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DTI 1.8 DIRECT DRIVE TURNTABLE 日本語取扱説明書

DTI 1 - Sound House1. 定期的にレコード針をやわらかいブラシ等で掃除してほこりが溜まるのを防いで下さい。 2. 音が歪んだり、ノイズが混じる場合はレコード針を確認して下さい。レコード針が擦り切れている

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DTI 1.8

DIRECT DRIVE TURNTABLE

日本語取扱説明書

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はじめに

この度は DTI1.8 Direct Turntable をお買い上げ頂き誠にありがとうございます。商品の性能を十分に発

揮させ、末永くお使いいただくために、ご使用になる前にこの取扱説明書を必ずお読み下さい。尚、本書

が保証書となりますので、お読みになった後は大切に保管して下さい。

特徴

■ プラッター上の 2 ヶ所にスタート/ストップボタン

■ ダイレクト・ドライブ・プラッター・モーター

■ メタル製トーン・アーム

■ 3 段階のスピード切替(33、45、78RPM)

■ 7’’レコード用アダプター

■ リバース再生可能

■ ターゲット・ライト付

■ 0%ピッチ・クォーツ・ロック機能

■ 本体を水平に保つ為の調整可能脚

■ 可変ピッチ%(±8%、±12%、±20%)

■ アンチ・スケーティング・トーンアーム調整

■ ロック付トーン・アーム・ホルダー

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クイック・スタート 1. プラッター回転速度の変更

RPM セレクター(9 と 10)でプラッターの回転速度を選んで下さい。78RPM を選択する場合は 33RPM

(10)ボタンと 45RPM(9)ボタンを同時に押して下さい。

2. プラッターのスタート/ストップ

スタート/ストップ・ボタンを押して(12、又は 14)プラッターの回転とポーズ・モードを切り替えて下さ

い。

3. リバース再生

リバース再生をするにはリバース・ボタン(7)を押して下さい。

4. ピッチ調整

1. ピッチ調整とはプラッター回転速度の微調整の事です。

2. ピッチは 大-20%~+20%の範囲で調整可能です。

3. ピッチ可変範囲は±8%、±12%、±20%から選択可能です。ピッチ・セレクト・ボタン(7)を押し

て切り替えて下さい。LED が点灯して現在の設定を表します。

4. ピッチ・スライダー(5)でピッチを調整できます。クォーツ・ロック機能(6)が OFF の時のみピッチ・

スライダーによるピッチ調整が可能です。

5. メンテナンス

1. 定期的にレコード針をやわらかいブラシ等で掃除してほこりが溜まるのを防いで下さい。

2. 音が歪んだり、ノイズが混じる場合はレコード針を確認して下さい。レコード針が擦り切れている

場合は新しい物と交換して下さい。

3. 時折本体の表面をやわらかく、乾いた布で拭いて下さい。

4. アルコール、シンナー、ベンジン等の揮発性の高い物質で本体を拭かないで下さい。本体表面

のコーティングを剥がしてしまう恐れがあります。

注意:本体を保管する際には必ずターゲット・ライトを取り外して下さい。

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ご使用の前に

下記の付属品が全て含まれていることを確認して下さい。

7 インチレコード用アダプター ヘッドシェル ターンテーブル・プラッター

カウンター・ウェイト スリップマット ラバーフット

注意

・組み立てが完了する前に電源コンセントを接続しないで下さい。

・電源を入れる前に、接続方法と電圧が正しいかを再度確認して下さい。コンセントの抜き差しの際

には必ず電源を切って下さい。

・ターンテーブルの組み立てを行う前にヘッドシェル(19)にカートリッジを取り付けて下さい。

ヘッドシェルとカートリッジの取り付け

カートリッジの端子にリード・ワイヤーを接続して下さい。カートリッジ端子のほとんどが色分けされて

いますので、同じ色の端子に接続して下さい。

白(L+) L チャンネル+

青(L-) L チャンネル-

赤(R+) R チャンネル+

緑(R-) R チャンネル-

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ターンテーブルの組み立て

1. 箱からの取り出し

箱から慎重に本体を取り出して下さい。同時に本体の周りの梱包材も取り除きます。その梱包材の

中にすべての部品が入っています。

2. ターンテーブル・プラッター(2)

梱包材の中からターンテーブル・プラッターを取り出し、プラッターの穴をゆっくりと本体中心のセン

ター・スピンドルに差し込みます。

3. スリップマット

スリップマットを袋から出し、プラッターの上に乗せて下さい。

4. ヘッドシェル(19)

トーン・アーム(4)の先端にヘッドシェル(19)を取り付けて下さい。ヘッドシェルをトーンアームの先

端の方向へしっかり押さえながらヘッドシェル・ロッキング・ナットを反時計回りに回してしっかりと締

めて下さい。

5. カウンター・ウェイト(25)

トーンアーム用のカウンター・ウェイトをトーン・アームの後ろ側から差し込みます。その後、カウンタ

ー・ウェイトを回すとトーン・アームのシャフトに引っかかります。

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ターンテーブルの接続

1. 本体出力端子を American Audio ミキサーの PHONO 端子に接続して下さい。

出力端子 ミキサー

L 出力(白) → L チャンネル入力

R 出力(赤) → R チャンネル入力

GND(21) → アース(GROUND)

2. 電源コードを家庭用のコンセントに接続して下さい。

注意:GND(アース)をしっかりと接続して下さい。

本体の設置方法

1. 直射日光や発熱機材の近くには置かないで下さい。

2. 湿気やほこりの多い場所には置かないで下さい。

3. カートリッジは、スピーカーから出力される音により発生する床を伝わる振動や空気の振動を拾い、

ハウリングの原因となる場合があります。振動のない安定した場所に設置して下さい。

4. 本体の裏には高さ調節のための足がついています。本体が水平になるように高さを調節して下さ

い。

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水平ゼロ・バランスと針圧の調整

1. 針用のプロテクターを外して下さい。針先に触れないように気をつけて下さい。

2. キュー・レバーを低い位置にして下さい。

3. アーム・クランプを外しアームをアーム台からリリースして下さい。

4. トーンアームがバランス良くほぼ水平になるように、カウンター・ウェイトをゆっくり回して位置を設定し

て下さい。

5. トーンアームをアームクランプで再度締めて下さい。

6. カウンター・ウェイトが動かない状態にして、トーンアームのリアシャフト部のセンターラインに針圧リ

ングの「0」ゼロが来るようにリングのみを回し調節します。

7. カウンター・ウェイトを反時計回りに回し、使用している針の針圧に合わせます。ウェイトの数値はカ

ートリッジに付属している説明書を参考に設定して下さい。なお、本体に付属しているレコード針の適

正針圧は 2 グラムとなっています。

アンチ・スケート機能(24)

アンチ・スケート機能を使ってプラッターの回転によって起こる遠心作用でトーンアームが動いてしまう事

を防ぐ事が出来ます。アンチ・スケート機能の設定はカウンター・ウェイトの設定と同じ値にして下さい。

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各部の操作と機能

1. MOTOR OFF ボタン

MOTOR OFF ボタンを押すと、プラッターが回転中の場合はゆっくりと回転が止まります。本体の電

源はON状態になりますが、もう一度MOTOR OFFボタンを押すまでモーターが動作しなくなります。

2. プラッター

プラッターは直接センター・スピンドルにセットされます。更にプラッターは一定のスピードでレコード

を回転させる事が出来ます。

3. 45 回転レコード盤用アダプター

センター・ホールの大きい 7 インチのレコードを再生する際にこのアダプターを使用します。アダプタ

ーをセンター・スピンドルに差し込んで下さい。

4. トーン・アーム

トーン・アームについての詳細は 12 ページをご参照下さい。

5. ピッチ調整スライダー

ピッチ調整スライダーでクォーツロックがOFFの時に再生中のレコードのピッチ(プラッターの回転速

度)を調整出来ます。このスライダーで他の音楽にレコードの BPM を合わせて下さい。

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6. クォーツロック・セレクト・ボタン

クォーツロック機能のON/OFFを切り替えする際にこのボタンを押して下さい。クォーツロック機能が

ON の場合は、ピッチ・スライダーの位置に関わらず RPM の変化率は 0%に保たれます。

7. ピッチ・セレクト・ボタン

ピッチ可変範囲を変更する際に、これらのボタンを押して下さい。±8%、±12%、±20%から選択

可能です。ピッチ・セレクト・ボタンを押して切り替えて下さい。LED が点灯して現在の設定を表しま

す。この機能を使う為にはクォーツロック機能が OFF になっていることを確かめて下さい。

8. リバース再生ボタン

本体はレコードを逆再生する機能を搭載しています。この機能を作動させるには、リバース再生ボ

タンを押して下さい。プラッターが逆回転します。この機能を解除するにはもう一度リバース再生ボ

タンを押して下さい。

9. 45 回転ボタン

45 回転のレコードを再生する際にはこのボタンを押してプラッターの回転数を 45RPM にして下さい、

LED「45」が点灯します。

10. 33 回転ボタン

通常のレコード(33RPM)を再生する際にはこのボタンを押してプラッターの回転数を 33RPM にして

下さい、LED「33」が点灯します。

※本体は 78RPM でプラッターを回転させる事も出来ます。78RPM を選択する場合は 33RPM(10)ボタン

と 45RPM(9)ボタンを同時に押して下さい、LED「78」が点灯します。

11. ターゲット・ライト

ターゲット・ライトは周りが暗い場合でも、レコード針を正確にトレースできるようにレコード上を照ら

します。

注意:ターンテーブルを保管する際はターゲット・ライトはターンテーブルから取り外して下さい。

12. スタート/ストップ・ボタン

本体 2 ヶ所に配置されたスタート/ストップ・ボタンはプラッターの動きを操作する際に使用します。本

体の電源を入れただけではプラッターは回転を始めず、このスタート/ストップ・ボタンを押す事でプ

ラッターが回転します。再度このボタンを押すとプラッターの回転が止まります。

13. センター・スピンドル

プラッターの中心に位置し、レコードプラッターの中心を保つ効果があります。

14. スタート/ストップ・ボタン

本体 2 ヶ所に配置されたスタート/ストップ・ボタンはプラッターの動きを操作する際に使用します。本

体の電源を入れただけではプラッターは回転を始めず、このスタート/ストップ・ボタンを押す事でプ

ラッターが回転します。再度このボタンを押すとプラッターの回転が止まります。

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15. 電源スイッチ

本体の電源の ON/OFF 切り替えをします。

16. 電源コネクター

電源ケーブルを接続します。必ず付属の電源ケーブルをご使用下さい。その他のコードを接続する

と故障の原因となります。

17. GND(アース)コネクター

アースを接続する事でマグネット式のフォノ・カートリッジによって起こるハムノイズを減らす事ができ

ます。ターンテーブルからの入力信号を送っているミキサーの GND に接続して下さい。

18. RCA 出力端子

RCA 出力端子からは’’フォノ・レベル信号’’が出力されます。ミキサーのフォノ入力へ接続して下さ

い。赤の端子は右の音声信号を、白の端子は左の音声信号を出力します。

19. ヘッドシェル

付属のヘッドシェルでレコード針とトーン・アームを接続して下さい。

20. ヘッドシェル・ロッキング・ナット

ヘッドシェルをトーン・アームにしっかりと固定します。

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21. S 型トーン・アーム

トーン・アームとはヘッドシェルやそれに取り付けられたカートリッジ、レコード針を繋ぎ、レコード上

をスムーズに滑らせるように設計されています。

22. トーン・アーム置きと留め具

トーン・アームを置き、留め具に固定する事で本体移動中にトーン・アームを動かないようにします。

23. トーン・アーム・レバー

トーン・アーム脇のこのレバーでレコード針をレコードから安全に持ち上げる事が出来ます。

24. アンチ・スケート機能

アンチ・スケート機能はプラッターの中心へトーン・アームを動かす力を働かせます。これはプラッタ

ー回転時の遠心力でトーン・アームが外側に動いてしまうのを防ぐ為です。カウンター・ウェイトの値

とアンチ・スケート機能の値を合わせて下さい。

25. カウンター・ウェイト

カウンター・ウェイトを調節してレコード針に適正な針圧をかける事が出来ます。

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