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Librarian Newsletter | August 2016 1 CONTENTS Nature Protocols 創刊 10 周年記念 「私」 Nature 第 3 回 混沌状態を すっきりさせるような研究が好き Nature Microbiology 著者インタビュー Natureダイジェスト 教材事例 2017 年創刊誌のご紹介 Nature Astronomy Nature Reviews Chemistry スポットライト: Nature Supplements Springer Nature の出版物およびサービスより、 Nature 関連トピックをご紹介いたします。 August 2016 LIBRARIAN NEWSLETTER 2006 年 6 月 27 日に創刊したNature Protocols は創刊 10 周年を迎えました。 本誌は実験手順をレシピ形式で記述した『Protocol(プロトコル)』を、査 読および編集作業を経てから掲載するユニークな学術ジャーナルです。対 象とする範囲は広く、生物科学および生物医科学研究に使用されるプロト コルだけでなく、生物学的な問題の研究に対して実際的に応用される物理 学や化学に基づく手法も含まれます。 Nature Protocols 創刊 10 周年を記念して、編集部の記念 Editorial 記事、 およびこの 10 年間の掲載文より、実験方法の急速な発展を示すプロトコ ル論文を抜粋して、特別無料公開中です。ぜひご所属機関の研究者の方々 にご紹介ください。 Editorial 記事 「Nature Protocols の 10 年間を振り返って」 www.nature.com/nprot/journal/v11/n8/full/nprot.2016.115.html Mobility-mass spectrometry analysis of large protein complexes www.nature.com/nprot/journal/v3/n7/full/nprot.2008.78.html Genome editing using CRISPR-Cas www.nature.com/nprot/journal/v8/n11/full/nprot.2013.143.html Describing how to generate cerebral organoids www.nature.com/nprot/journal/v9/n10/full/nprot.2014.158.html Single cell chromatin analysis www.nature.com/nprot/journal/v10/n12/full/nprot.2015.127.html 無料トライアル実施中 2 ヶ月間利用できるトライアルもご用意しております。 ご希望の際は、弊社(お問い合わせフォームnature.asia/jp-contact)までご連絡 ください。 Nature Protocols

LIBRARIAN NEWSLETTER...LIBRARIAN NEWSLETTER 2006年6月27日に創刊したNature Protocols は創刊10周年を迎えました。本誌は実験手順をレシピ形式で記述した『Protocol(プロトコル)』を、査

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Librarian Newsletter | August 2016

www.natureasia.com/ja-jp/libraries/ 1

CONTENTS

Nature Protocols

創刊 10 周年記念

「私」と Nature 第 3 回

混沌状態を

すっきりさせるような研究が好き

Nature Microbiology

著者インタビュー

Natureダイジェスト

教材事例

2017 年創刊誌のご紹介

Nature Astronomy

Nature Reviews Chemistry

スポットライト:

Nature Supplements

Springer Nature の出版物およびサービスより、

Nature 関連トピックをご紹介いたします。

A u g u s t 2 0 1 6

L I B R A R I A N

N E W S L E T T E R

2006年6月27日に創刊したNature Protocols

は創刊10周年を迎えました。

本誌は実験手順をレシピ形式で記述した『Protocol(プロトコル)』を、査

読および編集作業を経てから掲載するユニークな学術ジャーナルです。対

象とする範囲は広く、生物科学および生物医科学研究に使用されるプロト

コルだけでなく、生物学的な問題の研究に対して実際的に応用される物理

学や化学に基づく手法も含まれます。

Nature Protocols 創刊 10 周年を記念して、編集部の記念 Editorial 記事、

およびこの 10 年間の掲載文より、実験方法の急速な発展を示すプロトコ

ル論文を抜粋して、特別無料公開中です。ぜひご所属機関の研究者の方々

にご紹介ください。

Editorial 記事 「Nature Protocols の 10 年間を振り返って」

www.nature.com/nprot/journal/v11/n8/full/nprot.2016.115.html

Mobility-mass spectrometry analysis of large protein complexes

www.nature.com/nprot/journal/v3/n7/full/nprot.2008.78.html

Genome editing using CRISPR-Cas

www.nature.com/nprot/journal/v8/n11/full/nprot.2013.143.html

Describing how to generate cerebral organoids

www.nature.com/nprot/journal/v9/n10/full/nprot.2014.158.html

Single cell chromatin analysis

www.nature.com/nprot/journal/v10/n12/full/nprot.2015.127.html

無料トライアル実施中

2 ヶ月間利用できるトライアルもご用意しております。

ご希望の際は、弊社(お問い合わせフォーム nature.asia/jp-contact)までご連絡

ください。

Nature Protocols

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「私」と Nature

第 3 回 混沌状態をすっきりさせるような研究が好き(長田 重一氏)

nature.asia/nature-interview

2016 年 4 月からスタートした連載 「私」と Nature は、著名な先生方に、研究人生のお話をメインに、その中での

「Nature を通しての出会い」などをお伺いし、皆様にメッセージをお届けしていきます。

長田重一氏インタビュー全文: www.natureasia.com/ja-jp/nature/interview/contents/16

当インタビューでは、長田氏が生物学の研究者を志したきっかけや、チューリッヒ大学(スイス)のワイスマン研究

室でのインターフェロン(IFN)クローニングへのチャレンジ、Nature に掲載された論文への反響、日本に帰国され

てからのアポトーシスの研究における業績など、数々のすばらしいご経験談をお話しいただいています。研究者を目

指す学生から、現役の研究者、教育者まで、多くの方々にお楽しみいただける内容となっています。ぜひ、ご所属機

関の図書館エンドユーザーの皆さまにご紹介下さい。

上記のインタビューで引用された長田氏の Nature 掲載論文は、法人での閲覧に、Nature Archive、Nature.com

Articles on Demand、Nature.com Complete のいずれかが必要です。

Nature 法人向けサイトライセンス契約に関するお問い合わせ先

Tel: 03-3267-8769  お問い合わせフォーム: nature.asia/jp-contact

◀ アポトーシス研究の第一人者。大阪大学免疫学フロン

ティア研究センター教授。ロベルト・コッホ賞(1995)、

日本学士院賞・恩賜賞(2000)などを受賞。文化功労者

(2001)、日本学士院会員(2011年)、米国科学アカデ

ミー外国人会員(2015年)。

混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究セン

ター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)

の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を

残してこられました。いくつもの論文が引用ラン

キングに並んでいます。その始まりは、1980 年

に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニ

ングからでした。

注目の日本語ウェブコンテンツ

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www.natureasia.com/ja-jp/libraries/ 3

Nature Microbiology 2016 年4月号、および 6 月号に掲載された日本からの研究成果について、以下の著者インタ

ビューが公開されました。この度の論文で発表された研究の意義、そして論文掲載までのご経験談など、細菌学だけ

でなく、病理学、免疫学、腫瘍学の研究者にも興味深い内容となっています。これらのウェブ記事は、特別無料公開

中です。ご所属機関のエンドユーザーのみなさまにぜひご紹介ください。

著者インタビュー:ピロリ菌による胃がん発症を抑制する酵素発見

EBウイルスの共感染では、酵素活性が弱められて胃がん形成が進む

www.natureasia.com/ja-jp/nmicrobiol/interview/3

Nature Microbiology 2016 年 4 月号掲載論文

宿主SHP1ホスファターゼはピロリ菌(Helicobacter pylori)CagAの発がん

活性に対抗するが、その発現はエプスタイン・バーウイルスにより抑制されうる

Host SHP1 phosphatase antagonizes Helicobacter pylori CagA and can be downregulated by Epstein–Barr virusNature Microbiology 1: 16026 | doi:10.1038/nmicrobiol.2016.26

www.nature.com/articles/nmicrobiol201658

著者インタビュー:微生物 vs ヒトの感染攻防最前線

微生物は抗体を破壊する能力を獲得したが、ヒトは壊れた抗体を感知

して感染を防ぐ機構を進化させた

www.natureasia.com/ja-jp/nmicrobiol/interview/4

Nature Microbiology 2016 年 6 月号掲載論文

微生物によって切断された免疫グロブリンは自然免疫受容体 LILRA2 によって

感知される

Microbially cleaved immunoglobulins are sensed by the innate immune receptor LILRA2Nature Microbiology 1: 16054 | doi:10.1038/nmicrobiol.2016.54

www.nature.com/articles/nmicrobiol201654

Nature Microbiology 8月号カバーストーリー「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」

www.nature.com/nmicrobiol/volumes/1/issues/8

「微生物オリンピック」が、初開催の成功に続いて、一連の新種目や新しく競技に参加する微生

物を加えて再び開催される。開催地は別の場所に移動している可能性があるが、トレーニング、

適応、競争(そして教育およびユーモア)にひたむきに打ち込んでいることに変わりはない。

Nature Microbiology 8 月号の閲覧には本誌の購読が必要です。

機関購読の見積、および法人向けサイトライセンス無料トライアルのお申込みは、最寄りの購読代

理店、もしくは弊社(お問い合わせフォーム nature.asia/jp-contact)までお問い合わせ下さい。

Nature Microbiology

畠山 昌則氏

東京大学大学院 医学系研究科医学部

病因・病理学専攻 微生物学講座

微生物学分野 教授

荒瀬 尚氏 (右)

大阪大学微生物病研究所免疫化学分野 教授

大阪大学免疫学フロンティア研究センター

免疫化学研究室 教授

平安 恒幸氏(左)

大阪大学免疫学フロンティア研究センター

免疫化学研究室 特任助教

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Volume 1 Issue 8 August 2016

著者インタビュー無料公開中

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Nature Videoを授業の教材としてご活用されている、法政大学経済学部様

の事例をご紹介いたします。

www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/video/contents/2

法政大学 藤田貢崇研究室では科学ジャーナリズム・物理

学をはじめとして、広くジャーナリズムや科学を演習テー

マとして扱っています。研究室では、Nature Video を

一教材として活用し、ビデオで紹介されている研究を学

生とディスカッションしながら、科学ジャーナリズムの

観点で高校生や大学の学部学生にもわかりやすく解説す

ることを目的としています。

Nature Video チャンネルで紹介しているビデオは、

Nature ダイジェストの記事としても掲載されています。

まずはビデオで研究の背景情報を知り、その上でNature

ダイジェストの記事を通して最新の動向をつかむことで、

紹介されている研究に対する理解を更に深めていただく

ことができます。高校生、大学生、大学院生の方々はも

ちろん、高校、大学教員の皆様にとっても参考になる

Nature VideoとNature ダイジェストを、皆さまのご所

属研究機関でも活用されてみてはいかがでしょうか?

法政大学 経済学部 物理学・科学ジャーナリズム教室

教授 藤田 貢崇氏

新聞などの科学記事よりも踏み込んだ内容の Natureダイジェストは科学と社会との結びつきを意識させ、優れた映像

作品の Nature Video は多くの人々の興味を引きます。科学は社会にさまざまな影響を及ぼしていますが、科学を専

門としない学生たちが科学を議論することで、自分たちがどのように科学と関わっているかを理解し、科学がどのよ

うな方向に向かうべきかを自分なりに根拠をもって判断できるようになることを願っています。

こちらの記事が授業で紹介されました。

「現生人類が「ホビット」を絶滅させた?」(Nature ダイジェスト vol.13 No.6)

最新の発掘調査により、「ホビット」の愛称を持つフローレス原人が生きていた時代が、これ

まで考えられていたより数万年も前だったことが示された。

doi: 10.1038/ndigest.2016.160602

原文: Did humans drive ‘hobbit’ species to extinction? Nature (2016-03-30) | doi: 10.1038/nature.2016.19651

   

Nature 原文、Nature ダイジェスト記事共に、全文の閲覧には購読が必要です。

化石人類「ホビット」の歴史を紐解く

youtu.be/ewI3i5v0LzE

身長 1 メートルほどの身長で、インドネシアのフローレス島に

住んでいた化石人類の「ホビット」。この人類よりもさらに古い

人類の化石が同じフローレス島で発見された。ホビットがこん

なにも小柄だった理由や、本当に石器を作っていたのかなど、

いくつかの疑問が明らかになりつつある。

Nature Video、 Nature ダイジェスト 教材活用事例

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www.natureasia.com/ja-jp/libraries/ 5

Nature Video:「化石人類「ホビット」の歴史を紐解く」

学生との議論『人類とはなんだろう?』

人類の基本的条件は「直立二足歩行するもの」とされているが、人類の定義は現在も議論が続いている課題だ。

主要な学説によると、約 500 万年前にチンパンジーなどへ進化する動物と、ヒトに進化する動物とに分かれ、約 200

万年前にはアウストラロピテクス属から別属としてヒト属が分化した。この分化から現生人類までを「人類」と呼ぶ

のが一般的だ。ちなみにチンパンジーと現生人類では、DNA の約 98.4%が同一とのことである(ヒトの個人差を示

す DNA の違いは 0.1%)。

人類と他の生物の共通点・相違点を考えることは、さまざまな生物に目を向けるきっかけにもなる。たとえば、「道具を

使う」生物は人類だけでなく、ゴリラもアリ塚に棒を挿し、棒に上ってくるアリを集めて食べる。また「コミュニケー

ションができる」という点でも、最近の研究ではシジュウカラが発声の順番に意味を持たせ、複雑なコミュニケーショ

ンを行っていることが明らかになっている。

化石人類と現生人類における共通点や相違点の具体例によって進化を知ることは、私たち自身のことでもあるため、生

物が非常に長い時間をかけて固有の特徴的で多様な能力を獲得していくことを興味深く理解できる一例と考えた。

法政大学 経済学部 物理学・科学ジャーナリズム教室 学生からのコメント

進化について考えながら、人間の「成長」について考えた。私たちはいろいろな疑問を追求する過程で答えを考え、

大量の知識を蓄積し、後世に伝えていく。これは人類の世代を超えた成長でもあり、これこそが人類の特殊性だと

実感した。 (相場 竣介氏)

人類の特異性について感情面から考えてみた。ほかの動物との違いとして、「豊かな感情」を取り上げている書物があ

る。とくに罪悪感は人間特有と思ったが、広く動物に罪悪感が存在するかどうかの研究があるのかを探り、科学的に

理解してみたい。 (小林 稜氏)

2016 年 9 月号 「人口多能性幹細胞の 10 年」

胚性幹細胞につきまとう生命倫理上の問題なしにどんな細胞でも生み出せる人工多能性幹

(iPS)細胞の登場から 10 年、医療への応用はコストと安全性の壁に阻まれているが、医学

生物学研究ではすでに世界を大きく変えつつある。

・ 特別公開記事:琥珀に恐竜時代の鳥類の翼

白亜紀の幼鳥の翼が、琥珀の小片の中からありのままの姿で発見された。その特徴の数々は、

この原始的な鳥類が、現生鳥類とさほど変わらぬ翼を持っていたことを物語っている。

Nature ダイジェスト法人購読はプリント版、オンライン(PDF)版でのお申し込みが可能です。法人購読についての

お問い合わせは、最寄りの購読代理店、もしくは弊社セールス担当までご連絡ください。

今月の Nature ダイジェスト

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www.natureasia.com/ja-jp/libraries/ 6

2017 年創刊誌の中から、物理学、自然科学、化学系図書館の皆さまにご注目いただき

たいジャーナルをご紹介いたします。

Nature Astronomy は、天文学、宇宙物理学、惑星科学の最先端の重要な研究論文、レビュー

論文、解説を掲載することにより主要な天文学関係領域を代表し、各領域間の緊密な相互作

用を促す、真に学際的なジャーナルです。

天文学はおそらく最古の自然科学であり、Nature はこれまで、最初のクエーサー、最初の太

陽系外惑星、渦巻銀河の性質など、天文学分野の数多くの研究成果を報じてきました。Nature

Astronomy の創刊は、現代天文学をいちだんと幅広くカバーすることを可能にします。本誌

は、天文学、宇宙物理学、惑星科学の全域にわたる研究を対象とし、各領域の研究者間のよ

り緊密な相互作用を促すことを目的としています。

対象領域

掲載コンテンツの種類

Nature Astronomy では、原著研究論文に加えて、天文学コミュニティーのさまざまな研究者が関心を寄せる多様な

話題を取り上げる、以下のようなコンテンツも掲載します。

Review Articles 1 つの研究領域の最近の動向を偏りなくまとめた、信頼できる論文です。

Perspectives 著者が個人的な観点からモデルや構想を検討するためのフォーラムとなることを目指しています。

News & Views Nature Astronomy または他誌に掲載された論文や学会で報告された天文学の最新の成果を読者

に伝えます。

Correspondence Nature Astronomy の読者が過去号に掲載された論文に対してコメントを寄せたり、天文学の研

究に関係のある論点について議論したりするためのコミュニケーションフォーラムです。

Comment 天文学と関係のある政策、科学、社会や、純粋に科学的な論点に注目した論文です。

Books & Arts 天文学研究コミュニティーにおいて関心の高い書籍やその他の文化的、教育学的資料の批評をタ

イムリーに掲載します。

Nature Astronomy メールマガジン(登録無料)

本誌に関連する最新情報、毎号の概要を日本語でご紹介するメールマガジンを、創刊後より配信いたします。ぜひご

登録ください。

www.natureasia.com/secure/ja-jp/register

• 銀河、銀河団、宇宙論

• 太陽系外惑星

• 恒星

• 星間物質

• 地球型惑星

www.nature.com/natastron

• 木星型惑星

• 惑星のリングと衛星

• 小惑星、彗星、カイパーベルト天体

• 惑星系力学モデル

• 隕石学

• 宇宙化学および宇宙生物学

• 高エネルギー宇宙物理学

• 計算宇宙物理学

• 太陽物理学

• 器械工学および光学

2017 年創刊誌のご紹介

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Librarian Newsletter | August 2016

www.natureasia.com/ja-jp/libraries/ 7

Nature Reviews Chemstryは、純正化学と応用化学のさまざまな領域をカバーする Review、

Perspective、Research Highlight、Commentaryを掲載するオンラインジャーナルです。

本誌は、有機化学、無機化学、物理化学、分析化学といった化学分野の古くからの主要テー

マをカバーする一方で、化学が重要な要素となる学際領域に携わる非専門家に知見を与える

ことを目指します。こうしたテーマとして、化学生物学、化学物理学、材料科学、ナノテク

ノロジーなどを扱いますが、これらに限定されません。また、Nature Reviews Chemistry は

読者の関心を、化学教育や学術環境外での研究など、学術研究以外のテーマに導くことも意

図しています。掲載コンテンツは、各テーマで第一人者として国際的に活躍されている研究

者に、本誌の編集チームが執筆を依頼しています。

対象領域

掲載コンテンツの種類

Review 厳選したテーマに関してバランスのとれた客観的な分析を行うことを目的としています。テーマに関

係する科学論文や議論について、あらゆる化学関連分野の学卒者が理解できるよう解説するとともに、

研究責任者や産業界の研究者に最新の進歩を伝えます。また、Review には、今後の方向性や化学研

究者が抱える主な課題に関して、著者の見解も掲載します。

Perspective その名の通り、少し違った視点からテーマに注目します。個人的な見解や歴史的背景、学術界や産業

界の化学研究に関する社会的、倫理的、環境的要素について取り上げます。

Comment 化学分野で話題になっている、化学者全般にとって興味深いテーマをカバーすることが目的です。化

学研究の結果や実務に限定せず、化学教育に関する議論、学術環境外での研究の実用性を含め、幅広

いテーマを対象とします。

2017 年創刊の Nature 関連誌は、すべてオンライン版のみでのご提供となります。法人向けサイ

トライセンス購読見積は、最寄りの購読代理店、もしくは弊社(お問い合わせフォーム nature.asia/

jp-contact)までお問い合わせ下さい。

• 分析化学

• 生化学

• 触媒反応

• 化学生物学

• 化学教育

• 電気化学

CHEMISTRY

www.nature.com/natrevchem

• 環境科学

• グリーンケミストリー

• 工業化学

• 無機化学

• 実験室安全

• 材料科学

• 医薬品化学

• ナノテクノロジー

• 有機化学

• 有機金属化学

• 物理化学

• 高分子化学

• 光化学

• 超分子化学

• 表面化学

• 理論化学

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Librarian Newsletter | August 2016

www.natureasia.com/ja-jp/libraries/ 8

ライブラリアン・ニュース ご登録のお願い

当ライブラリアン・ニュースレターは 2016 年 2 月号より、Springer Nature の出版物、およびサービスより、Nature 関

連情報を中心に、図書館向け情報を抜粋してお届けしています。弊社ライブラリアン・ニュースにご登録のみなさまには、

ライブラリアン・ニュースレター最新号配信のお知らせの他に、イベント開催のお知らせ、無料トライアルやディスカウン

トキャンペーンのお知らせ、弊社からの重要なお知らせ(プレスリリース等)を、随時メールにてお届けいたします。

ライブラリアン・ニュースご登録をご要望の方は、お名前、ご所属機関名、部署名をお書き添えの上、以下へメールにて

お申込み下さい。

ご登録のお申込み先

Email: [email protected] (担当:マーケティング 小林 真紀)

印 刷 版 の Nature で 綴 じ 込 み 付 録 と し て ご 提 供 し て い る Insight、Outlook 等 の 特 集 は、 オ ン ラ イ ン 版 で も

Supplements として、Nature.com で配信されており、一部のコンテンツは無料公開されています。年に 7 〜 8 回

掲載される Nature の綴じ込み特集は、各分野の第一人者によって編集され、現代科学の重要なテーマを幅広い視点か

ら解説します。多数頁及ぶ内容は充実しており、各分野の情報を的確に把握できると Nature 購読者からも付録を超え

たコンテンツとして大変好評を得ています。今回はその中から、医学・薬学図書館のご利用者にご注目いただきたい

Supplements(無料公開)をご紹介いたします。

疼痛 オンラインで 6 ヶ月間限定の無料提供

Vol. 535, No. 7611(2016 年 7 月 14 日号)

今号の Nature Outlook では、慢性疼痛や神経障害性疼痛を治療するための新たな方策につ

いて検討している。まず図を使ったページで、正常で健全な疼痛発生機構の概要を示し、こ

うした疼痛が慢性疼痛や神経障害性疼痛といった病的状態に変化する仕組みを説明する。ま

た、疼痛研究をさまざまな側面から取り上げ、さらに、疼痛治療が古代エジプトの時代から

現在までどのように進化してきたかを年表で示している。

www.nature.com/nature/outlook/pain

健康や疾患に関わる腸内微生物

Vol. 535, No. 7610(2016 年 7 月 7 日号)

腸内微生物相は健康や疾患と密接に関連している。今号のInsightでは、まず、微生物学の視

点からヒトの発生生物学を捉えて論じている。さらに、食餌と腸内微生物相が代謝に及ぼす

影響、腸内微生物相と自然免疫、腸内微生物相と適応免疫、腸管内における腸内微生物相と

病原性細菌との相互作用の様子、および、精密医療のための全微生物相関連研究(MWAS)

の有望性についても検討している。

www.nature.com/nature/supplements/insights/intestinal-microbiota-health-disease

Librarian Newsletter Nature 関連アップデート 8 月号(2016 年 8 月 31 日発行)

シュプリンガー・ネイチャー

インスティテューショナル・マーケティング (編集担当: 小林 真紀)

〒 162-0843 東京都新宿区市谷田町 2-37 千代田ビル

TEL: 03-4570-6710 / FAX: 03-3267-8746

Email: [email protected]

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