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UPS（NF9100-SU01）内蔵Network Managementカード（AP9617）

Firmware v2.5.1 アップデート手順書

はじめに 本手順書は、NF9100-SU01 UPS内蔵のNetwork Management（以降、「NM」といいます。）カードのFirmware （以降、「FW」といいます。）アップデート対象バージョンの確認方法およびＦＷアップデート方法について説明し ます。 ［FWアップデートの注意事項］ ◇FWアップデートを行う前に、［FWアップデート対象NMカードの確認方法］を参照してNWカードのFWアッ プデート対象のバージョンであることを確認して下さい。 ◇［ＦＷアップデート作業の流れ］および各作業の詳細を参照して、手順通りに作業して下さい。 FWバージョンv2.5.1 からセキュリティ部分等、新規に追加されているメニューなどとの整合性をとるために、ア

ップデート前のNMカードの設定をデフォルトに戻す（IP アドレス以外）必要があります。NMカードの設定を デフォルトに戻す（IP アドレス以外）前に、必ず設定内容をメモしておいて下さい。 NMカードの設定をデフォルトに戻す（IP アドレス以外）とNMカードは、NASサーバのUPS制御ソフトウェ アからのアクセスに応答しなくなりますので、FWアップデートを行う前にUPS制御ソフトウェアのサービスを 停止しておいて下さい。 NMカードのFWアップデートを行うためのアップグレードツールは、NMカードおよびNASサーバの管理LAN と同一のネットワークに接続され、以下のOSがインストールされているWindows PCで実行して下さい。 ＜Windows PC＞ ・Windows 98/98SE(Second Edition)/ME(Millennium Edition) ・Windows 2000 Advanced Server/Server/Professional Edition ・Windows XP Professional/Home Edition（３２ビットＯＳ） ・Windows Server 2003 Enterprise/Standard Edition（３２ビットＯＳ）

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［FWアップデート対象NMカードの確認方法］ (1) 管理LANに接続されているWindows PCでWebプラウザを起動してNMカードに接続します。 http://（NMカードの IPアドレス）/ (2) ユーザ名、パスワード（デフォルト：apc）を入力して［OK］ボタンをクリックします。 変更している場合には、設定したユーザ名、パスワードを入力します。 (3) 「Help」－「About System」でFWアップデート対象のバージョンを確認して下さい。 ・sumx version：v1.2.0、 aos version：v1.2.0 →FWアップデート対象のバージョンですので、作業手順に従ってFWをアップデートして下さい。 ・sumx version：v2.5.1、 aos version：v2.5.0 →最新バージョンですのでFWのアップデートは不要です。

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［ＦＷアップデート作業の流れ］ NMカードのFWをアップデートするためには、以下の作業手順で行って下さい。この手順を誤ると正常にFWが

アップデートできなくなることがあります。

NASサーバのUPS制御ソフトウェアが制御する全てのNMカードを一組として、ＦＷアップデート作業を以下の 流れで行って下さい。複数組ある場合には、複数回一連の作業を行って下さい。

開始

終了

１．UPS制御ソフトウェアのサービス停止

ＮＡＳサーバの状態 停止

運用中

２．NMカードの設定項目確認

３．NMカードの設定リセット

４．NMカードのFWアップデート

５．NMカードの設定項目の再設定

UPS 制御ソフトウェアが制御する全

ての NM カードの FW アップデート

が完了したか

６．UPS制御ソフトウェアのサービス起動

ＮＡＳサーバの状態 停止

運用中

Ｎｏ

Ｙｅｓ

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１．UPS制御ソフトウェアのサービス停止 「３．NMカードの設定リセット」を行うと、UPS制御ソフトウェアからNMカードをアクセスできなくなりま すので、その前に運用管理用PCからWebプラウザを起動し、NASサーバの iStorage Manager IPにログインし てUPS制御ソフトウェアのサービスを停止して下さい。 ・通信路をSSL暗号化する場合は、以下のURLを指定して下さい。 https://（FIPのホスト名または IPアドレス）:8282/nsadmin/ ・通信路をSSL暗号化しない場合は、以下のURLを指定して下さい。 http://（FIPのホスト名または IPアドレス）:8585/nsadmin/ 接続ユーザ名：nsadmin パスワード ：初期値無しまたは設定したパスワード

既にNASサーバが停止している場合、「２．NMカードの設定項目確認」作業に進んで下さい。 ［SystemGlobe NAS基本制御 Ver2.1以前］ 「ストレージタイプ」の「ノード管理」－「（ノード）」－「システム」－「サービス」でesmarcsvサービスを ［停止］ボタンをクリックして停止して下さい。クラスタの場合、両ノードで実施して下さい。

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［SystemGlobe NAS基本制御 Ver2.2］ 「基本」メニューの「システム」－「サービス」でesmarcsvサービスを［停止］ボタンをクリックして停止し て下さい。クラスタの場合、「対象ノード」の［切替］ボタンをクリックしてノード１のesmarcsvサービスも停 止して下さい。

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２．NMカードの設定項目確認 「３．NMカードの設定リセット」を行うと IP アドレス以外の設定項目がクリアされますので、その前に管理

LANに接続されているWindows PCでWebプラウザからNMカードにログインして、現在設定されている設定

項目をメモして下さい。

以下の項目で設定を行っている場合は、「３．NMカードの設定リセット」でデフォルトにリセットされますので、 別添付資料の「UPS（NF9100-SU01）内蔵ＮＭカード（AP9617）の設定項目一覧」を参照して設定内容を確認して下

さい。

下線の項目は、「iStorageソフトウェア NVシリーズ UPS制御ソフトウェア説明書（ID003-2）」に記載され ている設定項目です。

１、「Smart-UPS 3000 RM」の「Configuration」ページ ・「Sleep Time」の値を設定している場合

２、「Smart-UPS 3000 RM」の「Power Chute」ページ ・Power Chute Network Shutdownを使用している場合、このページに登録されている IPアドレス ３、「Smart-UPS 3000 RM」の「Scheduling」ページ ・スケジュール設定をしている場合 ４、「Smart-UPS 3000 RM」の「Configuration」ページ ・Sync Controlの設定をしている場合 ５、「Events」の「Action」ページ ・Severityチェックボックスの設定を変更している場合 ６、「Events」の「Recipients」ページ ・Event Recipientsの設定をしている場合 ７、「Data」の「Configuration」ページ ・ログ取得のインターバル ８、「Network」の「TCP/IP」ページ ・ホスト名、ドメイン名の設定を変更している場合 ９、「Network」の「DNS」ページ ・DNSの設定をしている場合 １０、「Network」の「FTP Server」ページ ・FTPのアクセスやポート番号等を変更して使用している場合 １１、「Network」の「Telnet/SSH」ページ ・Telnetのアクセスやポート番号、SSHの設定を変更して使用している場合 １２、「Network」の「SNMP」ページ ・SNMPを使用している場合 １３、「Network」の「Email」ページ ・E-mailの設定をしている場合 １４、「Network」の「Syslog」ページ ・Syslogを設定している場合 １５、「System」の「User Manager」ページ ・ユーザ名、パスワード等を変更している場合 １６、「System」の「Identification」ページ ・Identificationの設定を行っている場合 １７、「System」の「Preferences」ページ ・温度表示の設定を変更している場合 １８、「System」の「Links」ページ ・Link先を変更して使用している場合

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３．NMカードの設定リセット (1) 管理LANに接続されているWindows PCでWebｐプラウザを起動してNMカードにログインして下さい。 (2) 左側のメニューから「System」の「Tools」ページを選択します。 (3) 「Action」の欄のプルダウンメニューから「Reset to Defaults Except TCP/IP」を選択し、［Apply］ボタンを

クリックします。 (4) 左側のメニューで「Logout」を行って下さい。 (5) IPアドレス以外の設定がデフォルトに戻った後、自動リブートが行われますので、約２分ほど待機します。

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４．NMカードのＦＷアップデート まず、管理LANに接続されているWindows PCでpatch_v251.lzh圧縮ファイルを解凍し、解凍したアップグレ ードツールでFWをダウンロードします。 ［圧縮ファイルの解凍］ (1) 作業用ディレクトリにpatch_v251.lzhを解凍してapc_hw02_aos250_sy251-1.exeファイルを保存します。 (2) 保存したapc_hw02_aos250_sy251-1.exeファイルをダブルクリックするとアップグレードするFWのファイ ル名が表示されますので、確認後「Next」ボタンをクリックします。 (3) 解凍先のフォルダを指定して「Next」ボタンをクリックします。 解凍先のフォルダにFWおよびダウンロードツールが解凍されます。 (4) 解凍が完了したら「Finish」ボタンをクリックします。

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［FWダウンロード］ (1) 解凍先フォルダのgo.batファイルをダブルクリックしてアップグレードツールを起動して下さい。 但し、初回は圧縮ファイルの解凍が完了して「Finish」ボタンをクリックすると自動的に起動します。 (2) FWをアップグレードするNMカードの IP Addressを入力して<Enter>を押下します。 続いてユーザ名およびパスワードでデフォルトの「apc」を入力して<Enter>を押下します。

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(3) アップグレードを継続するために、Actionで「１」を入力し<Enter>を押下します。 (4) FWダウンロードが開始されます。

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(5) アップグレードが終了すると終了メッセージが表示されますので「All upgrade completed successfully」であ ることを確認して下さい。 確認後、<Enter>を押下するとアップグレードツールは終了します。

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５．NMカードの再設定 ［WebプラウザからNMカードを再設定する方法］ (1) WebプラウザからNMカードにデフォルトのユーザ名、パスワード（apc）でログインします。 (2) 「２．NMカードの設定項目確認」でメモしておいた設定内容を元に再設定します。 (3) 「Logout」をクリックすると、NMカードのリブートが行われますので４０秒ほど待機します。 ［再設定したNMカードの設定ファイルを他のNMカードにアップロードする方法］ FWアップデートが終了し、再設定したNMカードの設定ファイルをFTPで取得して他のNMカードにアップ ロードすることにより、IPアドレス以外の設定を同じにすることができます。 (1) DOS窓もしくはコマンドプロンプトを起動し、FWアップデートが終了し、再設定したNMカードにFTPで アクセスします。 (2) デフォルト（apc）、もしくは再設定したログイン名、パスワードを入力します。 (3) lsと入力して<Enter>を押下するとファイルが表示されます。表示されるファイルの中に config.iniというファ イルがあります。これがNMカードの環境設定ファイルとなります。 (4) biコマンドで転送モードをバイナリモードに指定して、config.iniファイルをgetコマンドで抽出します。

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(5) Webプラウザから同じ設定にしたいNMカードにデフォルトのユーザ名、パスワード（apc）でログインしま す。「System」－「Tools」ページのUser Configuration FileメニューのFilenameに「config.ini」ファイルを 指定して［Upload］ボタンをクリックします。 (6) 「Logout」をクリックすると、NMカードのリブートが行われますので４０秒ほど待機します。 同じNASサーバのUPS制御ソフトウェアが制御するNMカードが他にある場合には、２～５の作業を行って下さ い。同じNASサーバのUPS制御ソフトウェアが制御するNMカードのFWアップデートが全て終了した場合には、 「６、UPS制御ソフトウェアのサービス起動」へ進んで下さい。

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６．UPS制御ソフトウェアのサービス起動 「１．UPS制御ソフトウェアのサービス停止」で停止したesmarcsvサービスを［起動］ボタンをクリックしてサ ービスを起動して下さい。クラスタの場合、両ノードで実施して下さい。 ［SystemGlobe NAS基本制御 Ver2.1以前］ 「ストレージタイプ」の「ノード管理」－「（ノード）」－「システム」－「サービス」でesmarcsvサービスを ［起動］ボタンをクリックして起動して下さい。クラスタの場合、両ノードで実施して下さい。 ［SystemGlobe NAS基本制御 Ver2.2］ 「基本」メニューの「システム」－「サービス」でesmarcsvサービスを［起動］ボタンをクリックして起動し て下さい。クラスタの場合、「対象ノード」の［切替］ボタンをクリックしてノード１のesmarcsvサービスも起 動して下さい。