonBenefitGroup|VISION|GROUP955160008173169|VISION_BENEFIT_GROUP|2019/01/01|955160008173160MERGE|PersonBenefitGroup|VISION|GROUP100000012556816|VISION_BENEFIT_GROUP|2019/01/01|100000012556816

個人福利厚生バランスのロード: 説明個人福利厚生バランス・ビジネス・オブジェクトを使用し、HCMデータ・ローダーを使用して複数の福利厚生バランスをロードします。通常、外部システムからの福利厚生額を格納したり、異種システムの橋渡しをするための計算の回避策として、福利厚生バランスを使用します。

個人福利厚生バランス・オブジェクトのロードの準備

福利厚生バランス、法的エンティティ、アサイメント詳細など、福利厚生バランスのアップロードに必要なデータがHRアプリケーションで使用可能であることを確認します。アップロード後、HRデータのエラーを検証することは困難になる場合があります。

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Page 194: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ファイルの生成

「データ交換」作業領域を使用して、個人福利厚生バランスのロードに使用する.datテンプレートを生成します。次のPersonBenefitBalance.datファイルの例では、個人福利厚生バランスをロードします。METADATA|PersonBenefitBalance|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId|BenefitBalanceName|BenefitRelationName|EffectiveStartDate|UOM|Val|MERGE|PersonBenefitBalance|VISION|BALANACE955160008173169|955160008173169|SICK_LEAVE_BALANCE|DFLT|2009/01/01|USD|2200

個人の習慣のロード: 説明個人の習慣ビジネス・オブジェクトを使用し、従業員の習慣および障害ステータスの詳細をHCMデータ・ローダーを使用して一括でロードします。

個人の習慣のロードの準備

個人の習慣をロードする前に、次のことを行う必要があります。

個人の習慣によって参照されるオブジェクトがターゲット環境に存在することを確認してください。存在しない場合、ロードは失敗します。

適格ルールに基づいて選択肢を作成します。適格性がない場合は、対応する従業員のデータがロールバックされます。選択肢が適格ルールに従っているかどうかを確認するには、適格基準に基づくランダム・チェックを使用します。

.datファイルの生成

「データ交換」作業領域を使用して、個人の習慣のロードに使用する.datテンプレートを生成します。次のPersonHabits.datファイルの例では、全日制学生で、喫煙し、障害者として登録されている従業員の個人の習慣をロードします。METADATA|PersonHabits|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonNumber|EffectiveStartDate|LegalEmployer|DisabilityStatus|RegisteredDisabledFlag|

StudentStatus|TobaccoTypeUsageMERGE|PersonHabits|VISION|HABIT955160008173169|955160008173169|2015/01/01|Vision_Corporation|A|Y|FULL_TIME|Y

.DAT

194

Page 195: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロード

18HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードこの章の内容は次のとおりです。

データのインポートおよびロード: 考慮する点

データのインポートおよびロード: 手順

データ検索結果のインポートおよびロード

HCMデータ・ローダーを使用したデータのアップロード: 作業例

エラーのレビューおよび修正: 手順

HCMデータ・ローダー処理の停止: 手順

データ・ロードの自動化: 概要

HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードに関するFAQ

データのインポートおよびロード: 考慮する点HCMデータ・ローダーは、最初に、一部の検証が実行されるステージ表にデータをインポートします。HCMデータ・ローダーは、次に、ステージ表からアプリケーション表に有効な論理オブジェクトをロードします。インポートとロードの各ステップは、個別にまたは同時に実行できます。このトピックでは、各ステップで発生する処理について説明します。また、インポート・オプションおよびロード・オプションの指定方法についても説明します。

ステージ表へのレコードのインポート

インポート・ステージでは、HCMデータ・ローダーは次の処理を実行します。

Oracle WebCenter Contentサーバーの.zipファイルからビジネス・オブジェクト・データを抽出して復号化します(ファイルが暗号化されている場合)。

ビジネス・オブジェクト・ファイル名およびMETADATA定義を検証し、エラーを発生させます。

データ・ファイルからHCMデータ・ローダー・ステージ表にレコードをインポートします。

属性データ型に対してデータを検証し、エラーを発生させます。

関連する有効日ファイル行の論理レコードを作成するためにローカル・キー値別にデータをグループ化します。たとえば、1つのジョブ・オブジェクトに指定されたすべての有効日ファイル行は、ジョブの1つの論理オカレンスにグループ化されます(会計担当ジョブなど)。

親コンポーネントの参照を解決して、論理オブジェクトを作成します。たとえば、有効等級の論理レコードは、その親のジョブ・オブジェクトに関連付けられます。

アプリケーション表へのオブジェクトのロードHCMデータ・ローダーは、有効な論理オブジェクトをアプリケーション表に直接ロードしません。かわりに、有効なオブジェクト・データをビジネス・オブジェクト固有のサービスに渡します。たとえば、就業者オブジェク

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Page 196: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

トをロードするために、HCMデータ・ローダーはこれらを就業者サービスに渡します。これらのサービスは、ビジネス・オブジェクトに固有の検証を実行し、エラーを発生させ、有効なオブジェクトをアプリケーション表にロードします。

ファイル処理パラメータの設定

「データのインポートおよびロード」ページでファイルをインポートする場合は、「要求の予定」ページで「ファイル処理」パラメータを設定できます。ここで指定した値により、企業のデフォルト設定が上書きされます。この表では、「ファイル処理」パラメータがインポートおよびロードを制御する方法について説明しています。

「ファイル処理」の値

摘要

インポートおよびロード

HCMデータ・ローダーは、.zipファイルのコンテンツをステージ表にインポートし、オブジェクト・サービスをコールして有効な論理オブジェクトをアプリケーション表にロードします。

インポートのみ

HCMデータ・ローダーは、.zipファイルのコンテンツをステージ表にインポートしますが、関連するオブジェクト・サービスに有効な論理オブジェクトを渡しません。かわりに、「データのインポートおよびロード」ページで、各ビジネス・オブジェクトの「ロード」処理を選択することによって、そのステップを個別に実行します。

オブジェクトをロードする前にデータをロードしてインポート・エラーを修正できるようにする場合は、「インポートのみ」を選択できます。データ・ロードがルーチンの場合は、「インポートおよびロード」オプションがより適しています。

ヒント: データ・ファイルはロードする前に検証できます。HCMデータ・ローダー用のデータ・ファイル・バリデータ・ツールを使用します。詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『HCMデータ・ローダー用のデータ・ファイル・バリデータ・ツール』(2022617.1)を参照してください。

データ・ロードの自動化HCMデータ・ローダーWebサービスを使用してデータ・ロードを自動化する場合は、「ファイル処理」を「インポートのみ」または「インポートおよびロード」に設定できます。「インポートのみ」を選択した場合は、「データのインポートおよびロード」ページでインポートされたオブジェクトを手動でロードします。

オブジェクト履歴のレビュー

アサイメントなどの一部のオブジェクト・コンポーネントでは、オブジェクト履歴をレビューして、オブジェクトの最終更新者を確認できます。オブジェクトの最後の更新がHCMデータ・ローダーを使用して行われた場合、「最終更新者」の値はFUSION_APPS_HCM_ESS_LOADER_APPIDです。変更をアップロードしたユーザーの名前は表示されません。

データのインポートおよびロード: 手順HCMデータ・ローダーを使用してインポートおよびロードする準備をしているデータのファイルが、ローカルのデスクトップにある場合があります。または、Oracle WebCenter Contentサーバーにすでにロードされている場合があります。このトピックでは、「データのインポートおよびロード」ページで対話形式でデータをインポートおよびロードする手順について説明します。また、データをステージ表に個別にインポートした場合に、アプリケーション表にロードする方法についても説明します。

196

Page 197: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ローカル・ファイルのインポートおよびロード

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「データのインポートおよびロード」を選択し、「データのインポートおよびロード」ページを開きます。

2. 「ファイルのインポート」→「ローカル・ファイルのインポート」を選択します。

3. 「ファイルの選択」ダイアログ・ボックスで、「参照」をクリックし、ファイルを検索して選択します。または、ファイルをローカル・ファイル・ブラウザから「参照」ボタンにドラッグします。

4. 「送信」をクリックし、Oracle WebCenter Contentサーバーにファイルをアップロードします。ファイルは、HCMデータ・ローダー・インポート・アカウントhcm/dataloader/importに自動的にロードされ、一意のコンテンツIDが割り付けられます。

5. 「要求の予定」ページで、パラメータ値をレビューし、必要に応じて更新します。これらの値のほとんどは、「HCMデータ・ローダーの構成」ページで企業用に設定されており、変更しないでおくこともできます。次の表に、パラメータを示します。

パラメータ 摘要

ファイル名 WebCenter Contentサーバーのファイルの名前。

コンテンツID WebCenter ContentサーバーのファイルのWebCenterコンテンツID。

ファイル処理

「インポートのみ」オプションは、ビジネス・オブジェクト・データをステージ表にインポートしますが、アプリケーション表にはロードしません。ロード・プロセスは、ユーザー・インタフェースから手動で開始できます。

「インポートおよびロード」オプションは、ステージ表に正常にロードされるすべてのビジネス・オブジェクトをアプリケーション表に自動的にロードします。

ファイル暗号化 ファイルの暗号化タイプ。

インポート・エラーの最大パーセンテージ

オブジェクトのインポート・プロセスが停止する前にビジネス・オブジェクト内で発生する可能性があるエラーのあるファイル行のパーセンテージ。

ロード・エラーの最大パーセンテージ

ロード・プロセスが停止する前にビジネス・オブジェクトに対して発生する可能性があるエラーのあるビジネス・オブジェクト・インスタンスのパーセンテージ。

ソース・ファイルの削除

処理後にWebCenter Contentサーバーからソース・ファイルをパージするかどうかを示します。

インポートの

197

Page 198: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

最大コンカレント・スレッド

データ・セットのインポートに使用するコンカレント・プロセス・スレッドの最大数。

ロードの最大コンカレント・スレッド

データ・セットのロードに使用するコンカレント・プロセス・スレッドの最大数。

ロード・グループ・サイズ

各スレッドで一度に処理するオブジェクト数。各グループの処理が完了した場合にのみ、レコード件数が更新されます。

注意: このパラメータは、「ロード・グループ・サイズ計算の使用可能」構成パラメータが「いいえ」に設定されている場合にのみ、「要求の予定」ページに表示されます。それ以外の場合、ロード・グループ・サイズは自動的に計算されます。

6. 「送信」をクリックします。プロセスIDを示す確認メッセージが表示されます。

7. プロセスIDを書き留め、「OK」をクリックして「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。

Oracle WebCenter Contentサーバーからのファイルのインポート必要に応じて、.zipファイルをOracle WebCenter Contentサーバーにロードできます。「ナビゲータ」→「ツール」→「ファイル・インポートおよびエクスポート」を選択し、ファイルをhcm/dataloader/importアカウントにアップロードします。WebCenter Contentサーバーにすでに存在するファイルをインポートおよびロードするには、次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「データのインポートおよびロード」を選択し、「データのインポートおよびロード」ページを開きます。

2. 「データのインポートおよびロード」ページで、「ファイルのインポート」をクリックします。

「WebCenterコンテンツ・ファイル」ダイアログ・ボックスに、未処理のhcm/dataloader/importアカウントのファイルがリストされます。このリストをフィルタして絞り込むことができます。たとえば、ファイル作成日を入力できます。

3. 「WebCenterコンテンツ・ファイル」ダイアログ・ボックスでファイルを選択し、「送信」をクリックします。

4. 「要求の予定」ページで、パラメータをレビューし、必要に応じて編集し、「送信」をクリックします。

ロードの開始または再送信ロード・プロセスは、ビジネス・オブジェクトで直接開始できます。「インポートのみ」モードでデータ・セットを送信した場合に、これを実行する必要がある場合があります。または、失敗したロード・プロセスを再送信する場合があります。次の手順に従います。

1. 「データのインポートおよびロード」ページのビジネス・オブジェクト表で、ビジネス・オブジェクトを選択して「ロード」をクリックします。

注意: 「ロード」ボタンは、「ロード済」ステータスが「準備完了」、「エラー」または「停止」のビジネス・オブジェクトに対してのみ有効です。

2. 「要求の予定」ページで、パラメータ値をレビューし、必要に応じて編集し、「送信」をクリックします。

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Page 199: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

データ検索結果のインポートおよびロードこのトピックでは、「データのインポートおよびロード」ページの検索結果の値について説明します。このページを開くと、過去7日間に実行したインポート・プロセスおよびロード・プロセスの詳細が表示されます。検索値を入力して、検索結果を更新できます。このページを使用して、データ・ロードの進捗をモニターします。

ページを開くには、「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「データのインポートおよびロード」を選択します。このトピックで説明したすべての値がデフォルトで表示されるわけではありません。「表示」→「列」を選択し、列の表示を管理します。

「データのインポートおよびロード」の検索結果の値

データ・セット

データ・セットの名前。通常、インポートおよびロードするビジネス・オブジェクトを含む.zipファイルまたはスプレッドシートの名前がここに表示されます。Webサービスによって開始されたデータ・ロードの場合、Oracle WebCenter Content文書のタイトルが表示されることがあります。

ファイル・タイプ

データ・セットのファイル・タイプ。この値は、「圧縮DATファイル」または「スプレッドシート」のいずれかです。

統合タイプ

ファイルが別のアプリケーションからロードされた場合に関連付けられる統合タイプの識別子。それ以外の場合、この値は空白です。

コンテンツID

データ・セットのOracle WebCenter Content識別子。

進捗

論理オブジェクトのインポート・ステージおよびロード・ステージの要約。次の表では、使用される値について説明しています。

値 摘要

インポート済論理オブジェクトのインポートのステータス。

ロード済 論理オブジェクトのロードのステータス。

メッセージ インポートまたはロード中に発生したエラーおよび警告。

インポート済物理行

HCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートされたレコードの統計。次の表では、使用される値について説明しています。

値 摘要

インポート済(%)インポートされたデータ・セットのレコードのパーセンテージ。

199

Page 200: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

合計 データ・セットのレコードの数。

完了 正常にまたは警告付きでインポートされたレコードの数。

失敗インポートに失敗したレコードの数。

この列の正数は、失敗に関する詳細情報にリンクします。

オブジェクト

アプリケーション表にインポートされたオブジェクトの統計。次の表では、使用される値について説明しています。

値 摘要

ロード済(%) 正常にまたは警告付きでロードされたデータ・セットのオブジェクトのパーセンテージ。

合計 データ・セットの論理オブジェクトの数。

待ち状態ステージ表にインポート済で未ロードの論理オブジェクトの数。

完了 正常にまたは警告付きでロードされた論理オブジェクトの数。

失敗インポートまたはロードのいずれかで失敗した論理オブジェクトの数。

オブジェクトはインポート・フェーズ中に構成されるため、ロードが開始される前に失敗オブジェクトが表示される場合があります。

訂正済 「エラー管理」ページで手動で訂正された論理オブジェクトの数。

作成者

データ・セットをインポートおよびロードした就業者のユーザー名。

プロセスID

インポート・プロセスおよびロード・プロセスのプロセスID。プロセスの詳細は、選択したデータ・セットのページの「詳細」セクションの「プロセス」タブで確認できます。

作成日

データ・セットが作成された日付。

最終更新日

データ・セットが最後に更新された日付。

最終更新者

200

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データ・セットを最後に更新したユーザーのユーザー名。

ステータス

データ・セットのステータス。「アクティブ」または「アーカイブ済」のいずれかです。アーカイブ済のデータ・セットがアーカイブ・ステージ表にバックアップされています。

HCMデータ・ローダーを使用したデータのアップロード: 作業例次の例は、Oracle HCM Cloudにオブジェクトを手動でインポートおよびロードする方法を示しています。この例では、インポートおよびロードは個別に実行されます。

この表には、このシナリオの重要な意思決定が要約されています。

考慮する決定事項 この例の場合

ロードしているビジネス・オブジェクトは何か。

ジョブ。ジョブ・オブジェクトの子コンポーネントはロードされていません。これらのコンポーネントは次のとおりです。

ジョブ難易度

ジョブその他情報

ジョブ国別仕様その他情報

ジョブ有効等級

テンプレート名は何か。 Job.dat

アップロードしているファイル名は何か。 Sales_Jobs.zip

「ファイル処理」パラメータの値は何か。 インポートのみ。ロードのステップは個別に管理することにしました。

タスクの概要

ジョブ・データのアップロード手順は次のとおりです。

1. ジョブ・テンプレートの生成

2. ジョブ・テンプレートへのデータの入力

3. ステージ表へのジョブのインポート

4. アプリケーション表へのジョブのロード

ジョブ・テンプレートの生成1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「ビジネス・オブジェクトの表示」を選択します。

2. 「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで、例による問合せフィールドの「ビジネス・オブジェク

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Page 202: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ト」に「ジョブ」と入力し、[Enter]を押します。「検索結果」セクションで、ジョブ・オブジェクトの行を選択します。

3. 表のツールバーの「オブジェクトのリフレッシュ」をクリックします。

4. 「要求の予定」ダイアログ・ボックスで、「送信」をクリックします。

5. 「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。

6. 表のツールバーの「リフレッシュ」をクリックすると、ジョブ行の「ファイル」列に「ファイルのダウンロード」アイコンが表示されます。

アイコンが表示されない場合は、リフレッシュを繰り返してください。

ヒント: アイコンがすでにある場合は、既存のテンプレートをダウンロードできます。「最終生成」列に、テンプレートの生成日が表示されます。

7. 「ファイルのダウンロード」アイコンをクリックします。

8. Job.datテンプレートをローカルに保存します。

ジョブ・テンプレートへのデータの入力1. Job.datテンプレートを開きます。

2. 次のように、テンプレート・ファイルを編集します。

不要な子コンポーネント(ジョブ難易度、ジョブその他情報、ジョブ国別仕様その他情報およびジョブ有効等級)のMETADATA行を削除します。

ジョブのMETADATA行を編集して、不要な属性を削除します。

必要に応じて属性の順序を変更します。

3. 構成済テンプレートにジョブ・データを入力します。たとえば、次のようになります。METADATA|Job|SourceSystemOwner|SourceSystemId|EffectiveStartDate|SetCode|JobCode|Name|ActiveStatus|

FullPartTime|RegularTemporary|JobFamilyId(SourceSystemId)|JobFunctionCode|ManagerLevelMERGE|Job|VISION|SALES_CONS|2000/01/01|COMMON|SALES_CONS|Sales Consultant|A|FULL_TIME|R|CONSULT||9MERGE|Job|VISION|SALES_MGR|2000/01/01|COMMON|SALES_MGR|SalesManager|A|FULL_TIME|R|MANAGEMENT|MANAG|6MERGE|Job|VISION|SALES_DIR|2000/01/01|COMMON|SALES_DIR|SalesDirector|A|FULL_TIME|R|MANAGEMENT|MANAG|1MERGE|Job|VISION|MRKT_CONS|2000/01/01|COMMON|MRKT_CONS|MarketingConsultant|A|FULL_TIME|R|CONSULT||9MERGE|Job|VISION|MRKT_MGR|2000/01/01|COMMON|MRKT_MGR|MarketingManager|A|FULL_TIME|R|MANAGEMENT|MANAG|6MERGE|Job|VISION|MRKT_DIR|2000/01/01|COMMON|MRKT_DIR|MarketingDirector|A|FULL_TIME|R|MANAGEMENT|MANAG|1

4. テンプレート・ファイルを保存して閉じます。

5. テンプレート・ファイルを圧縮します。圧縮ファイルにSales_Jobs.zipという名前を付けて、ローカルに保存します。

ステージ表へのデータのインポート1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「データのインポートおよびロード」を選択します。

2. 「データのインポートおよびロード」ページで、「ファイルのインポート」→「ローカル・ファイルのインポート」を選択します。

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Page 203: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

3. 「ファイルの選択」ダイアログ・ボックスで、「参照」をクリックします。

4. Sales_Jobs.zipファイルを選択します。

5. 「送信」をクリックします。

6. 「要求の予定」ページの「ファイル処理」フィールドで、「インポートのみ」を選択します。

7. 「送信」をクリックします。

8. 「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。

9. 「データのインポートおよびロード」ページで、「検索結果」表の「リフレッシュ」をクリックします。

10. アップロードしたデータ・セットSales_Jobs.zipのステータスをレビューします。

「インポート済」列に「成功」が表示され、インポート済(%)列に100が表示された場合は、データをアプリケーション表にロードする準備ができています。

アプリケーション表へのデータのロード1. 「インポートおよびロード」ページの「検索結果」表で、データ・セットSales_Jobs.zipを選択します。

2. 「データのインポートおよびロード」ページの「詳細」表で、ジョブ・オブジェクト行を選択して「ロード」をクリックします。

3. 「要求の予定」ダイアログ・ボックスで、「送信」をクリックします。

4. 「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。

5. 「詳細」表のツールバーの「リフレッシュ」をクリックし、ロードのステータスを確認します。

「ロード済」列に「成功」が表示され、ロード済(%)列に100が表示された場合は、ジョブ・データがアプリケーション表に正常にロードされました。

エラーのレビューおよび修正: 手順データ・ロードのインポート・ステージおよびロード・ステージで発生したエラーは、「データのインポートおよびロード」ページに自動的にレポートされます。このトピックでは、レポートされたエラーをレビューおよび修正する方法について説明します。

ヒント: 使用する環境で、HCMデータ・ローダー構成パラメータ「UIメッセージ変換使用可能」が「はい」に設定されている場合は、メッセージがセッション言語で表示されます。

物理行エラーのレビュー「インポート済物理行」の「失敗」列に、インポートに失敗したレコード数が表示されます。「失敗」列に正数が表示された場合は、次の手順に従ってエラーをレビューします。

1. 「失敗」列の数字をクリックし、「ファイル明細エラー」ページを開きます。このページは、「メッセージ」ページの「メッセージ数」列から開くこともできます。「データのインポートおよびロード」ページの「メッセージ」列でメッセージを選択すると、「メッセージ」ページが開きます。

2. 「ファイル明細エラー」ページの「ファイル構造」セクションで、フォルダを展開し、インポート・エラーがあるファイル明細を表示します。

3. ページの「ファイル構造」セクションで、エラーがある明細を選択すると、次のようになります。

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ページの「メッセージ」セクションに、関連するエラー・メッセージが表示されます。

ページの「詳細」セクションの「ファイル明細」タブに、物理行のコンテンツが表示されます。

この情報を使用すると、インポート・エラーの修正方法を決定できます。

物理行エラーの例は次のとおりです。

命令または弁別子が認識されません。

データ行の値の数が、METADATA行で定義された数と一致しません。

コンポーネントの一意の参照が指定されていませんでした。

ファイルまたはOracle HCM Cloudに子コンポーネントの親が見つかりませんでした。

必要な属性がありません。

修正したデータを再度インポートおよびロードし、修正したデータ・ファイルを新しい圧縮データ・ファイルに追加する必要があります。既存のファイルを再度処理することはできません。

オブジェクト・エラーのレビュー「オブジェクト」の「失敗」列に、ロードに失敗したオブジェクト数が表示されます。「失敗」列に正数が表示された場合は、次の手順に従ってエラーをレビューします。

1. 「失敗」列の数字をクリックし、「オブジェクト・エラー」ページを開きます。このページは、「メッセージ」ページの「メッセージ数」列から開くこともできます。「データのインポートおよびロード」ページの「メッセージ」列でメッセージを選択すると、「メッセージ」ページが開きます。

2. 「オブジェクト・エラー」ページの「データ構造」セクションで、フォルダを展開し、エラーがあるオブジェクトを表示します。エラーがあるオブジェクトを選択すると、「オブジェクト・エラー」ページの「詳細」セクションに次が表示されます。

「属性」タブに、これらの属性に指定したオブジェクト属性および値が表示されます。

「ソース・システム参照」タブに、ファイルのMETADATA行およびデータ行に指定したソース・システム参照が表示されます。ソース・システム参照を使用すると、データ・ソースを簡単に識別できます。

「ファイル明細」タブに、物理行のコンテンツが表示されます。

「オブジェクト・エラー」ページの「メッセージ」セクションに、選択したオブジェクトのエラー・メッセージが表示されます。この情報を使用すると、エラーの修正方法を決定できます。

エラーのあるオブジェクトの修正

ソース・データのオブジェクト・エラーを修正する場合は、修正したデータを再度インポートおよびロードする必要があります。修正したデータ・ファイルを新しい圧縮データ・ファイルに追加する必要があります。既存のファイルを再度処理することはできません。または、「オブジェクト・エラー」ページで、エラーのあるオブジェクトの個々の属性値を訂正できます。次の手順に従います。

1. 「オブジェクト・エラー」ページの「データ構造」セクションで、修正するレコードを選択します。

2. 「詳細」セクションの「属性」タブで、「編集」をクリックします。

3. 修正する各属性の「現行値」列に値を入力します。修正した属性値をファイルに指定した値にリセットするには、属性を選択して「リセット」をクリックします。

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4. 変更を保存します。

「データのインポートおよびロード」ページで、修正したオブジェクトのロード・プロセスを再送信できます。修正したオブジェクトの数は、「データのインポートおよびロード」ページの表の「訂正済」列でも確認できます。「訂正済」列の数字をクリックすると、「オブジェクト・エラー」ページが開き、関連する修正が表示されます。修正したレコードおよび属性は、「更新済」アイコンで識別されます。

HCMデータ・ローダー処理の停止: 手順データ・セットまたは個々のビジネス・オブジェクトの処理は停止できます。このトピックでは、処理の停止方法について説明します。

データ・セットの処理の停止

次の手順に従います。

1. 「データのインポートおよびロード」ページの「検索結果」セクションで、停止するデータ・セットを選択します。

2. 「リフレッシュ」をクリックしてステータスを更新し、データ・セットが処理中であることを確認します。

3. 「停止」をクリックします。

ヒント: インポートまたはロードが進行中の場合にのみ、「停止」ボタンがアクティブになります。

4. 「警告」ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックして停止要求を確認します。

停止されたインポート・プロセスまたはロード・プロセスのステータスが、「停止」に更新されます。大規模なデータ・セットの場合は、処理を完全に停止するのに数分かかる場合があります。HCMデータ・ローダーは、インポート処理およびロード処理を効率的に行うために、停止要求を周期的にチェックします。

ビジネス・オブジェクトの処理の停止

次の手順に従います。

1. 「データのインポートおよびロード」ページの「詳細」セクションで、処理を停止するビジネス・オブジェクトを選択します。

2. 「リフレッシュ」をクリックしてステータスを更新し、ビジネス・オブジェクトがまだ処理中であることを確認します。

3. 「停止」をクリックします。

4. 「警告」ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックして停止要求を確認します。

停止されたインポート・プロセスまたはロード・プロセスのステータスが、「停止」に更新されます。

停止したプロセスの再起動

ビジネス・オブジェクトの停止されたインポート・プロセスは再起動できません。ただし、ビジネス・オブジェクトの停止されたロード・プロセスは再起動できます。「データのインポートおよびロード」ページの「詳細」セクションで、停止されたビジネス・オブジェクトを選択し、「ロード」をクリックします。ビジネス・オブジェクトおよび関連付けられたデータ・セット・ロード・プロセスの両方のステータスが、「進行中」に変わります。

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データ・ロードの自動化 概要HCMデータ・ローダー・プロセスを自動化して、Oracle HCM Cloudにデータをロードし、ステータスおよびエラー情報を抽出できます。このトピックでは、自動化プロセスについて説明します。

自動化できるプロセスは次のとおりです。

Oracle WebCenter Contentサーバーへの.zipファイルの提供

HCMデータ・ローダーを開始してWebCenter Contentサーバーのファイルを処理

「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出の開始およびその出力の取得

詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『HCMデータ・ローダーの自動化』(1664133.1)を参照してください。

Oracle WebCenter Contentへのファイルの自動提供WebCenter Contentサーバーへの.zipファイルの提供を自動化するには、次を使用できます。

WebCenter Content文書転送ユーティリティ。コンテンツのインポートおよびエクスポート機能を提供する、機能豊富なJavaライブラリです

WebCenter Content汎用SOAP Webサービス。これにより、ファイル・アップロードなどの様々な操作をサポートするSOAP Webサービス・インタフェース(GenericSoapPort)が公開されます

HCMデータ・ローダーの自動開始HCMデータ・ローダーを自動的に開始し、HCMデータ・ローダー統合サービスを使用して、Oracle WebCenterContentサーバーの複数のファイルを処理できます。このWebサービスでは、次の表に示す2つのメソッドを提供しています。

メソッド 摘要

importAndLoadDataデータ・ファイルの処理を開始します

getDataSetStatus データ・ファイルの現在のステータスを返します

Webサービスを実行する方法は複数あります。たとえば、生成されたプロキシ・クラスを使用できます。

「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出の自動開始HCM抽出は、レポートおよびアウトバウンド統合のためのツールです。HCM抽出を統合済プロセスの一部として使用する場合は、自動化フローから自動的に開始できます。給与フロー・エンジンは、この目的に使用する汎用処理エンジンです。

事前定義済の「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出のコピーを保存する場合は、タイプ「抽出」の給与フローも作成します。この給与フローは、FlowActionsServiceを使用して開始でき、これを使用して抽出を自動化および監視します。抽出出力をダウンロードするには、payrollProcessingActionService.fetchExtractOutputメソッドを使用します。この抽出がBIテンプレートに関連付けられている場合は、給与フローにより、BIレポートが生成され、BIサーバーに書き込まれます。

関連トピック

HCMデータ・ローダーの自動化(1664133.1)

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HCMデータ・ローダー抽出: 説明

HCMデータ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードに関するFAQ

HCMデータ・ローダー・データ・セットとは何ですか。Oracle HCM Cloudにロードするために一緒に指定されたデータのセット。データ・セットのソースは、区切られたビジネス・オブジェクト固有のデータ・ファイルを含む圧縮データ・ファイルまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダー・スプレッドシートです。

HCMデータ・ローダーを使用してデータをアップロードした場合、インポート・ステージではどうなりますか。

アプリケーションにより、圧縮データ・ファイルの個々のファイル行がHCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートされます。論理ビジネス・オブジェクトを作成するために関連するファイル行がグループ化され、一部の予備検証が行われます。このステージでレポートされたエラーは、オブジェクトに固有のエラーです。オブジェクトの他のオブジェクトへの依存性は評価されません。

HCMデータ・ローダーを使用してデータをアップロードした場合、ロード・ステージではどうなりますか。

アプリケーションにより、外部オブジェクト参照が検証され、ビジネス・オブジェクト固有の検証ルールが適用されます。オブジェクトがすべての検証に合格すると、Oracle HCM Cloudアプリケーション表にロードされます。オブジェクトのいずれかのコンポーネントが検証に失敗すると、論理オブジェクト全体のロードが失敗します。オブジェクト・ステータスは、「データのインポートおよびロード」ページで監視できます。このステージでレポートされたエラーは、オブジェクト自体または他のオブジェクトへのその依存性に関連している可能性があります。

データ・セットまたはビジネス・オブジェクトでエラーのあるデータを表示するには、どうすればよいですか。「データのインポートおよびロード」ページの関連する「失敗」列の数字をクリックします。または、「メッセージ」ページの「メッセージ数」列の数字をクリックします。これらの列のゼロより大きい数字はアクティブ・リンクになります。表示される「エラー管理」ページの内容は、どのような方法でページにナビゲートしたかによって異なります。インポート済物理行の「失敗」列からナビゲートすると、エラーのあるファイル行をレビューできます。オブジェクトの「失敗」列からナビゲートすると、エラーのあるオブジェクトをレビューできます。

HCMデータ・ローダーによって特定されたエラーを修正するには、どうすればよいですか。

ソース・データのステージ表へのインポート中に特定されたエラーを修正する必要があります。修正したデータを新しい圧縮データ・ファイルに再度アップロードします。既存のファイルを再度処理することはできません。

ソース・データのアプリケーション表へのロード中に特定されたエラーを修正し、修正したデータを再度アップロードすることもできます。または、「オブジェクト・エラー」ページで、個々のエラーを修正することもできます。この場合は、「データのインポートおよびロード」ページで、修正したオブジェクトのロード・プロセスを再送信します。

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1. HCMとの統合2. スプレッドシートを使用したデータ・ロード

19スプレッドシートを使用したデータ・ロードこの章の内容は次のとおりです。

スプレッドシート・データ・ローダー: 説明

Excelのデスクトップ統合の設定: 手順

Excelのデスクトップ統合のトラブルシューティング: 手順

スプレッドシート・データ・ローダー: 説明このトピックでは、Oracle HCM Cloudに用意されている様々なスプレッドシート・データ・ローダーについて説明します。スプレッドシート・データ・ローダーのいずれかを使用するには、Oracle ADFDesktop Integration Add-In for Excelをインストールする必要があります。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーHCMスプレッドシート・データ・ローダーは、HCMデータ・ローダーがサポートしているほとんどのオブジェクトをロードするために使用できる汎用のデータ・ローダーです。文書レコード添付や個人イメージなど、ユーザー・キーが提供されないコンポーネントは例外です。オブジェクトは、スプレッドシートからHCMデータ・ローダー・ステージ表にロードされます。HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、「データ交換」作業領域で使用できます。

給与バッチ・ローダー

給与バッチ・ローダーは、エレメント、エレメント・エントリ、外部銀行口座、給与定義などいくつかの給与オブジェクトの作成をサポートする汎用のデータ・ローダーです。給与バッチ・ローダーを使用すると、サポートされているオブジェクトをいくつかまとめて更新または削除することもできます。給与バッチ・ローダーは、「データ交換」作業領域、「給与管理」作業領域および「チェックリスト」作業領域で使用できます。

単一オブジェクトのスプレッドシート・ローダーOracle Fusion HCMには、特定のオブジェクト・タイプに応じた数多くのスプレッドシート・ローダーが用意されています。

ほとんどの場合、次のように操作を行います。

オブジェクトを管理するページでスプレッドシートを作成します。

オブジェクトはアプリケーション表に直接ロードします。

スプレッドシートのエラーを修正します。

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ほとんどの場合、オブジェクトの作成と更新は両方ともスプレッドシートで行うことができます。

単一オブジェクトのスプレッドシートは、特定のタイプのオブジェクトを一括して作成している人事担当者や福利厚生担当者などのユーザーにとって最も有用です。このようなタイプのスプレッドシート・ローダーを統合に使用することはあまりありません。

次の表は、このタイプのスプレッドシートを使用して一括して作成できる主要なオブジェクトを示しています。また、スプレッドシートを生成するページまたはタブも示します。

ビジネス・オブジェクト ページまたはタブ

福利厚生登録 「評価およびレポート」作業領域、「登録アップロード」タブ

福利厚生プラン 「福利厚生プランの管理」ページ

福利厚生プログラム 「福利厚生プログラムの管理」ページ

コンピテンシ 「コンテンツ項目の管理」ページ

部門 「部門の管理」ページ

ジョブ 「ジョブの管理」ページ

事業所 「事業所の管理」ページ

パフォーマンス評点 「コンテンツ項目の管理」ページ

郵便番号域およびサービス区域「郵便番号域およびサービス区域の管理」ページ

規約 「規約の管理」ページ

レポート・グループ 「レポート・グループの管理」ページ

株式付与 「株式付与の管理」ページ

変動レート・プロファイル 「福利厚生レートの管理」ページ

勤務パターン 「勤務スケジュールの管理」ページ

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勤務スケジュール割当 「勤務スケジュール割当の管理の運用管理」ページ

勤務スケジュール 「勤務スケジュールの管理」ページ

就業者目標 「目標の管理」ページ

福利厚生レートやアサイメントなど一部のオブジェクトの場合、スプレッドシートで一括更新を実行できます。これらのオブジェクトを更新するには、生成したスプレッドシートに既存のオブジェクトをダウンロードし、オブジェクトを編集し、変更をアップロードします。

Excelのデスクトップ統合の設定: 手順デスクトップ統合Excelワークブックを使用して、アプリケーションにアップロードできるレコードを作成または編集できます。これらのワークブックを使用するには、Excelアドインをインストールする必要があります。

注意: Oracle Fusion Applicationsの各リリースにおいて、新しいバージョンのOracle ADF DesktopIntegrationアドインがある可能性があります。求められた場合は、アドインの最新バージョンをインストールします。詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の「Add-In Upgrade Policy forADF Desktop Integration」(2242879.1)を参照してください。

前提条件Excelアドインをインストールする前に、次の前提条件タスクを実行します。

使用しているExcelとWindowsのバージョンが、「My OracleSupport」(https://support.oracle.com)のSupported Platforms for ADF Desktop Integration (2242428.1)にあることを確認します。

Excelアドインを再インストールする場合、現在インストールされているバージョンが11.1.1.7.3(4.0.0)よりも古い場合は、コンピュータ上のプログラムをアンインストールするのと同じ方法で既存のOracle ADF Desktop Integration Add-In for Excelをアンインストールします。

ヒント: バージョンは、プログラムをアンインストールするコントロール・パネルで確認できます。

オプションで、Microsoft社のWebサイトから次のものをインストールします。

Microsoft .NET Framework 4.5.2

Microsoft Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime (VSTOランタイム)

アドイン・インストーラでは、これらがすでに存在するかどうかを確認し、必要な場合はこれらをダウンロードおよびインストールします。ただし、特に、Excelアドインのインストールの一部としてこれらをインストールするときに問題が発生した場合は、これらを最初に手動でインストールできます。

デスクトップ・クライアントのインストール

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Oracle ADF 11g Desktop Integration Add-In for Excelをインストールする手順:

1. 自分のアカウントでコンピュータにサイン・インしてください。たとえば、誰か別の人を自分のコンピュータに管理者としてサイン・インさせて、そのコンピュータの全ユーザーに対するインストールを実行させることはできません。

2. アプリケーションの「ナビゲータ」→「ツール」で、クライアント・インストーラを検索します。

3. コンピュータに通常のプログラムをインストールする場合と同様に、インストーラ(adfdi-excel-addin-installer.exe)を実行します。

関連トピック

デスクトップ統合されたExcelワークブックの使用: 考慮する点

Excelのデスクトップ統合のトラブルシューティング: 手順アプリケーションはMicrosoft Excelに統合されているため、可能な場合は、デスクトップ統合ワークブック内のレコードを使用して作業できます。ダウンロードしたワークブックを開くことができない、またはワークブックが適切ではないと思われるなど、統合に関する問題が発生することがあります。クライアント・ヘルス・チェック・ツールを使用できます。詳細は、情報センター(「My OracleSupport」(https://support.oracle.com)の「Troubleshooting Oracle ADF Desktop Integration」(2012600.2))を参照してください。

クライアント・ヘルス・チェック・ツールの使用

ヘルス・チェック・ツールを使用して、統合に関してどのような問題が発生する可能性があり、それをどのように解決するかを確認します。このツールが見つからない場合や使用できない場合は、ヘルプ・デスクに問い合せてください。

1. ヘルス・チェック・ツールの最新バージョンは、「My OracleSupport」(https://support.oracle.com)にあるHow to use ADF Desktop Integration Client Health CheckTool (2010222.1)からダウンロードします。

2. コンピュータ上で通常のプログラムを実行するときと同じ方法でClientHealthCheck.exeを実行し、それぞれのチェック対象項目の結果を確認します。

3. 問題のある項目があれば選択し、ヘルプ・テキストを読みます。

4. 「問題の修正」ボタンをクリックして、問題を修正します。それ以外の場合は、ヘルプ・テキストの指示に従います。

5. さらに支援が必要な場合は、「レポートを別名で保存」ボタンをクリックして、ヘルプ・デスクに連絡するための情報を用意します。

6. レポートをレビューし、機密情報があれば削除します。

7. ヘルプ・デスクに連絡してレポートを提供します。

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1. HCMとの統合2. HCMスプレッドシート・データ・ローダーの概要

20HCMスプレッドシート・データ・ローダーの概要この章の内容は次のとおりです。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用方法: 考慮する点

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード: 処理方法

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト: 説明

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 説明

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 手順

HCMスプレッドシート・データ・ローダーのタスクへのアクセス: 説明

HCMスプレッドシート・データ・ローダーに関するFAQ

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用方法: 考慮する点データをデータ(.dat)ファイルまたはスプレッドシートからHCMデータ・ローダー・ステージ表にロードできます。データをロードする頻度やロードするデータの複雑度が、そのアプローチに大きく影響を及ぼします。このトピックでは、スプレッドシートからのデータ・ロードの主な特徴について説明します。この情報は、ビジネス・ケースに最も適したアプローチの特定に役立ちます。

スプレッドシート・テンプレート

スプレッドシートは、スプレッドシート・テンプレートから生成する必要があります。一部のスプレッドシート・テンプレートは事前に定義されています。テンプレートを作成するには、事前定義済テンプレートをコピーして編集するか、テンプレートを最初から作成します。

どのようなときにスプレッドシートを使用するか

スプレッドシートには多くの利点があります。たとえば、次のようになります。

スプレッドシートは取扱いが容易です。

ビジネス・ユーザーがスプレッドシートから選択したオブジェクトのデータをロードできるようにすることができます。

スプレッドシート・テンプレートを作成し、ビジネス・ケースにあったスプレッドシートを生成できます。たとえば、属性の省略、属性順序の変更、属性ラベルの変更、ヘルプ・テキストの追加などを行えます。また、同じビジネス・オブジェクトを作成および保守するための様々なテンプレートを定義することもできます。

データをスプレッドシートからステージ表に定期的に保存できます。そのため、スプレッド

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シートのサイズ上の制限に起因する制約を受けずに、大量のレコードをロードできます。

エラーはスプレッドシート内で報告され、そこでエラーを修正できます。

スプレッドシートと.datファイルを組み合せて使用できます。たとえば、データのロードはスプレッドシートから行うものの、保守は.datファイルを使用して行うことができます。

スプレッドシートを使用してデータを削除できます。

特定のケースにおいては、スプレッドシートを使用する方が適しています。たとえば、.datファイルから、5行で1つのエレメントが構成されるエレメント・エントリをロードするには、次のものを指定します。

エレメント・エントリに対して1つのレコード

各名前と値に対して1つのレコード

スプレッドシートでは、スプレッドシートの1行のみを指定し、同じ行の個別の列に値を設定します。

スプレッドシートの制限

データをスプレッドシートからロードする場合は、次の制限があります。

データ型がバイナリ・ラージ・オブジェクトやキャラクタ・ラージ・オブジェクトの属性には、データをアップロードできません。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーでは、ソース・キーは認識されません。このため、スプレッドシートからロードするオブジェクトは、デフォルトのソース・キーを持ちます。このようなオブジェクトを.datファイルで維持するには、ユーザー・キーを入力します。

ユーザー・キーを提供しないオブジェクトや、プロファイル項目などのオブジェクト・コンポーネントは作成できません。ただし、更新するレコードを識別するためにローカル・サロゲートID属性の値リストを定義すると、そのようなオブジェクトを更新できます。

オブジェクトに複数のユーザー・キーがある場合は、スプレッドシート・テンプレートにユーザー・キー属性を含めたとき、自動的に1つが選択されます。自動的に選択されたユーザー・キーと異なるユーザー・キーを選択することはできません。デフォルトのユーザー・キーには、スプレッドシート・テンプレートに含めることが望ましくない属性が含まれている場合があります。これらの属性が他のすべてのユーザー・キーに出現する場合は、それらを含め、かつ有効な値を指定する必要があります。それ以外の場合は、#NULLに設定できます。

ヒント: 「ビジネス・オブジェクトの表示」ページでオブジェクトを表示します。オブジェクトに複数のユーザー・キーがある場合は、「ユーザー・キー」列の属性のリストがリンクに置き換わります。リンクから、ダイアログ・ボックスが開きます。ダイアログ・ボックスの最初のユーザー・キーが、スプレッドシート・テンプレートで自動的に使用されるユーザーとなります。

更新するレコードを識別するユーザー・キー属性については値を更新できません。このため、オブジェクトの作成および更新のために別のスプレッドシートを定義することをお薦めします。オブジェクトを更新するためのスプレッドシートでは、次のいずれかの方法で更新するレコードを識別できます。

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値リストが事前定義されたローカル・サロゲートID属性を含めます。

プライマリ・ユーザー・キー属性を含めますが、属性値の値リストを構成します。このアプローチを使用すると、スプレッドシートにはユーザーが認識できる値が示されます。

注意: データをスプレッドシートからロードするか.datファイルからロードするかに関係なく、ロードされたオブジェクトに対する承認プロセスは存在しません。

HCMデータ・ローダー・スコープHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用するには、「HCMデータ・ローダー・スコープ」パラメータを「全体」に設定する必要があります。リリース10以降のすべての新しいお客様に関しては、このパラメータはデフォルトで「全体」に設定されており、変更できません。

設定要件

すべてのユーザーは、Microsoft ExcelでHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用するようにデスクトップ統合を設定する必要があります。

関連トピック

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート: 説明

HCMデータ・ローダー・スコープ: 説明

Excelのデスクトップ統合の設定: 手順

値リストの属性検証の構成: 手順

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード: 処理方法スプレッドシートの「アップロード」をクリックすると、データがOracle HCM Cloudにアップロードされます。内部的には、アップロードは2つのステージで構成されるプロセスです。第1ステージでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーがデータをHCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートします。第2ステージでは、HCMデータ・ローダーが有効なビジネス・オブジェクトをアプリケーション表にロードします。

次の図は、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード・プロセスを要約しています。

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Page 215: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

スプレッドシート・データのロード方法

このプロセスの詳細は、次のとおりです。

1. 「データ交換」作業領域で「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」タスクを実行して、スプレッドシート・テンプレートからビジネス・オブジェクトのスプレッドシートを生成します。

2. スプレッドシートの「データ・セットの作成」をクリックして、ロードするデータのデータ・セットを作成します。

3. スプレッドシートにデータを入力し、「アップロード」をクリックします。この処理により、スプレッドシート・データ・セットがHCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートされます。

4. ステージ表では、いくつかの検証が実行されます。「リフレッシュ」をクリックすると、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列にすべてのインポート・エラーが報告されます。

スプレッドシート・フォーマットによってビジネス・オブジェクトの構造およびルールが強制されるため、このステージでのエラーはまれです。

5. 各オブジェクトが正常にステージ表にロードされると、HCMデータ・ローダーは関連するオブジェクト・サービスをコールして、オブジェクトをアプリケーション表にロードします。

6. オブジェクト・サービスはオブジェクトを検証します。「リフレッシュ」をクリックすると、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列にすべてのエラーが報告されます。

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Page 216: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

7. スプレッドシートでインポート・エラーまたはロード・エラーがある場合は修正し、「アップロード」を再度クリックします。この処理により、修正したデータがステージ表に再度インポートされます。

ヒント: HCMデータ・ローダーの「データのインポートおよびロード」ページでHCMスプレッドシート・データ・ローダー・データ・セットのステータスをレビューできます。データ・セットをファイル・タイプで検索して、スプレッドシートからロードされたデータをリストします。

スプレッドシートの「メッセージ」ワークシートに、このデータ・セットについて生成されたすべてのインポートおよびロード・メッセージの要約が保持されます。

関連トピック

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード: 作業例

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト: 説明独自のデータのロードを試行する前に、不要なデータを作成することなく、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのエンドツーエンド処理をテストすることが必要になる場合があります。このトピックでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのエンドツーエンド処理をテストする方法について説明します。

エンドツーエンド処理のテスト

エンドツーエンド処理をテストするには、次を使用します。

「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセス

オブジェクトの例としてのオブジェクト

「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセスを実行する場合は、「処理」パラメータを「HCMスプレッドシート・データ・ローダーのテスト」に設定します。このプロセスの特徴は、次のとおりです。

1. 例オブジェクトに対して、.csvデータ・ファイルを生成します

2. HCMスプレッドシート・データ・ローダーを開始し、ファイルをインポートしてロードします

3. ログ・ファイルを作成します。これは、「スケジュール済プロセス」ページからアクセス可能です

約2万件のサンプル・データ・レコードがオブジェクトの独自の表にインポートおよびロードされます。アプリケーション表にはデータは保存されません。

例オブジェクト

例オブジェクトの特徴は、次のとおりです。

子コンポーネントおよび孫コンポーネントがあります

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Page 217: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

作成処理および削除処理がサポートされます

ほとんどのデータ型の属性が含まれます

例オブジェクトには事前定義済のスプレッドシート・テンプレートが用意されています。生成された.csvファイルはこのテンプレートに基づいています。

テスト・データの削除「HCMデータ・ローダー・プロセス・フローおよび接続のテスト」プロセスを定期的に実行して、テスト・データおよび関連データ・セットを削除することをお薦めします。プロセスを実行する場合は、「処理」パラメータを「テスト・データの削除」に設定します。プロセスによって、データがHCMデータ・ローダーによって作成されたかHCMスプレッドシート・データ・ローダーによって作成されたかに関係なく、すべてのサンプル・データが削除されます。HCMデータ・ローダーDELETE命令のファイルが生成され、そのファイルがDeleteExampleObject||<date andtime>||.zipファイルに追加されて、その.zipファイルがアップロードされます。

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 説明事前定義済の「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールを持つユーザーは、すべてのビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成および保守できます。また、テンプレートからスプレッドシートを生成したり、作成やアップロードなどのすべてのデータ・セット操作を実行することができます。デフォルトでは、他のロールにはこのアクセス権はありません。このトピックでは、他のロールで次のことができるようにする方法について説明します。

スプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートします。

スプレッドシート・テンプレートを保守します。

スプレッドシートを生成し、それらのスプレッドシートからデータ・セットを作成、保存およびアップロードします。

特定のテンプレートから生成された、スプレッドシートのすべてのデータ・セットを表示します。

また、ユーザーが「データ交換」作業領域で関連タスクにアクセスできるようにするために実行する必要がある、セキュリティ設定についても紹介します。

スプレッドシート・テンプレートの作成およびインポートユーザーがスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできるようにするには、「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」タスクを実行します。このタスクを使用すると、次のことができます。

カスタム・ロールを選択して1つ以上のビジネス・オブジェクトを割り当てます。

たとえば、カスタム報酬管理者ジョブ・ロールを選択し、そのロールにすべての報酬オブジェクトを割り当てることができます。そのジョブ・ロールを持つユーザーは、すべての報酬オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできます。

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Page 218: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

1つのビジネス・オブジェクトを選択し、それに1つ以上のカスタム・ロールを割り当てます。

たとえば、「ジョブ」オブジェクトを選択して、カスタムの人事担当者および人材管理アプリケーション管理者ジョブ・ロールを関連付けることができます。いずれかのロールを持つユーザーは、「ジョブ」オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできます。

いずれの場合も、他のカスタム・ロールによってアクセスできるようになっていないかぎり、ユーザーは他のビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできません。

ヒント: ビジネス・オブジェクトを個別に割り当てる場合は、必要に応じて、翻訳オブジェクトを明示的に割り当てます。これらはデフォルトではベース・オブジェクトに割り当てられません。

スプレッドシート・テンプレートの保守スプレッドシート・テンプレートは、「下書き」ステータスである間、作成したユーザーが保守できます。スプレッドシート・テンプレートが他のステータスにある場合は、スプレッドシート・テンプレートの「テンプレート保守」セクションにリストされているロールのみが保守できます。

スプレッドシートの生成およびデータ・セット操作の実行

スプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできるユーザーによって、スプレッドシートを生成し、データ・セット操作を実行できるユーザーが決定されます。スプレッドシート・テンプレートの「ロール・アクセスの管理」タブで、次のことができるカスタム・ロールを識別します。

テンプレートから生成されたスプレッドシートでのデータ・セットの作成、保存およびアップロード。

スプレッドシート・テンプレートから生成された、スプレッドシートのすべてのデータ・セットを表示します。

たとえば、カスタム報酬管理者ジョブ・ロールを持つユーザーは、等級オブジェクトをロードするために、US報酬等級という名前のスプレッドシート・テンプレートを作成できます。テンプレートの「ロール・アクセスの管理」タブで、ユーザーがカスタム報酬アナリスト・ロールを選択し、「作成」、「保存」および「アップロード」オプションを選択します。これにより、カスタム報酬アナリスト・ジョブ・ロールを持つユーザーは、次のことができます。

US報酬等級スプレッドシート・テンプレートから等級オブジェクトのスプレッドシートを生成します。

生成されたスプレッドシートから、データ・セットを作成、保存およびアップロードします。

注意: スプレッドシート・テンプレートの「ロール・アクセスの管理」タブは、「テンプレートへのロールの割当」フィールドが「使用可能」に設定されている場合にのみ有効になります。このフィールドは、スプレッドシート・テンプレートの「定義」ページの「テンプレート・セキュリティ」セクションに表示されます。

タスク・アクセスの有効化

事前定義済の「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールを持つユーザーは、「データ交換」作業領域にアクセスして次のタスクを実行できます。

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Page 219: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

スプレッドシート・テンプレートの管理

スプレッドシート・データ・ローダーの実行

他のユーザーが次のことを実行するには、同じタスクにアクセスできる必要があります。

スプレッドシート・テンプレートを作成、インポートおよび保守します。

スプレッドシートを生成し、許可されたデータ・セット操作を実行します。

このアクセス権を提供するには、HCMスプレッドシート・データ・ローダーの使用を承認されたカスタム・ロールに、関連する権限を追加します。このタスクを実行するには、「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールまたは権限が必要です。

関連トピック

テンプレート・セキュリティ: 説明

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 手順「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」タスクを実行して、選択したカスタム・ロールが、選択したビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできるようにします。このアクセスは、ロールまたはビジネス・オブジェクトによって保護できます。

ロールによってアクセスを保護するには、単一のカスタム・ロールを選択して1つ以上のビジネス・オブジェクトを割り当てます。

ビジネス・オブジェクトによってアクセスを保護するには、単一のビジネス・オブジェクトを選択して1つ以上のカスタム・ロールを割り当てます。

このトピックでは、両方の方法について説明します。「設定および保守」作業領域で、オファリングの次の項目に移動します。

機能領域: HCMデータ・ローダー

タスク: 「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」

ロールによるアクセスの保護

ロールによってアクセスを保護するには、次の手順に従います。

1. 「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」ページで、ページ・タイトルの「ロール別」オプションを選択します。

2. ページの「ジョブおよび抽象ロール」セクションで、例による問合せフィールドの「ロール」にロールの名前を入力し、[Enter]を押します。たとえば、報酬管理者カスタムと入力します。

3. 結果からロールを選択します。

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Page 220: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

「割当済ビジネス・オブジェクト」というセクション・タイトルは、ロール名を含むように自動的に更新されます。

4. 「割当済ビジネス・オブジェクト」セクションで、「割当」メニュー内のエントリを選択します。

「個々のビジネス・オブジェクトの割当」を選択した場合は、次のようになります。

1. 「ビジネス・オブジェクトの検索および選択」ダイアログ・ボックスで、ビジネス・オブジェクトを検索して選択します。たとえば、「報酬」製品領域で検索し、特定のオブジェクトを選択します。

2. 「追加」をクリックして、選択したビジネス・オブジェクトをロールに追加します。「割当済ビジネス・オブジェクト」セクションに、選択した各ビジネス・オブジェクトに対して1つのエントリが表示されます。

5. 「製品領域のすべてのビジネス・オブジェクトの割当」を選択した場合は、次のようになります。

1. 「製品領域の選択」ダイアログ・ボックスで、製品領域を選択します。たとえば、「報酬」を選択します。

2. 「追加」をクリックします。「割当済ビジネス・オブジェクト」セクションに、すべての報酬オブジェクトに対して1つのエントリが表示されます。

6. 「すべてのビジネス・オブジェクトの割当」を選択した場合は、警告メッセージが表示されます。「追加」をクリックして警告を閉じ、続行します。「割当済ビジネス・オブジェクト」セクションに、すべてのビジネス・オブジェクトに対して1つのエントリが表示されます。

7. 「保存」をクリックします。

これで、選択されたロールを持つユーザーは、選択されたビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできます。

ビジネス・オブジェクトによるアクセスの保護

ビジネス・オブジェクトによってアクセスを保護するには、次の手順に従います。

1. 「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」ページで、ページ・タイトルの「ビジネス・オブジェクト別」オプションを選択します。

2. ページの「ビジネス・オブジェクト」セクションで、例による問合せフィールドの「ビジネス・オブジェクト」にビジネス・オブジェクトの名前を入力し、[Enter]を押します。たとえば、Jobと入力します。

3. 結果からビジネス・オブジェクトを選択します。

「割当済ロール」というセクション・タイトルは、オブジェクト名を含むように自動的に更新されます。

4. 「割当済ロール」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

5. 「ロールの検索および選択」ダイアログ・ボックスで、1つ以上のロールを検索して選択しま

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Page 221: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

す。たとえば、人事担当者カスタムを選択します。

6. 「追加」をクリックします。

「割当済ロール」セクションに、選択した各ロールに対して1つのエントリが表示されます。

7. 「保存」をクリックします。

これで、選択されたロールを持つユーザーは、選択されたビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできます。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーのタスクへのアクセス:説明事前定義済の「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールでは、「データ交換」作業領域で、次のタスクを実行できます。

スプレッドシート・テンプレートの管理

スプレッドシート・データ・ローダーの実行

スプレッドシート・ステージ表データの削除

このトピックでは、他のロールでこれらのタスクにアクセスできるようにする方法について説明します。「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールまたは権限を持っている必要があります。

「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスクへのアクセス

「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」ページでは、選択したカスタム・ロールに対して、選択したビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートの作成およびインポートを承認できます。また、これらのカスタム・ロールが「データ交換」作業領域の「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスクを実行できるようにする必要もあります。このアクセスを可能にするには、カスタム・ロールを編集して次の集計権限を追加します。

集計権限名 集計権限コード

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのロード ORA_HRC_LOAD_DATA_USING_HSDL

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートの管理 ORA_HRC_MANAGE_HSDL_TEMPLATES

さらに、データ交換作業領域の管理(HRC_MANAGE_DATA_EXCHANGE_PRIV)機能セキュリティ権限がロールにまだ付与されていない場合は、付与する必要があります。

「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」タスクへのアクセス

スプレッドシート・テンプレートの「ロール・アクセスの管理」タブで、選択したカスタム・ロールに対して、スプレッドシートの生成およびデータ・セットの処理の実行を承認できます。また、これらのカスタム・ロールが「データ交換」作業領域の「スプレッドシート・データ・ローダーの実

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Page 222: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

行」タスクを実行できるようにする必要もあります。このアクセスを可能にするには、カスタム・ロールを編集して次の集計権限を追加します。

集計権限名 集計権限コード

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートへのアクセス ORA_HRC_ACCESS_HSDL_TEMPLATES

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのロード ORA_HRC_LOAD_DATA_USING_HSDL

さらに、次の点に留意してください。

スプレッドシート・テンプレートの保守を承認されるロールは、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートの管理(ORA_HRC_MANAGE_HSDL_TEMPLATES)の集計権限を持つ必要があります。テンプレートの「ロール・アクセスの管理」タブで、スプレッドシート・テンプレートの保守をロールに承認します。

データ交換作業領域の管理(HRC_MANAGE_DATA_EXCHANGE_PRIV)機能セキュリティ権限がロールにまだ付与されていない場合は、付与する必要があります。

「スプレッドシート・ステージ表データの削除」タスクへのアクセス

カスタム・ロールで「データ交換」作業領域の「スプレッドシート・ステージ表データの削除」タスクを実行できるようにするには、次の機能セキュリティ権限を追加します。

機能セキュリティ権限名 機能セキュリティ権限コード

HCMデータ・ローダー・ステージ・データの削除 HRC_DELETE_HSDL_STAGE_DATA_PRIV

さらに、データ交換作業領域の管理(HRC_MANAGE_DATA_EXCHANGE_PRIV)機能セキュリティ権限がロールにまだ付与されていない場合は、付与する必要があります。

関連トピック

ジョブ・ロールまたは抽象ロールの編集:手順

HCMスプレッドシート・データ・ローダーに関するFAQ

HCMスプレッドシート・データ・ローダーにアクセスできないのはなぜですか。

適切な権限がない可能性があります。「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールまたは権限が必要です。

さらに、「HCMデータ・ローダー・スコープ」構成パラメータを「全体」に設定する必要があります。

スプレッドシートを使用してデータを削除できますか。

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Page 223: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

はい。スプレッドシート・テンプレートで、「サポートされている処理」の値を「削除のみ」に設定します。この処理を使用できない場合、選択したオブジェクトではそのコンポーネントの削除がサポートされません。オブジェクトを削除するテンプレートの「設計」ページには、削除できるコンポーネントのみが表示されます。

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Page 224: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート

21HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートこの章の内容は次のとおりです。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート: 説明

スプレッドシート・テンプレートのカテゴリの定義: 手順

スプレッドシート・テンプレートの作成および編集: 手順

テンプレート・セキュリティ: 説明

スプレッドシート・テンプレートのパラメータの設定: 手順

スプレッドシート・テンプレートの設計: 説明

スプレッドシート・テンプレートの設計: 考慮する点

スプレッドシート属性のデフォルト値の構成: 説明

値リストの属性検証の構成: 手順

スプレッドシート・テンプレートの自動生成される属性値: 説明

スプレッドシート・テンプレートのコピー: 手順

スプレッドシート・テンプレートのエクスポートおよびインポート: 手順

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートに関するFAQ

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート: 説明HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、HCMビジネス・オブジェクトをスプレッドシート・テンプレートから生成したスプレッドシートからロードします。ビジネス・オブジェクトまたはビジネス・オブジェクト・コンポーネントのスプレッドシート・テンプレートには、選択した属性が指定した順序で含まれています。テンプレートから生成されたすべてのスプレッドシートは、構造と組織がテンプレートと同じになります。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートについて説明します。

スプレッドシート・テンプレートの特徴

スプレッドシート・テンプレートの多くのコンポーネントを構成できます。したがって、ビジネス要件にあわせてスプレッドシート・テンプレートを作成できます。たとえば、次のことが可能です。

含める属性を選択します。

属性の順序および列見出しを指定します。

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Page 225: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

データ入力の属性を有効および無効にします。

含まれる属性を非表示にします。

デフォルト値を指定します。

オプションの値を必須にします。

スプレッドシートのインストラクション・テキストを作成します。

値リストは、関連する属性に対して表示されます。

スプレッドシート・テンプレートの管理

スプレッドシート・テンプレートを作成するには、次のようにします。

既存のスプレッドシート・テンプレートをコピーし、そのコピーを編集します。

スプレッドシート・テンプレートを最初から作成します。

別の環境またはOracle Cloud Customer Connectからエクスポートされたスプレッドシート・テンプレートをインポートします。

事前定義済スプレッドシート・テンプレート

よくロードされるオブジェクトについては、事前定義済スプレッドシート・テンプレートが存在する可能性があります。これらのテンプレートには、サポートされているすべてのコンポーネントとオブジェクトの列が含まれています。「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、ORA_で始まるコードを持つ事前定義済スプレッドシート・テンプレートを検索します。

ヒント: 事前定義済テンプレートをコピーし、ビジネス要件にあわせてそのコピーを編集します。

スプレッドシート・テンプレートのステータス

スプレッドシート・テンプレートを編集したり、削除したり、テンプレートからスプレッドシートを生成できるかどうかは、そのステータスによって決まります。次の表では、テンプレート・ステータス値を要約しています。

スプレッドシート・テンプレートのステータス 編集 削除 スプレッドシートの生成

下書き はい はい いいえ

アクティブはい

「注意」を参照。いいえはい

非アクティブ はい いいえいいえ

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Page 226: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

注意: アクティブなスプレッドシート・テンプレートの属性を無効にすることはできますが、削除することはできません。

アクティブなスプレッドシート・テンプレートをユーザーが使用できないようにするには、そのステータスを「非アクティブ」に変更します。「下書き」に戻すことはできません。

テンプレートおよび生成されたスプレッドシートへのアクセス

事前定義済の「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールを持つユーザーは、すべてのビジネス・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成および保守できます。また、「スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理」タスクを実行して、他のロールが、選択したオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできるようにします。

テンプレートの「ロール・アクセスの管理」タブで、スプレッドシート・テンプレートを作成およびインポートできるユーザーが、次の作業を行うことができるカスタム・ロールを識別します。

テンプレートから生成されたスプレッドシートでのデータ・セットの作成、保存およびアップロード。

テンプレートから生成されたスプレッドシートでのすべてのデータ・セットの表示。

テンプレートの保守。

「ロール・アクセスの管理」タブは、保護されていないオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートでのみ有効になります。

生成されたスプレッドシートでは、次のようになります。

ユーザーには、自分が作成したデータ・セットのみが表示されます(ユーザーのロールがスプレッドシート・テンプレートに関連付けられており、「すべて表示」オプションが選択されている場合を除く)。

ユーザーは、ロールに対して有効になっているデータ・セット操作を実行できます。

「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールを持つユーザーは、すべての処理を実行し、すべてのデータ・セットを表示できます。

スプレッドシート・テンプレートの翻訳

スプレッドシート・テンプレート内の次のテキスト・エントリについて翻訳バージョンを提供できます。

テンプレート名および摘要

テンプレート・インストラクション

列見出しおよび摘要

スプレッドシート・テンプレートを編集して翻訳テキストを入力する前に、セッション言語をターゲット言語に設定します。

関連トピック

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スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 説明

スプレッドシート・テンプレートのカテゴリの定義: 手順数多くのスプレッドシート・テンプレートを定義する場合は、検索を容易にするために、それらをカテゴリごとにグループ化できます。事前定義のカテゴリはありません。このトピックでは、テンプレート・カテゴリを定義する方法について説明します。

テンプレート・カテゴリの定義

次の手順に従います。

1. 「設定および保守」作業領域で、「共通参照の管理」タスクに移動します。

2. 「共通参照の管理」ページで、参照タイプORA_HRC_DL_TEMPLATE_CATEGORYを検索します。

3. 検索結果で、ORA_HRC_DL_TEMPLATE_CATEGORYを選択してその参照コードを表示します。

4. 「新規」アイコンをクリックして、参照コード表に行を追加します。

5. カテゴリの参照コードを定義します。たとえば、就業者テンプレートのカテゴリを作成するには、次のようにします。

1. 「参照コード」フィールドにWORKER_TEMPLATESと入力します。

2. 「内容」フィールドにWorkerと入力します。この値は、たとえば「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページのカテゴリのリストに表示されます。

ヒント: 「表示順序」の値は、カテゴリのリストにおけるこのカテゴリの位置を指定する数字です。

6. 「保存してクローズ」をクリックします。

これで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」および「テンプレート定義の管理」ページでカテゴリを選択できるようになりました。「スプレッドシート・データのロード」ページでスプレッドシート・テンプレートの拡張検索を実行するときに、カテゴリで検索することもできます。

スプレッドシート・テンプレートの作成および編集: 手順スプレッドシート・テンプレートの作成は、5ステップのプロセスです。次のようにします。

1. テンプレートの一般情報を定義します。

2. テンプレートのコンテンツとレイアウトを設計します。

3. 必要に応じて、テンプレート・インストラクションを含めます。

4. データ・セット操作を実行できるユーザーと、そのテンプレートを保守できるユーザーを指定します。

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5. 設計をレビューし、テンプレートからテスト・スプレッドシートを生成します。

このトピックでは、このプロセスの5ステップの手順を示し、既存のスプレッドシート・テンプレートの編集方法について説明します。

テンプレートの定義

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択し、「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページを開きます。

2. 「作成」をクリックします。

3. 「テンプレートの作成」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。

1. テンプレートの名前を入力します。デフォルトでは、生成されたスプレッドシートの名前は、日時スタンプが付けられたテンプレートの名前です。

2. 「コード」の値は、「名前」の値に基づいて自動的に生成されます。コードは上書きできます。

3. テンプレートを作成するビジネス・オブジェクトを選択します。

4. 必要に応じて、1つの国別仕様データ・グループ(LDG)を選択します。通常、LDGはグローバル給与オブジェクトに関連しています。

5. 「サポートされている処理」フィールドで値を選択します。そのいずれのコンポーネントの削除もサポートしていないビジネス・オブジェクトを選択した場合は、デフォルトで「作成および更新」が表示されます。

6. 必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。

7. 「OK」をクリックします。

「定義」ページが開きます。一部のフィールドには、「テンプレートの作成」ダイアログ・ボックスで入力した値が含まれています。テンプレートはデフォルトで下書きステータスになっています。スプレッドシート・ユーザーは、アクティブなテンプレートからのみスプレッドシートを生成できます。テンプレートは、使用準備が整うまで下書きステータスのままにします。

4. 「ジョブ」など、保護されていないオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートの場合は、「テンプレート・セキュリティ」セクションで「次としてデータをアップロード」の値を設定します。この値によって、オブジェクトの履歴に表示されるユーザー名が決まります。保護されたオブジェクトの場合は、この値を設定できません。このステップはオプションです。

5. 「テンプレート・パラメータ」セクションで、このテンプレートから生成されたすべてのスプレッドシートに適用するパラメータ値を設定します。このステップはオプションです。

6. 「設計」タブをクリックして、「設計」ページを開きます。

テンプレートの設計

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Page 229: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

「使用可能属性」パネルに、オブジェクトの最上位レベルのコンポーネントのすべての属性がリストされます。「使用可能属性」メニューを使用して、別のコンポーネントを選択します。「サポートされている処理」フィールドで「削除のみ」の値を選択した場合、削除可能なコンポーネントのみが表示されます。

次の手順に従います。

1. 「使用可能属性」パネルの属性を「選択済属性」パネルに追加します。属性を選択すると、オブジェクトを識別するために必要なすべての属性が、自動的に「選択済属性」パネルに移動します。

2. 「選択済属性」パネルで属性の順序を変更して、生成されたスプレッドシートでの順序を指定します。

3. 個別の属性を必要に応じて編集するか、「属性定義の拡張オプション」を選択してすべての属性を一度に管理します。

4. テンプレート設計が完了したら、「インストラクションの追加」タブをクリックしてインストラクションを入力します(必要な場合)。それ以外の場合は、「ロール・アクセスの管理」タブをクリックします。

テンプレート・インストラクションの入力

「インストラクションの追加」ページで、テンプレートから生成されたスプレッドシートの個別のインストラクション・ワークシートに表示されるインストラクションを入力できます。これらの手順では、ロードされるオブジェクトの検証方法などについて記述できます。インストラクションを入力するには、次のようにします。

1. 「追加」をクリックします。

2. 「インストラクションの作成」ダイアログ・ボックスで、見出しとインストラクション・テキストを入力します。

3. 必要に応じて、インストラクション・テキストの追加セクションを作成するには、ステップ1と2を繰り返します。セクションを順序変更および削除できます。

4. 「ロール・アクセスの管理」タブをクリックします。「ロール・アクセスの管理」ページが開きます。

ロール・アクセスの管理

「ロール・アクセスの管理」タブで、次のロールを指定できます。

テンプレートから生成されたスプレッドシートでのデータ・セットの作成、保存またはアップロード。

テンプレートから生成されたスプレッドシートで作成されたすべてのデータ・セットの表示。

テンプレートの保守。

注意: 「ロール・アクセスの管理」処理は、「テンプレートへのロールの割当」フィールドが「使用可能」に設定されている場合にのみ有効になります。読取り専用である「テンプレートへのロールの割当」は、「定義」ページの「テンプレート・セキュリティ」セクションに表示されます。この

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フィールドは、テンプレートが定義されているオブジェクトに基づいて自動的に設定されます。保護されたオブジェクトに対しては「使用不可」に設定されています。

次の手順に従います。

1. 「ロール・アクセスの管理」ページの「許可済データ・セット操作」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

2. 「ロールの検索および選択」ダイアログ・ボックスで、1つ以上のカスタム・ロールを検索して選択し、「追加」をクリックします。

「許可済データ・セット操作」セクションにロールが表示されます。デフォルトでは、選択したロールはデータ・セットを作成および保存できます。必要に応じて、任意のロールに対して「アップロード」および「すべて表示」オプションを選択できます。

ヒント: 「ロール・アクセスの管理」タブで許可する処理は、デフォルトで有効になります。ロールの「使用可能」オプションの選択を解除し、ロールのアクセス権を一時的に無効にすることができます。

3. ページの「テンプレート保守」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

4. 「ロールの検索および選択」ダイアログ・ボックスで、1つ以上のカスタム・ロールを検索して選択し、「追加」をクリックします。

「テンプレート保守」セクションにロールが表示されます。

5. 「保存」をクリックします。

6. 「レビュー」タブをクリックします。「レビュー」ページが開きます。

テンプレートのレビュー

「レビュー」ページには、テンプレート設計が表示されます。

1. テンプレートを検証するには、「検証」をクリックします。

2. サンプル・スプレッドシートを生成するには、「プレビュー」をクリックします。

ヒント: 任意のページで「プレビュー」をクリックし、サンプル・スプレッドシートを生成できます。ただし、スプレッドシートには、これまでに保存した構成のみが表示されます。

デフォルトのファイル名はGenericHdlSpreadsheet.xlsxです。

3. ファイルをローカルに保存するか、開きます。開くと、サインインを求めるプロンプトが表示されます。

4. スプレッドシートをレビューします。

5. テンプレートを保存します。

テンプレートを使用可能にする準備が整ったら、編集してそのステータスを「アクティブ」に設定します。

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Page 231: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

テンプレートの編集

スプレッドシート・テンプレートを編集するには、「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで検索し、検索結果でその名前をクリックします。既存のスプレッドシート・テンプレートはどのステータスにあっても編集できますが、そのコードまたはタイプは変更できません。さらに、アクティブなテンプレートの属性は削除できませんが、無効にすることはできます。

関連トピック

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 説明

テンプレート・セキュリティ: 説明一部のオブジェクト・コンポーネントでは、オブジェクト履歴をレビューして、オブジェクトの最終更新者を確認できます。このトピックでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用してデータをアップロードする際に、オブジェクト履歴にどのユーザー名が表示されるかを指定する方法について説明します。

テンプレート・セキュリティの設定

スプレッドシート・テンプレートを作成する際に、「定義」ページの「テンプレート・セキュリティ」セクションで「次としてデータをアップロード」フィールドの値を選択します。この値によって、テンプレートから生成されたスプレッドシートからデータがアップロードされるときに、オブジェクトの履歴に表示される内容が決まります。

ジョブ、等級などの保護されていないオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成する場合は、次のようになります。

「次としてデータをアップロード」フィールドで、「セッション・ユーザー」または「昇格されたユーザー」のいずれかを選択できます。「セッション・ユーザー」を選択した場合、データをアップロードしたサインイン・ユーザーのユーザー名がオブジェクト履歴に表示されます。「昇格されたユーザー」を選択した場合、ユーザー名は常にFUSION_APPS_HCM_ESS_LOADER_APPIDになります。保護されていないオブジェクトの場合、「次としてデータをアップロード」はデフォルトで「セッション・ユーザー」に設定されます。

読取り専用の「テンプレートへのロールの割当」フィールドは、「使用可能」に設定されます。この値は、スプレッドシート・テンプレートの「ロール・アクセスの管理」ページでテンプレートにロールを割り当てることができることを示します。

就業者、ポジションなどの保護されたオブジェクトのスプレッドシート・テンプレートを作成する場合は、次のようになります。

「次としてデータをアップロード」は、「昇格されたユーザー」に設定され、変更できません。オブジェクト履歴でのユーザー名は、常にFUSION_APPS_HCM_ESS_LOADER_APPIDになります。

「テンプレートへのロールの割当」は、「使用不可」に設定されます。この値は、「ロール・アクセスの管理」ページでテンプレートにロールを割り当てることができないことを示します。

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Page 232: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

事前定義済の「人材管理統合スペシャリスト」のジョブ・ロールまたは権限を持つユーザーのみが、保護されたオブジェクトについてスプレッドシートからデータをアップロードできます。

関連トピック

スプレッドシート・ビジネス・オブジェクト・アクセスの管理: 説明

スプレッドシート・テンプレートのパラメータの設定: 手順スプレッドシート・テンプレートでは、テンプレートから生成されたすべてのスプレッドシートの処理を制御するパラメータを設定できます。スプレッドシート・テンプレートで指定する値によって、同等の企業設定が上書きされます。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートのパラメータを設定する方法について説明します。

次の手順に従います。

1. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスク・フローで「定義」ページを開きます。

2. 「テンプレート・パラメータ」セクションで、「追加」アイコンをクリックします。

3. テンプレート・パラメータの検索ダイアログ・ボックスで、パラメータ名を入力するか、カテゴリを選択して「検索」をクリックします。この表は、パラメータとそれらのカテゴリを示しています。

パラメータ カテゴリ 摘要

企業のデフォルト値

監査データ使用可能 可用性

生成されたスプレッドシートからロードされたビジネス・オブジェクトに対して監査が構成されている場合に、監査データを取得するかどうかを指定します。

いいえ

監査データのパージ

ファイル定義

スプレッドシートから正常にロードまたは更新されたオブジェクトについて、監査データをパージするかどうかを指定します。

いいえ

ロードの最大コンカレント・スレッド

パフォーマンス

スプレッドシート・データをロードするために同時に使用されるスレッドの最大数。 8

就業者常勤換算の計算

スケジューリング・デフォルト

就業者アサイメントでの勤務時間の常勤換算値を自動的に計算するかどうかを指定します。

このパラメータは、就業者オブジェクトのテンプレートにのみ適用されます。

いいえ

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就業者のデフォルト勤務時間パターンの作成

スケジューリング・デフォルト

勤務時間パターンなしでロードされた就業者に対してデフォルト勤務時間パターンを自動的に作成するかどうかを指定します。

このパラメータは、就業者オブジェクトのテンプレートにのみ適用されます。

いいえ

有効日更新モード

スケジューリング・デフォルト

「置換」に設定されている場合、Oracle HCM Cloud内のすべての既存データがスプレッドシート内のデータで置き換えられることを指定します。「保持」に設定されている場合、既存の先日付の変更が保持されることを指定します。

保持

ビジネス・オブジェクト後処理の開始

スケジューリング・デフォルト

オブジェクトのロード後に自動的に実行されるように構成されているプロセスを実行するかどうかを指定します。 はい

ロード・エラーの最大パーセンテージ

スケジューリング・デフォルト

検証プロセスおよびロード・プロセスが停止する前にビジネス・オブジェクトに対して発生する可能性があるエラーのあるビジネス・オブジェクト・インスタンスのパーセンテージ。

100

4. 検索結果でパラメータを選択し、「OK」をクリックします。選択したパラメータが「テンプレート・パラメータ」セクションに表示されます。

5. 必要に応じて、パラメータの値を入力または選択します。

6. 追加のパラメータに対して、ステップ2から繰り返します。

7. 「保存してクローズ」をクリックするか、タスク・フローで別のページを選択します。

各テンプレートのユースケースをサポートするようにパラメータを設定できます。たとえば、「有効日更新モード」を次のように設定できます。

置換: 新規採用をロードするためのスプレッドシート・テンプレート内

保持: 就業者レコードを更新するためのスプレッドシート・テンプレート内

ヒント: 「HCMデータ・ローダーの構成」ページの「HCMスプレッドシート・データ・ローダー・パラメータ」タブで、企業のスプレッドシート・パラメータ値を設定できます。

関連トピック

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HCMデータ・ローダーの構成パラメータ

スプレッドシート・テンプレートの設計: 説明スプレッドシート・テンプレートの作成は、5ステップのプロセスです。次のようにします。

1. テンプレートの一般情報を定義します。

2. テンプレートのコンテンツとレイアウトを設計します。

3. 必要に応じて、インストラクション・テキストを指定します。

4. 作成、アップロードなどのデータ・セット操作を実行できるロール、およびテンプレートを保守できるロールを識別します

5. 設計をレビューし、テンプレートからテスト・スプレッドシートを生成します。

このトピックでは、このプロセスの設計ステップについて説明します。

「使用可能属性」パネル

「使用可能属性」パネルには、オブジェクトの選択したコンポーネントのすべての属性がリストされます。次のことが可能です。

「表示」フィールドを設定して属性をフィルタします。

別のコンポーネントまたはすべてのコンポーネントを選択します。

ツリー・ビューに切り替えて、コンポーネント階層を表示します。オブジェクトのコンポーネントごとに、属性、フレックスフィールド属性および子コンポーネントの個別のエントリが階層に表示されます。

属性名をクリックして、属性詳細を表示します。

属性を「使用可能属性」パネルから「選択済属性」パネルに移動します。最初の属性を移動すると、コンポーネントの必須属性が自動的に「選択済属性」パネルに移動します。条件付きで必須の属性は移動しません。それらの属性を含めるには明示的に追加する必要があります。

注意: 場合によっては、「使用可能属性」パネルに同じ名前の2つの属性が表示されることがあります。通常、外部オブジェクト参照の場合にこのような重複が発生します。これにより、自由形式テキストを入力するか、値リストから値を選択するかを選択できます。それぞれの名前の前のアイコンに属性タイプが表示されます。

「選択済属性」パネル

「選択済属性」パネルには、属性が追加した順に表示されます。次のことが可能です。

属性の順序を変更します。「順序変更」アイコンをクリックして、「属性の順序変更」ダイアログ・ボックスを開きます。

コンポーネントを複製します。このオプションは、「個人電話番号」や「事業所国別仕様その他情報」など、1つのオブジェクトに複数回出現する可能性のあるコンポーネントのために存在

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します。

ヒント: 追加インスタンスを作成する前に、コンポーネントの選択済属性を編集します。

属性の詳細を編集します。たとえば、次のことが可能です。

列の見出しを変更します。

オプションの値を必須にします。

デフォルト値を指定します。また、デフォルト値を持つ属性など、属性を読取り専用にすることもできます。

生成されたスプレッドシートに属性が表示されるかどうかを指定します。

オプションの属性を無効にします。これらの属性は表示されますが、更新できません。

生成されたスプレッドシートにヘルプ・テキストとして表示する摘要を入力します。

属性を検証する値リストを構成します。

「ノート」属性を作成します。「ノート」属性を使用して、値リストからの値を情報のみを目的として返します。たとえば、この属性に個人番号を返すPersonNumber属性の値リストがあるとします。これは、「ノート」列でユーザーの姓と名を返すこともできます。「ノート」列を読取り専用にすることができ、複数の「ノート」列に同じ値リストから値が返されるようにできます。「ノート」列のデータはアプリケーションに渡されませんが、情報目的または複数のコントリビュータ間での連携のためにデータ・セットで使用できます。

拡張設定すべての属性を一度に管理するには、「属性定義の拡張オプション」アイコンをクリックします。「属性定義の拡張オプション」ページでは、次のものを管理できます。

基本情報、フレックスフィールド属性および値リスト。

属性キー。データをファイルからスプレッドシートにインポートする場合は、ヘッダーを含めることができます。インポート・ファイルで使用されている属性名は、スプレッドシートでの名前とは異なる場合があります。この場合、「属性キー」フィールドには、インポート・ファイルから名前を含める必要があります。たとえば、事業所コードをその呼称が事業所IDであるファイルからスプレッドシートにインポートできます。データが確実に正常にインポートされるようにするには、「属性キー」の値を「事業所コード」属性の「事業所ID」に設定する必要があります。

スプレッドシート・テンプレートの設計: 考慮する点スプレッドシート・テンプレートは高度に構成可能です。したがって、特定のビジネス・ユースケースをサポートするように設計できます。このトピックでは、エラーの範囲を最小限に抑える、使いやすいスプレッドシート・テンプレートを作成するためのガイドラインをいくつか示します。

サポートされる処理

ビジネス・オブジェクトに応じて、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して、オブジェ

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クト・コンポーネントを作成および更新するか、削除できます。オブジェクトの作成と更新の両方に対応する単一のスプレッドシートを設計できます。ただし、単一の処理をサポートするスプレッドシート・テンプレートの方が、ユーザーにとってより効率的であり、管理が容易です。たとえば、次のようになります。

オブジェクトを作成するためのテンプレートでは、新しいオブジェクトに指定する必要があるすべての属性を必須としてマークできます。通常、オブジェクトの更新時には同じ属性は必要ないため、オブジェクトを更新するためのテンプレートでは異なる属性を必須としてマークできます。

ヒント: 属性を必須としてマークするには、「設計」ページの「選択済属性」パネルで属性を編集し、「必須」を選択します。

オブジェクトを更新するためのテンプレートでは、更新するレコードを識別する値リストを構成できます。

値リスト

一部の属性では、選択リストおよび検索可能な値リストを指定して、ユーザーが有効なデータのみを入力できるようにすることができます。一部の属性には、デフォルトで値リストがあります。具体的には次のとおりです。

参照により検証される一部の属性には、選択リストが自動的に構成されます。ユーザーがセルをクリックすると、値リストが表示されます。

テンプレートから外部オブジェクトを参照するには、Oracle FusionサロゲートID属性を含めることができます。このような属性には、検索可能な値リストが自動的に構成されます。ユーザーがリストから値を選択すると、選択したOracle FusionサロゲートIDがスプレッドシートに返されます。

ヒント: 値リストのある属性には、スプレッドシート・テンプレートの「使用可能属性」パネル内のその名前の前に「値リスト」アイコンがあります。

スプレッドシートに含まれる属性の独自の値リストを構成することもできます。これらの属性は、参照タイプ、値セットまたはビュー・オブジェクトを使用して検証できます。たとえば、内部数値であるサロゲートIDがスプレッドシートに返されることを回避できます。かわりに、ユーザー・キー属性を含め、これらをユーザーが理解できる値リストを使用して構成します。

デフォルト値

スプレッドシート・テンプレート内の属性のデフォルト値を構成できます。デフォルト値のある属性は、その値を強制できるように、除外することが必要になる場合があります。または、ユーザーが値を入力できるように属性を含め、デフォルト値を上書きすることもできます。

日付エディタ

すべての日付属性に対して自動的に日付エディタが提供されます。ただし、ユーザーは、日付エディタを初期化するためにスプレッドシートの行をクリックする必要があります。したがって、行の最初の列を日付値にしないことをお薦めします。このアプローチにより、行の日付エディタが使用される前に初期化されるようになります。

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スプレッドシート属性のデフォルト値の構成: 説明HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用した一括データ・ロード用のスプレッドシートを設計する場合、属性のデフォルト値を指定できます。このトピックでは、デフォルト値を指定できる方法について説明します。

日付属性のデフォルト値の指定

次の表では、デフォルトの日付値を指定するためのオプションについて説明しています。

オプション 摘要

指定日 日付エディタを使用して日付を選択します。

ロード日 スプレッドシート行がロードされた日付を使用します。

既存の選択済属性

別の日付属性を選択して、デフォルト値を指定します。この属性は、「設計」ページの「選択済属性」セクションに存在する必要があります。

式の使用 デフォルト値を導出するGroovy式を指定します。

たとえば、日付属性のデフォルト値をロード日に設定するには、次のようにします。

1. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」の「設計」ページの「選択済属性」セクションで属性を選択し、「編集」をクリックします。

2. 「編集」ダイアログ・ボックスで、「デフォルト値」を「値」に設定し、リストから「ロード日」を選択します。

日付以外の属性のデフォルト値の指定

次の表では、日付以外の属性のデフォルト値を指定するためのオプションについて説明しています。

オプション 摘要

定数値 デフォルト値を入力します。

既存の選択済属性

同じデータ型の別の属性を選択して、デフォルト値を指定します。この属性は、「設計」ページの「選択済属性」セクションに存在する必要があります。

式の使用 デフォルト値を導出するGroovy式を指定します。

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Groovy式の指定Groovy式を使用すると、その他の属性値を操作してデフォルト値を指定できます。デフォルト値を導出するGroovy式を指定するには、次のようにします。

1. 「設計」ページの「選択済属性」セクションで属性を選択し、「編集」をクリックします。

2. 「編集」ダイアログ・ボックスで、「デフォルト値」を「値」に設定し、リストから「式の使用」を選択します。

3. テキスト領域に式を入力して、「検証」をクリックし、式が有効であることを確認します。

属性の非表示

デフォルト値を持つ属性を非表示にして、スプレッドシート・ユーザーに認識されないようにすることもできます。属性を非表示にするには、テンプレートの「設計」ページの「選択済属性」パネルで属性を編集します。「編集」ダイアログ・ボックスで、「表示」オプションの選択を解除します。

値リストの属性検証の構成: 手順一部のタイプの属性には、スプレッドシートで選択リストまたは検索可能な値リストが自動的に構成されています。このような属性の場合、スプレッドシート・ユーザーは有効な値のみを選択できるため、データ・ロードが簡素化されます。スプレッドシートの移入をより簡単にするために、他の属性の値リストを構成できます。このトピックでは、値リストを構成する方法について説明します。

属性の値リスト・ソースの選択

値リストを使用して属性を検証するには、リスト・ソースを識別する必要があります。これは次のいずれかです。

参照

値セット

ビュー・オブジェクト

「ビュー・オブジェクト」は、外部オブジェクトを参照するために、サロゲートIDのかわりにユーザー・キー値をスプレッドシートに含める場合に選択します。ユーザー・キーを使用することで、スプレッドシート・ユーザーは、スプレッドシート内で認識可能な値を参照できるようになります。たとえば、スプレッドシートで、ポジションを作成するために部門への参照を含めるとします。スプレッドシートに単に「部門ID」属性を含め、検索可能な値リストが自動的に構成されるようにすることができます。ただし、ユーザーがリストから値を選択すると、サロゲートIDがスプレッドシートに返されます。かわりに、スプレッドシートに「部門」ユーザー・キー属性を含めることができます。ビュー・オブジェクトを使用して、「部門」属性に、部門名をスプレッドシートに返す検索可能な値リストを構成します。

参照または値セットを使用した属性の検証

次の手順に従います。

1. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスク・フローの「設計」ページで、属性を「選

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Page 239: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

択済属性」ペインに移動します。

2. 「選択済属性」ペインで、参照タイプまたは値セットを使用して検証する属性を選択し、「編集」をクリックします。

3. 必要に応じて、「編集」ダイアログ・ボックスのメイン・タブに詳細を入力します。

既存の値リストの詳細を編集する場合は、必要に応じて、メイン・タブでリスト表示タイプを変更できます。

4. 「値リスト」タブをクリックします。

5. 必要に応じて、「値リスト・ソース」の値を「参照」または「値セット」に設定します。

6. 参照タイプまたは値セットの名前を選択します。

7. 生成されたスプレッドシートにLOVを選択リストとして表示するか、検索可能な値リストとして表示するかを指定します。

ヒント: 値リストに20個を超えるエントリがある場合、スプレッドシート・ユーザーには検索可能な値リストの方が適しています。選択リストを使用するのは、選択肢が限定的な数の場合のみにしてください。

8. LOVに表示する属性を選択します。

9. 選択リストまたは検索からスプレッドシートに返される値を指定します。

LOVが検索可能な値リストである場合、フィルタおよび検索基準を追加できます。

フィルタ基準を追加して、ユーザーが属性値の返されたリストをフィルタできるようにします。

検索基準を追加して、返された属性値のリストをユーザーが検索できるようにします。

フィルタ基準を追加するには、「フィルタ基準」セクションで次のようにします。

1. 「フィルタ基準」フィールドで値を選択し、「追加」をクリックします。「表示基準」および「バインド変数」の値は自動的に入力されます。

2. 各表示基準の「式タイプ」の値を次のいずれかの値に設定します。

定数

属性

3. 「式タイプ」が「定数」または「式」に設定されている場合は、「値」フィールドに定数または式を入力します。「式タイプ」が「属性」に設定されている場合は、「値」フィールドで属性を選択します。

検索基準を追加するには、「検索基準」セクションで次のようにします。

1. 「検索基準」フィールドで値を選択し、「追加」をクリックします。「検索基準」および「属

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性」フィールドは自動的に入力されます。

2. 追加の検索基準に対してステップ1を繰り返します。

「OK」をクリックして、「編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。

ビュー・オブジェクトを使用した属性の検証

次の手順に従います。

1. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスク・フローの「設計」タブで、サロゲートIDおよびユーザー・キー属性の両方を「選択済属性」ペインに移動します。

2. サロゲートID属性を編集します。「編集」ダイアログ・ボックスの「値リスト」タブで、「値リスト・ソース」フィールドには、ビュー・オブジェクトへのフルパスが表示されます。たとえば、「部門ID」属性の場合、次の値が表示されます。oracle.apps.hcm.organizations.publicView.DepartmentPVO

このパスをコピーし、「編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。

3. 主ユーザー・キー属性を編集し、「値リスト・ソース」を「ビュー・オブジェクト」に設定します。

4. 「値リスト・ソース」フィールドで、サロゲートID属性からコピーしたビュー・オブジェクトへのフルパスを貼り付けます。

5. 「表示方法」の設定を「検索可能な値リスト」のままにします。

6. 検索可能なリストに表示する属性を選択します。

7. 検索からスプレッドシートに返される属性値を識別します。通常、サロゲートIDと1つ以上のユーザー・キー値の両方を含めます。ユーザー・キー値はスプレッドシート・ユーザー用で、サロゲートIDはデータのロードに使用されます。属性の「編集」ダイアログ・ボックスで「表示」オプションの選択を解除することで、生成されたスプレッドシートでサロゲートID属性を非表示にできます。

8. 必要に応じて、フィルタおよび検索基準を入力します。

9. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。

スプレッドシート・テンプレートの自動生成される属性値: 説明就業者オブジェクト用のスプレッドシート・テンプレートでは、「個人番号」や「アサイメント番号」など、一部の属性の値が自動的に生成されるように指定できます。たとえば、就業者スプレッドシート・テンプレートの「設計」ページで、「選択済属性」パネルの「個人番号」属性を編集し、「自動生成」を選択します。この場合、ユーザーは、生成されるスプレッドシートに個人番号値を指定する必要はありません。ただし、関連レコードを識別して一緒に処理できるように、一意の識別子を引き続き指定する必要があります。したがって、生成されたスプレッドシートに「個人番号」が表示され、かつ、その値が一意の識別子である必要があります。この値は個人番号として使用されません。個人番号は、就業者レコードが正常に作成されたときに生成されます。

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ユーザーがこの一意の識別子を論理オブジェクトに指定することが確実になるように、次のルールがテンプレート定義に適用されます。

属性に対して「自動生成」オプションを選択すると、「必須」オプションが自動的に選択され、読取り専用となります。

「必須」オプションが選択され、「デフォルト値」フィールドが「なし」に設定されている場合、「表示」オプションが自動的に選択され、読取り専用となります。

デフォルトの列見出しが定義されています。たとえば、「個人番号」属性の場合、列見出しは「個人一意識別子」です。「アサイメント番号」属性の場合、列見出しは「アサイメント一意識別子」です。デフォルトの列見出しは変更できます。

属性のデフォルトの摘要では、一意の識別子を指定する必要があることが示されます。この摘要は編集できます。

テンプレートから生成されたスプレッドシートには、必要に応じて、「個人番号」属性または「アサイメント番号」属性が、新しい列見出しおよび摘要とともに含まれます。レコードが確実に正常にロードされるように、属性値にはユーザーが一意の識別子を入力する必要があります。

スプレッドシート・テンプレートのコピー: 手順スプレッドシート・テンプレートをコピーし、そのコピーを編集すると、新しいスプレッドシート・テンプレートを効率的に作成できます。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートをコピーする方法について説明します。このタスクは、「データ交換」作業領域で実行します。

スプレッドシート・テンプレートのコピー

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択します。

2. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、コピーするスプレッドシート・テンプレートを検索します。

3. 検索結果でスプレッドシート・テンプレートを選択し、テンプレートの「処理」メニューから「コピー」を選択します。

4. 「テンプレートのコピー」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。

1. 「名前」フィールドにスプレッドシート・テンプレートの一意の名前を入力します。

2. 「コード」の値は、名前の値に基づいて自動的に作成されます。コード値は上書きできます。

3. テンプレートが国別仕様固有である場合は、国別仕様データ・グループを選択します。

注意: 「サポートされている処理」の値は変更できません。たとえば、ソース・スプレッドシートで「サポートされている処理」が「削除のみ」に設定されている場合、そのスプレッドシートのコピーには同じ値が含まれます。

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必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。

5. 「OK」をクリックします。

5. 「OK」をクリックして、「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。

6. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、新しいスプレッドシート・テンプレートを検索します。

7. 検索結果で、編集用に開くスプレッドシート・テンプレートの名前をクリックします。

任意のステータスのスプレッドシート・テンプレートをコピーできますが、新しいスプレッドシート・テンプレートのステータスは常に「下書き」です。テンプレートを使用する準備が整ったら、ステータスを「アクティブ」に変更します。アクティブなスプレッドシート・テンプレートは、「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」ページで使用できます。

スプレッドシート・テンプレートのエクスポートおよびインポート: 手順スプレッドシート・テンプレートを他の環境にインポートすると、そのテンプレートを再作成する必要がなくなります。たとえば、スプレッドシート・テンプレートをテスト環境からエクスポートし、それを本番環境にインポートできます。このトピックでは、スプレッドシート・テンプレートをエクスポートおよびインポートする方法について説明します。これらのタスクは、「データ交換」作業領域で実行します。

スプレッドシート・テンプレートのエクスポート

ソース環境で、次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの管理」を選択します。

2. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、エクスポートするスプレッドシート・テンプレートを検索して選択します。

3. スプレッドシートの「処理」メニューから、「エクスポート」を選択します。

4. 「オープン」ダイアログ・ボックスで、「ファイルの保存」を選択し、「OK」をクリックします。

5. ファイル名のダイアログ・ボックスで、ファイルの場所を選択し、「保存」をクリックします。

ファイルは指定した場所にXML形式でエクスポートされます。ファイルをターゲット環境に提供します。

スプレッドシート・テンプレートのインポート

ターゲット環境で次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・テンプレートの

4.

242

Page 243: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

管理」を選択します。

2. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、「インポート」をクリックします。

3. 「インポート」ダイアログ・ボックスで、次のようにします。

1. スプレッドシート・テンプレートの一意の名前を入力します。この名前は、ターゲット環境に適用されます。

2. 「コード」フィールドは、名前の値に基づいて自動的に入力されます。値は上書きできます。

3. テンプレートが国別仕様固有である場合、国別仕様データ・グループを選択します。

4. 「ファイルの選択」をクリックして、テンプレート・ファイルを選択します。

5. 必要に応じて、摘要を入力してカテゴリを選択します。

6. 「インポート」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、テンプレートをインポートします。

「OK」をクリックして、「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。

4. 「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページで、インポートしたテンプレートを検索します。

インポートしたスプレッドシート・テンプレートのステータスは、常に「下書き」です。テンプレートを使用する準備が整ったら、ステータスを「アクティブ」に変更します。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートに関するFAQ

スプレッドシート・テンプレートで属性を非表示にできますか。

はい。テンプレートの「設計」タブの「選択済属性」パネルで、属性を編集します。「編集」ダイアログ・ボックスで、「表示」オプションの選択を解除します。

セッション・ユーザーとしてスプレッドシートからデータをロードできますか。はい。スプレッドシートの生成元となるスプレッドシート・テンプレートで、「次としてデータをアップロード」を「セッション・ユーザー」に設定する必要があります。この設定は、保護されていないオブジェクト専用です。

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1. HCMとの統合2. HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロード

22HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードこの章の内容は次のとおりです。

スプレッドシートの生成: 手順

スプレッドシートへのデータのインポート: 手順

スプレッドシート・データ・セットの管理: 手順

データのアップロード: 作業例

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータの削除: 説明

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードに関するFAQ

スプレッドシートの生成: 手順HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用してデータをロードするには、まずスプレッドシート・テンプレートからスプレッドシートを生成する必要があります。このトピックでは、スプレッドシート生成してローカルに保存する方法について説明します。このタスクは、「データ交換」作業領域で実行します。

スプレッドシートの生成

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」を選択します。

2. 「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」ページでは、保存済の検索が自動的に実行されます。使用するテンプレートが表示されていない場合は、「フィルタの表示」をクリックし、テンプレートの検索語を入力して「検索」をクリックします。

ヒント: 検索結果で、テンプレートの「テンプレート概要」アイコンをクリックします。「テンプレート概要」ダイアログ・ボックスに、テンプレートでサポートされる属性のリストが表示されます。

3. 使用するテンプレートの名前をクリックします。

4. GenericHdlSpreadsheet.xlsxのオープン・ダイアログ・ボックスで、「ファイルの保存」を選択し、「OK」をクリックします。

5. ファイル名ダイアログ・ボックスで、場所を選択してスプレッドシートを保存します。

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これで、スプレッドシートにデータを入力し、アップロードできるようになりました。

関連トピック

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレート: 説明

スプレッドシートへのデータのインポート: 手順スプレッドシートにアップロードするデータを移入するには、データを手動で入力するか、ファイルからインポートします。このトピックでは、データをファイルからスプレッドシートにインポートする方法について説明します。

ファイルからのデータのインポート

次の手順に従います。

1. スプレッドシートをまだ開いていない場合は開き、プロンプトが表示された場合はサインインします。

2. データ・セットにデータをインポートします。データ・セットを作成するか、既存のデータ・セットを使用できます。

データ・セットを作成するには、「スプレッドシート・ローダー」ツールバーで「データ・セットの作成」をクリックします。この新しいデータ・セットには、名前が自動的に割り当てられます。データ・セット名は上書きできます。

既存のデータ・セットを使用するには、スプレッドシートの「検索」セクションでその名前を選択し、「検索モード」の値を選択します。「スプレッドシート・ローダー」ツールバーの「検索」をクリックします。

3. 「スプレッドシート・ローダー」ツールバーで、「ファイルのインポート」をクリックします。「ファイルからインポート」ダイアログ・ボックスが開きます。

4. 「ファイルからインポート」ダイアログ・ボックスで、次の表に示す「ファイル・タイプ」の値のいずれかを選択します。

ファイル・タイプ 摘要

カンマ区切りの値 カンマ区切りの(.csv)ファイル

パイプ区切りの値 区切りデータ(.dat)ファイル

その他のファイル・タイプユーザーが指定したセパレータのテキスト・ファイル(.txt)

XMLファイル・タイプ XMLファイル

ヒント: CSVおよびXMLファイル・テンプレートをスプレッドシート・テンプレートからダウン

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ロードできます。これらを使用して、データを同じテンプレートから生成されたスプレッドシートにロードします。

5. 「XMLファイル・タイプ」以外のファイル・タイプについては、ファイルにヘッダーを含めるかどうかを指定します。

ヘッダーは、ファイルに値が含まれている属性の名前を示します。この場合、ファイル内の属性の順序は、スプレッドシートの列の順序と一致している必要はありません。「ヘッダーを含む」の選択を解除した場合、ファイル内の値の順序は、スプレッドシート内の列の順序と一致している必要があります。

XMLファイルで、属性値に使用されるXMLタグは、スプレッドシート・テンプレートに構成されている属性キーを使用する必要があります。

6. 「参照」をクリックして、インポートするファイルを選択します。

7. 「XMLファイル・タイプ」以外のファイル・タイプについては、「拡張ファイル・オプション」セクションを展開します。次の表に示すように、選択したファイル・タイプのオプションを指定します。デフォルト値が指定されている場合は使用できます。

ファイル・タイプ ファイル・セパレータ

エスケープ・インジケータ 改行インジケータ

カンマ区切りの値 適用なし 1から10文字 1から10文字

パイプ区切りの値 適用なし 1から10文字 1から10文字

その他のファイル・タイプ 1から10文字 1から10文字 1から10文字

「改行コマンド」フィールドに、指定した「エスケープ・インジケータ」および「改行インジケータ」の値から作成された改行コマンドが表示されます。

8. 「OK」をクリックして、選択したファイルからデータをインポートします。データがインポートされた後、インポートされた属性値を編集できます。

注意: インポートしたデータのいくつかの検証が実行されます。エラーは、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列に自動的に表示されます。データのアップロードを試行する前に、エラーを修正します。

スプレッドシート・データ・セットの管理: 手順データ・セットは、同じスプレッドシートのインスタンスからロードされ、同じデータ・セット名で識別されるすべてのデータです。データは、スプレッドシート・テンプレートから一度にすべてロードできます。または、データ行を既存のスプレッドシートに追加し、それらのデータ行を既存のデータ・セットにアップロードすることもできます。このトピックでは、スプレッドシートのデータ・セットを作成および管理する方法について説明します。

データ・セットの作成

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Page 247: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の手順に従います。

1. 生成されたスプレッドシートを開きます。

2. 「接続」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックして、プロンプトが表示されたらサインインします。数秒後、スプレッドシートに、選択したスプレッドシート・テンプレートのすべての属性が表示されます。

3. スプレッドシート・ツールバーで「スプレッドシート・ローダー」タブをクリックします。

4. 「データ・セットの作成」をクリックし、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。データ・セット名がテンプレート名および日時に基づいて自動的に生成されますが、上書きできます。名前は、スプレッドシート・テンプレートに対して一意である必要があります。

5. 「OK」をクリックして確認ダイアログ・ボックスを閉じます。

スプレッドシートにデータを手動で入力するか、ファイルからインポートできます。

データ・セットの更新

既存のデータ・セットを取得するには、次の手順に従います。

1. 元のスプレッドシートを開くか、新しいスプレッドシートを同じテンプレートから元のスプレッドシートとして生成します。

2. 「検索」ヘッダーの下にある「データ・セット名」フィールドで、更新するデータ・セットの名前を選択します。使用可能なデータ・セットは次のとおりです。

同じスプレッドシート・テンプレートから現在のスプレッドシートとして生成されたスプレッドシートからアップロードされたもの。

ステージ表にまだ存在するもの。ステージ表から削除したデータ・セットは更新できません。

3. 「検索モード」の値を選択します。データ・セット内のすべてのレコードまたはロードに失敗したレコードのみを取得できます。

4. 「スプレッドシート・ローダー」ツールバーで、「検索」をクリックします。指定したデータ・セット・レコードがスプレッドシートにダウンロードされます。

失敗した行を訂正することや新しい行を追加することはできますが、正常にロードされた行は更新できません。追加する行は、更新するデータ・セットに属します。データをアップロードすると、新しい行と更新された行のみがステージ表にインポートされます。

データ・セットの保存「スプレッドシート・ローダー」ツールバーの「保存」をクリックして、データ・セットを定期的にHCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートできます。データは、「アップロード」をクリックするまではアプリケーション表にロードされません。「保存」処理では、次の操作を実行できます。

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データを一定期間ステージ表にインポートできます。たとえば、給与調整の入力や保存は1週間を通して実行できますが、アップロードできるのは週末のみです。

定期的に1つのデータ・セットに保存する大量のデータを作成できます。それらのデータをスプレッドシートで一度にすべて管理する必要はありません。

複数のユーザーが同じデータ・セット内の処理するデータを指定できます。

関連トピック

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表の維持: 手順

データのアップロード: 作業例この例では、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して営業部門のジョブをアップロードする方法を示します。

この表には、このシナリオの重要な意思決定が要約されています。

考慮する決定事項 この例の場合

ロードしているビジネス・オブジェクトは何か。 ジョブ

使用するスプレッドシート・テンプレート Sales Jobs

スプレッドシートへの移入方法ファイルSales_Jobs.csvをインポートします。これはヘッダーを含み、\n改行コマンドを使用するカンマ区切りファイルです。

データ・セットを作成するか、既存のデータ・セットにファイルをインポート

するか。データ・セットを作成します。

タスクの概要

次の方法でジョブをアップロードします。

1. スプレッドシートの生成

2. スプレッドシートへのジョブ・オブジェクトのインポート

3. ジョブのアップロードおよびエラーの修正

前提条件

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Page 249: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

このタスクを完了するには、次のことが必要になります。

1. デスクトップ・クライアントOracle ADF 11g Desktop Integration Add-in for Excelをインストールしておく必要があります。

2. Microsoft Excelで「セキュリティ センターの設定」の「VBAプロジェクト オブジェクト モデルへのアクセスを信頼する」を有効にしておく必要があります。

3. Sales Jobsスプレッドシート・テンプレートが存在し、アクティブになっている必要があります。

4. Sales_Jobs.csvファイルが存在する必要があります。

スプレッドシートの生成1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」を選択します。

2. 「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」ページで、「フィルタの表示」をクリックします。

3. 「名前」フィールドにSales Jobsと入力し、「検索」をクリックします

4. 検索結果で、Sales Jobsテンプレートの名前をクリックします。

5. スプレッドシートのダイアログ・ボックスで、「ファイルの保存」を選択し、「OK」をクリックします。

6. ファイル名のダイアログ・ボックスで、場所を選択します。「ファイル名」フィールドにSalesJobs.xlsxと入力し、「保存」をクリックします。

スプレッドシートへのジョブ・オブジェクトのインポート1. SalesJobs.xlsxスプレッドシートを開き、プロンプトが表示されたらサインインします。

2. 「スプレッドシート・ローダー」ツールバーで、「データ・セットの作成」をクリックします。「OK」をクリックして警告メッセージを閉じ、「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。

データ・セットが、生成された名前で作成されます。

3. 「スプレッドシート・ローダー」ツールバーで、「ファイルのインポート」をクリックします。

4. 次の表に示すように、「ファイルからインポート」ダイアログ・ボックスのフィールドに入力します。

フィールド 値

ファイル・タイプ カンマ区切りの値

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ヘッダーを含む はい

ファイル Sales_Jobs.csv

エスケープ・インジケータ \

改行インジケータ n

5. 「OK」をクリックします。

6. スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列に報告されたインポート・ファイルのエラーを修正します。

ジョブのアップロードおよびエラーの修正1. 「スプレッドシート・ローダー」ツールバーで、「アップロード」をクリックします。

データがステージ表にインポートされます。正常にインポートされたオブジェクトは、自動的にアプリケーション表にロードされます。

2. 「リフレッシュ」をクリックします。

インポートとロードの両方のエラーは、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列に自動的に報告されます。

3. スプレッドシートのエラーを修正します。

4. すべての行が正常にインポートおよびロードされるまで、「ジョブのアップロードおよびエラーの修正」のステップ1から繰り返します。

5. スプレッドシートを閉じます。

関連トピック

Excelのデスクトップ統合の設定: 手順

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータの削除: 説明HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用すると、ビジネス・オブジェクトをその作成方法に関係なく削除できます。このトピックでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用してデータを削除する方法について説明します。

スプレッドシート・テンプレートの設計データを削除するには、スプレッドシート・テンプレートを作成し、「サポートされている処理」の値を「削除のみ」に設定します。テンプレートから生成されたスプレッドシートを使用して、指定さ

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れたオブジェクトを削除できます。「サポートされている処理」フィールドの「削除のみ」オプションは、削除可能なコンポーネントが1つ以上あるオブジェクトについてのみ使用できます。「スプレッドシート・テンプレートの管理」ページの「設計」タブに表示されるオブジェクト・コンポーネントは、削除できます。たとえば、ジョブ・オブジェクトの場合は、ジョブ難易度、ジョブ有効等級、ジョブその他情報およびジョブ国別仕様その他情報のコンポーネントが表示されます。親ジョブ・コンポーネントは削除できないため、表示されません。

「設計」ページの「選択済属性」パネルに属性を移動すると、コンポーネントの削除に必要なすべての属性が同時に移動します。

スプレッドシート・テンプレートのコピー

スプレッドシート・テンプレートをコピーする場合、サポートされている処理は変更できません。したがって、ソース・テンプレートで、サポートされている処理として「削除のみ」が設定されている場合、そのコピーにも同じサポートされている処理が設定されます。

スプレッドシートのアップロード

スプレッドシートを使用してオブジェクト・コンポーネントを削除するには、コンポーネントを特定するための属性値をスプレッドシートに入力してアップロードします。親コンポーネントを削除すると、その子コンポーネントが自動的に削除されます。

ヒント: 「データのインポートおよびロード」ページで進捗をモニターできます。データ・セットをファイル・タイプで検索して、スプレッドシートからロードされたデータをリストします。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのインポートおよびロードに関するFAQ

エラーを修正するには、どうすればよいですか。データのアップロード元のスプレッドシートにあるエラーを修正します。エラーは、「リフレッシュ」をクリックすると、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列に報告されます。エラーを修正した後、「アップロード」を再度クリックします。

有効日データをロードできますか。

はい。有効日オブジェクトを作成、更新および訂正できます。有効日履歴をロードするには、日付範囲ごとに個別の行を指定します。

有効日オブジェクトのロード中に最初の有効日と最終有効日を変更できますか。はい。必要に応じて、「最初の有効開始日の置換」属性と「最終有効終了日の置換」属性をスプレッドシート・テンプレートに含めます。スプレッドシート・ユーザーは、これらの属性を「Y」に設定し、改訂した日付を「有効開始日」および「有効終了日」属性に指定します。

一部のオブジェクトでは、これらの日付のうち1つのみを変更できます。

翻訳されたオブジェクトをロードできますか。

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はい。翻訳オブジェクトに対して、個別のスプレッドシート・テンプレートを作成する必要はありません。かわりに、「言語」などの翻訳属性をベース・オブジェクトのスプレッドシート・テンプレートに組み込みます。テンプレートから生成されたスプレッドシートを使用して、ベース・オブジェクトと翻訳データの両方を保守できます。

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. ロード後処理

23ロード後処理この章の内容は次のとおりです。

データのロード後に実行するプロセス

ロード後処理の実行: 考慮する点

ロード・データの検証: 説明

データのロード後に実行するプロセスデータ移行または増分更新が正常に完了した後、一部のビジネス・オブジェクトの設定を完了するために、複数のプロセスを実行する必要があります。このトピックでは、これらのプロセスについて説明します。

次の表は、就業者オブジェクトをロードした後に実行するプロセスを示しています。また、次の表では、すべてのプロセスを手動で実行する場合の実行順序も示しています。デフォルトでは、次の2つのプロセスは、就業者オブジェクトのロードが完了したときに自動的に実行されます。

マネージャ階層のリフレッシュ

個人検索キーワードの更新

これらのうちいずれかまたは両方のプロセスが自動的に実行されないようにするには、Worker.datファイルでSET命令を使用します。または、構成パラメータを設定して、企業のプロセスを実行できないようにすることもできます。

プロセス 順序

個人レコードの同期化 1

マネージャ階層のリフレッシュ 2

個人検索キーワードの更新 3

個人検索キーワード索引の最適化 4

すべてのユーザーの自動プロビジョニング・ロール 5

待ち状態のLDAP要求の送信 6

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LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信 7

個人名への名前書式の適用 適用なし

これらのプロセスは、「スケジュール済プロセス」作業領域で実行します。「ナビゲータ」→「ツール」→「スケジュール済プロセス」を選択します。

プロセス摘要

個人名への名前書式の適用

名前書式を追加または更新するとき、「表示名」、「リスト名」、「氏名」または「順序名」の各書式を非正規化個人名データに適用します。オプションで、このプロセスは1つの国に対して実行できます。

すべてのユーザーの自動プロビジョニング・ロール

現在のロール・プロビジョニング・ルールに基づいてロールをプロビジョニングおよび削除する要求を生成します。

個人検索キーワード索引の最適化

PER_KEYWORDS表の索引を最適化して、検索パフォーマンスを向上させます。デフォルトでは、このプロセスは最大180分実行され、完全最適化を実行します。別の「最大最適化時間」を入力できます。「索引の再構築」オプションを選択すると、「最大最適化時間」の値が無視されます。索引の再構築には、時間がかかる可能性があります。

「個人検索キーワードの更新」を実行するたびに、このプロセスを実行してください。該当のプロセスが完了した後に実行します。

マネージャ階層のリフレッシュ

パフォーマンス上の理由により、各個人の完全なマネージャ階層が、アクティブなデータ表から抽出されます。この階層は、非正規化マネージャ階層と呼ばれる個別のマネージャ階層表(PER_MANAGER_HRCHY_DN)に格納されます。このアプローチにより、個人のマネージャ階層が、アクセスしやすくなると同時に、最新の状態に維持されます。「マネージャ階層のリフレッシュ」プロセスは、非正規化マネージャ階層表に、各データ・ロード後の最新情報を移入します。

このプロセスの自動実行が有効化されていない場合は、すべてのデータがロードされた後、手動で実行します。

待ち状態のLDAP要求の送信

ユーザー・アカウント要求およびロール・プロビジョニング要求をLDAPディレクトリに送信します。

LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信

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Page 255: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

LDAPディレクトリに保持された個人データとOracle HCM Cloudで保持されたデータを一致させます。

個人レコードの同期化

使用するOracle Cloudアプリケーション(Oracle Fusion Trading Community Modelなど)に、最終データのロード以降の個人およびアサイメント詳細への変更を通知します。

1回のみロードする場合は、「バッチ・ロード後」パラメータを「はい」に設定してこのプロセスを送信します。「日付: 自」フィールドに、ロードの開始日を入力します。「日付:至」フィールドに、ロードの終了日を入力します。個人レコードの日常的な変更を伴う継続的な更新の場合は、開始日と終了日を指定しないでプロセスをスケジュールします。

個人検索キーワードの更新

個人、雇用およびプロファイル・レコードの複数の属性が、個人検索キーワードとして使用されます。このプロセスは、インストールされているすべての言語のキーワード値を元のレコードからPER_KEYWORDS表にコピーし、索引を付けて検索パフォーマンスを向上させます。

「名前」フィールドで個人名を選択し、1人の就業者に対してこのプロセスを実行します。このフィールドを空白にすると、このプロセスがすべての就業者に対して実行されるため、時間がかかる可能性があります。パフォーマンスの問題を回避するには、このプロセスの「バッチ・ロード後」パラメータを「はい」に設定して送信します。この場合、このプロセスは、新しいレコードのキーワードを作成しますが、既存のレコードのキーワードは更新しません。「バッチID」フィールドは空白にします。

ツリーのロード後に実行する処理

部門ツリー・ノードまたは組織ツリー・ノードをロードした後、ツリー・バージョンをアクティブ化する必要があります。詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドを参照してください。

関連トピック

待ち状態のLDAP要求の送信: 説明

LDAPへの個人データの送信: 説明

自動プロビジョニング: 説明

SET命令

ロード後処理の実行: 考慮する点このトピックでは、一部のロード後処理の追加ガイダンスについて説明します。特に、プロセスが必須の場合とオプションの場合について説明します。

待ち状態のLDAP要求の送信就業者レコードをロードした後は、常に「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行する必要があります。「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行すると、次のようになります。

新規就業者のユーザー・アカウントが作成されます。

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Page 256: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ロールは、現在のロール・マッピングでの指定に従って、ユーザー・アカウントにプロビジョニングされます。

新しい就業者をロードするときに適切なロール・マッピングが存在しない場合、ユーザー・アカウントは作成されますが、ロールはプロビジョニングされません。ロールが指定されていないユーザー・アカウントは、「待ち状態のLDAP要求の送信」が完了するときに自動的に停止されます。また、停止されたユーザー・アカウントに対する後続のロール・プロビジョニング要求は、処理が遅くなる場合があります。このシナリオを回避するには、次のようにします。

1. 就業者レコードをロードする前に、ロール・マッピングを作成して、現在のそれぞれの就業者に少なくとも1つのロール(従業員など)をプロビジョニングします。

2. 退職済就業者のユーザー・アカウントが作成されないようにします。「設定および保守」作業領域で、「退職就業者のユーザー・アカウント作成」オプションを「いいえ」に設定します。

機能領域: ワークフォース・ストラクチャ

タスク: 企業HCM情報の管理

3. 就業者レコードをロードします。

注意: 就業者をロードする前に、常に、ロード対象の就業者に対するロール・マッピングを作成します。このロール・プロビジョニング・ルールを適切に設定することで、新規ユーザー・アカウントが不必要に停止されないようにします。

すべてのユーザーの自動プロビジョニング・ロール

就業者をロードする前にロールを自動プロビジョニングするロール・マッピングを作成した場合、就業者レコードの初期ロードまたは就業者レコードのみのロードの後、このプロセスを実行する必要はありません。ただし、ロール・マッピングを作成する前に就業者をロードする場合、このプロセスを実行した後、ロードした就業者に対して「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行する必要があります。

増分更新後にこのプロセスを実行する必要はありません。ただし、自動プロビジョニング・ルールを変更するたびに、このプロセスを実行することをお薦めします。

LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信

このプロセスは、就業者レコードの初期ロードまたは就業者レコードのみのロードの後に実行します。増分ロードの後は、次の場合に、このプロセスを実行します。

変更したユーザーのみが対象になっていた場合

就業者をそのマネージャとは別にロードする場合

SQLスクリプトを使用して個人データを更新した場合

関連トピック

ロール・マッピング: 説明

ロール・マッピングの作成: 手順

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Page 257: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ロード・データの検証: 説明HCMデータ・ローダーによりデータが正常にロードされたら、ロードされたオブジェクトが期待どおりに表示されることを検証することをお薦めします。このトピックでは、ロードされたデータを検証できる方法をいくつか説明します。これらには次を使用します。

手動テスト

Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)レポート

HCM抽出

手動テストの使用方法

次のことが可能です。

代表的なサンプルを検索して、データを対話形式で検証します。たとえば、「ディレクトリ」または「個人の管理」作業領域で就業者を検索できます。また、就業者がマネージャの場合は、マネージャ階層も検索できます。

ワーク・ストラクチャを検索して検証します。たとえば、「ジョブの管理」ページでジョブを検索したり、「事業所の管理」ページで事業所を検索することができます。または、これらが選択可能であることをテストできます。たとえば、就業者のアサイメントを更新して、別のジョブまたは事業所を選択できます。

Oracle Transactional Business Intelligenceレポートの使用方法

事前定義済のOTBIレポートを使用して、アップロードされたデータを検証できます。これらのレポートを実行するには、次のようにします。

1. 「レポートおよび分析」作業領域を開きます。

2. 作業領域の「コンテンツ」ペインで、フォルダを開きます(「共有フォルダ」→「人材管理」)。「人材管理」フォルダの多くのサブフォルダには、「トランザクション分析サンプル」フォルダ(事前定義済レポートを含む)が格納されています。

領域の事前定義済レポートをリストするには、「コンテンツ」ペインの関連する「トランザクション分析サンプル」フォルダを選択し、「カタログの参照」アイコンをクリックします。「ワークフォース管理」など、選択した領域の事前定義済レポートのリストが作業領域に表示されます。たとえば、「ジョブ詳細」レポートを実行してアクティブなジョブをリストしたり、「事業所詳細」レポートを実行してアクティブな事業所をリストすることができます。

また、Oracle BI Publisherを使用して、独自のレポートを設計できます。Oracle BI Publisherを開くには、「レポートおよび分析」作業領域の「コンテンツ」ペインで、「作成」→「レポート」を選択します。

HCM抽出の使用方法HCM抽出を使用して、Oracle HCM Cloudからデータを抽出し、様々な形式で提供できます。これらの形式は、CSV、XML、Microsoft Excel、HTML、RTFおよびPDFです。

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Page 258: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. テスト環境の個人データのパージ

24テスト環境の個人データのパージこの章の内容は次のとおりです。

テスト環境の個人データのパージ: 説明

テスト環境の個人データのパージ: 手順

「テスト環境の個人データのパージ」プロセスによってパージされる表

テスト環境の個人データのパージ: 説明実装およびテスト中に、HCMデータのロード、テスト、パージおよび再ロードが必要になることがあります。テスト環境から個人データをパージするには、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを使用します。このトピックでは、プロセスを有効化し、そのパージ対象となるデータを識別する方法について説明します。

個人データのパージ・プロセスの有効化「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを使用するには、サービス要求(SR)を発行する必要があります。それに応じて、Oracle Supportからプロセスを有効化するためのキーが提供されます。環境固有のキーがある場合は、次の手順に従います。

1. 「設定および保守」作業領域で、オファリングの次の項目に移動します。

機能領域: HCMデータ・ローダー

タスク: HCMデータ・ローダーの構成

2. 「HCMデータ・ローダーの構成」ページで、「個人のパージ使用可能キー」パラメータの「値」フィールドに、Oracle Supportから入手したキーを入力します。

3. 「保存してクローズ」をクリックします。

これで、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを実行できるようになりました。

注意: 「テスト環境の個人データのパージ」プロセスは、本番環境では実行できません。

個人データのパージ「テスト環境の個人データのパージ」プロセスでは、パスポート、市民権レコード、免許、Eメール、住所、国別識別子およびその他情報タイプのデータなどの個人レコードがパージされます。また、次のタイプの依存データもパージします。

休暇欠勤

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Page 259: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

アサイメント(その他情報タイプを含む)

福利厚生

計算カード

報酬

連絡先および連絡先続柄

文書および添付ファイル

エレメント・エントリ

目標

給与関係

パフォーマンス・レコード

ロールとユーザーの詳細

タレント・プロファイル

雇用関係

テスト環境でユーザー・アカウントの削除要求が生成されます。これらの要求を処理するには、「テスト環境の個人データのパージ」が完了した後で「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスを実行する必要があります。

パージ・プロセスからの除外「テスト環境の個人データのパージ」プロセスでは、次のタイプのデータはパージされません。

事前定義済の個人データ。

HCMファイル・ベース・ローダーを使用してロードされた個人データ。

Oracle Trading Community Architecture (TCA)データ。

このプロセスでは、TCA表内の依存TCAレコードは非アクティブ化されますが、それらがパージされることはありません。

処理済の給与計算処理が関連付けられている就業者はパージされません。このような就業者をパージするには、関連する給与プロセスを事前にロールバックする必要があります。

テスト環境の個人データのパージ: 手順このトピックでは、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスの実行方法について説明します。このプロセスをテスト環境で使用可能にする必要があります。また、このトピックでは、「待ち状態のLDAP要求の送信」を実行して、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスによって生成されたユーザー削除要求を処理する方法についても説明します。

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「テスト環境の個人データのパージ」プロセスの実行

このプロセスを実行するには、「テスト環境の個人データのパージ」機能セキュリティ権限を持っている必要があります。事前定義された「人材管理統合スペシャリスト」ジョブ・ロールには、この権限が含まれます。

サインインし、次のステップを実行します。

1. 「ナビゲータ」→「ツール」→「スケジュール済プロセス」を選択します。

2. 「スケジュール済プロセス」作業領域で、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

3. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを検索して選択します。

4. 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、パージする個人データを識別するために、次のいずれかのパラメータを設定します。

パラメータ

摘要

個人ID

1つ以上の個人IDを指定します。複数のIDは、100010034148157,100010034148169,100010034148181,100010034148192のように、カンマで区切ります。

個人番号

1つ以上の個人番号を指定します。複数の番号を指定する場合は、カンマで区切ります。ワイルドカード文字を使用して、PER%,Test%,%abc%のように値の一部を指定することもできます。

個人問合せ

データ・パージの対象となるすべての個人の個人IDを返すSQL問合せを入力します。

姓がJohnという文字で始まるすべての個人レコードの個人IDを返すには、次のSQL問合せを使用します。SELECT papf.person_id FROM per_all_people_f papf, per_person_names_f ppnf WHEREppnf.last_name like 'John%' and ppnf.person_id = papf.person_id

テスト環境のすべての個人IDを返すには、次のSQL問合せを使用します。SELECT person_id FROM per_all_people_f

5. 「保存」パラメータを次のように設定します。

「保存」の値 摘要

260

Page 261: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

N プロセスによってデータがパージされる個人をリストします。データはパージされません。

Y 個人データをパージします。

6. 「送信」をクリックします。

ヒント: このプロセスの所要時間は、パージするデータの量によって異なります。このプロセスは、その最終段階としてクリーン・アップ操作が含まれるため、取り消さないでください。プロセスを取り消した場合は、プロセスの次回実行時にクリーン・アップ操作が再開されます。

「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスの実行「テスト環境の個人データのパージ」によって、LDAPディレクトリからユーザー・アカウントを削除する要求が生成されます。これらの要求を処理するには、「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスを実行します。このプロセスがテスト環境で実行するようにスケジュールされていない場合は、「テスト環境の個人データのパージ」が完了したら、次の手順に従います。

1. 「スケジュール済プロセス」作業領域で、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

2. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスを検索して選択します。

3. 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、次の操作を実行します。

1. 「ユーザー・タイプ」を「すべて」に設定します。

2. 「バッチ・サイズ」は「A」に設定されたままにします。これは、バッチ・サイズが自動計算されるという意味です。

4. 「送信」をクリックします。

「テスト環境の個人データのパージ」プロセスによってパージされる表このトピックでは、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを実行したときにパージされる表をリストします。

製品 Table

ANC_PER_ABS_CERTS

ANC_PER_ABS_ENTRIES

ANC_PER_ABS_ENTRY_DTLS

ANC_PER_ABS_MATERNITY

ANC_PER_ABS_PLAN_ENTRIES

261

Page 262: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

休暇欠勤管理ANC_PER_ABS_PLN_SUMM_ENT

ANC_PER_ABS_TYP_LNKG

ANC_PER_ABS_TYPE_ENTRIES

ANC_PER_ACCRUAL_ENTRIES

ANC_PER_ACRL_ENTRY_DTLS

ANC_PER_EVENTS

ANC_PER_PLAN_ENROLLMENT

BEN_BATCH_ACTN_ITEM_INFO

BEN_BATCH_BNFT_CERT_INFO

BEN_BATCH_COMMU_INFO

BEN_BATCH_DPNT_INFO

BEN_BATCH_ELCTBL_CHC_INFO

BEN_BATCH_ELIG_INFO

BEN_BATCH_LER_INFO

BEN_BATCH_RATE_INFO

BEN_BENEFIT_ACTIONS

BEN_BENEFIT_RELATIONS_F

BEN_CVRD_DPNT_CTFN_PRVDD

BEN_ELCTBL_CHC_CTFN

BEN_ELIG_CVRD_DPNT

BEN_ELIG_DPNT

BEN_ELIG_FLX_CRDT_POOL_CHC

BEN_ELIG_PER_ELCTBL_CHC

BEN_ELIG_PER_F

BEN_ELIG_PER_OPT_F

BEN_ELIG_RSLT_F

BEN_ENRT_BNFT

262

Page 263: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

福利厚生 BEN_ENRT_RT

BEN_EXTRACT_DETAILS_ARCH

BEN_EXTRACT_REQ_DETAILS

BEN_FLEX_CRDT_LDGR

BEN_PER_BENEFIT_GROUP_F

BEN_PER_BNF_ORG

BEN_PER_BNFTS_BAL_F

BEN_PER_IN_LER

BEN_PER_LE_HABITS_COV_F

BEN_PERSON_ACTIONS

BEN_PIL_ELCTBL_CHC_POPL

BEN_PL_BNF

BEN_PL_BNF_CTFN_PRVDD

BEN_PRTT_ENRT_ACTN

BEN_PRTT_ENRT_CTFN_PRVDD

BEN_PRTT_ENRT_RSLT

BEN_PRTT_LEG_DISCMR_ACTN

BEN_PRTT_RT_VAL

BEN_PTNL_LER_FOR_PER

BEN_REL_ASSIGNMENTS_F

BEN_REPORTING

CMP_BUDGET_AUDIT

CMP_BUDGET_USAGES

CMP_CWB_ALERTS

CMP_CWB_APPROVAL_HISTORY

CMP_CWB_AUDIT

CMP_CWB_FEEDBACK

263

Page 264: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

報酬管理

CMP_CWB_HRCHY

CMP_CWB_INTCPT_APPR_DTLS

CMP_CWB_MODEL_B

CMP_CWB_MODEL_DTL

CMP_CWB_MODEL_TL

CMP_CWB_PERF_RATINGS

CMP_CWB_PERSON_DEFAULTS

CMP_CWB_PERSON_ELEMENTS

CMP_CWB_PERSON_INFO

CMP_CWB_PERSON_RATES

CMP_CWB_POST_LOG

CMP_CWB_POST_PERSON

CMP_CWB_PROMOTIONS

CMP_CWB_RANKS

CMP_CWB_SUMMARY

CMP_CWB_SWITCH_MANAGERS

CMP_DYNAMIC_FILTER

CMP_INTERCEPT_APPROVERS

CMP_PERSON_BUDGETS

CMP_PROCESS_DATA

CMP_PROCESS_RUN_INFO

CMP_SALARY

CMP_SALARY_COMPONENTS

CMP_SALARY_EXPORT

CMP_STOCK_DETAILS

CMP_TCS_PER_ITEM_VALUE

CMP_TCS_PER_PERD

264

Page 265: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

CMP_TCS_PER_PERD_STMT

CMP_TCS_PER_PERD_STMT_CAT

CMP_TCS_PER_ROW_VALUES

CMP_TCS_REPORT_DETAILS

CMP_VC_PER_ELIG_PLANS

Oracle Middleware Extensions for Applications

FND_ATTACHED_DOCUMENTS

FND_DOCUMENTS

FND_DOCUMENTS_TL

FND_SESSION_USERS

ワークフォース・モデリング

HMO_MODEL_PLAN_DETAILS

HMO_MODEL_PLANS_B

HMO_MODEL_PLANS_TL

パフォーマンス管理

HRA_EVAL_ITEMS

HRA_EVAL_PARTICIPANTS

HRA_EVAL_RATINGS

HRA_EVAL_ROLE_ACTIONS

HRA_EVAL_ROLES

HRA_EVAL_SECTIONS

HRA_EVAL_STEPS

HRA_EVALUATIONS

目標管理

HRG_GOAL_ACCESS

HRG_GOAL_ACTIONS

HRG_GOAL_ALIGNMENTS

HRG_GOAL_TARGET_OUTCOMES

HRG_GOALS

265

Page 266: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

後任管理

HRM_PLANS

HRM_PLAN_CANDIDATES

HRM_PLAN_OWNERS

タレント・レビュー

HRR_DASHBOARDS

HRR_MEETINGS

HRR_MEETING_FACILITATORS

HRR_MEETING_PARTICIPANTS

HRR_MEETING_REVIEWEES

質問リスト

HRQ_QSTN_RESPONSES

HRQ_QSTNR_PARTICIPANTS

HRQ_QSTNR_RESPONSES

プロファイル管理

HRT_NOTES

HRT_POOL_MEMBERS

HRT_POOL_OWNERS

HRT_PROFILE_INTERESTS

HRT_PROFILE_ITEMS

HRT_PROFILE_KEYWORDS

HRT_PROFILE_MATCH_CRIT

HRT_PROFILE_RELATIONS

HRT_PROFILES_B

HRT_PROFILES_TL

ワークフォース管理

HWM_TM_REC

HWM_TM_REC_GRP

HWM_TM_REC_GRP_SUM

HWM_TM_REC_GRP_USAGES

266

Page 267: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

HWM_TM_REP_ATRB_USAGES

ワークフォース予測

HWP_ARCH_DATA_MINING_REASONS

HWP_ARCH_DATA_MINING_RESULTS

HWP_DATA_INPUT_VALUES

HWP_DATA_MINING_REASONS

HWP_DATA_MINING_RESULTS

HWP_WHATIF_PRED_DETAILS

グローバル給与

PAY_ASSIGNED_PAYROLL

PAY_ASSIGNED_PAYROLLS_DN

PAY_ASSIGNED_PAYROLLS_DN_

PAY_ASSIGNED_PAYROLLS_F

PAY_ASSIGNED_PAYROLLS_F_

PAY_DATES

PAY_DIR_CARD_COMPONENTS_F

PAY_DIR_CARD_COMPONENTS_F_

PAY_DIR_CARDS_F

PAY_DIR_CARDS_F_

PAY_DIR_COMP_DETAILS_F

PAY_DIR_COMP_DETAILS_F_

PAY_DIR_REP_CARD_USAGES_F

PAY_DIR_REP_CARD_USAGES_F_

PAY_DIR_REP_CARDS_F

PAY_DIR_REP_CARDS_F_

PAY_ELEMENT_ENTRIES_F

PAY_ELEMENT_ENTRIES_F_

PAY_ELEMENT_ENTRY_VALUES_F

267

Page 268: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

PAY_ELEMENT_ENTRY_VALUES_F_

PAY_ENTRY_PCT_DIST

PAY_ENTRY_PROC_DETAILS

PAY_ENTRY_USAGES

PAY_PAY_RELATIONSHIPS_DN

PAY_PAY_RELATIONSHIPS_F

PAY_PERSON_PAY_METHODS_F_

PAY_RANGE_ITEMS_F

PAY_RANGE_ITEMS_F_

PAY_REL_GROUPS_DN

PAY_REL_GROUPS_F

PAY_RETRO_ENTRIES

PAY_VALUE_DEFINITIONS_F

PAY_VALUE_DEFINITIONS_F_

HR_DOCUMENT_DELIVERY_PREFS

HR_DOCUMENTS_OF_RECORD

PER_ABSENCE_CASES

PER_ACTION_OCCURRENCES

PER_ADDRESSES_F

PER_ALL_ASSIGNMENTS_M

PER_ALL_PEOPLE_F

PER_ALLOCATED_CHECKLISTS

PER_ALLOCATED_TASKS

PER_ASG_RESPONSIBILITIES

PER_ASSIGN_GRADE_STEPS_F

PER_ASSIGN_WORK_MEASURES_F

PER_ASSIGNMENT_EXTRA_INFO_M

268

Page 269: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

グローバル人事管理

PER_ASSIGNMENT_SUPERVISORS_F

PER_CITIZENSHIPS

PER_CONTACT_EXTRA_INFO_F

PER_CONTACT_RELSHIPS_F

PER_CONTRACTS_F

PER_DELEGATED_ROLES

PER_DISABILITIES_F

PER_DRIVERS_LICENSE_TYPES

PER_DRIVERS_LICENSES

PER_EMAIL_ADDRESSES

PER_ETHNICITIES

PER_IMAGES

PER_KEYWORDS

PER_LDAP_REQUESTS

PER_LDAP_ROLE_MEMBERSHIPS

PER_LDAP_USERS

PER_MANAGER_HRCHY_DN

PER_NATIONAL_IDENTIFIERS

PER_PASSPORTS

PER_PEOPLE_EXTRA_INFO_F

PER_PEOPLE_LEGISLATIVE_F

PER_PERIODS_OF_SERVICE

PER_PERSON_ADDR_USAGES_F

PER_PERSON_DLVRY_METHODS

PER_PERSON_NAMES_F

PER_PERSON_TYPE_USAGES_M

PER_PERSONS

269

Page 270: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

PER_PHONES

PER_PORTRAIT_CARD_CONFIG

PER_PORTRAIT_PREFERENCES

PER_RELIGIONS

PER_SCHEDULE_ASSIGNMENTS

PER_SHARE_INFORMATION

PER_USER_HISTORY

PER_USER_ROLES

PER_USERS

PER_VISAS_PERMITS_F

270

Page 271: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーのためのHCM抽出および診断

25HCMデータ・ローダーとHCMスプレッドシート・データ・ローダーのためのHCM抽出および診断この章の内容は次のとおりです。

HCMデータ・ローダー抽出: 説明

HCMデータ・ローダー抽出の設定

HCMデータ・ローダー抽出の実行

HCMデータ・ローダーの診断テスト

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの診断テスト

HCMデータ・ローダー抽出: 説明HCM抽出には、次の表に示すように、HCMデータ・ローダーのための4つの抽出があります。

抽出名 摘要

HCMデータ・ローダー・データ・セット要約

指定されたデータ・セットとデータ・セットの各ビジネス・オブジェクトの両方に対するステータス値およびレコード件数を提供します。すべてのエラー・メッセージをレポートし、各エラーの影響を受けるすべてのレコードを特定します。

報酬変更抽出指定された報酬実行に対して、この実行によって行われたアサイメント、給与および賞与の変更を抽出します。この抽出は、共存シナリオを実装している場合に最も役立ちます。

統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッ

シュ

最新のユーザー・キー値を取得します。この抽出は、「統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出」を実行する前に実行します。

統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽

指定されたビジネス・オブジェクト階層のGUID、ソース・キー、サロゲートIDおよびユーザー・キーを抽出します。

デフォルトでは、すべての抽出の出力はXML形式です。BIパブリッシャのレイアウトを提供して、出

271

Page 272: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

力を再フォーマットできます。また、出力の提供を自動化するオプションも定義できます。

HCMデータ・ローダー抽出の実行

これらの抽出のいずれかを実行するには、次のようにします。

1. 事前定義された抽出をコピーして、提供オプションを指定し、抽出のコピーのFormulaをコンパイルします。

2. 抽出のコピーを構成します。

抽出の構成後、ユーザーは抽出を実行して出力を表示できます。

HCMデータ・ローダー抽出の設定HCMデータ・ローダー抽出定義の管理: 手順HCM抽出には、HCMデータ・ローダーのための4つの事前定義された抽出があります。

HCMデータ・ローダー・データ・セット要約

報酬変更抽出

統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ

統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出

このトピックでは、事前定義された抽出をコピーして、提供オプションを指定し、コピーされた抽出のFormulaをコンパイルする方法について説明します。HCMデータ・ローダー抽出のいずれかについて、次の手順を実行できます。

抽出のコピー

HCMデータ・ローダー抽出をコピーするには、次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「抽出定義の管理」を選択します。

2. 「HCM抽出定義の管理」ページで、抽出を検索します。

3. 検索結果で抽出を選択し、「コピー」をクリックします。

4. 「抽出定義のコピー」ダイアログ・ボックスに、抽出のコピーの名前を入力して「OK」をクリックします。

コピーが完了すると、確認メッセージが表示されます。

コピーした抽出の提供オプションの指定

提供オプションを指定するには、次の手順に従います。

1. 「HCM抽出定義の管理」ページで、抽出のコピーを検索します。

272

Page 273: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2. 検索結果で抽出名をクリックし、「HCM抽出定義の管理」ページにこの抽出定義を表示します。

3. 「提供」をクリックします。

4. 「抽出提供オプション」セクションで、「追加」をクリックします。

5. 提供オプションを指定します。デフォルトのXML出力を保持するには、「出力タイプ」を「データ」に設定します。

6. XML提供オプションについて、「提供オプション名」、「出力名」および「提供タイプ」の値を指定します。

ヒント: 指定する必要がある値は、出力タイプによって異なります。

7. 「保存」をクリックします。

詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『Oracle Fusion HCM抽出: 提供オプション』(文書ID 1573099.1)を参照してください。

コピーした抽出のFormulaのコンパイル

Formulaをコンパイルするには、次の手順に従います。

1. 「HCM抽出定義の管理」ページで、「検証」をクリックします。

2. 「抽出実行ツリー」セクションで、「すべてのFormulaのコンパイル」をクリックしてFormulaをコンパイルします。

3. すべてのFormulaが正常にコンパイルされるまで、表を定期的にリフレッシュします。チェック・マークは成功を意味します。

4. 「送信」をクリックします。

これらの手順が完了したら、「データ交換」作業領域で「HCM抽出の調整」タスクを実行し、コピーしたHCMデータ・ローダー抽出を構成します。

関連トピック

Oracle Fusion HCM抽出: 提供オプション

コピーしたHCMデータ・ローダー抽出の構成: 手順HCM抽出には、HCMデータ・ローダーのための4つの事前定義された抽出があります。

HCMデータ・ローダー・データ・セット要約

報酬変更抽出

統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ

統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出

273

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このトピックでは、抽出をコピーして、提供オプションを指定し、そのFormulaをコンパイルした後に抽出を構成する方法について説明します。次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「抽出の調整」を選択し、「給与フロー・パターンの管理」ページを開きます。

2. 「給与フロー・パターンの管理」ページで、「フロー・パターン」フィールドに抽出のコピーの名前を入力し、「検索」をクリックします。

3. 検索結果で抽出を選択し、「編集」をクリックします。

4. 「パラメータ」タブをクリックし、パラメータ定義をレビューします。

5. 各パラメータの「表示」、「順序」、「パラメータ基準」および「基準値」を編集します。必要に応じて、パラメータ名を編集することもできます。

6. 変更を保存します。

これで、抽出を実行できるようになりました。

「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出のパラメータ

このトピックでは、「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出のパラメータを構成する方法について説明します。

パラメータを構成するには、「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを実行します。

パラメータの構成

次の表は、「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出の場合に編集が必要なパラメータおよび必要な値を示しています。ここに示されていないパラメータは無視できます。

パラメータ 表示 順序 パラメータ基準 基準値

有効日 いいえ 3 コンテキスト・バインドシステム日付

開始日 いいえ 9 適用なし 適用なし

コンテンツID はい 12 適用なし 適用なし

データ・セット名 はい 13 適用なし 適用なし

プロセスID はい 11 適用なし 適用なし

メッセージの表示 いいえ 14 定数バインド Y

274

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スタックトレースの表示いいえ 15 定数バインド N

「報酬変更抽出」のパラメータ

このトピックでは、HCMデータ・ローダーの「報酬変更抽出」のパラメータを構成する方法について説明します。

パラメータを構成するには、「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを実行します。

パラメータの構成

次の表は、「報酬変更抽出」の場合に編集が必要なパラメータおよび必要な値を示しています。ここに示されていないパラメータは無視できます。

パラメータ 表示 順序 パラメータ基準 基準値

有効日 いいえ 3 コンテキスト・バインドシステム日付

開始日 いいえ 9 適用なし 適用なし

ExtractTargetいいえ 15 定数バインド HDL

期間名 はい 12 適用なし 適用なし

プラン はい 11 適用なし 適用なし

プロセスID はい 13 適用なし 適用なし

実行ID はい 14 適用なし 適用なし

「統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ」および「統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出」のパラメータ

このトピックでは、次のHCMデータ・ローダー抽出のパラメータを構成する方法について説明します。

統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ

統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出

パラメータを構成するには、「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを実行します。

パラメータの構成

275

Page 276: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の表は、「統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ」抽出のために編集が必要なパラメータおよび必要な値を示しています。

パラメータ 表示 順序 パラメータ基準 基準値

有効日 必須 3 コンテキスト・バインドシステム日付

開始日 いいえ 9 適用なし 適用なし

プロセス構成グループ はい 17 適用なし 適用なし

ビジネス・オブジェクト はい 76 適用なし 適用なし

コンポーネント弁別子 はい 81 適用なし 適用なし

子コンポーネントを含めるはい 91 適用なし 適用なし

注意: 「ビジネス・オブジェクト」パラメータの名前を「ビジネス・オブジェクト弁別子」に変更することをお薦めします。

次の表は、「統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出」のために編集が必要なパラメータおよび必要な値を示しています。

パラメータ 表示 順序 パラメータ基準 基準値

有効日 必須 3 コンテキスト・バインドシステム日付

開始日 いいえ 9 適用なし 適用なし

プロセス構成グループ はい 17 適用なし 適用なし

ビジネス・オブジェクト はい 22 適用なし 適用なし

コンポーネント弁別子 はい 23 適用なし 適用なし

子コンポーネントを含めるはい 24 適用なし 適用なし

ソース・システム所有者 はい 25 適用なし 適用なし

276

Page 277: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ベースラインのみ いいえ 81 適用なし 適用なし

変更のみ いいえ 91 適用なし 適用なし

アーカイブの削除 いいえ 101 適用なし 適用なし

注意: 「ビジネス・オブジェクト」パラメータの名前を「ビジネス・オブジェクト弁別子」に変更することをお薦めします。

HCMデータ・ローダー抽出の実行HCMデータ・ローダー抽出の送信: 手順HCM抽出には、HCMデータ・ローダーのための4つの事前定義された抽出があります。

HCMデータ・ローダー・データ・セット要約

報酬変更抽出

統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ

統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出

このトピックでは、構成済のHCMデータ・ローダー抽出を送信する方法について説明します。

抽出の選択

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「抽出の送信」を選択し、「プロセスまたはレポートの送信」ページを開きます。

2. 例による問合せフィールドを使用して抽出を検索し、「次」をクリックします。

「パラメータの入力」ページが開きます。

3. 「給与フロー」フィールドに、この抽出の実行のフロー名を入力します。

4. 抽出のパラメータ値を入力します。

「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出のパラメータの入力

次の表は、「HCMデータ・ローダー・データ・セット要約」抽出のパラメータを示しています。「コンテンツID」、「プロセスID」および「データ・セット名」パラメータのいずれかを入力します。特定のデータ・セットに対するこれらの値はすべて、「データのインポートおよびロード」ページで確認できます。

277

Page 278: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

パラメータ 摘要

コンテンツID

データ・セットに関連付けられているコンテンツID。このIDは、Oracle WebCenterContentサーバーにソース・ファイルをアップロードした場合に割り当てられます。

データ・セット名 データ・セットの名前(ソース・ファイルの名前でもあります)。

プロセス構成グループ 空白のままにします。

プロセスID データ・セットを作成したプロセスのプロセスID。このIDは、HCMデータ・ローダーによる処理のためにソース・ファイルを送信した場合に割り当てられます。

「報酬変更抽出」のパラメータの入力

次の表は、「報酬変更抽出」のパラメータを示しています。レポートする報酬実行を特定するには、次のいずれかのパラメータまたはパラメータのペアを使用します。

「プラン」および「期間名」

プロセスID

実行ID

パラメータ 摘要

プラン 報酬プランの名前

期間名 報酬実行の期間名

プロセスID報酬実行のプロセスID

実行ID 報酬実行の実行ID

「統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ」抽出のパラメータの入力

次の表は、「統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ」抽出のパラメータを示しています。

パラメータ 摘要

278

Page 279: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ビジネス・オブジェクト

キーをリフレッシュするビジネス・オブジェクトのファイル弁別子。たとえば、就業者オブジェクトの一部またはすべてのコンポーネントで、このパラメータを「就業者」に設定します。ファイル弁別子の値は、「データ交換」作業領域のオブジェクトの「ビジネス・オブジェクト詳細」ページで確認できます。

コンポーネント弁別子

ビジネス・オブジェクト・コンポーネントのファイル弁別子。たとえば、就業者オブジェクトの雇用関係コンポーネントのキーをリフレッシュするには、このパラメータをWorkRelationshipに設定します。ファイル弁別子の値は、「データ交換」作業領域のオブジェクトの「ビジネス・オブジェクト詳細」ページで確認できます。

子コンポーネントを含める

ビジネス・オブジェクトまたはコンポーネントの子コンポーネントをリフレッシュに含めるには、「はい」に設定します。

プロセス構成グループ

空白のままにします。

「統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出」のパラメータの入力

次の表は、「統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出」のパラメータを示しています。

パラメータ 摘要

ビジネス・オブジェクト

キーを抽出するビジネス・オブジェクトのファイル弁別子。たとえば、就業者オブジェクトの一部またはすべてのコンポーネントで、このパラメータを「就業者」に設定します。ファイル弁別子の値は、「データ交換」作業領域のオブジェクトの「ビジネス・オブジェクト詳細」ページで確認できます。

コンポーネント弁別子

ビジネス・オブジェクト・コンポーネントのファイル弁別子。たとえば、就業者オブジェクトの雇用関係コンポーネントのキーを抽出するには、このパラメータをWorkRelationshipに設定します。ファイル弁別子の値は、「データ交換」作業領域のオブジェクトの「ビジネス・オブジェクト詳細」ページで確認できます。

子コンポーネントを含める

ビジネス・オブジェクトまたはコンポーネントの子コンポーネントを抽出に含めるには、「はい」に設定します。

ヒント: 多数のレコードを抽出する場合は、このパラメータを「いいえ」に設定し、各コンポーネントを個別に抽出することをお薦めします。

プロセス構成 空白のままにします。

279

Page 280: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

グループ

ソース・システム所有者

必要に応じて値を選択し、指定したソース・システム所有者のキーを抽出します。抽出にはすべてのタイプのキーが含まれますが、このソース・システム所有者を含むオブジェクト・インスタンスのみが対象となります。

抽出の送信

次の手順に従います。

1. 「レビュー」ページになるまで、「次」をクリックします。

2. 「送信」をクリックします。

抽出が正常に送信されると、確認メッセージが表示されます。

3. 「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。

これで、抽出出力を表示できるようになりました。

HCMデータ・ローダー抽出の結果の表示: 手順HCM抽出には、HCMデータ・ローダーのための4つの事前定義された抽出があります。

HCMデータ・ローダー・データ・セット要約

報酬変更抽出

統合オブジェクト・ユーザー・キー・リフレッシュ

統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出

このトピックでは、HCMデータ・ローダー抽出からの出力を表示する方法について説明します。次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「抽出結果の表示」を選択し、「抽出実行詳細の表示」ページを開きます。

2. 抽出を検索します。

3. 検索結果で、抽出の名前をクリックし、「抽出結果の表示」タブを開きます。

4. 「抽出実行」セクションで、「例による問合せ」フィールドを使用して、結果を参照したい抽出実行を検索します。

5. 「詳細」セクションで、「抽出提供オプション」タブをクリックします。このタブは、抽出を構成するときに提供オプションを指定した場合にのみ表示されます。

6. 「ダウンロード」をクリックして、抽出結果をダウンロードします。

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HCMデータ・ローダーの診断テストHCMデータ・ローダー・エラー分析レポートHCMデータ・ローダー・エラー分析レポートは診断テストです。これにより、データ・ロード・エラーの解決に役立つ技術情報が提供されます。エラー・メッセージでは、解決策を特定するための十分な情報が得られない場合に、この診断テストを実行します。必要に応じて、このテスト出力をOracle Supportに送信できます。

「HCMデータ・ローダー・エラー分析レポート」テストを実行するには、「設定およびアクション」→「診断テストの実行」を選択します。

診断テストのパラメータ

コンテンツID

1つのデータ・セットの一意の参照。コンテンツIDは、「データのインポートおよびロード」ページの「検索結果」表の「コンテンツID」列で確認できます。データ・セットを識別するには、コンテンツIDまたはプロセスIDを指定する必要があります。

プロセスID

1つのデータ・セットの一意の参照。プロセスIDは、「データのインポートおよびロード」ページの「検索結果」表の「プロセスID」列で確認できます。データ・セットを識別するには、コンテンツIDまたはプロセスIDを指定する必要があります。

ビジネス・オブジェクト名

データ・セットのビジネス・オブジェクトの名前(就業者やジョブなど)。ビジネス・オブジェクト名は、「データのインポートおよびロード」ページの「詳細」表の「ビジネス・オブジェクト」列で確認できます。このパラメータはオプションですが、データ・セットに複数のビジネス・オブジェクトが含まれる場合は、これを指定することをお薦めします。

詳細モード

エラー内のレコードのメッセージ・スタック・トレースなど、レポートされたすべてのエラーの詳細を出力に含めるには、このパラメータを「Y」に設定します。

診断テスト結果

診断テスト出力は、ユーザーが読取り可能なHTML形式で表示されます。内容は次のとおりです。

ステータス情報

データ・セットを処理するために送信されたすべてのプロセスの詳細

データ・セット内の各ビジネス・オブジェクトについて発生したすべてのエラー

「詳細モード」パラメータを「Y」に設定した場合には、エラー内のレコードのメッセージ・スタック・トレースおよび非機密属性値

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テスト結果に機密データは含められません。

HCMデータ・ローダー・エラー分析レポートの実行: 手順HCMデータ・ローダー・エラー分析レポートは診断テストであり、エラーの解決に役立つデータ・ロードに関する技術情報を提供します。この診断テストを送信するには、診断ダッシュボードにアクセスできる必要があります。

次の手順に従います。

1. 「設定およびアクション」→「診断テストの実行」を選択して、診断ダッシュボードを開きます。

2. 診断ダッシュボードの「テストの検索」セクションで、「テスト名」フィールドに「HCMデータ・ローダー・エラー分析レポート」と入力し、「検索」をクリックします。

3. 検索結果で、テスト名の横にあるチェック・ボックスを選択し、「実行に追加」をクリックします。ページの「実行するテストの選択および入力の指定」セクションに、テストが表示されます。

4. パラメータをレビューするには、「ステータス」列の「クリックして入力パラメータを指定または編集します」アイコンをクリックします。

5. 「入力パラメータ」ダイアログ・ボックスで、このテスト実行に含めるパラメータを選択し、選択したパラメータの値を指定します。

注意: パラメータを使用して、テストからの出力を、調査が必要なエラーに制限します。たとえば、エラーが1つのビジネス・オブジェクトに関連する場合は、データ・セット全体に対してテストを実行しないでください。

6. 「OK」をクリックします。

7. 必要に応じて、「実行名」フィールドに、テスト実行用の名前を入力します。この名前により、結果を簡単に検索できます。このフィールドを空白にすると、名前が生成されます。

8. 「実行」をクリックしてテストを実行し、「OK」をクリックして確認ダイアログ・ボックスを閉じます。

9. 「診断テスト実行ステータス」セクションで、「最新のテスト実行ステータス情報を表示します」アイコンをクリックし、テストの結果を表示します。

10. 実行対象のテスト階層を展開して、結果を表示します。「レポート」アイコンをクリックすると、レポートが開きます。

必要に応じて、この出力を保存し、これをサービス要求に添付できます。

HCMスプレッドシート・データ・ローダーの診断テストHCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートHCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートでは、テンプレート・エラーの解決に役立つスプレッドシート・テンプレートまたは関連データ・セットの詳細な分析が提供されます。エラー・

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Page 283: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

メッセージでエラーを解決するための十分な情報が得られない場合に、このレポートを実行します。必要に応じて、このレポート出力をOracle Supportに送信できます。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートを実行するには、「設定およびアクション」→「診断テストの実行」を選択します。

診断テストのパラメータ

データ・セット名

特定のデータ・セットについてレポートするには、その名前を入力します。「データ・セット名」パラメータまたは「テンプレート名」パラメータのいずれかに値を指定する必要があります。

テンプレート名

スプレッドシート・テンプレートについてレポートするには、その名前を入力します。「データ・セット名」パラメータまたは「テンプレート名」パラメータのいずれかに値を指定する必要があります。

含めるデータ・セットの数

レポートに含める、スプレッドシート・テンプレートから生成され、スプレッドシート内に最も最近作成されたデータ・セットの数を入力します。デフォルト値は5です。このパラメータは、「テンプレート名」パラメータの値も指定した場合にのみ適用されます。

エラー詳細を含める

最も頻繁なインポートとロードのエラーの詳細(スタック・トレースを含む)をレポート出力で提供するには、このパラメータを「Y」に設定します。

診断レポートのコンテンツ

レポートは、ユーザーが読取り可能なHTML形式です。次の項があります。

レポートのセクション セクション・コンテンツ

パラメータ 指定した値を持つすべてのレポート・パラメータをリストします

テンプレート詳細 テンプレート定義に保持される値

テンプレート・ビジネス・オブジェクト テンプレートがサポートするビジネス・オブジェクトの詳細

テンプレート属性の詳細 テンプレートで選択された属性の詳細(生成されたスプレッドシートで表示されるかどうかに関係なく)

マップ表 テンプレート・マップの詳細

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属性マップ表 ビジネス・オブジェクト・マップ情報

フレックスフィールド・コンテキスト

スプレッドシート・テンプレートのフレックスフィールドのコンテキスト

フレックスフィールド属性 スプレッドシート・テンプレートのフレックスフィールド属性

データ・セット名: <dataset name> レポートの各データ・セットの1つのセクション

「データ・セット名: <data set name>」セクションには、レポート内のデータ・セットごとに次の情報が含まれます。

データ・セットに対して発生したすべてのエラーの要約

ステータスおよびレコード件数

データ・セットを作成した「インポートおよびロード」プロセスの詳細

「インポートおよびロード」プロセスとその子プロセスに対するすべてのパラメータ

スプレッドシート内の各ビジネス・オブジェクトに関する詳細情報。次が含まれます。

オブジェクト・ステータス

インポートおよびロード・プロセスの詳細

SETコマンド

頻繁に発生した上位25件のインポート・エラー

頻繁に発生した上位25件のロード・エラー

オブジェクトおよびコンポーネント数

HCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートの実行: 手順HCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポートは、カスタム・スプレッドシート・テンプレートの問題を分析できる診断テストです。このレポートを実行するには、診断ダッシュボードへのアクセス権が必要です。

次の手順に従います。

1. 「設定およびアクション」→「診断テストの実行」を選択して、診断ダッシュボードを開きます。

2. 診断ダッシュボードの「テストの検索」セクションで、「テスト名」フィールドに「HCMスプレッドシート・データ・ローダー診断レポート」と入力し、「検索」をクリックします。

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Page 285: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

3. 検索結果で、テスト名の横にあるチェック・ボックスを選択し、「実行に追加」をクリックします。ページの「実行するテストの選択および入力の指定」セクションに、テストが表示されます。

4. パラメータをレビューするには、「ステータス」列の「クリックして入力パラメータを指定または編集します」アイコンをクリックします。

5. 「入力パラメータ」ダイアログ・ボックスで、このテスト実行に含めるパラメータを選択し、選択したパラメータの値を指定します。

注意: パラメータを使用して、テストからの出力を、調査が必要なエラーに制限します。たとえば、エラーが1つのデータ・セットに関連する場合は、複数のデータ・セットに対してテストを実行しないでください。

6. 「OK」をクリックします。

7. 必要に応じて、「実行名」フィールドに、テスト実行用の名前を入力します。この名前により、結果を簡単に検索できます。このフィールドを空白にすると、名前が生成されます。

8. 「実行」をクリックしてテストを実行し、「OK」をクリックして確認ダイアログ・ボックスを閉じます。

9. 「診断テスト実行ステータス」セクションで、「最新のテスト実行ステータス情報を表示します」アイコンをクリックし、テストの結果を表示します。

10. 実行対象のテスト階層を展開して、結果を表示します。「レポート」アイコンをクリックすると、レポートが開きます。

必要に応じて、この出力を保存し、これをサービス要求に添付できます。

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Page 286: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーのベスト・プラクティス

26HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーのベスト・プラクティスこの章の内容は次のとおりです。

HCMデータ・ローダーのベスト・プラクティス: 考慮する点

ステージ表の維持: 概要

ステージ表データの自動削除およびバックアップ: 例

HCMデータ・ローダー・ステージ表の維持: 手順

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表の維持: 手順

HCMデータ・ローダーのベスト・プラクティス: 考慮する点このトピックでは、データ・ロードのいくつかのベスト・プラクティスについて説明します。HCMデータ・ローダーを使用したデータの作成および保守を正常に実施するために、次の推奨事項に従ってください。

ソース・キー

ソース・キーは、すべての実装に使用可能な推奨されるキー・タイプです。データを作成するときにソース・キーを指定すると、ソース・キーを使用して、該当のデータを更新したり、単に参照することもできます。

ユーザー・キーのみを使用してオブジェクトを識別する場合、一部のオブジェクトは更新できません。たとえば、ユーザー・キーのみを指定する場合、就業者オブジェクトのほとんどのコンポーネントは更新できません。変更対象となる属性は、通常、レコードの識別に使用される属性です。たとえば、個人住所コンポーネントでは、更新する住所の識別と新しい値の指定の両方にAddressLine1属性が使用されます。したがって、可能な場合は、常にソース・キーを使用することをお薦めします。

データ移行HCMデータ・ローダーを使用してビジネス・オブジェクトを作成する場合は、次のようにします。

.zipファイルごとに1つのオブジェクト・タイプを提供します。たとえば、.zipファイルをジョブに対して1つ、等級に対して1つ、就業者に対して1つ、などのように作成します。データ参照エラーを回避するには、.zipファイルを正しい順序でロードし、次のファイルをロードする前にエラーを修正する必要があります。

特に、大量のデータをロードする場合は、必要でなくなったデータ・セットのステージ表データを定期的にパージします。

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有効日データを作成するためのルールを理解し、これに従います。

オブジェクトの更新HCMデータ・ローダーを使用してビジネス・オブジェクトを更新する場合は、次のようにします。

有効日データを保守するためのルールを理解し、これに従います。特に、既存の先日付の変更がすべて保持されるように、常にSET PURGE_FUTURE_CHANGES N命令を.datファイルに含めてください。

同じ.zipファイルで、すべてのビジネス・オブジェクト・ファイルを提供します。これらはHCMデータ・ローダーによって正しい順序で処理されます。参照先となるデータは、それを参照するデータよりも前にロードされます。

注意: ビジネス・オブジェクト・ファイル間に依存性が存在する場合は、METADATA行に、依存オブジェクトを参照するサロゲートID属性を含めます。

たとえば、Worker.datファイルとJob.datファイルの両方を一緒にロードする場合があります。就業者オブジェクトに新規ジョブへの参照が含まれる場合は、Worker.datファイルのMETADATA行にJobId属性を含める必要があります。このルールは、ユーザー・キーも指定する場合にも適用されます。JobId属性の値を指定する必要はありません。この属性をMETADATA行に含めることによって、HCMデータ・ローダーが依存性を識別できます。

変更されたすべての属性値、および更新するレコードへの一意の参照を指定します。また、ファイル内のオブジェクト間に依存性が存在する場合は、METADATA行にサロゲートID属性を含めます。それ以外の場合、.datファイルのMETADATA行に未変更のオプション属性を含めないでください。HCMデータ・ローダーでは、METADATA行のすべての属性名が検証されます。データを指定しない属性を含めると、パフォーマンスに悪影響を与えます。

同じファイル内の同じレコードに、DELETEとMERGEの両方の命令を含めないでください。HCMデータ・ローダーでは、ファイル行の処理順序は保証されません。

関連トピック

ソース・キー: 説明

有効日オブジェクトのロード: 概要

ステージ表の維持: 概要大量のデータをOracle HCM Cloudにロードすると、ステージ表が急速に拡大する可能性があります。ステージ表で不要になった処理済データ・セットを削除するスケジュールを作成することをお薦めします。ステージ表から処理済のデータ・セットを削除する頻度は、データ・ロードのボリュームおよび頻度によって異なります。大規模なデータ・セットは、データ移行中、それぞれの処理が完了する都度削除することを検討してください。このトピックでは、データ・ロードにおけるステージ表の役割について説明し、削除プロセスでステージ表を自動的に維持する方法について説明します。

Oracle HCM Cloudにデータをロードする方法

次の図は、アプリケーション表へのデータのロード方法を示しています。

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HCMデータ・ローダーまたはHCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用してロードしたデータは、最初に、一部の検証が実行されるステージ表にインポートされます。HCMスプレッドシート・データ・ローダーには専用のステージ表があり、そこから有効なデータがHCMデータ・ローダー・ステージ表にロードされます。有効なデータはHCMデータ・ローダー・ステージ表からアプリケーション表にロードされます。

処理済データ・セットをステージ表から削除する方法

両方のステージ表から、処理済のデータ・セットを削除できます。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表からデータ・セットを削除するには、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」タスクを使用します。「HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表データの削除」プロセスが実行されます。

HCMデータ・ローダー・ステージ表からデータ・セットを削除するには、「ステージ表データの削除」タスクを使用します。「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」プロセスが実行されます。

どちらのタスクも、「データ交換」作業領域で実行します。

次のものを削除できます。

個々のデータ・セット

指定された基準に現在一致しているすべてのデータ・セット

ヒント: 定期的な削除要求をスケジュールできます。たとえば、過去7日間に更新されていないすべてのデータ・セットの週次削除をスケジュールできます。

「データのインポートおよびロード」プロセスを実行すると、「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」プロセスのスケジュールが存在するかどうかが確認されます。スケジュールが存在しない場合は、「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」を夜間に実行するためのスケジュールが作成されます。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表から処理済のデータ・セットを削除すると、HCMデータ・ローダー・ステージ表からもこれらが自動的に削除されます。HCMデータ・ローダー・ステージ表から明示的にスプレッドシート・データ・セットを削除することもできます。この場合、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表では、引き続き使用可能です。削除されたデータ・セットはリカバリできません。そのため、レポートするデータ・セットまたはエラー情報を抽出するデータ・セットは削除しないでください。

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「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」の仕組み「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」プロセスは、HCMデータ・ローダー・ステージ表からデータ・セットを削除します。実行するたびに、プロセスによって次のことが実行されます。

1. 過去30日間更新されていないすべてのデータ・セットがステージ表から自動的にパージされます。「削除までのデータ・セット保持日数」構成パラメータを設定することで、別の日数を指定できます。

2. まだステージ表内にあるデータ行の数がレビューされます。数が指定した最大値より多い場合は、アーカイブ・ステージ表にデータ・セットを自動的にバックアップできます。次のように指定します。

「アーカイブまでの最大データ行数」構成パラメータにデータ行の最大数。

データ・セットが最後に更新されてからバックアップされるまでの日数。「アーカイブまでのデータ・セット保持日数」構成パラメータにこの値を指定します。

したがって、次の場合にのみ、データ・セットは自動バックアップの候補となります。

ステージ表のデータ行の数が「アーカイブまでの最大データ行数」パラメータで指定した値を超えます。

データ・セットは、「アーカイブまでのデータ・セット保持日数」に指定した日数、更新されていません。

バックアップは最も古いデータ・セットから開始され、ステージ表のデータ行の数が指定した最大数を下回るまで続行されます。

バックアップされたデータ・セット

次の値は、データ・セットがバックアップされてもステージ表に残ります。

データ・セットとビジネス・オブジェクトのステータス

レコード件数

エラー・メッセージ

データ・セット内のその他のデータはすべてアーカイブ・ステージ表に移動されます。データ・セットのバックアップ後は、次のようになります。

該当するデータ・セットの「エラー管理」ページを開くことはできません。

パージ対象のデータ・セットを検索するときに検索結果に表示されません。

カスタム問合せによってのみアクセスできます。

「処理」パラメータを「アーカイブ」に設定して「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」プロセスを実行することで、データ・セットを手動でバックアップできます。処理が「アーカイブ」の場合、スケジュールは作成できません。

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関連トピック

HCMデータ・ローダーの構成パラメータ

ステージ表データの自動削除およびバックアップ: 例「ステージ表データの削除」タスクを実行すると、「HCMデータ・ローダー・ステージ表データの削除」プロセスが実行されます。このプロセスでは、HCMデータ・ローダー・ステージ表が自動的に維持されます。この例は、ステージ表の自動的な維持が、ステージ表データ削除のユーザー要求とどのように連動するかを示しています。

ステージ表の自動的な維持ユーザーは、2018年5月9日に、次のようなデータ・セットをパージする「ステージ表データの削除」タスクを実行します。

過去5日間更新されていない

「インポート」と「ロード」のステータスが両方とも「成功」である

構成パラメータのデフォルト値は次のとおりです。

構成パラメータ 値

アーカイブまでのデータ・セット保持日数 5

削除までのデータ・セット保持日数 30

次の表は、ユーザーが「ステージ表データの削除」を実行するときの最新のインポートおよびロード・プロセスのステータスを示しています。

データ・セットインポート・ステータスロード・ステータス 最終更新

1 成功 成功 2018年5月9日

2 成功 エラー 2018年5月7日

3 成功 成功 2018年5月1日

4 成功 エラー 2018年4月28日

5 成功 成功 2018年4月8日

6 成功 エラー 2018年4月8日

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これらのデータ・セットは次のようにパージまたはバックアップされます。

1. データ・セット3および5は、ユーザーのパラメータに基づいて、ユーザーのプロセスによってパージされます。

2. データ・セット6は、過去30日間更新されていないため自動的にパージされます。

3. データ・セット4は自動的にバックアップされます。このバックアップは、ステージ表のデータ行の数が、構成されている「アーカイブまでの最大データ行数」値を依然として超えているために発生します。

HCMデータ・ローダー・ステージ表の維持: 手順このトピックでは、データ・セットを即時に削除するか、または定期的な削除要求をスケジュールすることによって、HCMデータ・ローダーのステージ表を維持する方法について説明します。

「データのインポートおよびロード」ページでの1つのデータ・セットの削除

「データのインポートおよびロード」ページでステージ表から1つのデータ・セットを削除するには、次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「データのインポートおよびロード」を選択します。

2. 削除するデータ・セットを検索して選択します。

3. 「検索結果」セクションで、選択したデータ・セットの「削除」アイコンをクリックします。

4. 「要求の予定」ダイアログ・ボックスで、「ソース・ファイルの削除」パラメータを「はい」に設定し、Oracle WebCenter Contentサーバーからソース・ファイルを削除します。

注意: ソース・ファイルを削除しなくても、ステージ表からデータを削除できます。「ソース・ファイルの削除」パラメータを「はい」に設定してこのデータ・セットをロードした場合、このソース・ファイルはすでに削除されています。この場合、「要求の予定」ダイアログ・ボックスで「はい」を選択しても何も影響はありません。

5. 「送信」をクリックします。削除プロセスのIDが表示されます。

6. 「OK」をクリックして、「確認」ダイアログ・ボックスを閉じます。

「ステージ表データの削除」ページでの複数のデータ・セットの削除

ステージ表から1つ以上のデータ・セットを即時に削除できます。または、定期的な削除プロセスをスケジュールすることもできます。次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「ステージ表データの削除」を選択します。

2. 「ステージ表データの削除」ページで、データ・セット基準を設定し、削除するデータ・セットを特定します。次の表は、主な基準を示しています。

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フィールド 摘要

最終更新以降の日数

データ・セットの最後の更新日以降の日数を指定します。たとえば、直近の週に更新されなかったすべてのデータ・セットを識別するには、このフィールドを7に設定します。デフォルト値は30、最大値は60、最小値は1です。

ファイル・タイプ

次のいずれかを選択します。

圧縮DATファイル

スプレッドシート

インポート・ステータス

ステータスを選択します。たとえば、正常にインポートされたデータ・セットをリストするには、「成功」に設定します。

データ・セット 特定のデータ・セットを指定します。

作成者 データ・セットを作成したユーザーのユーザー名を入力します。

ロード・ステータス

ステータスを選択します。たとえば、正常にロードされたデータ・セットをリストするには、「成功」に設定します。

コンテンツID Oracle WebCenter Content IDを入力します。

3. 「現在の結果の表示」をクリックします。

4. 「データ・セット」表のすべてのデータ・セットを即時に削除するには、次のようにします。

1. 「削除の予定」をクリックします。

2. 「要求の予定」ページの「パラメータ」タブに、「ステージ表データの削除」ページのデータ・セット基準が表示されます。「要求の予定」ページではこれらの値を編集できません。

ヒント: データ・セットの基準を変更するには、「ステージ表データの削除」ページで、「現在の結果の表示」をクリックし、「削除の予定」を再度クリックします。「削除の予定」をクリックする前に、「現在の結果の表示」をクリックする必要があります。そうしないと、「要求の予定」ページの「パラメータ」タブのパラメータが更新されません。

3. デフォルトでデータ・セットのソース・ファイルがOracle WebCenter Contentサーバーから

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Page 293: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

削除されます。ソース・ファイルを保持するには、「ソース・ファイルの削除」パラメータを「いいえ」に設定します。

4. 「送信」をクリックします。削除プロセスのIDが表示されます。

5. 指定された基準に一致するすべてのデータ・セットに対して定期的な削除プロセスをスケジュールするには、次のようにします。

1. 「ステージ表データの削除」ページで「削除の予定」をクリックします。

2. 「要求の予定」ページで、「スケジュール」タブをクリックします。

3. 「実行」を「スケジュールの使用」に設定します。

4. 削除プロセスの頻度を指定します。たとえば、直近の7日間更新されなかったすべてのデータ・セットを削除するには、週次で実行するようにプロセスをスケジュールできます。

5. 開始日と終了日を入力します。

注意: 開始日が明日の日付である場合、プロセスは明日実行された後、終了日まで指定された間隔(週次など)で実行されます。開始日が本日の日付である場合、プロセスは頻度が週次であると仮定して、1週間後に初めて実行されます。

6. 「送信」をクリックします。

削除プロセスのステータスをレビューするには、「ステージ表データの削除」ページの「プロセスのレビュー」をクリックします。プロセスのログ・ファイルに要求パラメータが表示され、削除されたデータ・セットが示されます。定期的な削除要求は、「待機」ステータスの親プロセスとともに「プロセス」ページに表示されます。親プロセスは、スケジュールされた削除要求ごとに子プロセスを開始します。

スプレッドシート・データ・セットの削除「ステージ表データの削除」ページで「ファイル・タイプ」を「スプレッドシート」に設定した場合、検索結果にはスプレッドシート・データ・セットが含まれます。これらのデータ・セットをHCMデータ・ローダー・ステージ表から削除できます。ただし、スプレッドシート・データ・セットは、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表に引き続き存在します。このため、これらのスプレッドシート・データ・セットは、HCMデータ・ローダー・ステージ表から削除した後も、引き続き編集およびアップロードできます。このようなスプレッドシートは、次に保存またはアップロードしたときに、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表から再ロードされます。両方のステージ表からスプレッドシート・データ・セットを削除するには、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」タスクを使用します。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表の維持: 手順このトピックでは、データ・セットを即時に削除するか、または定期的な削除要求をスケジュールして、HCMスプレッドシート・データ・ローダーのステージ表を維持する方法について説明します。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表からのデータ・セットの削

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Page 294: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

次の手順に従います。

1. 「データ交換」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」を選択します。

2. 「スプレッドシート・ステージ表データの削除」ページで、データ・セット基準を設定し、削除するデータ・セットを特定します。次の表は、基準を示しています。

フィールド 摘要

最終更新以降の日数

データ・セットの最後の更新日以降の日数を指定します。たとえば、直近の週に更新されなかったすべてのデータ・セットを識別するには、このフィールドを7に設定します。デフォルト値は30、最大値は60、最小値は1です。

テンプレート

テンプレートから生成されたスプレッドシートで作成したデータ・セットを特定するには、HCMスプレッドシート・データ・ローダー・テンプレートを選択します。

データ・セット

特定のデータ・セットを指定します。複数のスプレッドシートがデータ・セットのロードに使用されている場合、それらのすべてがリストされます。

ステータス

次のいずれかを選択します。

インポートはエラーありで完了

ロードはエラーありで完了

ロード正常完了

処理準備完了

最終更新者 データ・セットを最後に更新したユーザーのユーザー名を入力します。

作成者 データ・セットを作成したユーザーのユーザー名を入力します。

3. 「現在の結果の表示」をクリックします。

4. 1つのデータ・セットを削除するには、「データ・セット」表でデータ・セットを選択し、「削除」アイコンをクリックします。

5. 「データ・セット」表のすべてのデータ・セットを即時に削除するには、次のようにします。

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Page 295: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

「削除の予定」をクリックします。

2. 「要求の予定」ページの「パラメータ」タブに、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」ページのデータ・セット基準が表示されます。「要求の予定」ページではこれらの値を編集できません。

ヒント: データ・セット基準を変更するには、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」ページでデータ・セット基準を編集し、「現在の結果の表示」をクリックして、再度「削除の予定」をクリックします。「削除の予定」をクリックする前に、「現在の結果の表示」をクリックする必要があります。そうしないと、「要求の予定」ページの「パラメータ」タブの基準が更新されません。

3. 「送信」をクリックします。

6. 指定された基準に一致するすべてのデータ・セットに対して定期的な削除プロセスをスケジュールするには、次のようにします。

1. 「スプレッドシート・ステージ表データの削除」ページで「削除の予定」をクリックします。

2. 「要求の予定」ページで、「スケジュール」タブをクリックします。

3. 「実行」を「スケジュールの使用」に設定します。

4. 削除プロセスの頻度を指定します。たとえば、直近の7日間更新されなかったすべてのデータ・セットを削除するには、週次で実行するようにプロセスをスケジュールできます。

5. 開始日と終了日を入力します。

注意: 開始日が明日の日付である場合、プロセスは明日実行された後、終了日まで指定された頻度(週次など)で実行されます。開始日が本日の日付である場合、プロセスは頻度が週次であると仮定して、1週間後に初めて実行されます。

6. 「送信」をクリックします。

削除プロセスのステータスをレビューするには、「スプレッドシート・ステージ表データの削除」ページの「プロセスのレビュー」をクリックします。プロセスのログ・ファイルに要求パラメータが含まれ、削除されたデータ・セットが示されます。定期的な削除要求は、「待機」ステータスの親プロセスとともに「プロセス」ページに表示されます。親プロセスは、スケジュールされた削除要求ごとに子プロセスを開始します。

HCMスプレッドシート・データ・ローダー・ステージ表からデータ・セットを削除すると、HCMデータ・ローダー・ステージ表からも削除されます。

1.

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Page 296: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 給与データのロード

27給与データのロードこの章の内容は次のとおりです。

概要

初期バランスのロード: 説明

初期バランス: ロード方法

バランス・バッチ・ヘッダーおよびラインの表示

複数のバランスの調整: 手順

バランスの調整: 重要な選択

バランスの調整: 作業例

概要給与バッチ・ローダー、事前定義済のプロセスおよびWebサービスを使用して、初期の移行や一括データ入力用に給与データをロードできます。また、事前定義済のフローを使用して、タイム・カード、休暇欠勤エントリおよび福利厚生登録の通常のインポートを自動化することもできます。

この概要では、次のデータ・ロード要件を満たすためのオプションについて説明します。

設定データのロード

テスト環境と本番環境間での設定データのエクスポートおよびインポート

継続的なデータ・ロード

設定データのロード

実装中にHCMデータ・ローダーを使用して、エレメント・エントリや給与などHCM設定データを移行できます。ただし、次の表に示すように、給与関連のほとんどの設定データおよび就業者データには給与バッチ・ローダーを使用します。データは、スプレッドシートまたはファイルからロードできます。

給与設定データ 就業者データ

バランス・グループ内のバランス

エレメント

Formulaグローバル

オブジェクト・グループ

割当済給与

個人支払方法の銀行詳細

エレメント・エントリ

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Page 297: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与定義

ユーザー定義表

初期バランス値

「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用して、次の処理を実行します。

1. オブジェクト・タイプに固有のワークブック形式でデータを入力するか、変換Formulaを使用してファイルからバッチを作成します。

2. エントリをステージング表に保存します。

3. ステージング表のデータを検証します。

4. 「バッチの転送」フローを送信して、アプリケーション表にデータをロードします。初期バランス値には、かわりに「初期バランスのロード」フローを使用します。

環境間での設定データのエクスポートおよびインポート

通常、最初はテスト環境にデータを移行します。テストが成功したら、「給与管理」作業領域で「オブジェクトのバッチの作成」プロセスを使用して、データを本番環境に移動します。移行対象として、エレメントやFormulaなどの特定のオブジェクトを選択できます。

継続的なデータ・ロード

給与バッチ・ローダーおよび事前定義済のバッチ・プロセスを使用して、エレメント・エントリとその他の給与データを継続的にロードできます。フロー処理のWebサービスを使用すると、フローの送信を自動化できます。

給与処理用に給与関連データをロードする場合には、「休暇欠勤バッチのロード」プロセスなど固有のフローがあります。これらのフローでは、インタフェース・タイプと、ロードするデータが含まれているXMLファイルを指定します。

第三者給与プロバイダから処理済の給与データや給与明細などのデータをインポートするには、HCMデータ・ローダーを使用できます。

関連トピック

実装プロジェクト・ベースのエクスポートおよびインポート: 説明

給与バッチ・ローダーを使用したオブジェクトの移行: 手順

初期バランスのロード: 説明別のアプリケーションから給与データを移行するときには、初期バランス値の設定が不可欠なタスクとなります。まず、バランス値をバッチ・ビューにロードし、次に、「給与計算」作業領域から「初期バランスのロード」プロセスを送信します。このプロセスでは、情報を検証してからバッチをロードします。

バランス初期化エレメント

初期化したバランスごとに、バランス初期化分類にエレメントを作成し、それをバランス挿入としてバ

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ランスに追加する必要があります。

次のレベルに対して最大3つのバランス初期化エレメントを作成できます。

1. アサイメント

2. 雇用条件

3. 給与関係

各バランス初期化エレメントは、次の条件を満たしている必要があります。

変動処理かつバランス調整専用です。

給与計算で処理できます。

バランスを挿入するための入力パラメータと、バランスで必要になる各コンテキストの入力パラメータがあります。

ヒント: 多数のバランスに初期値を設定する必要がある場合は、単一エレメントに対して複数の入力パラメータを定義し、各入力パラメータで異なるバランスを挿入するようにします。

早期の有効開始日で適格レコードが関連付けられています。

バッチ・ビュー

バッチ・ビューに初期化日付のバランス値を移入するには、給与バッチ・ローダー・ワークブックを使用します。これは、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」作業領域からダウンロードできます。

ビューには次のものがあります。

PAY_BALANCE_BATCH_HEADER

PAY_BALANCE_BATCH_LINES

注意: PAY_BALANCE_BATCH_LINESビューには、複雑な定義があります。このビューにバランス値を直接挿入することはできません。バッチ・ローダー・ワークブックを使用する必要があります。

バッチ・ヘッダーおよびバッチ・ラインを作成するときには、次のことを考慮します。

従業員を個別のバッチに分割し、各バッチのサイズを制限します。

バッチ内に、個人に対してすべてのバランスが初期化されるようにバッチ・ラインを含めます。1個人のラインを複数のバッチをまたいで分割することはできません。

ライン・レベルで上書き日を入力しないかぎり、バッチ・ヘッダーに指定した日付がすべてのラインに適用されます。ライン・レベルの日付は、ヘッダーの日付よりも前である必要があります。

給与処理を実行した後で、バランスを初期化することはできません。

どのラインにも、給与関係番号の値を含める必要があります。ラインが条件レベルのバランスを初期化する場合には、条件番号も入力する必要があります。アサイメント・レベルのバランスを初期化するラインの場合は、条件番号およびアサイメント番号も入力する必要があります。

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関連トピック

給与バッチ・ローダー・タスク: 説明

初期バランス: ロード方法「初期バランスのロード」プロセスは、バッチ・ビューにロードする初期バランス値を検証して処理します。バランス調整を作成して、必要な値を設定します。初期バランスをロードするには、「給与計算」作業領域で「プロセスまたはレポートの送信」タスクを使用します。

初期バランスに影響を与える設定

バッチ・ビューにロードするデータによって、プロセスが初期化する定義済バランスと、プロセスが使用する値が決まります。通常、従業員をバッチにグループ化して、従業員のバランスの初期化を管理します。

バランスの初期化方法

「初期バランスのロード」プロセスは、バッチ・データで参照されているエンティティの存在を検証します。対象となるエントリは次のとおりです。

バランス

バランス・ディメンション

税レポート・ユニット

給与

給与関係

雇用条件

アサイメント

また、各バランス・ディメンションによって使用されるコンテキストで値を使用できることを確認します。たとえば、指定した組織に従業員が割り当てられていることは確認しません。検証が正常に完了すると、バランス調整が作成されます。

バッチ・ライン・ステータス 摘要

V バッチ・ラインは有効です。

T バッチ・ラインは正常に処理されました。

次の表は、6月18日にロードされる簡単な3つのライン・バッチを示しています。

定義済バランス 値

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Page 300: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

Total_Earnings_PTD 100

Total_Earnings_QTD 250

Total_Earnings_YTD 500

このバッチの場合、次の表に示すように、プロセスは各ディメンションに関連する期間の最初の日に調整を作成します。

調整日調整値 バランス調整

6月1日 100

Total_Earnings_PTD

Total_Earnings_QTD

Total_Earnings_YTD

4月1日 150Total_Earnings_QTD

Total_Earnings_YTD

1月1日 250 Total_Earnings_YTD

バランス・バッチ・ヘッダーおよびラインの表示「初期バランスのロード」プロセスは、PAY_BALANCE_BATCH_HEADERビューおよびPAY_BALANCE_BATCH_LINESビューを使用して、バランス値を初期化するためのデータを保持します。

給与バッチ・ローダー・ワークブックを使用するか、またはPAY_BALANCE_BATCH_LINES_PKGPL/SQLパッケージのAPIを使用して、これらのビューにデータをロードする必要があります。

BATCH_LINE_STATUSをU (未処理)に、PAYROLL_REL_ACTION_ID列を空白のままにして、各バッチ・ラインを作成します。バッチ・アップロード・プロセスは、この2つの列を更新します。

必須の列

注意: ビューを問い合せると、完全な列リストを表示できます。ビューの詳細は、『Oracle HCMCloudの表およびビュー』ガイドを参照してください。

PAY_BALANCE_BATCH_LINESビューでは、次の表に示した列が必須になります。同じエンティティにID列と名前列の両方がある場合(たとえば、PAYROLL_ASSIGNMENT_IDとASSIGNMENT_NUMBER)、どちらの列も設定できます。ただし、少なくとも1つを設定する必要があります。ID列を空白のままにした場合、バッチ・アップロード・プロセスは名前列の値を使用してID値を導出します。

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列 コメント

PAYROLL_RELATIONSHIP_ID +PAYROLL_RELATIONSHIP_NUMBERこのバランス値の給与関係を識別します。

BALANCE_TYPE_ID +BALANCE_NAME このバランス値のバランスを識別します。

BALANCE_DIMENSION_ID +DIMENSION_NAME

このバランス値のバランス・ディメンションを識別します。DIMENSION_NAMEには、PAY_BALANCE_DIMENSIONSに保持されたグローバルなDIMENSION_NAMEではなく、国固有のディメンション使用ディメンション名を移入する必要があります。

VALUE アップロード日のバランスの値を識別します。

UPLOAD_DATE バランス値の日付を識別します。この日付は、バッチ・ヘッダーのアップロード日より前である必要があります。

PAYROLL_ID + PAYROLL_NAMEバランス値を評価するために必要なコンテキストを、それがディメンションのコンテキストではない場合も含めて、識別します。

コア・コンテキスト

このコンテキストの値がバランス・ディメンションで予期されている場合は、次の表に示したコア・コンテキストを設定する必要があります。

列 コメント

PAYROLL_TERM_ID +TERM_NUMBER

必要に応じて、このバランス値の給与条件を識別します。同じエンティティにID列と番号列の両方がある場合は、どちらの列も設定できますが、少なくとも1つを設定する必要があります。

PAYROLL_ASSIGNMENT_ID +ASSIGNMENT_NUMBER 必要に応じて、このバランス値の給与アサイメントを識別します。

LEGAL_EMPLOYER_ID +LEGAL_EMPLOYER_NAME 該当なし

TAX_UNIT_ID +TAX_UNIT_NAME 該当なし

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AREA1 + AREA2 + AREA3 +AREA4

都道府県および郡コード情報を識別します。

注意: Oracle E-Business Suiteでは、これらのアイテムはSTATE_CODEやCOUNTY_CODEなどでした。

THIRD_PARTY_PAYEE_ID +THIRD_PARTY_PAYEE_NAME該当なし

TIME_DEFINITION_ID +TIME_DEFINITION_NAME 該当なし

RUN_TYPE_NAME +RUN_TYPE_ID 該当なし

ELEMENT_ENTRY_ID 該当なし

BALANCE_DATE 該当なし

CALC_BREAKDOWN_ID

給与条件に関連付けられたIDを識別します。計算ブレークダウンの種類別の処理は次のとおりです。

計算カードの場合、PAY_DIR_CARDS_F.DIR_CARD_IDを入力します。

計算コンポーネントの場合、PAY_DIR_CARD_COMPONENTS_F.DIR_CARD_COMP_IDを入力します。

国別仕様またはユーザー定義のコンテキスト列

これらのコンテキストの値がバランス・ディメンションで予期されている場合に設定する必要がある、国別仕様またはユーザー定義のコンテキストが6個あります。コンテキストごとに、コンテキストID、名前および値があります。たとえば、次のようになります。

CONTEXT1_ID + CONTEXT1_NAME

バランス・ディメンションでCONTEXT1を使用する場合は、CONTEXT1_VALUEを設定します

注意: コア・コンテキストの値はそれ自体がIDである一方、国別仕様コンテキストの値はコンテキストのIDとは別のものです。

CONTEXT[1-6]_NAMEには、その国別仕様またはユーザー定義のコンテキストのコンテキスト使用の名前を移入します。CONTEXT[1-6]_VALUEには、そのコンテキストの実際の値を移入します。

関連トピック

Oracle HCM Cloudの表およびビュー

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複数のバランスの調整: 手順複数の従業員に影響を与えるバランス調整を管理するには、給与バッチ・ローダーを使用して単一バッチで調整を処理します。エレメントの単一バッチで複数のバランス調整を同時にインポートするには、次の一連の手順を完了します。

1. 「給与管理」作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。

注意: 「バッチ・ローダー」タスクは、「データ交換」または「チェックリスト」作業領域で使用することもできます。

2. 「バランスの調整」タスク処理を使用して、統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力します。ワークブックのデータ列は、国別仕様データ・グループおよび選択したエレメントによって異なります。

注意: バッチ・ローダーでは、同じバッチ内の別の給与または別の包含ルールに対するバランス調整はサポートされていません。「有効日」、「給与」、「原価計算プロセスに含む」、「支払バランスに含む」の各列は、同じ値である必要があります。これらの列の値が異なる場合、組合せごとに個別のバッチを作成する必要があります。

3. ステージング表にデータを保存します。

4. 「給与管理」作業領域で「バッチの転送」タスクを使用して、バランス調整インタフェース表にデータを移動します。

5. 「給与計算」作業領域で「複数バランスの調整」タスクを使用して、インタフェース表からデータを取得し、バッチ内のラインごとにバランス調整エレメント・エントリを作成します。

「複数バランスの調整」プロセスは、バッチに含まれている個人ごとにエレメント・エントリ・レコードを更新します。

6. 「給与計算」または「給与チェックリスト」作業領域で「個人プロセス結果の表示」タスクを使用して、調整のバランス結果を検証します。

関連トピック

バランス調整用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

給与バッチ・ローダーを使用したデータのインポート: 説明

バランスの調整: 重要な選択適切な再計算プロセスを送信することによってソース・データを訂正できない例外的状況では、バランス調整を使用します。たとえば、初期化バランスを訂正したり、四半期末や年度末に法定レポートに含まれているバランスを修正するために調整を処理できます。また、従業員が年度末に異動し、その通知が間に合わない状況では、バランス調整プロセスを使用することもできます。従業員の税バランスを調整し、誤って集められた金額を払い戻すことができます。

単一バッチで1人以上の個人の既存のエレメントのバランスを調整できます。

バランス調整を実行する前に、次の要因をレビューします。

制限および関連するバランス

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Page 304: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

1人の個人のバランス調整

複数の個人のバランス調整

調整するエレメントおよび入力パラメータ

どのようなときに調整を原価計算するか

給与を処理する場合は、次のことも考慮します。

どのようなときに払戻の支払が発生するか

調整のレポート

制限および関連するバランス

バランス調整では、エレメントとそのバランスが再計算されないため、選択したバランスは更新されますが、関連するバランスは更新されません。また、バランス調整ではシステム検証がバイパスされます。つまり、制限が検証されません。調整を実行する前に、関連するバランスを調整する必要があるかどうか、および調整が法定限度を超えるかどうかを考慮します。たとえば、あるバランスの上限を上げた場合、関連バランスの下限を訂正し、両方のバランスが法定限度を満たすようにすることが必要になることがあります。

1人の個人のバランス調整

たとえば、個人のバランスを最初にロードし、税バランス・ディメンションのバランスが正しくないことを検出したときには、個人のバランスを調整します。バランスの調整は2つの要因によって決定されます。つまり、個人の給与計算でエレメントを処理したかどうかと、バランス・ディメンションのコンテキストを調整する必要があるかどうかです。

バランス調整は、「給与計算」作業領域から開始します。ここから、次のことができます。

「個別バランスの調整」タスクを使用します

「個人プロセス結果の表示」ページの「バランス結果」セクションで、「処理」メニューから「バランスの調整」を選択します。

次の表では、2つのタスクを対比しています。

次の表は、バランスが存在するかどうか、およびコンテキストを更新できるかどうかに基づいて使用するメソッドを示しています

調整タスク 実行で処理されるエレメントを調整できるか コンテキストを更新できるか

個別バランスの調整

はい

また、給与計算で処理されないエレメントについて新しいバランス結果を作成することもできます。

はい

バランスの調整 はい いいえ、コンテキストは給与計

算に使用されるものです。

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複数の個人のバランス調整

「給与管理」作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用して、エレメントの複数のバランス調整をアップロードします。統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力し、ステージング表にデータを保存し、バランス調整インタフェース表にデータを転送します。「給与計算」作業領域で「複数バランスの調整」タスクを使用して、インタフェース表からデータを取得し、バッチ内のラインごとにバランス調整エレメント・エントリを作成します。

給与バッチ・ローダーを使用してバッチを作成するときには、次のことを考慮します。

ロードするデータ

エレメントや入力パラメータなどバッチにロードするデータによって、調整するバランスおよびバランスの調整に使用される値が決まります。

データ列

データ列には、「個別バランスの調整」タスクを使用して調整を処理するときにエレメントで使用できるものと同じ属性が表示されます。

バッチ・サイズ

プロセスの管理には比較的小さいバッチを使用することがベスト・プラクティスとなります。たとえば、バランス調整を国別仕様データ・グループ別に個別のバッチに分割し、各バッチのサイズを5000ラインに制限します。

バッチ処理

バッチは単一スレッドです。処理を簡素化するには、複数のバッチを入力し、パラレルに処理します

調整するエレメントおよび入力パラメータ

バランス調整の目的で新規エレメントを作成するのではなく、既存のエレメントのバランスを調整することがベスト・プラクティスとなります。新規エレメントの作成は、バランス挿入および入力パラメータを作成し、関連するすべてのバランスを調整することが必要になるため、お薦めしません。

「エレメントの管理」タスクを使用してエレメントを作成するときには、エレメント定義を作成するためのテンプレートを作成します。エレメント分類によっては、このテンプレートを送信すると、結果エレメントなどの関連エレメントが自動的に作成されます。

バランスを調整するために必要となる、適切な入力パラメータを調整します。たとえば、年金プラン・エレメントに別の開始日を入力したり、支給項目エレメントに地理値を入力できます。給与期間に処理されるエレメントを調整する場合、スキップした入力パラメータでは元のエントリからの値が使用されます。

バランス調整に使用するエレメントおよび入力パラメータを決定する場合は、次の表を参照してください。

次の表は、バランス調整でエレメント分類ごとに使用するエレメント入力パラメータを示しています

プライマリ分類

セカンダリ分類

テンプレート・カテゴリ

調整に使用するエレメント

調整に使用するエレメント入力パラメータ

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Page 306: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

標準支給項目 すべて 標準 ベース・エレメント 支払値

副支給項目 すべて 標準 ベース・エレメント 支払値

直接支払 すべて 標準 ベース・エレメント 支払値

従業員税控除 すべて 標準 結果 支払値、累積、未払、控除外

事業主費用 すべて 標準 結果 支払値、累積、未払、控除外

事業主税 すべて 標準 結果 支払値、累積、未払、控除外

標準控除項目 すべて 標準控除項目 結果 計算される控除項目

標準控除項目 すべて 標準控除項目 保守 累積額、控除外金額、未払額

標準控除項目 すべて 標準控除項目 処理料金結果 計算される料金、計算される初期料金

標準控除項目 すべて 標準控除項目 組織料金結果 計算される料金

標準控除項目 すべて 標準控除項目 個人料金結果 計算される料金

法定前控除項目 すべて 標準 結果 支払値、累積、未払、控除外

法定前控除項目

法定前控除項目

法定前年金プラン

福利厚生

従業員拠出金

事業主拠出金

追加拠出金

拠出金額

課税対象福利厚生 すべて 標準 ベース・エレメント 支払値

任意控除項目 すべて 標準 結果 支払値、累積、控除外

任意控除項目 従業員拠出金

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Page 307: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

任意控除項目 税引後年金プラン

福利厚生 事業主拠出金

追加拠出金

拠出金額

エレメントおよびバランスの表示オプションは、指定する日付およびエレメントに関連付けられた雇用レベルによって異なります。たとえば、「バランス調整の管理」ページで使用可能なバランスには、雇用階層の選択したレベルを対象にした給与計算で処理されるバランスのみが表示されます。

どのようなときに調整を原価計算するか

給与を計算する場合には、原価計算調整を考慮します。1つのガイドラインとして、元のバランスを原価計算し、調整によって金額または勘定科目番号が変更される場合に、調整を原価計算するようにします。調整を原価計算するには、「個別バランスの調整」ページの「原価計算および支払詳細」セクションで、原価計算プロセスに調整を含めるオプションを選択します。

次の表は、バランス調整を原価計算する可能性のある2つの例を示しています。

調整 調整の原価計算 説明

支給項目エレメントまたは税引前控除 はい 元のバランスを原価計算します。調整したバランスは、四半期賃金

および税レポート要件に影響を与えます。

初期化バランスの誤った値 いいえ 通常、バランスの原価は前のアプリケーションに正しく入力された

ものになっています。

分配グループに含まれている支給項目エレメント(超過勤務エレメントなど)に対してバランス調整を処理する場合には、金額の上書き原価勘定科目を指定できます。

分配済原価計算を使用するエレメント(事業主税など)に対してバランス調整を処理する場合には、調整した金額が仮勘定科目に対して原価計算されます。この状況が発生するのは、原価計算プロセスでは分配したエレメントの調整済バランスを分配グループに含まれている支給項目エレメントに関連付けないためです。支給項目エレメントのバランスの金額および原価計算を訂正するには、支給項目エレメントごとに原価調整を処理します。

たとえば、事業主税の分配グループに定期、超過勤務、シフトの各支給項目エレメントが含まれている場合は、定期、超過勤務、シフトの各支給項目エレメントの金額および原価計算に対して原価調整を処理します。

どのようなときに払戻の支払が発生するか

バランス調整によって、給与を計算するときに処理する払戻が発生することがあります。たとえば、税などのバランスを調整することによって負担額が増減した場合、そのバランスは個人の次の給与計算で調整されます。払戻が発生する入力パラメータを調整する場合、支払の対象は個人となります。

調整の支払を実行するには、次のようにします。

1. 「個別バランスの調整」ページの「原価計算および支払詳細」セクションで、支払バランスに調整を含めるオプションを選択します。

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Page 308: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2. 次のいずれかの方法で払戻の支払を実行します。

次の給与計算で支払を処理します。

「支払前処理の計算」プロセスを送信して、調整額を取得し、それを現金支払として支払います。

「未払金の決済」入力値は、給与処理で未払を作成および処理するために使用されます。従業員のエレメント・エントリでこの入力値を「はい」に設定すると、控除項目を補償する資金が不足している場合に未払が作成されます。また、十分な支給がある場合に既存の未払額を処理するために使用されます。同様に、エントリの値を「いいえ」に設定すると、給与処理で未払が作成されず、既存の未払が処理されません。

バランス調整のレポート

バランス調整の有効日がレポート送信パラメータ用に指定した日付範囲内にある場合、給与を計算した後で送信するレポートにはバランス調整が含まれます。たとえば、総支給額と差引支給額レポートを送信して、現在の給与計算に結果を表示できます。あるいは、給与計算処理レポートを送信して、年末実行結果をアーカイブする前にバランス調整を表示できます。

注意: 年末レポートを送信する場合は、年末給与計算結果をアーカイブする前にバランス調整を実行してください。

分配済原価計算を使用し、分配グループに含まれているエレメント(超過勤務支給項目エレメントなど)に対してバランスを調整する場合は、金額の原価勘定科目を指定して通常の原価計算プロセスを上書きできます。

分配済原価計算を使用するエレメント(事業主税など)に対してバランスを調整する場合、バランス調整原価計算では仮勘定科目に対して金額が処理されます。この状況が発生するのは、支給項目グループの値がバランス調整結果に関連付けられていないためです。分配したエレメントの金額および原価計算を訂正するには、各調整エントリの結果に対して原価調整を処理します。

関連トピック

バランス調整用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

バランスの調整: 作業例この例では、初期バランスが誤ってロードされた従業員の個別バランスを調整する方法を示しています。

次の表では、訂正処理の実行、実行時にエレメントが処理されたかどうかの判断、および調整に使用する日付について考慮する決定事項を要約しています。

考慮する決定事項 この例の場合

調整にはどのような有効日を使用すればよいですか。

2013年6月30日

これは、初期バランスがロードされた日付です。

ベースまたは結果エレメントを調整しますか。 結果エレメント

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Page 309: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

個人に対する払戻の義務がありますか。 いいえ

バランス調整には原価計算が必要ですか。 いいえ

6月30日の年度中間実装中に、会社がバランスを初期化しました。初期バランスには、Marie Kleimに対して300 USDではなく200 USDの生命保険控除項目が含まれていました。7月31日の月次給与で、Marieの給与計算結果には生命保険に対する50 USDの控除項目が含まれていたため、年累計合計は250 USDになります。Marieが7月31日の支払を受け取ったため、実行結果をロールバックして基になるエントリを訂正することは現実的ではありません。また、生命保険控除項目に対するバランス調整は、課税対象の賃金に影響を及ぼしません。Marieの生命保険控除項目に対する100 USDの調整を送信して、バランスを訂正します。

個別バランスの調整1. 「給与計算」作業領域から、「個別バランスの調整」を選択します

2. Marie Kleimのレコードを検索して表示します。

3. 「個人詳細の管理」ページの個別バランス・エレメント詳細の調整セクションで、次の表に示すようにフィールドに入力します。この表に示したもの以外は、デフォルト値を使用します。

フィールド名と各値を次の表に示します。

フィールド 値

有効日 2013年6月30日

エレメント名 生命保険結果

アサイメント番号 E33312345

4. 「調整値」セクションで、「支払値」に100 USDを入力します。

この例では、税引前控除の結果エレメントは支払値を計算値として使用しています。

5. 「原価計算および支払詳細」セクションで、両方の質問に「いいえ」を入力します。

個人の差引支給額は変わらないため、払戻の義務はありません。年度中間実装が発生する前に、前のアプリケーションで控除項目の原価計算が処理されたため、調整の原価計算は行いません。

バランス調整のレビュー

バランス調整の完了後、Marieのバランス調整をレビューできます。

1. 「給与計算」作業領域から、「個人プロセス結果の表示」を選択します。

2. 「個人プロセス結果の表示」ページで、2013年7月31日に処理されたMarie Kleimのバランス調整を

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Page 310: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

検索します。

3. 「検索結果」セクションで、Marieのレコードに対するリンクをクリックします。

4. 「個人プロセス結果の表示」ページで、矢印をクリックして「バランス結果」セクションを表示します。

5. 「バランスの検索」セクションで、表に示すように検索基準を入力します。

フィールド名と各値を次の表に示します。

フィールド 値

検索基準 バランス・グループ

バランス・グループ支給明細の税引前控除

検索結果には、100 USDのバランス調整の実行結果が表示されます。その後、8月31日の月次給与計算を送信すると、生命保険控除項目に対するMarieの新規バランスの実行結果には400 USDと表示され、これには100 USDのバランス調整と8月31日の50 USDの給与控除項目が含まれています。

関連トピック

給与計算結果の表示および検証: 考慮する点

どのような場合に給与バランス調整を原価計算するのですか

310

Page 311: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 給与バッチ・ローダー

28給与バッチ・ローダーこの章の内容は次のとおりです。

概要

データのインポート: 手順

バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの構成: 作業例

エレメントを移行するためのタスク処理: 説明

オブジェクトの移行: 手順

給与バッチ・ローダーに関するFAQ

概要給与マネージャおよび管理者は、導入時とその後継続的にデータを移行およびロードするときに、様々な目的でバッチ・ローダーを使用します。

バッチ・ローダー・タスクおよびプロセスを使用すると、次の処理を実行できます。

サポートされているオブジェクトのデータの作成、更新および削除

テンプレート質問を使用したエレメントおよびFormulaの作成

ファイルからのバッチの作成

環境間でのオブジェクトの移行

次の表では、バッチ・ローダーの操作時に使用する可能性があるタスクおよびプロセスについて説明しています。これらのタスクおよびプロセスにアクセスするには、「給与管理」作業領域を使用するか、または給与フローで「バッチの入力」タスクを使用します。

タスクまたはプロセス

摘要 コメント

バッチ・ローダー

バッチを作成したり、既存のバッチを検索できるワークブックを起動します。

このタスクには、「タスク」ペインからアクセスします。

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Page 312: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

バッチの作成

オブジェクト・グループ別にエレメント・エントリまたはバランスをロードするバッチを作成します。プロセスの送信時に選択したオブジェクト・グループ内のすべてのエレメントまたは個人をワークブックに移入します。

このプロセスには、「給与フローの送信」タスクからアクセスします。

オブジェクトのバッチの作成

エレメントやFormulaなど指定したオブジェクトに関する一部またはすべてのレコードおよび履歴をデータ移行用のバッチにダウンロードします。

バッチ・ラインを別の環境の新規バッチにコピーし、「バッチの転送」フローを送信してデータを作成します。

このプロセスには、「プロセスまたはレポートの送信」タスクからアクセスします。

バッチの入力

ユーザー定義のフローの場合、単一バッチのワークブックを起動します。

「バッチの転送」タスクが「バッチの入力」タスクの後に続くように、フロー・パターン内のタスクを順序付けします。

このプロセスには、ユーザー定義のフロー・パターンのチェックリストからアクセスします。

ファイルからのバッチのロード

ファイルをアップロードし、指定したFormulaを使用してそのデータを転送可能なバッチに変換します。

このプロセスには、「給与フローの送信」タスクからアクセスします。

バッチのパージ

指定したバッチを削除します。

いつでもバッチをパージできます。パージしたバッチを転送したり表示することはできません。

このプロセスには、「プロセスまたはレポートの送信」タスクからアクセスします。

バッチの転送

指定したバッチに適用可能なHCM表にエントリを作成します。

このプロセスには、「プロセスまたはレポートの送信」タスクからアクセスします。

注意: 「ローダー・モード」がORA_HDLの場合にのみ、HDLとPBLの両方を含むユーザー定義のフロー・パターンにHDL関連タスクを追加してください。

データの作成、更新および削除

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Page 313: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

バッチ・ローダー・ワークブックでは、データのバッチをすばやくアップロードできます。事前定義されたテンプレートに基づいてバッチを作成し、データを入力し、ステージング表にデータをロードし、HCM表にバッチを転送します。次の図は、基本的なプロセスおよび使用するタスクを示しています。

ワークブック内のタスク名は、バッチ・ローダーがサポートしているオブジェクトのタイプを表します。使用可能なタスク処理は、次の表に示す、選択するタスク名によって異なります。

タスク名 タスク処理

バランス バランスの調整

バランス・グループバランス定義の追加

バランス定義の削除

銀行および支店

銀行の作成

銀行の非アクティブ化

銀行支店の作成

銀行支店の非アクティブ化

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Page 314: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

原価計算設定原価配賦の作成

原価配賦の削除

エレメント

エレメント適格の作成

エレメント適格の削除

入力パラメータの作成

入力パラメータの削除

入力パラメータの更新

エレメントの更新

エレメントの削除

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの作成

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの削除

エレメント・エントリ

エレメント・エントリの作成

エレメント・エントリの更新

エレメント・エントリの削除

外部銀行口座

既存口座への個人の追加

外部銀行口座の作成

外部銀行口座の非アクティブ化

事前通知ステータスの更新

FastFormula

作成

更新

削除

FastFormulaグローバル作成

ユーザー定義表の作成

ユーザー定義表の更新

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Page 315: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

HCMユーザー定義表

ユーザー定義表の削除

ユーザー定義列の作成

ユーザー定義列の更新

ユーザー定義列の削除

ユーザー定義行の作成

ユーザー定義行の更新

ユーザー定義行の削除

ユーザー定義列インスタンスの作成

ユーザー定義列インスタンスの更新

ユーザー定義列インスタンスの削除

支払方法

個人支払方法の作成

個人支払方法の終了

個人支払方法の削除

第三者個人支払方法の作成

第三者個人支払方法の削除

第三者個人支払方法の更新

第三者組織支払方法の作成

第三者組織支払方法の削除

第三者組織支払方法の更新

給与定義

給与定義の作成

給与定義の更新

給与定義の削除

給与関係

給与の追加

給与の削除

給与の終了

割当済給与詳細の更新

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Page 316: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

アサイメント詳細の更新

給与エレメント期間日付の更新

個人

個人連絡方法

個人EFF

個人国別仕様データ

第三者組織

第三者組織の作成

第三者組織の更新

住所のマージ

注意: タスク処理は、ワークブックごとに1つのみ設定できます。大規模なデータ・セットに対して複数のタスク処理をロードする必要がある場合は、「ファイルからのバッチのロード」プロセスを使用してください。

関連トピック

バッチ・ローダーを使用したグローバルの作成: 作業例

バッチ・ローダーを使用したエレメント・エントリの作成: 作業例

ファイルからの給与バッチのロード: 手順

データのインポート: 手順統合Microsoft Excelワークブック・テンプレートからステージング表にデータをインポートし、アプリケーションにデータを転送するには、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」のいずれかの作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。

使用可能なアップロード・タスクは、ロードするデータ型によって異なります。各ワークブック・テンプレートには、データをロードするための必須およびオプションの列が含まれています。

ヒント: 相互依存性があるタスクは順次実行して、タスクごとに個別のワークブックを作成します。たとえば、銀行の支店を関連付けるには銀行が存在する必要があるため、まずあるワークブックに銀行を作成し、それから次のワークブックに支店を作成します。

次の図は、バッチ・ローダーを使用してデータをインポートするための基本的なプロセスを示しています。

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Page 317: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

「データ交換」作業領域、「給与管理」および「チェックリスト」作業領域

「データ交換」、「給与管理」および「チェックリスト」の作業領域では、次のことを行うことができます。

サポートされているオブジェクトのデータを作成、更新および削除します。

テンプレート質問を使用してエレメントおよびFormulaを作成します。

ファイルからバッチを作成します。

HCM表にバッチを転送します。

インポートした結果を検証します。

また、「データ交換」作業領域では、アーカイブおよび抽出を実行し、結果を表示できます。

給与バッチ・ローダーの場合、「データ交換」作業領域には次の目的のユーザーにわかりやすいオプションが用意されています。

「完了」や注意要などステータス別にバッチを表示します。

ログ・ファイルをダウンロードし、エラーのあるプロセスを修正して再送信します。

抽出の場合、「データ交換」作業領域には次の目的のオプションが用意されています。

今すぐか後で実行する抽出プロセスを送信します。

アーカイブおよび抽出したレコードの数や各ステージのエラーなど、プロセス実行をモニターします。

ステータス別にプロセス結果を表示します。

ログ・ファイルをダウンロードし、エラーのあるプロセスを修正して再送信します。

「給与管理」および「チェックリスト」作業領域では、子タスクがあるタスクの詳細なチェックリストにアクセスできます。たとえば、フロー内にバッチ・ローダー・タスクがいくつか含まれたユーザー定義プロセスです。

関連トピック

バッチ・ローダーを使用したエレメント・エントリの作成: 作業例

給与定義用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

給与関係用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

バッチ・ローダーを使用したグローバルの作成: 作業例

バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの構成: 作業例この例では、給与バッチ・ローダーを使用してバッチを転送しているときに発生したエラーをレポートに表示するフローの構成方法について説明しています。そのレポートおよびフロー・パターンを構

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Page 318: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

成したら、それを他のフロー・パターンに追加できます。たとえば、「バッチの転送」フロー・タスクが含まれているユーザー定義のフロー・パターンの場合、このフローをそのタスクの直後に追加できます。

この例では、レポートのデータ・モデルを定義するSQL問合せがバッチ名をバインド変数として取得しています。バインド変数を使用すると、バッチ名を、単独で実行しているときにはユーザーが入力でき、別のフロー内で実行しているときには動的に導出できます。

タスクの概要

この作業例には、次のタスクの詳細が含まれます。

1. レポート・データ・モデルおよび出力ファイル名の定義

2. レポート・テンプレートの生成

3. レポートを送信するフロー・パターンの構成

前提条件

この作業例では、次の前提条件を完了しているものとしています。

1. 次のソフトウェアをインストールしていること。

JREバージョン7以降

Microsoft Word

Oracle BI Desktop Integration for Word

ヒント: Oracle Business Intelligenceホーム・ページの「開始」セクションで「BIデスクトップ・ツールのダウンロード」メニューを選択すると、Template Builder for Wordインストーラをダウンロードできます。

2. すでに転送したエラーのある既存のバッチの名前を知っていること。このバッチ名は、レポートをテストするときに使用します。

ヒント: 次のSQL問合せを使用すると、バッチ名を取得できます。

select * from pay_batch_headers where batch_status = 'E';

レポート・データ・モデルおよび出力ファイル名の定義1. Oracle Business Intelligence管理権限を持つユーザーとしてサインインします。

2. 次のように、レポートのSQLベースのデータ・モデルを構成します。

1. ナビゲータで、「レポートおよび分析」を選択します。

2. 「レポートおよび分析」作業領域で、「カタログの参照」をクリックします。

3. 「カタログ」ページで、「新規」を選択し、「データ・モデル」を選択します。

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Page 319: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

4. ダイアグラム・タブで、「新規データ・セット」をクリックし、「SQL問合せ」をクリックします。

5. 「SQL問合せ」ウィンドウで、この表に示すように値を入力し、「OK」をクリックします。

フィールド 値

Name Batch Lines Report

データ・ソース

ApplicationDB_HCM

SQLのタイプ 標準SQL

SQL問合せ

select 'Marker' as Marker, bl.batch_line_id, bl.batch_line_status,line_text, bl.line_sequence from pay_batch_headers bh, pay_batch_lines bl,pay_message_lines ml where bh.batch_id = bl.batch_id and bl.batch_line_id =ml.source_id and bh.batch_name = :batchName

注意: SQL問合せの最後にセミコロンを含めないようにしてください。

6. 「パラメータの追加」ウィンドウで、batchNameを選択し、「OK」をクリックします。

7. 「パラメータ」ページで、「表示ラベル」フィールドにBatch Nameと入力します。

3. 出力ファイルの名前をDefault Document.pdfから変更するには、次の手順に従います。

1. 「バースティング」を選択します。

2. 「バースティング」ページで、「新規バースティングの作成」をクリックします。

3. この表に示すように、フィールド値を設定します。

フィールド 値

データ・ソース

ApplicationDB_HCM

分割基準 /DATA_DS/G_1/MARKER

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Page 320: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

提供基準 /DATA_DS/G_1/MARKER

SQL問合せ

select 'Marker' as KEY, 'Batch Lines Report' as TEMPLATE, 'PDF' asOUTPUT_FORMAT, 'Batch Lines Report - '|| to_char(sysdate, 'YYYY-MM-DD:HH:MI:SS') as output_name from dual

注意: SQL問合せの最後にセミコロンを含めないようにしてください。

4. 「別名保存」アイコンをクリックし、データ・モデルをBatchReportDataModelという名前でパスShared Folders/Custom/に保存します。

5. 次のように、データ・モデル問合せがデータを返すことをテストします。

1. 「データ・セット」をクリックします。

2. 「データ」タブで、正常に転送されたエラーのある既存のバッチの名前を入力し、「表示」をクリックします。

BATCH_LINE_IDとBATCH_LINE_STATUSの値、および発生したメッセージが表示されます。

注意: バッチ名フィールドは大/小文字が区別されるため、名前を正確に入力してください。値が表示されない場合や、誤ったSQL構文を入力した場合は、データ・モデルのSQLを編集して再試行してください。

6. 「サンプル・データとして保存」をクリックし、「OK」をクリックします。

7. 「エクスポート」をクリックし、XMLファイルをファイル・システムに保存します。これは、レポート・テンプレートを設計するときに使用します。

8. 「保存」をクリックします。

レポート・テンプレートの生成1. 次のように、レポート・テンプレートを生成します。

1. データ・モデル・ページで、「レポートの作成」をクリックします。

2. 「レポートの作成」ウィンドウで、「取消」をクリックし、「OK」をクリックします。

3. 「データ・モデルの選択」アイコンをクリックし、データ・モデルを選択し、「OK」をクリックします。

4. 「生成」アイコンをクリックします。

5. 「テンプレート名」フィールドにBatch Lines Reportと入力し、「生成」ボタンをクリックします。

6. 「編集」をクリックし、Microsoft Wordでファイルを開きます。

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7. RTFファイルをファイル・システムに保存します。

2. 次のように、Microsoft Wordでテンプレートを変更します。

1. 表からMARKER列およびBATCH_LINE_ID列を削除します。

2. 列見出しを「Status」、「Error Text」、「Line Number」などユーザーにわかりやすい値に変更します。

3. 「フィールド」アイコンをクリックし、バッチ・ライン表の前にBATCHNAMEを挿入します。

4. BATCHNAMEフィールドの前にBatch Lines Errors for Batchというようなテキストを挿入し、その後にコロンおよび空白文字を続けます。

5. 列幅の変更など、必要に応じてその他のレイアウトに変更を加えます。

6. RTFファイルを保存して閉じます。

3. 次のように、変更したテンプレートをアップロードします。

1. レポート・ページのレポート・アイコンで、「プロパティ」をクリックします。

2. 「アップロード」アイコンをクリックします。

3. 「参照」をクリックしてRTFテンプレートを選択し、「OK」をクリックします。

4. 「テンプレート・ファイルのアップロード」ウィンドウの「ロケール」フィールドで、デフォルト・ロケールとしてリストされているのと同じロケールを選択し、「OK」をクリックします。

5. 「OK」をクリックして、そのロケールの既存のテンプレートを上書きします。

6. 「保存」をクリックし、「戻る」をクリックします。

4. 次のように、デフォルト書式を設定します。

1. 「リストの表示」をクリックします。

2. 「デフォルト・フォーマット」フィールドで、「PDF」を選択します。

3. 「レポートの保存」をクリックします。

4. 「別名保存」ウィンドウで、「名前」フィールドにBatch Lines Reportと入力し、「OK」をクリックします。

5. 次のように、レポートに正しいロール・アクセスが設定されていることを確認します。

1. 「カタログ」ページで、Batch Lines Reportを探します。

2. Batch Lines Reportの「詳細」メニューで、「権限」をクリックします。

3. 必要に応じて「ユーザー/ロールの追加」をクリックして、ロールを追加します。

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ヒント: 追加するロールがいくつかある場合には、他のほとんどのロールが継承される、フル・コントロールを持つBIコンシューマ・ロールを検索して追加します。

4. 「OK」をクリックします。

6. 次のように、レポートをテストします。

1. 「カタログ」ページで、Batch Lines Reportに対して「編集」をクリックします。

2. アプリケーションによってデータ・モデルの名前が表示されることを確認します。表示されない場合には、追加して変更を保存します。

3. 「カタログ」ページで、Batch Lines Reportに対して「オープン」をクリックします。

4. 「バッチ名」フィールドに、以前に入力したバッチ名を入力します。サンプル・レポートにデータが表示されます。

フロー・パターンの構成1. 給与管理権限を持つユーザーとしてサインインしていることを確認します。

2. 「給与チェックリスト」作業領域で、「給与フロー・パターンの管理」タスクを選択します。

3. 「作成」をクリックし、国別仕様データ・グループを選択せずに「続行」をクリックします。

4. 「基本情報」ページで、この表に示すように値を入力し、「次」をクリックします。

フィールド 値

フロー・パターン

Batch Lines Report

摘要 給与バッチ・ローダーを使用して転送した指定のバッチについてバッチ・ライン・エラーを表示するレポートを送信します。

LDG要 オプション

デフォルト・フロー

はい

追加するアクティビティ

法定

選択したタスク

BIパブリッシャ・レポートの実行

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5. 「パラメータ」ページが表示されるまで、「次」をクリックしてデフォルト値を受け入れます。

6. 次のように、「バッチ名」パラメータを追加します。

1. 「選択して追加」をクリックします。

2. 「第1引数」を検索して選択し、「OK」をクリックします。

3. 「編集」をクリックし、この表に示すようにその値を変更し、「次」をクリックします。

フィールド 値

フロー・パラメータ バッチ名

検索に使用 いいえ

表示 必須

表示書式 テキスト

順序 2

使用方法 入力パラメータ

パラメータ基準 SQLバインド後

基準値 select batch_name from pay_batch_headers where batch_id =:BATCH

7. 「タスク・パラメータ」ページで、この表に示すように「レポート・パス」パラメータを編集します。

フィールド 値

表示 はい

パラメータ基準定数バインド

基準値 /Custom/Batch Lines Report.xdo

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Page 324: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

8. 「第1引数」パラメータを選択し、その値がこの表のようになっていることを確認します。

フィールド 値

パラメータ基準フローにバインド

基準値 バッチ名

9. 「次」をクリックし、「送信」をクリックします。

10. 次のように、フローをテストします。

1. 「給与チェックリスト」作業領域で、「プロセスまたはレポートの送信」タスクを選択します。

2. Batch Lines Reportを選択し、「次」をクリックします。

3. 現行フロー・インスタンスに一意の名前を入力します。

4. レポートの生成時に使用したのと同じバッチ名を入力し、「送信」をクリックします。

5. 「OKしてチェックリストを表示」をクリックし、ステータスに「完了」と表示されるまで、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

6. 「BIパブリッシャ・レポートの実行」の行で、「タスクに進む」をクリックします。

7. 「プロセスおよびレポート」タブで、「結果の表示」をクリックします。

8. PDFファイル名をクリックして、レポートを開きます。

関連トピック

フロー内でのフローの作成: 作業例

エレメントを移行するためのタスク処理: 説明給与バッチ・ローダー・ワークブックでエレメントを移行するために選択するタスク処理によって、ワークブック内の列が決定されます。自分の国拡張機能およびエレメント分類に適したエレメント・テンプレート質問がワークブックの列に含まれるように、正しいタスク処理を選択する必要があります。元のエレメントをダウンロードするためのバッチとそのエレメントを別の環境にアップロードするためのバッチで、同じタスク処理を使用してください。

このトピックでは、次の国拡張機能ごとにどのタスク処理を選択するかについて説明します。

人事管理またはなし

給与インタフェース

給与

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Page 325: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

自分の国拡張機能は、「国または地域別の機能の管理」ページで確認できます。適切なタスク処理を選択できるように、次の各セクションを参照してください。

人事管理またはなしすべてのエレメント分類について、給与情報を処理しない実装には、クイック作成 - 基本エレメント・テンプレート・タスク処理を使用します

給与インタフェース

次の表では、給与関連のデータを第三者給与プロバイダと共有する実装向けに作成されたエレメントに対して選択できる2つのタスク処理をリストしています。

プライマリ分類 タスク処理名

標準支給項目 グローバル支給項目基本

その他のすべての分類基本エレメント・テンプレート

注意: すべてのタスク処理名は、クイック作成 - というプリフィクスで始まります。

給与

次の表では、給与関連のデータを第三者給与プロバイダと共有する実装向けに作成されたエレメントに対して選択できる2つのタスク処理をリストしています。

プライマリ分類のベース名(および表示名のバリエーション) セカンダリ分類 タスク処理名

休暇欠勤 該当なし グローバル休暇欠勤

バランス初期化 該当なし 基本エレメント・テンプレート

直接支払(給与外支払) 該当なし グローバル支給項目

従業員税控除 該当なし グローバル税控除および費用

事業主費用(事業主債務) 該当なし

401K控除項目テンプレート

グローバル税控除および費用

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Page 326: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

事業主税 該当なし グローバル税控除および費用

情報 該当なし 基本エレメント・テンプレート

標準控除項目

離婚手当

養育費

配偶者給付

サポート

標準控除項目

破産命令

債権者借入金またはWage Attachment

裁判所命令または通告

債権回収

教育費融資

従業員要求

地方税徴収

裁判所命令

標準控除項目 税徴収 税徴収

法定前控除項目(税引前非法定控除項目) 繰延報酬プラン 401K控除項目テンプレート

法定前控除項目(税引前非法定控除項目) 法定前年金プラン グローバル年金法定前

法定前控除項目(税引前非法定控除項目) その他すべて グローバル法定前控除項目

社会保険控除項目(国民保険控除項目、社会保障控除項目、退職年金控除項目) 該当なし 基本エレメント・テ

ンプレート

グローバル支給項目

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Page 327: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

標準支給項目 定期支給項目、通常賃金 通常 グローバル・タイム・カード

標準支給項目(定期支給項目、通常賃金) 掛金 グローバル支給項目掛金

副支給項目(不定期支給項目、手当、追加賃金) 該当なし グローバル支給項目

税控除(従業員税控除、PAYE控除) 該当なし 基本エレメント・テンプレート

課税対象福利厚生(帰属支給項目、現物給付) 該当なし グローバル支給項目

任意控除項目 税引後年金プラン 税引後グローバル年金

任意控除項目 その他すべて グローバル任意控除項目

注意: すべてのタスク処理名は、クイック作成 - というプリフィクスで始まります。

関連トピック

国拡張機能の選択: 重要な選択

オブジェクトの移行: 手順「給与管理」作業領域で「オブジェクトのバッチの作成」プロセスを使用すると、環境間でオブジェクトを移行できます。エレメントまたはFormulaをコピーまたは移行するには、次の手順に従います。

1. ソース環境で、「給与管理」作業領域に「オブジェクトのバッチの作成」プロセスを送信します。

2. バッチを作成するフローの名前を入力します。

3. 作成するバッチの名前を入力し、処理日を選択します。

4. 「オブジェクト」フィールドに、ElementまたはFast Formulaと入力します。

5. 「レコード」フィールドに、オブジェクト名のすべてまたは一部を入力して、結果を絞り込みます。

ヒント: 名前の一部にワイルドカード文字としてパーセント記号(%)を使用してください。

( )

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Page 328: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

6. 「国別仕様データ・グループ・レベル」フィールドで、「はい」を検索して選択します。

7. 「プロセス構成グループ」フィールドで、ロギング・プリファレンスを制御するために使用するグループの名前を検索して選択します。

8. バッチ・ローダー・ワークブックをダウンロードし、作成したバッチを検索してダブルクリックします。

9. バッチ・コンテンツ・シートで、オブジェクトに適したタスク処理を選択します。そのタスク処理をダブルクリックして、列にオブジェクトの属性値を移入します。

10. ターゲット環境の「給与管理」作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用して、バッチを作成します。

11. バッチ・コンテンツ・シートで、元のバッチと同じタスク処理を検索して選択します。そのタスク処理をダブルクリックして、列を表示します。

12. 対応する行をソース環境のワークブックからターゲット環境のワークブックにコピーして貼り付けます。

13. ターゲット環境でバッチを保存し、転送します。

給与バッチ・ローダーに関するFAQ

給与バッチ・ローダーを使用してレコードをいくつロードできますか。

単一バッチで500,000ものレコードをロードできます。500,000を超えるレコードをロードする必要がある場合は、それらを個別のバッチに分割してください。

バッチ・ローダー・タスクを取り消すには、どうすればよいですか。

給与バッチ・ローダー・ワークブックで「エレメント・エントリの作成」というタスク名を使用していた場合にのみ、「バッチ転送のロールバック」プロセスを使用して、バッチ転送プロセスをロールバックできます。「スケジュール済プロセス」作業領域では、「CreateBatchFromFile」プロセスおよび「HCMアップロード・エントリ・バッチの転送」プロセスを取り消すことができます。

個人支払方法で銀行口座番号をロードできないのはなぜですか。

環境でいずれかのマスキング・タイプが有効になっていると、銀行口座番号に対する「バッチの転送」プロセスは失敗します。「システム・セキュリティ・オプションの管理ページで銀行口座番号のマスキング・タイプがすべての桁を表示するように設定されていることを確認し、「バッチの転送」プロセスを再試行してください。

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Page 329: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. ワークブックを使用した給与バッチ・ローダー

29ワークブックを使用した給与バッチ・ローダーこの章の内容は次のとおりです。

給与バッチのステータス: 説明

バッチ・ローダーを使用したエレメント・エントリの作成: 作業例

バッチ・ローダーを使用したグローバルの作成: 作業例

ワークブックを使用した給与バッチ・ローダーに関するFAQ

給与バッチのステータス: 説明給与バッチ・ローダー・ワークブックでは、バッチ・ヘッダー・シートにステータスが表示されます。このステータスには、バッチ・ヘッダー、すべてのバッチ・ラインおよびバッチに指定されたすべてのコントロール合計のステータスが反映されます。「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」作業領域から「バッチ・ローダー」タスクを使用して、ワークブックをダウンロードします。

バッチ・ヘッダー・シートでは、次のステータス値を確認できます。

ステータス 意味

有効 すべてのライン、合計およびヘッダーが有効です

転送済 すべてのライン、合計およびヘッダーが、ステージング表から適用可能なHCM表に転送されました

転送未完了 ヘッダーと合計は、一部のラインについてのみ転送されました

未処理 少なくとも1つのライン、合計またはヘッダーが未処理であり、ラインが転送されていません

エラー ヘッダーが転送されず、少なくとも1つのライン、合計またはヘッダーにエラーがあります

バッチ・ローダーを使用したエレメント・エントリの作成: 作業例

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Page 330: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

このトピックでは、給与バッチ・ローダーを使用して、賞与支給項目のエレメント・エントリを作成する方法について説明します。この例では、給与バッチ・ローダーを使用して、「US Sun Power」国別仕様データ・グループに、2人の就業者について賞与支給項目のエレメント・エントリを作成します。さらに、年次賞与エレメントを選択し、各賞与の支払金額を入力して、ワークブックにエレメント・エントリを作成します。

注意: この例では、バッチ・ヘッダーとバッチ・コンテンツを作成して、「データ交換」作業領域からバッチを転送します。「給与管理」または「チェックリスト」作業領域から、バッチを作成および転送することもできます。

前提条件

この作業例では、次の前提条件を満たしていることを前提としています。

1. ExcelのOracle ADFデスクトップ統合ランタイム・アドインのインストール

2. エレメント・エントリのアサイメント・レベルでの賞与エレメントの作成

3. 賞与エレメント・エントリを受け取る就業者のアサイメント番号の識別

バッチ・ヘッダーの作成1. 「データ交換」作業領域から「バッチ・ローダー」タスクを選択します。

2. バッチ・ローダー・プロセスの管理ページで、「スプレッドシートのダウンロード」をクリックします。

3. DesktopGenericBatchLoader.xlsxファイルのダウンロード後、ファイルを開きます。

4. 接続を求めるプロンプトが表示された場合は、「はい」をクリックします。

5. ログイン・ダイアログ・ボックスで、ユーザーIDとパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

6. 「検索結果」セクションの「バッチ名」列に、US Sun Power Bonusと入力します。

7. 「国別仕様データ・グループ」リストで、US Sun Powerを選択します。リボンの「Oracle ADF11g Desktop Integration」タブを開いて、「保存」をクリックします。

8. 「アップロード・オプション」ダイアログ・ボックスで、デフォルト選択を受け入れて、「OK」をクリックします。

選択が保存されるとバッチが作成され、該当する行のステータスにより、その行が正常に挿入されたことが示されます。

バッチ・コンテンツの作成1. バッチ・ヘッダー・シートでバッチ名US Sun Power Bonusをダブルクリックして、データ入力の準備をします。

2. バッチ・コンテンツ・シートにナビゲートします。

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Page 331: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

3. 「Oracle ADF 11g Desktop Integration」タブで、「追加」をクリックします。

4. 「バッチ・コンテンツ処理」で、「追加」をクリックします。

5. 次のように、タスクおよびタスク処理を検索して選択します。

1. 「タスク名」フィールドに、「エレメント・エントリ」と入力します。

2. 「タスク処理名」フィールドで、「作成」と入力します。

3. 「参照」フィールドに、賞与のエレメント名を入力します。たとえば、US Annual Bonusと入力します。

4. 「検索」をクリックします。

5. 「参照」列に入力した賞与エレメントを含む行を選択して、「OK」をクリックします。

6. 「エレメント・エントリの作成」タスク処理名をダブルクリックします。

ワークブックがリフレッシュされ、選択したエレメントの列が表示されて、データを入力できるようになります。

7. 「バッチ・コンテンツ・ライン詳細」セクションで、この表に示すようにNancyの値を入力します。

フィールド 値

ライン順序 1

有効開始日 2014-12-15

アサイメント番号 E1000842

支払値 500

注意: 個人を識別するための1つの番号が必要です。個人の雇用レベルに応じて、いずれかの番号列を使用します。たとえば、個人に、単一の給与関係に対する複数のアサイメントが存在する場合、給与関係番号とアサイメント番号の両方を入力します。

8. 次の行番号を右クリックして、Josephの詳細に関する行を挿入します。

9. この表に示すように、Josephの値を入力します。

フィールド 値

ライン順序 2

有効開始日 2014-12-15

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Page 332: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

アサイメント番号 E1003564

支払値 400

10. 「Oracle ADF 11g Desktop Integration」タブで、「保存」をクリックします。

11. 「アップロード・オプション」ダイアログ・ボックスで、デフォルト選択を受け入れて、「OK」をクリックします。

ワークブックは開いたままにしておきます。この例の最終ステップでは、エレメント・エントリの転送を検証します。

バッチの転送1. 「バッチ・ローダー・プロセス」ページで、「プロセスの送信」をクリックします。

2. 「国別仕様データ・グループ」フィールドで、US Sun Powerを選択します。

3. 「バッチ・プロセス」フィールドで、「バッチの転送」を検索して選択します。

4. バッチ・プロセスの送信: バッチの転送ページのバッチ実行名フィールドに、US Sun PowerBonus Batchなどのバッチ名を入力します。

5. 「バッチ」フィールドで、US Sun Power Bonusを検索して選択します。

6. 「送信」をクリックします。

7. 「バッチの転送」のプロセス・ステータスが完了として表示されるまで、「リフレッシュ」をクリックします。

転送のモニタリングおよび検証

バッチ・ローダー・プロセスの管理ページでは、次をクリックできます。

「最近完了」により、最近完了したバッチ・プロセスのリストが表示されます。

「注意要」により、失敗したプロセスのリストが表示されます。

1. 「最近完了」をクリックします。

2. 「検索」フィールドで、バッチ名「US Sun Power Bonus」を検索して選択し、バッチ・プロセスの進捗を表示します。

このページでは、既存のバッチ・プロセスの進捗をモニターしたり、処理されたバッチ・レコードのボリュームを表示したり、失敗した任意のプロセスをトラブルシューティングできます。

3. バッチ・プロセスのステータスが、完了として表示されます。

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Page 333: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ワークブックでの転送の検証1. バッチ・ヘッダー・シートにナビゲートし、バッチ名をダブルクリックします。

2. バッチ・コンテンツ・シートにナビゲートします。

ステータスが転送済として表示されることに注意してください。

3. 「エレメント・エントリの作成」タスク処理名をダブルクリックします。

2つの行に、これらが転送済であることが表示されます。

4. スクロールして、「メッセージ」列を表示します。

エラー・メッセージは表示されません。これで、NancyとJosephに賞与エレメント・エントリが作成されました。「エレメント・エントリの管理」タスクを使用して、就業者を検索し、エレメント・エントリを表示できます。

関連トピック

デスクトップ統合されたExcelワークブックの使用: 考慮する点

給与バッチ・ローダー・タスク: 説明

バッチ・ローダーを使用したグローバルの作成: 作業例このトピックでは、給与バッチ・ローダー・ワークブックを使用して、異なるタイプの賞与についてグローバルを入力する方法について説明します。

この例では、次のアクティビティを実行します。

給与バッチ・ローダー・ワークブックを使用して、「InFusion US」国別仕様データ・グループに、2つのタイプの賞与についてグローバルを入力します。

賞与値として、役員には給与の10パーセント、インストラクタには500の固定値を設定します。

注意:

後からグローバルでこれらの値を変更し、値の使用先であるすべてのFormulaに同じ値を適用できます。

この例では、バッチ・ヘッダーとバッチ・コンテンツを作成して、「給与管理」作業領域からバッチを転送します。「データ交換」または「チェックリスト」作業領域から、バッチを作成および転送することもできます。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

考慮する決定事項 この例の場合

ロードするデータのタイプ FastFormulaグローバル

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Page 334: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

作成するグローバル パーセントでの役員賞与および固定額でのインストラクタ賞与。

前提条件

この作業例では、ExcelのOracle ADFデスクトップ統合ランタイム・アドインがインストールされていることを前提としています。

バッチ・ヘッダーの作成1. 「給与管理」作業領域から「バッチ・ローダー」タスクを選択します。

2. 「バッチ・ローダー」ページで、「ダウンロード」をクリックします。

3. DesktopGenericBatch.xlsxファイルのダウンロード後、ファイルを開きます。

4. 接続を求めるプロンプトが表示された場合は、「はい」をクリックします。

5. ログイン・ダイアログ・ボックスで、ユーザーIDとパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

6. ワークブックで、バッチ・ヘッダー・シートにナビゲートします。

7. 「検索結果」セクションの「バッチ名」列に、InFusion Globalsと入力します。

8. 「国別仕様データ・グループ」リストで、InFusion USを選択します。

9. リボンの「Oracle ADF 11g Desktop Integration」タブを開いて、「保存」をクリックします。

10. 「アップロード・オプション」ダイアログ・ボックスで、デフォルト選択を受け入れて、「OK」をクリックします。

選択を保存すると、該当する行の「バッチ・ステータス」テキストに、その行が正常に挿入されたことが表示されます。

バッチ・コンテンツの作成1. バッチ・ヘッダー・シートでバッチ名InFusion Globalsをダブルクリックして、データ入力の準備をします。

2. バッチ・コンテンツ・シートにナビゲートします。

3. 「Oracle ADF 11g Desktop Integration」タブで、「追加」をクリックします。

4. 「バッチ・コンテンツ処理」オプションで、「追加」をクリックします。

5. 「タスク名」フィールドに、「FastFormulaグローバル」と入力します。

6. 「検索」をクリックします。

7. 「FastFormulaグローバル」を選択し、「OK」をクリックします。

ワークブックが更新され、選択したタスクの列が表示されて、データを入力できるようになり

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Page 335: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ます。

8. 「バッチ・コンテンツ・ライン詳細」セクションで、この表に示すように各グローバルの値を入力します。

フィールド最初のグローバル値 2番目のグローバル値

ライン順序 1 2

有効開始日 2011-01-01 2011-01-01

有効終了日 2020-12-31 2020-12-31

Value .10 500

データ型 N N

名前 Executive Bonus Instructor Bonus

ヒント: 追加のグローバル値のためにラインをさらに挿入するには、行を追加する行番号を右クリックして、「挿入」を選択します。

9. 「Oracle ADF 11g Desktop Integration」タブで、「保存」をクリックします。

10. 「保存」をクリックします。

11. 「アップロード・オプション」ダイアログ・ボックスで、デフォルト選択を受け入れて、「OK」をクリックします。

ワークブックは開いたままにしておきます。この例の最終ステップでは、転送されたグローバルを検証します。

バッチの転送1. 「給与管理」作業領域から「プロセスまたはレポートの送信」をクリックします。

2. 「国別仕様データ・グループ」フィールドで、InFusion USを選択します。

3. 「フロー・パターン」列で、「バッチの転送」を選択して「次」をクリックします。

4. 「給与フロー」フィールドに、InFusion Globals Batchなどのプロセスの名前を入力します。

5. 「バッチ」フィールドで、InFusion Globalsを検索して選択し、「次」をクリックします。

6. 「フロー相互関係の入力」ページで、「次」をクリックします。

7. 「レビュー」ページで、「送信」をクリックします。

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8. 「OKしてチェックリストを表示」をクリックします。

9. 「バッチの転送」のプロセス・ステータスが完了として表示されるまで、「リフレッシュ」をクリックします。

転送の検証1. ワークブックで、バッチ・コンテンツ・シートにナビゲートします。

ステータスが転送済として表示されます。

2. バッチ・メッセージ・シートにナビゲートして戻ります。

エラー・メッセージは表示されません。Formulaで、新しいグローバルを使用できます。

関連トピック

デスクトップ統合されたExcelワークブックの使用: 考慮する点

給与バッチ・ローダー・タスク: 説明

ファイルからの給与バッチのロード: 手順

ワークブックを使用した給与バッチ・ローダーに関するFAQ

給与バッチ・ローダーにアクセスするには、どうすればよいですか。

給与マネージャおよび給与管理者の場合は、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」作業領域から、「バッチ・ローダー」タスクを選択します。フローにバッチ・ローダーが含まれている場合は、「給与フロー」ページの「バッチの入力」タスクを使用して、「給与チェックリスト」作業領域からバッチ・ローダーにアクセスすることもできます。

別のスプレッドシートからバッチ・ローダー・ワークブックに行をコピーできますか。

はい。ただし、バッチを転送する前に、ワークブックがエラーのない状態で保存されていることを確認する必要があります。空白行を挿入した後、コンテンツを追加することがベスト・プラクティスとなります。複数の行を挿入する場合は、オフライン・スプレッドシートから行をコピーしてから、コンテンツ領域内の行を右クリックして、コピーしたセルの挿入を選択します。挿入したすべてのデータが適切な列に配置されていることを確認した後、「保存」をクリックします。各行のステータスにより、その行が正常に挿入されたことが示されていることを確認します。

バッチ・ローダーを使用して、自分で作成したスプレッドシートをアップロードできますか。

いいえ。給与バッチ・ローダー・ワークブックをダウンロードしていない場合にはできません。バッチ・ローダー・ワークブックでは、正常な処理に必要不可欠なマクロが自動的に挿入されます。バッチ・アップロード・ワークブックをデスクトップにダウンロードし、ロードする前にデータを編集できます。

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Page 337: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与バッチ・ローダーのExcelワークブック・テンプレートを変更するには、どうすればよいですか。

統合されたMicrosoft Excelワークブックは、事前定義済テンプレートに基づいているため、その構造を変更することはできません。この制限により、アップロードされたデータを受け取るHCM表に、入力されたフィールドが正確に対応することが確実になります。

337

Page 338: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 給与バッチ・ローダー・ファイルのロード

30給与バッチ・ローダー・ファイルのロードこの章の内容は次のとおりです。

概要

給与データ・ロードの自動化: 手順

給与バッチ・アップロードのファイル形式およびデータ変換: 重要な選択

バッチ・ローダーFormulaタイプ

バッチ・ローダー・ファイル変換のサンプルのFormula

複数のタスクのサンプルのバッチ・ローダーFormula

概要「ファイルからのバッチのロード」は、ソース・ファイルのデータをアップロード用に給与バッチに変換する場合に使用できるフロー・パターンです。このフローは単独で送信することも、定期的に自動的にデータをロードするために作成するフローに含めることもできます。手動またはWebサービスを使用してフローを送信するときに、必要に応じて変換Formulaを指定してデータを変換できます。

注意: 「データ交換」、「給与管理」または「チェックリスト」の作業領域で、ファイルから給与バッチを作成できます。

前提

この手順では、次のことを前提としています。

これらの手順を実行するユーザーが人材管理統合スペシャリストのロールを持っていること。

Oracle WebCenter Contentにアップロードできるソース・ファイルがあるか、すでにアップロードされており、コンテンツIDがわかっていること。次の表は、コンテンツ・サーバーにファイルをアップロードする方法の3つの例を示しています。

例 詳細

「ファイルのアップロード」フロー・タスク

ファイル・システムのソース・ファイルを参照して、ファイルからのバッチのロード・フローの一部としてアップロードします。「ファイルのアップロード」フロー・タスクを使用すると、フローの送信時にファイルのコンテンツIDを指定する必要がありません。

ローカルまたはリモートのファイル・システムからコンテンツ・サーバーにファイルをプログラムでアップロードして、そのコンテンツIDを取得します。

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Page 339: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

UploadToolJavaユーティリティ 詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)の『給与バッチ・ローダー

の使用ガイド』(2030268.1)の「HCMデータ・ローダーの自動化」の添付資料を参照してください。

OracleWebCenterContentのアプリケーション

ファイル・システムのソース・ファイルを参照して、コンテンツ・サーバーにチェック・インし、そのコンテンツIDを取得します。詳細は、『Oracle FusionMiddleware Oracle WebCenter Contentの使用』ガイドを参照してください。

前提条件

ファイルから給与バッチを作成する前に、次の表の特性の前提条件を満たしていることを確認します。

特性 前提条件

データ変換

ソース・ファイルのデータを変換する必要がある場合は、バッチ・ローダーFormulaタイプを使用して変換Formulaを作成してコンパイルします。「給与計算」作業領域で「FastFormulaの管理」タスクを使用します。

ファイル暗号化

暗号化されたファイルをロードする前に、安全なファイル転送のために暗号化キーが存在していることを確認します。これには、サービス要求の作成、PGPキー・ペアの生成および暗号化キーの共有が含まれます。

フローまたはWebサービスの実行時に選択するプロセス構成グループに対して、「給与バッチ・ローダー暗号化タイプ」のパラメータ値を指定します。有効な値はPGPSIGNED、PGPUNSIGNEDおよびNONEです。

「設定および保守」作業領域で、次のものを使用して、プロセス構成グループの処理パラメータを指定します。

オファリング: ワークフォース配置

機能領域: 給与

タスク: 給与プロセス構成の管理

その他の処理パラメータ

「設定および保守」作業領域で、次のものを使用して、プロセス構成グループのパラメータを追加します。

オファリング: ワークフォース配置

機能領域: 給与

タスク: 給与プロセス構成の管理

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処理パラメータには、「バッチ・エラー・モード」、「ロギング領域」、「ロギング・カテゴリ」、「スレッド」などがあります。

バッチの手動作成

次の手順は、すでにアップロードされているファイルからバッチを作成するために手動でフローを送信する方法を示しています。

1. 「チェックリスト」作業領域で「給与フローの送信」タスクを使用して、「ファイルからのバッチのロード」フロー・パターンを選択します。

2. フローの名前を入力します。

3. すでにコンテンツ・サーバーにソース・ファイルが存在する場合はコンテンツIDを入力し、存在しない場合は「コンテンツID」フィールドを空白のままにします。

4. バッチの名前を入力します。

5. オプションで、変換Formulaとプロセス構成グループを選択します。

6. フローを送信して「OKしてチェックリストを表示」をクリックします。

7. コンテンツIDを指定した場合は、ファイルのアップロードの対象の行を選択し、右クリックして「完了としてマーク」を選択します。そうでない場合は、ファイルのアップロード中に次の手順を実行します。

1. アップロードの対象の行で、「タスクに進む」をクリックします。

2. 「添付の管理」をクリックします。

3. 「参照」をクリックしてアップロードするファイルを選択して、「OK」をクリックします。

4. 「完了」をクリックします。

8. 「ファイルのアップロード」タスクと「バッチのロード」タスクが完了と表示されるまで、「リフレッシュ」をクリックします。

9. 次のように、バッチ・コンテンツを確認します。

1. 「バッチの確認」タスクの対象の行で、「タスクに進む」をクリックします。

2. バッチ・ローダー・ワークブックをダウンロードして開きます。

3. 国別仕様データ・グループを選択して「検索」をクリックします。

4. 「ファイルからのバッチのロード」フローの送信時に入力したバッチ名をダブルクリックします。

5. バッチ・コンテンツ・シートで、「給与の追加」などのタスク処理名をダブルクリックします。

6. コンテンツを確認してワークブックを保存し、加えた変更をアップロードします。

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10. 次のように、バッチを転送します。

1. 「チェックリスト」または「給与管理」の作業領域で「プロセスまたはレポートの送信」タスクを使用して、「バッチの転送」フロー・パターンを選択します。

2. フローの名前を入力します。

3. 転送するバッチを検索して選択します。

4. フローを送信します。

ヒント: エレメント・エントリのバッチをロールバックするには、「給与管理」作業領域から「バッチ転送のロールバック」プロセスを使用します。「バッチ転送のロールバック」プロセスは、「エレメント・エントリの作成」タスクを使用したバッチのみをサポートします。

バッチ作成の自動化

「バッチの作成」タスクと「バッチの転送」タスクを組み合せて単一のフロー・パターンにすることができます。その後、フロー処理Webサービスを使用して、自動化のためのユーザー定義のフローをコールできます。必要に応じて変換Formulaを指定してデータを変換します。

関連トピック

ファイル転送の暗号化の設定: 手順

給与プロセス構成パラメータ

既存の設定データを更新するためのタスクへのアクセス: 手順

給与データ・ロードの自動化: 手順フロー処理サービスWebサービスを使用して、給与関連データやエレメント・エントリをスケジュールに従ってロードするプロセスを自動化します。

フローにより、給与バッチ・ローダーを使用してファイルがバッチにロードされ、ステージング表からアプリケーション表にバッチが転送されます。

フロー・パターンにより、給与バッチ・ローダーを使用してファイルがバッチにロードされ、ステージング表からアプリケーション表にバッチが転送されます。

データ・ロードを自動化するには、次のことを行う必要があります。

ロードおよび転送フロー・パターンをコピーして、フロー・パターンを作成します。

タスクの順序を確認します。

すべてのパラメータが使用可能かどうかを検証します。

フロー・タスク・パラメータを選択して編集し、「バッチのロード」タスクと「バッチの転送」タスクをリンクします。

オプションでフローを送信するときには、次のことを指定する必要があります。

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ソース・データが暗号化されている場合または他の処理パラメータが必要である場合は、フロー・パラメータとしてのプロセス構成グループ。

個人番号からアサイメント番号を導出するなど、変換する必要があるデータがソース・ファイルに含まれる場合は、ファイル変換Formula。

フロー・パターンのコピーおよび編集

次の手順を実行します。

1. 「チェックリスト」作業領域で「給与フロー・パターンの管理」タスクを選択します。

2. ロードおよび転送を検索して選択し、「コピー」をクリックします。

3. 「フロー・パターンのコピー」ダイアログ・ボックスで、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド 値

Name フロー処理サービスでフロー・パターンを識別するために使用するものと同じ名前を入力します。

国別仕様データ・グループ

オプションで、このフローへのアクセスを制限する国別仕様データ・グループを選択します。

4. 「保存してクローズ」をクリックします。

5. 新しいフロー・パターンを検索して選択し、「編集」をクリックします。

注意: コピーの作成時に国別仕様データ・グループを選択した場合は、新しいフロー・パターンを検索するときにその国別仕様データ・グループを選択する必要があります。

6. 「タスク順序」ページで、「タスク」列と「次のタスク」列をレビューして、タスクが「フローの開始」、「バッチのロード」、「バッチの転送」、「フローの終了」の順序であることを確認します。

7. オプションで、「パラメータ」ページで、次の表に示すようにフロー・パラメータを選択して編集します。

注意: 変換Formulaでプロセス構成グループの事前構成済パラメータを使用している場合は、使用する値がデフォルトですでに指定されているため、このステップは必要ありません。パラメータ名 パラメー

タ基準 基準値

プロセス構成グループ

SQLバインド後

selectaction_param_group_idfrompay_action_param_groupswhereaction_param_group_name = 'Configuration Group Name that has the encryption type to be used'

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Page 343: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

変換Formula SQLバインド後

selectmax(formula_id)fromff_formulas_vl ff,ff_formula_types ftwhereff.formula_type_id = ft.formula_type_id andft.formula_type_name = 'Batch Loader' andff.formula_name = 'Name of formula to be used'

8. 「タスク」タブをクリックします。次のように、「バッチのロード」タスクを編集します。

1. 「タスク」タブで、「バッチのロード」を選択し、「編集」をクリックして、「タスクに進む」をクリックします。

2. 「基本情報」ページで「バッチ」パラメータを選択し、「編集」をクリックします。

3. バッチ・パラメータ詳細セクションの「使用」フィールドで、「出力パラメータ」を選択して、「次」をクリックします。

4. オプションで、所有権情報を入力します。

5. オプションで、期間および通知情報を入力して、「送信」をクリックします。

9. 次のように、「バッチの転送」タスクを編集します。

1. 「タスク」タブで、「バッチの転送」を選択し、「タスクに進む」をクリックします。

2. 「基本情報」ページで「バッチ」パラメータを選択し、「編集」をクリックします。

3. バッチ・パラメータ詳細セクションの「パラメータ基準」フィールドで、「フローにバインド」を選択します。

4. 「基準値」フィールドで、「バッチのロード」、「送信」、「バッチ」を選択して、「次」をクリックします。

5. オプションで、所有権情報を入力します。

6. オプションで、通知情報を入力して、「送信」をクリックします。

10. 「給与フロー・パターンの管理」ページで、「送信」をクリックします。

自動化のためのプログラムの作成

プログラムによって、コンテンツ・サーバーにソース・ファイルがアップロードされ、フロー処理サービスWebサービスのためのコンテンツIDが取得されます。

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Page 344: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

この場合、次のパラメータを指定すると、プログラムによってフロー処理Webサービスがコールされます。

ユーザー定義のフロー・パターン(「ファイルからのバッチのロード」のコピー)の名前

アップロードしたファイルのコンテンツID

送信中のフロー・インスタンスを識別する一意の名前

作成後に送信するバッチの一意の名前

特殊処理用のプロセス構成グループ名(オプション)

変換Formula名(オプション)

フロー処理サービスWebサービスの詳細は、『Oracle HCM CloudのためのSOAP Webサービス』ガイドを参照してください。ファイルのアップロードを自動化するためのその使用の例については、MyOracle Support (https://support.oracle.com)の『HCMデータ・ローダー・ユーザー・ガイド』(1664133.1)の添付資料を参照してください。

関連トピック

ファイル転送の暗号化の設定: 手順

給与プロセス構成グループ: 説明

HCMセキュリティ・プロファイル: 説明

Oracle HCM CloudのためのSOAP Webサービス

給与バッチ・アップロードのファイル形式およびデータ変換: 重要な選択「ファイルからのバッチのロード」プロセスでは、フラット・ファイルからデータが取得されて、アップロード用にそのデータが給与バッチ・ローダー・ワークブックに移動されます。フラット・ファイルの形式の要件は、ファイル内のデータのタイプまたは順序を変換するかどうかに応じて異なります。このトピックでは、様々なファイル形式の要件について説明します。

バッチ・ローダー・ワークブックでオプションである場合でも、使用するタスクおよびタスク名のワークブックのすべての列がフラット・ファイルで表される必要があります。

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変換しない場合のファイル形式(デフォルトの形式)

ソース・ファイル内の属性と順序が、必要なタスクおよびタスク処理のワークブックで予期されるものと同じである場合は、変換は必要ありません。ファイルには、タスク名、タスク処理名、およびアップロードする各レコードのデータが含まれる必要があります。

次の例は、アサイメント番号によって、USの国別仕様データ・グループの異なる給与に3人の個人を追加するファイルのコンテンツを示しています。Payroll Relationship|Add Payroll||E34567|Monthly Payroll|2015-01-01|US LDGPayroll Relationship|Add Payroll||E5897|Weekly Payroll|2015-01-01|US LDGPayroll Relationship|Add Payroll||E9736456|Monthly Payroll|2015-01-01|US LDG

タスク名とタスク処理名が含まれており、各レコードのアップロードする値の前には参照名がありません。参照名は、この例には適用できないため、空白になっています。「エレメント・エントリの作成」などの他のタスク処理では、通常はエレメント名である参照名の値が使用されます。

データ変換を実行するファイル

バッチ・ローダー・ワークブックで求められる順序になるようにファイル内の属性の順序を変更するなどの、基本的なデータの変換を行う場合は単純なFormulaを使用します。個人番号をアサイメント番号に変換するなど、属性を変換する場合は、より複雑なFormulaを使用します。

次の例は、アサイメント番号によって、異なる給与に3人の個人を追加するファイルのコンテンツを示しています。データ、給与名およびアサイメント番号がバッチ・ローダー・ワークブックとは異なる順序であるため、変換Formulaを使用して位置を変更します。すでにFormulaでタスクとタスク処理が指定されているため、このファイル形式では、列の属性値から直接開始できます。2015-10-10|Monthly Payroll|E345672015-10-10|Weekly Payroll|E58972015-10-10|Monthly Payroll|E9736456

変換Formula

バッチ・ローダーFormulaには、1つ以上のタスク名とタスク処理に対する値が含まれる必要があります。潜在的に、同じFormulaと単一のバッチで、異なるタスクを使用して、異なるタイプのデータをロードできます。

次のFormulaの例では、タスク名にPayroll Relationship、タスク処理名にAdd Payrollを指定しています。/*Batch Related Outputs*/ TASK='Payroll Relationship' TASKACTION='Add Payroll'

次のFormulaの例では、タスク名にElement Entry、タスク処理名にCreate Element Entry、タスク処理参照にPay Period Amountを指定しています。/*Batch Related Outputs*/TASK='Element Entry'TASKACTION='Create Element Entry'ACTIONREFERENCE='Pay Period Amount'

345

Page 346: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

デリミタ

値を区切るデフォルトのデリミタは、パイプ文字です。ファイルで異なるデリミタを使用する場合は、必要なデリミタをバッチ・ローダー変換Formulaで設定する必要があります。次の例では、デリミタとしてカンマが指定されています。/* Calculations */IF OPERATION='FILETYPE' THEN OUTPUTVALUE='DELIMITED'ELSE IF OPERATION='DELIMITER' THEN OUTPUTVALUE=','

注意: Formulaに入力したデリミタが単一の非ASCII文字であり、アップロードする値の一部ではないことを確認してください。

バッチ・ローダーFormulaタイプファイルからバッチをロードするときにアプリケーションが情報を取得する方法は、バッチ・ローダーFormulaタイプによって制御されます。アップロードするファイルを変換する必要がある場合は、「FastFormulaの管理」ページでバッチ・ローダーFormulaを作成します。

バッチ・ローダーFormulaを作成する理由として、次のものがあげられます。

ファイル内の属性の位置を割り当てるため(予期される順序ではないため)。

ファイル内の属性を、値セットを使用して導出する別の属性に変換するため。

個々のバッチ・ローダー・タスクに単一のFormulaを使用するため。

コンテキスト

バッチ・ローダー・タイプのすべてのFormulaで次のコンテキストを使用できます。

EFFECTIVE_DATE (テキスト)

TASK (テキスト)

バッチ・ローダー・ワークブックからのタスクの名前。

TASKACTION (テキスト)

バッチ・ローダー・ワークブックからのタスク処理の名前。

REFERENCE (テキスト)

エレメント・エントリ、原価計算設定、バランス調整などの、タスク処理のエレメントの名前。

データベース・アイテム

バッチ・ローダーFormulaタイプは、データベース・アイテムをサポートしません。Formula内でFormulaをコールすることで、バッチ・ローダーFormulaでデータベース・アイテムを使用できます。

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Page 347: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

データベース・アイテムが使用できない場合に情報を取得するには、GET_VALUE_SET関数を使用します。

注意: GET_VALUE_SET関数を使用するときは、値セットの「値属性表の別名」フィールドに値がないことを確認してください。別名が指定されている場合、この関数は失敗します。

入力変数

バッチ・ローダーFormulaタイプのすべてのFormulaで次の入力変数を使用できます。選択したタスクおよびタスク処理に応じて、追加の変数を使用できる場合があります。

入力およびデータ型 必須 注意

OPERATION (テキスト) はい

使用可能な操作:

FILETYPE

指定した場合、値はDELIMITEDである必要があります。

DELIMITER

ファイル内の列を区切るために使用される文字。

MAP

タスクおよびタスク処理の情報がファイル・コンテンツからマップされる場所。

PROCESS_DATE (テキスト)いいえ

YYYY-MM-DD HH:MM:SS (時間は24時間制を表す)の形式に従う必要があります。

LEGISLATIVE_DATA_GROUP_ID(テキスト)

いいえ該当なし

LINESEQUENCE (数値)いいえ

バッチに使用される行番号。次の例では、10倍の行番号が使用されています。つまり、作成されるバッチ・ラインは10から、20、30と増加します。LINESEQUENCE = LINESEQUENCE * 10

LINEREPEATNO (数値)いいえファイル内の特定の行に対してFormulaが実行される回数。

347

Page 348: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

LINEREPEAT (数値)いいえ

ファイル内の単一の行に対して複数のバッチ・ラインを作成できるようになります。有効な値はYおよびNです。

Yに設定した場合は、バッチ・ラインの作成後に、同じファイル・コンテンツに対して再度Formulaがコールされます。LINEREPEATNOは繰返しの数を示します。たとえば、時間入力の場合は、通常の時間入力の賃金の後に、割増時間入力の賃金が発生する場合があります。

TOTALLINES (数値)いいえ

ファイル内の行の合計数。ファイル内のコーディングされた合計数を比較して、ファイル・コンテンツを突き合せる場合などに使用します。

POSITION1 (テキスト) はいファイル内の列の最初の位置。

POSITION2 (テキスト) はいファイル内の列の2番目の位置。

POSITION3-POSITION30 (テキスト)

いいえファイル内の列のオプションの追加の位置。

TOTALLINES (数値)いいえたとえば、ファイル内のコーディングされた合計数を比較して、ファイル・コンテンツを突き合せます。

戻り値

バッチ・ローダーFormulaの戻り値は、ビジネス・オブジェクトとタスク処理に応じて異なります。戻り値は、スペースのかわりにアンダースコアが使用されていることを除いてパラメータ名と同じです。

バッチ・ローダー・ファイル変換のサンプルのFormula

フラット・ファイルの属性が給与バッチ・ローダー・ワークブックで予期される順序とは異なる順序であるため、この例の変換Formulaでは属性の位置を指定します。また、このFormulaで、フラット・ファイルの個人番号をアサイメント番号に変換します。

このFormulaの戻り値は、スペースのかわりにアンダースコアが使用されていることを除いてパラメータ名と同じです。

このFormulaの次のスニペットによって、求められる位置に属性が割り当てられて、値セットを使用した変換が実行されて必要な値が導出されます。

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Page 349: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

/*Task Action Related Outputs */ PAYROLL=POSITION2ASSIGNMENT_NUMBER=GET_VALUE_SET('SAMPLE_GET_ASG_NUM','|=PERSON_NUMBER='''||POSITION3||'''') Effective_As_Of_Date=POSITION1

ヒント: 値セットをデバッグするには、必要なデータを戻すデータ・モデルとして、次の問合せを含むBIレポートを作成します。SELECT pay_ff_functions.gvs('SAMPLE_GET_ASG_NUM','|=PERSON_ID=100000012092216') value FROM dual;

この例の完全なFormulaは、次のとおりです。/******************************************************************FORMULA NAME: Transform Attribute - Payroll RelationshipFORMULA TYPE: Batch LoaderSample Input File Format: Effective As Of Date|Payroll|Person Number/

/* Inputs */INPUTS ARE OPERATION (text), LINESEQUENCE (number), LINEREPEATNO (number), POSITION1 (text), POSITION2 (text), POSITION3 (text)

DEFAULT FOR LINENO IS 1DEFAULT FOR LINEREPEATNO IS 1DEFAULT FOR LINESEQUENCE IS 1DEFAULT FOR POSITION1 IS 'NO DATA'DEFAULT FOR POSITION2 IS 'NO DATA'DEFAULT FOR POSITION3 IS 'NO DATA'

/* Calculations */IF OPERATION='FILETYPE' THEN OUTPUTVALUE='DELIMITED'ELSE IF OPERATION='DELIMITER' THENOUTPUTVALUE='|' ELSE IF OPERATION='MAP' THEN( /*Batch Related Outputs*/TASK='Payroll Relationship'TASKACTION='Add Payroll'

/*Task Action Related Outputs */PAYROLL=POSITION2 ASSIGNMENT_NUMBER=GET_VALUE_SET('SAMPLE_GET_ASG_NUM','|=PERSON_NUMBER='''||POSITION3||'''')Effective_As_Of_Date=POSITION1)ELSEOUTPUTVALUE='NONE'

/* Returns */IF OPERATION='MAP' THENRETURN TASK,TASKACTION,LINESEQUENCE,PAYROLL,ASSIGNMENT_NUMBER,Effective_As_Of_DateELSERETURN OUTPUTVALUE/* End Formula Text */

複数のタスクのサンプルのバッチ・ローダーFormula

この例のFormulaでは、2つの個別のタスクを使用して銀行を作成し、給与関係に給与を追加します。また、このFormulaで、フラット・ファイルの個人番号をアサイメント番号に変換します。

この例のFormulaは、次のとおりです。/**********************************************************FORMULA NAME: Create Bank and Payroll Relationship FORMULA TYPE: Batch Loader Sample Input File Format: Effective As Of Date|Payroll|Assignment Number*************************************************************/

/* Inputs */INPUTS ARE OPERATION (text), LINEREPEATNO (number), POSITION1 (text), POSITION2 (text), POSITION3 (text), POSITION4

349

Page 350: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

(text), POSITION5 (text),

DEFAULT FOR LINESEQUENCE IS 1 DEFAULT FOR LINEREPEATNO IS 1 DEFAULT FOR POSITION1 IS 'NO DATA' DEFAULT FOR POSITION2 IS 'NO DATA' DEFAULT FOR POSITION3 IS 'NO DATA' DEFAULT FOR POSITION4 IS 'NO DATA' DEFAULT FOR POSITION5 IS 'NO DATA'

/* Calculations */IF OPERATION='FILETYPE' THEN OUTPUTVALUE='DELIMITED' ELSE IF OPERATION='DELIMITER' THEN OUTPUTVALUE='|' ELSE IF OPERATION='READ' THEN OUTPUTVALUE='NONE' ELSE IF OPERATION='MAP' THEN (

/*Batch Related Outputs*/IF POSITION1 = 'Payroll Relationship' AND POSITION2 = 'Add Payroll' THEN (TASK='Payroll Relationship' TASKACTION='Add Payroll'

/*Task Action Related Outputs */PAYROLL=POSITION4 ASSIGNMENT_NUMBER=POSITION5 Effective_As_Of_Date=POSITION3) IF POSITION1 = 'Bank and Branch' AND POSITION2 = 'Create Bank' THEN(TASK='Bank and Branch' TASKACTION='Create Bank'

/*Task Action Related Outputs */Bank_Name=POSITION3)) ELSE OUTPUTVALUE='NONE'

/* Returns */IF OPERATION='MAP' THEN IF POSITION1 = 'Payroll Relationship' AND POSITION2 = 'Add Payroll' THEN (RETURN TASK,TASKACTION,LINESEQUENCE,PAYROLL,ASSIGNMENT_NUMBER,Effective_As_Of_Date) IF POSITION1 = 'Bank and Branch' AND POSITION2 = 'Create Bank' THEN (RETURN TASK,TASKACTION,LINESEQUENCE,Bank_Name)ELSE RETURN OUTPUTVALUE

/* End Formula Text */

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 給与バッチ・ローダー・ワークブック

31給与バッチ・ローダー・ワークブックこの章の内容は次のとおりです。

バランス調整用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

原価計算設定用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

エレメント用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

支払方法用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

給与関係用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

第三者組織用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

ユーザー定義表用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

バランス調整用の給与バッチ・ローダー・ワークブックバランス調整のデータをインポートするには、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」の作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力し、ステージング表に保存してから、データをアプリケーションに転送します。給与バッチ・ローダーを使用すると、複数のバランス調整を単一バッチに同時にアップロードできます。このトピックでは、「バランスの調整」タスク処理に関するワークブックの列について説明します。

「バランスの調整」タスク処理を追加するときには、「タスク名」フィールドにBalanceと入力し、「参照」フィールドでバランスを調整するエレメントを選択します。バッチごとに1つのエレメントに対してのみ複数のバランス調整をアップロードできます。バッチ・コンテンツを保存した後、「バッチの転送」プロセスを送信してアプリケーション表にデータを移動し、「複数バランスの調整」プロセスを送信して調整を実行します。列は、国別仕様データ・グループおよび選択したエレメントによって異なります。

注意: バッチ・ローダーでは、同じバッチ内の別の給与または別の包含ルールに対するバランス調整はサポートされていません。次の各列は、同じ値である必要があります。「有効日」、「給与」、「原価計算プロセスに含む」、「支払バランスに含む」の各列は、同じ値である必要があります。これらの列の値が異なる場合、組合せごとに個別のバッチを作成する必要があります。

バランスの調整

「バランスの調整」タスク処理のワークブックでは、次の列を使用して、バランス調整のデータをアップロードします。

列 必須 コメント

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Page 352: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日 はい

DATE

バランスがとれた調整に使用される日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

バッチ内のすべての行に対して同じ有効日を入力します。

給与 はい

VARCHAR2(80)

バランス調整の給与定義の名前。バッチ内のすべての行に対して同じ給与定義を入力します。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

連結グループ はい

VARCHAR2(60)

指定した給与定義の既存の連結グループの名前。バッチ内のすべての行に対して同じ連結グループを入力します。

連結グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

バランス日いいえ

DATE

バランス・ディメンションでエントリが必須の場合にはバランス日。それ以外の場合は空白のままにしておきます。

指定した場合、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

バランスを調整する個人の既存のアサイメント番号。

計算ブレークダウン・コンポーネント

はい

VARCHAR2(80)

「個別バランスの調整」ページに示される計算ブレークダウン・コンポーネントの名前。これは、通常、指定した個人の計算カードに関連付けられた税レポート・ユニットとなります。

税レポート・ユニット

はい

VARCHAR2(80)

給与の税レポート・ユニットの名前。バッチ内のすべての行に単一の税レポート・ユニットを使用することがベスト・プラクティスとなります。

352

Page 353: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

雇用主いいえ

VARCHAR2(80)

給与の雇用主の名前。バッチ内のすべての行に単一の雇用主を使用することがベスト・プラクティスとなります。

第三者受取人いいえ

VARCHAR2(80)

支払バランスの調整が裁判所命令など第三者組織の支払に使用されていた場合には、第三者受取人の名前。

時間定義いいえ

VARCHAR2(80)

調整するバランスの時間定義の名前。

原価計算プロセスに含む

いいえ

VARCHAR2(30)

原価計算プロセスにバランス調整を含むかどうか。有効な値は「はい」および「いいえ」です。

バッチ内のすべての行に対して同じ値を入力します。指定しない場合、デフォルトで使用される値は「いいえ」です。

入力パラメータ1 - 入力パラメータ30

いいえ

VARCHAR2(250)

エレメント固有の属性およびエレメントの国別仕様データ・グループによって異なる入力パラメータ列名。

セグメント1 -セグメント30

いいえ

VARCHAR2(250)

原価配賦キー・フレックスフィールドに基づいた原価計算セグメント。

支払バランスに含む

いいえ

VARCHAR2(30)

支払バランスにバランス調整を含むかどうか。有効な値は「はい」および「いいえ」です。

バッチ内のすべての行に対して同じ値を入力します。指定しない場合、デフォルトで使用される値は「いいえ」です。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Balance|Adjust Balance|Element Name|Effective Date|Payroll|Consolidation Group|Balance Date|Assignment Number|Calculation Breakdown Component|Tax Reporting Unit|Legal Employer|Third-Party Payee|Time Definition|Include adjustment in costing process|Input Value 1|Input Value 2|Input Value 3|Input Value 4|Input Value 5|Input Value 6|Input Value 7|Input

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Value 8|Input Value 9|Input Value 10|Input Value 11|Input Value 12|Input Value 13|Input Value 14|Input Value 15|Input Value 16|Input Value 17|Input Value 18|Input Value 19|Input Value 20|Input Value 21|Input Value 22|Input Value 23|Input Value 24|Input Value 25|Input Value 26|Input Value 27|Input Value 28|Input Value 29|Input Value 30|Segment 1|Segment 2|Segment 3|Segment 4|Segment 5|Segment 6|Segment 7|Segment 8|Segment 9|Segment 10|Segment 11|Segment 12|Segment 13|Segment 14|Segment 15|Segment 16|Segment 17|Segment 18|Segment 19|Segment 20|Segment 21|Segment 22|Segment 23|Segment 24|Segment 25|Segment 26|Segment 27|Segment 28|Segment 29|Segment 30|Include in payment balance

注意: 「入力パラメータ1」から入力パラメータ30までは、エレメントに基づいています。同じく、「セグメント1」から「セグメント30」までは、原価構造に基づいています。

関連トピック

バランスの調整: 重要な選択

複数のバランスの調整: 手順

給与バッチ・ローダーを使用したデータのインポート: 説明

原価計算設定用の給与バッチ・ローダー・ワークブックHCMデータ・ローダーを使用して原価計算設定をインポートします。また、小さなデータのバッチの場合は、バッチ・ローダーを使用して、原価計算設定情報を統合ワークブック・テンプレートからステージング表にインポートし、そのデータをアプリケーションに転送できます。このトピックでは、「原価配賦」タスクのタスク処理、および各タスク処理で作成する列について説明します。

原価勘定科目およびオフセット勘定科目の原価計算詳細を作成または削除するには、「原価配賦の作成」タスクおよび「原価配賦の削除」タスクを使用します。原価勘定科目およびオフセット勘定科目の原価計算設定はインポートできますが、仮勘定科目、デフォルト勘定科目および優先勘定科目の原価計算設定はインポートできません。エレメント・エントリの原価計算設定には、「エレメント・エントリ」バッチ・ローダー・タスクおよび「エレメント・エントリの作成」タスク処理を使用します。エレメント・エントリの原価計算設定を削除することはできません。

原価配賦の列

原価配賦情報によって、適用する設定および原価配賦キー・フレックスフィールドの原価階層の各レベルで入力する勘定科目番号が決定されます。給与では、この情報を使用して、原価計算結果を導出します。「給与の計算」プロセスを送信していない場合には、第三者給与プロバイダの原価計算設定情報を抽出できます。「原価配賦の削除」タスクでは、「原価配賦の作成」タスクと同じ列を使用します。

注意: 給与バッチ・ローダーを使用した原価計算エントリのロードは、初期実装を対象としています。追加の原価計算設定をロードするときには、重複レコードが作成されないように注意してください。バッチ・ローダーは、既存の原価計算設定オブジェクトに対して検証を実行しません。

バッチ・ローダーは大/小文字が区別されます。値を正確に入力していることを確認してください。オブジェクト名およびエレメント名は、アプリケーションに表示されるとおりに入力してください。ソース・オブジェクト名を特定する場合は、「会計分配」作業領域の原価計算設定ページで原価計算オブジェクトを問い合せることができます。

列 必須 コメント

NUMBER

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Page 355: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ライン順序

はい先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効開始日

はい

DATE

プロセスが原価計算情報を使用できる最初の日付を入力します。ロードする履歴データの最早日付か、それより前の日付を使用してください。

すべての日付がYYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効終了日

はい

DATE

プロセスが原価計算情報を使用できる最後の日付を入力します。「有効開始日」より後の日付を使用してください。

ソース・タイプ

はい

TEXT(60)

原価計算するソース・オブジェクトの種類を入力します。

各ソース・タイプには、「ソース」列および「作成者」列に特定の情報が必要になります。このトピックの後半に示す、原価階層に基づいてオブジェクトの有効な値をリストした表を参照してください。

指定したレベルで個人のエレメントを原価計算するには、次の有効な値のいずれかを使用します。

AET (アサイメント)

PRET (給与関係)

TET (雇用条件)

指定したレベルで個人のエレメントを原価計算するには、次の有効な値のいずれかを使用します。

ASG (アサイメント)

PREL (給与関係)

TERM (雇用条件)

特定のオブジェクトを原価計算するには、次の有効な値のいずれかを使用します。

POS (ポジション)

JOB (ジョブ)

ORG (組織)

EL (特別な目的の出力値を入力パラメータとして使用するエレメント適格)

355

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LIV (特別な目的の出力値以外のエレメント適格の入力パラメータ)

PAY (給与)

Source はい

TEXT(60)またはNUMBER(18)

「ソース・タイプ」列の値と互換性がある値を入力します。

たとえば、原価計算する特定のソース・オブジェクトの名前を入力します。つまり、個人のすべてのエレメントを原価計算するには、個人のアサイメント番号、給与関係番号または雇用条件番号を入力します。

作成者いいえ

TEXT(60)またはNUMBER(18)

指定したレベルでジョブ、入力パラメータまたは個人のエレメントを原価計算する場合にのみ必須。次の有効な値のいずれかを使用します。

ジョブ名またはジョブ・セット名

入力パラメータ名

アサイメント番号、給与関係番号または雇用条件番号

原価計算タイプ

いいえ

TEXT(60)

エレメント適格レコードを原価計算している場合にのみ値を指定します。

固定原価計算など原価計算の種類。有効な値は大/小文字が区別されます。

C (原価)

F (固定原価)

D (分配)

N (非原価)

PAY_COSTABLE_TYPE参照タイプの参照コードを表示するには、「共通参照の管理」タスクを使用します。エレメント適格レコードの原価計算レコードを作成しない場合、結果は「非原価」(N)のレコードを作成した場合と同じです。

配分セット

いいえ

TEXT(60)

原価計算タイプが分配であるエレメント適格レコードの原価計算設定情報を入力している場合は、エレメント分配オブジェクト・エレメント・グループの名前を入力します。

TEXT (60)

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Page 357: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

一般会計への転送

いいえ

エレメント適格レコードの原価計算設定情報を入力している場合は、エレメントの原価計算結果を一般会計に転送するかどうかを示します。

有効な値は Y (はい)およびN (いいえ)です。

YES_NO参照タイプの参照コードを表示するには、「共通参照の管理」タスクを使用します。

原価タイプ

いいえ

TEXT(60)

エレメント適格レコードに関して次の有効な値のいずれかを入力します。

COST (原価勘定科目の場合)

BAL (仕訳の合計が借方と貸方で一致するように、原価計算エントリを相殺する勘定科目の場合)

比例いいえ

NUMBER

指定した原価計算セグメントの組合せに配賦する原価計算結果のパーセントを表す数値の小数値を入力します。

有効な値は0より大きく1以下で、1は100パーセント、0.25であれば25パーセントというようになります。

セグメント1 - セグメント30

いいえ

NUMBER

原価配賦キー・フレックスフィールドに基づいて、ソース・オブジェクトに移入する各セグメントの勘定科目番号を入力します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、これらのタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Cost Allocation|Create Cost Allocation or Delete Cost Allocation||*Effective Start Date|*Effective End Date|*Source Type|*Source|Creator|Cost Type|Proportion|Segment 1|Segment 2|Segment 3|Segment 4|Segment 5|Segment 6|Segment 7|Segment 8|Segment 9|Segment 10|Segment 11|Segment 12|Segment 13|Segment 14|Segment 15|Segment 16|Segment 17|Segment 18|Segment 19|Segment 20|Segment 21|Segment 22|Segment 23|Segment 24|Segment 25|Segment 26|Segment 27|Segment 28|Segment 29|Segment 30|Costing Type|Distribution Group|Transfer to General Ledger

注意: 「セグメント1」から「セグメント30」までは、原価構造に基づいています。

「ソース」、「ソース・タイプ」、「作成者」の各列の有効な値

「ソース・タイプ」が「ソース」列と「作成者」列で特定の情報を必要とするものである場合は、次の表を使用して、それらの列に指定する原価計算設定オブジェクトおよび必要な詳細をすばやく見つけることができます。

原価計算設定オブ「ソース・タ 「ソース」列 「作成者」列

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Page 358: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ジェクト イプ」列

アサイメント・レベルでの個人のエレメント

TEXT(60)

有効な値:AET

TEXT (60)

エレメント名を入力します。

NUMBER(18)

アサイメント番号を入力します。この番号の前にテキストがある場合は、そのテキストをE (雇用または従業員アサイメントの場合)というように正確に入力します。

条件レベルでの個人のエレメント

TEXT(60)

有効な値:TET

TEXT (60)

エレメント名を入力します。

NUMBER(18)

条件番号を入力します。この番号の前にテキストがある場合は、そのテキストをET (雇用条件の場合)というように正確に入力します。

給与関係レベルでの個人のエレメン

TEXT(60)

有効な値:PRET

TEXT (60)

エレメント名を入力します。

NUMBER(18)

給与関係番号を入力します。

アサイメント・レベルでの個人のすべてのエレメント

TEXT(60)

有効な値:ASG

NUMBER (18)

アサイメント番号を入力します。

該当なし

条件レベルでの個人のすべてのエレ

メント

TEXT(60)

有効な値:TERM

NUMBER (18)

条件番号を入力します。

該当なし

給与関係レベルでの個人のすべてのエレメント

TEXT(60)

有効な値:PREL

NUMBER (18)

給与関係番号を入力します。

該当なし

TEXT

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ポジション(60)

有効な値:POS

TEXT (60)

ポジション名を入力します。

TEXT(60)

複数のポジションに同じポジション名を使用するときには、ポジション・コードを入力します。

ジョブ

TEXT(60)

有効な値:JOB

TEXT (60)

ジョブ名を入力します。

TEXT(60)

複数のジョブに同じジョブ名を使用するときには、セット名を入力します。

部門

TEXT(60)

有効な値:ORG

TEXT (60)

部門名を入力します。

該当なし

エレメント適格

TEXT(60)

有効な値: EL

TEXT (60)

エレメント適格レコードの名前を入力します。

特別な目的の出力の入力パラメータに対して原価計算が作成されます。

該当なし

特別な目的の出力値以外の、原価計算する追加の入力パラメータ

TEXT(60)

有効な値:LIV

TEXT (60)

エレメント適格レコードの名前を入力します。

TEXT(60)

有効な値: 入力パラメータの名前。

たとえば、プライマリ出力値だけでなく、統計入力に使用される時間や日やその他の単位のエントリが必要になる場合があります。

統計入力には相殺は作成されません。

給与

TEXT(60)

有効な値:PAY

TEXT (60)

給与名を入力します。

該当なし

359

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関連トピック

原価計算勘定科目の給与設定タスク: 重要な選択

原価階層: 説明

給与バッチ・ローダーを使用したデータのインポート: 説明

エレメント用の給与バッチ・ローダー・ワークブックエレメント詳細をインポートするには、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」の作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力し、ステージング表に保存してから、データをアプリケーションに転送します。このトピックでは、「エレメント」タスクのワークブックに追加できるタスク処理、および各タスク処理で作成する列について説明します。

この表では、エレメント詳細をロードするタスク処理について説明しています。

タスク名 目的

エレメント適格の作成 1つ以上のエレメントのエレメント適格を設定します。

エレメント適格の削除 1つ以上のエレメントのエレメント適格を削除します。

入力パラメータの作成 1つ以上のエレメントの入力パラメータとその検証詳細を作成します。

入力パラメータの更新 1つ以上のエレメントの入力パラメータとその検証詳細を更新します。

入力パラメータの削除 1つ以上のエレメントから入力パラメータを削除します。

エレメントの更新 入力日や検証Formulaなど、1つ以上のエレメントのエレメント詳細を更新します。

エレメントの削除 1つ以上のエレメントを終了します。

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの作成

Peopleグループ・フレックスフィールド・セグメント組合せを作成します。

360

Page 361: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの削除

Peopleグループ・フレックスフィールド・セグメント組合せを削除します。

エレメント適格の作成

「エレメント適格の作成」タスク処理では、次の列を使用して、エレメント適格を設定します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日 はい

DATE

エレメント適格が使用可能になる最初の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント適格名 はい

VARCHAR2(80)

作成するエレメント適格レコードの名前。

エレメント はい

VARCHAR2(80)

作成するエレメント適格の既存のエレメントの名前。

適格なすべての給与

いいえ

VARCHAR2(30)

給与に関連付けられた従業員がこのエレメント・エントリを受け取ることができるかどうかを示します。このフィールドは、「エレメントの管理」ページにチェック・ボックスとして表示されます。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

給与いいえ

VARCHAR2(30)

作成するエレメント適格の給与定義の名前。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。指定した場合、条件を満たすすべての従業員に適用されます。

事業所いいえ

NUMBER(18)

指定した場合、条件を満たすすべての従業員に適用されます。

361

Page 362: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ジョブいいえ

NUMBER(18)

指定した場合、条件を満たすすべての従業員に適用されます。

雇用カテゴリいいえ

NUMBER(18)

指定した場合、条件を満たすすべての従業員に適用されます。

関係タイプいいえ

NUMBER(22)

等級いいえ

VARCHAR2(30)

「等級の管理」タスクで作成した等級の名前。

ポジションいいえ「ポジションの管理」タスクで作成したポジションの名前。

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド体系

いいえ作成して企業に添付したPeopleグループ・キー・フレックスフィールド体系コード。

Peopleグループ・セグメント組合せ

いいえエレメント基準が適用される連結セグメント。

部門いいえ

TEXT(60)

「法的エンティティの管理」タスクを使用して作成した部門の名前。

給与法定ユニットいいえ「法的エンティティの管理」タスクを使用して作成した給与法定ユニットの名前。

雇用主いいえ「法的エンティティの管理」タスクを使用して作成した雇用主の名前。

い NUMBER(18)

362

Page 363: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

デフォルトFormulaいえ デフォルトFormulaのID。

計算Formulaいいえ

NUMBER(18)

計算FormulaのID。

検証Formulaいいえ

NUMBER(18)

検証FormulaのID。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Create Element Eligibility||*Effective Date|*Element Eligibility Name|*Element|All payrolls eligible|Payroll|Location|Job|Employment Category|Relationship Type|Grade|Position|People Group Key Flexfield Structure|People Group Segment Combination|Department|Payroll Statutory Unit|Legal Employer|Defaulting Formula|Calculation Formula|Validation Formula

エレメント適格の削除

「エレメント適格の削除」タスク処理では、次の列を使用して、指定した1つ以上のエレメントのエレメント適格を削除します。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日 はい

DATE

エレメント適格が削除される時点の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント適格名

はい

VARCHAR2(80)

削除するエレメント適格レコードの名前。

エレメント適格名を検索するために、エレメント定義の管理、エレメント・オブジェクト・ナビゲータ - エレメント適格ノードまたは表element_link_nameの列element_link_nameから問合せを作成できます。

エレメント

はい削除するエレメント適格の既存のエレメントの名前。

363

Page 364: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Delete Element Eligibility||*Effective Date|*Element Eligibility Name|*Element

入力パラメータの作成

「入力パラメータの作成」タスク処理では、次の列を使用して、1つ以上のエレメントの入力パラメータとその検証詳細を作成します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効基準日 はい

DATE

入力パラメータが使用可能になる最初の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント はい

VARCHAR2(80)

作成する入力パラメータの既存のエレメントの名前。

入力パラメータ

はい

VARCHAR2(80)

新規入力パラメータの名前。

単位 はい

VARCHAR2(30)

時間や金額など入力パラメータの単位。

必須 はい

VARCHAR2(1)

この入力パラメータのエントリが必須かどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

表示順序 はい NUMBER(5)

デフォルトいい

VARCHAR2(60)

エントリの入力パラメータのデフォルト値。値は、エレメント・リンクおよび特定

364

Page 365: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

え のエントリのために上書きされる場合があります。

実行時にデフォルトを適

用はい

VARCHAR2(1)

実行時に入力パラメータがデフォルトに設定されるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

最小いいえ

VARCHAR2(60)

エントリで許可されている最小値。エレメント適格レベルで上書きできます。

最大いいえ

VARCHAR2(60)

エントリで許可されている最大値。エレメント適格レベルで上書きできます。

警告またはエラー

いいえ

VARCHAR2(30)

入力パラメータが無効でない場合に生成されるメッセージの種類を示します。

参照タイプいいえ

VARCHAR2(30)

許容される入力パラメータのリスト。

検証Formulaいいえ

NUMBER(13)

入力パラメータを生成する使用済FormulaのID。

検証ソースいいえ

VARCHAR2(200)

データベース・アイテムの作成

はい

VARCHAR2(1)

この入力パラメータのためにデータベース・アイテムを生成する必要があるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

参照いい

VARCHAR2(80)

都道府県や郡など、国によって異なるバランス・コンテキストを提供します。

365

Page 366: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

え 「エレメント要約」ページの「デフォルト入力値および検証」セクションにある「参照」フィールドでは、国に有効な値リストを確認できます。

ユーザー入力の許可

はい

VARCHAR2(1)

ユーザーがこの入力パラメータの値を手動で入力できるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

表示済 はい

VARCHAR2(30)

アプリケーションがこの入力パラメータを表示するかどうかを示します。

有効な値は「はい」(表示)および「いいえ」(非表示)です。

特別な目的いいえ

値は、PAY_RESERVED_INPUT_VALUEというシステム参照から生成されます。

それがパーセント値、レート、第三者受取人詳細のいずれを保持するのかを示します。この値は、保持されている情報のタイプに基づいて入力パラメータを処理する場合に役立ちます。

上書きメッセージ

いいえ現時点ではサポートされていません。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Create Input Value||*Effective As Of Date|*Element|*Input Value|*Unit Of Measure|*Required|*Display Sequence|Default|*Apply default at runtime|Minimum|Maximum|Warning Or Error|Lookup Type|Validation Formula|Validation Source|*Create a Database Item|Reference|*Allow User Entry|*Displayed|Special Purpose|Override Message

入力パラメータの更新

「入力パラメータの更新」タスク処理では、次の列を使用して、1つ以上のエレメントの入力パラメータとその検証詳細を更新します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

はDATE

366

Page 367: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

有効基準日 い 更新が使用可能になる日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント はい

VARCHAR2(80)

更新する入力パラメータの既存のエレメントの名前。

入力パラメータ はい 更新する入力パラメータの名前。

単位いいえ

VARCHAR2(30)

時間や通貨ユニットなど入力パラメータの単位。

必須いいえ

VARCHAR2(1)

この入力パラメータのエントリが必須かどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

表示順序いいえ

NUMBER(5)

デフォルトいいえ

VARCHAR2(60)

エントリの入力パラメータのデフォルト値。値は、エレメント・リンクおよび特定のエントリのために上書きされる場合があります。

実行時にデフォルトを適用

いいえ

VARCHAR2(1)

実行時に入力パラメータがデフォルトに設定されるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

最小いいえ

VARCHAR2(60)

エントリで許可されている最小値。エレメント適格レベルで上書きできます。

最大いいえ

VARCHAR2(60)

エントリで許可されている最大値。エレメント適格レベルで上書きできます。

367

Page 368: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

警告またはエラー

いいえ

VARCHAR2(30)

入力パラメータが無効でない場合に生成されるメッセージの種類を示します。

参照タイプいいえ

VARCHAR2(30)

許容される入力パラメータのリスト。

検証Formulaいいえ

NUMBER(13)

入力パラメータを生成する使用済FormulaのID。

検証ソースいいえ

VARCHAR2(200)

データベース・アイテムの作成

はい

VARCHAR2(1)

この入力パラメータのためにデータベース・アイテムを生成する必要があるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

参照いいえ

VARCHAR2(80)

都道府県や郡など、国によって異なるバランス・コンテキストを提供します。

「エレメント要約」ページの「デフォルト入力値および検証」セクションにある「参照」フィールドでは、国に有効な値リストを確認できます。

ユーザー入力の許可

はい

VARCHAR2(1)

ユーザーがこの入力パラメータの値を手動で入力できるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

表示済 はい

VARCHAR2(30)

アプリケーションがこの入力パラメータを表示するかどうかを示します。

上書きメッセージ

いいえ

VARCHAR2(30)

エレメント・エントリ入力パラメータの検証時に標準メッセージのかわりに使用される検証上書きメッセージのID。

368

Page 369: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Update Input Value||*Effective As Of Date|*Element|*Input Value|Unit Of Measure|Required|Display Sequence|Default|Apply default at runtime|Minimum|Maximum|Warning Or Error|Lookup Type|Validation Formula|Validation Source|Create a Database Item|Reference|Allow User Entry|Displayed|Override Message

入力パラメータの削除

「入力パラメータの更新」タスク処理では、次の列を使用して、1つ以上のエレメントの入力パラメータを削除します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効基準日 はい

DATE

入力パラメータが使用できなくなる日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント はい

VARCHAR2(80)

削除する入力パラメータの既存のエレメントの名前。

入力パラメータ

はい

VARCHAR2(80)

削除する既存の入力パラメータの名前。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Delete Input Value||Effective As Of Date|*Element|*Input Value

エレメントの更新

「エレメントの更新」タスク処理では、次の列を使用して、入力日や検証Formulaなど、1つ以上のエレメントのエレメント詳細を更新します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

369

Page 370: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

有効基準日 はい

DATE

更新が使用可能になる日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント はい

VARCHAR2(80)

更新する既存のエレメントの名前。

最早入力日いいえ

pay_element_types_fのSTARTING_TIME_DEF_IDに対応しています。

有効な値はPAY_TIME_DEFINTIONSからのものです。

最終入力日いいえ

pay_element_types_fのENDING_TIME_DEF_ID NUMBER(18)に対応しています。

有効な値はPAY_TIME_DEFINTIONSからのものです。

同一期間の複数入力の許可

いいえ

VARCHAR2(1)

ユーザーがこのエレメントに対して同じ給与期間に複数のエレメント・エントリを保持できるかどうかを示します。

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

追加エントリいいえ

VARCHAR2(1)

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

新規入力不可いいえ

VARCHAR2(1)

有効な値は「はい」および「いいえ」です。

デフォルトFormula

いいえ

NUMBER(18)

デフォルトFormulaのID。

計算Formulaいいえ

NUMBER(18)

計算FormulaのID。

い NUMBER(18)

370

Page 371: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

検証Formula いえ 検証FormulaのID。

検証上書きメッセージ

いいえ

VARCHAR2(30)

エレメント・エントリ入力パラメータの検証時に標準メッセージのかわりに使用される検証上書きメッセージのID。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Update Element||*Effective As Of Date|*Element|Earliest Entry Date|Latest Entry Date|Allow multiple entries in same period|Additional entry|Closed for entry|Defaulting Formula|Calculation Formula|Validation Formula|Validation Override Message

エレメントの削除

「エレメントの削除」タスク処理では、次の列を使用して、1つ以上のエレメントを終了します。

注意: 給与バッチ・ローダーでは、エレメントの終了のみがサポートされ、エレメントの削除はサポートされていません。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効基準日

はい

DATE

エレメントが使用できなくなる日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

エレメント

はい

VARCHAR2(80)

終了する既存のエレメントの名前。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Delete Element||Effective As Of Date|*Element

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの作成

「Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの作成」タスク処理では、次の列を使用します。

注意: このタスクは、Peopleグループ・フレックスフィールド・セグメント組合せを作成します。Peopleグループ・フレックスフィールド体系は、「設定および保守」、「キー・フレックス

371

Page 372: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

フィールドの管理」のタスクを利用して手動で構成します。このステップは、Peopleグループ・フレックスフィールド組合せを使用するエレメント適格を作成するための前提条件となります。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

キー・フレックスフィールド体系

はい作成するPeopleグループ・キー・フレックスフィールド体系の名前。

セグメント1 - セグメント30 はいPeopleグループ・キー・フレックスフィールドに指定されるセグメント名。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Element|Create People Group Key Flexfield Segment Combination||*Key Flexfield Structure|Segment 1|Segment 2|Segment 3|Segment 4|Segment 5|Segment 6|Segment 7|Segment 8|Segment 9|Segment 10|Segment 11|Segment 12|Segment 13|Segment 14|Segment 15|Segment 16|Segment 17|Segment 18|Segment 19|Segment 20|Segment 21|Segment 22|Segment 23|Segment 24|Segment 25|Segment 26|Segment 27|Segment 28|Segment 29|Segment 30

注意: 「セグメント1」から「セグメント30」までは、原価構造に基づいています。

Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの削除

「Peopleグループ・キー・フレックスフィールド・セグメント組合せの削除」タスク処理では、次の列を使用します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

キー・フレックスフィールド体系

はい

削除するPeopleグループ・キー・フレックスフィールド体系の名前。

「キー・フレックスフィールドの管理」タスクを使用すると、自分で構成したキー・フレックスフィールド体系コードを確認できます。

Peopleグループ・セグメント組合せ

はい 削除する必要がある連結セグメント組合せを入力します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。

372

Page 373: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

Element|Delete People Group Key Flexfield Segment Combination||*Key Flexfield Structure|*Segment Combination

関連トピック

エレメントを移行するための給与バッチ・ローダー・タスク処理: 説明

支払方法用の給与バッチ・ローダー・ワークブック個人支払方法および第三者組織の支払方法をインポートするには、「給与管理」、「データ交換」および「チェックリスト」作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。統合MicrosoftExcelワークブックにデータを入力し、ステージング表に保存してから、データをアプリケーションに転送します。このトピックでは、「支払方法」タスクのワークブックに追加できるタスク処理および各タスク処理の列について説明します。

この表では、支払方法情報をロードするためにワークブックに追加できるタスクについて説明しています。

タスク名 目的

個人支払方法の作成

就業者へのEFT支払の割付など個人支払方法詳細を作成します。

注意: 環境でマスキング・タイプが有効になっている場合、「振込」タイプに個人支払方法を作成することはできません。

個人支払方法の終了 指定した日付時点で関連付けられている就業者の支払方法を終了します。

個人支払方法の削除 外部銀行口座など、関連付けられた就業者の支払方法詳細を完全に削除します。

第三者個人支払方法の作成

第三者個人を就業者のアサイメント番号に関連付けたり、さらにオプションでEFT支払を受け取るための外部銀行口座に関連付けます。

第三者個人支払方法の削除

外部銀行口座など指定した第三者個人と就業者のアサイメント番号との関連付けを削除します。

第三者個人支払方法の更新

支払が控除対象になっている就業者のアサイメント番号やEFT支払用の外部銀行口座など、支払方法詳細を更新します。

第三者組織支払方法の作成

第三者組織受取人を組織支払方法に関連付けたり、さらにオプションでEFT支払を受け取るための外部銀行口座に関連付けます。

第三者組織支払方法の削除 第三者組織と外部銀行口座との関連付けを削除します。

373

Page 374: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

第三者組織支払方法の更新

組織支払方法やEFT支払を受け取るための外部銀行口座など、支払方法詳細を更新します。

個人支払方法の作成

「個人支払方法の作成」タスク処理では、次の列を使用して、EFT支払の割付など個別就業者の支払詳細を設定します。

列 必須 コメント

ライン順序はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効開始日はい

DATE

支払方法が使用可能になる最初の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

NameはいVARCHAR2(250)

作成する支払方法の名前。

アサイメント番号

いいえ

このフィールドまたは「給与関係番号」の値は必須です。

NUMBER(18)

支払情報を作成する個人の既存のアサイメント番号。

この列は、個人が同じ給与関係に複数のアサイメントを持っている場合に使用します。

給与関係番号

いいえ

このフィールドまたは「アサイメント番号」の値は必須です。

NUMBER(18)

支払情報を作成する個人を識別する既存の給与関係ID。

金額 いいえNUMBER

支払金額タイプとして「金額」を選択した場合には金額。

優先度 はい

NUMBER(18)

個人の支払方法が複数存在する場合、どの支払方法を最初に処理するかは優先度によって識別されます。

374

Page 375: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

組織支払方法

はい

VARCHAR2(80)

指定した第三者個人への支払に使用する既存の組織支払方法の名前。銀行口座情報も指定した場合、この値はEFT方法の名前である必要があります。小切手や現金など別の方法の名前を使用した場合、アップロードは失敗します。

パーセントいいえ

NUMBER(22)

支払金額タイプとして「パーセント」を選択した場合にはパーセント値。

支払金額タイプはい

VARCHAR2(30)

どのくらい支払うかを指定するために「金額」列を使用するのか、「パーセント」列を使用するのかを決定します。有効な値は「金額」または「パーセント」です。

銀行口座番号

いいえ

NUMBER(18)

EFT支払を受け取る既存の銀行口座番号。

ヒント: 銀行口座番号を作成するには、外部銀行口座の作成タスク処理を使用します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Create Personal Payment Method||*Effective Start Date|*Name|Assignment Number|Payroll Relationship Number|Amount|*Priority|*Organization Payment Method|Percentage|*Payment Amount Type|Bank Account Number

個人支払方法の終了

「個人支払方法の終了」タスク処理では、次の列を使用して、指定したアサイメントの個人支払方法を終了します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

支払方法を終了する個人の既存のアサイメント番号。

375

Page 376: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

Name はい

VARCHAR2(250)

終了する支払方法の名前。

有効基準日 はい

DATE

支払方法を終了する時点の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|End-Date Personal Payment Method||*Assignment Number|*Name|*Effective As-of Date

個人支払方法の削除

「個人支払方法の削除」タスク処理では、次の列を使用して、個別就業者の個人支払方法を削除します。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

アサイメント番号はいNUMBER(18)

支払方法を削除する個人の既存のアサイメント番号。

Name はいVARCHAR2(250)

削除する支払方法の名前。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Delete Personal Payment Method||*Assignment Number|*Name

第三者個人支払方法の作成

「第三者個人支払方法の作成」タスク処理では、次の列を使用して、既存の第三者個人を就業者のアサイメント番号に関連付けます。オプションでEFT支払を受け取るための既存の外部銀行口座を入力できます。

列 必須 コメント

NUMBER

376

Page 377: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ライン順序

はい 先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日はい

DATE

支払方法が使用可能になる最初の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

パーティ名

はい

VARCHAR2(250)

この支払方法の既存の第三者個人の名前。HZ_PARTIES表に格納されている有効な名前である必要があります。

組織支払方法

はい

VARCHAR2(80)

指定した第三者個人への支払に使用する既存の組織支払方法の名前。銀行口座情報も指定した場合、この値はEFT方法の名前である必要があります。小切手や現金など別の方法の名前を使用した場合、アップロードは失敗します。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

この支払方法を使用して第三者個人に支払うために支払が控除対象になっている就業者の既存のアサイメント番号。

銀行口座番号

いいえ

NUMBER(18)

EFT支払を受け取る既存の外部銀行口座番号。

ヒント: 銀行口座番号を作成するには、外部銀行口座の作成タスク処理を使用します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Create Third-Party Personal Payment Method||*Effective Date|*Party Name|*Organization Payment Method|*Assignment Number|Bank Account Number

第三者個人支払方法の削除

「第三者個人支払方法の削除」タスク処理では、次の列を使用して、就業者に関連付けられた第三者個人の支払方法を削除します。このタスク処理は、検証を実行せず、実装またはデータ移行の一部としてレコードをパージすることを目的としています。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

377

Page 378: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

パーティ名 はい

VARCHAR2(250)

この支払方法の既存の第三者個人の名前。HZ_PARTIES表に格納されている有効な名前である必要があります。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

この支払方法を使用して第三者個人に支払うために支払が控除対象になっている就業者の既存のアサイメント番号。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Delete Third-Party Personal Payment Method||*Party Name|*Assignment Number

第三者個人支払方法の更新

「第三者個人支払方法の更新」タスク処理では、次の列を使用して、支払方法詳細を更新します。たとえば、支払が控除対象になっている関連付けられた就業者のアサイメント番号およびEFT支払を受け取るための外部銀行口座を更新します。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

パーティ名

はい

VARCHAR2(250)

この支払方法の既存の第三者個人の名前。HZ_PARTIES表に格納されている有効な名前である必要があります。

組織支払方法

はい

VARCHAR2(80)

指定した第三者個人への支払に使用する既存の組織支払方法の名前。銀行口座情報も指定した場合、この値はEFT方法の名前である必要があります。小切手や現金など別の方法の名前を使用した場合、アップロードは失敗します。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

この支払方法で支払が控除対象になっている就業者の既存のアサイメント番号。

銀行口いいNUMBER(18)

EFT

378

Page 379: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

座番号え 支払を受け取る既存の銀行口座番号。

ヒント: 銀行口座番号を作成するには、外部銀行口座の作成タスク処理を使用します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Update Third-Party Personal Payment Method||*Party Name|Organization Payment Method|*Assignment Number|Bank Account Number

第三者組織支払方法の作成

「第三者組織支払方法の作成」タスク処理では、次の列を使用して、第三者を組織支払方法に関連付けます。オプションでEFT支払用の既存の外部銀行口座を入力できます。

列 必須 コメント

ライン順序はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日はい

DATE

支払方法が使用可能になる最初の日付。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

パーティ名はい

VARCHAR2(250)

この支払方法の既存の第三者組織の名前。HZ_PARTIES表に格納されている有効な名前である必要があります。

組織支払方法

はい

VARCHAR2(80)

指定した第三者個人への支払に使用する既存の組織支払方法の名前。銀行口座情報も指定した場合、この値はEFT方法の名前である必要があります。小切手や現金など別の方法の名前を使用した場合、アップロードは失敗します。

銀行口座番号

いいえ

NUMBER(18)

EFT支払を受け取る既存の銀行口座番号。

ヒント: 銀行口座番号を作成するには、外部銀行口座の作成タスク処理を使用します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Create Third-Party Organization Payment Method||*Effective Date|*Party Name|*Organization Payment Method|Bank Account Number

第三者組織支払方法の削除

379

Page 380: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

「第三者組織支払方法の削除」タスク処理では、次の列を使用して、第三者組織支払方法を削除します。このタスク処理は、検証を実行せず、実装またはデータ移行の一部としてレコードをパージすることを目的としています。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

パーティ名

はい

VARCHAR2(250)

この支払方法の既存の第三者組織の名前。HZ_PARTIES表に格納されている有効な名前である必要があります。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Delete Third-Party Organization Payment Method||*Party Name

第三者組織支払方法の更新

「第三者組織支払方法の更新」タスク処理では、次の列を使用して、第三者組織に支払われるEFT支払用の銀行口座を更新します。

列 必須 コメント

ライン順序はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

パーティ名はい

VARCHAR2(250)

この支払方法の既存の第三者組織の名前。HZ_PARTIES表に格納されている有効な名前である必要があります。

組織支払方法

いいえ

VARCHAR2(80)

指定した第三者個人への支払に使用する既存の組織支払方法の名前。銀行口座情報も指定した場合、この値はEFT方法の名前である必要があります。小切手や現金など別の方法の名前を使用した場合、アップロードは失敗します。

銀行口座番号

いいえ

NUMBER(18)

EFT支払を受け取る既存の銀行口座番号。

380

Page 381: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ヒント: 銀行口座番号を作成するには、外部銀行口座の作成タスク処理を使用します。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payment Method|Update Third-Party Organization Payment Method||*Party Name|Organization Payment Method|Bank Account Number

給与関係用の給与バッチ・ローダー・ワークブック給与アサイメント情報をインポートするには、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」の作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力し、ステージング表に保存してから、データをアプリケーションに転送します。このトピックでは、「給与関係」タスクのワークブックに追加できるタスク処理、および各タスク処理で作成する列について説明します。

この表では、就業者の割当済給与を管理するためにワークブックに追加できるタスクについて説明しています。

タスク処理 目的

給与の追加 既存の給与を従業員に割り当てます

給与の削除 従業員から割当済給与を削除します

給与の終了 割当済給与を終了し、エレメント期間日付を更新します

割当済給与詳細の更新 タイム・カードが必須かどうかや超過勤務期間など、割当済給与レベルで給与関係詳細を更新します

アサイメント詳細の更新

タイム・カードが必須かどうかや超過勤務期間など、アサイメント・レベルで給与関係詳細を更新します

給与エレメント期間日付の更新

給与アサイメントのエレメント期間日付に関する特定の時間定義の値を上書きします

給与の追加

「給与の追加」タスク処理では、次の列を使用して、既存の給与を従業員に割り当てます。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

381

Page 382: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

従業員のアサイメント番号。

給与 はい

VARCHAR2(80)

従業員に割り当てる給与の名前。指定した国別仕様データ・グループまたはバッチの作成に使用される国別仕様データ・グループの有効な給与である必要があります。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

有効基準日 はい

DATE

従業員が給与を使用できるようになる最初の日付。ロードする従業員の履歴データの最早日付か、それより前の日付にする必要があります。

国別仕様データ・グループ

いいえ

VARCHAR2(240)

割り当てる給与の国別仕様データ・グループ。指定しない場合、デフォルト値はバッチのために選択した国別仕様データ・グループになります。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payroll Relationship|Add Payroll||*Assignment Number|*Payroll|*Effective As Of Date|Legislative Data Group

給与の削除

「給与の削除」タスク処理では、次の列を使用して、個人の給与関係から割当済給与を削除します。このタスク処理には検証がなく、統合テストまたはデータ移行で使用して複数の割当済給与をパージすることを目的としています。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

従業員のアサイメント番号。

VARCHAR2(80)

382

Page 383: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与 はい従業員の給与関係から削除する給与の名前。指定した国別仕様データ・グループまたはバッチの作成に使用される国別仕様データ・グループの有効な給与である必要があります。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

有効基準日 はい

DATE

給与アサイメントを削除する時点の日付。削除する給与アサイメントの開始日かそれより後で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

国別仕様データ・グループ

いいえ

VARCHAR2(240)

削除する給与の国別仕様データ・グループ。指定しない場合、デフォルト値はバッチのために選択した国別仕様データ・グループになります。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payroll Relationship|Delete Payroll||*Assignment Number|*Payroll|*Effective As Of Date|Legislative Data Group

給与の終了

「給与の終了」タスク・ワークブックでは、次の列を使用して、従業員への給与の割当を終了し、終了した割当済給与レコードのエレメント期間日付を入力します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

従業員のアサイメント番号。

給与 はい

VARCHAR2(80)

終了する給与関係の既存の給与の名前。指定した国別仕様データ・グループまたはバッチの作成に使用される国別仕様データ・グループの有効な給与である必要があります。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

DATE

383

Page 384: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

有効基準日 はい 割当済給与を終了する時点の日付。

国別仕様データ・グループ

いいえ

VARCHAR2(240)

終了する給与関係の国別仕様データ・グループの名前。指定しない場合、デフォルト値はバッチのために選択した国別仕様データ・グループになります。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payroll Relationship|End Payroll||*Assignment Number|*Payroll|*Effective As Of Date|Legislative Data Group

割当済給与詳細の更新

「割当済給与詳細の更新」タスク・ワークブックでは、次の列を使用して、タイム・カードが必須かどうかやレート計算の超過勤務割増など給与関係詳細を給与レベルで更新します。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日 はい

DATE

この更新が有効になる時点の日付。給与定義の有効日より後で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

更新する従業員の既存のアサイメント番号。

給与 はい

VARCHAR2(80)

更新する給与関係の既存の給与定義の名前。バッチの作成に使用される国別仕様データ・グループの有効な給与である必要があります。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

タイム・カード要

いいえ

VARCHAR2(20)

支払が発生するにはタイム・カード入力が必要かどうか。有効な値は「はい」または「いいえ」です。デフォルト値は「いいえ」です。

384

Page 385: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

超過勤務期間

いいえ

VARCHAR2(80)

超過勤務割増レート計算に使用する時間定義の名前。超過勤務割増レートは、セカンダリ分類が「掛金」であるエレメントに適用されます。値を指定しないと、給与期間が割増レートの計算に使用されます。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payroll Relationship|Update Assigned Payroll Details||*Effective Date|*Assignment Number|*Payroll|Time Card Required|Overtime Period

アサイメント詳細の更新

「アサイメント詳細の更新」タスク・ワークブックでは、次の列を使用して、タイム・カードが必須かどうかやレート計算の超過勤務割増など給与関係詳細をアサイメント・レベルで更新します。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日 はい

DATE

この更新が有効になる時点の日付。給与定義の有効日より後で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

更新する従業員の既存のアサイメント番号。

給与 はい

VARCHAR2(80)

更新する給与関係の既存の給与定義の名前。バッチの作成に使用される国別仕様データ・グループの有効な給与である必要があります。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

タイム・カード要

いいえ

VARCHAR2(20)

支払が発生するにはタイム・カード入力が必要かどうか。有効な値は「はい」または「いいえ」です。デフォルト値は「いいえ」です。

いVARCHAR2(80)

385

Page 386: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

超過勤務期間 いえ

超過勤務割増レート計算に使用する時間定義の名前。超過勤務割増レートは、セカンダリ分類が「掛金」であるエレメントに適用されます。値を指定しないと、給与期間が割増レートの計算に使用されます。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payroll Relationship|Update Assignment Details||*Effective Date|*Assignment Number|Time Card Required|Overtime Period

給与エレメント期間日付の更新

給与エレメント期間日付列の更新タスク・ワークブックでは、次の列を使用して、割当済給与のエレメント期間日付に関する特定の時間定義の値を上書きします。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

有効日 はい

DATE

この更新が有効になる時点の日付。給与関係の開始日かそれより後で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

アサイメント番号

はい

NUMBER(18)

更新する従業員の既存のアサイメント番号。

給与 はい

VARCHAR2(80)

更新する給与関係の既存の給与定義の名前。バッチの作成に使用される国別仕様データ・グループの有効な給与である必要があります。

給与定義名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

時間定義 はい

VARCHAR2(80)

更新するエレメント期間値の時間定義の名前。

日付 はい

DATE

指定した時間定義に使用する新しい日付値。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

386

Page 387: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Payroll Relationship|Update Payroll Element Duration Date||*Effective Date|*Assignment Number|*Payroll|*Time Definition|*Date

第三者組織用の給与バッチ・ローダー・ワークブック第三者組織データをインポートするには、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」の作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用します。統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力し、ステージング表に保存してから、データをアプリケーションに転送します。このトピックでは、「第三者」タスクのワークブックに追加できるタスク処理、および各タスク処理で作成する列について説明します。

この表では、第三者組織情報をロードするためにワークブックに追加できる3つのタスクについて説明しています。

タスク処理 目的

第三者組織の作成第三者組織とその属性を作成します。

第三者組織の更新既存の第三者組織のD-U-N-S値を更新します。

住所のマージ 第三者組織に住所データを追加します。

注意: 「バッチ・ローダー」タスクを使用して第三者組織を更新または作成するには、住所データが存在している必要があります。

第三者組織の作成

「第三者組織の作成」タスク・ワークブックでは、次の列を使用して、登録ID、組織名およびパーティ使用コードを作成します。

注意: このタスクを使用して第三者組織を作成するには、「住所のマージ」タスクが必要です。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

登録IDいいえ

VARCHAR2(30)

作成する組織に割り当てる一意のID。資金管理のHZ_GENERATE_PARTY_NUMBERプロファイル・オプションが「自動採番、更新は不許可」に設定されている場合は、空白のままにしておきます。

同じIDの組織がデータベース内に存在しないことを確認してください。

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Page 388: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

組織名 はい

VARCHAR2(240)

作成する組織の名前。

パーティ使用コード

はい

VARCHAR2(120)

組織を取引先コミュニティ・メンバーとして識別するためのコード。

有効な値は次のとおりです。

外部受取人

支払発行権限

年金プロバイダ

職業団体

交渉の関連付け

障害者組織

有効なパーティ使用コードは、参照HZ_PARTY_USG_ASSIGNMENTSで確認できます。

D-U-N-S番号

いいえ

VARCHAR2(30)

Dun & Bradstreet Corporationによって割り当てられる、作成する組織の一意の数値ID。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Third Party|Create Third-Party Organization||*Registry ID|*Organization Name|*Party Usage Code|D-U-N-S Number

第三者組織の更新

「第三者組織の更新」タスク処理では、次の列を使用して、既存の第三者組織のD-U-N-S値を更新します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

登録ID はいVARCHAR2(30)

更新する既存の組織の一意の登録ID。

388

Page 389: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

組織名 いいえ

VARCHAR2(240)

更新する既存の組織の名前。指定された登録IDで組織を特定できない場合は、使用する名前をここに入力します。

組織名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

D-U-N-S番号

いいえ

VARCHAR2(30)

Dun & Bradstreet Corporationによって割り当てられる、更新する既存の組織の一意の数値ID。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Third Party|Update Third-Party Organization||*Registry ID|Organization Name|D-U-N-S Number

住所のマージ

住所列のマージ・タスク・ワークブックでは、次の列を使用して、登録IDで識別される指定した組織の住所データをマージします。第三者組織を作成した後、このタスクを使用して、複数の組織に対して住所データのバッチをアップロードできます。また、このタスクを使用して、住所データとともに第三者組織を作成することもできます。

列 必須 コメント

ライン順序はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

登録ID

いいえ

VARCHAR2(30)

住所データを追加する既存の組織のID。レコードが見つからない場合は、新しいパーティが作成されます。

資金管理のHZ_GENERATE_PARTY_NUMBERプロファイル・オプションが「自動採番、更新は不許可」に設定されている場合、新しい組織に関しては空白のままにしておきます。

国 必須

VARCHAR2(2)

国コード。参照FND_TERRITORIES_VLからの有効な値である必要があります。

住所行1

いいえ

VARCHAR2(240)

住所情報の1行目。

389

Page 390: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

住所行2

いいえ

VARCHAR2(240)

住所情報の2行目。

住所行3

いいえ

VARCHAR2(240)

住所情報の3行目。

住所行4

いいえ

VARCHAR2(240)

住所情報の4行目。

市区町村

いいえ

VARCHAR2(60)

市区町村名。

郡いいえ

VARCHAR2(60)

郡名。

州いいえ

VARCHAR2(60)

州名。

都道府県

いいえ

VARCHAR2(60)

都道府県名。

郵便番号

いいえ

VARCHAR2(60)

特定の国または地域内の住所を識別するための国別コード。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。Third Party|Merge Address||*Registry ID|Country|Address Line 1|Address Line 2|Address Line 3|Address Line 4|City|County|Province|State|Postal Code

関連トピック

第三者の作成: 考慮する点

ユーザー定義表用の給与バッチ・ローダー・ワークブック

390

Page 391: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ユーザー定義表、列、行および列インスタンスをインポートするには、HCMデータ・ローダーを使用します。また、小さなデータのバッチの場合は、「給与管理」、「データ交換」または「チェックリスト」の作業領域で「バッチ・ローダー」タスクを使用できます。統合Microsoft Excelワークブックにデータを入力し、ステージング表に保存してから、データをアプリケーションに転送します。このトピックでは、「HCMユーザー定義表」タスクのワークブック内のタスク処理および各タスク処理で作成する列について説明します。

この表では、ユーザー定義表、列、行および列インスタンスを作成、更新および削除するためにワークブックに追加できるタスク処理について説明しています。

タスク処理 目的

ユーザー定義表の作成 アプリケーションで使用する値リストを保守する行および列の構造を作成します。

ユーザー定義表の更新 ユーザー定義表の行タイトルを更新します。

ユーザー定義表の削除 アプリケーションで値リストを保守する行および列の構造を完全に削除します。

ユーザー定義列の作成 様々なタイプの操作の値を格納するユーザー定義列を作成します。この処理は、既存の表に列を追加します。

ユーザー定義列の更新 既存のユーザー定義列のFormula名を更新します。

ユーザー定義列の削除 既存のユーザー定義表のユーザー定義列を完全に削除します。

ユーザー定義行の作成 表に格納されている値を保守するユーザー定義行を作成します。この処理は、既存の表に行を追加します。

ユーザー定義行の更新 表に格納されている値を保守するユーザー定義行を更新または訂正します。

ユーザー定義行の削除 既存のユーザー定義表のユーザー定義行を削除します。

ユーザー定義列インスタンスの作成 ユーザー定義表にユーザー定義インスタンス(値)を作成します。

ユーザー定義列インスタンスの更新 ユーザー定義表のユーザー定義インスタンスを更新または訂正します。

391

Page 392: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ユーザー定義列インスタンスの削除 既存の表のユーザー定義列インスタンスを削除します。

注意: ユーザー定義の表、列、行および列インスタンスには相互依存性があります。作成または削除に関するタスク処理を使用する場合には、次の表に示すように、それらを適切な順序で使用する必要があります。たとえば、ユーザー定義表を削除するには、まずその列インスタンスを削除し、その後に行および列を削除する必要があります。処理 順序

作成

1. Table

2. 行および列

3. 列インスタンス

削除

1. 列インスタンス

2. 行および列

3. Table

ユーザー定義表の作成

「ユーザー定義表の作成」タスク処理では、次の列を使用します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

作成する表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義行タイトル

いいえ

VARCHAR2(80)

表で行のグループのタイトルとして使用する名前。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

作成するユーザー定義表の名前。

392

Page 393: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

範囲または一致

はい

VARCHAR2(30)

作成する表のタイプを示します。有効な値は次のとおりです。

R (範囲の場合)

M (一致の場合)

この行の背後にある参照タイプ表はFF_USER_TABLE_RANGE_OR_MATCHです。

ユーザー・キー・ユニッ

トはい

VARCHAR2(30)

表でどのようなデータ型がサポートされているかを示します。有効な値は次のとおりです。

D (日付)

N (数値)

T (テキスト)

「範囲」タイプの表の場合、この値はNである必要があります。「一致」タイプの表では、すべてのデータ型がサポートされています。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Create User-Defined Table||*Legislative Data Group|User-Defined Row Title|*User-Defined Table Name|*Range Or Match|*User Key Units

ユーザー定義表の更新

「ユーザー定義表の更新」タスク処理では、次の列を使用して、既存のユーザー定義表の行タイトルを更新します。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

更新する表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定 はVARCHAR2(80)

更新する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認して

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Page 394: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

義表名 い ください。表は、指定した国別仕様データ・グループに有効なユーザー定義表である必要があります。

ユーザー定義行タイトル

いいえ

VARCHAR2(80)

指定した表で行のグループのタイトルとして使用する名前。空白の場合、更新は行われません。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Update User-Defined Table||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|User-Defined Row Title

ユーザー定義表の削除

「ユーザー定義表の削除」タスク処理では、次の列を使用して、表を完全に削除します。

注意: 削除操作は、子エンティティから始めて順序どおりに実行する必要があります。ユーザー定義表を削除するには、まずその列インスタンスを削除し、その後に行および列を削除します。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

削除するユーザー定義表に使用される既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

削除するユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。表は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります。

ユーザー定義行タイトル

いいえ空白のままにします。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Delete User-Defined Table||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|User-Defined Row Title

394

Page 395: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ユーザー定義列の作成

「ユーザー定義列の作成」タスク処理では、次の列を使用して、既存のユーザー定義表に列を作成します。

列 必須 コメント

ライン順序 はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

列を作成するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

列を作成する既存のユーザー定義表の名前。

データ型 はい

VARCHAR2(1)

ユーザー定義列のデータの型。有効な値は次のとおりです。

D (日付)

N (数値)

T (テキスト)

「範囲」タイプの表の場合、この値はNである必要があります。「一致」タイプの表では、すべてのデータ型がサポートされています。

Formula有効日

いいえ空白のままにします。

Formula名いいえ

VARCHAR2(80)

有効かつコンパイル済のユーザー表検証Formulaの名前。

ユーザー定義列名

はい

VARCHAR2(80)

作成する列の名前。

395

Page 396: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Create User-Defined Column||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|Data Type|Formula Effective Date|Formula Name|*User-Defined Column Name

ユーザー定義列の更新

「ユーザー定義列の更新」タスク処理では、次の列を使用して、既存の列のFormula名を更新します。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

列を更新するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

列を更新するユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。表は、指定した国別仕様データ・グループに有効なユーザー定義表である必要があります。

ユーザー定義列名

はい

VARCHAR2(80)

レコードを更新するユーザー定義列の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。

Formula有効日

いいえ空白のままにします。

Formula名いいえ

VARCHAR2(80)

有効かつコンパイル済のユーザー表検証Formulaの名前。Formulaの有効日は、列の更新時に考慮されます。この列が空白の場合、更新は行われません。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。

396

Page 397: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

HCM User-Defined Table|Update User-Defined Column||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|*User-Defined Column Name|Formula Effective Date|Formula Name

ユーザー定義列の削除

「ユーザー定義列の削除」タスク処理では、次の列を使用して、既存のユーザー定義表のユーザー定義列を完全に削除します。

注意: ユーザー定義列を削除する前に、まずその列インスタンスを削除してください。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

列を削除するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

列を削除する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。表は、指定した国別仕様データ・グループに有効なユーザー定義表である必要があります。

ユーザー定義列名

はい

VARCHAR2(80)

削除するユーザー定義列の名前。指定したユーザー定義表に有効な列である必要があります。正確に名前を入力していることを確認してください。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Delete User-Defined Column||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|*User-Defined Column Name

ユーザー定義行の作成

「ユーザー定義行の作成」タスク処理では、次の列を使用して、既存のユーザー定義表に行を追加します。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

397

Page 398: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

一致する値または範囲下限値

いいえ

VARCHAR2(80)

ユーザー定義表のタイプが「範囲」の場合、入力する値は行の最小範囲を表す数値である必要があります。ユーザー定義表のタイプが「一致」の場合は、一致する値を入力します。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

行を作成するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

行を作成する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。表は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります。

範囲上限いいえ

VARCHAR2(80)

ユーザー定義表のタイプが「範囲」の場合は行の範囲上限。「一致」タイプの表の場合は、この列を空白のままにしておきます。

順序いいえ

NUMBER(5)

行が表のどこに順次表示されるかを示す数値。

行名 はい

VARCHAR2(80)

作成する行の名前。行名は、ユーザー定義表で一意である必要があります。

行の一意性を維持するため、行名はユーザー定義行の作成時の行の範囲下限または名前と同じである必要があります。

有効開始日 はいDATE

行の有効開始日。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効終了日 はいDATE

行の有効終了日。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

398

Page 399: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Create User-Defined Row||Match Value Or Low Range Value|*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|High Range|Sequence|*Row Name|*Effective Start Date|*Effective End Date

ユーザー定義行の更新

「ユーザー定義行の更新」タスク処理では、次の列を使用して、既存のユーザー定義表の行を更新または訂正します。

注意: タスク処理の有効開始日および有効終了日は、ユーザー定義行の一意の識別子の一部です。有効日は、最初に行を作成したときのとおりに指定する必要があります。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

行を更新するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

行を更新する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。表は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります。

行名 はい

VARCHAR2(80)

更新する既存の行の名前。指定した表に有効なものである必要があります。正確に名前を入力していることを確認してください。

有効開始日 はいDATE

更新する行のYYYY-MM-DDという書式での有効開始日。

有効終了日 はいDATE

更新する行のYYYY-MM-DDという書式での有効終了日。

一致する値 い VARCHAR2(80)

399

Page 400: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

または範囲下限値

いえ 範囲下限または一致の新しい値を入力します。この列に対する更新がない場合は、範囲下限または一致の既存の値を入力します。

範囲上限いいえ

VARCHAR2(80)

「範囲」の表の場合は、範囲上限の新しい値を入力します。この列に対する更新がない場合は、範囲上限の既存の値を入力します。

順序いいえ

NUMBER

行が表のどこに順次表示されるかを示す新しい連番を入力します。この列に対する更新がない場合は、既存の連番を入力します。

有効日操作いいえ空白のままにします。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Update User-Defined Row||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|*Row Name|*Effective Start Date|*Effective End Date|Match Value Or Low Range Value|High Range|Sequence|Date-Effective Operation

ユーザー定義行の削除

「ユーザー定義行の削除」タスク処理では、次の列を使用して、ユーザー定義表の行を削除します。

注意: ユーザー定義行を削除する前に、まずその列インスタンスを削除する必要があります。

列 必須 コメント

ライン順序 はいNUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

行を削除するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

行を削除する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。表は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります。

400

Page 401: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

行名 はい

VARCHAR2(80)

削除する既存のユーザー定義行の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。

有効開始日 はい

DATE

削除する行の有効開始日。削除する行の有効開始日かそれより後で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効終了日 はい

DATE

行を削除する日付。削除する行の有効終了日かそれより前で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

一致する値または範囲下限値

いいえ空白のままにします。

範囲上限いいえ空白のままにします。

順序いいえ空白のままにします。

有効日操作いいえ空白のままにします。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Delete User-Defined Row||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|*Row Name|*Effective Start Date|*Effective End Date|Match Value Or Low Range Value|High Range|Sequence|Date-Effective Operation

ユーザー定義列インスタンスの作成

「ユーザー定義列インスタンスの作成」タスク処理では、次の列を使用して、既存のユーザー定義表の列インスタンスを作成します。

列 必須 コメント

401

Page 402: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

列インスタンスを作成するユーザー定義の表、行および列の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを作成する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。名前は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります。

行名 はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを作成する指定したユーザー定義表の既存の行の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。行名は、指定したユーザー定義表の有効な行である必要があります。

ユーザー定義列名

はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを作成する既存の列の名前。列名は、指定したユーザー定義表の有効な列である必要があります。正確に名前を入力していることを確認してください。

有効開始日

はい

DATE

作成するユーザー定義列インスタンスの有効日。対応するユーザー定義行の範囲内にある日付で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効終了日

はい

DATE

作成する列インスタンスの終了日。対応するユーザー定義行の範囲内にある日付で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

値 はい

VARCHAR2(255)

Formulaまたはユーザー・インタフェースで参照できる値。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Create User-Defined Column Instance||*Legislative Data Group|*User-

402

Page 403: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

Defined Table Name|*Row Name|*User-Defined Column Name|*Effective Start Date|*Effective End Date|*Value

ユーザー定義列インスタンスの更新

「ユーザー定義列インスタンスの更新」タスク処理では、次の列を使用して、ユーザー定義列インスタンスを更新または訂正します。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

列インスタンスを更新するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを更新する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。名前は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります

ユーザー定義列名

はい

VARCHAR2(80)

更新する列インスタンスの既存のユーザー定義列名。名前は、指定したユーザー定義表の有効な列である必要があります。

行名 はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを更新する既存の行の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。名前は、指定したユーザー定義表の有効な行である必要があります。

有効開始日

はい

DATE

更新する列インスタンスの有効開始日。列インスタンスを訂正するには、この値が、対応する行の有効開始日に一致する必要があります。列インスタンスを更新するには、対応する行の有効開始日かそれより後の日付を入力します。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効終 は

DATE

更新する列インスタンスの有効終了日。列インスタンスを訂正するには、この値が、対

403

Page 404: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

了日 い応する行の終了日に一致する必要があります。列インスタンスを更新するには、この値が対応する行の終了日かそれより後である必要があります。YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

値いいえ

VARCHAR2(255)

Formulaまたはユーザー・インタフェースで参照できる新しい値。

有効日操作

いいえ空白のままにします。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Update User-Defined Column Instance||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|*User-Defined Column Name|*Row Name|*Effective Start Date|*Effective End Date|Date-Effective Operation|Value

ユーザー定義列インスタンスの削除

「ユーザー定義列インスタンスの更新」タスク処理では、次の列を使用して、既存の列インスタンスを削除します。

列 必須 コメント

ライン順序

はい

NUMBER

先頭行に対して1を入力し、後続の行に対して順次続けます。

国別仕様データ・グループ

はい

VARCHAR2(240)

列インスタンスを削除するユーザー定義表の既存の国別仕様データ・グループの名前。国別仕様グループ名は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力していることを確認してください。

ユーザー定義表名

はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを削除する既存のユーザー定義表の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。名前は、指定した国別仕様データ・グループ用に定義された有効なユーザー定義表である必要があります

ユーザー定義列名

はい

VARCHAR2(80)

削除する列インスタンスの既存のユーザー定義列名。名前は、指定したユーザー定義表の有効な列である必要があります。

404

Page 405: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

行名 はい

VARCHAR2(80)

列インスタンスを削除する既存の行の名前。正確に名前を入力していることを確認してください。名前は、指定したユーザー定義表の有効な行である必要があります。

有効開始日

はい

DATE

削除する列インスタンスの有効開始日。この日付は、削除する列インスタンスの有効開始日かそれより後で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効終了日

はい

DATE

列インスタンスを削除する日付。削除する列インスタンスの有効終了日かそれより前で、YYYY-MM-DDという書式である必要があります。

有効日操作

いいえ空白のままにします。

ワークブックに直接データを入力するのではなく、このタスクのファイルをアップロードしている場合には、次の書式を使用する必要があります。HCM User-Defined Table|Delete User-Defined Column Instance||*Legislative Data Group|*User-Defined Table Name|*User-Defined Column Name|*Row Name|*Effective Start Date|*Effective End Date|Date-Effective Operation

関連トピック

給与バッチ・ローダーを使用したデータのインポート: 説明

ユーザー表検証Formulaタイプ

HCMデータ・ローダー・プロセス: 説明

HCMデータ・ローダー: 概要

405

Page 406: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 給与に関する時間、休暇欠勤および年金のデータ

32給与に関する時間、休暇欠勤および年金のデータこの章の内容は次のとおりです。

概要

時間入力をインポートするための前提条件となる給与設定: 説明

タイム・カード入力のエレメントの作成: 手順

給与へのタイム・カード入力のインポート: 手順

時間入力をインポートするためのファイル形式

休暇欠勤管理とグローバル給与との統合: 手順

休暇欠勤を処理するための給与エレメントの定義: 手順

給与への休暇欠勤エントリのインポート: 手順

休暇欠勤エントリをインポートするためのファイル形式

「福利厚生バッチのロード」プロセスの実行: 手順

年金控除項目をインポートするためのファイル形式

概要タイム・カード入力、休暇欠勤エントリおよび年金登録の通常のインポートを自動化できます。アプリケーションが給与に直接データをプッシュする場合を除き、インタフェース・タイプおよびロードするデータが含まれているXMLファイルを指定する事前定義済のフローを使用します。たとえば、Oracle Fusion Absence Managementで休暇欠勤を記録すると、データが給与に自動的に転送されます。

このトピックの内容は次のとおりです。

データのロードのオプション

XMLファイルを使用したデータのロード

データをエレメント・エントリにロードし、計算カードにはロードしない場合は、給与バッチ・ローダーを使用できます。

データのロードのオプション

給与にデータをインポートするためのオプションは、次の表に示すように、時刻、休暇欠勤および年

406

Page 407: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

金を記録するために使用するアプリケーションによって決定されます。

ソース・アプリケーション

データ・ロード・オプション

タイム・カード

Oracle Fusion Time and Laborの場合、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信します。

第三者の時間アプリケーションの場合、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信し、XMLファイルをロードします。

休暇欠勤

休暇欠勤管理の場合、「休暇欠勤レコードの管理」タスクを使用して、休暇欠勤を記録し、それを個人の休暇欠勤計算カードに直接転送します。

休暇欠勤管理でプランを設定するときは、「給与処理の休暇欠勤支払情報の転送」チェック・ボックスを選択する必要があります。この設定は、「休暇欠勤プランの作成」ページの「エントリおよびバランス」タブの「給与統合」セクションにあります。

第三者の休暇欠勤アプリケーションの場合、「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを送信し、XMLファイルをロードします。

年金「福利厚生バッチのロード」プロセスを送信し、XMLファイルをロードします。

このプロセスを使用できるかどうかは、国または地域での実装によって異なります。

XMLファイルを使用したデータのロードXMLファイル形式でデータを転送するプロセスを送信してデータをロードするには、次のようにします。

1. 必要なXMLファイル形式およびタグを使用して、XMLファイルにデータを抽出します。

タイム・カード入力で、ファイルが2 MBを超えている場合は、そのファイルをOracle WebCenterContentサーバーにステージングし、コンテンツIDをメモします。

2. 「給与チェックリスト」作業領域から「給与フローの送信」タスクを選択し、「タイム・カード・バッチのロード」、「休暇欠勤バッチのロード」、「福利厚生バッチのロード」のうち適切なプロセスを選択します。

3. 「パラメータの入力」ページで、フローを識別するための名前を入力します。

4. 「インタフェース」フィールドで、XMLファイルをインポートするオプションを選択します。

5. タイム・カード入力で、ファイルが2 MBを超えている場合は、「コンテンツID」送信パラメータの数値を指定します。

6. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

407

Page 408: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

7. オプションで、給与にタイム・カード入力、休暇欠勤または福利厚生登録を転送するプロセスをスケジュールします。

8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

9. 給与フローの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」タスクに対する「タスクに進む」ボタンをクリックします。

タイム・カード入力で、ファイルが2 MBを超えている場合は、「ファイルのアップロード」タスクをスキップしてください。バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

10. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

11. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

12. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

プロセスが正常に完了すると、XMLファイルに含まれている各個人の計算カードが作成または更新されます。「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用すると、カードの新規エントリを表示できます。

関連トピック

給与に時間入力をインポートするためのファイル形式

バッチ・ローダーを使用したエレメント・エントリの作成: 作業例

時間入力をインポートするための前提条件となる給与設定: 説明給与計算で処理するためや第三者給与プロバイダ用に抽出するためにタイム・カード入力をインポートするには、給与設定タスクを完了しておく必要があります。これらのタスクは、構成内容、特に自社がどのような構成を採用しているかによって異なります。

Oracle Fusion Time and Laborを使用しているか、第三者時間プロバイダを使用しているか

Oracle Fusion Global Payrollを使用しているか、第三者給与プロバイダを使用しているか

時間入力を使用して就業者の支払を算出する場合、就業者はタイム・カードを送信する必要があるか

次の図および表では、これらの各構成の選択によって異なるタスクをリストしています。

408

Page 409: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

すべての構成が、タイム・カードで使用できるエレメントを作成します。次の表では、構成によって異なる残りの設定タスクおよびプロセスについて説明しています。

タスク 適用対象

タイム・カード入力用のエレメントを作成する すべての構成

就業者がタイム・カードに記入する原価セグメントを決定する

タイム・カードで請求するアカウントを就業者が指定するようにして、エレメント・エントリ・レベルで原価計算上書きを記録する

注意: 原価計算上書きを有効にする場合は、原価配賦キー・フレックスフィールドでエレメント・エントリ・レベルの原価計算が有効になっているセグメントを使用している

ことを確認してください。

オプションですべての構成

409

Page 410: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

タイム・カード・エレメントのHCM抽出定義を作成する 第三者時間プロバイダ

タイム・カード入力を給与に転送するためのプロセスを決定する

「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを使用して、XMLファイル内の時間入力を計算カードにアップロードする

給与バッチ・ローダーを使用して、エレメント・エントリをロードする

第三者時間プロバイダ

タイム・カード入力を転送するプロセスをスケジュールする

例として、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスをスケジュールする

サーバーの負荷を分散するため、通常勤務時間の終了後

ほとんどの従業員がタイム・カードを送信する期間中に、より頻繁に実行するようにする

オプションですべての構成

時間入力が含まれているHCM抽出定義を作成する 第三者給与プロバイダ

新規採用の支払計算がタイム・カードによって異なるときには、条件またはアサイメント・レベルで「タイム・カード要」フィールドを選択するようにHRに通知する

オプションですべての構成

関連トピック

フローのスケジューリング: 説明

抽出コンポーネント: 連携方法

「タイム・カード要」オプション: 重要な選択

タイム・カード入力のエレメントの作成: 手順通常、超過、倍額時間、シフト支払のエレメントなど、タイム・カード入力に基づいて支払を処理する変動処理エレメントを作成します。タイム・カード・エレメントを作成すると、関連するすべてのエレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントが生成されます。次に、エレメントを時間プロバイダに転送します。

このトピックでは、次の手順について説明します。

支給項目エレメントの作成

標準カテゴリのエレメントに対する計算コンポーネントの作成

タイム・カードで使用するためのエレメントの変換

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Page 411: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

領域上書きの設定

原価計算上書きの設定

支給項目エレメントの作成

タイム・カード・エレメントを作成するための手順は、タイム・カード・テンプレートが自国で使用できるかどうかによって異なります。テンプレートが使用できる場合は、このセクションの手順に従います。そうでない場合は、「標準」カテゴリを使用して支給項目エレメントを作成し、時間にレート計算ルールを乗じた値を指定します。

次の手順を実行すると、タイム・カード・テンプレートを使用してエレメントを作成できます。

1. 「給与計算」作業領域の「エレメントの管理」ページで支給項目エレメントを作成します。

2. 標準支給項目または副支給項目のプライマリ分類を選択します。

3. 「グローバル給与」の場合は、「タイム・カード」カテゴリを選択します。

4. 「基本詳細」ページで情報を入力します。

5. 「追加詳細」ページで、次のようにします。

1. レポートで使用する計算ユニットを選択します。

通常、そのエレメントのタイム・カードに入力された時間ユニットに一致する時間ユニットを選択します。別のユニットを選択した場合は、日から時間への変換に8時間が使用されます。

2. オプションで、時間を計算するためのデフォルト・レートを選択します。

エレメント・エントリの実行結果を計算するときには、個人のタイム・カードにレートが入力されている場合を除き、Formulaではデフォルト・レートが使用されます。

6. 新規時間エレメント、および結果や計算エレメントなどその関連する遡及エレメントと関連エレメントのエレメント適格情報を入力します。

注意: 超過勤務の正規時間部分を通常時間とは別にレポートする場合は、超過勤務エレメントと超過勤務割増エレメントというように2つのエレメントを作成します。超過勤務の通常時間と正規時間部分をまとめてレポートする場合には、通常時間ではなく正規時間を使用し、超過勤務割増用に個別のエレメントを作成することもできます。

標準カテゴリのエレメントに対する計算コンポーネントの作成

「タイム・カード」カテゴリではなく「標準」カテゴリで作成されたエレメントに対して計算コンポーネントを作成できます。既存のエレメントごとに次の手順を実行します。

1. 「給与チェックリスト」作業領域または「給与管理」作業領域から「タイム・カード計算コンポーネントの作成」プロセスを送信します。

これらのエレメントには、時間にレートを乗じる計算ルールが必要です。

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Page 412: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2. エレメントおよびその関連する遡及エレメントと関連エレメント(結果エレメントやサフィクスがCIRのエレメントなど)のエレメント適格情報を入力します。

3. エレメントを変換するプロセスを実行した後、給与計算管理作業領域で「Formulaのコンパイル」プロセスを送信します。「Formula」パラメータおよび「Formulaタイプ」パラメータにワイルドカードを入力して、一括コンパイルを実行します。

エレメントのタイム・カード・フィールドの生成

エレメントの作成後、それらのタイム・カード・フィールドを生成します。「設定および保守」作業領域の「ワークフォース配置」オファリングの「勤怠管理」機能領域を使用して、この表のプロセスを完了します。

プロセス 摘要

データ・ディクショナリ時間属性の生成

すべてのエレメント入力パラメータに対して時間やレートなどの依存給与属性を作成します。

時間エレメントに変更を加えた後、「データ・ディクショナリ時間属性の生成」プロセスを実行する必要があります。このような変更には、エレメントの追加または削除、入力パラメータの編集、エレメント適格レコードの編集などがあります。

注意: プロセスの実行に失敗すると、タイム・カード・フィールドの設定、給与時間タイプの検証または給与への時間の転送に悪影響を及ぼす場合があります。

タイム・カード・フィールドの生成

指定した国別仕様データ・グループのデータ・ディクショナリ時間属性を使用してタイム・カード・フィールドを作成します。

「タイム・カード・フィールドの管理」タスクを使用して、単一および複数の属性に対してタイム・カード・フィールドを作成できます。

第三者時間プロバイダを使用している場合には、タイム・カード・エレメントのHCM抽出を作成します。抽出には、給与に時間入力を転送するときにXMLファイルに指定するエレメントのマッピングIDが含まれています。

領域上書きの設定

一部の国または地域では、領域入力パラメータを上書きとして使用できるようにして、タイム・カード・エレメントを作成します。この上書きにより、雇用主は勤務地に基づいて従業員に課税できます。たとえば、従業員は通常の就業事業所から離れている間、臨時アサイメントで勤務する地域の領域情報を指定します。これらの領域エントリはその後、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスによって給与に転送されるタイム・カード・レコードに含められます。

原価計算上書きの設定

勤怠管理に追加属性を指定して、タイム・カードに原価計算セグメント値を入力できます。セグメントは、エレメント・エントリに入力できるセグメントに一致する必要があります。給与計算で「エレメント・エントリの管理」タスクを使用し、個人のレコードを検索します。「個人詳細の管理」ページの「原価計算」タブで使用可能なセグメントを表示します。原価計算は、結果エレメントのエレメント適格レコードに定義されています。時間入力を転送した場合、転送プロセスでは計算エレメント

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Page 413: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

に原価計算が表示されます。

たとえば、原価配賦キー・フレックスフィールドの構造によって、部門セグメントをエレメント・エントリ・レベルで入力することが指定される場合があります。この追加属性をタイム・カードに指定できます。従業員は、別の部門への出向中に発生した超過勤務時間の賃金を請求する部門を指定できます。時間入力を転送すると、給与計算では超過勤務時間に対して指定されている部門を使用して原価計算結果が導出されます。

給与に転送された原価計算上書きの結果を確認するには、次のことを実行します。

1. 「会計分配」作業領域から、「個人の検索」を選択します。

2. 「個人の検索」ページで、個人を検索します。

3. 「処理」下矢印をクリックし、「プロセス結果」オプションで「個人プロセス結果の表示」を選択します。

4. 個人の支給明細に移動します。

5. 「原価計算結果」を選択します。

関連トピック

給与での時間入力の処理: 説明

「タイム・カード要」オプション: 重要な選択

給与へのタイム・カード入力のインポート: 手順給与にタイム・カード入力をインポートするには、「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域から「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信します。このプロセスは、バッチに時間入力が含まれている個人ごとに新規計算カードを作成したり、既存のカードを更新します。

この同じプロセスを使用して、Oracle Fusion Time and Laborおよび第三者時間プロバイダから時間入力をインポートできます。第三者の時間入力を送信するには、時間入力が含まれたXMLファイルを作成する追加のステップが必要になります。このトピックでは、次の両方の手順について説明します。

勤怠管理からの時間入力のインポート

第三者時間プロバイダからの時間入力のインポート

勤怠管理からの時間入力のインポート

時間入力をインポートするには、次の手順を実行します

1. 「給与チェックリスト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「給与フローの送信」をクリックします。

1. 「給与フローの送信: フロー・パターンの選択」ページで、国別仕様データ・グループを選択します。

2. 「フロー・パターン」セクションで、「タイム・カード・バッチのロード」を選択します。

413

Page 414: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2. 「次」をクリックします。

3. 「給与フローの送信: パラメータの入力」ページの「給与フロー」フィールドで、フローを識別する名前を入力します。

4. 「インタフェース・タイプ」フィールドで、ORACLE FUSION TIME AND LABORを検索して選択します。

5. オプションで、プロセス構成グループを指定します。「次」をクリックします。

注意: フロー・パラメータを接続、スケジュールまたはレビューする必要がない場合は、これらのページをスキップし、「送信」ボタンをクリックしてフローを送信できます。

6. 「フロー相互関係の入力」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

7. 「スケジュール」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

8. 「レビュー」ページで、「送信」をクリックします。「確認」ダイアログ・ボックスで「OKしてチェックリストを表示」をクリックします

9. 「給与フロー」ページの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」行と「タスク・タイプ」列に緑のチェック・マークが表示されます。そうでない場合は、そうなるまでツールバーの「リフレッシュ」アイコンを断続的にクリックします。

10. 「ファイルのアップロード」行を右クリックし、「完了としてマーク」を選択します。

勤怠管理のファイルをアップロードする必要はありません。アップロード・タスクは、第三者時間プロバイダからXMLファイルをアップロードする場合にのみ使用します。

「個人プロセス結果の表示」ページには、転送されたタイム・カードのバッチに含まれているタイム・カードIDがリストされます。バッチに含まれている各個人の時間に関する時間入力を表示するには、「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用します。

第三者時間プロバイダからの時間入力のインポート

第三者プロバイダからタイム・カード入力を転送するには、次の手順を実行します。

1. 「給与チェックリスト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「給与フローの送信」をクリックします。

2. 「給与フローの送信: フロー・パターンの選択」ページで、国別仕様データ・グループを選択します。

3. 「フロー・パターン」セクションで、「タイム・カード・バッチのロード」を選択します。

4. 「次」をクリックします。

5. 「給与フローの送信: パラメータの入力」ページの「給与フロー」フィールドで、フローを識別する名前を入力します。

6. 「インタフェース・タイプ」フィールドで、時間XMLのインポートを検索して選択します。

414

Page 415: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

7. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

8. ファイルが2 MBを超えている場合は、「コンテンツID」送信パラメータの数値を指定します。

9. 「次」をクリックします。

10. 「フロー相互関係の入力」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

11. 「スケジュール」ページでオプション・パラメータを入力します。「次」をクリックします。

12. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

13. ファイルが2 MBを超え、送信中にコンテンツIDをすでに指定した場合は、「ファイルのアップロード」タスクをスキップします。

タスクをスキップするには、行を右クリックして「完了としてマーク」を選択します。バッチ・ロードのタスクは自動的に起動します。

そうでない場合は、次の手順に従ってXMLファイルをアップロードします。

1. 「給与フロー」ページの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」行と「タスク・タイプ」列に緑のチェック・マークが表示されます。そうでない場合は、そうなるまでツールバーの「リフレッシュ」アイコンを断続的にクリックします。

2. 「タスクに進む」アイコンをクリックします。

3. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」をクリックして、「添付の管理」ダイアログ・ボックスを表示します。

4. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

5. XMLファイルを検索して選択します。「OK」をクリックします。

6. 「ファイルのアップロード」ページで、「完了」をクリックして送信を完了し、時間データ転送を開始します。

「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

「個人プロセス結果の表示」ページには、転送されたタイム・カードのバッチに含まれているタイム・カードIDがリストされます。バッチに含まれている各個人の時間に関する時間入力を表示するには、「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用します。第三者プロバイダから転送したエントリは、計算カードにのみ表示され、Oracle Fusion Time and Laborタイム・カードには表示されません。

関連トピック

給与での時間入力の処理: 説明

給与に時間入力をインポートするためのファイル形式

フローの接続: 考慮する点

415

Page 416: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

時間入力をインポートするためのファイル形式第三者プロバイダから時間入力をインポートするには、「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域から「タイム・カード・バッチのロード」プロセスを送信します。プロセスを送信するときには、時間入力が含まれたバッチXMLファイルを指定します。このトピックでは、ファイルで使用する必要があるXMLファイル形式およびXMLタグについて説明します。

時間入力をインポートするためのXMLファイル形式

給与にタイム・カード入力を転送するためのファイルを作成するときには、次の構造を使用します。<TIME_CARD_LIST><TIME_CARD>..<ACTION><TIME_CARD_ID><ACTION><TIME_CARD_ID><MAPPING_NAME><LDG_ID><LDG_NAME><HR_TERM_ID><TERM_NUMBER><HR_ASSIGNMENT_ID><ASSIGNMENT_NUMBER><LEGAL_EMPLOYER_ID><LEGAL_EMPLOYER_NAME><TIME_CARD_START><TIME_CARD_END><TIME_ITEM_LIST>..<TIME_ITEM><TIME_TYPE>{<PAYMENT_RATE_ID><PAYMENT_RATE_NAME><RATE_AMOUNT><PERIODICITY><FACTOR><AMOUNT><PERIODICITY>}<TIME_UNIT><TIME_UOM><TIME_ITEM_START><TIME_ITEM_END><COST_SEGMENTS><SEGMENT1..30></COST SEGMENTS><PROPERTIES LIST>..<PROPERTY_ITEM><NAME><VALUE></PROPERTY_ITEM></PROPERTY_LIST></TIME_ITEM></TIME_ITEM_LIST></TIME_CARD></TIME_CARD_LIST>

XMLタグ

この表では、XMLファイルで使用されるタグの目的について説明しています。

XMLタグ 摘要

TIME_CARD_LIST 一連のタイム・カードが含まれている親タグ。

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Page 417: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

TIME_CARD 特定のタイム・カードに関する情報が含まれているオブジェクト。

ACTION CREATE、REMOVE、MODIFYなどの実行する処理。

TIME_CARD_ID このタイム・カードの一意の識別子。

MAPPING_ID

給与コンポーネント定義の識別子。

マッピングIDまたはマッピング名を指定します。何も含まれていない場合、プロセスはデフォルトのインタフェース・タイプである時間XMLのインポートを使用し、マッピングを検索しようとします。

MAPPING_NAME

マッピングに使用される名前。

マッピング名またはマッピングIDを指定します。何も含まれていない場合、プロセスはデフォルトのインタフェース・タイプである時間XMLのインポートを使用し、マッピングを検索しようとします。

LDG_NAME

このレコードの国別仕様データ・グループ(LDG)の名前。

LDGの識別子または名前を指定します。XMLファイルのすべてのレコードが同じLDGに属している必要があります。LDG_IDまたはLDG_NAMEを含めない場合は、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスに入力した国別仕様データ・グループが使用されます。

LDG_ID

このレコードのLDGの識別子。

LDGの識別子または名前を指定します。XMLファイルのすべてのレコードが同じLDGに属している必要があります。LDG_IDまたはLDG_NAMEを含めない場合は、「タイム・カード・バッチのロード」プロセスに入力したLDGが使用されます。

TERM_NUMBER 時間入力の条件を識別する番号。

ASSIGNMENT_NUMBER 時間入力のアサイメントを識別する数値。

TIME_CARD_START タイム・カードの開始日。

TIME_CARD_END タイム・カードの終了日。

TIME_ITEM_LIST 一連の時間項目が含まれているタグ。

417

Page 418: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

TIME_ITEM 特定の時間項目に関する情報が含まれているオブジェクト。

TIME_TYPE 時間アプリケーションによって指定され、給与エレメントおよび計算コンポーネントにマップされる名前。

PAYMENT_RATE_ID 支払金額の計算に使用されるレート定義の識別子。

PAYMENT_RATE_NAME支払金額の計算に使用されるレート定義の名前。

RATE_AMOUNT 給与額の計算に使用される実際のレート。

AMOUNT 周期性に基づいてレートの計算に使用される定数。

PERIODICITY 金額またはレート額とともに使用されるレート値を決定する頻度。

FACTOR 支払金額を計算するために導出レートに適用される乗数。

TIME_UNIT TIME_UOMに指定される単位のユニット数。たとえば、UOMが時間の場合、8ユニットは8勤務時間です。

TIME_UOM 時間など時間ユニットを指定するための単位。

TIME_ITEM_START 時間入力の開始時間。

TIME_ITEM_END 時間入力の終了時間。

COST_SEGMENTS 原価計算セグメントのリスト。

PROPERTY_LIST 時間項目のプロパティ・セット。

PROPERTY_ITEM 収集される追加情報。たとえば、プロパティ項目「都道府県」の値定義は、「都道府県」とその都道府県の名前を返します。

NAME 時間項目のプロパティの名前。

418

Page 419: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

VALUE 時間項目のプロパティの値。

休暇欠勤管理とグローバル給与との統合: 手順休暇欠勤プランに個人を設定および登録するには、Oracle Fusion Absence Managementを使用します。休暇欠勤を処理および支払うためには、Oracle Fusion Global Payrollに休暇欠勤情報を転送します。

休暇欠勤管理を給与と統合するには、休暇欠勤管理、人事管理および給与の様々な作業領域で手順を完了する必要があります。次の表は、各作業領域で実行する一連のタスクを示しています。

手順 「休暇欠勤」作業領域「個人管理」作業領域

「設定および保守」作業領域

「有給休暇」、「資格」、「残余なし」プランなど休暇欠勤プランを作成します。 「休暇欠勤プランの管理」タスク 該当なし 該当なし

事前定義済の休暇欠勤パターンに基づいて休暇欠勤タイプを作成し、それらを休暇欠勤プ

ランに関連付けます。「休暇欠勤タイプの管理」タスク 該当なし 該当なし

有給休暇バランスおよび債務バランスの計算に使用されるレート定義を作成します。 該当なし 該当なし

「レート定義の管理」タスク

休暇欠勤エレメントを作成します。 該当なし 該当なし

「エレメントの管理」タスク

次の給与統合情報を入力します。

「給与処理の休暇欠勤支払情報の転送」チェック・ボックスを選択します。

「エレメント」フィールドでプランのエレメントを選択します。エレメントは、個人の計算カードに表示されている計算コンポーネントに休暇欠勤プランをリン

クします

「休暇欠勤プランの管理」タスク

注意: これらの設定は、「休暇欠勤プランの作成」ページの「エントリおよびバランス」タブの「給与統合」セクションにあります。

該当なし 該当なし

419

Page 420: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

オプションで、レートを指定します。これらのレートは、別の場所で指定されて

いるレートを上書きします。

休暇欠勤プランに個人を登録します。

プランを追加し、残余日情報を指定します。

有給休暇付与プランの場合、「選択したプランの有給休暇の実行」タスク処理を

選択します。

該当なし

「休暇欠勤レコードの管理」タスク

該当なし

情報を設定したら、「個人管理」作業領域で「休暇欠勤レコードの管理」タスクを使用して休暇欠勤を記録できます。休暇欠勤が承認されると、日次ブレークダウンおよび要約ブレークダウン情報が給与に自動的に転送されます。

続いて、これらの休暇欠勤エントリが含まれている給与を処理し、その結果生成された休暇欠勤バランスを個人の支給明細に表示できます。支払を処理およびアーカイブした後、生成された休暇欠勤バランスを個人の給与明細に表示できます。

関連トピック

多数の給与ベースを作成する方法: 考慮する点

給与で休暇欠勤を計算するために使用するレート: 説明

休暇欠勤を処理するための給与エレメントの定義: 手順Oracleに休暇欠勤支払を計算および処理するためのエレメントを定義します。休暇欠勤エレメントを定義する場合、エレメント・テンプレート質問への回答によって、テンプレートが生成するエレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントが決定されます。

休暇欠勤エレメントを定義するには、次のようにします。

休暇欠勤エレメントの定義

休暇欠勤詳細の質問への回答

有給休暇債務およびバランス支払の質問への回答

休暇欠勤支払の質問への回答

エレメントの送信

エレメント適格レコードおよび原価分配の定義

休暇欠勤エレメントの定義

休暇欠勤エレメントを定義し、休暇欠勤のプライマリ分類およびセカンダリ分類を選択します。通

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Page 421: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

常、事前定義済の値には休暇、産休、疾病などがあります。「給与計算」作業領域で「エレメントの管理」タスクを使用します。

休暇欠勤詳細の質問への回答

「休暇欠勤詳細」セクションで回答する質問によって、テンプレートに表示される後続の質問が決定されます。「休暇欠勤詳細」セクションには、次の情報を入力します。

1. 給与明細や支給明細に表示するなど休暇欠勤をレポートするときに使用する計算ユニットを指定します。通常、休暇欠勤プランのユニットに対応するレポートの時間数を選択します。休暇欠勤エレメントを作成する場合は、休暇欠勤レートを計算するための作業計算ルールを選択します。

2. 休暇欠勤管理プランのタイプに基づいて給与に転送する休暇欠勤情報を選択します。

休暇欠勤管理プランのタイプ転送する休暇欠勤情報

有給休暇 有給休暇バランス

有給休暇、休暇寄付、補償 有給休暇バランスおよび休暇欠勤

資格 資格休暇欠勤

付与なし 付与なし休暇欠勤

有給休暇債務およびバランス支払の質問への回答

有給休暇バランスを転送する場合は、次の表に示した質問に回答してください。

質問 手順

休暇欠勤債務を計算しますか?

1. 債務を計算する場合には「はい」を選択します。

2. 債務レートを選択します。

通常、レートは休暇欠勤支払レートと同じです。請求目的で債務を見積るときには、異なるレートを選択することもできます。

このプランでは登録が終了したときにバランス支払を有効にします

か。

1. 最終支出エレメントを構成し、支出時間と支払のバランスを維持するには、「はい」を選択します。

2. オプションで、計算に使用するレートを選択します。

1. 裁量支出エレメントを構成し、支出時間と支払のバランス

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Page 422: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

このプランではバランスの一部支払を有効にしますか。

を維持するには、「はい」を選択します。

2. オプションで、計算に使用するレートを選択します。

休暇欠勤支払の質問への回答

次の質問に回答します。

1. 従業員がタイム・カードを完了していないか、タイム・カード入力が支払計算のベースとして使用されていない場合には、定期支給項目を削減する方法を選択します。

休暇欠勤支払によって定期支給項目を削減する(残余支払バランス)

休暇欠勤控除額を決定するレートを選択する(残余控除項目バランス)

次のいずれかを選択できます。

「定期支給項目の削減」オプションを指定すると、休暇欠勤支払によって定期支給項目が削減されます。つまり、休暇欠勤がなかった場合と同じ正味金額が従業員に支払われます。

定期支給項目と同じレートで従業員に支払わない場合は、「休暇欠勤控除額を決定するレートを選択します」オプションを選択します。この場合は、選択した休暇欠勤控除レートが、定期支給項目の100%を控除するレートになります。ただし、休暇欠勤支払レートは、50%など、異なるレートになります。

2. オプションで、休暇欠勤支払を計算するためのレートを選択します。

定期支給項目を削減する同じ給与計算に標準支給項目と休暇欠勤エレメントがある場合、その給与計算では次の順序で支給項目が削減されます。

1. 休暇欠勤エレメント・エントリを使用する

2. 定期支給項目を削減する標準支給項目エレメントを使用する

給与バランスがゼロを超えて削減されることはありません。

3. これで、従業員の退職後に休暇欠勤付与が確実に支払われるようになります。付与エレメントを「最終クローズ」に設定するには、休暇欠勤エレメント・テンプレートの「このプランは退職後の付与支払を使用可能にしますか?」という質問を使用します。

例: Ameliaには退職後に産休手当が支払われます。この新たに追加された質問に対して「はい」を選択すると、付与エレメントの最終入力日が最終クローズに設定されます。これにより、Ameliaの退職後に休暇欠勤付与の支払が行われます。

これに加えて、次のことを実行する必要があります。

Ameliaが退職したとき、その雇用アサイメント・ステータスを「支給時処理」に変更します。

給与関係レベルのエントリが処理の対象として考慮されるように、TERM_INCLUDE_PR_LEVEL処理パラメータをyに設定します。

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Page 423: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

エレメントの送信

エレメントを送信すると、テンプレートによってベース支払エレメント、バランス、Formulaおよび計算コンポーネントが自動的に構成されます。

また、次の表に示すように、休暇欠勤情報を転送するためにテンプレートで選択されているオプションに応じて、追加のエレメントも構成されます。

転送する休暇欠勤情報のタイプ オプションで選択したバランス支払追加で構成されるエレメント

有給休暇バランス任意買取

最終買取

有給休暇

任意買取

最終買取

有給休暇バランスおよび休暇欠勤任意買取

最終買取

有給休暇

付与

任意買取

最終買取

資格休暇欠勤 なし 付与

付与なし休暇欠勤 なし 付与

エレメント適格レコードおよび原価分配の定義

有給休暇、残余、裁量、最終支出エレメントなど、テンプレートによって生成されたすべてのエレメントについて、エレメント適格レコードを定義します。

自社が原価分配を計算している場合は、すべてのエレメント適格レコードの原価計算を指定します。たとえば、有給休暇エレメントの場合、次の手順を実行します

1. 有給休暇、有給休暇結果、有給休暇遡及および有給休暇遡及結果エレメントのエレメント適格レコードを定義します。

2. 有給休暇結果および遡及結果エレメントの原価計算を指定します。

原価計算プロセスは、前給与期間以降の債務バランスの変更を原価計算し、費用勘定を借方に記入し、債務勘定を貸方に記入します。

関連トピック

エレメントの原価計算: 重要な選択

休暇欠勤有給休暇付与プランの給与エレメントの定義: 作業例

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Page 424: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与で休暇欠勤を計算するために使用するレート: 説明

給与への休暇欠勤エントリのインポート: 手順就業者休暇欠勤をOracle Fusion Absence Managementまたは別の休暇欠勤アプリケーションからOracleFusion Global Payrollにインポートして、休暇欠勤支払を処理できます。休暇欠勤プランを設定するときには、休暇欠勤エレメントを関連付けて、休暇欠勤情報を個人の計算カードに転送します。給与の休暇欠勤情報の処理には、次の側面が含まれています。

休暇欠勤エントリのインポート

休暇欠勤エントリの処理

休暇欠勤結果の検証

休暇欠勤結果の訂正

休暇欠勤管理からの休暇欠勤エントリのインポート

休暇欠勤管理に休暇欠勤を記録すると、個人の欠勤日ごとに要約レコードおよび日次ブレークダウンが個人の計算カードに転送されます。要約レコードには、休暇欠勤の開始日と終了日、休暇欠勤レート、ユニットなどの情報が含まれています。日次ブレークダウンは、休暇欠勤日および適用する要因(休暇欠勤支払の計算時に使用するパーセントなど)を示します。

第三者からの休暇欠勤エントリのインポート

第三者の休暇欠勤アプリケーションを使用する場合は、「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを使用して、休暇欠勤エントリ用のXMLファイルを作成して給与に転送します。次の手順を実行します。

1. 休暇欠勤データをXMLファイルに抽出します。必要なファイル形式およびXMLタグを使用する必要があります。

2. 「給与フローの送信」タスクを使用して、「給与管理」または「給与チェックリスト」作業領域から「休暇欠勤バッチのロード」フローを送信します。

3. 「パラメータの入力」ページで、フローを識別するための名前を入力します。

4. 「インタフェース」フィールドで、休暇欠勤XMLのインポートを選択します。

5. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

6. オプションで、「フロー相互関係」ページでパラメータを入力します。

7. オプションで、「スケジューリング」ページでパラメータを入力します。

8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

9. 給与フローの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」タスクに対する「タスクに進む」ボタンをクリックします。

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Page 425: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

10. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

11. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

12. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

「個人プロセス結果の表示」ページには、転送された休暇欠勤のバッチに含まれている休暇欠勤IDがリストされます。バッチに含まれている各個人の休暇欠勤エントリを表示するには、「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用します。

休暇欠勤エントリの処理

休暇欠勤情報を計算カードに転送すると、休暇欠勤プランに関連付けられたエレメントのエレメント・エントリが作成されます。給与計算は、エレメントに添付されたFormulaおよび計算カードからの値を使用して、このエントリを処理します。その結果生成された値は、エレメント・エントリに戻され、実行結果および実行バランスとして格納されます。

休暇欠勤結果の検証

給与レポートまたは支給明細を使用して実行結果を計算した後、休暇欠勤の結果を検証できます。支払結果をアーカイブした後、給与登録レポートまたは個人の給与明細で休暇欠勤情報を検証します。

次の給与レポートで休暇欠勤結果をレビューします。

エレメント結果レポート

総支給額と差引支給額レポート

給与計算処理レポート

給与バランス・レポート

給与登録レポート

「給与計算」作業領域で「個人プロセス結果の表示」タスクを使用するか、または給与計算フローの「個人プロセス結果」ページで個人のレコードをクリックして、個人の支給明細に移動します。次の表では、支給明細に表示される休暇欠勤情報をリストしています。

支給明細のセクション 表示される情報

「クイック参照要約」の「有給休暇累積」タブ

有給休暇日数および有給休暇時間の有給休暇バランス

休暇欠勤残余、裁量支出、最終支出支払の合計

その期間に行われた休暇欠勤控除

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Page 426: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

「個人管理」作業領域に個人の休暇欠勤情報を表示するには、「給与明細の表示」タスクを使用します。次の表では、給与明細に表示される休暇欠勤情報をリストしています。

給与明細のセクション 表示される情報

要約 次のバランスの合計額: 残余支払、残余控除、最終支出支払および裁量支出支払

休暇欠勤「要約」リージョンに表示される合計休暇欠勤バランスに関係する支払バランス

注意: サブリージョンには、これらのバランスの時間とレート、および日数とレート詳細が表示されます

有給休暇累積 有給休暇日数および有給休暇時間のバランス

有給休暇債務の場合、「支給明細」ページの「事業主費用」セクションおよび給与明細には、前給与からの債務バランスの差異が表示されます。

休暇欠勤結果の訂正

更新した休暇欠勤エントリの個人の計算カードへの転送は、給与計算が起動するまで続行できます。その後の更新は、次の給与計算で遡及休暇欠勤エントリとして処理されます。

休暇欠勤エントリをインポートするためのファイル形式「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを送信するときには、休暇欠勤データが含まれているXMLファイルの添付ファイルを指定します。このトピックでは、ファイルで使用する必要があるXMLファイル形式およびXMLタグについて説明します。

「給与管理」作業領域から「休暇欠勤バッチのロード」プロセスを送信します。このプロセスは、休暇欠勤情報を転送する就業者ごとに、新規計算カードを作成したり、既存のカードを更新します。

給与に休暇欠勤情報をインポートするためのXMLファイル形式

給与に休暇欠勤情報を転送するためのファイルを作成するときには、次の形式を使用します。<ABSENCE_LIST> <ABSENCE> <ABSENCE_TYPE> <ACTION> <ABSENCE_ID> <MAPPING_ID> <MAPPING_NAME> <LDG_ID> <LDG_NAME> <HR_TERM_ID> <TERM_NUMBER> <HR_ASSIGNMENT_ID> <ASSIGNMENT_NUMBER> <ABSENCE_RATE_ID> <ABSENCE_RATE_NAME> <ABSENCE_UNIT> <ABSENCE_UOM> <ADJUSTMENT_UNIT> <FACTOR>

426

Page 427: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

<CALCULATION_DATE> <PERIODICITY> <ABSENCE_START> <ABSENCE_END> <ABSENCE_DATE_LIST> <ABSENCE_DATE> <LEAVE_DATE> <ACCRUED_DATE> <OVERRIDING_FACTOR> <OVERRIDING_RATE_ID> <OVERRIDING_RATE_NAME> <OVERRIDING_UOM> <OVERRIDING_UNIT> <\ABSENCE_DATE> <\ABSENCE_DATE_LIST> <\ABSENCE><\ABSENCE_LIST>

XMLタグ

この表では、XMLファイルで使用されるタグの目的について説明しています。

XMLタグ 摘要

ABSENCE_LIST 一連の休暇欠勤が含まれている最も外側のタグ。

ABSENCE 特定の休暇欠勤に関する情報が含まれているタグ。

ABSENCE_TYPE 有給休暇、有給休暇残、残余など給与に転送している休暇欠勤のタイプ。

ACTION CREATE、REMOVE、MODIFYなど、実行される処理のタイプ。

ABSENCE_ID ソース・アプリケーションからの休暇欠勤の一意の識別子。別の休暇欠勤を識別するために同じIDを2回使用しないようにしてください。

MAPPING_ID 給与に休暇欠勤を作成するために使用する、給与コンポーネント定義の識別子。

MAPPING_NAME マッピングに使用される名前。

LDG_ID レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループのID。

LDG_NAME レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループの名前。

HR期間の一意のID。

427

Page 428: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

HR_TERM_ID または のいずれかを指定できます。TERM_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

TERM_NUMBER 休暇欠勤の雇用期間を識別する番号。

HR_ASSIGNMENT_ID

これは、HRアサイメントの一意のIDです。

ASSIGNMENT_NUMBERまたはHR_ASSIGNMENT_IDのいずれかを指定できます。ASSIGNMENT_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

ASSIGNMENT_NUMBER 休暇欠勤の雇用アサイメントを識別する番号。

ABSENCE_RATE_ID 休暇欠勤レートの一意の識別子。

ABSENCE_RATE_NAME 支払金額の計算に使用されるレートの名前。

ABSENCE_UNIT 休暇欠勤が記録される時間のユニット。

ABSENCE_UOM 休暇欠勤に使用されている単位(たとえば、日、時間または週)。

ADJUSTMENT_UNIT 休暇欠勤の調整が行われる時間のユニット。

FACTOR 休暇欠勤の計算に使用されている要因。

CALCULATION DATE 出産日に基づいた出産休暇の支払計算など、給与計算に使用される日付。

PERIODICITY 周期性は休暇欠勤レートを決定する頻度で、金額またはレートで使用されます。

ABSENCE_START 休暇欠勤が開始した日付。

ABSENCE_END 休暇欠勤が終了した日付。

ABSENCE_DATE_LIST 休暇欠勤が発生した日付のリスト。

TERM_NUMBER HR_TERM_ID

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Page 429: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ABSENCE_DATE 休暇欠勤がレポートされている日付。

LEAVE_DATE 休暇が発生した日付。

ACCRUED_DATE 休暇欠勤が発生した日付。

OVERRIDING_FACTOR 休暇欠勤の計算を上書きするために使用されている要因。

OVERRIDING_RATE_ID 休暇欠勤を上書きするために使用されているレートの一意の識別子。

OVERRIDING_RATE_NAME休暇欠勤を計算するために使用される上書きレートの名前。

OVERRIDING_UOM 休暇欠勤を上書きするために使用されている単位(たとえば、日、時間または週)。

OVERRIDING_UNIT 休暇欠勤の上書きが行われる時間のユニット。

「福利厚生バッチのロード」プロセスの実行: 手順給与処理のために年金控除項目情報を福利厚生アプリケーションから福利厚生および年金計算カードに転送するには、「福利厚生バッチのロード」プロセスを使用します。

プロセスの送信

「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域からプロセスを送信することも、それを給与フロー・パターンに追加して通常の給与フローの一部として実行することもできます。

プロセスを送信するには、次のようにします。

1. 年金データをXMLファイルに抽出します。このファイルでは、必要なファイル形式およびXMLタグを使用する必要があります。

2. 「給与フローの送信」タスクを使用して、「給与管理」または「給与チェックリスト」作業領域から「福利厚生バッチのロード」フローを送信します。

3. 「パラメータの入力」ページで、フローを識別するための名前を入力します。

4. 「インタフェース」フィールドで、福利厚生XMLのインポートを選択します。

5. オプションで、プロセス構成グループを指定します。

6. オプションで、「フロー相互関係」ページでパラメータを入力します。

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Page 430: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

7. オプションで、「スケジューリング」ページでパラメータを入力します。

8. 「レビュー」ページの「送信」ボタンをクリックします。「確認」ウィンドウで、「OKしてチェックリストを表示」ボタンをクリックします。

9. 給与フローの「タスク詳細」タブで、「ファイルのアップロード」タスクに対する「タスクに進む」ボタンをクリックします。

10. 「ファイルのアップロード」ページの「ファイル」フィールドで、「追加」ボタンをクリックして、「添付の管理」ウィンドウを表示します。

11. 「タイプ」フィールドで、「ファイル」を選択します。

12. XMLファイルを検索して選択します。「OK」ボタンをクリックします。

「ファイルのアップロード」タスクの完了後、バッチ・ロードのタスクが自動的に起動します。

転送エラーの解決

福利厚生バッチをロードすると、就業者が退職しておらず、控除項目に対して適格であることを確認するためにエントリが検証されます。日付が就業者の退職日を過ぎている場合、エントリは否認されます。

プロセスがエラーのある状態で終了した場合は、それをロールバックし、ソース・アプリケーションのエラーを解決し、「福利厚生バッチのロード」プロセスを再送信できます。

エントリの表示および訂正

プロセスが正常に完了すると、XMLファイルに含まれている各個人の計算カードが作成または更新されます。「給与計算」作業領域で「計算カードの管理」タスクを使用すると、カードの新規エントリを表示できます。

必要に応じて、カードで次の値を入力または更新できます。

受取人

参照番号

従業員追加拠出金

その他の値は表示のみで、ソース・アプリケーションで保守する必要があります。

関連トピック

年金の計算値の入力: 考慮する点

年金控除項目をインポートするためのファイル形式「福利厚生バッチのロード」プロセスを送信するときには、福利厚生データが含まれているXMLファイルの添付ファイルを指定します。このトピックでは、ファイルで使用する必要があるXMLファイル形式およびXMLタグについて説明します。「給与チェックリスト」または「給与管理」作業領域から

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「福利厚生バッチのロード」プロセスを送信します。このプロセスは、年金情報を転送する就業者ごとに、新規計算カードを作成したり、既存のカードを更新します。

給与に年金控除項目をインポートするためのXMLファイル形式

給与に年金控除項目情報を転送するためのファイルを作成するときには、次の形式を使用します。<BENEFIT LIST><BENEFIT>...<ACTION><BENEFIT_ID><MAPPING_ID><LDG_ID><LDG_NAME>{<HR_TERM_ID><TERM_NUMBER><HR_ASSIGNMENT_ID><ASSIGNMENT_NUMBER>}<LEGAL_EMPLOYER_ID><LEGAL_EMPLOYER_NAME><BENEFIT_START><BENEFIT_END>{<BENEFIT_RATE_ID><BENEFIT_RATE_NAME> |<AMOUNT><PERIODICITY><BENEFIT_MAX_ELECTION><BENEFIT_REF_NUMBER>}</BENEFIT></BENEFIT_LIST>

XMLタグ

この表では、XMLファイルで使用されるタグの目的について説明しています。

XMLタグ 摘要

BENEFIT_LIST 一連の福利厚生が含まれている最も外側のタグ。

BENEFIT 特定の福利厚生に関する情報が含まれているタグ。

ACTION CREATE、REMOVE、MODIFYなど、実行される処理のタイプ。

BENEFIT_ID ソース・アプリケーションからの福利厚生の一意の識別子。別の福利厚生を識別するために同じIDを2回使用しないようにしてください。

MAPPING_ID 給与に福利厚生を作成するために使用する、給与コンポーネント定義の識別子。

LDG_ID レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループのID。

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Page 432: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

LDG_NAME レコードに関連付けられた国別仕様データ・グループの名前。

HR_TERM_ID

雇用期間の一意のID。

TERM_NUMBERまたはHR_TERM_IDのいずれかを指定できます。TERM_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

TERM_NUMBER 年金控除項目の雇用期間を識別する番号。

HR_ASSIGNMENT_ID

アサイメントの一意のID。

ASSIGNMENT_NUMBERまたはHR_ASSIGNMENT_IDのいずれかを指定できます。ASSIGNMENT_NUMBERを指定する場合は、雇用主詳細も指定する必要があります。

ASSIGNMENT_NUMBER 年金控除項目の雇用アサイメントを識別する番号。

LEGAL_EMPLOYER_ID アサイメントが属する雇用主名のID。

LEGAL_EMPLOYER_NAMEアサイメントが属する雇用主名。

BENEFIT_START 福利厚生の開始日。

BENEFIT_END 福利厚生の終了日。

BENEFIT_RATE_ID 支払金額の計算に使用されるレートのID。

BENEFIT_RATE_NAME 支払金額の計算に使用されるレートの名前。

AMOUNT 周期性を使用してレートの計算に使用される金額。

PERIODICITY 周期性はレート値を決定する頻度で、金額またはレートで使用されます。

BENEFIT_MAX_ELECTION 処理できる年間最大選択金額。

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BENEFIT_REF_NUMBER 年金のプロバイダ(福利厚生組織)付きの従業員の参照番号。

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCM抽出の管理

33HCM抽出の管理この章の内容は次のとおりです。

抽出コンポーネント: 連携方法

HCM抽出タイプ: 説明

給与インタフェース抽出定義: 概要

ユーザー・エンティティ詳細の表示: 説明

頻繁に使用されるユーザー・エンティティ

HCM抽出テンプレート: 説明

抽出の定義: 作業例

簡易インタフェースの使用方法: 作業例

抽出の検証: 仕組み

抽出実行詳細の表示: 説明

抽出の管理に関するFAQ

抽出コンポーネント: 連携方法HCM抽出機能は、データ・ファイルおよびレポートを生成するための柔軟性のあるツールです。このトピックでは、抽出コンポーネントを使用して、アプリケーションで抽出したりレポートする情報を定義する方法について説明します。アプリケーションで情報を表示、書式設定および提供する方法についても説明します。

抽出定義

抽出定義とは、抽出データ・グループ、基準、レコード、属性、拡張条件および出力提供オプションで構成される抽出の完全な設定を指します。抽出定義は次のもので構成されます。

抽出する論理エンティティの数に応じて、1つ以上の抽出データ・グループ。

収集する情報のグループの数に応じて、1つ以上の抽出レコード。

収集するデータの個別フィールドの数に応じて、1つ以上の属性。

HCM抽出を使用して、Oracle Fusion HCMデータベースから大量のHCMデータを抽出、アーカイブ、変換、レポートおよび提供します。出力は、次の形式で生成できます。

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CSV

XML

Excel

HTML

RTF

PDF

抽出した情報は、Eメール、FAXおよび他の提供モードで配布できます。抽出の一般的な例として、従業員の受信ボックスに配信されるPDF給与明細、第三者のサービス・プロバイダに転送される給与および福利厚生データ、共存シナリオなどでのOracle Fusionアプリケーションとレガシー・アプリケーションの間でのHRおよびタレント・データ交換があります。

データ・グループ

拡張データ・グループは、個人、アサイメント、福利厚生などのビジネス・エリアまたは論理エンティティを表します。アプリケーションは、この情報を使用してデータベース・アイテム・グループを取得します。1つのデータ・グループをプライマリまたはルート・データ・グループとして定義し、このデータ・グループがデータ抽出の開始ポイントとなります。

抽出データ・グループ接続は、現在のデータ・グループと親データ・グループの間の関連詳細を収集します。データ・グループ接続によって、データ・グループ間の階層関係が形成されます。

抽出データ・グループ基準を使用して、抽出データ・グループに対してアプリケーションで実行する必要がある一連のフィルタリング条件を定義できます。基準条件は、式またはFastFormulaを使用して指定します。

抽出レコード

抽出レコードは、抽出に必要なすべてのフィールドの関連データまたは物理コレクションのグループ化を表します。たとえば、従業員データ・グループには、基本詳細、支払詳細、事業所詳細、プライマリ連絡先などのレコードを設定できます。抽出レコードは、必要な順序で編成できる属性のコレクションです。たとえば、データ・グループに3つのレコードがある場合、アプリケーションがレコードを処理する順序を指定できます。次のデータ・グループを選択して、アプリケーションが次にどのデータ・グループを処理するかを指定することもできます。

属性

属性は、抽出レコード内の個別フィールドです。HCM抽出の最下位の属性レベルであり、個人名、個人姓、個人生年月日などの情報を表します。

次の図は、データ・グループ定義内の情報の階層を示しています。

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関連トピック

フレックスフィールド・データベース・アイテムの生成: 説明

HCM抽出タイプ: 説明選択した抽出のタイプによって、抽出の目的が決まります。自動的に生成されるパラメータも決まります。たとえば、給与インタフェース抽出タイプを選択した場合は、変更のみパラメータおよび他のパラメータが作成されます。抽出タイプは、「HCM抽出定義の管理」ページで選択できます。

次の表では、様々な抽出タイプとそのタイプを選択する理由をリストしています。

抽出タイプ 目的

全プロファイル 従業員および給与データの完全なアーカイブに使用します。

給与インタフェース データを第三者の給与サービス・プロバイダに提供する場合に使用します。

支払 給与支払方法アーカイブに使用します。たとえば、小切手や銀行振替による支払があります。

福利厚生会社 データを第三者の福利厚生サービス・プロバイダに提供する場合に使用します。

アーカイブ検索 給与明細などの完全にアーカイブされたデータに基づいてレポートを作成する

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Page 437: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

場合に使用します。

年度末アーカイブ 年度末アーカイブ(HR、福利厚生)に使用します。

HRアーカイブ すべてのHRアーカイブに使用します。

給与アーカイブ すべての給与または給与明細のアーカイブに使用します。

その他の給与アーカイブ すべての給与アーカイブに使用します。

給与インタフェース抽出定義: 概要給与インタフェース抽出タイプの抽出定義により、第三者給与プロバイダに送信するデータが決まります。次の表では、ビジネス固有の抽出要件にあわせて使用または定義できる事前定義済給与インタフェース抽出定義をリストしています。

抽出定義 目的 出力

グローバル給与インタフェース

給与データをエレメント・エントリ値または「総支給項目の計算」プロセスによって作成されたバランス結果から導出します。

eTextおよびXML

NGAの給与インタフェース

NGA Human Resourcesによる第三者の給与処理のためにPayroll Exchangeと統合する汎用のHRおよび給与関連データを抽出します。この抽出は、データをNGA Human Resources標準に準拠するHR-XML形式に変換します。

特別な変更が必要ない場合は、事前定義済の「NGAの給与インタフェース・レポートの実行」プロセスを使用します。

XML

US ADPPayForceサードパーティ・アドホック抽出

給与データを、日付期間または給与期間の共通のHRデータや給与データなどのエレメント・エントリから導出します。出力形式は、AutomaticData Processing (ADP) PayForce標準に準拠します。

eTextおよびXML

US ADPPayForceサードパーティ定期抽

給与データを、給与期間に「総支給項目の計算」プロセスによって作成されたバランス結果から導出します。出力形式は、ADP PayForce標準に準拠します。

eTextおよびXML

関連トピック

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Page 438: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与関連データの抽出: 重要な選択

第三者処理の給与データの抽出: 作業例

ユーザー・エンティティ詳細の表示: 説明抽出定義を作成する場合は、データ・グループを作成するためにユーザー・エンティティ詳細が必要になります。「データ交換」タスク・ペインを使用するか、「抽出定義の管理」タスクの「設計」タブでデータ・グループを作成するときに、「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIにアクセスできます。

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」ページを使用して、次の操作を実行できます。

ユーザー・エンティティ内の使用可能なデータベース・アイテムの表示。

ルート・データ・グループで使用するユーザー・エンティティの検証。

ユーザー・エンティティのタイプ(単一行、複数行、履歴、有効日など)のレビュー。

ユーザー・エンティティが使用するSQL問合せのレビュー。

データ・セット内の行数の計算。

ユーザー・エンティティによって使用および設定されたコンテキストのレビュー。

ユーザー・エンティティを使用している抽出の確認。

次の項では、「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIから導出できる情報について詳しく説明します。

ユーザー・エンティティ詳細のレビュー

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIでユーザー・エンティティを検索し、「ユーザー・エンティティ詳細」タブをクリックします。

「ルート・データ・グループに有効」の値が「はい」の場合、ユーザー・エンティティをルート・データ・グループとして使用できます。ユーザー・エンティティがルート・データ・グループに有効である場合、「複数行」の値が「はい」で「コンテキスト必須」が「いいえ」であるかどうかも確認できます。PER_EXT_SEC_PERSON_UEユーザー・エンティティは、「複数行」の値が「はい」で「コンテキスト必須」が「いいえ」であるため、ルート・データ・グループとして使用できます。

ユーザー・エンティティが複数行ユーザー・エンティティでない場合は、このエンティティをルート・データ・グループとして使用できません。複数行ユーザー・エンティティが単一行ユーザー・エンティティに必要なコンテキストを設定している場合、通常は単一行ユーザー・エンティティのデータベース・アイテム・グループが導出されたデータベース・アイテム・グループとして複数行ユーザー・エンティティに含まれます。たとえば、PER_PER_PERSON_DETAILS_UEユーザー・エンティティは、複数行ユーザー・エンティティではありません。

ユーザー・エンティティが履歴の場合は、有効日に関係なくデータを取得します。たとえば、PER_EXT_ASSIGNMENT_BASIC_HISTORY_UEユーザー・エンティティは、アサイメントの履歴詳細全体を取得します。

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ユーザー・エンティティが履歴でない場合は、有効日現在のデータを取得します。たとえば、PER_EXT_PAY_EMPLOYEES_UEユーザー・エンティティは、有効日現在の個人、アサイメントおよび給与の詳細を取得します。

SQL問合せのレビュー

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIでユーザー・エンティティを検索し、「問合せ」タブをクリックします。このタブには、ユーザー・エンティティがデータを抽出するために使用するSQL問合せがリストされます。拡張フィルタ基準の作成に役立つ表体系と別名をレビューできます。ユーザー・エンティティがルート・データ・グループとして有効な場合は、SQL問合せによって戻される行を計算できます。ただし、戻される行の数は推定であり、抽出で実際に戻される行の数とは一致しない場合があります。実際の抽出出力は、抽出で使用されるフィルタ基準、式およびFastFormulaによって異なります。

ユーザー・エンティティ・コンテキストのレビュー

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIでユーザー・エンティティを検索し、「コンテキスト」タブをクリックします。「必須コンテキスト」セクションに、抽出でユーザー・エンティティを使用するために設定する必要があるコンテキストがリストされます。たとえば、PER_PER_PHONES_UEユーザー・エンティティにはPERSON_IDコンテキストが必要であるため、このユーザー・エンティティを使用するにはPERSON_IDコンテキストを設定する必要があります。通常、履歴ではないユーザー・エンティティにはEFFECTIVE_DATEコンテキストが必要です。ただし、EFFECTIVE_DATEコンテキストはデフォルトで設定されるため、このコンテキストを明示的に設定する必要はありません。「設定済コンテキスト」セクションに、ユーザー・エンティティによって設定されたコンテキストがリストされます。たとえば、PER_EXT_SEC_PERSON_UEユーザー・エンティティは、他のユーザー・エンティティが使用できるPERSON_ID、ORGANIZATION_IDおよびENTERPRISE_IDコンテキストを設定します。

ユーザー・エンティティを使用している抽出の確認

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIでユーザー・エンティティを検索し、「ユーザー・エンティティを使用した抽出」タブをクリックします。別の抽出でユーザー・エンティティが使用されている場合は、抽出設計をレビューしてユーザー・エンティティの使用状況を把握できます。抽出設計をコピーし、要件にあわせて変更することもできます。

頻繁に使用されるユーザー・エンティティユーザー・エンティティは、HCM抽出を使用して定義されたデータ・グループに関連付けられている論理エンティティです。このトピックでは、頻繁に使用されるユーザー・エンティティおよびそれらのユーザー・エンティティを使用して抽出できるデータのタイプについて説明します。データ・グループを定義するときに、アプリケーションでユーザー・エンティティを選択します。

次の表では、最も頻繁に使用されるユーザー・エンティティをリストしています。

ユーザー・エンティティ名とコード 摘要

個人(PER_EXT_SEC_PERSON_UE) 企業全体のすべての個人およびすべての個人関連属性を取得します。

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就業者給与(PER_EXT_PAY_EMPLOYEES_UE)企業全体のすべての就業者とその給与、すべての個人、就業者、給与関連属性およびエレメント・エントリ・データを取得します。

抽出アサイメント基本履歴(PER_EXT_ASSIGNMENT_BASIC_HISTORY_UE)

アサイメント有効開始日のアサイメント履歴を取得します。

抽出アサイメント基本情報(PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_BASIC_UE)

有効日のアサイメント・データを取得します。

アサイメント範囲(PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_RANGE_UE) 有効日のアサイメント履歴を取得します。

抽出現在および将来の個人(PER_EXT_SEC_PERSON_NOW_FUTURE_UE)

現在および将来の個人詳細を取得します。Personタイプを制限するには、拡張フィルタ基準を指定します。

抽出現在および将来のアサイメント(PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_NOW_FUTURE_UE)

現在および将来のアサイメントを取得します。

リセット・コンテキスト(PER_EXT_RESET_UE)

「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティは、次の2つの方法で使用します。

1. 有効日の実行時入力パラメータを使用して、親データ・グループ別に動的に設定された有効日コンテキストをリセットします。たとえば、「抽出アサイメント基本履歴」ユーザー・エンティティは、有効日のみを使用する他のユーザー・エンティティとは異なり、最初にアサイメント有効開始日を有効日として設定してからデータを取得します。「抽出アサイメント基本履歴」ユーザー・エンティティを使用して履歴データを含め、同時に有効日を変更する場合は、「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティを含め、入力パラメータを使用してこの日付をリセットします。

2. 「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティを、コンテナまたはヘッダーになるルート・ユー

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ザー・エンティティとして設定します。たとえば、事業所、ポジションおよび雇用主の各ワーク・ストラクチャ・エレメントには、相互関係がありません。1回の抽出でこれらのすべてを抽出する場合は、これらを子エレメントとして、抽出定義のルートとして使用される「リセット・コンテキスト」ユーザー・エンティティに追加できます。このユーザー・エンティティをルートとしてこれらのエレメントに追加すると、エレメントは履歴にリンクされないため、このデータを個別に取得できます。

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」タスクを使用してユーザー・エンティティに関する詳細を表示できます。

関連トピック

フレックスフィールド・データベース・アイテムの生成: 作業例

HCM抽出テンプレート: 説明ワーク・ストラクチャと就業者詳細を生成する抽出をすばやく設定するには、事前定義済のワーク・ストラクチャおよび就業者抽出テンプレートを使用します。ワーク・ストラクチャ抽出は、ビジネス・ユニット、法的エンティティ、部門、等級、ジョブ、事業所およびポジションの詳細を生成します。就業者抽出は、個人名、電話番号、Eメール、国別識別子、住所、国別仕様、有給休暇、休暇欠勤、雇用関係、勤務条件、アサイメント、勤務メジャー、上長および給与の詳細を生成します。

これらの抽出を使用するには、抽出をコピーし、要件にあわせて構成します。抽出テンプレートを直接実行することはできません。これらの抽出は複雑で詳細です。有効日に関係なくすべての詳細を戻すように履歴ユーザー・エンティティで設計されているため、大量のデータを抽出したり時間がかかる場合があります。

これらの抽出テンプレートを使用する場合は、不要なデータ取得や時間のかかるデータ取得を回避するために次の操作を実行してください。

フィルタ基準を定義します。たとえば、特定の事業所に関連するデータを抽出する場合は、データ・グループ・フィルタ条件に式またはFastFormulaを含めます。

不要なデータ・グループを削除します。たとえば、ポジションに関心がない場合は、ポジション・データ・グループを削除できます。

すべての詳細をレビューして、すべての情報が要件に関連することを確認します。

ワーク・ストラクチャおよび就業者抽出テンプレートの使用方法

就業者またはワーク・ストラクチャ抽出テンプレートを使用するには、次のようにします。

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1. 就業者またはワーク・ストラクチャ抽出定義をコピーして新規抽出を作成します。

2. コピーした抽出を更新します。

3. FastFormulaを生成し、コンパイルします。

4. 抽出設計を検証します。

5. パラメータを調整します。

抽出の定義: 作業例この例は、デスクトップ・インタフェースを使用して抽出定義を作成するために必要な手順を示しています。デスクトップ・インタフェースにアクセスするには、「HCM抽出定義の管理」ページで「レイアウトの切替え」ボタンをクリックします。抽出定義を作成する前に、次の詳細を把握する必要があります。

抽出する情報

データを抽出する必要があるストラクチャ

このデータの提供方法(ファイル形式、提供メカニズム、周期情報など)

FAST銀行は、世界中に子会社を持つグローバル組織です。外部のビジネス・レポート要件の一部として、FAST銀行は会社全体の部門と従業員の詳細(部門ごとにグループ化)を抽出する必要があります。この情報は、Eメールを使用して、XMLファイルで第三者に、PDFファイルでHRマネージャに送信する必要があります。次の表では、このシナリオにおける主な決定事項を要約しています。

考慮する決定事項 この例の場合

このタイプのレポートを作成するには、いくつの抽出を作

成するか。1つの抽出定義を作成してヘッドカウント・レポートを定義します。

いくつのデータ・グループを作成するか。

情報の機能グループが2つあるため、2つのデータ・グループ(1つは部門用、もう1つは従業員用)を作成します。

いくつのレコードを作成するか。

データ・グループ内の属性のサブグループに基づいてレコードの数を決定します。この例では、部門データ・グループ用に次の2つのレコードを作成します。

Department Details

Department Summary

従業員データ・グループ用に1つのレコード(Employee Details)を作成します。

レポートに必要な特定の情報に基づいて属性の数を決定しま

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Page 443: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

いくつの属性を作成するか。

す。Department Detailsレコードには次の属性を作成します。

Department Name

Department Location

Department Summaryレコードには次の属性を作成します。

Record Code

Report Date

Employee Count

Employee Detailsレコードには次の属性を作成します。

Full Name

Gender

Date of Birth

Salary

賞与

Tax Rate

FastFormulaを作成するか。

FastFormulaは、次のレベルで使用できます。

特定の条件を決定する抽出基準レベル。

属性値を導出する抽出ルール・レベル。

複雑な条件を指定する詳細条件の抽出レベル。

「Formulaの生成」オプションを使用した場合に自動的にFormulaを生成する抽出レコード・レベル。

抽出定義の作成1. 「HCM抽出定義の管理」ページで、「作成」をクリックします。

2. 「レイアウトの切替え」ボタンを使用して、デスクトップ・インタフェースで抽出を開きます。

3. 「セッション有効日」に「01-Jan-2000」と入力します。

セッション有効日は、現在のセッションのすべての有効日対応に適用される有効開始日です。

4. 名前として「FAST Bank Extract」と入力し、タイプとして「HRアーカイブ」を選択します。アプリケーションによって、抽出名に基づいてタグ名が自動的に作成され、この名前を使用し

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Page 444: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

てXML出力ファイルが生成されます。

5. 「保存」をクリックします。抽出定義が保存され、抽出のタイプに基づいてパラメータが自動的に生成されます。パラメータによって抽出の出力が制御されます。この例では、次のパラメータが作成されます。

有効日

国別仕様データ・グループ

Parameter Group

Report Category

Request ID

開始日

抽出データ・グループの作成1. ナビゲーション・ツリーから抽出データ・グループ・リンクを選択し、抽出データ・グループ・リージョンを開きます。

2. 「作成」をクリックして新しいデータ・グループを定義します。データ・グループは、1つ以上の論理データ・エンティティに属しているデータを表します。

3. データ・グループを作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 エントリ

Name 部門

ユーザー・エンティティ

PER_EXT_SEC_ORGANIZATION_UE

ルート・データ・グループ

はい(このオプションの選択によって、このデータ・グループが抽出実行の開始点として選択されます。)

4. 「保存して別の作成」を選択して、従業員のデータ・グループを作成します。

5. データ・グループを作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 エントリ

Name 従業員

ユーザー・エンティティ PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_UE

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Page 445: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ルート・データ・グループいいえ

抽出データ・グループ接続の作成1. ナビゲーション・ツリーで抽出データ・グループを選択して、表にデータ・グループを表示します。

2. 「Employees」データ・グループを選択し、データ・グループ接続の詳細を定義します。

3. データ・グループ接続を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 エントリ

親データ・グループ 部門

親データ・グループ・データベース・アイテム PER_EXT_ORG_ORGANIZATION_ID

データ・グループ・データベース・アイテム PER_EXT_ASG_ORG_ID

4. 各データ・グループのデータ・グループ基準を定義します。

抽出レコードの作成1. ナビゲーション・ツリーで「Departments」データ・グループを選択し、「抽出レコード」リージョンで「作成」アイコンを選択します。抽出レコードは、すべての必須フィールドの物理コレクションを表します。データ・グループに3つのレコードがある場合は、順序フィールドを使用して、アプリケーションがレコードを処理する順序を指定できます。「次のデータ・グループ」を選択して、アプリケーションが次にどのデータ・グループを処理するかを指定することもできます。

2. Departmentsデータ・グループ用に次の2つのレコードを作成します。

3. Departmentsデータ・グループの2つのレコードを作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド Department Summary Department Details

Name Department Summary Department Details

有効開始日 1/1/00 1/1/00

順序 20 10

タイプ トレーラ・レコード ヘッダー・レコード

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Page 446: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

プロセス・タイプ FastFormula FastFormula

次のデータ・グループ該当なし 従業員

4. レコードを保存し、「Employees」データ・グループを選択して、「抽出レコード」リージョンで「作成」アイコンを選択します。

5. Employeesデータ・グループ用に1つのレコードを作成します。

6. Employeesデータ・グループのレコードを作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 エントリ

Name Employee Details

有効開始日 1/1/00

順序 10

タイプ 詳細レコード

プロセス・タイプ FastFormula

属性の作成1. ナビゲーション・ツリーで「Departments」データ・グループを選択し、「Department Details」レコードを選択します。

抽出属性は、レコードの個別フィールドです。

2. Department Detailsレコードに次の抽出属性を作成し、「保存」を選択します。

3. Department Detailsレコードの抽出属性を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力

Name Department Name Department Location

タイプ データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ

446

Page 447: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

データベース・アイテム・グループ

組織名 組織事業所国

4. レコードを選択し、「Department Summary」レコードを選択します。

5. 「抽出属性」リージョンで「作成」アイコンを選択します。

6. Department Summaryレコードに次の抽出属性を作成し、「保存」を選択します。

7. Department Summaryレコードの抽出属性を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力 属性入力

Name Record Code Report Date Employee Count

データ型 テキスト 日付 Number

タイプ 文字列 パラメータ・エレメント要約エレメント

文字列値 999 該当なし 該当なし

パラメータ 有効日 該当なし 該当なし

集計関数 該当なし 該当なし カウント

集計レコード名該当なし 該当なし Employees Employee Details

8. ナビゲーション・ツリーで「Employees」データ・グループを選択し、「Employee Details」レコードを選択します。

9. Employee Detailsレコードに次の抽出属性を作成し、「保存」を選択します。

10. Employee Detailsレコードの抽出属性を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力 属性入力

Name Full Name Gender Date of Birth

開始日 1/1/00 1/1/00 1/1/00

447

Page 448: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

データ型 テキスト テキスト 日付

タイプ データベース・アイテム・グループ

デコード・データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ 個人氏名 個人性別 個人生年月日

11. Employee Detailsレコードの抽出属性をさらに作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力 属性入力

Name Salary 賞与 税率

開始日 1/1/00 1/1/00 1/1/00

データ型 Number Number テキスト

タイプ データベース・アイテム・グループ

レコード計算 ルール

データベース・アイテム・グループ アサイメント給与額 該当なし 該当なし

計算式 該当なし Salary * 0.5 該当なし

ルール 該当なし 該当なし FAST Bank TaxRule

提供オプションの定義1. 抽出実行ツリーにナビゲートして、抽出定義設定を検証します。

2. 「XSDのエクスポート」を選択して、この抽出設定のXMLスキーマ定義(.XSD)ファイルをダウンロードします。このエクスポート済ファイルには、抽出定義の構造(データ・グループ、レコードおよび属性)が含まれています。

3. 「抽出提供オプション」リージョンを選択して、抽出定義の書式設定とレイアウトのオプションを定義します。

4.

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次の表に示すように、提供オプションのフィールドを設定します。

フィールド 値 値

開始日 1/1/00 1/1/00

終了日 12/31/12 12/31/12

BIパブリッシャ・テンプレート ReportLayout EFTLayout

出力タイプ PDF EFT

提供タイプ Eメール FTP

提供オプション名 Email to HR FTP to 3rd Party

出力名 HeadcountReport EFTReport

5. 「追加詳細」リージョンで各提供オプションの詳細情報を定義します。たとえば、FTP提供タイプのサーバー、ユーザー名およびパスワードを追加します。

6. レポート・カテゴリとして「FAST Bank Extract」と入力し、「送信」をクリックします。

抽出の送信

抽出定義によって、抽出と同じ名前の抽出プロセス(給与フロー)が自動的に作成されます。抽出プロセスを使用すると、複数のタスクの実行順序(タスクの前、後など)を定義できます。

1. 「抽出の送信」タスクを選択し、「FAST Bank Extract」プロセスを選択します。

2. 「次」を選択します。

3. 「給与フロー」(抽出プロセス)に「FAST Bank Extract - Jan 2012」と入力します。

4. 「終了日」に「1/1/15」と入力します。

5. 「次」を選択します。タスクが抽出プロセスの異なる他のタスクに依存している場合は、対応詳細を指定できます。たとえば、このタスクは、別のタスクが実行中のため待機する必要があります。

6. 「次」を選択して抽出をレビューします。抽出をスケジュールするか、すぐに実行します。

7. 「送信」を選択します。

8. 「OKしてチェックリストを表示」を選択して、プロセスのステータスを表示します。

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9. 「抽出結果の表示」タスクを選択して、抽出の実行結果をレビューします。「FAST BankExtract」プロセスを検索します。

10. 「FAST Bank Extract - Jan 2012」の「タスクに進む」を選択し、眼鏡をクリックして、レポート名の選択によりレポート出力を表示します。

関連トピック

HCM抽出の提供オプション: 説明

簡易インタフェースの使用方法: 作業例この例は、データ・グループ、レコードおよび属性の作成など、簡易インタフェースを使用したHCM抽出の作成方法を示しています。FAST銀行は、世界中に子会社を持つグローバル組織です。外部のレポート要件の一部として、FAST銀行は会社全体の部門と従業員の詳細を取得する必要があります。この情報は、XMLファイルで第三者に、従業員詳細が部門別にグループ化されたヘッドカウント・レポートとしてHRマネージャに送信する必要があります。

次の表では、このシナリオにおける主な決定事項を要約しています。

考慮する決定事項 この例の場合

このタイプのレポートを作成するには、いくつの抽出を作

成するか。1つの抽出定義を作成してヘッドカウント・レポートを定義します。

いくつのデータ・グループを作成するか。

情報の機能グループが2つあるため、2つのデータ・グループ(1つは部門用、もう1つは従業員用)を作成します。

いくつのレコードを作成するか。

データ・グループ内の属性のサブグループに基づいてレコードの数を決定します。この例では、部門データ・グループ用に次の2つのレコードを作成します。

Department Details

Department Summary

従業員データ・グループ用に1つのレコード(Employee Details)を作成します。

レポートに必要な特定の情報に基づいて属性の数を決定します。Department Detailsレコードには次の属性を作成します。

Department Name

Department Location

Department Summaryレコードには次の属性を作成します。

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Page 451: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

いくつの属性を作成するか。

Record Code

Report Date

Employee Count

Employee Detailsレコードには次の属性を作成します。

Full Name

Gender

Date of Birth

Salary

賞与

Tax Rate

FastFormulaを作成するか。

FastFormulaは、次のレベルで使用できます。

特定の条件を決定する抽出基準レベル。

属性値を導出する抽出ルール・レベル。

複雑な条件を指定する詳細条件の抽出レベル。

「Formulaの生成」オプションを使用した場合に自動的にFormulaを生成する抽出レコード・レベル。

抽出定義の作成1. 「抽出定義の管理」ページで、「作成」をクリックします。

2. 名前として「FAST Bank Extract」、開始日として「01-JAN-2010」と入力し、タイプとして「HRアーカイブ」を選択します。アプリケーションは、この名前を使用してXML出力ファイルを生成します。

3. 「保存」をクリックします。抽出定義が保存され、抽出のタイプに基づいてパラメータが自動的に生成されます。パラメータによって抽出の出力が制御されます。

「レイアウトの切替え」ボタンを使用して、デスクトップ・インタフェースで抽出を開きます。デスクトップ・インタフェースを使用して、ドラッグ・アンド・ドロップ・システムを使用せずにHCM抽出を作成および定義します。抽出を定義するためのほとんどのタスクは、簡易インタフェースで実行できます。

抽出データ・グループとレコードの作成1. 「設計」アイコンを選択して、データ・グループとレコードを作成します。

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Page 452: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2. 「作成」アイコンを選択するか「HCMデータ・オブジェクト」ツリーを使用して、データ・グループをローカル・エリアにドラッグ・アンド・ドロップします。

3. ドラッグ・アンド・ドロップ・アクションを使用して、組織オブジェクトをローカル・エリアにドラッグします。このアクションによって、関連付けられているレコード・オブジェクトが自動的に作成されます。

4. データ・グループを次の情報で更新します。

フィールド名 エントリ

Name 部門

ユーザー・エンティティ

PER_EXT_SEC_ORGANIZATION_UE

ルート・データ・グループ

はい(このオプションの選択によって、このデータ・グループが抽出実行の開始点として選択されます。)

5. 次の情報を使用して、レコード・オブジェクトを更新し、別のレコード・オブジェクトを作成します。

6. Departmentsデータ・グループの2つのレコードを作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド Department Summary Department Details

Name Department Summary Department Details

有効開始日 1/1/00 1/1/00

順序 20 10

タイプ トレーラ・レコード ヘッダー・レコード

プロセス・タイプ FastFormula FastFormula

次のデータ・グループ該当なし 従業員

7. 「保存」を選択し、Employeesデータ・オブジェクトをローカル・エリアにドラッグして別のデータ・グループを作成します。このアクションによって、関連付けられているレコード・オブジェクトが自動的に作成されます。

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Page 453: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

8. データ・グループを次の情報で更新します。

フィールド名 エントリ

Name 従業員

ユーザー・エンティティ PER_EXT_SEC_ASSIGNMENT_UE

ルート・データ・グループいいえ

9. レコード・オブジェクトを次の情報で更新します。

10. Employeesデータ・グループのレコードを作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 エントリ

Name Employee Details

有効開始日 1/1/00

順序 10

タイプ 詳細レコード

プロセス・タイプ FastFormula

抽出データ・グループ接続の作成1. 「Employees」データ・グループの「リンク」アイコンを選択し、「追加」アイコンを選択して接続を追加します。

2. データ・グループ接続を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 エントリ

親データ・グループ 部門

親データ・グループ・データベース・アイテム PER_EXT_ORG_ORGANIZATION_ID

データ・グループ・データベース・アイテム PER_EXT_ASG_ORG_ID

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Page 454: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

3. 「フィルタ」アイコンを選択して、各データ・グループのデータ・グループ・フィルタ基準を定義します。

属性の作成1. 「Departments」データ・グループの「Departments Details」レコードを選択し、「構成」アイコン内の「属性の作成」オプションを選択します。

2. Department Detailsレコードの抽出属性を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力

Name Department Name Department Location

タイプ データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ

組織名 組織事業所国

3. 「Department Summary」レコードを選択し、前述の方法で次の抽出属性詳細を入力します。

4. Department Summaryレコードの抽出属性を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力 属性入力

Name Record Code Report Date Employee Count

データ型 テキスト 日付 Number

タイプ 文字列 パラメータ・エレメント要約エレメント

文字列値 999 該当なし 該当なし

パラメータ 有効日 該当なし 該当なし

集計関数 該当なし 該当なし カウント

集計レコード名該当なし 該当なし Employees Employee Details

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Page 455: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

5. 「Employees」データ・グループ内の「Employee Details」レコードを選択し、同じ方法で次の抽出属性詳細を入力します。

6. Employee Detailsレコードの抽出属性を作成するために、次の表に示すように、フィールドを設定します。

フィールド名 属性入力 属性入力 属性入力

Name Full Name Gender Date of Birth

開始日 1/1/00 1/1/00 1/1/00

データ型 テキスト テキスト 日付

タイプ データベース・アイテム・グループ

デコード・データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ

データベース・アイテム・グループ 個人氏名 個人性別 個人生年月日

提供オプションの定義1. 「提供」アイコンを選択してから「追加」アイコンを選択して、提供オプションを定義します。

2. 次の表に示すように、提供オプションのフィールドを設定します。

フィールド 値 値

開始日 1/1/00 1/1/00

終了日 12/31/12 12/31/12

BIパブリッシャ・テンプレート ReportLayout EFTLayout

出力タイプ PDF EFT

提供タイプ Eメール FTP

提供オプション名 Email to HR FTP to 3rd Party

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Page 456: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

出力名 HeadcountReport EFTReport

3. FTP提供タイプのサーバー、ユーザー名、パスワードなどの追加情報を入力します。

4. レポート・カテゴリとして「FAST Bank Extract」と入力し、「送信」をクリックします。

5. 抽出定義詳細を表示し、「検証」アイコンを選択して「検証」ページで構造が有効であることを確認します。

6. 「XSDのエクスポート」を選択して、この抽出設定のXMLスキーマ定義(.XSD)ファイルをダウンロードします。このエクスポート済ファイルには、抽出定義の構造(データ・グループ、レコードおよび属性)が含まれています。

抽出の送信

抽出定義によって、抽出と同じ名前の抽出プロセス(給与フロー)が自動的に作成されます。抽出プロセスを使用すると、複数のタスクの実行順序(タスクの前、後など)を定義できます。

1. 「抽出の送信」タスクを選択し、「FAST Bank Extract」プロセスを選択します。

2. 「次」を選択します。

3. 「給与フロー」(抽出プロセス)に「FAST Bank Extract - Jan 2012」と入力します。

4. 「終了日」に「1/1/15」と入力します。

5. 「次」を選択します。タスクが抽出プロセスの異なる他のタスクに依存している場合は、対応詳細を指定できます。たとえば、このタスクは、別のタスクが実行中のため待機する必要があります。

6. 「次」を選択して抽出をレビューします。抽出をスケジュールするか、すぐに実行します。

7. 「送信」を選択します。

8. 「OKしてチェックリストを表示」を選択して、プロセスのステータスを表示します。

9. 「抽出結果の表示」タスクを選択して、抽出の実行結果をレビューします。「FAST BankExtract」プロセスを検索します。

10. 「FAST Bank Extract - Jan 2012」の「タスクに進む」を選択し、眼鏡をクリックして、レポート名の選択によりレポート出力を表示します。

関連トピック

HCM抽出の提供オプション: 説明

抽出の検証: 仕組み「抽出定義の管理」タスクの検証機能を使用して、「設計」タブで入力したデータが有効であることと送信時に問題がないことを確認します。抽出の作成後、「検証」タブに移動し、「検証」をクリッ

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クします。抽出設計に問題がある場合は、検証メッセージが表示されます。

抽出の検証方法

抽出を検証すると、アプリケーションによって抽出設計に対する検証が実行され、次のことが確認されます。

ルート・データ・グループが定義されていること。

非ルート・データ・グループがルート・データ・グループに直接的または間接的に(たとえば、ルート・データ・グループにリンクされている別の非ルート・データ・グループを介して)リンクされていること。

データ・グループの順序が定義されている場合に、次のデータ・グループも処理用に定義されていること。

抽出で使用されているすべてのFastFormulaが存在し、コンパイル済または有効であること。

BIパブリッシャの検証中に問題が検出されないこと。

検証に成功した場合、抽出が有効としてマークされること。ただし、検証に失敗した場合、抽出は無効としてマークされ、抽出を送信するとエラーが発生します。

抽出実行詳細の表示: 説明「抽出実行詳細の表示」タスクを使用すると、抽出実行情報をレビューしたり、失敗した抽出実行や期待した結果が生成されなかった抽出実行に対してトラブルシューティングを実行できます。「検索」領域で、使用できる様々なフィルタを使用して、抽出または抽出実行を検索します。「検索結果」領域で、分析する抽出実行をクリックします。

「抽出実行詳細の表示」ページで、次の情報をレビューできます。

パラメータ

アーカイブ詳細

プロセス詳細

変更のみ詳細

提供オプション

パラメータ

「パラメータ」タブには、抽出実行用に設定されたパラメータが表示されます。たとえば、「ベースラインのみ」、「変更のみ」、「プロセス開始日」、「プロセス終了日」、「プロセス構成グループ」などがあります。これらのパラメータをExcelスプレッドシートにエクスポートすることもできます。

アーカイブ詳細

「アーカイブ詳細」タブには、抽出実行によって抽出されたレコードの数が表示されます。

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プロセス詳細

「プロセス詳細」タブには、プロセスとその階層がリストされます。プロセス・ステータス、開始時間と終了時間および経過時間を表示できます。失敗した抽出実行や時間のかかる抽出実行のトラブルシューティングに役立つプロセス・ログ・ファイルをダウンロードすることもできます。

抽出提供オプション

「提供オプション」タブは、「抽出定義の管理」タスクで提供オプションを「WebCenterコンテンツ」または「インバウンド・インタフェース」として設定した場合にのみ表示されます。抽出実行が送信されて正常に完了すると、出力ファイルをダウンロードすることもできます。

変更のみ詳細

「変更のみ詳細」タブで、最終成功実行からの属性の変更をレビューできます。このタブは、抽出が「変更のみ」モードで実行された場合にのみ表示されます。「変更のみ」パラメータが設定されているかどうかは、「パラメータ」タブで確認できます。属性を選択し、属性値を入力して、最終成功実行からの属性の変更を確認できます。

抽出の管理に関するFAQ

簡易インタフェースとは何ですか。

簡易インタフェースは、HCM抽出を定義および設計するための使いやすいグラフィカル・インタフェースです。抽出を定義するためのほとんどのタスクを簡易インタフェースで実行できますが、有効日を入力するには、デスクトップ・インタフェースを使用する必要があります。

抽出データ・グループ接続とは何ですか。

データ・グループ接続を使用すると、エンティティ間の親子関係のマスター詳細を定義できます。たとえば、EmployeesおよびDepartmentsデータ・グループは、部門IDでリンクされています。

「常に表示」属性と「変更済としてマーク」属性の違いは何ですか。

抽出内に親子関係があると、「常に表示」属性と「変更済としてマーク」属性の違いがわかります。属性を「変更済としてマーク」に設定している場合に、同じレコードで変更が発生すると、この属性が出力に含められます。そのレコードの属性は変更しないものの、別のレコード(たとえば、親レコードや兄弟レコード)の属性を変更した場合、その属性は出力に含められません。

属性を「常に表示」に設定している場合に、そのレコードかそれよりも下位の階層で変更が発生すると、この属性が出力に含められます。属性のレコードに変更がない場合でも、アプリケーションには属性が含まれます。レコードよりも下位で変更がある場合は、それが含められます。

関連トピック

HCM抽出の様々なモードの使用方法: 説明

抽出を無効にするには、どうすればよいですか。

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抽出は、「データ交換」領域の「抽出定義の管理」タスクを使用して無効にできます。無効にする抽出を検索して開きます。抽出のステータスを「非アクティブ」に変更します。抽出を無効にした後は、抽出実行を再送信できません。無効にした抽出について前に送信した実行が格納されており、レビューに使用できます。

抽出実行を送信できないのはなぜですか。

次の場合は、抽出実行を送信できません。

抽出のステータスが非アクティブの場合。非アクティブな抽出は、無効であることを示します。抽出実行を送信するには、ステータスがアクティブである必要があります。非アクティブな抽出は、「抽出の送信」タスクで送信できません。

抽出が無効である場合。抽出の作成後、その抽出を検証して検証エラーが発生した場合、抽出は無効としてマークされます。無効な抽出を送信しようとすると、プロセスは失敗し、エラーが表示されます。検証エラーを解決し、抽出を検証してください。次に、抽出実行を再送信してください。

非アクティブな抽出を検出できないのはなぜですか。

デフォルトでは検索結果に表示されるのはアクティブな抽出のみであるため、非アクティブな抽出は検出できません。非アクティブな抽出を表示するには、「データ交換」作業領域の「抽出定義の管理」タスクを使用します。「検索」ページの「ステータス」ドロップダウン・リストで「非アクティブ」を選択し、「検索」をクリックします。

検索結果にアクティブな抽出と非アクティブな抽出の両方を表示する場合は、「ステータス」ドロップダウン・リストでブランク・オプションを選択します。

既存の抽出を検証する必要がありますか。

いいえ。既存の抽出を検証する必要はありません。検証されていない抽出は、「未検証」としてマークされます。検証されていない抽出は送信できます。ただし、抽出設計に問題がある場合は、エラーが発生するか、結果データが正しくない可能性があります。エラーを回避するには、送信前に抽出を検証します。

抽出実行プロセスのログ・ファイルをダウンロードするには、どうすればよいですか。

「抽出結果の表示」タスクを使用します。抽出を検索し、抽出実行を選択します。「詳細」領域の「プロセス詳細」タブに、抽出実行プロセスがリストされます。「ログ」列を使用して、プロセスのログ・ファイルをダウンロードできます。ログ・ファイルをレビューして、期待したデータが取得されなかったレコードを特定したり、時間のかかるプロセスを特定できます。

ユーザー・エンティティをルート・データ・グループとして使用できるかどうかを検証するには、どうすればよいですか。

「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIでユーザー・エンティティを検索します。ユーザー・エンティティが複数行ユーザー・エンティティで、コンテキストを必要としない場合は、このユーザー・エンティティをルート・データ・グループとして使用できます。

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「ユーザー・エンティティ詳細の表示」UIにアクセスする方法は、次のとおりです。

「データ交換」タスク・ペインからアクセスできます。

「抽出定義の管理」タスクの「設計」タブでデータ・グループを作成するときにアクセスできます。

正常実行のみを対象として、変更のみの抽出を実行できますか。

はい。「最終正常実行からの変更を含める」オプションを使用して、変更のみの抽出を実行するときに、正常に完了しなかった抽出実行を除外します。変更のみの抽出を実行するときに、正常に完了した抽出実行と正常に完了しなかった抽出実行からの両方のアーカイブが含められるようにする場合は、このオプションを未選択のままにします。

ベースライン抽出を作成して実行するには、どうすればよいですか。

抽出で「ベースラインのみ」パラメータを使用してベースラインを作成し、これに対してすべての後続変更のみの抽出を実行できます。このパラメータを使用すると、抽出を実行するときにXMLファイルが生成されず、何も出力されないため、時間を節約できます。「ベースラインのみ」パラメータの「表示」オプションを「はい」または「必須」に設定します。これにより、完全抽出を作成する時間が短縮され、アプリケーション内で使用されるストレージが削減されます。

抽出を作成してアーカイブを削除できますか。

はい。データの完全抽出を作成するとき、「アーカイブの削除」パラメータを使用すると、アーカイブとXMLファイルを後日削除できる柔軟性がもたらされます。「アーカイブの削除」パラメータの「表示」オプションを「はい」または「必須」に設定します。アプリケーションにより、アーカイブとXMLファイルが生成され、WebCenter Contentなどの宛先に提供されます。「アーカイブの削除」パラメータには、アプリケーションで抽出データがその宛先に提供された後にアーカイブとXMLファイルを削除するオプションがあります。アプリケーションによってWebCenter Contentなどに出力が提供された後、このオプションを使用してアーカイブ・データとXMLファイルを破棄すると、これらの抽出アーカイブが削除されることでストレージの消費が削減されます。

抽出によって生成されるすべてのデータを破棄するかどうかを柔軟に選択することもでき、たとえば、必要でないすべてのデータを削除するには、「アーカイブ情報および生成済XML出力の削除」オプションを使用します。または、「アーカイブ情報のみ削除」オプションを選択して、アーカイブ・データは削除し、生成されたXMLデータは保持することもできます。XMLデータは、レポート目的や将来の参照のために、保持することが適切な場合があります。

統合テストや一括データ・ロードの実行中にアプリケーションのパフォーマンスを向上させるには、どうすればよいですか。

サポート担当者に連絡して、使用するポッドのデータベース表統計を手動で収集するように依頼してください。実装サイクルの特定のテスト・フェーズにおいてHCM抽出操作に時間がかかることがあり、特に、アプリケーションが複数の一括データ・ロードを同時にテストしているときに、このことが該当します。通常の操作では、統計の収集を毎週実行するようにスケジュールします。ただし、一括データ・ロードのためにデータ量が多くなる場合は、このプロセスを手動で実行するように依頼してください。

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. HCM抽出のフィルタおよび提供

34HCM抽出のフィルタおよび提供この章の内容は次のとおりです。

抽出モードの使用方法: 説明

拡張フィルタ基準を使用した抽出のフィルタ: 例

HCM抽出のFormulaタイプ

提供オプション: 説明

BIパブリッシャ・テンプレートの定義: 作業例

HCM抽出を使用した暗号化データの提供: 説明

HCM抽出のフィルタおよび提供に関するFAQ

抽出モードの使用方法: 説明「抽出定義の管理」ページでは、抽出を作成して、データを様々なモードで出力できます。モードを使用して、前回の抽出実行後に変更されたデータを抽出します。たとえば、従業員の事業所が変更されるたびに従業員詳細を抽出できます。処理エンジンによって、データの現在のステータスが生成され、データが前回の実行のベースライン済データと比較され、新規と変更が識別されます。変更のみの抽出からの出力には、増分データのみが含まれます。

変更のみの抽出の出力を操作して、特定の属性を(その属性が変更されたかどうかにかかわらず)除外したり含めることができます。たとえば、属性を比較から除外するオプションを選択すると、次の抽出実行の生成済出力に含める変更を識別するときにその属性を比較しないようにすることができます。したがって、属性が前回の抽出実行から変更された場合でも、その属性は出力に含められません。属性が変更されていない場合でも、その属性を抽出実行の生成済出力に常に含めるオプションを選択することもできます。

抽出モード

抽出で様々なモードを有効にするには、CHANGES_ONLYパラメータを含めて、抽出定義のスレッド処理詳細を設定します。抽出の実行時に、CHANGES_ONLYパラメータを使用して抽出モードを制御できます。たとえば、個人のアサイメントでジョブ名が変更されたかどうかを確認するには、アサイメント・レベルでマルチスレッド・データベース・アイテムを設定し、CHANGES_ONLYパラメータを含めます。抽出をATTRIBUTEモードで実行すると、マルチスレッド・レベルからのデータが比較され、増分変更が出力されます。抽出の送信時にモードを選択できるように、PER_EXT_CHANGES_ONLY参照またはORA_HRY_CHANGES_ONLY参照をCHANGES_ONLYパラメータにリンクできます。

次の表では、様々な抽出モードとその参照値および値について説明しています。

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Page 462: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

モード 参照値 摘要

N すべての属性抽出にすべてのデータを含めます。完全抽出が実行されると、その時点の完全なデータ出力が生成されます。アーカイブされたデータは、ベースラインとして利用されます。

Y 変更済属性この抽出実行を前回の抽出実行と比較し、ベースラインとの比較によって(増分データを特定し)、変更されたデータのみを表示します。

ATTRIBUTE 変更済およびマーク済属性 変更または必須とマークされたエレメントを含めます

ATTRIB_OLD前の値が指定された変更済およびマーク済属性

変更または必須とマークされたエレメントおよびその前の値を表示します

注意: 「US ADP PayForceサードパーティ定期抽出」を使用するたびに、Attrib_Oldモードで給与インタフェースを実行する必要があります。

BLOCK_OLDスレッド・グループ下にある変更済、マーク済属性、前のデータ

スレッド・データ・グループ下にある次のデータを表示します。

変更済データ

必須とマークされたデータ

前の値

親データ・グループ値

BLOCKスレッド・グループ下にある変更済、マーク済属性

スレッド・データ・グループ下にある次のデータを表示します。

変更済データ

必須とマークされたデータ

親データ・グループ値

拡張フィルタ基準を使用した抽出のフィルタ: 例拡張フィルタ基準を使用して、複雑なSQL問合せを使用するデータをフィルタしたり抽出します。式またはFastFormulaを使用してデータをフィルタすることもできます。式を使用する場合、使用可能な演算子だけでは複雑な式を構築できないことがあります。FastFormulaを使用すると、複雑なフィルタ基準を構築できます。ただし、拡張フィルタ基準を使用すると、抽出実行のパフォーマンスが向上する可能性があります。拡張フィルタ基準を使用するには、表の別名およびSQLコンストラクトの作成

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Page 463: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

方法をよく理解する必要があります。

休暇中の従業員の抽出

この例では、拡張フィルタ基準を使用して、次の7日間休暇する従業員を抽出する方法について説明します。マネージャは、この情報を使用して、次の7日間の休暇が承認された従業員のリストを検索できます。

1. 「HCM抽出定義の管理」ページで、抽出定義を作成し、「レイアウトの切替え」ボタンを使用して専門インタフェースで抽出を開きます。

2. ナビゲーション・ツリーか「データ・グループ」リンクを選択し、「データ・グループ」ページを開いて「作成」をクリックします。

3. ユーザー・エンティティPER_EXT_SEC_PERSON_UEを選択し、「拡張」をクリックします。

4. 「問合せ」タブで、使用するユーザー・エンティティの表と別名をレビューし、「OK」をクリックします。

5. 「データ・グループ・フィルタ基準」領域で「追加」をクリックします。

6. 「フィルタ基準」列の「編集」アイコンをクリックします。

7. 「フィルタ基準条件の編集」ウィンドウで、「抽出個人システムPersonタイプ」がEMPである従業員のみをレビューするために次の式を作成します

8. 「拡張」をクリックします。基本モードの式がSQLコンストラクト(pptum.system_person_type='EMP')に変換されます

9. これで、EXISTS句を使用して新しいSQLコンストラクトを追加できるようになりました。次のSQLコンストラクトを入力すると、次の7日間の休暇が承認されている従業員が抽出されます。((pptum.system_person_type='EMP') and EXISTS(select 1 from fusion.ANC_PER_ABS_ENTRIES abswhereabs.person_id = pptum.person_id and abs.start_datetime betweenpay_report_utils.get_parameter_value_date('EFFECTIVE_DATE') and(pay_report_utils.get_parameter_value_date('EFFECTIVE_DATE')+7)and abs.approval_status_cd = 'APPROVED'))

SQL問合せを作成するときに、実行時のパラメータ値を取得する場合は、pay_report_utils.get_parameter_value_date('ESS PARAMETER')関数を使用します。ESSパラメータは、明示的に変更されないかぎり、通常は空白がアンダースコアで置き換えられた大文字のパラメータです。たとえば、Effective DateのESSパラメータはEFFECTIVE_DATEです。

注意: 2000を超える文字を使用してSQL問合せを作成することはできません。

10. SQLコンストラクトに構文エラーがないか検証するには、「検証」をクリックします。

11. 「OK」をクリックします。

12. 拡張SQL基準が正しく適用されたかどうかを確認するには、GMZFTロギング・モードで抽出を

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実行し、ログを確認します。

HCM抽出のFormulaタイプナビゲータ・メニューの「給与計算」作業領域でタスク「FastFormulaの管理」をクリックして、「FastFormulaの管理」のUIを起動できます。

次の表は、抽出に使用できる様々なタイプのFormulaを示しています。

Formulaタイプ 摘要

抽出基準このタイプのFormulaは、データ・グループ基準のFastFormulaリストに含まれます。このタイプを使用して複雑な基準を指定したり、レコードを抽出するかどうかを指定します。

抽出ルール

このタイプのFormulaは、ルール・タイプ属性のFastFormulaリストに含まれます。このタイプを使用して、複雑なロジックまたはビジネス・ルールに基づいている場合に属性値を計算および導出します。

詳細条件の抽出

このタイプのFormulaは、レコード属性のFastFormulaリストに含まれます。このタイプを使用して、処理を生成するかどうか(ログや警告など)を示す複雑な条件を指定します。

抽出レコード

このタイプのFormulaは、「抽出レコード」の「Formulaの生成」オプションを使用している場合に自動的に生成されます。

提供オプション: 説明提供オプションは、抽出定義の一部として指定します。提供オプション・パラメータで、出力形式、提供方法(Eメール、FTP)およびBIパブリッシャ・レイヤーとの統合に必要なその他のパラメータを指定します。

提供オプションの仕組みHCM抽出は、抽出されたデータを結果表にアーカイブし、XML出力としてデータベースに格納します。アプリケーションは、XML出力をHTML、PDF、EDT、XLSなどのフォーマット済出力に変換します。フォーマット済出力は、抽出定義で設定した提供オプションに応じて、Eメール、FAX、FTPまたは印刷によって提供されます。抽出の提供オプションは、PDF、XLS、XML、DOCなどの提供ファイル出力タイプおよびFTP、Eメール、FAXなどの提供モードを含むBIパブリッシャ・テンプレートを使用して定義できます。

提供タイプの使用方法

選択した提供のタイプによって、抽出の宛先が決まります。提供タイプの中には、追加情報が必要なものもあります。提供モードとして「レコード文書」を選択して、出力をデータベースに格納し、従業員にレコード文書からの出力の表示を許可できます。文書の例として給与明細があります。XML出

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力が分割されて個別のファイルとしてバーストされている場合は、バースティング・ノードを選択できます。たとえば、すべての従業員にその給与明細を含むEメールを受信させる場合は、バースティング・ノードをEmployee_IDに設定します。「WebCenterコンテンツ」提供タイプを選択して、暗号化されたデータと暗号化されていないデータで抽出を作成し、それをOracle WebCenter Contentに転送します。その後、手動で、または独自のスクリプトを使用してデータを自分のサーバーに転送できます。詳細は、My Oracle Supportの「Oracle Fusionファイル転送の自動化およびデータ・セキュリティ」を参照してください。

BIパブリッシャ・テンプレートの定義: 作業例この例では、BIパブリッシャ・テンプレートを設定し、抽出済データを使用した必要な形式での文書の作成に使用できるようにする方法を示します。ナビゲータの「レポートおよび分析」リンクを使用して、BIパブリッシャにアクセスします。「レポートおよび分析」ページがアクセス可能な場合は、カタログを参照できます。

FAST銀行は、従業員と部門に関するXMLファイルを、従業員詳細が部門別にグループ化されたヘッドカウント・レポートとして第三者およびHRマネージャに送信する必要があります。

次の表では、いくつかの主な決定事項を要約しています。

考慮する決定事項 この例の場合

BIパブリッシャを設定するのはなぜですか。

BIパブリッシャは、抽出されたXMLデータを必要な形式にフォーマットしたり、レポートまたはビジネス文書を適切な宛先に提供するために設定します。

BIパブリッシャをHCM抽出に接続するには、どうすればよ

いですか。Template Builder for Wordプラグインをインストールします。

個別のライセンスは必要ですか。 いいえ。BIパブリッシャはコアHRに付属しています。

タスク

1. データ・モデルの設定

2. BIパブリッシャ・レポート・テンプレートの作成

3. レポートのアップロード

データ・モデルの設定1. ナビゲータの「レポートおよび分析」オプションを選択します。

2. 「カタログの参照」アイコンを選択します。

3. 「新規」メニュー・オプションを選択し、公開済レポート・セクションで「レポート」を選択

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します。

4. 既存のデータ・モデルを使用するオプションを選択し、既存のデータ・モデルを使用してレポートを作成します。

5. 表示されるウィンドウで、データ・モデルを選択し、「次」を選択します。

6. レポート・エディタ・オプションを選択し、「終了」を選択してデータ・モデルの設定を完了します。

7. レポートをHRデータ・レポートとして/Shared Folders/Custom/Human Capital Management/フォルダに保存します

BIパブリッシャ・レポート・テンプレートの作成1. BI Publisher Enterpriseのホーム・ページからTemplate Builder for Wordプラグインをインストールします。

このプラグインは、サンプル文書、デモ、テンプレートおよびテンプレート・ビューアを提供します。これらのサンプルはコンセプトの理解に役立ち、EFTやRTFなどのテンプレートを作成してフォーマット済XML出力を表示できます。

2. 抽出実行ツリーの「XSDのエクスポート」オプションを使用して、BIパブリッシャ・テンプレートを作成します。

3. MS Wordを開き、「アド イン」タブ付きリージョンを探して「Oracle BI Publisher」オプションを表示します。

4. XMLスキーマのロード・オプションを選択します。XMLスキーマのロード後、必要に応じてフィールドを配置し、レイアウトを変更します。

レポートのアップロード1. レイアウトのアップロードまたは生成リージョンから「アップロード」オプションを選択し、次の情報を入力します。

パラメータ 詳細

レイアウト名 RTFレイアウト

テンプレート・ファイル

ローカル・ドライブに保存されているRTFテンプレートのファイル名を選択します。

タイプ RTFテンプレート

ロケール 英語(アメリカ合衆国)

2. BIレポートを/Shared Folders/Custom/Human Capital Management/に保存します。

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このBIパブリッシャ・レポート・テンプレートは、抽出定義を作成するときに「提供オプション」セクションで選択できるようになりました。

関連トピック

簡易インタフェースを使用した抽出の定義: 作業例

HCM抽出を使用した暗号化データの提供: 説明HCM抽出を使用した暗号化ファイルをOracle WebCenter Contentに提供できます。「抽出定義の管理」タスクの「提供」ページで「WebCenterコンテンツ」提供タイプを使用して、暗号化された抽出を作成します。HCM抽出は、暗号化ファイルをOracle WebCenter Contentに転送します。その後、手動でファイルを転送するか、スクリプトを作成して転送を実行できます。「WebCenterコンテンツ」提供タイプを選択すると、追加詳細を入力して、抽出をOracle WebCenter Contentで識別可能にすることができます。たとえば、統合名を指定し、暗号化モードを使用してファイルを暗号化するかどうか、および参照用のファイル名を選択します。この追加設定により、文書は正しい暗号化モードになり、特定のファイル名でOracle WebCenter Contentに保存されます。詳細は、My Oracle Supportの「OracleFusionファイル転送の自動化およびデータ・セキュリティ」を参照してください。

HCM抽出のフィルタおよび提供に関するFAQ

抽出するレコードを制限するには、どうすればよいですか。

抽出データ・グループ基準を使用して、アプリケーションが抽出データ・グループに対して実行する一連のフィルタリング条件を定義できます。たとえば、FastFormulaでデータベース・アイテムを使用してper_addresses表のtown_or_city列とprimary_flag列を表し、データをロンドンに住んでいる個人のみに制限できます。次に、抽出定義で、プライマリ住所がロンドン以外の個人を除外します。基準条件は、式またはFastFormulaを使用して指定できます。

関連トピック

抽出コンポーネント: 連携方法

抽出の定義: 作業例

スレッド・データベース・アイテムとは何ですか。

スレッド・データベース・アイテムは、「変更のみ」機能を実装するために必要です。スレッド・データベース・アイテムは、選択されたユーザー・エンティティ内の一意のIDです。通常、PayEmployeeユーザー・エンティティとアサイメント・ユーザー・エンティティでは、%ASSIGNMENT%IDを含むDBIです。Personユーザー・エンティティの場合は、パターン%PERSON%IDを含むDBIです。ルート・データ・グループまたは子データ・グループ・レベルで1つのスレッド・データベース・アイテムを宣言できます。たとえば、変更のみが必要な場所からスレッド・データベース・アイテムを宣言します。

条件付き処理とは何ですか。

条件付き処理は、条件付き式または事前定義済FastFormulaの結果に基づいて、実行する処理、および必要に応じてメッセージを識別します。条件付き処理は、抽出前に適用される基準条件と同様に、抽出済データに適用されます。処理およびメッセージは参照に事前定義されていますが、参照に新規値

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を作成すると、独自のメッセージを追加できます。

条件が満たされると、この機能を使用して特定の事前定義済処理を実行できます。たとえば、事前定義済の国から来たすべての従業員など、条件を満たす従業員を除外できます。従業員の給与がブランクまたは特定のレベルを超えている場合に警告を発行するようにこの機能を構成することもできます。

除外ルールとは何ですか。

除外ルールを使用して、要件に合わないレコードを除外したり、独自のレコードで上書きすることはできません。抽出プロセスでは、除外されたレコードを国別仕様データ・グループに基づいて処理しません。

抽出データ・グループのフィルタとは何ですか。

抽出データ・グループのフィルタでは、データ・グループ内の抽出されたデータをフィルタします。データ・グループを式またはFastFormulaでフィルタするように指定でき、その一方または両方を選択できます。使用可能なデータベース・アイテム、パラメータおよび演算子(条件および論理)を使用して基準を構築できます。フィルタ基準は、実行時にユーザー・エンティティSQLに追加するとより効率的になります。基準を式として指定できない場合は、FastFormula内にロジックを配置し、そこで選択できます。FastFormulaはYまたはNの値を戻して、レコードを抽出する必要があるかどうかを示します。基準とFormulaの両方を指定した場合は、両方の条件が適用されます。

抽出データ・グループ基準とは何ですか。

データ・グループ基準を使用して、アーカイブするデータのフィルタ条件を指定できます。フィルタ条件は、式またはFastFormulaとして指定できます。

HCM抽出とともにOracle Fusion Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用できますか。

はい。次の2つのオプションがあります。

HCM抽出では、データを抽出し、CSV、XMLまたはPDFを使用して出力を生成できます。その後、OTBIはExcelまたはXML形式のデータ・ソースを受け入れることができます。

BIパブリッシャでもExcelまたはXML形式のデータ・ソースを受け入れることができます。HCM出力はBIパブリッシャと統合されます。

BIパブリッシャとはどのようなもので、HCM抽出とどのように連携しますか。BIパブリッシャは、データ・モデルに基づいて高度にフォーマットされたレポートを作成するために使用する一連のツールです。BIパブリッシャでは、次のことができます。

文書の作成、管理および提供

対話型管理レポートの作成

高度にフォーマットされた対顧客文書の作成

政府文書の作成

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電子送金(EFT)文書の作成

BIパブリッシャは、抽出されたデータをデータベースから変換し、そのデータをレポートに表示します。

バースティングを無効にするには、どうすればよいですか。BIPレポートのバースティング機能を無効にして連結された出力を提供するには、次のようにします。

HCM抽出の提供オプションを作成するときに、「提供」ページで提供タイプとして「なし」を選択します。

「バースティング」フィールドで「使用不可」を選択し、BIPテンプレートに関連付けられたバースティング・オプションを無効にします。

抽出出力のサイズを減らすには、どうすればよいですか。

提供タブで、「圧縮」オプションを「はい」に設定します。圧縮機能は、「WebCenterコンテンツ」提供オプションでのみ使用できます。この機能は、圧縮された出力を抽出し、大規模なファイルの転送、アップロードおよびダウンロードの高速化に役立ちます。抽出出力の圧縮では、使用されるディスク容量も少なくなります。

抽出を正常に実行するには、すべての提供オプションが完了する必要がありますか。

いいえ。「抽出提供オプション」表の「必須」オプションを使用して、抽出実行が成功するために正常に実行する必要がある提供オプションを指定します。たとえば、給与分割などの重要な提供オプションには「必須」オプションを使用します。この提供オプションが失敗すると、抽出実行も失敗します。これは、抽出実行が、この提供オプションの正常な完了に依存するためです。

また、抽出を正常に実行するためには重要ではないと考えられる任意の提供オプションに、「必須」オプションを使用することもできます。たとえば、自分自身へのEメール通知などの提供オプションについて、「必須」オプションの選択を解除します。この提供オプションが失敗しても、抽出実行は正常に完了します。これは、抽出実行が、この提供オプションに依存しないためです。

抽出で別のタイムゾーンが表示されるのはなぜですか。HCM抽出では、有効日を使用して、特定の抽出実行のセッション日付を定義します。アプリケーションはこの有効日を使用して、処理する必要があるデータをフィルタするために有効開始日と有効終了日の属性を比較します。有効日(セッション日)は、ユーザーのタイムゾーン・プリファレンスで設定される日付です。たとえば、有効日が2018年1月2日の抽出を実行した場合、ユーザーのタイムゾーン・プリファレンスがBSTタイムゾーンに設定されていると、アプリケーションは2018年1月2日の有効開始日で作成されたレコードを取得します。2018年1月1日(またはその他の日付)にデータを作成したりトランザクションを実行した場合でも、この有効開始日により、トランザクションが抽出処理の対象となるかどうかが決まります。データベースでは、日付は、標準のWHO列の属性のUTCタイムゾーンのタイム・スタンプで格納されます。有効日属性(HCM Cloudの有効日機能で使用される有効開始日と有効終了日)には、タイムゾーン情報なしで時間が格納されます。

関連トピック

タイムゾーンの追加や編集はできますか。

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すべてのユーザー用の一般プリファレンスはどのように設定できますか。

自分の一般プリファレンスはどのように設定できますか。

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前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. フロー・パターン

35フロー・パターンこの章の内容は次のとおりです。

抽出およびレポートのフロー・パターン: 概要

チェックリストおよびフロー・タスク: 説明

フロー・タスクの編集: 考慮する点

フロー・パターン・パラメータ: 説明

フロー・タスクの開始日および期日: 重要な選択

フロー・パターンの編集: 例

フローへのBIパブリッシャ・レポートの追加: 手順

フロー内でのフローの作成: 作業例

フロー・パターンに関するFAQ

抽出およびレポートのフロー・パターン: 概要抽出またはレポートのそれぞれのプロセスには、1つのフロー・パターンが存在します。フロー・パターンにより、送信パラメータ、フロー・タスクおよびタスク順序が定義されます。通常、抽出およびレポートのフロー・パターンには、単一のフロー・タスクが含まれます。「給与チェックリスト」作業領域でこれらを編集してタスクを追加することも、「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを使用することもできます。作成する各フロー・パターンは、セキュリティ・プロファイルに関連付ける必要があります。

チェックリストおよびフロー・タスク: 説明フローは、1つ以上のタスクで構成できます。フロー・パターンにより、フローで実行するタスクの順序が決定されます。「データ交換」または給与の作業領域からフローを送信すると、チェックリストが生成されます。フローのチェックリストを使用して、フローに含まれるタスクをモニターおよび管理します。

フロー・パターンに応じて、チェックリストには次のものが含まれる場合があります。

抽出、レポート、プロセスなどの自動タスク

フローを完了するために必要な検証タスクなどの手動タスク

チェックリストの使用

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フローでの処理にチェックリストを使用して、次のアクティビティを実行します。

フロー・タスクのステータスのモニター

タスクの再割当、完了済としてのタスクのマーク、訂正処理の実行など、フロー・タスクの管理

フローによって処理されたレコードのリストなど、タスク詳細の表示

給与の場合、フロー内のタスクを処理中に、「給与チェックリスト」作業領域に留まることも、その地域の領域内のタスクを含む関連作業領域に移動することもできます。たとえば、「給与の計算」タスクの結果をレビュー中に、「給与計算」作業領域に移動して個人の計算カードやエレメント・エントリをレビューできます。

関連トピック

フロー・タスクのステータスのモニタリング: 説明

フロー・タスクの編集: 考慮する点作成またはコピーしたフロー・パターンを編集します。このトピックでは、フロー・パターン内のタスクを追加、削除または移動する際の注意事項について説明します。

タスクの編集

次の表で、フロー・パターンまたはチェックリストのタスクに対して実行可能な編集の例を参照してください。次の表では、それぞれの編集について、例および編集がフローに及ぼす可能性のある影響についても説明します。

編集 影響 例

タスクの追加

タスクを追加して、アクティビティまたはタスク・グループの最後のタスクとして配置します。タスク順序を更新します。

1つのタスクを繰り返す場合、その目的を明確化するためにチェックリスト上の名前を変更します。

各レポートの後に、手動の検証タスクを追加します。レポート名を使用して、各タスクの名前を変更します。

タスクの削除

タスクを削除する場合、その結果に依存するフロー内の後続タスクに影響を及ぼす可能性があります。後続タスクをレビューします。

タスクを削除します。次のタスクの「パラメータ基準」は「タスクにバインド」であり、その「基準値」は削除されたタスクです。必要に応じて、後続タスクの「パラメータ基準」を「フローにバインド」などに更新します。

異なるアク アクティビティにより、定 レポートの給与フロー・パターン内のタスクを、支払アク

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ティビティへのタスクの移動

義したフロー・パターンを送信できる作業領域が決まり、チェックリストの表示方法が制御されます。

ティビティから法定アクティビティに移動します。フロー所有者は、「給与チェックリスト」または「規制レポートおよび税レポート」作業領域からレポート結果を表示できますが、「支払分配」作業領域からは表示できません。

チェックリストに表示されるタスクのリストの順序変更

タスクに指定された順序によって、チェックリスト上のアクティビティ内のタスク順序も決定されます。

チェックリストの順序をフラット化し、単一のアクティビティ内のすべてのタスクをグループ化することを決定します。

1. 「タスク」ページで、各タスクが同じアクティビティおよびタスク・グループに属することを確認します。

2. 「タスク詳細の編集」、「所有者」および「詳細」ページの「順序」列の値を指定して、各タスクを編集します。

チェックリスト内の最初のタスクに、最も小さい番号を使用します。たとえば、給与計算タスクの順序に10を、支払前処理計算タスクに20を指定できます。

これらの編集は、「給与フロー・パターンの管理」ページの「タスク順序」タブで実行します。給与フロー・パターンについては、「給与チェックリスト」作業領域の「給与フロー・パターンの管理」タスクを使用します。抽出フロー・パターンについては、「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを使用します。

関連トピック

フロー・パターンの編集: 作業例

フローおよびロック済タスクのシーケンシング・ルール: 説明

フロー・パターン・パラメータ: 説明フロー・パターン内の各タスクでは、送信、ロールバック、再試行にマーク、再試行、表示などのタスク処理がサポートされます。タスク処理パラメータにより、アプリケーションでのタスクの処理方法やフロー・パターンでのタスク間の関係が制御されます。フロー・パラメータは、タスク処理パラメータのサブセットです。これにより、フロー・パターン内のタスクを正常に完了するために必要な情報が提供されます。

次の図は、フロー・パターンにおけるタスク、タスク処理パラメータおよびフロー・パラメータの関係を示しています。フローを送信する前に、フロー内のタスクごとに、タスク処理パラメータとフロー・パラメータをレビューして編集します。タスク処理パラメータにより、タスク相互関係が制御されます。

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フロー・パターンを作成する際には、「送信」および「初期化」タスク処理のタスク・パラメータをレビューして編集します。フロー・パターンを送信した後、再試行にマーク、再試行、ロールバックなど、残りのタスク処理のパラメータを編集できます。編集可能なパラメータ詳細は、次のとおりです。

「表示」および「表示書式」

「参照」および値セット

使用方法

順序

「パラメータ基準」および「基準値」

「表示」および「表示書式」

次の表に示すように、「表示」パラメータにより、フロー・パラメータの書式と可用性が制御されます。

パラメータ 目的

表示 フローの送信時にパラメータを表示するかどうかを決定します

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表示書式 日付、テキスト、選択リストなど、表示するデータのタイプを識別します

「表示」パラメータは、「パラメータ基準」や「基準値」などのその他のパラメータと一緒に使用されます。たとえば、ほとんどのタスク処理パラメータには「要求」パラメータが表示されませんが、これは、このパラメータの値が、アプリケーションによってコンテキストから取得されるためです。

「参照」および値セット

付加フレックスフィールドに参照および値セットを使用して、給与フロー・パターンで使用されるデータを制御および検証します。

次の表では、参照値を取得するための様々な方法に使用するパラメータ基準について説明しています。

参照値 パラメータ基準

フローを送信するときに入力します フローにバインド

給与法定ユニットの値など、アプリケーションによって既存の表から導出されます

「フロー・タスクにバインド」または「コンテキスト・バインド」

アプリケーションによってSQL後処理から導出されます SQLバインド後

使用方法

パラメータでは、情報を受信(入力)したり、後続タスクで使用可能な情報を生成(出力)できます。たとえば、「給与の計算」タスクでは、「送信」タスク処理の「給与プロセス」パラメータにより、給与計算処理ID用の出力値が生成されます。この給与計算処理IDを、「再試行」タスク処理で使用できます。

次の表では、出力に使用するパラメータの標準的な設定について説明しています。出力に使用するパラメータの場合、パラメータは表示されず、その値はパラメータ基準を使用して導出されます。

パラメータ・オプション 設定

表示 いいえ

パラメータ基準

フローにバインド。アプリケーションにより、フロー・パラメータから値が導出され、フロー・パラメータ表が出力値で更新されます

値「いいえ」を選択した場合、出力値はタスクの出力結果から生成されます

順序

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順序を指定することによって、アプリケーションの処理順序やパラメータの表示順序を制御します。連番は、アプリケーションがパラメータを処理する順序を導出する場合のデフォルトのロジックとなります。たとえば、2つの参照が存在する場合、2番目の参照の値は最初の参照に依存します。最初の参照を2番目の参照よりも小さい連番に設定する必要があります。

「パラメータ基準」および「基準値」

パラメータ基準によって、アプリケーションがパラメータの値を導出する方法が制御されます。さらに、基準値によって、アプリケーションがパラメータに使用する値が指定されます。

次の表にリストされている値を使用して、給与フローを定義する際のパラメータ基準および値を選択します。次の表では、これらの考えられる選択例を示し、その値の割当方法について説明しています。

パラメータ基準

摘要 使用可能な基準値 例

指定した値の使用

パラメータに特定の値を割り当てます。

テキストは、定数として入力するか、フローの送信者が入力する値となります。

すべてのタスクで値が同じになる、給与法定ユニットなどの場合は、定数を指定します。

コンテキストにバインド

値は、現行フロー・インスタンスのコンテキストまたはフロー・パターンのタスク・インスタンスから導出されます。

フロー、タスクまたは要求を選択します。パラメータ値は、アプリケーションによって自動的に生成されます。

タスクに「要求」パラメータが含まれている場合は、フロー・コンテキストにバインドします。フロー内のタスクは、アプリケーションによって生成される要求IDを使用して、このタスクを参照します。

国別仕様データ・グループを指定するタスク・パラメータに、「国別仕様データ・グループ」パラメータをバインドします。

たとえば、支払前処理の国別仕様データ・グループでは、コンテキストとして給与を使用します。これは、給与が国別仕様データ・グループにすでに関連付けられているためです。

フロー・パラメータにバインド

値は、いずれかのフロー・パラメータ値から導出されます。

パラメータ値は、アプリケーションにより自動的に導出されます。

同じパラメータの複数のオカレンスを回避するために、複数のタスクで共有されるフローにパラメータをバインドします。

フロー・ 「再試行」訂正処理などのタスクにパラ

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タスク・パラメータにバインド

値は、前のタスクの出力にバインドされます。

前のタスクのパラメータから、値を選択します。

メータをバインドします。フロー所有者が再試行のためにタスクを再送信する場合、アプリケーションでは、「送信」タスク・パラメータの出力が使用されます。

タスク・パラメータにバインド

タスク・パラメータの値を解決します。

現在のタスク・パラメータから、値を選択します。

複数のタスクで開始日などのパラメータを共有しているが、いずれかのタスクで異なる日付が必要な場合は、タスクにパラメータをバインドします。

値が指定されていません

タスクの実行時に、アプリケーションによってパラメータ値が生成されないようにします。

アプリケーションによって、ブランクの値が生成されます。

適用なし

SQLバインド後

パラメータは計算されますが、ユーザー・インタフェース上に表示されません。

パラメータ値は、SQL文により計算されます。

「SQLバインド後」を使用してパラメータをバインドし、データを生成します。

たとえば、SQL後処理を使用して、「給与期間」と「給与」パラメータから処理日を生成します。

SQLバインド

値は、送信前に計算され、ユーザー・インタフェース上に表示されます。

パラメータ値は、送信前にSQL文により計算され、ユーザー・インタフェース上に表示されます。

SQLを使用してパラメータをバインドします

たとえば、「SQLバインド」を使用して、「小切手支払の生成」タスクの「支払タイプ」パラメータを計算します。アプリケーションによって、小切手支払レコードの支払タイプIDが取得されます。

「SQLバインド」を使用して、タスク所有者に、QuickPayなどの訂正処理の事由の入力を求めるプロンプトを表示します。

関連トピック

小切手を再発行するためのフロー・パターンの作成: 作業例

単一タスクの給与フロー・パターンのフロー・パラメータをスキップできますか。

フロー・タスクの開始日および期日: 重要な選択タスクによって準備が開始される前、およびタスクによって問題に対処する期日が到来する前に、フロー所有者に適切な時間を与えるために、給与フロー・パターンに期間日付および通知オプションを

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指定します。

タスクの開始日および期日

「給与フロー・パターンの管理」ページの「タスク」ページで、次の期間日付を指定します。

開始日(タスク所有者がタスクを開始する必要がある日付)

注意: 開始日は、通知にのみ適用されます。フローを送信するとき、「スケジューリング」ページでフローの開始時期をスケジュールします。

期日(タスク所有者がタスクを完了する必要がある日付)

期間日付を指定するには、次のようにします。

1. 期間日付の基準として使用するフロー・パラメータ日付を選択します

2. オプションで、日付が期間日付の前か後かに応じてプラスまたはマイナスの値を指定し、日付をオフセットします。

通知

エラーおよび警告のメッセージを送信する場合、およびタスク所有者にタスクが開始または終了したときに通知する場合の通知を選択します。通知の受信は、期間日付とそのオフセットに依存します。

1. タスク所有者が受信する通知を指定します。

2. オプションで、アプリケーションによって通知がストレージから自動的に削除されるまでの日数を指定します。

「設定および保守」作業領域の「給与プロセス構成の管理」タスクを使用して、「通知失効オフセット」パラメータを完了します。

関連トピック

フローのスケジューリング: 説明

フロー・パターンの編集: 例企業の要件が満たされるようにフロー・パターンを編集する方法について理解を深めるために、次のシナリオをレビューします。「給与チェックリスト」作業領域の「給与フロー・パターンの管理」タスクまたは「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを使用して、シナリオを編集します。

指定された値を使用するためのパラメータの更新

訂正処理の事由の指定

タスクの追加およびタスク順序の変更

スケジュールされた抽出での日付の自動増加

指定された値を使用するためのパラメータの更新

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Page 479: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

給与で、InFusion UK Consolidation Groupという名前の1つのプロセス構成グループを使用します。構成グループのタスク処理パラメータに定数を指定し、データ入力の誤りを回避するためにパラメータを非表示にする必要があります。次の手順を実行します。

1. 給与サイクルに定義したフロー・パターンを問い合せます。

2. 「給与フロー・パターンの管理」ページの「パラメータ」タブで、「プロセス構成グループ」パラメータを編集します。

次の表に示す値を入力します。次の表に、「プロセス構成グループ」タスク処理パラメータの定数値を保守し、データ入力の誤りを回避するために定義するパラメータを示します。

パラメータ詳細値

表示 いいえ

表示書式 テキスト

参照 値なし

使用方法 入力パラメータ

パラメータ基準定数バインド

基準値 InFusion UK Configuration Group

訂正処理の事由の指定

通常、企業では電子送金支払を発行します。小切手支払を発行して確認するフロー・パターンを定義しました。マネージャが小切手を発行する事由を追跡する必要があるため、その情報を収集するためのフロー・パラメータを追加します。

1. 定義したフロー・パターンを問い合せます。

2. 「給与フロー・パターンの管理」ページの「パラメータ」タブで、「事由」パラメータを選択および追加し、パラメータをフロー送信パラメータとして組み込みます。次の表に示すように、詳細を完了します。

パラメータ詳細値

表示 はい

表示書式 テキスト

479

Page 480: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

参照 値なし

使用方法 入力パラメータ

パラメータ基準コンテキスト・バインド

基準値 給与フロー

タスクの追加およびタスク順序の変更

フロー・パターンには、「総支給項目の計算」プロセスおよびエレメント結果登録レポートが含まれます。同時に実行される2つの抽出レポートと、その後に検証タスクを追加して、チェックリストを単一リストに簡素化できます。次の手順を実行します。

1. 「データ交換」作業領域から「抽出の調整」タスクを選択します。

2. 「HCM抽出の調整」ページで、フロー・パターンを問い合せます。

3. 「給与フロー・パターンの管理」ページの「タスク」タブで、次のようにします。

1. 最初の抽出レポートを追加し、「総支給項目の計算」として同じアクティビティとタスク・グループを指定します。

2. 2番目の抽出レポートを追加し、「総支給項目の計算」として同じアクティビティとタスク・グループを指定します。

3. 手動の検証タスクを追加し、「総支給項目の計算」として同じアクティビティとタスク・グループを指定します。

4. 「タスク詳細の編集」、「所有者」および「詳細」ページで連番を指定して、各タスクを編集します。

チェックリスト内の最初のタスクに、最も小さい番号を使用します。たとえば、次の順序を指定できます。

「総支給項目の計算」タスクに対して10

最初の抽出レポートに対して20

2番目の抽出レポートに対して30

手動検証タスクに対して40

5. 「タスク順序」タブで、次の表に示すように、レポート・タスクの順序を変更します。この順序に従って、2つのレポートを同時に実行します。

タスク 次のタスク

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Page 481: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

フローの開始 総支給項目の計算

総支給項目の計算 最初の抽出レポート

総支給項目の計算 2番目の抽出レポート

最初の抽出レポート 手動の検証タスク

2番目の抽出レポート手動の検証タスク

手動の検証タスク フローの終了

スケジュールされた抽出での日付の自動増加

ユーザーが処理日パラメータを入力する必要がある、週次給与データを抽出するフロー・パターンを作成します。抽出が週次で実行されるようにスケジュールします。アプリケーションによって、送信時にフロー・パラメータが評価され、タスクの実行が開始されたときにタスク・パラメータが評価されます。日付フィールドが自動的に増加されるように、タスク・パラメータを編集します。日付値は、デフォルトの日付パラメータ値から導出されます。

「データ交換」作業領域から「抽出の調整」タスクを使用するか、チェックリスト作業領域からフロー・パターンの管理タスクを使用します。次の処理を実行して、タスクの「基本情報」ページでタスク・パラメータを編集します。

1. 「処理日」パラメータを選択します。

2. 「パラメータ基準」フィールドから「コンテキスト・バインド」を選択します。

3. 「基準値」フィールドから「システム日付」を選択します。

関連トピック

フロー・パターンの編集: 作業例

フローへのBIパブリッシャ・レポートの追加: 手順1つまたは複数のBIパブリッシャ・レポートを、コピーまたはユーザー定義されたフロー・パターンに追加します。フローを送信すると、レポートにより、表示可能な出力ファイルが自動的に生成されます。出力ファイルは、HTMLテンプレートなど、BIパブリッシャ・レポートに使用されているテンプレートに基づきます。「BIパブリッシャ・レポートの実行」タスクは、フロー・パターンの法定アクティビティに属します。

フローへのレポートの追加

次の手順に従ってタスクを追加し、既存の抽出フローにBIパブリッシャ・レポートを追加します。

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Page 482: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

1. 「給与チェックリスト」作業領域のフロー・パターンの管理タスクまたは「データ交換」作業領域(領域)の「抽出の調整」タスクを使用します。

2. 構成するフローを検索して選択します。

3. フロー・パターンの管理ページの「タスク」タブで、「編集」ボタンをクリックします

4. メニュー・バーの「選択して追加」ボタンをクリックします。タスクの検索ダイアログで、「BIパブリッシャ・レポートの実行」を検索して選択します。「完了」ボタンをクリックします。

5. 「タスク順序」ページで、順序が正しいことを確認します。

6. 「フロー・パラメータ」ページで、BIパブリッシャ・レポートの第1引数に必要なパラメータを追加します。

フロー・パラメータがBIパブリッシャの引数にマップされます。たとえば、レポートがSQL問合せに基づく場合、第1引数は、SQL問合せデータ・モデルの最初のバインド変数になります。

ヒント: 引数の順序を簡単に決定するには、BIパブリッシャで生成されたレポートのパラメータのリストを表示します。

7. オプションで、パラメータの名前をさらに意味のある名前に変更します。

8. 「タスク・パラメータ」ページの「パラメータ詳細」セクションで、次のようにします。

1. 第1引数値の「パラメータ基準」が、「フローにバインド」であることを確認します。

2. 「レポート名」と「レポート・パス」パラメータに値を指定します。

たとえば、BIパブリッシャのデータ・モデルが共有フォルダの「カスタム」フォルダに保存されている場合は、/Custom/yourBIreport.xdoと指定できます。

3. 必要に応じて、その他の引数に値を指定します。

9. フローをレビューして送信します。

関連トピック

バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの構成: 作業例

フロー内でのフローの作成: 作業例この例では、「バッチの転送」フローをコピーして変更し、作成した事前定義済のフロー・パターンを組み込む方法について説明します。この例では、追加した事前定義フローによりレポートが送信され、バッチの転送後にバッチ・ライン・エラーがあるかどうかがチェックされます。転送が失敗した場合は、転送プロセスをスキップするか、プロセスを完了としてマークした後、レポートでエラー詳細を確認できます。

タスクの概要

この作業例には、次のタスクの詳細が含まれます。

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Page 483: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

1. 親フロー・パターンの作成

2. 親フローへのレポート・フローの追加

3. フローのテスト

親フロー・パターンの作成1. 「給与チェックリスト」作業領域で、「給与フロー・パターンの管理」タスクを選択します。

2. 「バッチの転送」の行を検索して選択し、「コピー」アイコンをクリックします。

3. Transfer Batch with Error Reportなど、新しいフロー・パターンの名前を入力します。

4. 「Transfer a batch and view any batch line errors that occurred.」などの摘要を入力して、「保存してクローズ」をクリックします。

5. 「バッチの転送」と「エラー・レポート」フロー・パターンを検索して選択し、「編集」をクリックします。

6. 次のように、バッチIDからバッチ名を導出するパラメータを追加します。

1. 「パラメータ」タブで、「追加」をクリックします。

2. 追加した行を選択して、「編集」をクリックします。

3. この表に示すように、値を追加します。次の表は、フローを送信する前にレビューおよび編集する必要があるパラメータを示しています。

フィールド 値

フロー・パラメータ バッチ名

検索に使用 いいえ

表示 いいえ

表示書式 テキスト

順序 3

使用方法 入力パラメータ

パラメータ基準 SQLバインド後

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Page 484: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

基準値 select batch_name from pay_batch_headers where batch_id =:BATCH

7. 「保存」をクリックします。

親フローへのレポート・フローの追加1. 「タスク」タブで、「選択して追加」をクリックします。

2. 「検索」ウィンドウで、「別のフローの送信」を検索して選択し、「完了」をクリックします。

3. 「別のフローの送信」の行で、メニュー・バーの「編集」アイコンをクリックして、この表に示すように値を設定します。表にリストされたフィールドを使用して、バッチ・ライン・エラー・レポートを生成するために追加したタスクを定義します。

フィールド 値

タスク Run Batch Lines Report

アクティビティ 法定

タスク・グループレポート

摘要 Submit the batch lines error report for the specified batch.

4. 次のように、タスク・パラメータを編集します。

1. 「Run Batch Lines Report」の行で、「タスクの編集」をクリックします。

2. この表に示すように、事前定義済タスク・パラメータを構成します。タスク・パラメータを構成するには、パラメータおよび対応するパラメータ基準と基準値を選択します。

パラメータ パラメータ基準 基準値

フロー名 定数バインド

Batch Lines Reportなど、フローの名前。この値は大/小文字が区別されます。正確に名前を入力します。

自フロー・インスタンスID

コンテキスト・バインド

給与フロー

自フロー・タス コンテキス

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Page 485: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

ク・インスタンスID

ト・バインド

給与タスク

結果の計算に使用 定数バインド Y

パラメータ名1 定数バインド バッチ名

パラメータ値1 フローにバインド バッチ名

3. 「次」をクリックし、オプションで、所有者とチェックリストの情報を入力します。

4. 「次」をクリックし、オプションで、期間と通知の情報を入力します。

5. 「送信」をクリックします。

5. 次のように、タスク順序を編集します。

1. 「タスク順序」タブで、この表に示すように次の2行を編集します。次の表は、フロー・タスクとフローにおけるその順序を示しています。

フローの開始 次のタスク

バッチの転送 Run Batch Lines Report

Run Batch Lines Reportフローの終了

2. 「送信」をクリックします。

フローのテスト1. エラーが発生するテスト・バッチを作成して保存します。

または、SQL問合せを使用して、エラーありで転送された既存のバッチを検索することもできます。select * from pay_batch_headers where batch_status = 'E';

2. 「プロセスまたはレポートの送信」ページで、国別仕様データ・グループを選択します。

3. 「Transfer Batch with Error Report」タスクを選択して、「次」をクリックします。

4. 現行フロー・インスタンスに一意の名前を入力します。

5. 保存または問い合せたエラーありのバッチの名前を入力して、「送信」をクリックします。

485

Page 486: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

6. 「OKしてチェックリストを表示」をクリックして、「バッチの転送」タスクがエラーありで進行中として表示されるまで「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

7. 次のように、フロー内のレポートを表示します。

1. 「バッチの転送」タスクを含む行を選択して、「処理」メニューの「タスクのスキップ」を選択します。

2. 「Run Batch Lines Report」の行で、「タスクに進む」をクリックします。

3. プロセスと結果セクションで、レポートの名前をクリックします。

4. 「BIパブリッシャ・レポートの実行」の行で、「タスクに進む」をクリックします。

5. 「プロセスおよびレポート」タブで、「結果の表示」をクリックします。

6. PDFファイル名をクリックして、レポートを開きます。

関連トピック

バッチ・ライン・エラーを表示するためのレポートの構成: 作業例

フロー・パターンに関するFAQ

フロー・パターンにタスク所有者を入力しないと、どうなりますか。

フローの送信者は、フローおよびタスクの所有者となります。フローを送信できるかどうかは、その個人のセキュリティ権限によって決定されます。

フロー・パターンにタスクを再配置するには、どうすればよいですか。

「次のタスク」列で異なるタスクを選択して、タスク順序を編集します。すべてのフロー・パターンは、アクティビティやタスク・グループに属さない「フローの開始」タスクで開始し、「フローの終了」タスクで完了します。

フローを作成する場合は、「給与チェックリスト」作業領域の「給与フロー・パターンの管理」タスクまたは「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを使用します。「タスク順序」ページでタスクを並べ替えます。フローを編集する場合は、タスクを選択し、フロー・パターンの作成: 基本情報ページでその順序を編集します。フローを送信する場合、フロー内のプロセスでは、前のプロセスの結果を基盤として使用します。データ整合性を維持するには、順序付けられたタスクが連続した順序に従っていることを確認します。

関連トピック

フロー・パターンの編集: 作業例

フローおよびロック済タスクのシーケンシング・ルール: 説明

フロー内のタスクの期日を変更すると、どうなりますか。

チェックリスト上に表示されるフローのステータスや進捗情報に対する影響はありません。

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Page 487: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

フロー・タスクは、次のタスクを開始する前に完了する必要があります。次のタスクの開始日よりも後に期日を更新する前に、次のタスクを実行するための十分な時間があるかどうかを検討します。

フロー所有者とタスク所有者のみが、期日を更新できます。

フロー・パターンの期間日付が表示されないのはなぜですか。

開始日、終了日およびそれらのオフセットは、フロー・パラメータの日付を完了した後に表示されます。「給与チェックリスト」作業領域の「給与フロー・パターンの管理」タスクまたは「データ交換」作業領域の「抽出の調整」タスクを使用します。「パラメータ」ページでフロー・パラメータを入力してから、「タスク」ページに戻って期間日付を入力します。

フロー・パターンでフロー・パラメータとして日付が指定されていない場合、期間の値リストは空白になります。フロー・パターン内のタスクの日付パラメータを表示して、期間リストの値を変更します。

パフォーマンスを高め、フローをトラブルシューティングするには、どうすればよいですか。

給与プロセス構成グループにパラメータを追加して、パフォーマンスを最適化し、給与プロセスをトラブルシューティングします。大量のレコードを処理するには、「スレッド」および「チャンク・サイズ」パラメータを使用します。プロセスをトラブルシューティングするには、「ロギング・カテゴリ」または「Formula実行ロギング」パラメータを構成グループに追加し、その構成グループをしてプロセスを再実行します。これらのパラメータを使用して、Formulaコードの問題を調査できます。

関連トピック

給与プロセス構成グループ: 説明

給与プロセス構成パラメータ

フローで複数のタスクを同時に実行するには、どうすればよいですか。

「給与チェックリスト」の「給与フロー・パターンの管理」タスクを使用します。フロー・パターンを検索して開きます。「タスク順序」タブをクリックします。各コンカレント・タスクが、同じ前のタスクの後に実行されるように指定します。

たとえば、1つの給与計算タスクおよび2つのレポートを含むフロー・パターンを作成します。フローは、両方のレポートが完了したときに終了します。1行目に、「給与の計算」を次のタスクとして「フローの開始」タスクを指定します。2行目に、タスクとして「給与の計算」を指定し、次のタスクとして最初のレポートを指定します。3行目に、タスクとして「給与の計算」を指定し、次のタスクとして2番目のレポートを指定します。4行目に、タスクとして最初のレポートを指定し、次のタスクとして「フローの終了」を指定します。最終行に、タスクとして2番目のレポートを指定し、次のタスクとして「フローの終了」を指定します。

関連トピック

フロー・パターンの編集: 作業例

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Page 488: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

前次 この内容を正しく表示するには、JavaScriptが有効である必要があります。

1. HCMとの統合2. 福利厚生データの抽出

36福利厚生データの抽出この章の内容は次のとおりです。

HCM抽出を使用した福利厚生データの抽出: 考慮する点

プラン保険会社の構成: 手順

有効な抽出名: 説明

抽出の生成および送信: 手順

カスタム・レイアウト

HCM抽出を使用した福利厚生データの抽出: 考慮する点就業者登録結果、指定した扶養家族と受取人、および対応するレートと補償範囲を抽出できます。抽出定義を作成するには、「データ交換」作業領域で「抽出定義の管理」タスクを使用します。

福利厚生データの抽出定義を作成する前に、次の点について考慮してください。

抽出タイプ

データ・グループ

抽出レコードの順序

抽出タイプ

抽出定義を作成するときには、「抽出タイプ」リストから「福利厚生会社」を選択してください。

データ・グループPER_EXT_SEC_PERSON_UE (個人)データ・グループを作成し、それをルート・データ・グループとして選択します。利用できる福利厚生データ・グループは次のとおりです。

BEN_EXT_ENRT_RSLT_UE (登録結果)

BEN_EXT_ENRT_DPNT_UE (扶養家族)

BEN_EXT_ENRT_BNF_UE (受取人)

BEN_EXT_ENRT_RTCVG_UE (レートおよび補償範囲)

抽出レコードの順序

データ・グループを作成したら、アプリケーションが次にどのデータ・グループを処理するかを識別で

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Page 489: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

きるように、データ・グループを次のように順序付けます。

個人

扶養家族

受取人

登録

レートおよび補償範囲

関連トピック

抽出の定義: 作業例

プラン保険会社の構成: 手順このトピックでは、登録データ抽出を生成および送信できるように、福利厚生プランの保険会社およびサービスを設定する方法について説明します。福利厚生登録情報は、福利厚生会社ごとに1つのXMLファイルに抽出します。

福利厚生データの抽出を構成するには、「プラン構成」作業領域で次のタスクを完了します。

1. プラン保険会社を作成し、抽出設定を構成します。

2. 福利厚生抽出プラン・タイプ名を追加します。

3. 福利厚生抽出プラン・コードを追加します。

4. 福利厚生抽出オプション名を追加します。

プラン保険会社の作成

「プラン構成」作業領域で保険会社データを設定し、抽出オプションを構成します。これらのオプションは、その保険会社に対して抽出を実行するたびに適用されます。

1. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プラン保険会社の管理」をクリックして、「プラン保険会社の管理」ページを開きます。「マッピング」タブでは、保険会社に転送する参照値と参照コードのマッピングを確認できます。マッピング値を編集すると、その参照を使用するすべてのプラン保険会社に影響を与えます。

2. 「検索結果」ツールバーで、「作成」ボタンをクリックします。

3. 保険会社情報を入力します。「アクティブ」フィールドで、「アクティブ」を選択します。

4. 抽出オプションを入力します。

次の表は、抽出フィールドを入力および選択する場合に役立つコメントを示しています。

フィールド コメント

完全抽出を実行するのか、前の抽出以降の変更のみを抽出するのかを選択します。

489

Page 490: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

抽出タイプ 一般的に、登録期間がクローズし、登録が完了した後、完全抽出を実行します。以降の

抽出は、完全モードまたは変更のみモードで、定期的またはスケジュール・ベースで実行します。

出力ファイル名 抽出ファイル受信者からここに入力する値を取得します。

処理周期 一般的には、通常給与計算の後に抽出を実行するようにスケジュールします。それに応じて処理周期を設定することをお薦めします。

処理タイプ

デフォルトでは、どの保険会社が抽出を受信するかに関係なく、すべての抽出に同じ形式が使用されます。オラクルのパートナBenefitsXMLと契約し、その仕様に従って保険会社の抽出データを変換し、保険会社に提供することもできます。BenefitsXMLの詳細は、http://www.benefitsxml.comを参照してください。

このパートナを使用しない場合は、各プラン保険会社の仕様に従って抽出データ・ファイルを変換し、各プラン保険会社に直接提供できます。

カスタム・レイアウトのアップロード

このボタンは、「カスタム・レイアウト」処理タイプを選択した場合に使用できます。

保険会社ごとにレイアウトを指定します。詳細は、「福利厚生抽出: ユーザー定義レイアウト」のトピックを参照してください

5. 抽出ファイル受信者から取得したファイル転送詳細を入力します。受信者に直接抽出ファイルを転送できます。あるいは、そのファイル転送詳細を使用してOracle Cloudに抽出ファイルを転送し、そこから受信者が抽出をダウンロードできるようにすることもできます。

フィールド コメント

ホスト 受信者の抽出ファイルの転送先となるサーバーの名前。

リモート・フォルダ転送によって抽出ファイルが配置される場所へのホスト上のパス。

ユーザー名 転送がホストにアクセスするために必要なサインイン資格証明の一部。

パスワード 転送がホストにアクセスするために必要なサインイン資格証明の一部。

6. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン保険会社の管理」ページに戻ります。

福利厚生抽出プラン・タイプ名の追加

受信者の抽出ファイルに含まれているプランの各タイプを識別するには、「プラン構成」作業領域で次の手順を完了します。

490

Page 491: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

1. 「タスク」パネル・ドロワーで、「プラン・タイプの管理」をクリックして、「プラン・タイプの管理」ページを開きます。

2. プラン・タイプを検索してクリックします(たとえば、「医療」)。

3. 「プラン・タイプ定義」セクションの「処理」メニューで、「更新」を選択します。

4. 有効な福利厚生抽出プラン・タイプ名を入力します(たとえば、「健康関連」)。

5. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン・タイプの管理」ページに戻ります。

福利厚生抽出プラン・コードの追加

抽出ファイル受信者にプランをリンクするには、「プラン構成」作業領域で次の手順を完了します。

1. 「タスク」パネル・ドロワーで、「福利厚生プラン詳細の管理」をクリックして、「福利厚生プラン詳細の管理」ページを開きます。

2. 抽出ファイル受信者にリンクするプランを検索してクリックします。

3. 「次」をクリックして、「プラン追加構成の編集」ページを開きます。

4. 「構成詳細」セクションの「処理」メニューで、「更新」を選択します。

5. 抽出ファイル受信者からこの特定のプラン用に提供された福利厚生抽出プラン・コードを入力します。

6. 「保存してクローズ」をクリックして、「プラン」タブに戻ります。

福利厚生抽出オプション名の追加

受信者の抽出ファイルに含まれている各オプションを識別するには、「プラン構成」作業領域で次の手順を完了します。

1. 「タスク」パネル・ドロワーで、「福利厚生オプションの管理」をクリックして、「福利厚生オプションの管理」ページを開きます。

2. 加入者オプションを検索してクリックします(たとえば、「参加者のみ」)。

3. 「基本詳細」セクションの「処理」メニューで、「更新」を選択します。

4. 有効な福利厚生抽出オプション名を入力します(たとえば、「従業員のみ」)。

5. 「保存してクローズ」をクリックして、「福利厚生オプションの管理」ページに戻ります。

次のステップ

前のタスクを完了したら、抽出データを生成して転送できます。このプロセスの詳細は、「プラン保険会社の福利厚生データ抽出の生成および転送: 手順」トピックで説明しています。

有効な抽出名: 説明オラクルのパートナBenefiXでは、福利厚生プランのタイプやオプション用に入力できる有効な抽出名を

491

Page 492: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

提供しています。必要に応じて、リストに値を追加できます。

福利厚生抽出プラン・タイプ名

プラン・タイプの有効な福利厚生抽出名は次のとおりです。

24時間ケア

歯科

歯科頭割り

対象外プロバイダ組織

健康関連

健康維持機構

聴覚

長期ケア

長期障害

通信販売医薬品

主要医療

Medicareリスク

精神衛生

サービス・ポイント

希望プロバイダ組織

処方薬

予防的ケア

短期障害

使用状況調査

眼科

福利厚生抽出オプション名

オプションに対する有効な福利厚生抽出名は、次のとおりです

子のみ

扶養家族のみ

従業員と子

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Page 493: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

従業員と5名以上の扶養家族

従業員と4名以上の扶養家族

従業員と1名の扶養家族

従業員と1名以上の扶養家族

従業員と配偶者

従業員と3名の扶養家族

従業員と3名以上の扶養家族

従業員と2名の扶養家族

従業員と2名以上の扶養家族

従業員のみ

家族

個人

適用なし

配偶者と子

配偶者のみ

2つのパーティ

従業員とドメスティック・パートナ

ドメスティック・パートナと子

ドメスティック・パートナのみ

従業員と配偶者またはドメスティック・パートナ

ドメスティック・パートナの1名以上の子

抽出の生成および送信: 手順福利厚生登録情報を福利厚生会社ごとに1つのXMLファイルに抽出して、保険会社に転送できます。このトピックでは、抽出ファイルを生成して転送する方法について説明します。

注意:保険会社が複数のプランを提供している場合は、その保険会社によって提供されているすべてのプランに関連する情報が、1つの抽出に含まれます。

例: 4社の保険会社が10個のプランを提供しています。保険会社ごとに1つずつ計4つの個別の抽出を実行します。

抽出を生成して表示するには、「評価およびレポート」作業領域で次のタスクを完了します。

1. 抽出要求を送信します。

493

Page 494: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

2. 抽出詳細を表示して転送します。

前提条件

まず、プラン保険会社または抽出受信者を構成し、関連する抽出データを適切なプラン・タイプ、プランおよびオプションに追加する必要があります。このプロセスの詳細は、「プラン保険会社の福利厚生データ抽出の構成: 手順」トピックで説明しています。

抽出要求の送信

抽出を実行してモニターするには、「評価およびレポート」作業領域で次の手順を実行します。

1. 「タスク」パネル・ドロワーで、「福利厚生データの抽出」をクリックして、「福利厚生データの抽出」ページを開きます。

2. 「検索結果」ツールバーで、「送信」をクリックします。

3. 抽出要求オプションを入力します。

フィールド コメント

抽出タイプ

特定の保険会社について、完全抽出を実行するのか、前の抽出以降の変更のみを抽出するのかを選択できます。

一般的に、登録期間がクローズし、登録が完了した後、完全抽出を実行します。

以降の抽出は、完全モードまたは変更のみモードで、定期的またはスケジュール・ベースで実行します。一般的には、通常給与計算の後に抽出を実行するようにスケジュールします。

伝送 抽出を抽出要求の一部として転送することも、要求した抽出の完了後かつ抽出詳細を表示する前か後に転送することもできます。

4. 「送信」をクリックしてプロセスを送信し、「福利厚生データの抽出」ページに戻ります。

抽出詳細の表示および転送

特定の抽出実行が完了した後、抽出したレコードを表示、問合せおよびダウンロードできます。また、要求した抽出の完了後かつ抽出詳細を表示する前か後に、抽出を転送することもできます。

1. 「福利厚生データの抽出」ページの「検索結果」セクションで、プラン保険会社に対する最新の抽出要求の「要求ID」をクリックします。

2. 必要に応じて、抽出したデータをレビューし、例によって問い合せて、スプレッドシートにダウンロードします。

3. 「完了」をクリックして、「福利厚生データの抽出」ページに戻ります。

4. 「検索結果」セクションで、最新の抽出要求の「伝送」アイコン・ボタンをクリックします。

494

Page 495: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

カスタム・レイアウト実装者または開発者は、カスタム・レイアウトを作成して、抽出した福利厚生登録データの形式を特定の保険会社の仕様にあわせて変換できます。このトピックの内容は次のとおりです。

カスタム・レイアウトを作成するために必要なタグの説明

表の別名およびサンプルのカスタム・レイアウト

カスタム・レイアウトは、プラン保険会社の抽出オプションをアップロードした後、プラン保険会社のデフォルト・レイアウトになります。

次のコードは、カスタム・レイアウト内のXMLタグの構造を示しています。<Layout <Table Record Type <Field Name Source Width Padding Field> Table> <Table <Field Name Source Width Padding Field> ----------- More fields ----------- Table> <Table ----------- More tables ----------- Table>Layout>

カスタム・レイアウトのフィールドのデータ・ソースには、次のものを使用できます。

福利厚生抽出ステージング表の列

Sourceタグの説明にリストされている他のいずれかの表の列

正確な値を入力する定数

ヒント: 表列名を識別するには、Oracle BI Publisherのデータ・モデル問合せビルダーを使用できます。表名を検索し、列を表示します。

XMLタグの摘要

このセクションでは、各XMLタグについて説明し、その属性、エレメント(サブタグ)および親タグをリストします。

Layout

摘要: ルート・タグ。

属性: なし

495

Page 496: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

エレメント(サブタグ)親タグ

Table なし

Table

説明: データの抽出元となるデータベース表を指定します。

属性: 1. tableName: サポートされる値 = {BEN_EXTRACT_REQ_DETAILS,BEN_EXTRACT_REQUEST,DUAL,PER_ALL_PEOPLE_F,PER_PERSONS,PER_ALL_ASSIGNMENTS_M,PER_PEOPLE_LEGISLATIVE_F,BEN_PL_F,BEN_PL_TYP_F,BEN_OPT_F,BEN_PGM_F }

エレメント(サブタグ) 親タグ

1. RecordType

2. Field: Fieldタグの摘要を参照Layout

Record Type

説明: 抽出ファイル内のデータを区切る方法またはレイアウトする方法を指定します。

属性: サポートされる値: FIXEDWIDTH, CSV

注意: CSV以外のデータは、デフォルトでFIXEDWIDTHとして区切られます。エレメント(サブタグ)親タグ

なし Table

フィールド

説明: 抽出された文書内の1つの列に対応します。この列のテキストは、データベース表、SQL関数または定数をソースとします。

属性: なし

エレメント(サブタグ)親タグ

1. Name

2. Source

3. Width

4. Padding

Table

Name

496

Page 497: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

説明: フィールドの名前

属性: なし

エレメント(サブタグ) 親タグ

なし フィールド

Source

説明: 現在のフィールドのデータのソースを指定します。

ソースが表の場合、渡される値は列名です。

複数の表が関与する場合は、完全修飾列名を使用します。

許可される表のリストには、表の別名が含まれています。

列名のかわりのSQL関数: タイプがTABLEに設定されている場合、このタグの値は列名として扱われます。列名は問合せの構築中に直接使用されるため、列でSQL関数を使用できます。

例1

<Source type="TABLE">GENDER_FLAG</Source>

例2

<Source type="TABLE">DECODE(GENDER_FLAG,'F',1,2)</Source>

属性:

1. type:

サポートされる値= {TABLE, CONSTANT}

TABLEは、データがデータベース表からのものであることを指定します。

CONSTANTは、データがこのタグの値列にあることを指定します。

2. table: このタグは、目的の列がこのTableタグのtableName属性に指定された表からのものではない場合にのみ使用します。このタグを使用しない場合、列はtableNameに指定された表で検索されます。

サポートされる値:

{BEN_EXTRACT_REQ_DETAILS

PER_ALL_PEOPLE_F

PER_PERSONS

PER_ALL_ASSIGNMENTS_M

PER_PEOPLE_LEGISLATIVE_F

BEN_PL_F

497

Page 498: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

BEN_PL_TYP_F

BEN_OPT_F

BEN_PGM_F

エレメント(サブタグ) 親タグ

なし フィールド

Width

説明: 抽出ファイル内のこのフィールドの目的の幅を指定します。渡される数値は、ファイル上の文字スペースの数です。

属性: サポートされる値は、正の整数です。

エレメント(サブタグ) 親タグ

なし フィールド

Padding

説明: 各列でのデータの配置を指定します。

属性: サポートされる値: {LEFT, RIGHT}

エレメント(サブタグ) 親タグ

なし フィールド

表の別名

許可される表 別名

BEN_EXTRACT_REQ_DETAILS REQ

PER_ALL_PEOPLE_F PEO

PER_PERSONS PER

PER_ALL_ASSIGNMENTS_M ASG

PER_PEOPLE_LEGISLATIVE_F LEG

498

Page 499: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

BEN_PL_F PLN

BEN_PL_TYP_F TYP

BEN_OPT_F OPT

BEN_PGM_F PGM

サンプルのXMLレイアウト<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?><Layout> <Table tableName="DUAL"> <RecordType>FIXEDWIDTH</RecordType> <Field> <Name>"Record Type"</Name> <Source type="CONSTANT">001</Source> <Width>3</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> </Table> <Table tableName="BEN_EXTRACT_REQ_DETAILS"> <RecordType>CSV</RecordType> <Field> <Name>"Last Name"</Name> <Source type="TABLE">LAST_NAME</Source> <Width>25</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"First Name"</Name> <Source type="TABLE">FIRST_NAME</Source> <Width>50</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Filler"</Name> <Source type="CONSTANT">XXXXXXXXXX</Source> <Width>10</Width> <Padding>None</Padding> </Field> <Field> <Name>"Plan Name"</Name> <Source type="TABLE">PLAN</Source> <Width>70</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Coverage Start Date"</Name> <Source type="TABLE">COVERAGE_START_DATE</Source> <Width>15</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"SSN"</Name> <Source type="TABLE">NATIONAL_IDENTIFIER</Source> <Width>12</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Gender"</Name> <Source type="TABLE">DECODE(GENDER_FLAG,'F',1,2)</Source> <Width>1</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Person Number"</Name> <Source type="TABLE" table="PER ALL PEOPLE F">PERSON NUMBER</Source>

499

Page 500: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

<Width>30</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Country of Birth"</Name> <Source type="TABLE" table="PER_PERSONS">COUNTRY_OF_BIRTH</Source> <Width>30</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Assignment type"</Name> <Source type="TABLE" table="per_all_assignments_m">assignment_type</Source> <Width>30</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Legislation code"</Name> <Source type="TABLE" table="per_people_legislative_f">LEG.LEGISLATION_CODE</Source> <Width>30</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Legislation code"</Name> <Source type="TABLE" table="ben_pl_f">PLN.PL_ID</Source> <Width>30</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> </Table> <Table tableName="DUAL"> <RecordType>FIXEDWIDTH</RecordType> <Field> <Name>"Record Type"</Name> <Source type="CONSTANT">999</Source> <Width>3</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> <Field> <Name>"Record Type"</Name> <Source type="SYSTEM">RECORDCOUNT</Source> <Width>3</Width> <Padding>Left</Padding> </Field> </Table></Layout>

500

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1. HCMとの統合2. 暗号化データの転送

37暗号化データの転送この章の内容は次のとおりです。

ファイル転送の暗号化の設定: 手順

ファイルの自動的な暗号化およびアップロード: 手順

PGP暗号化によるHCM抽出からのファイルの自動転送: 手順

ファイル転送の暗号化の設定: 手順Oracle WebCenter Contentサーバーを介したOracle HCM Cloudとユーザー独自のサーバーの間でのセキュアな転送を実現するために、暗号化キーを使用してファイルを暗号化します。このPGPベースの暗号化サポートは、HCMデータ・ローダー、給与バッチ・ローダーおよびHCM抽出を使用したセキュアなファイル転送を実現するために使用できます。

(Oracle HCM Cloudへの)インバウンド・ファイルのプロセスは、次のとおりです。

1. Oracle HCM Cloud公開キーを使用して、ファイルを暗号化します。

2. データ・ロード・プロセスにより、Oracle HCM Cloud非公開キーを使用してファイルが復号化されます。

(Oracle HCM Cloudによって生成された)アウトバウンド・ファイルのプロセスは、次のとおりです。

1. Oracle HCM Cloudでは、カスタマの公開キーを使用してファイルを暗号化します。

2. カスタマの非公開キーを使用してファイルを復号化します。

このため、ファイルを暗号化または復号化するには、次のことを行う必要があります。

1. カスタマの公開キーをOracle HCM Cloudにインポートします。

2. PGP暗号化キー・ペアを生成し、Oracle HCM Cloud公開キーをダウンロードします。

次のように、ファイルに署名することもできます。

アウトバウンド・ファイルは、HCM Cloud非公開キーを使用して署名されます。HCM Cloud公開キーを使用して、これらのファイルを検証します。

インバウンド・ファイルは、カスタマの非公開キーを使用して署名されます。データ・ロード・プロセスにより、カスタマの公開キーを使用してインバウンド・ファイルが検証されます。

このトピックでは、ファイルの暗号化、復号化および署名を設定する方法について説明します。

501

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暗号化キーとシグネチャ・キー

この表では、サポートされている各暗号化モードにおいて、暗号化、復号化、署名および検証に使用されるキーを識別します。

暗号化モード 暗号化キー 復号化キー 署名キー 検証キー

アウトバウンドPGP署名済 customer-key_pub customer-key_priv fusion-key_priv fusion-key_pub

アウトバウンドPGP未署名 customer-key_pub customer-key_priv該当なし 該当なし

インバウンドPGP署名済 fusion-key_pub fusion-key_priv customer-key_priv customer-key_pub

インバウンドPGP未署名 fusion-key_pub fusion-key_priv 該当なし 該当なし

カスタマの公開キーのインポート

カスタマの公開キー(customer-key_pub)は、アウトバウンド・ファイルの暗号化に使用されます。カスタマの非公開キー(customer-key_priv)を使用してファイルを復号化できます。アウトバウンド・ファイルにも署名する必要がある場合は、HCM Cloud非公開キー(fusion-key_priv)が署名に使用されます。署名済のアウトバウンド・ファイルは、HCM Cloud公開キー(fusion-key_pub)を使用して検証できます。

カスタマの公開キーをインポートするには、次のようにします。

1. Oracle HCM Cloudに、「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールまたは権限でサインインします。

2. 「ナビゲータ」→「ツール」→「セキュリティ・コンソール」を選択して、セキュリティ・コンソールを開きます。

3. 「証明書」タブをクリックして、「証明書」ページを開きます。

4. 「インポート」をクリックして、「インポート」ページを開きます。

5. 「証明書タイプ」をPGPに設定します。

6. 「別名」フィールドに、customer-keyと入力します。

注意: このフィールドには、customer-keyと入力する必要があります。そうしない場合、暗号化APIで、このキーを使用してアウトバウンド・ファイルを暗号化することはできません。

7. 「参照」をクリックして、カスタマの公開キーの場所を特定します。

8. 「インポートおよびクローズ」をクリックして、公開キーをOracle HCM Cloudキーストアにインポートします。

これで、カスタマの公開キーが、セキュリティ・コンソールの「証明書」ページに表示されます。

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PGP暗号化キー・ペアの生成

セキュリティ・コンソールで、PGPキー・ペアを生成します。公開キーをダウンロードして、HCMCloudへのインバウンド・ファイル(HCMデータ・ローダー用の入力データ・ファイルなど)を暗号化します。これらのインバウンド・ファイルに署名するには、カスタマの非公開キー(customer-key_priv)を使用でき、これは、Oracle HCM Cloudでカスタマの公開キー(customer-key_pub)を使用して検証されます。カスタマの公開キーをインポートしておく必要があります。

PGP暗号化キー・ペアを生成するには、次のようにします。

1. Oracle HCM Cloudに、「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールまたは権限でサインインします。

2. 「ナビゲータ」→「ツール」→「セキュリティ・コンソール」を選択して、セキュリティ・コンソールを開きます。

3. 「証明書」タブをクリックして、「証明書」ページを開きます。

4. 「生成」をクリックして、「生成」ダイアログ・ボックスを開きます。

5. 「生成」ダイアログ・ボックスで、「証明書タイプ」を「PGP」に設定します。

6. 「別名」フィールドに、fusion-keyと入力します。

注意: このフィールドには、fusion-keyと入力する必要があります。そうしない場合、暗号化APIで、このキーを使用して、暗号化されたすべてのインバウンド・ファイルを復号化することはできません。

7. 「パスフレーズ」フィールドに、非公開キーのパスフレーズを入力します。このパスフレーズは、非公開キーを編集、削除またはダウンロードする場合に必要になります。

注意: パスフレーズを忘れた場合は、サービス要求を発行して、非公開キーを削除するための支援を求めることが必要になる場合があります。古いキーが削除された後、ここで説明するプロセスを使用して、新しいキーを生成できます。

8. 「キー・アルゴリズム」フィールドで、RSAを選択します。

9. 「キー長」フィールドで、1024または2048のいずれかを選択します。

10. 「保存してクローズ」をクリックします。fusion-keyペアが生成され、ダウンロードできるようになります。セキュリティ・コンソールの「証明書」ページで、fusion-keyペアを確認できます。

11. 「証明書」ページのfusion-keyペアに対する「ステータス」処理で、「エクスポート」→「公開キー」を選択します。HCM Cloud公開キー(fusion-key_pub.asc)を自分のデスクトップに保存します。ダウンロードしたキーを使用して、Oracle HCM Cloudへのインバウンド・ファイルを暗号化します。

ファイルの自動的な暗号化およびアップロード: 手順PGP暗号化を使用してデータのファイルを暗号化し、APIおよびWebサービスを使用して、自分のサーバーとOracle WebCenter Contentとの間で自動的に転送します。たとえば、従業員の機密データや

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機密文書を含むファイルを暗号化および復号化できます。ファイル・サーバーから暗号化されたファイルを収集するプログラムを記述します。次に、それらをOracle WebCenter Contentサーバー上に配置し、データ・ローダーをコールしてデータを復号化し、Oracle HCM Cloudにロードします。

注意: これらのタスクを実行する前に、カスタマの暗号化キーを設定する必要があります。

サポートされている暗号化アルゴリズムOracle HCM Cloudでは、次の暗号化アルゴリズムがサポートされています。サポートされている暗号化アルゴリズムのみを使用していることを確認する必要があります。

暗号: AES-128、Blowfish、CAST5、3DES

注意: 暗号アルゴリズムTwofish、IDEA、AES-192およびAES-256はサポートされていません

圧縮: bzip2、zlib、.zip、圧縮なし

ハッシュ: SHA-1、SHA-256、SHA-224、SHA-512、MD5、SHA-384、RIPEMD-160

ファイルの暗号化

この項では、Microsoft WindowsおよびLinuxの環境で、GnuPG暗号化ツールを使用してファイルを暗号化するコマンドについて説明します。その他のツールやプラットフォームについては、サプライヤに依頼して、暗号アルゴリズムを設定するために必要なコマンドを確認してください。

Microsoft Windows用のGnuPGの公式配布であるGpg4winでは、暗号化、復号化、署名および検証のためのコマンドライン・インタフェースとグラフィカル・ユーザー・インタフェースの両方が提供されています。暗号化の場合は、コマンドライン・インタフェースを使用します。Gpg4winは、https://www.gpg4win.org/about.htmlから入手できます。

Linux用のGnuPGは、使用しているLinuxディストリビューションに応じて、様々なソースからダウンロードできます。一般的に使用されているGnuPGバージョンは、https://www.gnupg.org/index.htmlから入手できます。

Gpg4winまたはGnuPGツールをインストールした後、次の手順に従って、ファイルを暗号化したり、暗号化してさらに署名します。

1. コマンド・プロンプトでこのコマンドを使用して、(セキュリティ・コンソールからダウンロードした) HCM Cloud公開キーをインポートします。gpg --import <fusion public key file>

2. 次のいずれかの手順を実行します。

署名なしでファイルを暗号化するには、次のコマンドを使用します。gpg --cipher-algo <one_of_the_supported_algorithms> -r fusion-key --encrypt <inbound_file_name>

ファイルの暗号化と署名を両方行うには、次のコマンドを使用します。gpg --cipher-algo <one_of_the_supported_algorithms> -r fusion-key -se <inbound_file_name>

注意: ファイルに署名する場合は、署名に使用するカスタマの非公開キーが、キーストア

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Page 505: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

にインポートされていることを確認してください。

暗号化されたファイルのロード

次の手順を実行して、Oracle WebCenter ContentサーバーからOracle HCM Cloudに、暗号化されたファイルをロードします。

1. Oracle WebCenter Content Webサービスを使用して、Oracle WebCenter Contentに暗号化されたファイルを送信するプログラムを記述します。ホーム・ページがhttps://Hostname/homePage/faces/AtkHomePageWelcomeである場合、OracleWebCenterContentサーバーWSDLは、https://Hostname/idcws/GenericSoap?wsdlとなります。

2. ローダー・プログラムをコールして、暗号化パラメータをその他の必須パラメータとともに渡します。loaderIntegrationServiceでは、追加パラメータencryptTypeを含むsubmitEncryptedBatchメソッドを使用します。このパラメータには、ORA_HRC_FILE_ENCRYPT_TYPE参照タイプで定義された次の値が含まれます。

NONE

PGPSIGNED

PGPUNSIGNED

PGP暗号化によるHCM抽出からのファイルの自動転送: 手順HCM抽出およびカスタマの暗号化キーを使用して、暗号化されたファイルをOracle WebCenterContentに転送します。HCM抽出では、暗号化された出力を生成し、WebCenter Contentサーバーに格納できます。たとえば、従業員の機密データや機密文書を含むファイルを暗号化および復号化できます。HCM抽出を使用して暗号化されたファイルを生成し、WebCenter Contentサーバーに提供します。ファイルを収集する独自のプログラムを記述します。

注意: データの暗号化または復号化を試行する前に、カスタマの暗号化キーを設定する必要があります。

アウトバウンド統合

次の情報を設定して、HCM抽出をアウトバウンド統合で使用します。

1. 「データ交換」作業領域で、「抽出定義の管理」タスクを選択します。

2. 「提供」ページで、「WebCenterコンテンツ」提供タイプを選択します。

3. 統合名を入力します。アプリケーションでは、この名前を使用して、WebCenter Contentでのエントリのタイトルを作成します。

4. 暗号化モードを選択します。暗号化モードは、ORA_HRC_FILE_ENCRYPT_TYPE参照タイプの値のいずれかになります。これにより、WebCenter Contentにファイルをロードする前に、アプリケーションでこのファイルを暗号化する方法が決まります。HCM抽出によりファイルがWebCenter Contentに転送されるときには、コンテンツIDが、UCMFAnnnnnnという形式で自動的に生成されます。

このファイルには、次のプロパティが含まれます。

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フィールド名 値

作成者 FUSION_APPS_HCM_ESS_APPID

セキュリティ・グループ FAFusionImportExport

アカウント hcm/dataloader/export

タイトルHEXTV1CON_{Integration Name}_{Encryption Type}_{Date Time Stamp}

例: HEXTV1CON_ExtractConn1_PGPUNSIGNED_17-11-2014 14-16-44

5. XML (データ)ファイルをBIパブリッシャで書式設定しないで、WebCenter Contentに直接出力するよう、HCM抽出の提供オプションを構成します。このためには、出力形式として「データ」を選択し、テンプレート名を省略して、「WebCenterコンテンツ」提供タイプを選択します。

6. クライアントのコマンドライン・ツールまたはWebサービス・コールを使用して、WebCenterContentから暗号化されたファイルをダウンロードします。

アウトバウンド・ファイルの復号化

カスタマの非公開キーを使用して、Oracle HCM Cloudから生成された暗号化されたファイルを復号化できます。署名されたファイルを検証するには、Oracle HCM Cloud公開キーを使用します。これらの2つのキーが、キーストアにインポートされていることを確認してください。MicrosoftWindowsとLinuxのどちらの場合でも、次のコマンドを使用して、署名済と未署名の両方のファイルを復号化します。gpg --decrypt <inbound_file_name> --output <output_file_name>

関連トピック

HCM抽出: 変更のみ(文書ID 1964920.1)

506

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1. HCMとの統合2. Oracle Taleo Recruiting Cloud Service統合

38Oracle Taleo Recruiting Cloud Service統合この章の内容は次のとおりです。

HCMおよびOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceコンポーネント: 連携方法

Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceからのデータのインポート: 説明

Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceへのデータのエクスポート: 説明

Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceおよびHCM統合に関するFAQ

HCMおよびOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceコンポーネント:連携方法HCMとOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceを統合することで、ジョブ求人の作成から就業者の採用に至る採用プロセスのフローがシームレスに結合されます。

HCMとOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceの統合HCMとOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceを統合するには、次のステージが必要になります。

1. HCM

Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceへのワーク・ストラクチャおよび就業者データのエクスポート。

2. Oracle Taleo Recruiting Cloud Service

1. HCMからインポートしたデータを使用したジョブ求人の作成

2. ジョブ求人の候補者の選択

3. 候補者の採用

4. Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceからの候補者データのインポート

3. HCM

1. 開始待ち就業者の作成

2. 開始待ち就業者の従業員への変換

3. Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceへの変更データのエクスポート

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からのデータのインポート 説明Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceで候補者を選択した後、HCMで候補者を従業員または派遣就業者として採用する作業を促進するために、候補者データをHCMにインポートする必要があります。

候補者の選択

採用準備が整った候補者をOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceからインポートすると、次の場所で通知を表示できます。

「処理対象の新規就業者」ページの「選択した候補者」タブ

自分が採用マネージャである場合には、ワークリスト通知

通知タスクをクリックすると、選択した候補者を開始待ち就業者として処理できます。承認のために候補者を転送する前に、すべての情報が正しいことを確認する必要があります。正常に処理された開始待ち就業者は、「開始待ち就業者」タブに表示されます。そのタブから、従業員に変換できます。

データのインポートOracle Taleo Recruiting Cloud ServiceからHCMにインポートされるデータは、次のとおりです。

次のような候補者データ:

個人データおよび雇用データ

報酬データおよび給与データ

教育、資格および前の経験の詳細(HCMタレントの一部として収集されます)

求人データ

スケジュール済プロセス

「スケジュール済プロセス」作業領域から「Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceデータのインポート」プロセスにアクセスできます。このプロセスは、手動で実行することも、定期的(たとえば、毎週指定した時刻)に実行するようにスケジュールすることもできます。会社での個人の採用に想定される規模および頻度に基づいて、このプロセスの実行頻度を決定します。

インポート・プロセスを実行した後、新規個人概要ページで選択した候補者を表示できます。「選択した候補者」ページには、開始待ち就業者として追加できる候補者のリストが表示されます。候補者を開始待ち就業者として追加すると、候補者は「開始待ち就業者」リストに表示されます。この後、開始待ち就業者を従業員または派遣就業者に変換できます。インポートした個人、給与、報酬およびタレント(教育、資格および前の経験)の詳細が、デフォルトでは「開始待ち就業者の変換」フローに表示されます。

注意: 候補者をOracle Taleo Recruiting Cloud ServiceからHCMにインポートした後で、Oracle TaleoRecruiting Cloud Serviceで候補者または求人に変更を加えた場合、その変更は以降のインポート実行に含められません。

Oracle Taleo Recruiting Cloud Service :

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Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceへのデータのエクスポート: 説明Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceでは、HCMワーク・ストラクチャおよび就業者データを使用して、ジョブ求人を作成および処理します。このデータをHCMからOracle Taleo Recruiting CloudServiceにエクスポートできます。

HCMとOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceのマッピング

次の表では、HCMがエクスポートするビジネス・オブジェクトと、Oracle Taleo Recruiting CloudServiceでそれらのマップ先となる対応するビジネス・オブジェクトをリストしています。

HCM Oracle Taleo Recruiting Cloud Service

部門 部門

ジョブ 求人テンプレート

ビジネス・ユニット組織

ユーザー ユーザー

従業員 候補者

事業所 事業所

ポジション 大規模なユーザー定義選択

等級 大規模なユーザー定義選択

雇用主 大規模なユーザー定義選択

ジョブ・ファミリ ジョブ・フィールド

従業員およびユーザーのエクスポート

統合の一環として、HCMはOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceに求人を作成する権限を持つ従業員およびユーザー(マネージャ、採用マネージャ、採用担当者など)をエクスポートします。HCMの観点からは、ユーザー・データと従業員データは同じで、かつ同じデータ・マッピングを使用しています。従業員またはユーザー作成プロセスでは、Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceにプロビジョニングさ

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Page 510: ID 1 7 8 Person 9 · 2019. 5. 20. · 時間レコード・グループのロード: 説明 時間レコード・グループのロード: 例 ユーザーの更新要求のロード:

れた特定のデフォルト・ユーザー・タイプを使用します。次の表では、HCMからエクスポートされたロールと、Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceでそれらのマップ先となるユーザー・タイプをリストしています。

HCMロールOracle Taleo Recruiting

Cloud Serviceユーザー・タイプ・コード

Oracle Taleo RecruitingCloud Serviceユーザー・

タイプ名

PER_RECRUITING_ADMINISTRATOR_JOB 01-RecruitingAdmin 採用 - 管理者

PER_POWER_RECRUITER_ABSTRACT 02-PowerRecruiter 採用 - パワー採用担当者

PER_BASIC_RECRUITER_ABSTRACT 03-BasicRecruiter 採用 - 基本採用担当者

PER_LINE_MANAGER_ABSTRACT 04-PowerManager 採用 - パワー・マネージャ

PER_EMPLOYEE_ABSTRACT 10-Employee 採用 - 従業員

スケジュール済プロセス

「スケジュール済プロセス」作業領域では、次のプロセスをスケジュールできます。

すべてのOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceデータのエクスポート

すべてのワーク・ストラクチャおよび就業者データをHCMからOracle Taleo Recruiting CloudServiceにエクスポートします。このプロセスは、通常、最初にすべてのHCMデータをOracleTaleo Recruiting Cloud Serviceに転送してジョブ求人を作成できるようにするために1回のみ実行する必要があります。

変更したOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceデータのエクスポート

変更したワーク・ストラクチャおよび就業者データをHCMからOracle Taleo Recruiting CloudServiceにエクスポートします。このプロセスは、手動で実行することも、定期的(たとえば、毎週指定した時刻)に実行するようにスケジュールすることもできます。会社での個人の採用に想定される規模および頻度に基づいて、このプロセスの実行頻度を決定します。

Oracle Taleo Recruiting Cloud ServiceおよびHCM統合に関するFAQ

大規模ユーザー定義選択(LUDS)とは何ですか。HCM内のビジネス・オブジェクトの中には、データをHCMからOracle Taleo Recruiting Cloud Serviceにエクスポートするときに、Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceのどのビジネス・オブジェクトにも直接マップされないものがあります。これらのビジネス・オブジェクト(たとえば、雇用主、ジョブ、ポジション)は、かわりに、大規模ユーザー定義選択(LUDS)にマップされます。LUDSは、特にHCMとの統合用に構成された、Oracle Taleo Recruiting Cloud Service内のカスタムでユーザー定義の

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フィールドです。マッピングは、Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceアプリケーションに定義します。

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1. HCMとの統合2. Webサービス

39Webサービスこの章の内容は次のとおりです。

概要

概要WebベースのアプリケーションをOracle Human Capital Management (HCM) Cloudと統合するには、Webサービスを使用します。Webサービスは、オープン・スタンダード・ベースのテクノロジを使用して、ビジネス・オブジェクトおよびプロセスを他のアプリケーションに公開します。Webサービスの詳細は、次を参照してください。

Oracle HCM CloudのためのSOAP Webサービス

Oracle Applications Cloudの共通機能向けSOAP Webサービス。

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1. HCMとの統合2. 用語集

用語集

A | B | C | D | E | F | G | H | J | K | L | M | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X

A

休暇欠勤ケースレポート目的で使用される、同じ原因から発生した関連する休暇欠勤のグループ化。

休暇欠勤カテゴリレポート目的の関連する休暇欠勤タイプのグループ。

処理事由処理事由では、処理についての追加説明を提供します。たとえば、転送処理の場合、組織変更やキャリア昇格などの事由が考えられます。

集計権限1つの役割のセキュリティ権限と、それに関連するデータ・セキュリティ・ポリシー組み合せた事前定義済ロール。

年換算係数基本給を年間金額に変換するために使用する乗算係数

アサイメント雇用主における就業者ロールまたは非就業者ロールを定義する、ジョブ、ポジション、支払、報酬、マネージャ、勤務時間および就業事業所を含む情報セット。

B

バランス・ディメンションバランス値が累積される期間や、バランス値がアサイメントと給与関係のどちらに関連するかなどの、バランス値のスコープ。

バランス挿入バランスに加算されるかバランスから減算される、1つのエレメントまたは分類内のすべてのエレメントからの入力パラメータ。

ビジネス・ユニット1つ以上のビジネス機能を実行し、管理階層にロールアップできる企業のユニット。

C

計算カード休暇欠勤支払や標準控除項目など、一部の支給項目および控除項目について給与計算に必要な値を収集します。一部の国では、税レポート・ユニットまたは給与法定ユニットのデフォルト値を保持するための、様々なタイプのカードを作成することもできます。

支給率給与範囲中間の比率としての給与。100は中間の給与を示します。

コンテンツ項目プロファイルで追跡するコンテンツ・タイプ内の個人の資質、スキルまたは資格。

コンテンツ・ライブラリ

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個人プロファイルおよびジョブやポジションなどのワークフォース・ストラクチャのプロファイルに関連付けできる、コンテンツ・タイプおよび個々のコンテンツ項目のリポジトリ。

コンテンツ・タイププロファイルに追加されるスキル、資質または資格などの属性。

原価階層どのレベルで給与原価計算勘定科目セグメントの値を入力に使用できるかに関する順序付け。アプリケーションでは、階層のレベルをチェックすることにより、勘定科目番号の各セグメントを作成します。たとえば、仮勘定またはデフォルトの勘定科目番号を作成する場合、アプリケーションでは部門レベルと給与レベルをチェックします。原価勘定科目番号については、エレメント・エントリ・レベルから開始し、給与レベルまで、値を検出するまで続行します。オフセット勘定科目については、エレメント・レベルのみがチェックされます。

D

有効日オブジェクト変更履歴を含むオブジェクト。専門ユーザーは、現在時点、過去または将来の日付のオブジェクトを取得できます。

付加フレックスフィールド追加の摘要情報や、顧客ケースのようなエンティティに関する属性の取得に使用される拡張可能なフィールド。コンテキストに基づいて、情報のコレクションと記憶域を構成できます。

育成目標個人のキャリア成長の促進に向けて、現在のジョブにおけるパフォーマンスを高めたり、昇進の準備を整えるための目標。

ディビジョン企業内の業務に応じた下位区分。各ディビジョンは、製品およびサービスを提供したり、様々な市場に対応するために編成されます。

文書カテゴリビザ、免許、診断書などの個人文書の高レベルのグループ化。文書のサブカテゴリでは、文書カテゴリがさらにグループ化されます。

文書タイプ保持する文書情報、文書へのアクセス権限を持つユーザー、文書に承認が必要かどうか、および文書を期限付きにするかどうかを制御するための一連のオプションを提供する個人文書のカテゴリ化。文書タイプは、文書のカテゴリとサブカテゴリの組合せに対して存在します。

E

有効終了日有効日オブジェクトに対する、オブジェクトの履歴における物理レコードの終了日。物理レコードは、その有効開始日と有効終了日の間のトランザクションで使用できます。

有効連番有効日オブジェクトに対して1日の間に加えられた変更の順序を識別する番号。それぞれの日について、最も番号が大きい物理レコードが現行レコードになります。

有効開始日有効日オブジェクトに対する、オブジェクトの履歴における物理レコードの開始日。物理レコードは、その有効開始日と有効終了日の間のトランザクションで使用できます。

エレメント個人への支払の計算におけるコンポーネント。1つのエレメントで、給与、賃金、株式購入プラン、年金拠出金、医療保険など、報酬や福利厚生の1つのタイプを表すことができます。

エレメント・エントリ従業員がエレメントとその値を受け取る期間など、従業員のエレメントの受取を制御するレコード。

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適格プロファイル福利厚生サービス、変動レートや補償範囲、報酬プラン、チェックリスト・タスク、または適格を設定する必要があるその他のオブジェクトに対して、個人の資格を判断するために使用される、ユーザー定義の一連の基準。

拡張可能フレックスフィールド1つのコンテキストまたは複数のコンテキスト内の複数の情報のセットを取得するために使用できる拡張可能なフィールド。一部の拡張可能フレックスフィールドでは、コンテキストをカテゴリにグループ化できます。

F

FastFormula英単語および基本的な数学関数を使用して、簡単にFormuraを記述する方法。Formulaは、様々な入力パラメータを使用して繰り返される計算または比較の汎用的な式です。

フレックスフィールド1つ以上のセグメントを含めたり、追加情報を格納できるように構成できる、柔軟なデータ・フィールド。各セグメントには値と意味があります。

フレックスフィールド・セグメント属性を表し、データベース内の事前定義済の単一の拡張列に対応する値を取得する拡張可能データ・フィールド。セグメントはグローバルに、または取得された他の情報のコンテキストに基づいて表示されます。

フロー給与作業領域または「データ交換」作業領域から抽出結果の表示タスクを使用して管理する、フロー・パターンのオカレンス。ロールのデータ・セキュリティによって、送信およびアクセスできるフローが決まります。

フロー・チェックリスト抽出レポート、抽出プロセス、給与処理に関連するタスクなどのアクティビティにグループ化された、自動および手動のフロー・タスクの順序。フローを送信するとチェックリストが生成され、これを使用して、フローをモニターしたり、そのタスクを管理します。

フロー・パターン事前に定義された順序で実行される一連のタスクであり、抽出レポート、抽出プロセス、給与プロセスのフェーズを対象とするタスクなどのアクティビティにグループ化されます。フロー・パターンはフローの生成に使用され、生成されたフローは、そのチェックリストから管理できます。

フロー・タスクプロセスやレポート、または結果の検証などの手動タスク。フロー・パターンには、複数のフロー・タスクを含めることができます。

FTE常勤換算(ハーフタイム勤務は.5など)の略称。

G

グローバル名多国籍企業内を通じて理解可能な書式と言語での個人の名前。

グローバル異動別の雇用主への個人の異動。

グローバル一定の期間にわたって不変である値を格納します。複数のFormulaで参照できます。例として、レートや特定の日付や会社の規約の名前をあげることができます。

目標プラン指定された時間枠や、対処する必要のある特定の部門などの共通特性によってグループ化され

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た、パフォーマンス目標のコレクション。目標プラン・セット

一連の就業者にグループとして割り当てる、1つ以上のパフォーマンス目標プラン。等級

就業者の報酬のレベルを定義する、雇用モデルのコンポーネント。等級ラダー

等級をグループ化し、その順序を定義するために使用される階層。等級レート

国別仕様データ・グループにおける等級への支払値の定義に使用されます。等級ステップ

等級内の増加のレベル。等級ステップ昇格

昇格ルールに従って、昇格等級ラダー内の一連の等級またはステップを経た就業者の昇進。Groovy

Javaプログラミング言語の代替として使用される、Javaプラットフォームのオブジェクト指向プログラミング言語。Groovyは、スクリプト言語として動的に使用することもできます。

H

HCMデータ・ローダー・データ・セットOracle HCM Cloudにアップロードするために、圧縮データ(.dat)ファイルまたはスプレッドシートで一緒に提供されるデータのセット。

HR人事管理の略称。

J

ジョブ特定の単一の部門や事業所から独立した一般ロール。たとえば、ジョブ・マネージャおよびコンサルタントは、複数の部門に存在できます。

ジョブ・ファミリ異なるが関連する機能、資格およびタイトルを持つジョブのグループ。たとえば、信頼アナリストと業務アナリストは、アナリストのジョブ・ファミリにグループ化できます。

ジョブ・ロール買掛管理マネージャやアプリケーション実装コンサルタントなどのロール。通常、ジョブを構成する職務または職責を識別して集約します。

K

キー・フレックスフィールド個々に、または他のセグメントと組み合せてそれぞれ意味を持つ、複数の部分やセグメントで構成される、構成可能なフレックスフィールド。キー・フレックスフィールドには、たとえば、部品番号、資産カテゴリ、勘定体系内の勘定科目などがあります。

L

LDAPLightweight Directory Access Protocolの省略形。

雇用主個人を雇用する法的エンティティ。

国別仕様データ・グループ

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給与と関連データを分割する方法。企業が運営されている国ごとに、少なくとも1つの国別仕様データ・グループが必要です。各国別仕様データ・グループは、1つ以上の給与法定ユニットに関連付けられます。

ローカル名単一の国のユーザーは容易に理解するものの、多国籍企業内を通じて理解可能ではない書式と言語での個人の名前。

参照コード参照タイプ内で使用可能なオプション。参照タイプCOLORS内の参照コードBLUEなどです。

参照タイプ値として参照コードを含む静的リストのラベル。

M

モデル・プロファイル勤務要件、必須スキルおよびワークフォース・ストラクチャの資格(ジョブやポジションなど)のコレクション。

O

オブジェクト・グループ様々なプロセスやレポートに含めるアイテムを制限する、エレメントまたは個人のユーザー定義セット。

オファリング営業や製品管理など、ビジネス機能の包括的なグループで、1つ以上のビジネス・プロセスをサポートする1つのユニットとして提供されます。

組織目標組織の全体的な目的を指定するパフォーマンス目標。

P

給与バッチ・ローダーHCM表へのデータ入力の簡易化に役立つ、統合されたMicrosoft Excelワークブック・ローダー。バランス、バランス・グループ、エレメント、エレメント・エントリ、給与定義、割当済給与、個人支払方法のための銀行情報、Formulaグローバル値およびユーザー定義表の入力に使用します。

給与関係給与計算とレポート要件に基づいて、個人と給与法定ユニットの間の関連付けを定義します。

給与法定ユニット給与税および社会保険についてレポートするために登録される法的エンティティ。雇用主を1つの給与法定ユニットとすることもできますが、1つの給与法定ユニットで、複数の雇用主を表現することもできます。

パフォーマンス目標通常は特定のターゲットを使用した、就業者の成果のレベルを評価するための結果重視の目標。

個人番号自動または手動で割り付けられる、企業内で一意のPerson IDであり、企業全体でのすべての個人の雇用関係および個人間の関係について有効です。

Personタイプ企業によって定義可能なシステムPersonタイプのサブカテゴリ。Personタイプは、アサイメント・レベルで個人に対して指定されます。

ポジション

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1つの部門内に固定された1つのジョブの特定のオカレンス。また、多くの場合、1つの事業所にも制限されます。たとえば、財務マネージャというポジションは、財務部門内のジョブ・マネージャのインスタンスです。

昇格等級ラダー等級をグループ化し、その順序を定義するために使用される階層。ラダー内の各等級やステップに対して、関連付けられるレートおよび昇格ルールが含まれます。

昇格ルール就業者が、昇格等級ラダー内の特定の等級またはステップへの昇進に適格であるかどうかを決定するために使用される基準のセット。

Q

四分位数4つの均等部分に分けられた給与範囲。四分位数1が最下位になります。

R

参照データ・セット複数のビジネス・ユニットまたは他の決定要因タイプ間で共有できる参照データが含まれます。セットによって、その参照データの共通管理がサポートされます。

ロール・マッピング1つ以上のロールと1つ以上のアサイメント条件との間の関係。条件に一致するアサイメントが少なくとも1つあるユーザーには、関連ロールの適用資格があります。

ロール・プロビジョニング自動または手動による、ユーザーへのロールの割付。

S

給与ベース就業者基本給の検証および給与詳細を定義します。基本給を見積もる通貨と期間、および基本給を年換算するために使用する係数を指定します。オプションで、給与調整の項目化に使用するコンポーネントまたはレート、および給与の検証に使用する等級レートを指定します。

給与コンポーネント功績や生計費調整などの1つ以上のコンポーネントの金額またはパーセントを入力することで、給与調整の項目化を可能にする変更事由。

セット組織エンティティで共有される分類およびグループ化された参照データ。

専門1つのコースでは達成できない学習目標を学習者が達成できるように、コンテンツをグループ化した論理グループのこと。専門には1つ以上のセクションがあり、セクションがコースのコンテナになります。

ステージ表スプレッドシートまたはファイルからレコードをロードする中間表であり、ここで一部の検証が行われます。

後任プランロールやポジションの候補者、または特定の在職者の後任となる候補者を指定するプラン。

後任プラン所有者後任プランを管理できる個人です。有効な処理は、その所有者の管理者タイプ(管理者、候補者マネージャまたはビューアのいずれか)によって決まります。

T

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タレント・プールトレーニングや準備、育成を追跡する対象となる就業者の選択済のグループです。

タレント・プール所有者タレント・プールを管理できる人事担当者。

タレント・レビュー組織マネージャが、組織についてトレンドや強味を評価し、リスク領域の対処を行う一連の会議。

タレント・レビュー・ファシリテータタレント・レビュー会議を管理する人事担当者です。タレント・レビュー会議にはファシリテータが複数いてもかまいません。

タレント・レビュー参加者タレント・レビュー会議に参加するよう招待されている個人です。

税レポート・ユニット税金および社会保険をレポートする目的で就業者をグループ化する法的エンティティ。

臨時アサイメント一定期間の個人の異動。期間の終わりに臨時アサイメントを終了し、個人をソース・アサイメントに簡単に戻すことができるようにします。

時間属性情報入力として時間がどのように支払、原価計算、請求または記録されるかを反映する、時間イベントまたは時間入力に関連付けられたクオリファイア。たとえば、給与時間タイプ属性は、給与コンシューマの時間に対して、定期、超過勤務または休暇のいずれとして支払う必要があるかを示します。

ツリー・ノードツリー構造内の分岐点。データのビュー・オブジェクトにおける主キーに対応します。

ツリー・バージョン開始日や終了日などのライフ・サイクル・エレメントを含むツリーのインスタンスであり、ツリーがアクティブかどうかを示します。ツリーが参照データ・セットに関連付けられている場合、すべてのツリー・バージョンが1つのセットに属します。

U

URLUniform Resource Locatorの略称。

ユーザー定義表有効日の値リストを維持する行および列の構造。表には、特定の行と列の組合せに対するセルとして値が格納されます。

V

ビュー・オブジェクトビジネス・オブジェクト行の問合せと使用を簡略化するコンポーネント。

W

雇用関係個人と雇用主との関連であり、就業者タイプによって、関係が非就業者、派遣就業者または従業員のいずれの雇用関係であるかが決まります。

就業者時間入力プロファイルタイム・カードの外観を決定し、従業員がいつタイム・カードを操作できるかを制御する、レイアウトのルールおよび仕様のコレクション。

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就業者時間処理プロファイルタイム・カード期間と、従業員と時間コンシューマの両方の時間入力および時間計算ルール・セットのコレクション。

X

XMLeXtensible Markup Languageの略称。

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