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c 2003 IBM Corporation IBM Software Group R Notes /Domino 6への移行詳説と実際 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 Lotus テクニカル・セールス 1

Notes/Domino 6への移行詳説と実際public.dhe.ibm.com/software/dw/jp/lotus/ldd_tech/DevApp... · 2008. 10. 30. · IBM Software Group 移行の前提として Notes/Domino R4.x

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c 2003 IBM Corporation

IBM Software Group

R

Notes/Domino 6への移行詳説と実際

日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア事業 Lotusテクニカル・セールス

1

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ご注意

本資料の内容は、IBM Lotus Notes/Domino 6(日本語版6.0)での機能及び評価にもとづいております。

本資料に含まれている情報は、正式な IBM のレビューを受けておりません。

また、明記にしろ、暗黙的にしろ、何ら保証もなしに配布されるものです。この情報の使用またはこれらの技術的内容の実施は、いずれも使用先の責任において行われるべきものであり、また、それらを評価し、実際に使用する 環境に統合する使用先の判断に依存しています。

本資料では、Lotus Notes/Domino 6 をNotes/Domino 6、Lotus Notes 6 をNotes 6、Lotus Domino 6 をDomino 6、Lotus Domino Designer 6をDomino Designer 6 あるいは Designer 6、Lotus Domino Administrator 6をDomino Administrator 6 あるいはAdministrator 6と省略して記述しています。

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アジェンダ

Notes/Domino 6 移行の手順

複数バージョン共存環境での考慮点

R4.x/R5アプリケーション移行と互換性

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コミュニケーション

移行のプロセス

トレーニング

製品の品質サポート

テスト

導入展開作業

社内意思決定

移行を促進するために

Notes/Domino 6 移行への課題

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移行の前提として

Notes/Domino R4.x は製品サポート終了

以下のバージョンからのNotes/Domino 6移行がすべてサポート対象

Release 5.x

Release 4.6x

Release 4.5x

移行元のリリースを下記以降のものにアップデートしておくと、移行の作業負荷が軽減される

R4.57

R4.64

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サーバーサーバー

ディレクトリ(アドレス帳)ディレクトリ(アドレス帳)

クライアントクライアント

メールテンプレートメールテンプレート

アプリケーションアプリケーション

Release 6Release 6Notes/ Notes/ Domino 6Domino 6

移行の標準的な手順

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移行前の準備作業

→ Notes/Domino 6ではスケーラビリティが向上しているため、移行時にドミノサーバーに再設定させる

1. 現行のサーバー上ですべてのデータベースをチェックしておくすべてのビューの再構築 (Updall -v)

整合性の確認 (Fixup)

圧縮 (Compact)

2. Domino 6 サーバーの notes.ini で以下のパラメータが設定されている場合は、コメントアウトする

NSF_BUFFER_POOL_SIZE

SERVER_SESSION_TIMEOUT

SERVER_MAXSESSIONS

SERVER_MAXUSERS

NSF_DBCACHE_MAXENTRIES

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移行手順の概要

Notes6 管理クライアント(ドミノ管理クライアント)をインストール

管理サーバーのバージョンアップドミノディレクトリの設計を Notes/Domino 6 のテンプレートへ

ドミノディレクトリを各サーバーに複製

R4.5x/R4.6x のサーバーが混在する場合、UNKエラーが発生する可能性

ハブサーバーの移行

メールサーバーの移行

SMTP サーバー、Web サーバーの移行

アプリケーションサーバーの移行

その他のサードパーティ製品、コンパニオン製品の移行

各種データベースのODSを Notes/Domino 6の形式にバージョンアップ

ODSは後のページで解説

クライアントを Notes6 にバージョンアップ

メールや各種データベースの設計を Notes/Domino6 形式に移行メールファイルはサーバー上で Convert を実行することで置換可能

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データベース構造について

ODS 20 = R4.6ODS 41 = R5.x

データベースサイズ割り当ての拡張IMAP対応 等

ODS 43 = Notes/Domino 6データベースサイズ制限の解除添付ファイルの LZ1圧縮形式ビューロギングシングルコピーテンプレート 等

ODS20の場合は、データベースのプロパティではブランク表示となる

各バージョンの ODS 形式

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新しい ODS 形式に変更しない場合は

ファイル拡張子の変更Domino 6サーバー上で、ローカルレプリカを作成して、拡張子を NS4(ODS20)またはNS5(ODS41) に変更する

OSレベルのファイルコピーでは拡張子変更は行わない

Compact -R

サーバーコマンドで、ODS41形式の利用を指定する

load compact <データベースファイル名> -R

Compact タスクの停止

プログラム文書など、サーバー上で一括実行しない

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混在環境でのカレンダースケジュール機能 -1

スケジュール設定、会議召集など

Notes R5 クライアントと Notes 6 クライアントの混在は可能

Notes 4.5x/4.6x クライアントと Notes6 クライアントの混在環境

以下のテンプレートにバージョンアップする4.57 以降の "StdR45Mail" テンプレート(mail45.ntf) 4.64 以降の "StdR46Mail" テンプレート(mail46.ntf)

R4.5x/4.6x のメールファイルを Domino 6 メールサーバー上に設置制限事項が多いため、可能であれば移行

スケジュールの代行を設定する場合

ユーザーのクライアントとテンプレートを、代行者と同時に移行する

不可能な場合は、代行者を先に移行

Notes/Domino 6 カレンダースケジュール新機能を利用する場合

サーバー, クライアント, テンプレートをNotes/Domino 6へ移行必要

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混在環境でのカレンダースケジュール機能 -2

Notes クライアントがR4.57/4.63b より前の場合、早期にバージョンアップする

Domino 6 メールサーバーで、R4.5x/4.6xメールテンプレートを利用4.5x/4.6x クライアントと、Notes 6 クライアントの混在環境では、R4.5x/R4.6xテンプレート利用可能

Domino 6 メールサーバーで、Notes6 テンプレートの場合4.5x/4.6x クライアントと、Notes 6 クライアントの混在環境では、テンプレートをR4.57/4.63b 以降のバージョンに移行が必要

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共存環境での考慮点 -1

Bookmark.nsf

Notes 6 では、BookmarkはDesktopファイル(Desktop6.ndk)ではなく、Bookmark.nsfに保存される

添付ファイルの圧縮

Notes/Domino 6では、LZ1(Lempel-Zev class 1)圧縮形式に変更

LZ1圧縮の利用は、R5クライアントがファイルを読み込む場合にサーバー負荷がかかるため、設定しない

LZ1圧縮とビューロギング機能は、データベースがODS43であることが必要

ディレクトリの複製

Notes/Domino 6 と、R4, R5サーバー間のディレクトリ(公開アドレス帳)複製は可能

タブ形式の表示ができないUNKテーブルのエラー(後述)の可能性あり

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共存環境での考慮点 -2

拡張ACLを利用する場合

前バージョンのサーバーからのACL変更が不可

R5クラスタ環境でのDomino 6 サーバーのメンバー追加は可能

カラーコーディングによるログの分析表示は、Domino 6 サーバーのみ

ローカルでの利用は可能

システムテンプレート

Notes/Domino 6のシステムテンプレートは、R5サーバーとの互換性あり

一部、Teamroom テンプレートの利用や、Notes/Domino 6 新機能の利用での制限がある

フォルダーの未読文書数表示は、Domino 6 サーバーのみ

ローカルでの利用は可能

ネットワーク圧縮は、Notes 6 クライアントと Domino 6 サーバー間のみサポート

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共存環境での考慮点 -3

UNKテーブルエラーの対応 (UNKテーブル詳細については後述)R5では

データベースのオプションで、[ データベースの多くのフィールドの許可 ]を設定

R4.6.7aでは

CONVERT_NAB_UNKS_TO_RARELYUSED=1

R4.5 から R4.6.7

ポリシー文書、メールルール等を複製しないようにする。

R4.6.7aへのアップグレード

2004/04/08に本件に関するTechnoteが公開されました。

http://www-6.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/0/1c9ad4ecadb0a33d49256e700039734f?OpenDocument

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UNKテーブル

UNKテーブルとはUNique Key Table

ノーツデータベース内のすべてのフィールドの名前等を保存する内部テーブル

64Kサイズ制限 = 平均約3000フィールド程度

UNK の制限に達した場合フィールド数を減らす

データベースのすべてのフォームと文書から削除

FIELD LastYear := @DeleteField

この式で削除されない場合は、フィールドを同じ名前で再追加と削除を行う

共有フィールドの利用

フィールド名を短くする

設計を複数のDBに分割する

CompactでUNKテーブルの削除と再作成を行う

ただし、全文索引されている場合は、索引を削除してから実行

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アプリケーション関連新機能

データベースオプションの設定文書テーブルマップの最適化

ドミノディレクトリの索引パフォーマンスが約2倍に向上Compact -F で設定On、 -fで設定off

未読マークを使用しない、

以下のデータベースオプションの同時設定で約5~10%索引パフォーマンスが向上未読マークを使用しない

空きスペースに上書きしない

Last Accessed プロパティを保持

文書の階層情報を使用しない

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各種ビューオプションのパフォーマンスへの影響

View01: 5列のうち最初の列のみソート

View02: 列全部をソート

View03: 2列目をユーザーソート設定

View04: 列全部でユーザーソートの設定

View05: 列全部で複数ソート列の設定

View06: 列全部でフィールド名ではなく式による値設定

View07: 選択式の設定(ただし全文書表示となる)

View08: 選択式で@Todayを設定

View09: 選択式で@Todayを繰り返し設定

View10: 選択式で@Nowを設定

View11: 選択式で@Nowを繰り返し設定

View12: @Todayを列式で使用

View13: @Nowを列式で使用

View14: 各行の色設定、背景をタイル表示等、レイアウトのカスタマイズ

View15: ビューレベルでの文書作成を設定

View16: ビューの内容をHTMLとして取り扱う設定

View17: インデックスでユニークキーを生成

View18: 文書の変更で

View19: 先頭2列のカテゴリを展開表示

View20: 先頭2列のカテゴリを展開表示で、空のカテゴリを非表示の設定

View21: 6列目に値を色設定する列を作成

View22: 5列のうち4列を非表示

View23: 5列目を編集可能

View24: 式による列の表示制御

View25: 先頭2列のカテゴリを省略表示

View26: 先頭2列のカテゴリを省略表示で、空の場合表示しない設定

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Vie

w01

Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

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Vie

w23

Vie

w24

Vie

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Vie

w26

0

0.5

1

1.5

1回目

2回目

3回目

ビューインデックスの処理結果

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DJXのNotes/Domino 6 対応

Notes/Domino 6 でも、R5版のDJX 同等の機能を提供

新規設定の場合、インストーラによる導入

R5でDJXを設定している場合、DJXテンプレートの置換程度でそのままDJX 6へ移行が可能

Domino Web Access の DJX 対応は6.0.1よりサポート宛先指定時に組織階層を利用

登録ポリシーに対応

Notes/Domino 6 と R4.6漢字アドレス帳の組合せ製品サポートとしては対応しない

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R4.x, R5と、Notes/Domino 6では、各バージョンでの仕様の変更あり特に、R4からR5へは大幅な設計の見直し

R4.xから直接 6へ移行する場合の注意R4.6.7以前のバージョンからの移行R5での仕様変更

カスタムアプリケーションの移行

R4.x

R5.x

ND6

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アプリケーション移行の手順

必要に応じ繰り返し行う

移行先バージョンの仕様調査

利用状況の調査

アプリケーション移行計画の立案

テスト環境での稼動テスト

アプリケーションの調整修正、障害対応

新機能の追加(オプション)

システムテスト

実環境への移行

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実際にアプリケーションを移行すると...

R4やR5で作成されたアプリケーションは、基本的に動作

一部例外事項があるため、動作テストは必須サポートされなくなった@関数, @Command

関数や設計要素での一部仕様の変更あり

フォントサイズ、折り返し表示の変更

表示/非表示の動作変更

関数の追加、動作仕様の変更

レプリカの制御

ACLの評価順の変更

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R4からの非互換項目の例

全文検索R5で全文検索エンジンが変更になり、R4と検索結果が異なる

ACL設定

セキュリティ強化のため、グループへのアクセス制限をワイルドカード(*)指定よりも優先

文字列の折り返し

ダブルバイト文字列の折り返し方式がバージョンにより相違

表示/非表示のコントロール

R4.6x 表の罫線の表示状態の変更

ビューのソート順大文字/小文字の区別、アクセント(濁点/半濁点の区別)

@関数, LotusScript@関数, キーワードの追加・削除

戻り値, 引数の仕様変更

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Notes/Domino Application Code Checker

概要アプリケーションの移行をスムーズに行うための支援をするツール

移行の対象とするノーツデータベースの設計情報を自動的にチェック

アプリケーション移行の際の問題発生の可能性がある個所を一覧することができ、問題発生個所の洗い出しの生産性を大幅に向上させることができる

ツールで提供するチェック項目以外に、独自のチェック項目の追加が可能である

ソースコードを開示しているので、自由に機能変更、追加が可能である

Notes/Dominoアプリケーション移行Hint&Tips集との連携提供されるチェック対象のリストとHint&Tips集の内容が連携

チェック結果に対する情報がHint&Tips集より得られる

前提としてTeamStudio Analyzer のインストールが必要

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Notes/Domino アプリケーション移行ヒント集

概要Notes/Domino6へのアプリケーション移行のためのHint&Tipsを提供することにより、作業負荷を軽減する

Notes/Domino6の障害情報と回避策を提供することにより、未然にトラブルを防止する

R4/R5の障害情報の現在の状況(修正済み,未修正)や6での仕様の変更点を提供することにより、Notes/Domino6の開発生産性が向上する

Notes/Domino Application Code Checker(以降、Code Checkerと記述)との併用により、より効率的なアプリケーションの移行ができる

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動作確認, 検証について

Code Checker、Hint&Tips集は下記テストの実施結果に基づいて作成されている実稼動するアプリケーションDBの移行テスト

アプリケーション選定基準R4サーバーにて実際に稼動しているアプリケーション他のバージョンのサーバーが混在していない環境一般的によく使用される機能を持ったアプリケーションなるべく多くの@関数/@Command/LotusScriptを使用しているアプリケーション

移行環境R4.67-->6(Gold版)

Lotus Notes Knowledge Base に記載された障害情報のテスト

テスト対象・障害情報選定基準@Command,@関数,LotusScriptでよく使われる関数について障害が発生している情報を選択するアプリケーションに関するクリティカルな障害が発生している情報を選択するアプリケーション移行に関する障害について選択する

テスト環境R4.67、R5.010、6(Gold版)障害特有のバージョン

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作業項目 CodeChecker Hint&Tips集1 修正対象の決定2 修正方法の決定3 回避策の作成4 修正箇所の絞込み       *15 修正箇所の特定6 修正実施7 確認テスト8 新たな修正対象の絞込み

(テスト結果より)  

9 2-8繰り返し

効果(事例)Code Checker適用により、DBあたりの修正箇所の洗い出し時間140分(設計要素洗い出し時間)×チェック項目数を削減

Hint&Tips集適用により、情報収集および動作確認にかかる工数平均24人月のワークロード削減

適用個所と導入効果

適用個所

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システム構成

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参考資料、WEBサイト等

Lotus Developer Domain

www.lotus.com/ldd

www-6.ibm.com/jp/domino07/lotus/home.nsf/Content/ldd_today

リリース情報データベース

製品付属

ヘルプデータベース (ノーツヘルプ、管理者ヘルプ、デザイナーヘルプ)

製品付属

IBM Redbook

Upgrading to Notes/Domino 6

www.redbooks.ibm.com

ナレッジベース

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お問合せ先

または、直接お問合せの場合はチームスタジオジャパン株式会社

松田 秀幸 様

[email protected]

TeamStudio製品について

チームスタジオジャパン株式会社

http://www.teamstudio.co.jp/

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