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2020年(令和2年)5月5日(№217) 早稲田大学グリークラブOB会新聞(稲グリ新聞)

〈編集・発行〉

早 稲 田 大 学グリークラブOB会http://waseglee-ob.com

幹事長:佐々木 豊

〒192-0051

東京都八王子市元本郷町

2-5-10-307

Tel.042-626-4991

tgsasaki@waseda.jp

新型コロナウイルスの感

染拡大で、多くの人が不自

由な生活、我慢を強いられ

ていることと思います。と

りわけ現役の早稲田大学グ

リークラブは、合唱活動だ

けでなく、学生生活も満足

に送れない閉塞感にさいな

まれていることでしょう。

▼コロナ禍で、音楽などの

芸術文化は「不要不急」の

ものとされ、特に合唱は密

閉・密集・密接の「3密」

として忌避されるようにな

りました。多くの演奏会・

イベントが中止され、劇場

やホールも閉鎖されて、感

染者や自粛ムードに従わな

い者を攻撃する風潮さえ生

まれました。そして発令さ

れた「緊急事態宣言」。多

くの国民が権限集中と私権

の制限を望んだのです。

▼もちろん命は大事です。

しかしコロナ禍で失われた

のは、移動の自由、表現の

自由、集まる自由など、私

たちが戦後の憲法下で守っ

てきたものです。これらの

自由を一時的にせよ、手放

す痛みを自覚しながら過ご

すことも必要でしょう。

▼新型コロナの収束はまだ

見通せません。でも不安が

広がる社会で、人の心を癒

してくれるのが音楽です。

命と自由をトレードオフす

るのではなく、どちらも大

切に守る思いを持って夜明

けを待ちたいと思います。

中止し、授業実施を5月11

日まで延期した(5月2日

時点)。現役グリーは演奏

会や練習だけでなく、新人

勧誘活動もできない状況

で、夏合宿や12月の定期演

奏会まで影響しそうだ。

2020年度の現役グリ

ーは2月13日の第69回送別

演奏会(杉並公会堂)で、

男声合唱組曲「草野心平の

詩から」(多田武彦作曲)

を好演し、幸先の良いスタ

ートを切った。しかし、そ

の後、大学からサークル活

動の自粛要請を受けて活動

を休止。3月23日に東京六

連、4月10日には東西四連

の延期が発表された。

幸い、東京六連は9月16

日(水)の開催が決まった

が、なお予断を許さない情

勢で、年間の活動スケジュ

ールもタイトなものになり

そうだ。現役グリーは現

在、SNS(交流サイト)

などで連絡や新歓活動をし

ながら、活動再開の日を待

ちわびている。

新型コロナウイルスの影

響を最も受けているのが、

現役グリークラブだ。早稲

田大学は卒業式・入学式を

OB会は1月19日から、O

B六連で稲門グリークラブ

として演奏する男声合唱組

曲「月光とピエロ」の練習

を開始。指揮者の山脇卓也

さん(H10卒)を中心に2

新型コロナウイルスの世界的な

感染拡大を受け、早稲田大学グリ

ークラブの現役・OBの演奏会も

延期・中止を余儀なくされた。5

月31日に開催を予定していた第11

回東京六大学OB合唱連盟定期演

奏会は中止が決定。現役の第69回

東京六大学合唱連盟定期演奏会

(5月2日開催予定)、第69回東

西四大学合唱演奏会(6月28日、

関西開催)も延期が決まった。現

役六連は9月16日(水)の開催を

目指す。

=関連記事2面に

東京六大学OB合唱連盟

は4月7日、第11回OB六

連の中止を発表した。連盟

は「新型コロナウイルスを

めぐる状況を鑑みれば、何

よりも会場に足を運んでく

ださるお客様、そして出演

者及びすべての関係者各位

の健康に配慮すべきものと

考え、やむなく決断に至り

ました」としている。

早稲田大学グリークラブ

月24日まで5回練習した。

しかし新型コロナウイル

スの感染拡大を受け、OB

六連実行委員長の井上靖夫

さん(S56卒)を中心に対

応を協議し、3月以降の練

習を休止した。OB会も3

月25日の幹事会で、「OB

六連の中止はやむを得な

い」との結論に達した。

関連団体の稲門グリーク

ラブ・シニア会や東京、横

浜、大阪の各稲門グリー、

倶楽部グリーなども活動を

休止している。早大校友会

事務局は4月3日、校友会

・稲門会への活動自粛要請

を9月19日まで延長した。

ワセグリOB会や各団体の

秋以降の行事も、9月の東

京稲グリ、11月のOBメン

バーズの演奏会延期、10月

の順グリ会の中止が決まる

など不透明になっている。

新型コロナ感染拡大

演奏会の中止・

延期相次ぐ

1月11日(土)OB会総会・オールワセグリ新年会

(大隈ガーデンハウス)

2月1日(土)現役就職相談会(早稲田奉仕園)

2月13日(木)現役第69回送別演奏会

(杉並公会堂大ホール)

5月2日 第69回東京六大学合唱連盟定期演奏会

(府中の森芸術劇場どりーむホール)

⇒9月16日(水)=同会場、16:30開演

5月31日 第11回東京六大学OB合唱連盟演奏会

(東京芸術劇場コンサートホール)

6月28日 第69回東西四大学合唱演奏会

(兵庫県立芸術文化センターKOBELCOホール)

7月11日 第28回還暦会(S58卒)&

順グリ会PartⅡ(S59~H01卒)

9月27日(日)東京稲門グリークラブ

第9回定期演奏会(めぐろパーシモンホール)

⇒21年4月10日(土)=同会場

10月17日 第26回順グリ会(H05~11卒)

(リーガロイヤルホテル東京)

10月18日(日)稲門祭・稲門音楽祭(早稲田キャンパス)

11月23日 OBメンバーズ「2020 The Final」

渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)

12月13日(日)倶楽部グリー演奏会 (セシオン杉並)

12月28日(月)現役第68回定期演奏会

(府中の森芸術劇場どりーむホール)

2020 現役・OB会の活動予定

延 期

中 止

延 期

延 期

現役グリーの活動に痛手

OB六連中止

WEB

特別版

現役六連・

四連は延期

送別演奏会の現役生ステージ「草野心平の詩から」(2月13日、杉並公会堂)

中 止

延 期

延 期

2020年(令和2年)5月5日 (№217)早稲田大学グリークラブOB会新聞(稲グリ新聞)

充当しています。3月以降

の中止した練習場費につい

ては、幸い特別措置により

各自治体(江東区、文京

区、目黒区)から全額返金

される予定です。従いまし

て、いくらかの「余剰金」

が発生する見込みとなって

おります。連盟への負担金

の金額確定を待って最終的

な収支が固まりましたら、

みなさまにお知らせいたし

ます。「余剰金」につきま

しては、参加費をお支払い

いただいたみなさまに案分

してお返しする予定です。

一方、ワセグリ現役は3

月以来全く練習ができず、

5月2日に予定していた六

連は9月16日(水)に延期

になりました。新入部員勧

誘も5月11日まで何もでき

ないという大変厳しい状況

3月初以来、新型コロナ

ウイルス感染拡大防止のた

めOB六連練習を中止して

参りましたが、このたびO

B六連演奏会自体の中止を

連盟で正式決定いたしまし

た。本番に向けて自主練習

を重ねて来られた参加者の

みなさまには、大変残念な

結果となり誠に申し訳ござ

いません。

4月3日、早稲田大学か

らが通達が出されました。

「各種総会・会合・イベン

ト等の校友会・稲門会活動

の中止・延期措置等の要請

を、9月卒業式の前日であ

る9月19日(土)までに延

長する」との内容です。大

学の要請に従えば、9月19

日まであらゆる合唱練習も

会議もできません。早稲グ

リOB会としても傘下団体

には大学の要請を受けて、

練習や集会の自粛を呼びか

けているところです。

また、ついに国から「緊

急事態宣言」も発出されま

した。不要不急の外出は自

粛しなければなりません。

われわれが合唱活動を再開

するには、新型コロナウイ

ルス感染の収束を待たなけ

ればなりません。みなさま

におかれましては、くれぐ

れもお身体ご自愛の上、大

学の要請を遵守していただ

き、ご健勝であられますこ

とを心よりお祈り申し上げ

ます。

◇参加費について

みなさまからいただいた

OB六連の参加費につきま

しては、主に連盟への負担

金や練習場費の支払い等に

OB六連

無念の中止決断

連盟のOB六連中止のお知らせ

に置かれています。OB会

は現役に対して、この難局

に際しできる限りの支援を

惜しまない旨を表明してい

ます。今後現役に対して何

らかの経済的支援が必要に

なった場合は、「OB六連

参加費返金分を現役支援に

充当したい」というご希望

があれば喜んで承ります。

OB六連の収支が固まっ

た時点で、またみなさまに

メールでお知らせいたしま

すので、しばらくお待ちい

ただきたく、よろしくお願

いいたします。

第11回OB六連実行(

でき

なかった)

委員長

井上靖夫

後に同窓会を開いたという

設定で、約20人が「夢みた

ものは」「修二の海」など

の思い出の曲を、横野奏士

郎さんの指揮で歌い、最後

は沢田研二の「TOKI

O」で締めくくった。

最後の現役生ステージ

は、学生指揮者の床坊太郎

さん(4年)の指揮で「草

野心平の詩から」。ワセグ

リがこの曲を演奏するの

は、1979年の東京六連

以来となる。

深くやわらかい声とハー

モニーで、「石家荘にて」

「天」と雄大な風景を描き

出し、3曲目の難曲「金

魚」もデリケートなハモり

で「輪郭もない夢の世界」

を表現した。そして「志戸

平温泉~」の見事なテナー

ソロで始まった「雨」、終

曲「さくら散る」と突き進

み、鮮やかなフィナーレ。

演奏後、大きな拍手と(主

に卒団生の)「ブラボー」

コールが沸き起こった。

(

編集部)

新型コロナウイルスの影

響拡大下での現役グリーク

ラブの状況について報告さ

せていただきます。まず演

奏会ですが、東京六連、東

西四連が延期になりまし

た。次に参加予定であった

早稲田大学演奏旅行in東

北、千葉県市川市での依頼

演奏が中止となりました。

練習に関しても、学生会

館が8月まで利用できず、

練習ができない状態が続い

ております。これらを鑑

み、我々は春学期の活動自

粛という決断をしました。

非常に苦しい決断ですが、

団員の健康を考えた上での

決断です。活動自粛期間中

の練習に関しては現在練習

系が対策を考えており、次

なる演奏機会に団員一同備

えていくつもりです。

次に新人勧誘活動に関し

てです。我々が通常行なっ

ているキャンパス内での新

勧、加えて練習に来てもら

い飯をたくさん食べてもら

うというワセグリの強みが

活かせない状況になってお

ります。非常に由々しき事

態でありますが、他団体も

同様の状態に置かれてお

り、多くの団体がT

witter

やZoom

などを用いたオンラ

イン新勧活動に向けて動い

ております。現在、3年の

新勧担当者が動いており、

このような状態でも一人で

も多くの新入生を迎えよう

と努力しております。

最後に団員たちについて

です。4年は就職活動、3

年は新勧対策、2年は役職

決めなどをしているようで

す。団員たちと話をすれば

「歌いたい、みんなで飯を

食べたい、大きな声で歌っ

て酒を飲みたい、みんなで

歌いたい」などと話が尽き

ません。このような状態に

なって不安な団員も多いと

思いますが、また大きな声

で歌える日を待ち、早稲

田、早稲田と肩組み合って

歌おうと団員たちは思って

います。今後とも現役世代

をよろしくお願いいたしま

す。OBの皆様に置かれま

してもお疲れの出ませんよ

うお祈り申し上げます。

早稲田大学グリークラブ

の第69回送別演奏会が2月

13日、杉並公会堂で開催さ

れた。合同の愛唱曲集ステ

ージ、第112代卒団生ス

テージの後、新体制となっ

た現役生ステージは男声合

唱組曲「草野心平の詩か

ら」(多田武彦作曲)を41

年ぶりに取り上げ、見事な

ハーモニーで歌い上げて好

スタートを切った。

第1ステージ「グリーク

ラブ愛唱曲集」は、卒団生

と現役生が同じステージで

歌う最後の機会となり、各

曲のソロ、ゾリはすべて卒

団生が務めた。続く卒団生

ステージは、卒団から50年

活動自粛

団員間で支え合う

2020年度部長田爪創太朗

(4年)

合同の愛唱曲ステージ㊤と卒団生ステージ㊦

「草野心平」で好発進

送別演奏会

(注)大学公表の情報

を基にリストを作成し

ました。お名前が漏れ

ている方は編集部(左

記)に連絡ください。

次号で掲載します。

(前号から続く)

大阪稲門グリークラブ

吉川 雄基(H31卒)

江口 宏嗣

(福岡稲門会)

2019現役演奏旅行の寄付者(敬称略)

2020年(令和2年)5月5日(№217) 早稲田大学グリークラブOB会新聞(稲グリ新聞)

◆卒業後55年のS40卒「野郎会」開催昭和40年ワセグリ卒の同期会「野郎会」が今年も2月1

日、東京・後楽園の「J bien」で、15名が参加して開催されました=写真。卒業して55年にもなると、どうしても病気の話題が多くなり、病気の話は止めようとする者がいても、該当者が多数にのぼるため流れに掉させず、結果として、流れに身を任せ…で午後2時半の開宴から3時間、近況交換などの歓談後、昔憶えた愛唱曲を歌いまくり、終えました。

参加者=T1:鈴木賢一、広西英紀、T2:稲山輝機、工藤悠一郎、B1:相場新之輔、亀井邦明、菊地正明、島崎憲利、菅原實、三雲孝夫、吉岡誠一、吉村、B2:大泊巌、清水卓爾、杉山卓。 三雲孝夫(S40卒)

◆S52卒同期会、14人が源兵衛に集う4年に1度しかない2月29日。早稲グリ昭和52年卒の同期

会が、早稲田の「源兵衛」で開催されました=写真。フルメ

ンバー20人中14人の参加は、5年前の「還暦会」に次ぐ記録です。世間の喧噪?や顰蹙?をものともせず、クラブソング、校歌、応援歌が早稲田の杜に響き渡りました。おまけは、源兵衛のバイト君が応援部4年生とのことで、本格派のエールでお開きとなりました。 小岩寿樹(S52卒)

◆「オールセカンドフェスティバル」にぎやかに「2」の数字が並ぶ2020(令和2)年2月22日、早稲田の某居酒屋で「オールセカンドフェスティバル」が開催されました=写真。発端は2008年、セカンドテノールのパートリーダーを中心に企画され、以後、不定期開催でしたが、今回H15

年卒のセカンドパトリ、山本浩之さんが「役職に関係なく集まって飲もう」と広く参加者を募ったところ、上はS56年卒、下は現役新2年の37名が参加する大宴会となりました。

会はお決まりの、セカンドパートだけで歌う「輝く太陽」でスタート。自己紹介タイムでは出身高校や役職の共通点を見つけてはコールが飛び交い、現役時代さながらの大盛り上がりを見せました。中には「現役4年の四連でセカンドだった」「セカンドの奴と仲が良かった」などパートを超えての参加もあり、笑いとガヤが絶えないパワフルな会となりました。今後もセカンド精神昂揚のために継続開催できるよう活動していきたいと思います。次回のご参加を心よりお待ちしております。 古家大貴(H26卒)

の指揮、溝田俊二さん(

同)のMCでステージは進

行。林さんは「Ri

de

The

Chariot

」「アカシヤの

径」でソロを務め、「ふる

さと」で指揮にも挑戦し

た。最後は「遥かな友に」

を、会場の聴衆とともに歌

った。メンバーにとって

も、現役時代に演奏した懐

かしの共立講堂で久しぶり

に歌う機会となった。

終演後、大学内のカフェ

テリアで打ち上げを開い

た。林さんは「共立には32

年勤めた。自分の専門以外

のこともやる何でも屋だっ

たが、遊び心を入れた授業

をさせてもらった。その下

地はすべてグリークラブに

あります」とメンバーに感

謝の気持ちを述べた。

(

編集部)

て、岡本俊久さん(S48

卒)、森田知治さん(同)

共立女子大学文芸学部教

授の林幹夫さん(S48卒)

が2月15日、共立講堂で定

年前の最終講義を行い、ワ

セグリ同期や東京稲門グリ

ークラブのメンバーら約50

人が駆けつけて、合唱で花

を添えた。

林さんの最終講義は「私

の教育学~人間とは、そし

て教育とは何かを問いつづ

けて」と題して行われ、1

00人余りの学生や大学関

係者らが聴き入った。

続いて東京稲グリのメン

バーが登壇して、佐藤拓さ

ん(H15卒)の指揮で

「Beat

imort

ui

」「千曲

川」を演奏した。このあと

グリーの同期らが加わっ

から敗因を分析し、失敗し

ないための注意点を伝える

OBもいた。質疑応答で

は、現役生から寄せられた

質問にOBが本音で答え、

真剣で活発なやりとりが交

わされた。

現役生からは「若手OB

の話を聞き、刺激になっ

た」「『それは社会では通

用しない』と、ダメなこと

もはっきり言ってもらえて

よく分かった」などの声が

聞かれ、就活への意欲を高

める機会となったようだ。

相談会を企画した古賀委

員は「今の学生はコミュニ

ケーションの苦手な人が多

く、物事に受け身の姿勢で

臨んでいる。OBの経験談

やアドバイスで刺激を受

け、就活を無事に乗り切っ

てほしい」と話している。

▽就職相談会に参加してく

れたOB=佐藤準星さん

(H20卒)、石岡宏晃さん

(H20卒)、増崎浩司さん

(H23卒)、折橋翔太さん

(H26卒)、有本龍太郎さ

ん(H28卒)

「アカシヤの径」で独唱する

林さん(

共立講堂)

弘晃委員(H20卒)が「き

ょうはОB全員の名刺をも

らおう。話の中から共感で

きることを見つけよう。お

礼メールを送ろう」と即行

動に移すよう促した。

この日参加したOBは、

主に自動車部品、建設、情

報通信などの業界大手企業

に勤めている。一人ひとり

が事前にパワーポイントで

作成した資料を使い、業界

および企業の現状や特色、

自分の担当業務などを説

明。さらに自身の学生生

活、グリーライフ、就職活

動の体験を話し、現役生に

アドバイスを送った。中に

は、自分の就活失敗の経験

ワセグリ現役生の就職活

動を支援する恒例の就職相

談会が2月1日、早稲田奉

仕園セミナーハウスで開か

れた。卒団4~12年目の若

手OB5人と現役生12人

(4年6人、3年3人、2

年3人)が参加。現役生は

熱心にメモを取りながら、

真剣な表情で先輩の話に耳

を傾けていた。

説明会で、ОB会の柿沼

郭会長(S53卒)が「就活

は自分の人生を決める重要

な選択の時だ。グリーの先

輩から本音ベースの話が聞

けるこの場を有意義なもの

にしてほしい」と激励。続

いて現役支援委員会の古賀

林幹夫さん最終講義

同期ら歌で花添える

若手OBの就職活動のアドバ

イスに聴き入る現役生

就活「受け身より行動」

相談会

若手OB、現役に助言

2020年(令和2年)5月5日 (№217)早稲田大学グリークラブOB会新聞(稲グリ新聞)

ワセグリをご指導いただ

いている指揮者の小林研一

郎先生が、ハンガリー政府

から最高位の勲章「大十字

功労勲章」を受章しまし

た。11月にはハンガリー国

立フィルハーモニー管弦楽

団を率いて、日本ツアーを

開催する予定です。

小林先生は1974年、

第1回ブダペスト国際指揮

者コンクールで第1位・特

賞。これま

で同国でリ

スト記念勲

章、ハンガ

リー文化勲

章、星付中

十字勲章な

ど数々の勲

し、現在は

ハンガリー国立フィルの桂

冠指揮者を務めています。

11月の日本ツアーでは、

東京芸術劇場、愛知県芸術

劇場などで、マーラーの交

響曲第2番「復活」やベー

トーベンの交響曲第7番を

演奏します。先生の故郷、

福島県いわき市でも凱旋公

演を行う予定です。

傘寿演奏会など中止

小林先生は4月9日、80

歳の誕生日を迎えました。

しかし傘寿を記念して4月

に予定されていた「小林研

一郎傘寿×チャイコフスキ

ー生誕180周年記念」な

どの公演が、新型コロナウ

イルスの感染拡大で相次ぎ

延期・中止。5月の武蔵野

合唱団とのハンガリー演奏

旅行も中止となりました。

山田和樹先生

「歌を温めておいて」

一方、指揮者の山田和樹

先生も、5月8日に予定し

ていた東京都交響楽団、東

京混声合唱団との三善晃

「反戦三部作」などの演奏

会が中止となりました。

山田先生は動画の東混チ

ャンネルで「今は思うよう

に歌えない方が多いと思い

ますが、歌をそれぞれ温め

ておいて、いつの日かま

た、声を合わせて歌える日

が来ることを信じて、でき

ることをやっていきましょ

う」と呼びかけています。

新型コロナウイルスの感

染拡大で、OB会や現役の

演奏会・イベントが中止・

延期となり、今号は印刷・

郵送をしない「WEB特別

版」としてお届けします。

皆様には健やかな日々をお

送りください。

ハンガリーから「功労勲章」

コバケン先生、11月に日本ツアー

寄稿や情報提供 お待ちしています〒141-0031

品川区西五反田5-19-6 杉野耕一宛

Tel 090-8805-9088

Mail:k.sugino@d4.dion.ne.jp

次号は8月 WEB版で 編集後記

ハンガリー国立フィルの来日ツアーのフライヤー

6合唱団の合同オンライン説明会のフライヤー

新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの方が外出を制限し、活動をセーブするなど窮屈な生活を送られていることと思います。皆さん、いかがお過ごしですか――。

◇津田照通さん、「雑学」小冊子を編纂津田照通さん(S22卒)が小冊子「雑学

(雑知識)」を編纂しました。五十音順に、「 [あかの他人]=梵語で水を閼伽(あか)と云う。水は冷たい」で始まり、[やくざ]の語源、[幽霊とお化け]の違いなど幅広いジャンルの蘊蓄を披露。ウイットと風刺に富んだ解説で、読む人を楽しませてくれます。(編集部)◇山本健二さんが「鉄道唱歌」のCD配布

声楽家の山本健二さん(S31卒)は、自身が録音した「鉄道唱歌(東海道篇)」のCD=写真=を数十人の知人に配布しました。黒尾友美子さんのピアノ伴奏で、東海

新勧、苦境をチャンスに

道 を 「 汽 笛 一声、新橋を~」から、「神戸のやどに身をおくも、人に翼の汽車の恩」まで66曲、約20分で巡る「旅」になっています。山本さんは「自宅で

過ごす人が、せめて歌で旅を楽しんでもらえたら」と話しています。(編集部)◇H12卒がオンライン飲み会

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国に拡大されてからの4月19日、H12卒の池畑光浩氏の発案で、同期メンバーによるオンライン飲み会が開催された=写真。

ビデオ会議サービス「Zoom」を活用し、21時に始まった同期会には、北は北海道・釧路から山形、栃木、埼玉、福井、神奈川、福井、愛知、三重などから10人が参

加。卒団して約20年、社会や家庭で責任を持つ世代が近況を報告し合いながら、久しぶりに合唱した。ネット環境による遅延の影響で、指揮もハーモニーも合わない“合わさず唱”になったのはご愛敬。

池畑氏は「何事も試してみることが楽しい。同期なら笑って試してくれるだろうと企画し、楽しく過ごせた」と話し、皆が「またやろう!」と言いながら、幕を閉じた。 渡辺正(H12卒)

皆川達夫氏が逝去

西洋音楽史家、立教大学

名誉教授で、立教グリーク

ラブを長年指導された皆川

達夫氏が4月19日、逝去さ

れました。92歳。ワセグリ

も1959年の定期演奏会

で「16世紀宗教曲集」の指

導を受け、62年の定演でヴ

ィクトリアのミサを男声用

に編曲していただいたほ

か、92年東京六連、95年東

西四連の合同演奏などでお

世話になりました。

「栄光」岩崎巌氏も

学生歌「早稲田の栄光」

応援歌「ひかる青雲」など

の作詞をされた岩崎巌さん

が4月16日、逝去されまし

た。95歳。心よりご冥福を

お祈りいたします。

旅行などのコンテンツ、そ

して演奏会の規模感などを

魅力としてPRした。

広報のリーダーを務めた

グリーの田中和磨(サブ学

内マネージャー、3年)は

「こんな状況だからこそ、

できることを最大限やりた

い。他のサークルが動けな

い今こそチャンスだ」と話

した。新入生と上級生がコ

ミュニケーションを取りづ

らいなか、今回の説明会は

互いにとって貴重な機会と

なった。今後はグリーへ興

味を持ってくれている新入

生同士の繋がりを創出でき

れば、と考えている。

サブ学内マネージャー

小林龍之介(3年)

新型コロナウイルスの影

響で例年通りの新勧活動が

できないなか、山脇卓也先

生(H10卒、女声合唱団顧

問)の声がけで実現した。

3週間の準備期間では、

ミーティングを繰り返し、

全団体が協力し合った。説

明会に参加した新入生は2

日間で合計75人に上り、グ

リークラブのルームには2

日連続で質問に来てくれた

意欲的な新入生もいた。各

団体の持ち時間の関係上、

演奏動画を聴いてもらうこ

とはできなかったが、グリ

ーは学生主体の活動、演奏

早稲田大学グリークラブなど早大の6つの合

唱団は4月25、26日、2回にわたり「早大合唱

サークル合同オンライン説明会」を開催した。

オンラインのみでの新人勧誘活動は今回が初め

てとなる。

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