認知症ケア 理念の紹介PowerPoint プレゼンテーション Author A-230 Created Date...

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認知症ケア理念の紹介

「パーソン・ センタード・ ケア」とは

認知症カフェ 2014.5.10

何でも「認知症のせいだ!」と、 思ってはいませんか?

「言ってもしょういがない!」

「認知症だから、どうしようもない!」

「薬でなんとかして!」

なんで、みんな怒ってるんだろう・・・

認知症の種類と特徴 アルツハイマー型認知症 脳血管性認知症

レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症

脳の萎縮 ゆっくりと悪くなる 初期から重度のもの忘れ とりつくろい もの盗られ妄想

脳梗塞、脳出血 マヒ、言語障害 脳梗塞発作のたびに悪化 もの忘れは初期は軽い 感情が不安定

パーキンソン症状 具体的な幻視 転びやすい 症状が変動 行動異常 精神安定剤が効きづらい

特徴的な脳萎縮 初期はもの忘れがない 性格や行動の変化が顕著 脱抑制、無関心、常同的 行動異常 言葉の障害

その他の認知症 ● アルコール性認知症

● 感染性疾患による認知症

治る認知症

せん妄、うつ病、硬膜下血腫

正常圧水頭症、甲状腺機能低下

認知症のこと知っていますか?認知症には原因疾

患があります。

認知症とは

脳や身体の病気によって、記憶力や判断力、 計画力などが障害され普段の社会生活に一時的、一過性ではなく持続的に支障を来している状態。

認知症の方の苦手なもの 認知症の方は、記憶が障害されているので・・・

すべてが不安

新しいことを覚えるのが苦手

だから

「・・・」

パーソン・センタード・ケアの創設者

Tom Kitwood

1985年認知症ケアマッピング(DCM法)を開発した

1986年認知症研究グループ設立

1992年ブラッドフォード大学認知症ケア研究グループを設立

1997年「認知症再考:最も重要なのはその人である」

1998年61歳で急逝

パーソン・センタード・モデルを提唱した

(脳障害が直接的原因であるが、深い影響を与える要因が他にもたくさんある)

→ ドーン・ブルッカー氏

英国 ブラッドフォード大学認知症ケア研究グループで研究を引き継ぐ

2009年英国ウースター大学認知症学部 学部長

・パーソンケンタード・ケアとは、年齢や健康状態に関わらず、すべての人々に価値がある事を認め尊重し、一人ひとりの個性に応じた取り組みを行い、認知症を持つ人の視点を重視し、人間関係の重要性を強調したケアのことである。(Brooker,2004)

パーソン・センタード・ケアとは

認知症=NI+H+B+P+SP

パーソン・センタード・モデルとは

NI=脳の障害

H=身体の健康状態

B=生活歴

P=性格傾向

SP=社会心理

※これらすべての要因が「認知症をもつ人がどのように行動し、感じ、考えるかに影響する」と考えられている

認知症を持つ人

認知症を持つ人

V=人々の価値を認める

I=個人の独自性を尊重する

P=その人の視点に立つ

S=相互に支え合う社会心理を提供する

パーソン・センタード・ケアとは

パーソン・センタード・ケア=V+I+P+S

一人の人として、周囲の人や社会とのかかわりを持ち、受け入れられ、尊重され、それを実感している、その人のありさまを示す。人として、相手の気持ちを大事にし、尊敬しあうこと。お互いに思いやり、寄り添い、信頼しあう相互関係を含む概念である。

パーソンフッドとは

一人の人として、 周囲に受け入れられ、尊重されること。

“パーソンフッドを尊重することも、尊重しないことも、必然の結果があり、 それらの結果は経験的に検証する事ができる”(Kitwood,1997)

心理的ニーズとは

アイデンテイテイ

(自分が自分で

あること)

くつろぎ

(やすらぎ)

共にあること

たずさわること

愛着・結びつき

・個人のニーズと権利が考慮されない時

・強く否定的な感情が無視されたり理解されない時

・孤立が非常に深まる時

パーソンフッドが損なわれるのは

・怖がらせる事

・後回しにする事

・子ども扱いする事

・好ましくないレッテルを貼る事

・侮辱する事

・非難する事

・騙したり欺く事

・わかろうとしない事

【悪性の社会心理】

・能力を使わせない事

・強制する事

・中断させる事

・物扱いする事

・差別をする事

・無視する事

・のけものにする事

・あざける事

パーソンフッドが高められるのは

・その人が社会の一員としてその価値を認められる時

・その人のニーズに応じて個性を尊重したケアが提供された時

・認知症をもつ人の視点からケアが理解された時

・その人が社会的な存在であり続ける事ができるように支えられた時

・おもいやり(優しさ、暖かさ)

・包み込むこと

・リラックスできること

・尊敬すること

・受け入れること

・喜びあうこと

・尊重すること

・共感をもってわかろうとすること

【積極的な働きかけ】 ・能力を発揮できるようにすること

・必要とされる支援をすること

・関わりを継続できるようにすること

・共に行なうこと

・個性を認めること

・共にあること

・その場の一員として感じられるようにすること

・一緒に楽しむこと

認知症になったら、何もわからないの?

・生活って何?日常生活だけが生活ではない

・今まで経験してきたことが活かせられない

・今まで、出来てたことを抽出してあげる

・認知症をもつ方には生活力がある

健康科学大学作業療法学科教授 守口恭子氏

イキイキと、今を生きる

できる事をする

主体性をもってできる事をする

「こういう考え方はどうですか?」

認知症のリハビリテーション

・手工芸活動(1~2回/週) 活動人数に制限なくオープンで実施。療養者それぞれが出来る部分を分担しあって1つの作品を作りあげる。

個人作品作り 集団作品作り

・臨床美術(2回/月)

1回の活動に8人程度参加。クロ-ズドの形で実施。

・手工芸活動(1~2回/週)

活動人数に制限なくオープンで実施。作業する方、見るだけの方と自由。

出来る事をしています!!

「北中城若松病院の認知症リハ課では」

自信にあふれたみなさんの言葉

「私が作った」 展示を見る度に嬉しそう に繰り返し話す・・・Aさん

「これは故郷の海を想って描いた」

「絵が好きになっている」

11点目の作品を完成させた日、

ふとこぼした一言・・・Cさん

「自分でもまぁ

良く出来たと思うよ」

完成した作品を眺めて しみじみと・・・Dさん

「できる事をわかってもらう活動」

地域の勉強会

役場

銀行ロビー

☆作品を展示することで、認めてもらう!わかってもらう! それが自信となり、イキイキにつながっています!

「作品に思いをのせ届けます」

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