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研究の概要 1.これまでの研究の経緯 年度 研究主題・サブテーマ 内容 平成 25 年度 友だちとかかわる子・自信をもって活動する子 ~学び合う授業づくりをめざして~ 教師の「授業力」「参観力」「協議力」を高 めながら、主題にある子どもの姿の育成を 行った。 (授業力向上支援事業研究協力校) 平成 26 年度 友だちとかかわりながら、自ら学ぶ子 ~学び合いを大切にした授業づくり~ 教師の役割や有効的な指導の手立てな どを考えながら、単元全体を見通した指 導計画・授業づくりを行った。 平成 27 年度 友だちとかかわりながら、自ら学ぶ子の育成 ~学び合いを大切にした授業づくり~ 「子どもの学びを深める」ために、どのよう な課題設定をして授業に取り組んだらい いか、また、そのために有効な手立てはな にかを考えながら研究に取り組んだ。 平成 28 年度 友だちとかかわりながら、自ら学ぶ子の育成 ~学び合いを大切にした算数の授業づくり~ 教科を算数科で統一し、算数科における 学びあいを大切にした授業について学校 全体で共通理解を図った。 本校では、これまで授業力の向上を目指し研究に取り組んできた経緯がある。そこ では、教師の授業観の共有(どのような子どもを目指し、授業に取り組んでいくのか など)や研究授業に取り組んでいく体制づくり(授業力、参観力、協議力の向上)を 図っていった。そして、友達とかかわりながら自ら学ぶ子を授業の中で育てていくに は、「学び合う授業づくり」が必要であると考え、それを手立てに研究を進めていっ た。そこで本年度の初めに、どのような研究を行っていくかを話し合った。昨年度ま での研究の成果と課題を受けて、 との意見が上がった。本年度の研究では、昨年度までの研究をさらに深めて、算数 の教科を通して子ども同士が「学び合う」授業を探っていくこととした。昨年度の成 果である「問いとまとめを関連させること」や「学習目標に迫るために有効な具体物 の操作」、「ふり返りの重要性に着目すること」などを意識しながら、本年度の研究に 取り組んでいった。 ・算数科は「よりよい解決方法を見出していくこと」で、学びが深まっていく。 ⇒ 「よりよい解決方法は曖昧ではないか」という意見も上がった。 ⇒ 「なぜ」「どうして」「こう考えられる」と対話の中で、考えをつなげていくこと で学びが深まっていくのではないか。自分の考えを他者が分かるように説明できること は大切である。 ⇒ 「知っている」だけではなく、なぜそうなのかを理解できているまで学びを掘り下げてい きたい。 ・算数科特有の視点があってもよいのではないか? ⇒ 〈算数の見方・考え方〉 事象を数理的に捉え、数学的に表現し処理するとともに、帰納的・類推的・演繹的に考え、 統合的・発展的に考察する。 ⇒ 育成する資質・能力 日常の事象を数理的にとらえて見通しをもち筋道を立てて考察する力、基礎的・基本的な 数量や図形の性質などを見いだし統合的・発展的に考察する力や、算数の学習を生活や学 習に活用したり、学習を振り返ってよりよく問題解決したりする態度を養う。

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研究の概要

1.これまでの研究の経緯 年度 研究主題・サブテーマ 内容

平成 25年度 友だちとかかわる子・自信をもって活動する子

~学び合う授業づくりをめざして~

教師の「授業力」「参観力」「協議力」を高めながら、主題にある子どもの姿の育成を行った。 (授業力向上支援事業研究協力校)

平成 26年度 友だちとかかわりながら、自ら学ぶ子 ~学び合いを大切にした授業づくり~

教師の役割や有効的な指導の手立てなどを考えながら、単元全体を見通した指導計画・授業づくりを行った。

平成 27年度 友だちとかかわりながら、自ら学ぶ子の育成 ~学び合いを大切にした授業づくり~

「子どもの学びを深める」ために、どのような課題設定をして授業に取り組んだらいいか、また、そのために有効な手立てはなにかを考えながら研究に取り組んだ。

平成 28年度 友だちとかかわりながら、自ら学ぶ子の育成 ~学び合いを大切にした算数の授業づくり~

教科を算数科で統一し、算数科における学びあいを大切にした授業について学校全体で共通理解を図った。

本校では、これまで授業力の向上を目指し研究に取り組んできた経緯がある。そこ

では、教師の授業観の共有(どのような子どもを目指し、授業に取り組んでいくのか

など)や研究授業に取り組んでいく体制づくり(授業力、参観力、協議力の向上)を

図っていった。そして、友達とかかわりながら自ら学ぶ子を授業の中で育てていくに

は、「学び合う授業づくり」が必要であると考え、それを手立てに研究を進めていっ

た。そこで本年度の初めに、どのような研究を行っていくかを話し合った。昨年度ま

での研究の成果と課題を受けて、

との意見が上がった。本年度の研究では、昨年度までの研究をさらに深めて、算数

の教科を通して子ども同士が「学び合う」授業を探っていくこととした。昨年度の成

果である「問いとまとめを関連させること」や「学習目標に迫るために有効な具体物

の操作」、「ふり返りの重要性に着目すること」などを意識しながら、本年度の研究に

取り組んでいった。

・算数科は「よりよい解決方法を見出していくこと」で、学びが深まっていく。 ⇒ 「よりよい解決方法は曖昧ではないか」という意見も上がった。 ⇒ 「なぜ」「どうして」「こう考えられる」と対話の中で、考えをつなげていくこと で学びが深まっていくのではないか。自分の考えを他者が分かるように説明できること

は大切である。 ⇒ 「知っている」だけではなく、なぜそうなのかを理解できているまで学びを掘り下げてい

きたい。 ・算数科特有の視点があってもよいのではないか? ⇒ 〈算数の見方・考え方〉

事象を数理的に捉え、数学的に表現し処理するとともに、帰納的・類推的・演繹的に考え、統合的・発展的に考察する。

⇒ 育成する資質・能力 日常の事象を数理的にとらえて見通しをもち筋道を立てて考察する力、基礎的・基本的な数量や図形の性質などを見いだし統合的・発展的に考察する力や、算数の学習を生活や学習に活用したり、学習を振り返ってよりよく問題解決したりする態度を養う。

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2.研究主題と学年テーマ

(1)研究主題とサブテーマの関連について

自分の考えをもち、学びを深める子の育成 = めざす子どもの姿

(2)「自分の考えをもっている子」について

本研究での「自分の考えをもっている子」とは、既習を生かし問いに対しての見通

しをもっている子どもの姿と考える。まずは、課題を把握し、問いに対して考えてい

くことを明確にすることが大切だろう。その際に、既習事項やこれまでの生活経験か

ら考えていく。新しく出会った問題に対して、自分なりの考えをもつためには、「ど

こまでが分かって、何について考えていくのか」を明確にしていく必要がある。その

様にして考えていくことで、一人一人が既習事項から自分の考えの根拠をもつことが

できるだろう。また、自分なりの考えを明らかにしていくためには、「自分の考えを

ノートに表すこと」や「自分の考えを他者に伝えていくこと」などの思考力とともに

表現力を育成していくことが必要だと考える。そのために、ノート指導や学び合いの

環境づくりなどを行っていく。そういった学び合いの場で、自分の考えをもつ姿も大

切にしていくようにした。

平成29年度 研究主題

自分の考えをもち、学びを深める子の育成

~ 対話の中で、学びをつなぐ手立てを通して ~

見通しをもつ よりよい解決方法を見つける

自分の考えを深め

ていくために、他

者との対話を行う

学び合う

教師は、学び合いが充実する

ような手立てをおこなう

課題・問いを理解する

既習をもとに考える

経験を生かし考える 自分の考えを伝える

友達の考えと比べる

互いの意見を関連付ける

「なるほど!そうすればいいんだ」

「こうしたほうが、分かりやすいぞ!」

「やっぱり、これが一番納得できる」

学びを深めている姿とは?

学び合いが充実する

手立ては?

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(3)「学びを深める子」について

昨年度の研究では、学びが深まる(深まった)姿を「学び合いを通して、自分の考

えと友だちの考えを比べたり関係づけたりして、自分の考えをより質の高いものにす

ることができた子どもの姿」として、その姿が見られるために有効な手立ての共有を

行った。また、そのような学びを深める子を育成していくためには、「対話~考えを

つなげる~よりよい解決方法を見出す」といった活動を通して学習活動を充実させて

いくことが必要だと分かった。本年度は、その「学びを深める子」により迫っていけ

るように、具体的な姿をイメージして授業の中で見られるようにした。学びを深める

姿として考えられるのは「意味を知る」、「違う考え方や表現を見つける」、「新しい発

見をする」、「学習の前後で自分の考えが変容する」「(自分が)分からないことを知る」

などである。

算数科では、実現したい「深い学び」について次のように示している。

『算数科・数学科では、数学に関わる事象や、日常生活や社会に関わる事象について、

「数学的な見方・考え方」を働かせ、数学的活動を通して、新しい概念を形成したり、

よりよい方法を見いだしたりするなど、新たな知識・技能を身に付けてそれらを統合

し、思考、態度が変容する「深い学び」を実現することが求められている。』(中央教

育審議会,2016)

単元を通して意識する「数学的な考え方」を柱として、授業づくりを行うことで、

子どもの学びをより一層深めていくことができるようにしていくこととした。

(4)各学年のテーマ

学びを深めている姿は、低・中・高学年によって様々である。そこで、それぞれの学

年で、めざす子どもの姿をより具体的に捉え、研究主題にある子どもの姿に迫ってい

けるようにした。

のぞみ級 周りとのかかわり合いの中で、自分なりに考えをもち、表現できる子

低学年 自分の考えを伝え、友達の考えを聞く子

中学年 自分と友達の考えを比べ、見つけたよさを生かす子

高学年 相手意識をもって自分の考えをまとめ、互いの意見を関連付けながら

よりよい解決方法を見つける子

単元の目標

・話し方・聞き方の指導

・話型の指導

・学級の雰囲気づくり

など

・算数科を通して、育てたい力 を明確にした授業づくり ・単元を通して意識する「数学 的考え方」を働かせた話し合 いの場づくり など 算数科での「学び合い」

について研究を行う。

※単元目標に迫るための

学び合いの充実を図る

全教科全領域で 学び合いを充実させる手立て

算数科での学びを深める 「学び合い」の手立て

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3.本研究で取り組んだ授業の流れ

「学び合い」を充実させるのは、教科の目標を達成するためである。「言語活動の

充実」と同じで、ただ学び合いを充実させるのではなく、学習単元の目標を明確にし、

目標達成のために必要な学び合いの学習活動を行うことを教職員で共通理解した。下

図のような学習活動の流れの中で、学び合いの充実を図っていくようにした。

課 題

学習目標の明確化 ※本時の学習で子どもが何を学ぶのか、

単元目標に照らし合わせて考える。

既習をもとに考える ※本時の学習で子どもが何を学ぶのか、

単元目標に照らし合わせて考える。

問 題

自分の考えをもつ姿は、「既習をもとに、見通しをもっている姿」

学びを深める姿は、

「数学的な考え方に着目しながら、よりよい解決方法を見出している姿」

まとめ

適応問題

自力思考

集団思考

かかわり合いながら学ぶ ※子どもと子どもが意見を交わし合いなが

ら、よりよい解決方法を見出していく。

〇〇の学習は、前の時間にしたよね

ここまでは、分かるんだけどな…

学びの焦点化 ※分かっていること(学んだ

こと)と分からないことを

整理していきながら、本時

の学習で学びを焦点化し

「これについて考えてい

こう」と示していく。

今日の学習では、 こういうことが分かった

今日は、このことについて考えていくんだね

話し合いの充実 ※「単元を通して意識する数学

的考え方」を子どもも教師も

理解しながら、話し合いがお

こなっていけるようにする。

単元を通して意識する数学的考え方

ここまでは分かるんだけど、

ここから分からないなぁ こう考えてみたよ

こういう考え方をしたよ

なるほど、そういう考えもできるね

もっと分かりやすい考えはないかな

見通しをもつ ※本時の学習で子どもが何を学ぶのか、

単元目標に照らし合わせて考える。

学習したことを生かして、よりよく問題が解けるようになったよ

指導と評価の一体化 ※見取る・評価する場面を考えた

り、問題に対してのまとめを整

理してまとめたりしていく。

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4.研究構造図

上の図は、本研究の研究構造図である。授業研究に取り組んでいく上で土台になる

のが、子どもの実態と系統学習に関係する既習事項である。単元の系統と既習事項を

照らし合わせて、「本単元では、子どもにどのような力を育てていくのか」を明確に

し、授業づくりを行っていく必要がある。その上で、子どもに育てていく力の内のひ

とつである「数学的な考え方」を単元を通して意識して授業を行っていくことで、そ

の力を発揮しながら学習活動が行えるようにする。子どもも教師もその「単元を通し

て意識してく数学的な考え方」を理解できるように、分かりやすいキーワードとして

捉えていくようにする。

単元を通して意識する数学的考え方

研究主題

自分の考えをもち、学びを深める子の育成 研究を通して、めざす子どもの姿

各学年のテーマ

のぞみ級、低・中・高学年でめざす子どもの姿

【自分の考えをもっている具体的な姿】

・学年のテーマに基づいた本題材(本授業)

での具体的な姿。

【手立て】

・子どもが課題に対して見通しをもてるように

単元や本時で取り組んでいった手立て。

【学びを深めている具体的な姿】

・学年のテーマに基づいた本単元

(本授業)での具体的な姿。

【手立て】

・子どもの学びを深めていくための単元

や本時で取り組んでいった手立て。

子どもの実態(これまでの学習・既習について)

・子どもの生活や学習の様子について。

・これまでに取り組んできた算数科の学習活動における学び合いについて。

・本単元につながる系統の既習事項を、どのように取り組んできたかについて。

…自分の考え

…他者の考え

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5.研究日程

月 日 組 織 内 容

4/ 7(金)

11(火)

18(火)

第1回推進委員会 研究テーマ・方向性について

第1回全体会 今年度の研究の方向性について

第2回推進委員会 研究の重点について

5/ 8(月)

23(火)

30(火)

第3回推進委員会 研究主題・サブテーマの決定

第2回全体会 研究主題・サブテーマの共通理解

指導案検討会 第1回授業研究指導案検討

6/ 6(火)

8(木)

13(火)

27(火)

第4回推進委員会 第1回授業提案に向けて

事前授業 1年1組、4年3組

第1回授業研究会 1年3組 「ぜんぶでいくつ」

4年1組 「式と計算」

指導案検討会 第2回授業研究指導案検討

7/ 3(月)

6(木)

20(木)

事前授業 3年2組、5年3組

第5回推進委員会 第1回授業提案に向けて

第2回授業研究会 3年3組 「わり算」

5年1組 「分数の大きさとたし算、ひき算」

地区研究会に向けて

8/24(木) 指導案検討会 第3回授業研究指導案検討

9/ 5(火)

7(木)

12(火)

第6回推進委員会 第1回授業提案のふり返り、第2回授業提案に向けて

事前授業 2年1組、6年3組

第2回授業研究会 2年4組 「三角形と四角形」

6年2組 「比」

10/10(火)

12(木)

31(火)

第7回推進委員会 地区授業研究会の指導案形式検討、地区研までの予定確認

指導案検討会 地区授業研究会の指導案検討

第8回推進委員会 のぞみ級の指導案検討

11/ 1(火)

9(木)

16(木)

21(火)

22(水)

29(水)

(小教研) 地区授業研究会の指導案検討

指導案検討会 第4回授業研究指導案検討

第4回授業研究会 のぞみ級 「おまつりをしよう」

事前授業 1年4組、6年1組

事前授業 2年2組、2年3組

第5回授業研究会

(算数科・地区授業研究会)

1年2組「ひきざん」

2年5組「はこの形」

3年3組「かけ算の筆算」

4年2組「変わり方」

5年2組「割合」

6年4組「場合の数」

12/ 5(火)

19(月)

19(火)

第9回推進委員会 第4回授業研究会のふり返り

第3回研究全体会 地区研究授業のふりかえり

第 10回推進委員会 研究紀要の作成について

1/ 9(火)

20(土)

第 11回推進委員会 研究紀要の原稿確認

第4回全体会 今年度の研究の成果と課題についての話し合い

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6.研究の方法

(1)研究の組織

(2)校内研究の推進

○授業研究会について

・全クラス1回、年間5回の授業公開(算数科の地区授業研究会を含む)と事前授業の公開を

通し研究を深めていく。

・研究テーマをもとにした授業に取り組んでいく。また、単元を通して意識したい数学的考え

方を明確にすることにより、授業検討での話し合いが深まるようにする。授業ごとに外部講

師を依頼し、授業検討の充実をはかる。

(3)指導案検討の充実

①推進委員会 … 授業者(授業学年)が授業研究を行う単元を決め大まかな流れを伝える。

(1カ月前) 学年でも検討を行い、

②ブロック検討 … 作成した指導案をもとに、単元全体の流れを確認していく。

(2週間前) 全体指導案検討で、話し合いたいポイントを明確にしておく。

③全体指導案検討 … 授業研究を行う2クラスの検討会に分かれて指導案検討を行う。

授業学年は、教科書や指導書のコピーを用意しておく。

④学年検討 … 常時、適宜検討をおこなっていく。単学級の学年は、ブロックで。

(4)研究協議 ○研究協議の流れについて

○分科会の協議について

①5~6人でひとグループになる。(司会と記録を推進委員が行う。)

②司会は、どんどん話題を振りながら、出た意見を模造紙に書き込んでいく。

(司会も意見を出しながら、会を進めてく。)

③意見をまとめる時には、色分けをして、模造紙に記入していく。

④最後に、話し合いの中心的な内容や講師の先生にお聞きしたいこと等をまとめて短冊(画

用紙)に記入する。全体会の発表の論点とする。

⑤分科会のグループで共有を行い、全体会での報告者を決める。

〇全体会での報告

・各分科会より代表1名が報告する。短冊に記入した論点を中心に報告を行う。

≪模造紙に記入する文字の色分け≫

黒 … 見出し、感想等 、 青 … 子どもの姿

緑 … 授業で見られた手立て 、 赤 … 課題、次につなげたい事項

指導案検討・作成、授業研究

学年テーマの検討・決定

研究の方向性や方法の提案・検討

授業研究会と協議会の運営・検討

研究の方向性の共通理解

研究日程の決定

研究の方法の決定

研究全体会 研究推進委員会

学年部会

全体会

・分科会報告

・講師の先生より指導講評

分科会

・グループ協議

・グループ協議の共有

全体会

・講師紹介

・授業学年より