VoIP Gateway VG-ST1000 ユーザーズガイドbuffalo.jp/download/manual/net/d27236a2.pdf2 目次 1 製品構成 1.1 パッケージ内容 3 1.2 フロントパネル 3 1.3 リアパネル

1

VoIP Gateway

VG-ST1000 ユーザーズガイド

Rev1.02

2

目　次

1 製品構成1.1 パッケージ内容 31.2 フロントパネル 31.3 リアパネル 4

2. VG-ST1000のインストール2.1 オプションモジュールの装着 52.2 電話機器との接続 52.3 ネットワークに接続 52.4 電源を入れる 62.5 IPアドレスの設定 62.6 本製品の動作原理 72.7 ATPM 72.8 Destination（宛て先） 72.9 Hunt Group（ハントグループ） 82.10 Dial Plan(番号計画) 82.11 DTMF リレー 102.12 Voice Codecs(音声コーデック) 10

3. VG-ST1000の設定3.1 WEBブラウザによる設定 113.2 ＦＸＳモジュール（VG-OP-FXS1000）を使用した例 343.3 ＦＸＯモジュール（VG-OP-FXO1000）を使用した設定例 553.4 Ｅ＆Ｍ（VG-OP-EM1000）を使用した設定例 593.5 ＮＡＴ内にあるＶｏＩＰを使用する例 633.6 NetMeetingと接続する例 66

4 コマンドラインインターフェース4.1 シリアルポートから接続 704.2 Telnetから接続する 714.3 コマンドヘルプ 724.4 portの番号の指定方法 734.5 使用可能なコマンド 734.6 Utility コマンド 744.7 Network コマンド 754.8 Configurationマネージメントコマンド 784.9 Dial Plan マネージメントコマンド 874.10 Tel コマンド 96

5 ファームウェアのアップグレード5.1 ダウンロードモードに入る 985.2 ダウンロードモードのコマンド 995.3 ダウンロードの実行例 995.4 ダウンロードモードコマンド詳細説明 101

6 Appendix6.1 VG-ST1000製品仕様 1036.2 VG-OP-FXO1000製品仕様 1046.3 VG-OP-FXS1000製品仕様 1056.4 VG-OP-EM1000製品仕様 1066.5 コンソールポート 1076.6 LAN ポート 1076.7 FXO ポートのピン配列 1086.8 FXS ポートのピン配列 1086.9 E&Mポートのピン配列 1096.10 略語 110

7 工場出荷時設定値 111

3

1 製品構成

1.1 パッケージ内容

本体

電源ケーブル

9 ピン RS-232 ストレートケーブル

19 インチラック取り付け金具 2 個、および、ねじ 4 個

ゴム足

マニュアル（CD-ROM）

保証書

1.2 フロントパネル

図 1-1 フロントパネル

LEDLED 色状態説明

PWR 緑点灯・VoIP ゲートウェイの電源が入っています。

SYSTEM 緑点滅・システムが動作しています。

LAN ACT 100M

LNK COL

緑

緑

緑

緑

点灯

点灯

消灯

点灯

点灯

・ネットワークにデータが流れています。

・100Mbps でネットワークに接続しています。

・10Mbps でネットワークに接続しています。

・ハブに LINK しています。

・コリジョンが起きています。.Slot ASlot BSlot A/ Slot B

緑

緑

点灯

点灯

点滅

・スロット A にモジュールが装着されています。

・スロット B にモジュールが装着されています。

・ファームウェアのアップデート中です。

Slot A/BChannels1-4

緑消灯

点灯

点滅

・回線は未使用です。

・回線は使用中です。

・回線を呼び出し中です。

4

ポート

　ポート説明

RJ45 VoIP ゲートウェイをイーサネットネットワークに接続し

ます。

9-pin RS-232C VoIP ゲートウェイの設定用の VT-100 ターミナルプログ

ラムを接続します。

リセットボタン

SYSTEM LEDの隣にある小さな穴は、リセットボタンです。

システムをリセットするには、先の細い棒などで、リセットボタンを押してくださ

い。

1.3 リアパネル

リアパネルには２つのスロットがあります。オプションモジュールの

VG-OP-EM1000, VG-OP-FXS1000,VG-OP-FXO1000を装着できます。

左端には、電源コネクタ、電源スイッチがあります。

Slot A Slot B

図 1-2 リアパネル

431 221

50~60H

90~240VASLOT A

ELITE-FXO ELITE-FXS

SLOT B

5

2. VG-ST1000のインストール

2.1 オプションモジュールの装着

VG-ST1000は最大2つのオプションモジュールを装着することができます。以

下にその手順を説明します。

1. リアパネルにあるスロットAの２つのねじをドライバを使ってはずし、カバーを

はずします。

2. スロットのガイドレールに沿って、オプションボード（VG-OP-EM1000,VG-OP-FXS1000,VG-OP-FXO1000）を挿入します。

3. オプションボードのねじを締めて、固定します。

4. スロットBにもオプションボードを装着する場合は、1から3を繰り返してくださ

い。

（注）装着するオプションボードが1枚のみ場合は、スロットAに装着してくださ

い。スロットBのみにオプションボードを装着すると正常に動作しません。

2.2 電話機器との接続

本製品は、3つのタイプのモジュールをサポートします。FXO, FXS, E&Mの3つで

す。それぞれのモジュールは4つの回線まで、電話機器を接続できます。

FXOモジュールは、公衆回線、PBXに接続できます。

FXSモジュールは、アナログ電話機、G3 FAXを接続できます。

E&Mモジュールは、PBXに接続できます。.

2.3 ネットワークに接続

本製品のフロントパネルにあるRJ-45コネクタは、10/100Mbps 半二重(half-duplex)のネットワークをサポートします。ストレートのLANケーブルを使用して、ネットワ

ークに接続します。

6

2.4 電源を入れる

1. 本製品のリアパネルにある電源スィッチがOFFであることを確認します。

2. 電源ケーブルを本製品に接続します。

3. 電源ケーブルのもう一端をACコンセントに差し込みます。

4. 本製品の電源スイッチをONにします。電源が入ると１０秒ほど、自己診断を

行います。

5. 正常に起動するとSYSTEM LEDが点滅します。

2.5 IPアドレスの設定

本製品のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定をしま

す。IPアドレスの変更をする場合は、28ページを参照して変更を行ってください。

デフォルト値は以下の通りです。

IPアドレス: 192.168.0.1

サブネットマスク: 255.255.255.0

デフォルトゲートウェイ: 無し

7

2.6 本製品の動作原理

1.電話機から入力された電話番号（DTMF）を解釈します。

2. 電話番号対応テーブルを使用して、電話番号を相手のIPアドレスに変換します。

　 3. 相手の呼び出しをH.323プロトコルを使用して行います。

4.電話の音声をデジタル化、圧縮を行い、IPパケットに変換してネットワークに送

信します。

5.ルータを経由して、IPパケットが相手VoIPゲートウェイに届けられます。

6. 相手のVoIPゲートウェイは、IPパケットから音声データを取り出し、展開、アナ

ログ化を行い、電話機から音声を再生します。

2.7 ATPM相手の電話機を呼び出すために、本製品は内部に電話番号とIPアドレスの変換

テーブルを持っています。このテーブルは、Dial plan(番号計画)と呼ばれます。

このDial planを使用して、本製品に内蔵されたATPM （Address Translation andParsing Manager ）は電話番号とIPアドレスの変換を行います。 ATPMは電話機から

入力された電話番号を収集、解析し、電話番号の一部あるいは全部がDial planにあ

るものと一致するか調べます。

一致した場合、ATPMは、電話番号に対応するIPアドレスを決定します。また、

入力された電話番号の一部あるいは全部は相手のVoIPゲートウェイに送られます。

2.8 Destination（宛て先）

Destination(宛て先)とは電話の呼び出しを受ける場所です。Destinationには、ローカ

ルにある電話機/PBXと、リモートにあるVoIPゲートウェイの2種類があります.

8

2.9 Hunt Group（ハントグループ）

電話番号を直接Destination(宛て先)に変換する代わりに、ATPMは、一旦、電話番

号をHunt group（ハントグループ）に変換し、次に、Destination(宛て先)に変換しま

す。

Hunt Groupは宛て先の同じ物を集めたグループです。

たとえば、カスタマサポートのチームに20人のサポートの電話を受ける人がいた

とします。カスタマサポートの電話番号は１つですが、電話を受ける人は20人で

す。この20個の電話機がHunt groupになります。

Hunt groupは、電話番号とDestination(宛て先)から構成されます。電話が掛かって

きた場合、電話番号がHunt groupに対応する電話番号であった場合、本製品はHuntgroupの中で、通話中でないDestinationに対して電話をつなげます。

すべてのDestination(宛て先)は、少なくとも1つのHunt groupに属していなければ

なりません。Hunt groupに属するものが1つの場合でも、その必要があります。

Hunt groupの機能を必要としない場合は、１つのHunt groupに1つのDestinationを割

り当ててください。.

2.10 Dial Plan(番号計画)Dial Planは電話番号、Hunt group(ハントグループ)、Destination(宛て先)の変換の際に

参照するテーブルです。本製品を利用するには、Dial plan(番号計画)を作成する必要

があります。.

Address テーブル

Address テーブル(アドレステーブル)は電話番号をHunt group(ハントグループ)に変

換するテーブルです。以下の情報を設定する必要があります。

• Telephone number(電話番号)

• Hunt group(ハントグループ)

• ATPM が電話番号を Hunt group(ハントグループ)への変換を開始する前に、

収集する電話番号の最小桁数。

• ATPM が電話番号を Hunt group(ハントグループ)への変換を開始する前に、

収集する電話番号の最大桁数。

• Destination(宛て先)に電話番号を転送する前に、電話番号の先頭から削除す

る桁数。.

• Destination(宛て先)に電話番号を転送する前に、電話番号の先頭に付加する

桁数。

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Address テーブルの例:AddressEntry

HuntGrp_Id

Min.Digits

Max.Digits

Prefixstrip

PrefixAddress

200 1 3 3 0 None201 3 3 3 0 None899 11 3 3 0 None8 11 3 3 0 None0 5 1 1 0 None03 5 10 10 2 “0”

Hunt Group テーブル

Hunt group テーブルは、Hunt group(ハントグループ)をDestination(宛て先)に変換しま

す。

.

Hunt group テーブルの例

Group id Type #Members Member ids---------------------------------------------------------------------------- 1 2 1 1 3 2 1 2 5 2 1 4 11 2 1 11

Destination テーブル

Destination テーブルは、 Destination IDを Destination( 宛て先 ) に変換します。

Destinationには、ローカルのポート、または、相手のゲートキーパのIPアドレスを

指定します。

Destinationテーブルの例

Dest id Mode Destination------------------------------------------------------- 1 Local PORT = 0 3 Local PORT = 2 5 Local PORT = 4 11 H.323 Dest = 192.168.0.55/1720 TCP 12 DNS Dest = voip.my.domain/1720 TCP

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2.11 DTMF リレー

電話機からの音声は圧縮して送られ、宛て先のゲートウェイで展開されます。音

声の場合は、圧縮／展開を行っても実用的な音質を確保できます。

しかし、DTMF信号の場合は、圧縮／展開により、周波数が微妙にずれることが

問題になる場合があります。これは、DTMFを受ける装置で、DTMF信号の周波数

を厳密にチェックしている機器があるためです。

これに対処するため、DTMF信号を音声としてではなく、別の特別なパケットと

して送ります。このパケットを受信したゲートウェイは自分でDTMF信号を再生し

ます。この方法はDTMFリレーと呼ばれます。

本製品では、デフォルトでは、DTMFリレーをH.323仕様に従って行います。いく

つかのVoIPベンダーは、DTMFリレーをIMTC仕様に従って行います。これらの

IMTC仕様のVoIPゲートウェイと相互接続する場合は、set h323 alt_dtmf add|delip_addrコマンドを使用してIMTC仕様のゲートウェイを指定してください。

2.12 Voice Codecs(音声コーデック)Voice codec(音声コーデック) は、 G.711, G.723.1 5.3kbps/6.3kbps,G.729 ABがサポー

トされます。呼び出しをするときにゲートウェイ間で自動的にVoice codecの設定に

ついて交渉を行います(automatically negotiate)。.

11

3. VG-ST1000の設定

3.1 WEBブラウザによる設定

WWWブラウザを使用して本製品の設定をする方法を説明します。WWWブラウザには

Microsoft Explorer version 4以降、あるいは、Netscape Navigator version 4.5以降を使用し

てください。

PCの設定

1. VG-ST1000 の RJ-45 コネクタに LAN ケーブルを装着し、VG-ST1000 をネットワー

クに接続します。

2. VG-ST1000 の電源を入れます。

3. デスクトップにある「ネットワークコンピュータ」アイコンを右クリックし、「プ

ロパティ」を選択します。

12

4. TCP/IP プロトコルを選択し、プロパティをクリックします。（TCP/IP プロトコルが

インストールされていない場合は、追加してください）

5. 「IP アドレスを指定」を選択し、IP アドレス、サブネットマスクを入力します。

例

　IP アドレス: 192.168.0.2　サブネットマスク: 255.255.255.0

6. 設定が終わったら、パソコンを再起動し、WEB ブラウザで

http://192.168.0.1 を入力します。

192.168.0.1は本製品のデフォルトのIPアドレスです。

13

7. 以下のような画面が現れます。

8. ユーザ名に eitg 、パスワードに123を入力してください。

　123はデフォルトのパスワードです。セキュリティ上の理由からパスワードを変更す

ることをお薦めします。. ただし、ユーザー名は変更できません。

9. OKをクリックします。

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・Main Menu

Main Menuには、以下の項目があります。

1.「Dial Plan Settings」では、Dial Plan（番号計画）の設定を行います。設定をはじめる

前に、あらかじめ、設定するDial Planの計画を立てておくことをお薦めします。

2.「View System Config」ではVersion（バージョン）、ネットワーク、H323、Coder(コーダー)やChannel（チャネル）の情報を表示します。

3.「Configure System Settings」ではシステムパラメータの変更を行います。

4.「Status」では、各ポートの情報を表示します。

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・Dial Plan Settings「Main Menu」から「Dial Plan Settings」を選択すると以下の画面が表示されます。.

「Dial Plan Settings 」の説明

1.「Telephone Settings」　Telephone（電話）のAdd（追加）, Delete（削除）, Find（検索）, List（一覧表示）を

行います。

2.「Hunt Group Settings」　Hunt Group（ハントグループ）のAdd（追加）, Delete（削除）, Find（検索）, List（一覧表示）を行います。

3. 「Destination Settings」　Destination（宛て先）のAdd（追加）, Delete（削除）, Find（検索）, List（一覧表示）

を行います。

4.「Common Parameter Settings」「Total Dial Time」, 「First Digit Wait Time」, 「Inter Digit Wait Time」, 「Termination

Digit」の設定を行います。

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5.「Clear All Entries」「Telephone numbers」,「Hunt groups」, 「Destinations」の設定をすべて消去します。

6.「Restore All Entries」フラッシュメモリから「Dial plan」「Common Parameter」の設定値を読み込みます。フ

ラッシュメモリに保存していない一時的は設定は消去されます。

7.「Store Settings To Flash」　設定した内容をフラッシュメモリに記憶します。

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・Telephone Number「Main Menu」から「Dial Plan Settings」、「Phone/Hunt Group/Destination Settings」を選

択します。Telephone Number（電話番号）の設定を行います。

電話番号のAdd (追加),Delete(削除), Find(検索) , List(一覧表示) を行います。またHuntgroup(ハントグループ)への関連付けを行います。Telephone Number 電話番号のすべての桁あるいは、一部の桁を入力します。Hunt Group ID Hunt group ID(ハントグループＩＤ)を入力します。0から99までの

値が入力可能です。Min. Digits 電話番号として認識する最小の桁数を入力します。Max. Digits 電話番号として認識する最大の桁数を入力します。Strip Length 宛て先(ローカルポート、あるいは、別のゲートウェイ)に電話番

号を送る前に、strip(削除)される電話番号の桁数。電話番号の先

頭側から削除されます。Append Prefix 宛て先に電話番号を送る前に、Append(付加される)Prefix（電話番

号）です。電話番号の先頭側に付加されます。

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・Hunt Group「Main Menu」「Dial Plan」「Phone/Hunt Group/Destination Settings」で, 「Hunt Group」の設定を行います。

Hunt group ID(ハントグループ ID)の Add (追加),Delete(削除), Find(検索),List(一覧表示) を行います。

Hunt group ID(ハントグループ ID と Destination ID(宛て先 ID)の関連付けます。

19

・Destination「Main Menu」「Dial Plan」「Phone/Hunt Group/Destination Settings」で「Destination」の設定を行います。

Destination(宛て先)に、「Remote Destination IP」、「Local Destination Channel」のいづ

れかです。

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Destination ID (宛て先 ID)の Add (追加),Delete(削除), Find(検索),List(一覧表示) を行いま

す。

「Destination ID」と「Destination IP」あるいは「 Local Destination Channel」の関連付

けを行います。

ここまでの設定が終わったら、「Back To Dial-Plan Menu」をクリックして、

「Dial Plan Menu」に戻ります。

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・Common Parameter Settings

Total Dial Timeすべての電話番号の桁を入力するのに必要な最大の時間をミリ秒の単位で指定しま

す。この時間を過ぎると電話番号の入力を終わったものとみなします。

First Digit Wait Time

受話器を取ってから、最初の電話番号を入力を受け付ける最大の時間をミリ秒の単

位で指定します。この時間を過ぎると電話番号の入力を受け付けません。

Inter Digit Wait Time

入力する数字と数字の間の最大時間を指定します。

この時間を過ぎると電話番号の入力が終わったものとみなします。

Termination Digit

電話番号の入力が終わったことを示す文字を指定します(オプション)。

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・Clear All Dial Plan Settings

「Clear All Dial Plan Settings」は、Dial Plan（番号計画）の設定内容を消去します。ただ

し、この消去は一時的なものです。再起動すると元に戻ります。永久的に保存したい場

合は「Store Settings To Flash」を実行し、Flash ROMに記憶してください。.

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・Restore All Dial Plan SettingsフラッシュメモリからDial Plan(番号計画)を読み込みます。一時的に設定したDialPlanの内容は消去されます。

・Store Settings To Flash.Dial Plan(番号計画)の内容をフラッシュメモリに保存します。

・Back To Main MenuMain Menuに戻ります。

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・View System Config

「View System Config」には、以下の項目があります。

1. ファームウェアの情報を表示します。

2. H.323のパラメータの設定を表示します。

3. 使用するCoderの選択を表示します。

4. Coderのパラメータの設定を表示します。

5. Channelの設定を表示します。

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・「Firmware Version Info」　本製品のファームウェアのバージョンを表示します。

　FirmWare Informaton: Internet Telephony Gateway Version: 2.41 TFTP Loader Version: 4.01 pSOSystem Version: 2.3.0 for ARM/BE RADVision Stack Version: 2.6.5.0 DSP image Version: 7.0.2.0. TSG Version: R7.01(Build 1) BASIC ACCESS Build, 500 Ticks/Sec Clock 8 Voice TCIDS, 0 Data TCIDS DSP Configuration: DSPs = 2 Channels per DSP = 4 HPI Mapping = 1 (FIXED) Clock Mult = 13 Fsx Fsr = 4

・「H.323 Parameter Settings」　H.323のパラメータの設定値を表示します。

　　The H.323 Parameters Settings: h323 display_name = 'Customer' h323 h245_term_type = 60 h323 rtp_port_base = 30000 h323 out_fast_start = off h323 in_fast_start = off h323 auto_answer = on Call is connected automatically. h323 nat_call = off h323 frame_rate = 2 h323 default_dtmf = H323 V2 Signal h323 dtmf_duration = 300 ms No Alternate IP Defined! h323 dns_ip = 0 h323 h245_timeout = 30000 h323 term_id =

・「Coder Type Per Line Module」　　スロットに装着されたモジュールのVoice Coder(ボイスコーダ)を表示します。　Module: Voice coder is G.723 for Line Module 1. Voice coder is G.723 for Line Module 2.

26

・Coder Parameters Information　Coder(コーダ)のパラメータを表示します。

・Channel Settings　　Channel（チャネル）0から７までの設定値を表示します。

「Back To Main Menu」をクリックして「Main Menu」に戻ります。

27

・Configure System Settings

「Configure System Config」には、以下の項目があります。

1. IPアドレスの設定をします。

2. H.323のパラメータの設定をします。

3. Portのパラメータの設定をします。

4. Coderの選択をします。

28

・ITG IP Settings

本製品のIP Address(IPアドレス), Subnet Mask(サブネットマスク)および、 Default IPGateway Address(デフォルトゲートウェイ)の設定をします。これらの値を変更した場合

は.再起動が必要です。

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・H.323 Parameter Settings「H.323 Parameter Settings」の中には、「H.323 General Parameter Settings」,「 H.323GateKeeper Settings」, 「H.323 Aliases Settings」の3種類の設定項目があります。

・H.323 General Parameter Settings

1. Display Nameこの項目には、Display Name（ディスプレーネーム）を入力します。Display NameはH.323のSetup messeageで送られます。48文字まで入力できます。

初期値は「Customer」です。

2. Terminal Typeこの項目は、H.245 terminal typeを設定します。H.245のマスタースレーブ決定の時に

使用されます。

一般的には、terminal type が 50 以下の場合にはスレーブになり、200 以上ではマスタ

ーになります。詳細は H.323 の規格書をご覧ください。

初期値は「60」です。

30

3. RTP Port Baseこの項目は RTP ポートの開始値の決定します。H.323 規格では、RTP ポートは偶数の

値を使用することになっています。一般的には、ポート 0 から 1023 は予約されてお

り、設定できません。

初期値は「30000」です。

4.Outgoing Fast Start Mode発信時にFastStart(ファストスタート)を使用するかどうかを設定します。

初期値は「off」です。5. Incoming Fast Start Mode着信時にFastStart(ファストスタート)を使用するかどうかを設定します。

　初期値は「off」です。6. Frame Rate　1つのパケットでいくつの音声データフレームを送るか指定します。

　通常、この値を変更する必要はありません。7. Auto-Answer:

着信者が電話機を取る前に、H.225からH.245への移行を行います。

初期値は「on」です。8. NAT_Call Mode:

相手側のVoIPゲートウェイがNATルータの中で設置されておりプライベートアドレ

スを使用している場合に「on」に設定します。

初期値は「off」です。9. Default DTMF Mode:　DTMFにH323 V2 Signalを使用するか、 IMTCを使用するか決定します。

初期値は「H.323 V2 Signal」です。10. Alternate DTMF IP Address

DTMFをH.323 V2では無く、IMTCを使用するリモートゲートウェイのIPアドレスを

指定します。11. DNS IP Address

DNS サーバのIPアドレスを設定します。12. DTMF Duration

DTMFはデフォルトでは、H.323 V2規格を使用して送信されます。その場合のDTMFトーンのduration(デュレーション)を設定します。

H.323の設定を変更した場合は本製品の再起動を行ってください。

31

・H.323 GateKeeper Settings

1.Gate Keeper Operataion:off: ゲートキーパに接続しません。

auto: ゲートキーパを自動的に検索し、接続します。

manual: ゲートキーパに接続します。

デフォルトは「off」です。2.GateKeeper IP Address:

GateKeeper Operationが、manualの場合ゲートキーパのIPアドレスを設定します。3.Allow Calls Without Gate Keeper:

ゲートキーパに接続していないVoIPゲートウェイからの呼び出しを受け付けるかど

うかを設定します。

デフォルトは「false」です。4.Registration Type:

ゲートキーパに接続するときのregistration type(登録タイプ)の設定をします。5.Max Registration Retries:

起動時に、ゲートキーパへの接続を何回試みるかの設定を行います。

32

6.Time To Liveゲートキーパに接続を試みる時間間隔を指定します。

7.Endpoint Prefixゲートキーパへ登録するprefix(プレフィックス)を設定します。

8.Terminal ID

H.323 Terminal IDを指定します。ゲートキーパによっては、このH.323 Terminal IDの

設定が必要になります。

9.GateKeeper ID

GateKeeper IDを設定します。

H.323の設定を変更した場合は本製品の再起動を行ってください。

33

・H.323 Aliases Settings

ゲートキーパに対して、alias(エイリアス)のadd(追加),delete(削除)を行います。

エイリアスの設定を行った場合は、本製品を再起動してください。

34

3.2 ＦＸＳモジュール（VG-OP-FXS1000）を使用した例

電話機１

ＩＰネットワーク

電話機３

ＶoＩＰ１：ＶＧ－ＳＴ１０００ＶＧ－ＯＰ－ＦＸＳ１０００

ＩＰアドレス１９２．１６８．０．１

ＶｏＩＰ２：ＶＧ－ＳＴ１０００ＶＧ－ＯＰ－ＦＸS１０００

ＩＰアドレス：１９２．１６８．０．２

電話番号：１００

電話機４

電話番号：１０１

電話機２

電話番号：２００電話番号：２０１

VoIP1：

Slot Aには、VG-OP-FXS1000が装着されています。

Slot AのPort 0に電話機１,Port 1に電話機２が、接続されています。

電話番号はそれぞれ「100」,「101」です。

Slot Bには何も装着されていません。

VoIP2：

Slot Aには、VG-OP-FXS1000が装着されています。

Slot AのPort 0に電話機３,Port 1に電話機４が、接続されています。

電話番号はそれぞれ「200」,「201」です。

Slot Bには何も装着されていません。

35

本製品にログイン

ＷＥＢ　Ｂｒｏｗｓｅｒを使用して、「192.168.0.1」にアクセスします。

ユーザー名には、「eitg」、パスワードは「123」を入力します。

36

IPアドレスの設定

「Main Menu」の画面が表示されます。

はじめに、ＩＰアドレスの設定を行います。

ＩＰアドレスは、「Main Menu」の「Configure System Settings」から変更します。

37

「Main Menu」で、「Configure System Settings」をクリックし、

その中の「ITG IP Settings」をクリックします。

38

「IP Address」、「Subnet Mask」、「Default IP Gateway Address」を入力し、

「Save The Changes」ボタンをクリックします。

デフォルトゲートウェイを使用しない場合は、「Default IP Gateway Address」に

「0.0.0.0」を入力してください。

39

IP addressの変更を反映させるには、本製品の再起動が必要です。

「REBOOT」ボタンをクリックし、再起動します。

40

Dial planの設定

IPアドレスの設定が終わったら、本製品に再度ログインし、Dial plan（番号計画）の

設定を行います。

本製品には初期値として「Dial Plan」があらかじめ入力されています。

「Clear All Dial Plan Settings」をクリックしてこれを削除します。

次に、「Main Menu」で

「Dial Plan Settings」をクリックします。

「Dial Plan Settings」の中の「Phone/Hunt Group/Destination Settings」を

クリックします。

41

Telephone Number(電話番号)の設定

「Add」,「Telephone」を選択し、「Select」をクリックします。

42

「Telephone Number」、「Hunt Group ID」、「Min Digits」、「Max Digits」

「Strip Length」、「Append Prefix」を入力します。

「Hunt Group」　：電話番号をグループ分けして登録するために使用されます。

「Min Digits」　：電話番号の最小の桁数を入力します。

「Max Digits」　：電話番号の最大の桁数を入力します。

「Strip Length」：電話番号の先頭から指定した桁数の数字を削除してから、宛て先

に　転送します。

　　　　　　　　　ＶｏＩＰ　Ｇａｔｅｗａｙに電話が直接つながっている場合は、

　　　　　　　　　すべての桁数を削除するように設定します。

「Append Prefix」：電話番号の先頭に数字を追加します。

入力したら、「Complete」をクリックします。

43

・入力結果を見るには、「List」「Telephone」を選択し「Select」をクリックしま

す。以下の図は、電話番号「100」,「101」,「200」,「201」の設定を入力した後の

結果です。

・「200」と「201」は相手が同じなので「Hunt Group」は同じです。

・「100」,「101」は、自分に直接つながっている電話なので、自分宛に送られる電話

番号を「Strip」で全桁削除します。これを行わないと電話番号のピポパという音が

受話器を取った後に聞こえてしまいます。

・「200」,「201」は、削除せずそのまま転送します。

44

Hunt Groupの設定

「Add」、「Hunt Group」を選択し、「Select」をクリックします。

「Hunt Group」、「Destination ID」を入力します。

45

「List」、「Hunt Group」を選択し、「Select」をクリックすると、

設定したハントグループを見ることができます。

46

Destination IDの設定

「Add」、「Local_Destination_Channel」を選択し、「Select」をクリックし、

「Destination ID」、「Channel Number」を入力します。

本製品のリアパネルにあるポートは、0から始まります）

「Local_Destination_Channel」は、本製品に直接つながっている

電話を指定する場合に、使用します。

47

相手先のVoIPゲートウェイのIPアドレスを指定する場合は、

「Add」、「Remote_Destination_IP」を選択し、「Select」をクリックします。

「Destination ID」、「IP Address」を入力します。

48

「List」、「Remote_Destination_IP」を選択し、「Select」をクリックすると

「Destination ID」の設定を確認することができます。

「List」、「Local_Destination_Channel」を選択しても表示される内容は同じです。

49

設定が終わったら「Store Settings To Flash」をクリックし、設定を保存します。

（再起動は必要ありません）

50

VoIP2の設定

VoIP1の設定が終わったら、VoIP2の設定を行います。

以下は、VoIP2の設定例です。

VoIP2のPhone Number(電話番号)の設定例：

51

VoIP2のHunt Group(ハントグループ）の設定例：

52

VoIP2のDestination(宛て先)の設定例：

53

動作確認

1.VoIP1の電話機100を取り、200をダイアルします。

2.VoIP2の電話機200のベルが鳴ります。

3.電話機200の受話器を取り、電話機100と会話をします。

55

3.3 ＦＸＯモジュール（VG-OP-FXO1000）を使用した設定例

電話機１

公衆回線


電話機２


ＩＰアドレス１９２．１６８．０．１

ＶｏＩＰ２：ＶＧ－ＳＴ１０００ＶＧ－ＯＰ－ＦＸＯ１０００

ＩＰアドレス：１９２．１６８．０．２

電話番号：２２２－２２－２２２２

電話番号：３３３－３３－３３３３


VoIP1：

・Slot Aには、VG-OP-FXS1000が装着されています。

・Slot AのPort 0に電話機１がつながっています。電話番号は「100」です。

・Slot Bには何も装着されていません。

VoIP2：

・Slot Aには、VG-OP-FXO1000が装着されています。

・Slot AのPort 0には公衆回線が接続されています。電話番号は「222-22-2222」です。


公衆回線には、電話機２が接続されています。電話番号は「333-33-3333」です。

56

VoIP1のDial planの設定

Phone Number(電話番号)

Phone # Hunt Group ID Min. Digits Max. Digits Strip Prefix

0 30 4 12 0 None

100 10 3 3 3 None

電話機１から公衆回線にかける場合は、先頭に「0」を付加してダイアルするものとし

ます。

Hunt Group(ハントグループ)

Hunt Group ID Hunt Type # of Dest ID(s) Dest. ID(s)

10 2 1 10

30 2 1 30

Destination(宛て先)

Destination ID Mode Destination

10 Local PORT = 0

30 H.323 Dest = 192.168.0.2/1720 TCP

57

VoIP2のdial planの設定



0 30 4 12 1 None

100 10 3 3 0 None

電話番号の先頭が「0」の場合、１桁をstrip(削除)します。



10 2 1 10

30 2 1 30



10 H.323 Dest = 192.168.0.1/1720 TCP

30 LOCAL PORT = 0

VoIP2では、コンソールあるいはTelnetから

set port 0 dial_in plar 100

を実行して、ポート0に着信した電話を電話番号「100」に転送します。

(set port コマンド実行後にconfig activate、config storeを実行して設定を

保存してください）

58

動作確認

1.電話機1から電話機２へ電話するには、電話機１で「033333333」とダイアルします。

先頭に「0」を付けます。

2.電話機２から電話機１へ電話するには、電話機２で「222222222」とダイアルしま

す。

補足

set port 0 dial_in plar 100を実行していない場合は、「222222222」とダイアルし、

VoIP2に接続した後、ボーという音が聞こえるので「100」と電話機２のボタンを押し

ます。

59

3.4 Ｅ＆Ｍ（VG-OP-EM1000）を使用した設定例

電話機１


電話機３

ＶoＩＰ１：ＶＧ－ＳＴ１０００ＶＧ－ＯＰ－EM１０００

ＩＰアドレス１９２．１６８．０．１

ＶｏＩＰ２：ＶＧ－ＳＴ１０００ＶＧ－ＯＰ－EM１０００

ＩＰアドレス：１９２．１６８．０．２

電話番号：７０１００

電話機４

電話番号：７０１０１

電話機２

電話番号：７１１００電話番号：７１１０１

PBX２拠点番号７１

PBX１拠点番号７０

VoIP1：

・Slot Aには、VG-OP-EM1000が装着されています。

・Slot AのPort 0,1,2,3がPBXに接続されています。PBXの拠点番号は「70」です。


VoIP2：

・Slot Aには、VG-OP-EM1000が装着されています。

・Slot AのPort 0,1,2,3がPBXに接続されています。PBXの拠点番号は「71」です。


60



70 10 5 5 0 None

71 11 5 5 0 None

拠点番号の70,71はPBXで削除する場合の設定例です。



10 2 4 1 2 3 4

11 2 1 11

Dest IDに複数の値を入力するには、Hunt Group IDの追加の場面で

「More Destinations for The Same Hunt Group」をクリックしてください。



1 LOCAL PORT = 0

2 LOCAL PORT = 1

3 LOCAL PORT = 2

4 LOCAL PORT = 3

11 H.323 192.168.0.2/1720 TCP

set port [port] proto [emi | emd | emw]コマンドを使用してスタート方式を設定します。

例

ポート0をウィンクスタート方式に設定する場合。

set port 0 proto emw

config activate

config store

61

VoIP2のdial plan



70 10 5 5 0 None

71 11 5 5 0 None

拠点番号の70,71はPBXで削除する場合の設定例です。



10 2 1 10

11 2 4 1 2 3 4

Dest IDに複数の値を入力するには、Hunt Group IDの追加の場面で

「More Destinations for The Same Hunt Group」をクリックしてください。



1 LOCAL PORT = 0

2 LOCAL PORT = 1

3 LOCAL PORT = 2

4 LOCAL PORT = 3

10 H.323 192.168.0.1/1720 TCP

set port [port] proto [emi | emd | emw]コマンドを使用してスタート方式を設定します。

例

ポート0をウィンクスタート方式に設定する場合。

set port 0 proto emw

config activate

config store

62

動作確認

1.電話機１から電話機３へ電話するには、電話機１で「71100」とダイアルします。

2.電話機３から電話機１へ電話するには、電話機３で「70100」とダイアルします。

63

3.5 ＮＡＴ内にあるＶｏＩＰを使用する例

電話機１



ＩＰアドレス　１１１．１１１．１１１．１１１

ＶｏＩＰ２：ＶＧ－ＳＴ１０００ＶＧ－ＯＰ－ＦＸS１０００

ＩＰアドレス：１９２．１６８．０．２


電話機２

電話番号：２００

NATルータ

WAN側ＩＰアドレス２２２．２２２．２２２．２２２

LAN側IPアドレス１９２．１６８．０．１

固定グローバルIPアドレスが必要

VoIP1：


・Slot AのPort 0に電話機１が接続されています。電話番号は「100」です。

・IPアドレスは、「111.111.111.111」です。

VoIP2：


・Slot AのPort 0に電話機２が接続されています。電話番号は「200」です。

・IPアドレスは、「192.168.0.2」です。

NATルータ：

・WAN側IPアドレスは、「222.222.222.222」です。

・WAN側のIPアドレスは固定である必要があります

・LAN側IPアドレスは「192.168.0.1」です。

・NATルータは、バーチャルサーバ機能（ポートフォアワード、静的IPマスカレードと

も呼ばれます）に対応している必要があります。また、NetMeetingに対応している

NATルータを推奨します。

64




100 10 3 3 3 None

200 20 3 3 0 None



10 2 1 10

20 2 1 20



10 Local PORT = 0

20 H.323 Dest = 222.222.222.222/1720 TCP

VoIP2に対応するIPアドレスは、VG-ST1000のIPアドレスである192.168.0.2ではなく

NATルータのWAN側グローバルIPアドレスを入力します。

NATの外側にあるVG-ST1000(この例ではVoIP1)で, set h323 nat_call onを実行します。

ただし、NetMeetingに対応したNATルータの場合はset h323 nat_call onを実行しなくても

動作します。

例

set h323 nat_call on

config activate

config store

net reset

65




10 10 3 3 0 None

20 20 3 3 3 None



10 2 1 10

20 2 1 20



10 H.323 Dest = 111.111.111.111/1720 TCP

20 LOCAL PORT = 0

NATルータの設定

ポート番号1000から3000、30000から31000をVoIP2のIPアドレス192.168.0.2に転送する

ように設定してください。

66

3.6 NetMeetingと接続する例

電話機１



ＩＰアドレス　１９２．１６８．０．１

PC１：NetMeeting

ＩＰアドレス：１９２．１６８．０．１０


マイク＋スピーカ

電話番号：４００

VoIP1：


・Slot AのPort 0に電話機１が接続されています。電話番号は「100」です。

・IPアドレスは、「192.168.0.1」です。

PC1：

・NetMeeting V3.01が起動しています。OSはWindowsMeです。

・PC1には、マイクとスピーカが接続されています。電話番号は「400」です。

・IPアドレスは、「192.168.0.10」です。

67




100 10 3 3 3 None

400 40 3 3 0 None



10 2 1 10

40 2 1 40



10 Local PORT = 0

40 H.323 Dest = 192.168.0.10/1720 TCP

NetMeetingと接続するVG-ST1000(この例ではVoIP1)で、h245_term_typeを49以下に設定

してください。

例

set h323 h245_term_type 49

config activate

config store

net reset

68

NetMeetingの設定

1.「ツール」「オプション」「通話の詳細設定」で「ゲートウェイを使って通話および

ビデオ会議を行う」にチェックマークをつけ、「ゲートウェイ」に通信するVG-ST1000のIPアドレスを入力します。

69

2. 通話するVG-ST1000の電話番号を入力します。(この例では「100」)

動作確認

1.電話機１からNetMeetingへ電話するには、電話機１で「400」とダイアルします。

2.NetMeetingから電話機１へ電話するには、NetMeetingの画面で「100」と入力し、電話

のアイコンをクリックします。

70

4 コマンドラインインターフェース

本製品はシリアルポートあるいはTelnetから、コマンドラインインターフェース

(Command Line Interface(CLI))を使用して設定することもできます。

4.1 シリアルポートから接続

1. 本製品に添付されているシリアルケーブルを本製品のフロントパネルにあるシ

リアルポートに接続します。

2. シリアルケーブルのもう片方のコネクタをパソコンのシリアルポートに接続し

ます。

3.ターミナルソフトウェアを以下のように設定します。

ボーレート（ビット／秒） 19,200

データビット 8

パリティなし

ストップビット 1

フロー制御なし

4.プロンプトが表示されれば、コマンドラインインターフェース（CLI）を使用する

ことができます。

例

Console>

71

4.2 Telnetから接続する

1. telnetコマンドを本製品のIPアドレスをつけて起動します。

例

telnet 192.168.0.1

2.“Login:”プロンプトがでたらログイン名の“eitg”を入力します。

例

Login: eitg

3. 「Password:」のプロンプトがでたらパスワードを入力します。デフォルトのパス

ワードは「123」です。パスワードはnet set user_pwコマンドで変更することが

できます。

例

Password: 123

4.プロンプトが表示されれば、コマンドラインインターフェース（CLI）を使用する

ことができます。

例

Console>

72

4.3 コマンドヘルプ

helpコマンドを実行することにより、コマンドの使用方法のヘルプを見ることがで

きます。また、コマンドのパラメータが間違っている場合などにも使用方法が表示

されます。

例

Console> help

Command Description

----------------------------------------------------------------

atpm ATPM Commands

clrscr Clear screen

config Configuration management commands

download Enter download mode

Console> net set

net: Invalid command. Check:

Command Description

---------------------------------------------------------------------------

net reset ; Reset system

net set ip <ip_addr> ; Set IP address

net set gateway <ip_addr> ; Set default gateway address

net set mask <ip_mask> ; Set IP sub net mask

net set ip_preced <p> <d> <t> <r> ; Set IP precedence

73

4.4 portの番号の指定方法

いくつかのコマンドではportの番号を指定する必要があります。本製品のリアパネ

ルで、Slot Aの一番左のポートが「port 0」で一番右が「port 3」です。

また、Slot Bの一番左のポートが「port 4」で一番右が「port 7」です。

4.5 使用可能なコマンド

本製品では以下のコマンドが使用できます。

コマンド説明

atpm Dial plan マネージメントコマンド

clrscr 画面を消去

config Configuration マネージメントコマンド

download 新しいファームウェアをダウンロード

help ヘルプを表示

net ネットワークのパラメータを設定/表示Set

ping Pingを実行

set Configurationの設定

show Configurationの表示

tel 電話のポートの設定/表示

これらのコマンドは以下のようなグループ分けができます。

カテゴリコマンド

Utility clrscrdownloadhelpping

Network netConfiguration config

showset

Dial plan atpm

Telephony tel

74

4.6 Utility コマンド

clrscrclrscr コマンドはスクリーンの文字を消去します。

downloaddownloadコマンドは、ファームウェアをアップロードするためにdownloadモードに

入ります。

helphelp コマンドはコマンドの説明を表示します。

pingping コマンドはネットワーク機器に対してパケットを送り、そのネットワーク機器

からの応答を確認します。

ping host_ip_addr

ping -s host_ip_addr count/timeout

説明

-s このオプションをつけた場合は、一秒ごとにpingパケットを送りま

す。

host_ip_addr 相手のネットワーク機器のIPアドレスです。

count 送信するパケットの回数です。-sオプションと併用します。

timeout Pingパケットの応答のタイムアウト時間(ミリ秒）です。

(オプション)

75

4.7 Network コマンド

net resetnet reset コマンドは、本製品を再起動（リセット）します。再起動の確認のメッセ

ージがでるので、「y」を押してください。

net set ip ip_addrnet set ipコマンドは本製品のIPアドレスの設定をします。

説明

ip_addr IPアドレスを指定します。

補足

この設定は再起動後に有効になります。

net set mask ip_mask net set maskコマンドは、サブネットマスクの設定をします。

説明

ip_mask サブネットマスクの設定をします。

補足


net set gateway ip_addrnet set gateway コマンドは、デフォルトゲートウェイのIPアドレスを設定します。

説明

ip_addr デフォルトゲートウェイのIPを指定します。「0.0.0.0」の場合はデフ

ォルトゲートウェイがないことを意味します。

補足


76

net set http on|offnet set http コマンドは、本製品に組み込まれているHTTPサーバを有効化/無効化の

設定をします。

説明

on HTTPサーバを有効化します。Webブラウザによる設定が可能になり

ます。

off HTTPサーバを無効化します。

net set ip_preced ip_preced delay throughput reliabilitynet set ip_precedコマンドはIPパケットのprecedence（優先度）フィールドを設定し

ます。

説明

ip_preced 音声パケット優先度の値を設定します。0から7が設定可能な値で

す。7の場合が最大優先度です。

delay 遅延の優先設定をします。1 = 低遅延、0 = 通常遅延

throughput 転送速度の優先設定をします。1 = 高速度、0 = 通常速度

reliability 信頼性の優先設定をします。1 = 高信頼性、0 = 低信頼性

補足


net set speed 10|100|autonet set speed コマンドは、本製品のネットワークポートのスピードを設定します。

説明

10 ネットワークのスピードを10 Mbpsに固定します。

100 ネットワークのスピードを100 Mbpsに固定します。

auto ネットワークのスピードを自動設定にします。(Auto-negotiation)

77

net set user_pw password passwordnet set user_pw コマンドは、本製品のパスワードを設定します。

説明

password 新しいパスワードを設定します。パスワードにはアルファベット、

数字が使用でき、最大７文字です。タイプミスを防ぐためパスワー

ドを２回入力してください。

net shownet show コマンドは本製品のネットワークの設定を表示します。

例

EITG> net show <Enter>******************* Net Parameters *******************IP address = 222.222.222.222.IP sub net mask = 255.255.255.000.Default gateway IP address = 111.111.111.111.IP precedence = 1Ethernet MAC address = 00-50-2d-00-08-9dEthernet speed setting = 10/100 Mbps auto-negotiationUSER password = 123HTTP server state = on****************************************************EITG>

net show hwstatnet show hwstat コマンドは本製品のハードウェアの構成を表示します。

例

EITG>net show hwstat <Enter>****************** Hardware Configuration ****************** Flash EEPROM type: MX29L1611 Flash EEPROM size: 64 sectors, 64 KB/sector DRAM size: 8 MB LAN interface: 100 Mbps half duplex. Link UP Line card 1 type: FXS Line card 2 type: FXS************************************************************EITG>

78

4.8 Configurationマネージメントコマンド

setコマンドは本製品の動作パラメータを変更することができます。

ただし、setコマンドが実行されても即座に有効な設定にはなりません。このままで

は、本製品の動作には影響を与えません。 config activate コマンドを実行すると実

際の動作に使用される設定となります。ユーザーはいくつかのsetコマンドを実行し

config activateで設定を有効化します。

config activateコマンドによって設定は有効化しますが、電源を切ると設定は消えて

しまいます。永久的に設定を保存するためには、config storeコマンドを実行して、

設定をフラッシュメモリに保存してください。

また、H.323パラメータのいくつかは、本製品を再起動しないと有効になりませ

ん。config storeコマンドを実行した後で、net resetコマンドで再起動してください。

config activate|store|erase説明

activate setコマンドで設定した内容を有効化します。

store config activateで有効化した設定をフラッシュメモリに保存します。.

erase フラッシュメモリにから設定を削除します。

show h323show h323コマンドはH.323に関係した設定値を表示します。

例

EITG>show h323 <Enter>h323 display_name = 'Customer'h323 h245_term_type = 60h323 rtp_port_base = 30000h323 out_fast_start = onh323 in_fast_start = onh323 auto_answer = on Call is connected automatically.h323 nat_call = offdtmf duration = 300 msNo IMTC IP Defined!h323 gk_mode = offEITG>

show versionshow version コマンドは本製品のソフトウェアコンポーネントのバージョンを表示

します。

79

set h323 alias add | del alias|allset h323 alias コマンドはゲートキーパに対して登録するalias(エイリアス)の追加、

削除を行います。

説明

add エイリアスを追加します。

del エイリアスを削除します。

alias 追加/削除されるエイリアスの番号

all すべてのエイリアスを削除します。delオプションと共に使用しま

す。

set h323 allow_call_wo_gk true|falseset h323 allow_call_wo_gk コマンドは、ゲートキーパに登録されていないゲートウ

ェイ/端末からの呼び出しを許可します。.

Syntax Description

true ゲートキーパに登録されていないゲートウェイ/端末からの呼び出し

を許可します。

false ゲートキーパに登録されていないゲートウェイ/端末からの呼び出し

を禁止します。

初期値 true

set h323 auto_answer on|offset h323 auto_answer は、early call setup（先行コールセットアップ）を有効化/無効

化します。無効化の設定とした場合、相手が受話器を取るまでコールセットアップ

は行われません。

説明

on H323 early call setup connectionを有効化します。.

off H323 early call setup connectionを無効化します。

set h323 display_name display_nameset h323 display_name コマンドは、H.323セットアップメッセージで送られるdisplaynameを設定します。

説明

80

display_name display nameの文字列を設定します。.

例

“my gateway”をdisplay nameに設定します。

EITG> set h323 display_name my gateway

set h323 dtmf_duration durationDTMFはデフォルトでは、H.323 Version2規格を使用して送信されます。その場合の

DTMF トーンのduration(デュレーション)を設定します。

説明

duration DTMF トーンのduration(デュレーション)をミリ秒で指定します。

初期値

300ミリ秒です。

set h323 endpoint_reg_type gw | terminalset h323 endpoint_reg_type コマンドはH.323 registration type(H.323登録タイプ)を指

定します。

説明

gw H.323ゲートウェイとしてゲートキーパに登録します。

terminal H.323ターミナルとしてゲートキーパに登録します。

初期値

H.323ゲートウェイとしてゲートキーパに登録します。

set h323 gk_addr ip_addrset h323 gk_addr コマンドはゲートキーパのIPアドレスを指定します。（manual モードの場合）

説明

ip_addr ゲートキーパのIPアドレスを指定します。

set h323 gk_max_tries countset h323 gk_max_tries コマンドはゲートキーパへの登録の試行が何回行われるかを

指定します。この回数を超えると登録は失敗とみなします。

81

説明

count ゲートキーパへの登録の試行回数

初期値

2回です。

set h323 gk_mode off | manual | autoset h323 gk_mode コマンドは、ゲートキーパに接続するかどうかを指定します。

説明

off ゲートキーパには接続しません。

manual ゲートキーパに接続します。set h323 gk_addrコマンドでゲートキー

パのIPアドレスを指定してください

auto ゲートキーパを自動で検索し、接続します。

初期値

offです。ゲートキーパには接続しません。

set h323 h245_term_type terminal_typeset h323 h245_term_type コマンドはH.245ターミナルタイプを設定します。

説明

termmal_type H245ターミナルタイプを数値で指定します。一般的には、50以下の

場合はスレーブになり、200以上の場合はマスターになります。

初期値

60です。

例

H.245ターミナルタイプを60に設定します。

EITG> set h323 h245_term_type 60

82

set h323 alt_dtmf add|del ip_addrDTMFの送信には、H.323を使用する方式とIMTC規格を使用する方式があります。

本製品では、デフォルトではH.323方式を使用します。

set h323 alt_dtmf コマンドは、DTMFの送信にデフォルトではない方式を使用する

ゲートウェイの追加／削除を行います。

説明

add DTMFの送信にデフォルトではない方式を使用するリモートゲート

ウェイを追加します。

del addで追加したリモートゲートウェイを削除します。

ip_addr リモートゲートウェイのIPアドレスを指定します。

set h323 in_fast_start on|offset h323 in_fast_start コマンドは、発信の時に、H.323 Faststart モードを使用するか

どうかの設定をします。

説明

on H323 Faststart モードを有効にします。

off H323 Faststart モードを無効にします。

set h323 nat_call on|offset h323 nat_call コマンドはNATルータ内に設置されたゲートウェイと通信する時

に使用します。

説明

on NATルータ内のゲートウェイとの通信を可能にします。

off NATルータ内のゲートウェイとの通信しません。

83

set h323 out_fast_start on|offset h323 out_fast_start コマンドは、着信時にH.323 Faststart モードを使用するかどう

かの設定をします。

説明

on H323 Faststart モードを有効にします。

off H323 Faststart モードを無効にします。

set h323 rtp_port_base port_baseset h323 rtp_port_base コマンドはRTPポートとして使用する最初のポート番号を指

定します。

説明

port_base RTPポートとして使用する最初のポート番号を指定します。RTP

ポートの値としては、0から32767が設定可能です。

0を指定した場合は、RTPポート番号は、動的に割り当てられます。

1から1023のポートは多くのネットワークシステムで予約されている

ので避けてください。

30000を指定することを推奨します。

初期値

30000

例

RTP port baseに30000を設定します。

EITG> set h323 rtp_port_base 30000

set h323 time_to_live time_to_liveset h323 time_to_liveコマンドは、ゲートキーパに対して、登録を行う時間間隔を設

定します。

説明

time_to_live ゲートキーパに対して、登録を行う時間間隔を設定します。

84

set h323 dns_ip ip_addr domainset h323 dns_ipコマンドは、DNSサーバのIPアドレスを指定します。

説明

ip_addr DNSサーバのIPアドレスを設定します。

domain Domain名を設定します。

set h323 endpoint_prefix prefix | nullset h323 endpoint_prefixコマンドは、ゲートキーパに対して、prefix(プレフィック

ス)を登録します。

説明

prefix 登録するprefixを設定します。

null prefixを削除します。

例

endpoint_prefixに70を設定します。

EITG> set h323 endpoint_prefix 70

set h323 term_id term_id | null]set h323 term_idコマンドは、H.323 Terminal IDを設定します。ゲートキーパによっ

ては、このH.323 Terminal IDの設定が必要になります。

説明

term_id H.323 Terminal IDを設定します。

null H.323 Terminal IDを削除します。

set h323 gk_id gk_id | nullset h323 gk_idコマンドは、GateKeeperIDを設定します。

説明

gk_id GateKeeperIDを設定します。GateKeeperIDは文字列です。

null GateKeeperIDを削除します。

85

set h323 default_dtmf h323v2 | imtcset h323 default_dtmf コマンドはデフォルトで使用するDTMFの送信方式を設定し

ます。

説明

h323v2 H.323 Ver2方式でDTMFを送信します。

imtc IMTC方式でDTMFを送信します。

初期値

h323v2です。

86

set port [port] proto [emi|emd|emw]set port [port] proto コマンドはE&Mポートのスタート方式を指定します。

説明

port ポートの番号を指定します。0から7が指定できます。

emi イミディエイトスタート方式に設定します。

emd ディレイスタート方式に設定します。

emw ウィンクスタート方式に設定します。

　　例

port 0をウィンクスタート方式に設定します。

EITG>set port 0 proto emw <Enter>

　初期値

　イミディエィトスタート方式

set port [port] dial_in plar [plar_number | none]set port [port] dial_in plar コマンドはホットラインの設定をします。

portで指定されてポートに着信があった場合、plar_numberの電話に転送します。

説明

port ポートの番号を指定します。0から7が指定できます。

plar_number 転送する宛て先の電話番号を設定します。

none 転送を行わないように設定します。

例

port 0に着信があった場合、電話番号100に転送します。

EITG>set port 0 dial_in plar 100 <Enter>

　 port 0の転送の設定を解除します。

EITG>set port 0 dial_in plar none <Enter>

初期値

　 none

87

4.9 Dial Plan マネージメントコマンド

Dial PlanマネージメントコマンドはDial Plan（atpmテーブル）の設定をします。多

くのDial Planマネージメントコマンドはatpmテーブル更新モードで無ければ使用で

きません。

Dial Planマネージメントコマンドには以下のような物があります。

説明コマンドatpm テーブル変更モ

ードでのみ使用でき

るコマンドか？

atpmテーブルの変更モードの開始/終了

を宣言します。

atpm reqatpm done

NoNo

atpmテーブルをフラッシュメモリから

読み込み(restore)、保存します(store)。atpm restoreatpm store

YesNo

atpmテーブルの内容を削除します。

ただし、atpm storeを実行するまでフラ

ッシュメモリには反映されません。

atpm purge Yes

atpm テーブルの内容をフラッシュメモ

リから削除します。

atpm erase No

Destinationテーブルの設定をします。 atpm daddatpm ddelatpm dfindatpm dlist

YesYesNoNo

Hunt groupテーブルの設定をします。 atpm haddatom hdelatpm hfindatpm hlist

YesYesNoNo

Address テーブルの設定をします。 atpm aaddatpm adelatpm afindatpm alist

YesYesNoNo

システム構成の設定をします。 atpm slistatpm sys

NoYes

88

atpmテーブルコントロールコマンド

atpm reqatpm req コマンドはDial plan更新モードに入ります。atpm reqコマンドを実行した

あとはatpm doneコマンドを実行するまで電話を使用することはできません。

atpm doneatpm done コマンドはDial plan更新モードを終了します。

atpm eraseatpm erase はすべてのDial planの設定をフラッシュメモリから削除します。

atpm purge all|addr|dest|huntatpm purge コマンドはatpmテーブルから、Dial planの設定を削除します。.

説明

all Address, Hunt group, Destination のすべての項目を削除します。

addr Address テーブルのすべての項目を削除します。

hunt Hunt groupテーブルのすべての項目を削除します。

dest Destinationテーブルのすべての項目を削除します。

atpm restoreatpm restore コマンドは、Dial plan(番号計画)をフラッシュメモリから読み込みま

す。

atpm storeatpm store コマンドは、Dial plan(番号計画)をフラッシュメモリに保存します。

89

Address マネージメントコマンド

atpm aadd tel# min_digits max_digits hunt_group_id prefix_strip_len [prefix#]atpm add コマンドはAddressテーブルにAddress(電話番号)を追加します。

説明

tel# 電話番号（あるいは、拠点番号）を入力します。

min_digits 入力される電話番号の最小桁数を指定します。

max_digits 入力される電話番号の最大桁数を指定します。

hunt_group_id 電話番号に対応するHunt groupを指定します。

prefix_strip_len Destination(ローカルポート、あるいはリモートゲートウェイ)に送

られる前に削除される桁数を指定します。

電話番号の先頭側から削除されます。

prefix# Destinationに送られる前に電話番号に先頭側に付加される番号を指

定します．(オプション)

atpm adel tel#atpm adel は、Addressテーブルから電話番号を削除します。

説明

tel# Addressテーブルから削除する電話番号を指定します。

atpm afind tel#atpm afind は、Address tableから電話番号を検索し表示します。

説明

tel# 検索する電話番号を指定します。

90

atpm alistatpm alist コマンドはAddressテーブルを表示します。

例

EITG>atpm alist Address Hunt Min Max Prefix Prefix Entry Grp_Id Digits Digits strip Address 103 3 0 16 0 None 104 4 0 16 0 None 201 1 1 3 3 None 202 2 1 3 3 None 203 3 1 3 3 None 204 4 1 3 3 None 205 5 1 3 3 None 206 6 1 3 3 None 207 7 1 3 3 None 208 8 1 3 3 None 666 11 3 3 0 NoneOK

91

Hunt Group マネージメントコマンド

atpm hadd hunt_group_id 1|2 dest_id [desi_id2] …atpm hadd コマンドはHunt groupテーブルにHunt group IDを追加します。

説明

hunt_group_id Hunt group IDを指定します。1から65536の間の値を設定可能です。

1 Hunt type 1. 前の電話使用者が使用していたDestination IDの次の

DestinationIDを使用します。

2 Hunt type 2. 使用されていないDestination IDで最初のDestination IDを

使用します。（デフォルト）

dest_id1 Destination IDを指定します。

dest_id2

dest_id3 …Destination IDが複数有る場合に指定します(オプション)

例

Destination ID 1, 2, 3, 4をHunt Group 10に登録します。Hunt Type 2を指定します。

EITG>atpm hadd 10 2 1 2 3 4<Enter>

atpm hdel hunt_group_idatpm hdel コマンドはHunt groupテーブルからHunt group IDを削除します。

例

hunt_group_id 削除するHung group IDを指定します。

atpm hfind hunt_group_idatpm hfind コマンドは、Hunt groupテーブルからHunt group IDを検索し、表示しま

す。

説明

hunt_group_id 検索するHunt group IDを指定します。

92

atpm hlistatpm hlist コマンドは、Hunt group IDの一覧を表示します。

例

EITG>atpm hlistGroup id Type #Members Member ids-------------------------------------------------------------------- 1 2 1 1 2 2 1 2 3 2 1 3 4 2 1 4 5 2 1 5 6 2 1 6 7 2 1 7 8 2 1 8 11 2 1 11OKEITG>

93

Destination マネージメントコマンド

atpm dadd dest_id port port#atpm dadd dest_id port は、Destinationテーブルに、ローカルポートを追加します。

ローカルポートは、本製品のリアパネルにあるFXS, FXO, E&Mのポートです。

Slot Aのポートは0から始まり、3で終わります。Slot Bのポートは4から始まり、7で

終わります。

説明

dest_id Destination ID（宛て先ID）を、1から65536の範囲の値で割り当てま

す。

port# ローカルポートの番号です。0から7の値が設定可能です。

例

Destination ID 1に、スロットAのポート0を割り当てます。

EITG>atpm dadd 1 port 0 <Enter>

atpm dadd dest_id h323 dest_ip_addr [ip_port]atpm dadd dest_id h323 コマンドは、Destinationテーブルに、リモートのゲートウェ

イのIPアドレスをを追加します。

説明

dest_id Destination ID（宛て先ID）を、1から65536の範囲の値で割り当てま

す。

dest_ip_addr リモートのゲートウェイのIPアドレスを指定します。

ip_port リモートのゲートウェイと通信する時に使用するポート番号を指定

します（オプション）。

例

IPアドレスが192.168.03のリモートゲートウェイをDesitination テーブルにDestinationID 200で登録します。

EITG>atpm dadd 200 h323 192.168.0.3 <Enter>

94

atpm ddel dest_idatpm ddel コマンドはDestinationテーブルに登録されている設定項目を削除します。

説明

dest_id 設定を削除するDestination IDを指定します。

atpm dfind dest_idatpm dfind コマンドは指定したDesitination IDを検索し、表示します。説明

dest_id 検索するDesitination IDを指定します。

例

Destination ID 200を検索します。

EITG>atpm dfind 200 <Enter>Dest id Mode Destination--------------------------------------------------------------

200 H.323 Dest = 192.168.0.3/1720 TCPOKEITG>

atpm dlistDestination IDテーブルを表示します。

例

EITG>atpm dlistDest id Mode Destination------------------------------------------------------- 1 Local PORT = 0 2 Local PORT = 1 3 Local PORT = 2 4 Local PORT = 3 5 Local PORT = 4 6 Local PORT = 5 7 Local PORT = 6 8 Local PORT = 7 11 H.323 Dest = 210.243.230.167/1720 TCPOKEITG>

95

System コマンド

atpm slistatpm slist コマンドはsystemテーブルを表示します。

例

EITG>atpm slistSystem Info: Total dial time = 30000ms, First digit wait = 10000ms, Interdigit wait = 5000ms, Dial term digit = NoneOKEITG>

atpm sys dial_time 1st_digit_wait inter_digit_wait [dial_term_digit]atpm sys コマンドはsystemパラメータの設定します。

例

dial_time すべての電話番号の桁を入力するのに必要な最大の時間をミリ秒

の単位で指定します。

この時間を過ぎると電話番号の入力を終わったものとみなしま

す。

1st_digit_wait 受話器を取ってから、最初の電話番号を入力を受け付ける最大の

時間をミリ秒の単位で指定します。

この時間を過ぎると電話番号の入力を受け付けません。

inter_digit_wait 入力する数字と数字の間の最大時間を指定します。

この時間を過ぎると電話番号の入力を終わったものとみなしま

す。

dial_term_digitr 電話番号の入力が終わったことを示す文字を指定します。(オプシ

ョン)

96

4.10 Tel コマンド

tel show pcm_gain_level

tel show pcm_gain_level コマンドはFXOポートのPCM コーデックのgain levelを表示

します。

tel show port [port#]tel show port はポートのon-hook, off-hookのステータスを表示します。

説明

port# ポートの番号を指定します。

port#を指定しない場合はすべてのポートのステータスを表示します。

tel show ring_freqtel show ring_freq コマンドは、FXSポートに送るring signal の周波数を表示しま

す。

97

tel set pcm_gain_level 1|2|3|4|5tel set pcm_gain_levelコマンドはFXOポートのgain levelを補正します。

説明

1 gain level を –1 dBに設定します。

2 gain level を 0 dBに設定します。

3 gain level を +1 dBに設定します。



初期値

-1 dB.

　補足

この設定はFXOポートに対してのみ有効です。

tel set ring_freq 1|2|3|4tel set ring_freq コマンドはFXSポートに送るring signalの周波数を設定します。

説明

1 周波数を17 Hzに設定します。




98

5 ファームウェアのアップグレード

本製品には、２つのモードがあります。1つは、通常動作のモードで、もう1つがダウン

ロードモードです。ダウンロードモードでは、ＴＦＴＰサーバからファームウェアをダ

ウンロードし、アップグレードすることができます。

ただし、ダウンロードモードでは、通常モードのコマンドの多くは使用できません。

.

5.1 ダウンロードモードに入る

通常モードからダウンロードモードに入るには、download コマンドを使用します。

downloadコマンドは、コンソール、あるいはTelnetから使用可能です。

Console> download <Enter>

Downloadコマンドを実行すると、通話はすべて終了され、本製品はダウンロードモー

ドで再起動されます。もし、Telnetを使用している場合は、Telnetセッションが終了さ

れるので、再起動後、再びTelnetから本製品に接続してください。

ダウンロードモードでは以下のようなプロンプトが表示されます。

EITGLoader>

99

5.2 ダウンロードモードのコマンド

ダウンロードモードでは以下のコマンドが使用可能です。

コマンド説明

help コマンドのヘルプを表示します。

quit ダウンロードモードを終了し、通常モードに戻ります。

set IPのパラメータを設定します。

start TFTPサーバからダウンロードを開始します。

5.3 ダウンロードの実行例

注：表示されるメッセージはファームウェアのバージョンによって、

　　若干、異なります。

（１） downloadコマンドを実行し、ダウンロードモードに入ります。

Do you want to enter download mode now (y/n)? [n] と表示されたら「y」と

入力し本製品を再起動します。

　　　本製品のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定をして

いない場合は事前に設定を行っておいてください。

Console> downloadDo you want to enter download mode now (y/n)? [n] y

（２）本製品が再起動し、EITGLoader> のプロンプトがでたら

　　　start　と入力します。

EITGLoader>start

（３）IP address of the TFTP Boot server? [192.168.0.254]と表示されたらTFTPサーバのIPアドレスを入力し、Enterキーを押します。

例　TFTPサーバのIPアドレスが192.168.0.10の場合

IP address of the TFTP Boot server? [192.168.0.254] 192.168.0.10

100

（４）Name of the file to be downloaded?　と表示されたら、

　　ダウンロードするファームウェアの名前を入力し、リターンキーを押します。

例　ファイルの名前がitga241.imgの場合

Name of the file to be downloaded? itga241.img

（５）Do you want to write downloaded image to flash EEPROM (y/n)? [y]　と

表示されたら、「y」と入力し、Enterキーを押します。

Do you want to write downloaded image to flash EEPROM (y/n)? [y]　y

（６）Press <Enter> to start flash EEPROM programming と表示されたら

　Enterキーを押します。

ファームウェアの書き込みが始まります。書き込み中は本製品の電源を切らないで

ください。

Flash EPROM programming on-going, BE CERTAIN NOT TO TURN POWEROFF...Flash sector no. 4 write doneFlash sector no. 5 write doneFlash sector no. 6 write doneFlash sector no. 7 write done

Flash sector no. 23 write doneFlash sector no. 24 write doneFlash sector no. 25 write doneFlash EEPROM programming completedAll sectors programmed successfully

（７）Download another file (y/n)? [n] と表示されたら

　「n」を入力します。

Download another file (y/n)? [n] n

（８）quitコマンドを入力して、ダウンロードモードを終了します。

Do you want to restart the system now (y/n)? [n] と表示されたら「y」と入力して

本製品を再起動してください。

EITGLoader>quit

Do you want to restart the system now (y/n)? [n] y

101

5.4 ダウンロードモードコマンド詳細説明

helphelp コマンドは、コマンドのヘルプを表示します。

quitquit コマンドは、ダウンロードモードを終了します。

補足

Telnetを使用してダウンロードモードに入っている場合は、quitコマンドを実行する

と、Telnetセッションは終了されます。本製品が再起動したら、再度Telnetで接続し

てください。

set ip ip_addrset ip コマンドは、本製品のIPアドレスを設定します。

説明

ip_addr IPアドレスを指定します。

補足

設定したIPアドレスは再起動後に有効になります。

set gateway ip_addrset gateway コマンドはデフォルトゲートウェイのIPアドレスを設定します。

説明

ip_addr デフォルトゲートウェイのIPアドレスを指定します。デフォルトゲ

ートウェイを指定しない場合は、「0.0.0.0」を指定します。

補足


set mask ip_maskset mask コマンドは、サブネットマスクを設定します。

説明

ip_mask サブネットマスクを指定します。

補足


102

startstart コマンドは、TFTPサーバからダウンロードを開始します。startコマンドを実

行した後、TFTPサーバのIPアドレスとダウンロードするファイルの名前を入力する

必要があります。

103

6.1 VG-ST1000製品仕様

適用回線 4ポートFXO4ポートFXS4ポートE&M（最大8ポート）

ネットワークインターフ

ェース

100BASE-TX／10BASE-T　IEEE802.3準拠

RJ45コネクタ

音声圧縮 G.711 PCM 64kbps (A-law and μ-law)G.723.1A ACELP/M-MLQ (5.3, 6.3kbps)G.729AB CS-ACELP (8kbps)

Fax ITU-T V.21, V.27ter, V.29, V.33 and V.17

Fax over IP T.38Proprietary low bandwidth protocol

エコーキャンセル G.168 準拠

音質向上機能 Voice activity detection（有効音声検出）

DTMF detection/generation(DTMF検出、再生)Echo cancellation（エコーキャンセル）

Comfort noise generation（快適ノイズ生成）

Call progress detection（コールプログレス検出）

Gain control（ゲインコントロール）

登録可能な電話番号数 100

プロトコル H.323

設定 Web Browser, TELNET、シリアルコンソール

Firmwareアップグレード TFTPによりアップグレード可能

電源 90-240 V, 20 W, 50-60 Hz動作環境温度 0o ～ 45o C

湿度 10% to 85% (結露無きこと)寸法 (H x W x D) (44 x 445 x 275 mm)

重量 4.2 kg (VG-ST1000本体)5.1 kg (VG-ST1000に2個モジュールを装着した場合)

ラックマウント 19インチラックマウントに装着可能

104

6.2 VG-OP-FXO1000製品仕様

シグナリング Loop Start / DTMF

Channel数 4

コネクタ RJ11 2pin モジュラジャック

ラインインピーダンス 600 Ω900 Ω複合ラインインピーダンス

挿入ロス 2 dB nominal.

周波数特性 300Hz ~ 3400Hz +/- 2dB w.r.t. 1004Hz.

リターンロス ≥ 18 dB

インプットレベル補正 -6 dB to +6 dB

アウトプット減衰 0 dB to 13 dB

105

6.3 VG-OP-FXS1000製品仕様

シグナリング Loop Start / DTMF

Channel数 4


ラインインピーダンス 600 Ω900 Ω複合ラインインピーダンス





アウトプット減衰 0 dB to 13 dB

ループ電流 25mA nominal

リング電圧 50Vrms Nominal

リングトーン 16.67Hz, 20Hz, 25Hz, 50Hz　デフォルト20Hz

106

6.4 VG-OP-EM1000製品仕様

シグナリング・ Type V, 4Wire・ Wink, Delay, Immediateスタート方式に対応

Channel数 4


ラインインピーダンス 600 Ω





107

6.5 コンソールポート

本製品のコンソールポートにはRS-232Cコネクタを使用しています。ケーブルに

は、添付のRS-232Cストレートケーブルを使用します。

RS-232Cコネクタのピン配列を以下に示します。

DB-9 pin 信号

1 無接続

2 TxD3 RxD4 無接続

5 Ground6 無接続

7 無接続

8 無接続

9 無接続

6.6 LAN ポート

LANポートには、標準的なRJ-45コネクタを採用しています。ピン配列も標準の

Ethernetと同じです。ハブに接続するときには、ストレートケーブルを使用してく

ださい。

ピン配列を以下に示します。

RJ45 pin 信号1 RxD+2 RxD-3 TxD+4 無接続

5 無接続

6 TxD-7 無接続

8 無接続

1 2 3 4 5 6 7 8

108

6.7 FXO ポートのピン配列

FXOポートのコネクタにはRJ-11コネクタを採用しています。

ピン配列を以下に示します．

RJ-11 ピン信号

1 無接続

2 Tip3 Ring4 無接続

6.8 FXS ポートのピン配列

FXSポートのコネクタにはRJ-11コネクタを採用しています。

ピン配列を以下に示します。

RJ-11 ピン信号

1 無接続

2 Tip3 Ring4 無接続

1 2 3 4

1 2 3 4

109

6.9 E&Mポートのピン配列

E&MポートのコネクタにはRJ-45コネクタを採用しています。

本製品では、Type V 4-Wire仕様のみサポートします。

ピン番号１は左側です。

ピン番号信号　説明

1 無接続

2 M-lead Input for E&M3 Rring 4W RX Ring, Input for E&M4 Tring 4W TX Ring, Output for E&M5 Ttip 4W TX Tip, Output for E&M6 Rtip 4W RX Tip, Input for E&M7 E-Lead Output for E&M8 無接続

110

6.10 略語

ATPM Address Translation and Parsing Manager

CLI Command Line Interface

DSP Digital Signal Processor

DTMF Dual Tone Multi-Frequency

E&M Ear & Mouth

FXO Foreign Exchange Office

FXS Foreign Exchange Subscriber

H.323 ITU specification for multimedia transmission over IP networks

ICMP Internet Control Message ProtocolIMTC International Multimedia Telecommunications Consortium

IP Internet Protocol

ITG Internet Telephony Gateway

KTS Key Telephone System

LAN Local Area Network

NVS Non-Volatile Storage

LED Light Emitting Diode

PBX Private Branch Exchange

PSTN Public Switched Telephone Network

RTP Real-Time Transport

TCID Telephony Channel Identifier

TFTP Trivial File Transfer Protocol

TIM Telephony Interface Modules

TNV Telephone Network VoltageUDP User Datagram ProtocolUTP Unshielded Twisted PairVAD Voice Activity Detection

WAN Wide Area Network

111

7 工場出荷時設定値

パラメータ出荷時設定値

Network

IP アドレス 192.168.0.1

IP サブネットマスク 255.255.255.0

デフォルトゲートウェイ 0.0.0.0

IP precedence（IPプレセダンス） 0 0 0 0

LANスピード 10/100 auto-negotiation

WEB(HTTP)、Telnetでのログイン名 eitg

WEB(HTTP)、Telnetでのパスワード 123

HTTP server On

シリアルポート（固定）

ボーレート（ビット／秒) 19,200

データビット 8

パリティなし

ストップビット 1

フロー制御なし

H.323

h323 display_name Customer

h323 h245_term_type 60

h323 rtp_port_bas 30,000

h323 out_fast_star Off

h323 in_fast_star Off

h323 auto_answer On

h323 nat_cal Off

dtmf duration 300 ms

112

h323 gk_mode Off

Voice codec

ボイスコーデック G.723 6.3kbps

Telephony

FXOポートのPCMコーデックのrx gain -1 dB

FXSポートのリング周波数 17 Hz

113

本製品のdial planの初期設定値



201 1 1 3 3 None

202 2 1 3 3 None

203 3 1 3 3 None

204 4 1 3 3 None

205 5 1 3 3 None

206 6 1 3 3 None

207 7 1 3 3 None

208 8 1 3 3 None



1 2 1 1

2 2 1 2

3 2 1 3

4 2 1 4

5 2 1 5

6 2 1 6

7 2 1 7

8 2 1 8



1 LOCAL PORT = 0

2 LOCAL PORT = 1

3 LOCAL PORT = 2

4 LOCAL PORT = 3

5 LOCAL PORT = 4

6 LOCAL PORT = 5

7 LOCAL PORT = 6

8 LOCAL PORT = 7

114

PY00-27236-DM10-02

Documents

VoIP Gateway VG-ST1000 ユーザーズガイドbuffalo.jp/download/manual/net/d27236a2.pdf2 目 次 1 製品構成 1.1 パッケージ内容 3 1.2 フロントパネル 3 1.3 リアパネル

VoIP Gateway VG-ST1000 ユーザーズガイドbuffalo.jp/download/manual/net/d27236a2.pdf2 目次 1 製品構成 1.1 パッケージ内容 3 1.2 フロントパネル 3 1.3 リアパネル