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2017

sei AR2017 閲覧用カラー€¦ · 生産から廃棄まですべての過程において、添加物や残留農薬をできる限り減らすなど、安全性にこだわります。

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2017

10のThink & Act

01:食の安全にこだわります。  ● 食品添加物 ● 農薬の削減 ● 放射能対策

02:健康な食べ方を大切にします。  ● ビオサポ ● SNS

03:国内自給力アップをめざします。  ● 国産比率 ● 飼料用米 

04:遺伝子組み換え作物を認めません。  ● GM対策  

05:有害物質ゼロをめざします。  ● 無添加包材 ● せっけん 

06:自然資源を大切に使います。  ● CO2削減 ● 節電 

07:ごみの削減に取り組みます。  ● ごみ削減 

08:原発のない社会をめざします。  ● 創エネ 

09:おたがいにたすけあう社会をめざします。  09-1:● エッコロ制度 ● 共済制度 ● 共済事業 09-2:● 福祉事業 ● 復興支援

10:自分たちで決めて、自分たちで行動します。  ● 自主監査 ● 生産者交流会 

データページ 数字で見る動向と推移  ● DATA1 数字で見る共同購入事業の動向と推移   ◯ 組合員数の推移 ◯ 業態別組合員数の推移 ◯ 供給高・供給実績 ◯ 業態別供給高・供給実績 ◯ 出資金推移 

   ● DATA2 2016年度生活クラブグループの福祉事業の規模とひろがり   ◯ 事業所数 ◯ 利用登録者 ◯ 働くメンバー ◯ 事業高  

1

2

3

4

5

6

7

8

9-10

11

12-13

01Think& Act

(1)飲料水には、国の基準と同じ「緑茶」だけでなく、「紅茶」や「山草茶」などの茶類を含みます。(2)旧基準の「乳製品②」を「乳製品①」に結合し、新基準の「乳製品」とします。(3)新基準の「青果物」には、「生椎茸」を除く「きのこ類」を含みます。(4)検出下限値を目標としている理由は、測定する消費材の比重などにより、検査結果にバラつき

が生じるためです。

2017年7月1日現在

※2017年7月2日現在

生活クラブが許容している添加物

85品目

日本で認められている添加物

819品目

生活クラブでは、「疑わしいものは使用しない」「不要なものは使用しない」「使用したものはすべて公開する」を原則に、食品添加物を減らしてきました。国が使用を認めた食品添加物819品目のうち、生活クラブはわずか85品目にまで削減しています。

※日本で使用が認められている食品添加物は製造、輸入、使用、販売等の規制対象(指定対象)となる「指定添加物」「既存添加物」と、指定対象外の「天然香料」「一般飲食物添加物」に分類されています。

※放射能の累積検査数は、2017年8月に10万件を突破しました。

生産から廃棄まですべての過程において、添加物や残留農薬をできる限り減らすなど、安全性にこだわります。また、徹底した放射能検査を実施します。健康や環境に与える影響についての情報を積極的に公開します。

許容している食品添加物は85品目

9万8,805件

食の安全にこだわります。

食品添加物

生活クラブでは、残留農薬は国の基準の1/10未満を目標とするなど独自の厳しい農業基準を設けています。残留農薬検査を定期的に実施し、毒性の強い農薬を「削減指定農薬」と位置づけて削減をすすめています。また、産地ごとの農薬削減の進捗状況を組合員と共有しています。これらの情報はすべて公開しています。

毎年すすむ農薬の削減農薬の削減

生活クラブでは2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故直後から徹底した食品の放射能残留検査を積み重ね、その実績をもとに独自の厳しい自主基準を設定しました。そして、検査実績を積み上げるとともに、検査環境の整備や検査スキルの向上など、毎年対策を進化させてきました。

子育て世代が抱いている放射能汚染に対する不安にきちんと向き合い、高感度の放射能検査に対応するため、2016年度から基準値を引き下げるとともにゲルマニウム(Ge)半導体検出器を導入し、検査体制を拡充しました。

3.11原発事故以来つづけてきた放射能検査は9万8,805件

生活クラブの放射能対策は基準値を半分以下に引き下げ

放射能対策

・許容食品添加物

・残留農薬の基準目標

・放射能残留検査数

・放射能基準値

2011

17,737 22,409 18,746 18,031 10,778 8,901

2012 2013 20142017年 2,203件

2015 2016

「すくすくカタログ」掲載食品(乳児用食品含)※2016年6月供給から

飲料水(1)・牛乳(原乳)・米鶏卵・鶏肉・豚肉・牛肉・乳製品(2)

青果物(3)・魚介類・加工食品生椎茸

生活クラブの自主基準(2016年4月~)基準値不検出

5102550

11

2.56

10

検出下限目標値(4)

生産者と生活クラブが優先的に削減しようとしている農薬のことで、以下の性質があるものです。

□国が毒物に指定した農薬□国が水質汚濁性農薬と指定した農薬□発がん性、および発がん性の疑いがある農薬

□ダイオキシン含有の報告がある農薬□環境ホルモン※の疑いがある農薬 

※環境ホルモン:環境中に放出された化学物質で、体内に入ってホルモン系の内分泌をかく乱する物質。ごく微量でも影響を及ぼす恐れがあり、「外因性内分泌かく乱物質」とも言われます。

削減指定農薬

国の基準の

1/10未満

〔単位:ベクレル/kg〕

1

区分

2016年度 年間で143レシピを紹介

02Think& Act

感謝とともに自然のいのちをきちんといただき、明日への元気につなげるために、食材の栄養や調理、食べ方についての知識や技術をみんなで共有し、食のアイデアを出しあいます。

健康な食べ方を大切にします。

健康でいきいきとした暮らしのために、安全性に配慮した食品を使い、栄養バランスのとれた食べ方を提案する生活クラブの健康な食デザイン「ビオサポ」という活動が、2014年1月からスタートしました。「生活クラブ-食べるカタログ-」やWEBサイトで、栄養バランスを考えた季節のレシピや食べ方、基礎的な調理技術のコツを掲載しています。

生活クラブの健康な食デザイン「ビオサポ」を提案

健康な食デザインを組合員が理解し日々の活動に役立てるために、生活クラブの職員が講師となり各地域で学習会を開催しています。2016年度は合計55回開催。のべ1,486人の参加がありました。

全国の生活クラブでビオサポ学習会を55回開催

ビオサポ

生活クラブのコミュニティサイト「これいい♫クラブ」は、料理のレシピや献立、省エネや子育てなどの生活のレシピを交換、交流するWEBサイトです。普段の食卓に登場する料理レシピや献立、少しの工夫で毎日をもっと楽しくするレシピがたくさんあります。

「これいい♫クラブ」でくらしの知恵を共有

SNS

・レシピ提案の数

ビオサポとは生命を意味する「BIO」と「美を」をかけ、生命力にあふれた健康な食生活をサポートしていくという意味の生活クラブの造語です。

※ビオサポ学習会には基礎講座とビオサポ―ター養成講座の2種類があります。ビオサポ企画の開催やレシピ開発など、その後参加者のみなさんは、各地の生活クラブでさまざまに活動しています。

1年間に

143

これいいクラブ検索

2

生活クラブ長野「ビオサポーター」が味噌レシピを開発

2014年度調査

・加工食品の国産原材料の使用割合

・飼料用米の作付面積

03Think& Act

2014年度の調査により、加工食品2,200品目のうち、1,672品目が国産原材料を8割以上使用していることがわかっています。

原料や飼料の国産割合を高めることにより“生命の産業”である「農業」「漁業」「畜産」を振興します。消費者と生産者が一体となって、国内自給力の向上を図り、食の自立・健康増進・地域環境の保全に取り組みます。

1,672の加工食品が国産原材料比率80%!

国内自給力アップをめざします。

国産比率

国内で飼育されている豚や鶏などの飼料の9割以上は、輸入に頼っているのが現状です。生活クラブでは1997年、飼料でも自給力の向上をめざして、豚に与える飼料用の米や稲の生産を提携生産者とともにすすめ、2004年本格的に「飼料用米プロジェクト」がスタート。この先進的な取り組みは、新聞やテレビのマスコミにも取り上げられました。生産地域での横断的な協議の場を活用し、水田を中心とした耕畜連携を推進しています。2016年度の作付面積は前年比116%、特に豚肉で大きく伸長しました。

飼料用米の作付面積は16%増飼料用米

※TPP=Trans-Pacific Partnership Agreement 環太平洋連携協定

自給力の向上をめざし、TPPに反対しています

TPPをはじめ、極端な貿易自由化をめざす経済連携協定(FTA、EPA)の交渉がすすめられています。日本の食と暮らしと命を守るために、生活クラブは一貫してTPPに反対の立場を表明してきました。

国産比率80%以上  国産比率80%未満

豚肉用 鶏肉用 鶏卵用 牛肉用 牛乳用

0

1,000

2015

3,6874,273

2016 (年度)

2,000

3,000

4,000

5,000〔ha〕

消費材とは生活クラブでは、取り扱う食品や生活用品を、利益を得ることが目的の「商品」ではないという意味を込めて「消費材」と呼んでいます。

2,200品目

528品目

1,672品目

下の円グラフは右クリックでデータ編集可

3

生活クラブ連合会は、「TPP交渉差止・憲法訴訟の会」による集団訴訟を応援しています。

2017年3月末現在

04Think& Act

国が定めた表示制度ではGM(遺伝子組み換え)由来原料のごく一部しか表示の対象になりませんが、生活クラブでは、微量GM原材料(仕込み重量割合で5%未満)にいたるまで、生産者の協力を得ながら一つひとつ非GM原料に替える対策を実施してきました。加工度の高い惣菜や菓子類などのジャンルを中心に対策をすすめ、GM原材料が使われる可能性のある品目1,598品目のうち、1,372品目の対策を終えました。

※5%以上の原料要対策となっている6品目はすべて粉ミルクです。粉ミルクの独自品の開発は困難なので、主原料の原産国名やGM区分に関して情報開示をしているメーカーの製品を取り扱っています。

多国籍企業による種子の独占を招き、また生物の多様性を破壊する遺伝子組み換え作物を認めません。食料、飼料、添加物においても取り扱いません。やむを得ず使用する場合は情報を公開します。

対象品目の85.9%、1,372品目の対策を終了

遺伝子組み換え作物を認めません。

GM対策

2017年3月末現在、226品目が要対策になっていますが、このうち204品目は「1%未満要対策」です。たとえば酸化防止剤のビタミンEやビタミンC、香料の抽出に使われるアルコールなど特定の微量原料に限定しています。

※右記の表示例では、原材料名などの表示枠の直下に「仕込み重量割合で1%未満の酸化防止剤のビタミンEの原材料が課題」と明記しています。

要対策品のほとんどは「1%未満要対策原材料」

カタログではマークで対策状況を開示GM対策の状況は、対策済と要対策の2種類のマークを「食べるカタログ」やWEB注文システムで開示しています。

・GM対策状況

・微量GM原材料の表示例: カレールウ 甘口

対策済1,372品目

85.9%

1%未満要対策204品目

12.8%

5%未満要対策16品目

1.0% 5%以上要対策6品目0.4%

対策済1%未満要対策5%未満要対策5%以上要対策

デキストリン植物油脂カラメル色素乳化剤((レシチン)(大豆を含む))香辛料抽出物酸化防止剤(トコトリエノール、V.E)

ショートニング(牛肉を含む)小麦粉カレー粉食塩砂糖野菜粉末(たまねぎ、トマト)

フルーツチャツネウスターソース(りんごを含む)はちみつビーフエキスバナナペーストチキンエキス

原材料

2016年度もGMなたね自生調査を行ないました。生活クラブでは2005年から毎年、GMなたねの自生調査や、製油所や地元の自治体への申し入れなど、自生の広がりを防ぐための活動を行なっています。2016年春には、19都道府県で470検体検査し、40検体がGMなたねであることが分かりました。

4

2016年度実績

2016年度実績

2015年度実績全物質合計排出量46,139t

※PRTR法:1999年に公布された「特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善に関する法律」。有害で環境を汚染している化学物質462種を第1種指定し、企業にその扱いを管理し、排出した量を毎年届出することを原則義務付けています。

*環境省HP/PRTRインフォメーション広場「平成27年度届出外推計結果」から作成

05Think& Act

生活クラブでは添加物を可能なかぎり排除した食品包装用の「無添加追求フィルム」を開発し、その使用をすすめてきました。また家庭で使用するラップフィルムも無添加のものを開発・使用し、包装材から食品へ化学物質が移染するのを防いでいます。包装用の無添加追求フィルムの使用量は、2016年度年間で約87トン、家庭用の無添加ポリエチレンラップの利用量は約56トン、合計143トンでした。

健康や環境をおびやかす有害物質の使用・放出を減らします。有害物質ゼロへ向けて、継続的に活動していきます。

食品の包材も化学物質の無添加を追求

有害物質ゼロをめざします。

無添加包材

無添加追求フィルム一般的な食品包装用フィルムには、酸化防止剤、滑剤、着色剤、防曇剤など、様々な添加物が使用され、条件によっては食品に移行汚染してしまう危険性があります。しかし具体的にどの添加物が使われているかについては、ほとんど情報開示されていないのが実態です。そこで生活クラブでは「限りなく無添加を追求した包装用フィルム」を開発し、切り替えをすすめてきました。その開発は、単層フィルムの米袋から始まり、その後、食品が触れるラミネートフィルムの最内層にも使えるようになりました。現在では212品目の包材に使用されています。

・添加物を可能な限り排除した プラスチック・フィルムの使用量

生活クラブでは、合成界面活性剤でつくられる合成洗剤を使用しないでせっけんを使う運動をすすめています。組合員が家庭内で1年間に使ったせっけんの量から推定すると、一般的な合成洗剤を使っていたら排出されていたはずの合成界面活性剤を約139トン削減できたことになります。

合成界面活性剤の排出を139トン削減

せっけん

家庭から排出される有害化学物質の6割以上が合成洗剤の成分!

これは、家庭から排出される有害化学物質の排出推定量を調べた環境省のデータです。それによると、1位がAE、2位は防虫剤成分のジクロロベンゼン、3位がLAS、4位がAESでした。1位、3位、4位、6位はいずれも合成洗剤成分。なんと、家庭から排出される有害化学物質の約60%以上が合成洗剤の成分というのが実態です。

・合成界面活性剤の年間削減量(洗濯用と台所用洗剤)

・家庭から排出されるPRTR法※第1種 指定化学物質の割合

【グラフ内の正式名称】AE(ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル)LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩)AES(ポリ(オキシエチレン)=ドデシルエーテル硫酸エステルナトリウム)

143トン

AE35%

AES 7%

ドデシル硫酸ナトリウム

5%

2-アミノエタノール

4%

キシレン2%

その他 12%

ジクロロベンゼン

18%

LAS17%

2017年3月末現在

※下記を参照139ト

5

06Think& Act

生活クラブグループは2020年度の生協事業におけるCO2排出総量を、2007年度を基準として25%削減することをめざしています。2016年度は組合員活動(グリーンシステム)で2,735t、グループ全体の生協事業で3,847tのCO2

を削減し、創エネルギーで9,220t-CO2分の電気を再生可能エネルギーで発電しました。合計1万5,802tのCO2の容積は、2007年のCO2排出総量の13%にあたり、東京ドームの6.5個分の大きさと同じです。

水・土壌・森林といった再生可能な自然資源を持続的なかたちで使用します。再生できない自然資源については、次世代につなげていけるよう、節減に取り組みます。

生活クラブグループで15,802トンのCO2を削減

自然資源を大切に使います。

CO2

削減

上記のCO2削減計画にもとづき、東京電力福島第一原発事故を契機にグループ全体で節電対策を強化しています。2016年度は前年度に比べて100.8%と、ほぼ前年並みでしたが、基準年(2007年度)に比べて91.8%(25,029千kWh)でした。供給高の伸長に伴い、電気の使用量は増加傾向にありますが、事業高あたりのCO2排出量は14.9t-CO2/億円と前年15.3t-CO2/億円より効率化がすすんでいます。

2016年度に生活クラブグループ全体のCO2総排出量は、25,710t-CO2で、それに要した二次エネルギー※のコストは、約12.5億円でした。基準年(2007年度)の15.1億円に比べて、2.6億円も節約することができました。

グループ全体での節電で電気使用量基準年度比91.8%を実現

節電

省エネ講座

・生活クラブグループの電気総使用量の推移〔千kWh〕

30000

25000

27500

2007

20000

2016 〔年度〕

27,254

25,029

基準値100% 91.8%

※二次エネルギーとは一次エネルギー(石油や石炭、天然ガス・原子力・水力など自然から取れたままのエネルギー)を変換・加工した電気・都市ガス・ガソリンなどのことです。

省エネ講座は、省エネ活動をゲームや工作などを通して楽しく学ぶとともに、その背景にある地球温暖化やエネルギーの問題について理解することを目的として開催しています。各地域で18企画が開催され、約400名の組合員が参加しました。

6

2016年度実績

東京ドーム6.5個分のCO2

・生活クラブグループのCO2削減量

15,802トン

生活クラブ埼玉親子工作「ペットボトルでつくるミニ風車」の様子

・2016年度ごみ削減量

・2016年度 リユース/リサイクル回収率

・Rびん種類別回収率

GARBAGE REDUCTION FOR ECOLOGY AND EARTH’S NECESSITY の頭文字の略称で、地球生態系のためのごみ減量(GREEN)システムという意味です。生活クラブは1994年から容器包装ごみを減らすためにびん容器を数種類のRびんに統一し、回収・再使用を始めました。現在は用途に合わせた6種類のRびんを、65品目の消費材で使用しています(2017年7月現在)。

グリーンシステムとRびん

07Think& Act

生活クラブは2016年度にR(リユース)びんや牛乳びんのリユース回収で4,421トン、牛乳キャップやピッキング袋のリサイクル回収で176トンの合計4,597トンのごみを減らしました。2016年度1年間でリユースしたびんの総本数は1,717万1,111本におよびます。

省資源・リユース・リサイクルを通じて、ごみの削減に取り組みます。また、廃棄物の処分についても、より安全で信頼できる方法を選びます。

グリーンシステムで4,597トンのごみを削減

ごみの削減に取り組みます。

ごみ削減

リユース 96%

2016年度4,597トン

Rびん1,192トン

牛乳キャップ28トン

ピッキング袋137トン

注文書フィルム11トン

牛乳びん3,229トン

リサイクル4%

Rびん全体74.7%

(5,361,074本)

牛乳びん99.0%

(11,810,037本)

牛乳キャップ73.1%(27,650㎏)

ピッキング袋45.0%(137,091㎏)

注文書フィルム27.4%(11,115㎏)

超軽量900ml

超軽量500ml

超軽量360ml

広口UD350ml

中口200ml

ドレッシング200ml

79.8%

(1,317,981本)77.9

%(1,516,437本)

77.7%

(661,575本)

69.4%

(1,445,711本)

68.7%

(230,174本)

60.4%

(189,196本)

2016年度実績

2016年度実績

7

・2016年度 自然エネルギーでの発電実績

2016年4月より電力の小売が全面自由化され、電力会社を自由に選べるようになりました。2016年度末の生活クラブでんき※の契約は、9,473件になりました。

※生活クラブでんき:生活クラブは㈱生活クラブエナジーを設立し、自然エネルギーを中心に電気を供給しています。

自然エネルギーを使う人をひろげています

08Think& Act

生活クラブは提携生産者とともに再生可能な自然エネルギーの生産をすすめており、グループ全体で2016年度の年間発電量は21,796,778kWhでした。発電設備の容量は合計で、10,975kWでした。

長期的な視点を持ち、エネルギーのムダ使いを積極的に減らします。消費者と生産者が力をあわせ、安全で持続可能なエネルギーの生産・流通に取り組みます。

再生可能な自然エネルギーを2,180万kWh生産

原発のない社会をめざします。

創エネ

2016年度2,180万kWh

風力1,647万

kWh

太陽光200万kWh

メガソーラー333万kWh

3ヵ所

2ヵ所

36ヵ所

メガソーラー 風力 太陽光 バイオマス

※バイオマスは、㈱生活クラブエナジーが提携する事業者から購入して供給しています。

8

①生活クラブ風車「夢風」②生活クラブソーラー群馬発電所③生活クラブ飯能デリバリーセンター発電所 ①①

②②

③③

09Think& Act

-01

「エッコロ制度」は生活クラブ独自のたすけあいの仕組みです。制度内容は各地の生活クラブによって異なりますが、組合員どうしが「お互いさま」の気持ちでたすけあうという趣旨は共通です。2016年度は新たに生活クラブ都市生活(兵庫県)でエッコロ制度が始まり、現在15地域の生活クラブで実施されています。

地域の中で安心して子育てや介護ができる仕組みづくりに取り組みます。おたがいにたすけあい、学びあい、支えあう活動をひろげます。

ひろがる組合員どうしのたすけあい

おたがいにたすけあう社会をめざします。

エッコロ制度

エッコロマーク

エッコロのマークには、困った時に手を差しのべてたすけあうという想いが込められています。一見かわいいウサギに見えますが、逆さにしてみると両手が図案化されています。

「ハグくみ」は生活クラブオリジナルの共済で2013年から各地で加入が始まり、生活クラブ共済ハグくみ2016年度に加入者は4万人を超えました。《たすけあい》と《あいぷらす》は全国の生協組合員でつくるCO・OP共済で、手厚い経済保障が特徴です。

ふえる加入者生活クラブ共済ハグく み

2016年度共済事業の概況

共済制度

共済事業

ハグくみ

あいぷらす

たすけあい

・生活クラブ共済ハグくみ 2016年度事由別支払件数 (※神奈川元受分と共済連元受分の合算)

・CO・OP共済《たすけあい》 2016年度事由別支払件数 ・生活クラブ共済連2016年度決算

支払件数6,380件支払共済金額149,331,000円

支払件数17,725件支払共済金額665,600,000円

産後ケア共済金179件(2.8%)

基本契約41件(0.6%)

災害死亡1件(0.64%)

出産祝金330件(5.2%)

災害(ケガ)入院407件(2.3%)

災害(ケガ)手術335件(1.9%)

住宅災害54件(0.3%)

家族死亡等228件(1.3%)

死亡・重度障害等143件(0.8%)

女性入院753件(4.2%)

経常収益(共済掛金、手数料等)A

経常費用(支払共済金、人件費、物件費等)B

経常剰余金=A-B

当期剰余金

当期未処分剰余金

1,710,573千円

1,189,480千円

521,093千円

431,456千円

511,114千円

・エッコロ制度への加入組合員数

・共済制度への加入者数

〔人〕

〔年度〕

220,000

200,000

210,000

2014

190,000

2015 2016

〔人〕

〔年度〕2014 2015 20160

50,000

100,000

150,000

200,000

疾病入院4,273件(24.1%)

疾病手術2,629件(14.8%) 災害(ケガ)通院

8,903件(50.2%)

疾病入院1,650件(25.9%)災害通院

1,283件(20.1%)

手術1,413件(22.1%)退院後ケア共済金

1,351件(21.2%)

災害(ケガ)入院132件(2.1%)

208,902

218,866228,058

111,105

31,410

34,094

108,724

32,116

37,778

176,609 178,618

108,338

32,545

42,564

183,447

9

09Think& Act

各地の生活クラブは自ら介護や保育の事業を行なったり、社会福祉法人やNPO法人を設立して地域に根ざした福祉事業を実践しています。生活クラブグループの福祉事業の総事業高は166億円におよび、ひとつの法人グループとしては日本でも屈指の規模となっています。

地域の中で安心して子育てや介護ができる仕組みづくりに取り組みます。おたがいにたすけあい、学びあい、支えあう活動をひろげます。

生活クラブグループの福祉事業の規模は166億円

おたがいにたすけあう社会をめざします。

福祉事業

⇒事業内容ごとの2016年度実績は13ページをご覧ください。

2011年度からの6次にわたるカンパでは、総額6億3,225万8,127円が組合員から寄せられました(2017年3月末現在)。震災が発生してから6年が経過しましたが、支援はまだまだ必要です。今後も活動継続のためカンパの呼びかけを行なっていきます。

組合員のカンパ活動で東日本大震災の復興支援

復興支援

リフレッシュツアーは2016年度までの6年間で、79企画が実施され、のべ385家族、1,204人が参加しました。2015年度からはツアーに招待するエリアを栃木県までひろげて、開催しています。

リフレッシュツアーはのべ1,204人が参加

保養活動

6億3,226万円

開催数

79企画

参加者数

1,204人

急速に進む少子高齢化社会、深刻な所得・世代・地域などの格差、私たちを取り巻く環境はますますきびしさを増しています。生活クラブはさまざまな福祉活動を展開し、子どもから高齢者まで誰もがありのままにその人らしく地域で暮らすことができるコミュニティづくりに進め、市民参加の福祉機能を作ってきました。

第7回通常総会では、こうした状況の中、第6次連合事業中期計画にもとづき「たすけあい・共済(保険)・福祉政策」を推進していくために、会員単協・運動グループ・生活クラブ連合会・生活クラブ共済連が力を合わせ、グループ戦略としての福祉の機能づくりをすすめ、内外に広げることを提案しました。そして、多くの人と人をつながり、ゆたかな人の関係に支えられた「福祉の自給ネットワークづくり」をめざすために、「生活クラブ 福祉・たすけあい8原則」を定めました。

1:多様性 一人ひとりがちがいを認めあいながら、対等につながり、よろこびを分かち合える社会をめざします。2:尊厳の尊重 生まれた時から最期の一日まで、誰もがその人らしく安心して暮らせる地域をつくります。3:参加型社会 子育て、介護、社会的孤立を地域全体の課題と考え、お互いにたすけあう参加型のしくみをつくります。4:働きがいのある人間らしい仕事 生活と仕事が調和し、社会をゆたかにする多様な働き方・働く場をつくります。5:居場所づくり・役割づくり あらゆる人が、心おだやかに楽しく過ごせる居場所づくり・役割づくりをすすめます。6:子育て支援 子どもが笑顔で暮らせるように、地域全体で、子ども支援・親支援に取り組みます。7:介護支援 介護する人・受ける人がどちらも、安心して毎日を過ごせるようサポートします。8:社会的孤立への支援 貧困と孤立を見過ごさず、寄り添い、伴走することで自立を後押しします。

生活クラブ共済連は第7回総会で「福祉・たすけあい8原則」を定めました

-02

2015年度 第5次カンパ 3,883.1万円2016年度第6次カンパ 4,465.4万円

2011年度第1次カンパ

26,697.1万円

2012年度第2次カンパ

14,316.4万円

2013年度第3次カンパ

10,585.3万円

2014年度 第4次カンパ 3,278.4万円

・生活クラブグループ福祉事業の推移

・復興支援カンパの実績

・リフレッシュツアー企画 開催数と累計参加者数

その他保育

介護

障害

事業高〔億円〕

〔年度〕2010 2012 2014 2015 20160

50

100

150

200

95.4529

9.105017.3280

108.0142

9.2642

21.0249

115.1622

13.7366

21.4651

110.9322

17.1606

11.7599

32.1095

104.8244

20.4538

8.0187

33.4246

121.8860138.3035

150.3640166.7215171.9623

10

組合員が行なう「おおぜいの自主監査」には、食品添加物や農薬の削減、せっけんの使用など、組合員一人ひとりのこだわりの目線が活かされます。また監査によって、消費材がつくられた背景や生産者の努力を知ることができ、組合員が共同購入に参加する意義を再認識する機会にもなっています。

利用者の目線で製造現場をチェック

10Think& Act

生活クラブでは国の基準より厳しい独自基準を生産者と共に創り運営しています。「おおぜいの自主監査」は、組合員が生産現場を訪問し製造環境や工程を確認して、生活クラブの自主基準への到達点をチェックする活動です。監査結果は各地の生活クラブの機関紙で広報され、連合会のホームページで公開されています。2016年度は47企画が実施され、366人の組合員が参加しました。

生活クラブは一人ひとりが主役です。組合員に関わる情報は大きなことから小さなことまですべて公開・共有します。その情報をもとに、自分たち自身で考え、決め、実行します。

生活クラブならではの「おおぜいの自主監査」を47回開催

自分たちで決めて、自分たちで実行します。

自主監査

組合員が消費材の生産現場を訪問したり、生産者が各地の生活クラブを訪れて組合員と交流する生産者交流会がさかんに行なわれています。組合員にとって生産者から直接情報を得られる、生産者交流会は貴重な機会です。

さかんな生産者交流会2016年度は23万1,853人が参加 

生産者交流会

2016年4月に日本果実工業㈱で行われた横浜北生活クラブによるみかんスカッシュの「おおぜいの自主監査」

・2016年度生産者交流会開催実績(のべ数値)

2016年度おおぜいの自主監査

開催数

参加組合員47企画

366人

開催数

2,102企画

参加生産者

2,404団体

参加組合員

23万

1,853人

11

[ DATA 1 数字で見る共同購入事業の動向と推移 ]

・組合員数の推移(班) ・組合員数の推移(個別配送) ・組合員数の推移(デポー)

● 組合員数の推移(全業態)

● 業態別組合員数の推移

・供給高/供給実績(班) ・供給高/供給実績(個別配送) ・供給高/供給実績(デポー)

● 供給高・供給実績(全業態)

● 業態別供給高・供給実績

● 出資金推移 ※業態別組合員人数について ■班:東京4単協、神奈川5単協、埼玉、千葉、長野、北海道、茨城、山梨、岩手、静岡、愛知、栃木、青森、やまがた、群馬、ふくしま、大阪、京都エル・コープ、奈良、滋賀、エスコープ大阪、都市生活。

■個別配送:東京4単協、神奈川5単協、福祉クラブ、埼玉、千葉、長野、北海道、茨城、山梨、愛知、栃木、やまがた、ふくしま、大阪、京都エル・コープ、奈良、滋賀、エスコープ大阪、都市生活。

■デポー:東京4単協、神奈川5単協、千葉(大阪・エスコープ大阪のミニ店舗を含む)。

〔人〕

360,000

365,000

370,000

2013

345,000

350,000

355,000

2014 2015 〔年度〕

342,685

349,110

360,480

2016

371,069

〔億円〕

2013

820

850

880

20152014 2016 〔年度〕

〔人〕

〔年度〕

100,000

2013

● ● ●

2014 2015 2016 2013 2014 2015 2016 2013 2014 2015 2016

60,000

80,000

〔人〕

〔年度〕

200,000

210,000

190,000 ●190,674

197,693

207,803

●217,580

〔人〕

〔年度〕

50,000

53,000

47,000

●47,887

49,558

52,199

●53,03392,285 89,527 85,836

●84,900

〔億円〕

〔年度〕

300

● ● ●

100

200

235.5 227.7 230.6

●202.8

〔億円〕

〔年度〕

410

440

2013 2014 20162015

350

380

〔億円〕

〔年度〕

580

500

540

528.9

●581.7

〔億円〕

〔年度〕

90

●●

70

80 78.583.0

86.0 ●88.7

377385

394

407.6

815.7億円818.2億円

846.3億円

874.0億円

2013 2014 2015 2016 2013 2014 2015 2016 2013 2014 2015 2016

●500.9

●506.7

12

[ DATA 2 2016年度生活クラブグループの福祉事業の規模とひろがり ]

● 事業所数 ● 利用登録者

● 働くメンバー

介護

● 事業高

保育 その他

その他(健康支援、調査、研究、葬儀関連 等):97

訪問介護134

保育・子育て支援114

グループホーム:6小規模多機能:5特別養護老人ホーム:4ケア付き住宅:4

「障害者総合支援法」にもとづく事業:96

居宅介護支援

73

通所介護(デイサービス):65

ミニデイ・居場所

56

食事サービス52

移動サービス43

「介護予防・日常生活支援総合事業」にもとづく事業:32住まい:18

短期入所(ショートステイ)540,693

訪問看護:488,047

介護・福祉用品販売・レンタル:403,118

通所介護(デイサービス):2,714

「障害者総合支援法」にもとづく事業:1,576

ミニデイ・居場所:1,162

相談事業(在宅介護支援センター・地域包括支援センター含む):12

訪問看護:10

介護・福祉用品販売・レンタル:7

短期入所(ショートステイ):6

事業所数

834ヶ所

利用登録者

69,203人

グループホーム:86

保育子育て支援

22,584

保育・子育て支援2,045,382

ケア付き住宅:42

住まい:428短期入所(ショートステイ):389

特別養護老人ホーム:229小規模多機能:99

その他(健康支援、調査、研究、葬儀関連 等)2,033,585

居宅介護支援19,510

訪問介護7,576

その他(健康支援、調査、研究、葬儀関連 等):3,903

食事サービス:3,659

移動サービス:3,014

訪問看護:463

相談事業(在宅介護支援センター・地域包括支援センター含む):1,033

「介護予防・日常生活支援総合事業」にもとづく事業:736

働くメンバー

15,062人

短期入所(ショートステイ):66

訪問介護3,694

保育・子育て支援

1,966

小規模多機能:113

訪問看護:92

グループホーム:76 介護・福祉用品販売・レンタル:72

その他(健康支援、調査、研究、葬儀関連 等)1,459

「障害者総合支援法」にもと

づく事業1,845

通所介護(デイ

サービス)1,442

ミニデイ・居場所1,129

移動サービス900

住まい:318

特別養護老人ホーム230

相談事業(在宅介護支援センター・地域包括支援センター含む):117

居宅介護支援:390

食事サービス582

「介護予防・日常生活支援総合事業」にもとづく事業:559

事業高(千円)

166億

7,215万円

訪問介護2,451,968

食事サービス:1,213,378

相談事業(在宅介護支援センター・地域包括支援センター含む):228,780

「介護予防・日常生活支援総合事業」にもとづく事業:79,296

ケア付き住宅:43,343

通所介護(デイサービス)

2,351,704

居宅介護支援:1,206,175

特別養護老人ホーム:1,087,570

「障害者総合支援法」にもとづく事業

801,871

住まい716,665

小規模多機能:329,744

グループホーム:293,579

移動サービス:261,755

ミニデイ・居場所:95,493

障害

ケア付住宅:12

13

7 12