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<Insert Picture Here> Oracle Direct Seminar すぐに使える!Essbase キューブ開発テクニック集 日本オラクル株式会社 Fusion Middleware 事業統括本部 EPM/BI 第一SC20091118

Oracle Direct Seminar... Oracle Direct Seminar すぐに使える!Essbase キューブ開発テクニック集 日本オラクル株式会社 Fusion Middleware

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Oracle Direct Seminar

すぐに使える!Essbaseキューブ開発テクニック集日本オラクル株式会社 Fusion Middleware 事業統括本部 EPM/BI 第一SC部2009年11月18日

Copyright© 2009, Oracle. All rights reserved. 2

本日の内容

• Essbase多次元データベースの構造• キューブ設計・開発に使えるテクニック• その他知っておきたいテクニック

・SQL Serverからの移行アセスメント・MySQLからの移行相談

・PostgreSQLからの移行相談・Accessからの移行アセスメント

・Oracle Database バージョンアップ支援・Oracle Developer/2000 Webアップグレード相談

・パフォーマンス・クリニック・Oracle Database 構成相談

・Oracle Database 高可用性診断・システム連携アセスメント・システムセキュリティ診断

・簡易業務診断・メインフレーム資産活用

無償技術サービスOracle Direct Concierge

http://www.oracle.com/lang/jp/direct/services.html

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Essbase多次元データベースの構造

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Oracle Essbase とは多次元データベースの草分け的存在、市場シェアNo1

地区E

カテゴリBカテゴリA

カテゴリC

地区D

地区C

地区B

地区A

4月

5月

6月

7月

地区B

店舗A

店舗B

店舗C

地区地区AA

地区地区BB

地区地区CC

44月月 55月月 66月月

420420 510510 515515

500500 550550 620620

450450 550550 490490

時間時間軸軸

地域次元

地域次元

カテゴリカテゴリAA

44月月 55月月 66月月

720720 700700

850850400400 450450

470470

500500 490490 530530

製品軸製品軸

製品次元

製品次元 カテゴリカテゴリCC

カテゴリカテゴリBB

軸の切替え軸の切替え スライススライス

ドリルダウンドリルダウン

1.1.ExcelExcelマウス操作で簡単に多次元分析マウス操作で簡単に多次元分析

書込み可能なため、従来の書込み可能なため、従来のBIBIではカバー出来ない計画及びではカバー出来ない計画及び

実行の領域まで実現実行の領域まで実現

よく適用される業務よく適用される業務

予算管理予算管理

その他計画業務その他計画業務

シナリオ分析シナリオ分析

ActionAction

PlanPlan

DoDo

CheckCheckEssbaseEssbaseははPDCAPDCAをを回せます回せます

従来型の従来型のBIBI領域領域

実績実績 予算予算 差異差異

売上高売上高 100100 8080 2020

売上原価売上原価 100100 8080 --2020

財務属性を認識財務属性を認識((収益・コスト識別収益・コスト識別))

66月月55月月44月月33月月22月月11月月

3366775515151010

期初値の抽出期初値の抽出四半期の集計四半期の集計 財

務特性に

財務特性に

応じた集計

応じた集計

配賦等配賦等数百の関数提供数百の関数提供

EssbaseEssbase== Extended Spreadsheet Server Database)

1. Excelで簡単に多次元分析が可能

2. 書込みに対応しているため、分析だけでなく計数管理全般に適用可能

3. 豊富な財務データ処理機能搭載

1.1. ExcelExcelで簡単に多次元分析が可能で簡単に多次元分析が可能

2.2. 書込みに対応しているため、分析だ書込みに対応しているため、分析だけでなく計数管理全般に適用可能けでなく計数管理全般に適用可能

3.3. 豊富な財務データ処理機能搭載豊富な財務データ処理機能搭載

主な特長主な特長

製品名の由来製品名の由来((スプレッドシートの多元化スプレッドシートの多元化))

3.3.豊富な財務データ処理機能を搭載豊富な財務データ処理機能を搭載2.2.計画管理業務全般に適用可能計画管理業務全般に適用可能

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次元の疎密設定

Block

BlockBlock

データ ファイル(.pag)

インデックス ファイル (.ind)各ブロックのポインタを持つ

Year次元

Account

次元

疎次元を構成

密(Dense)次元 –データ・ブロック内のセル(データ)を構成する次元疎(Sparse)次元 –データ・ブロックを構成する次元密(Dense)次元 –データ・ブロック内のセル(データ)を構成する次元疎(Sparse)次元 –データ・ブロックを構成する次元

Year 時間Account 会計

ScenarioProductMarket

メンバ数 保管メンバ数

 20        10 20        10 20        10

1データ・ブロックのセル数 = 密次元の保管メンバ数の組み合わせ=10×10×10=1000セル

1セル=8バイト1データ・ブロックのサイズ=1000セル×8バイト=8000バイト

=7.8KB

※Scenario次元は疎にするケースも多い

データ ・ブロック

各疎次元のメンバの組み合わせ毎に作成される

セル

Block

Scenario次元 密次元を構成

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疎密設定について

次元の疎密設定は、Essbaseデータベース(=キューブ)の計算・データ取得のパフォーマンスに大きく影響するため、大変重要です。

次元の疎密設定は、Essbaseデータベース(=キューブ)の計算・データ取得のパフォーマンスに大きく影響するため、大変重要です。

• 疎密設定の方法(EAS管理コンソール)• アウトラインの[プロパティ]タブ

• データ・ストレージ自動構成→false に変更(デフォルトは true)

• 次元ストレージタイプで各次元の「疎」・「密」を選択

• ブロックサイズの確認(EAS管理コンソール)• データベースを右クリック→[プロパティ]の[統計]タブ• [ブロック]セクションの[ブロックサイズ]• あくまで目安であるが、100KBを超えない程度に設定するのがよい

• 大きすぎてもデータブロックがメモリに載るスピードが遅くなり、小さすぎてもデータブロックを跨る計算が多く発生してしまうので問題

疎密の設定

自動構成をFalseにしてそれぞれの次元に対して、疎・密を設定

ブロックサイズの確認

自分で保管メンバ数を掛け合わせて算出するのではなく、データベースの統計タブで確認が可能

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キューブ設定・開発に使えるテクニック

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キューブをどの単位で作成するか

• キューブを分けることのメリット• 保持するメンバ数が限定でき、計算・データ取得パフォーマンスが向上• 他グループ・事業部ユーザの処理に影響を受けにくくなる• アプリケーションごとに設定できるメモリ容量に上限がある• ログはアプリケーションごとに出力されるため、ログ解析がしやすい

• キューブを分けることのデメリット• 標準機能のレポートの表(グリッド)は1データベースから出力される

• 1つの表に対して複数のキューブからデータを取得する必要がある場合、開発が必要

• データの集約するためのキューブを作成する必要がある• 運用対象のキューブが増えるため、管理工数が増大する傾向にある

1つのキューブに全ての項目を定義できるのが理想ですが、キューブのサイズが大きくなりすぎるとパフォーマンスの劣化が生じてしまうため、キューブ分割を検討します。

1つのキューブに全ての項目を定義できるのが理想ですが、キューブのサイズが大きくなりすぎるとパフォーマンスの劣化が生じてしまうため、キューブ分割を検討します。

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キューブを分けるときのポイント

• 次元メンバ数 = データ量• 特に計算パフォーマンスに影響• 計算内容・分析項目を分けられるかどうか

• レポートレイアウト• 1レポートとして見たいかどうか

• 管理・運用面• 管理するキューブが増える = 運用負荷増• キューブが増えるとインタフェース本数が増える傾向にある

• キューブ分割例• 組織の違いによる分析項目・処理の違いを意識

• 事業部別キューブ, 全社集計キューブ• データ粒度の違いを意識

• 実績キューブ, 予実管理キューブ• 業務(管理科目)の違いによる分析項目・処理の違いを意識

• 販売分析キューブ, 損益管理キューブ, PSI キューブ

キューブを分けるのかどうかは、お客様の要件に応じた判断が必要になります。その際のポイントを挙げておきます。

キューブを分けるのかどうかは、お客様の要件に応じた判断が必要になります。その際のポイントを挙げておきます。

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• キューブ間連携方法• パーティションニング(複製・透過・リンク)• @XREF関数によるデータ参照• データのエクスポート + インポート

• バッチジョブ化が可能

• 他システム連携• ODI(ETLツール), Essbaseルールファイルによるデータ連携• RDBMS への明細ドリルスルー

• ERP にある仕訳、明細データにリンクさせたいときに効果的• Essbase Studio, Essbase Integration Servicesにより設定

• XOLAP• Ver11 の新機能、Essbase Studio により設定• Essbaseキューブにはデータを持たず、ソースシステムにのみデータを保持する

キューブ間のデータ連携方法

キューブ分割したら、多くの場合はキューブ間の連携が必要になることが多いです。ここではキューブ間の連携方法について挙げておきます。

キューブ分割したら、多くの場合はキューブ間の連携が必要になることが多いです。ここではキューブ間の連携方法について挙げておきます。

全社Cube

A事業Cube

・・・

B事業Cube

Z事業Cube

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よく定義される次元例(データの切り口)

• 勘定科目,会計次元(売上高, 売上原価, 利益, 利益率・・・)• 売上,原価などの金額だけでなく、数量,人数などの項目も定義可能• 「会計」タグを付けることで、タイム・バランスなどの会計情報の設定が可能に• KPI はここで定義されることが多い

• 組織次元(全社計, 経理部, 東京支店・・・)• 会社組織, 事業部などを定義

• シナリオ次元(実績, 予算, 予測・・・)• 業務シナリオを定義• 予実管理をする場合は必ず定義

• バージョン次元(確定, 作業用, シミュレーション)• シナリオ次元と組み合わせて使うことが多い• 予算編成等、ステップごとに数値を保存しておき比較したいケースに使われる

Essbaseでは自由に次元が定義できます。但し、お客様の分析したいデータの切り口・軸は、Essbaseで管理される業務ごとに大体決まってきます。また、出力レポートの中から切り口(軸)の洗い出しをすると、定義する次元を決めていくことができます。

Essbaseでは自由に次元が定義できます。但し、お客様の分析したいデータの切り口・軸は、Essbaseで管理される業務ごとに大体決まってきます。また、出力レポートの中から切り口(軸)の洗い出しをすると、定義する次元を決めていくことができます。

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よく定義される次元例(データの切り口)

• 会計年度次元(2009年度, 2010年度・・・)• 期間次元(1月, 2月, 3月, 第1四半期, 上期)

• 会計年度次元と合わせて時間次元として定義し、年の下に半期→四半期→月メンバを配置することもある

時間次元

2009年度

2009年上期

2009年第1四半期

2009年1月

2009年2月

2009年3月

2009年第2四半期

2010年度

2010年上期

2010年第1四半期

会計年度と期間を1つの次元で定義するパターン

2011年度

・・・

・・・

会計年度次元

2009年度

上期

第1四半期

1月

2月

3月

第2四半期

2010年度

下期

第3四半期

会計年度次元と期間次元を別々に定義するパターン

2011年度

・・・

年計

第4四半期

期間次元

2012年度

・・・

時間軸を表す次元の定義方法には、「会計年度」と「期間」を分けるパターンと、一緒に定義をするパターンがあります。どちらが正しいということはなく、お客様の要件・管理のしやすさなどの観点から決定されます。

時間軸を表す次元の定義方法には、「会計年度」と「期間」を分けるパターンと、一緒に定義をするパターンがあります。どちらが正しいということはなく、お客様の要件・管理のしやすさなどの観点から決定されます。

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よく定義される次元例(データの切り口)

• 商品次元• 顧客(得意先)次元

• 商品, 顧客次元は販売・売上管理で定義されることが多い

• 単位次元(1, 千, 百万・・・)• メンバ計算式+動的計算を組み合わせて作成

• 通貨次元(JPY, USD, EUR・・・)• 通貨換算が必要な場合に定義

• プロジェクト・・・etc

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アウトラインの並び順を意識する

• アウトラインの推奨される並び順序• 保管メンバの多い密次元• 保管メンバの少ない密次元• 保管メンバの少ない疎次元• 保管メンバの多い疎次元

• 疎次元の計算を実行してしまうと、データブロックが先に数多く作成されてしまい、計算対象のデータブロックがメモリに存在しない確率が高くなり、ディスクIOが発生しやすくなります。

• 先にデータブロック内の計算である密次元の計算を実行し、ブロックの数が少ない疎次元から計算を実行した方がより高い計算パフォーマンスが得られます。

• 但し、計算スクリプトの記述の仕方で計算の順序付けはできるので、レポーティングを重視した並びにすることもあります。

特に計算スクリプトで計算順序を指定しなければ、アウトラインでの次元の並び順に計算が実行されます。そのため、アウトラインの並び順は重要です。

特に計算スクリプトで計算順序を指定しなければ、アウトラインでの次元の並び順に計算が実行されます。そのため、アウトラインの並び順は重要です。

保管メンバの多い密次元↓

保管メンバの少ない密次元

保管メンバの少ない疎次元↓

保管メンバの多い疎次元

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次元階層の設計テクニック

• 集計→明細階層(計算結果メンバ→計算元メンバ)• メンバの集計記号(+,-,*,/など)を活用し、集計メンバが親、集計メンバの計算の元となる明細メンバを子として定義

• グルーピング階層• メンバのグルーピングに活用(レポーティング・計算・メンバ項目の整理など)

• その他、計算のためのメンバのグルーピング(フラグ付け)には UDA(ユーザ定義属性)も便利• メンバをまとめるというだけの用途なので、親メンバには通常「ラベルのみ」を使用• @DESCENDANTS(子孫), @CHILDREN(子)などの関数を使い、グルーピング階層での計算範囲指定も可能

集計メンバ(親)→明細メンバ(子)で階層を作ると、階層の並びでの積上計算を活用できますし、レポーティングでのドリルダウンによる明細遡及・ドリルアップによる集計がきれいに定義できます。

集計メンバ(親)→明細メンバ(子)で階層を作ると、階層の並びでの積上計算を活用できますし、レポーティングでのドリルダウンによる明細遡及・ドリルアップによる集計がきれいに定義できます。

集計→明細階層例:

売上総利益(親)

= + 売上高(子)-売上原価(子)

グルーピング階層例:

Ratios メンバ(親)で比率関連メンバをまとめる

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メンバ定義のテクニック(データストレージ)

• データの保管• デフォルトでの設定• レベル0 メンバ、疎次元メンバは保管メンバが多い

• 動的計算• メンバ計算式が定義されているメンバ、密次元での集計(親)メンバで使うと効果的(積上計算をスクリプトで実行する必要がなくなるだけでなく、ブロックサイズの削減にも繋がります)

• 子の多い疎次元メンバに使うとデータ取得のパフォーマンスが劣化する• 共有しない

• Hyperion Planning でのデフォルト設定• 親と子メンバが1対1のときに暗黙の共有関係として同じデータが保持されるが、親と子でデータを共有させたくない場合に使用• 暗黙の共有とは、Essbaseにより勝手に共有関係が設定される状態のこと

暗黙の共有例:

親メンバである「コーヒー飲料」と子メンバである「BASSコーヒー」は1:1であるため、子である「BASSメンバ」の値が親である「コーヒー飲料」に自動的に格納されている

メンバのタイプに応じたデータストレージの設定が必要です。データストレージの設定によりデータベースのブロックサイズ、データベース関連ファイルのサイズも大きく変わってきますので、注意が必要です。

メンバのタイプに応じたデータストレージの設定が必要です。データストレージの設定によりデータベースのブロックサイズ、データベース関連ファイルのサイズも大きく変わってきますので、注意が必要です。

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• ラベルのみ• メンバのグルーピングに使用

• 共有メンバ• 共有メンバを活用することで、データを2重持ちすることなく、別の分析用の階層を作成することが可能

地域別顧客分析階層

(「データの保管」メンバで作成)

販売チャネル別顧客分析階層

(「共有メンバ」(レベル0のみ)で作成)

メンバ定義のテクニック(データストレージ)

共有メンバの活用例

分析用階層の作成

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メンバ定義のテクニック(会計次元編)

• タイムバランス(TB)の活用• B/S科目, 人員数などバランスでデータを持ちたいときに活用• #Missing値, 0 のスキップを活用すると時間タグの付いた次元の集計メンバにバランス値が格納される

• タイムバランスの設定方法(EAS管理コンソール)• [会計タグ]の設定されている次元(通常、勘定科目次元)のメンバに設定が可能• メンバの設定の[会計情報]のところでタイムバランス・スキップオプションの設定可能

データを積上後、集計メンバである「第1四半期」の結果が・・・•「期首在庫」メンバは「TB期首」に設定されているため、1月の値である 100 になる•「追加在庫」メンバは何も設定されていないので、そのまま1~3月が足され 330 になる•「期末在庫」メンバは「TB期末」に設定されているため、3月の値である 120 になる•「期末在庫その2」メンバは「TB期首」・「Missingのスキップ」に設定されているため、Missingである3月の値がスキップされ、2月の値の 110 になる

バランスデータに対しては、タイムバランス設定の活用を検討します。バランスデータに対しては、タイムバランス設定の活用を検討します。

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累計データの算出に動的時系列を活用する

• 累計データの自動算出• 動的時系列機能を使うと、設定1つでEssbaseの側で自動的に累計計算をしてくれます(メンバ計算式・スクリプトを記述する必要はない)。

• 動的時系列の設定方法(EAS管理コンソール)• 「時間」タグを付けた次元メンバを右クリック→[動的時系列]を選択、[動的時系列メンバーの定義] 画面により設定

• 動的時系列の使い方• Excelアドイン, FR, WA など Essbaseのレポーティングツールにより累計データが取得できます。

レポート要件に多い累計の算出ですが、Essbaseでは設定ひとつで対応が可能です。レポート要件に多い累計の算出ですが、Essbaseでは設定ひとつで対応が可能です。

動的時系列の設定

使いたい系列メンバにチェックをし、どの世代単位で累計を出すかを選択

また、別名を入れることも可能 累計データの取得

特に計算を記述することなく、左記メンバの定義で選択した系列メンバ、または、別名と累計を出したい月を半角括弧でくくると、累計が自動算出されます

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その他知っておきたいテクニック

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代替変数の活用

• 代替変数の活用• 代替変数を定義しておくと、計算スクリプト、レポート定義自体に手を加えることなく、会計年度の切り替え、当月の切り替え、シナリオ、バージョンの切り替えを EAS 管理コンソールまたはバッチで行うことができます。

• 代替変数の作成・値の変更(EAS管理コンソール)• [Essbase Server]を右クリック→[作成]または[編集]→[変数]を選択すると、設定ダイアログが出てきます。

• 代替変数の使い方• 使うときは、前に”&” を付けます。

• 設定例: &CurYear(当年), &NxtYear(翌年), &CurForecast(現行使用予測)

会計年度の切り替え、当月の切り替え、予測シナリオの切り替えなど、代替変数を使うと計算スクリプト、入力フォーム、レポートのメンテナンスが要らなくなることが多いため、大いに活用されることをおすすめします。

会計年度の切り替え、当月の切り替え、予測シナリオの切り替えなど、代替変数を使うと計算スクリプト、入力フォーム、レポートのメンテナンスが要らなくなることが多いため、大いに活用されることをおすすめします。

計算スクリプトでの活用例

&CurYear=FY09&CurForecast=Forecast_Jul

代替変数の設定

変数の適用範囲として、アプリケーション、データベースを指定することが可能

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メンバ計算式 or 計算スクリプト ?

• メンバ計算式+動的計算を選ぶケース• 単純な計算

• KPI などの比率計算• シナリオでの差異計算• リアルタイムに結果を出したい計算• 密次元の計算(動的計算に設定することで、保管メンバが減り、ブロックサイズの削減に繋がる)

• 計算スクリプトを選ぶケース• 1つの科目でデータが入力されるケースと計算で数値を求めるケースが存在する場合

• 例: 売上高(予算の場合は数量x単価で計算で求めるが、実績は金額が入力される)• 積上計算• データコピー、データ消去• 比較的複雑な計算

• 配賦処理• 多くの分岐パターンが存在する場合• 計算の順序を細やかに設定したい場合

メンバ計算式と計算スクリプトのどちらで計算処理の開発をした方がいいかの質問をよく受けます。ケースバイケースでの判断となりますが、判断のための材料を挙げておきます。

メンバ計算式と計算スクリプトのどちらで計算処理の開発をした方がいいかの質問をよく受けます。ケースバイケースでの判断となりますが、判断のための材料を挙げておきます。

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データベースのデフラグ

• データベースのフラグメンテーションのチェック(EAS管理コンソール)• データベースを右クリック→[プロパティ]→[統計]タブ→[ブロック]の[平均クラスタ率]• 平均クラスタ率1.00は、フラグメンテーションを起こしていない状態• データの取込・計算処理が実行されるにつれて、1以下の 0.x になってくる。

• 0.4~0.5以下になったら、デフラグ処理を行うことを推奨• デフラグ方法

• MaxL コマンド: alter database [AP名].[DB名] force restructure;• データベースの密の再構築(密次元メンバの追加・削除・移動 etc により起こる)

Essbaseもデータベースであり、データの取込・計算処理が実行されると共にフラグメンテーションを起こしていきます。計算処理・レポーティングのパフォーマンス劣化にも繋がるので、適度にデフラグ処理をかけましょう。

Essbaseもデータベースであり、データの取込・計算処理が実行されると共にフラグメンテーションを起こしていきます。計算処理・レポーティングのパフォーマンス劣化にも繋がるので、適度にデフラグ処理をかけましょう。

フラグメンテーションのチェック

「平均クラスタ率」が1がフラグメンテーションを全く起こしていない状態

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Excel アドインでの便利なオプションExcel アドインのオプション設定を活用すると、レポートの見栄えもよくなり、データの検索の効率も上がります。ここではよく使う設定をご紹介しておきます。

Excel アドインのオプション設定を活用すると、レポートの見栄えもよくなり、データの検索の効率も上がります。ここではよく使う設定をご紹介しておきます。

• Essbase Excel アドインのオプション設定• [Essbase] / [オプション] を選択

ユーザ環境に固有のオプション

スタイルおよび色の書式設定オプション

詳細オプション

ズームイン オプション

ワークシートに固有のオプション

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①データ取得時の行のインデントの設定

②データが入っていない(#Missing 行)を表示させないことが可能

③データ取得時に、列のサイズを自動調整する

④データがないとき(#Missing)、データにアクセスする権限がないとき(#No Access)の表示を変更

⑤メンバ(コード)で表示するか別名(名称)で表示するかの設定

• 表示タブでのオプション

Excel アドインでの便利なオプション (表示)

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• インデント(①)

合計 サブ項目 なし

• 置換(⑤)

“#Missing”を “N/A” に置換

※ “0” にしておくと、Excel 計算でも使えて便利

Excel アドインでの便利なオプション (表示)

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• 抑制(②)

メンバ名 別名

行次元にメンバ名と別名の両方を使用

• 別名(④)

Excel アドインでの便利なオプション (表示)

データが全てMissing値の行は省略※データが入っている次元の交差を探すのに便利

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Excel アドインでの便利なオプション (ズーム)• ズームイン

• ドリルダウンでのレベル・ドリル内容を設定

次のレベル 最下位レベル全レベル

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Excelの計算式がデータの取得シートに含まれているときにはこちらのチェックを ON にする。

※OFF にしておくと、Excel の計算式がデータ取得時に消されてしまいます。※「式の保存」オプションを ON にすると、ピボット機能が使えなくなります。

Excel アドインでの便利なオプション (モード)

• 式の保存• Excel での計算式を消さないでおきたいときにチェック

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第 1 ボタン• 取得• ドリル ダウン

第 2 ボタン• ドリル アップ• ピボット

Microsoft Excel の右クリックメニューを使いたい場合、ダブルクリックでEssbaseへのデータ接続画面が出ないようにする場合は、こちらのチェックを OFF にする。

Excel アドインでの便利なオプション (グローバル)

• マウス操作• MS Excel の右クリックメニューを使えるようにするには??

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【タイトル】年末カレンダー応募【必要情報】1、ご登録の氏名2、ご登録の貴社名、所属部署名3、受講された2009年11月・12月開催のセミナタイトル4、現在ご検討中のシステムについてなど、Oracle Directに相談されたい  ことなどございましたら記載ください。

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運用

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