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成長 友情 出会い 日中学生交流団体 freebird JAPANTRIP2017 事後報告冊子

JAPANTRIP2017 事後報告冊子 · 極的に行いながらの観覧でした。より深い交流をしつつ 日本の歴史、文化をよく知ることができました。

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Page 1: JAPANTRIP2017 事後報告冊子 · 極的に行いながらの観覧でした。より深い交流をしつつ 日本の歴史、文化をよく知ることができました。

成長

友情

出会い

日中学生交流団体 freebird

JAPANTRIP2017

事後報告冊子

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寝 縄

経 尽

経験

数 様

JAPANTRIP2017 総代表挨拶

JAPANTRIP2017 総代表

宍戸 莉奈

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大学や言語学校も多く存在するここ関東。そんな中、関東支部は昨年度に比べて新

しいスタッフも多く加入し、毎週行っているミーティングも様々な意見が飛び交い活

気にあふれています。仲を深めるためミーティング後にみんなでご飯に行ったりもし

ています。

今後のイベント予定は、今までも行っていた事後報告会、餃子パーティ等に加え、

秋学期からは新たに言語交換会や秋学期新歓などです。

活動をはじめてから13年目となる今年度も精力的に活動してまいります。今後とも

よろしくお願いいたします。

関東支部

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関西支部

関西支部が拠点を構える京都は「学生の街」と言われるように数多くの大学があり、

それに伴い中国から約 3000 名の留学生が在留しています。「日中学生の相互理解の場

を創出する」ことを理念として活動し、日中交流事業に関心ある日中スタッフが多数

所属している。関西支部ではスタッフ 24 人がいて、活気のある和気藹々な大家族のよ

うな団体である。

関西支部は定期的にイベントを開催しています。端午の集い、日中国交正常化 45 周

年関西記念講演会、ビアガーデンなどを企画しました。その中、日中青年交流団体ニ

ッキにより主催されたイベント関西記念講演会に、freebird のメンバーも参加してき

ました。日中国交正常化に携わってきた方々の当時のお話や、その経緯や苦労、日中

関係の今後の展望など、様々な話を聞くことができました。そのような話を聞くこと

ができたことは、日中交流に携わるメンバーにとって、大変貴重な経験となりました。

私たち関西支部は、今後も日中交流の場を提供し続けていきたいと強く思っていま

す。

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上海支部は上海の日本人が関わる学生団体の中では一番歴史ある団体です!2017

年 9 月時点での上海支部のメンバーは 7 人です。その内訳は、日本人 3 人、中国人 4

人となっています。上海交通大学、復旦大学、上海外国語大学、上海理工大学等の大

学の学生が上海支部で活躍しています。

上海は海外の方が比較的多く留学にくる都市です。日本人もそれは例外ではありま

せん。その中で、中国と日本両方の文化が理解でき、なおかつたくさんの友達が作れ

るようなイベントを企画しています。

上海支部は 1 週間に 1 度、日中両学生が楽しめるイベントを作るミーティングを行

なっており、定期的にイベントを開催しています。イベント内容は様々で、10 月はハ

ロウィンにちなみ日中合同ハロウィンパーティーを開催。スペシャルゲストとして

bilibili で活躍していらっしゃる山下智博さんをお迎えして色々なお話しをしていただ

きました。また今年の 4 月には、お花見ツアーをやりました。桜の咲く上海植物園で

ミニゲームをしたり、お菓子を食べたり、班ごとに分かれて園内散策をしたりして楽

しい時を過ごしました。このように上海支部では皆が積極的に参加してみたいと思う

場を提供しています。

上海支部

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Weibo

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北京支部

freebird 北京支部は 2013 年設立と 4 支部の中で設立年数が最も浅い支部です。北京

支部は、気軽で、自由な交流の場を作ることをモットーとして、主に北京で生活、留

学する日中交流がしたい日中の大学生に対して、イベントを行っています。

北京支部の日頃の活動は日中学生交流のプラットフォームを築く為にあり、毎月さ

まざまな交流イベントを企画しています。前年度は、新入生歓迎会や、チョコレート

企画「食欲の秋×独身の日」、元旦の万里の長城で初日の出を迎えるイベントなどを実

施、またこうした日頃のイベントと並行して「天気がいいから…」シリーズの交流イ

ベントを企画し、比較的少人数での戸外での交流イベントを行っています。

以上が私たち北京支部の概要になりますが、今年 2017 年は日中国交正常化 45 周年

を迎え、私どもも日中両国の平和的関係のさらなる発展のために、努力していきたい

と考えております。

Wechat

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本事業の目的は、日中両国4都市(東京、京都、北京、上海)の学生が顔を合わせ、

10 日間にわたり寝食をともにし、より本音で深く討論してもらうこと、友好関係を

築くことの 2 つだ。

当団体は、本事業を通して、参加した学生がお互いの胸の内を明かし、相手国への

理解を深めることで、国を超えた個人対個人の友情が生まれることを期待している。

また、本事業の最大のテーマは「教育」である、現在日中両国国民の相手国に対す

る世論の印象は決して良いとは言えない。それは、主に社会的、政治的背景によるも

のだと思われる。本事業のテーマである「教育」という観点から考えれば、教科書問

題も社会的、政治的な背景を抱えた問題の 1 つだと言える。だが、そういった教育を

受けていたとしても、実際には社会的、政治的なしがらみのない私たち学生はお互い

何を思っているのであろうか。何かできることはないのだろうか、ということを狭義

の教育ではなく『家庭、社会、学校』

3点の教育から考えてもらう。

JT とは?

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参加者一覧

スケジュール

8 月 5 日 集合

8 月 6 日 フィールドワーク

8 月 7 日 討論会①

8 月 8 日 企業見学

8 月 9 日 学校見学

8 月 10 日 討論会②

8 月 11 日 SUMMERBIRD 準備

8 月 12 日 SUMMERBIRD

8 月 13 日 観光

8 月 14 日 解散

北京支部参加者 北京支部スタッフ

柏芳媛 陈俊勇 周同 吴嘉濠

李尔祺 王斤伯 王浩楠 牟欣悦

叶鑫宇 黄云如 冯翀

上海支部参加者 上海支部スタッフ

刘佳伟 张思嘉 中島龍一 小高瀬奈

刘佳仪 胡敬一 张筱颜

陈淑娟

関東支部参加者 関東支部スタッフ

相澤光俊 宍戸莉奈 林子阳

岩附千裕

関西支部参加者 関西支部スタッフ

杉山雄亮 孙卉雯 张蕴瑶

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10 日間の流れ

8 月 5 日

一時的に北京発の飛行機が飛ばないなど

ハプニングはありつつもみんな無事の到着。

初日ということで疲れてはいたようですが、

部屋ごとの交流が多くみられました。

8 月 6 日

二日目はアイスブレーキングから始まりました。グル

ープごとにポーズを決め面白い写真を撮るというゲーム

はどのチームもなかなか難しかったようですが言語の壁

を越えみな楽しく相談しながら行っていました。その後

上野にある博物館へ向かい現地での街頭インタビューを

行いました。博物館では、日本人学生がプチガイドを積

極的に行いながらの観覧でした。より深い交流をしつつ

日本の歴史、文化をよく知ることができました。

街頭インタビューでは、討論会テーマが教育というこ

ともあり子連れの人を中心的に幅広くおこないました。

どなたも笑顔で応じてくれたこともあって最初は自分に

はできないと言っていた子も最後には自らインタビュー

しに行く姿が見られました。

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三日目は、討論会一回目を行いました。教育という大きな枠組みから予

めこちらで「家庭教育」「学校教育」「社会教育」の三つのグループに分け討

論を行ってもらいました。

街頭インタビューの結果と事前勉強会で学んだことを基に日中の教育の

違いや、現状問題になっていることなどを話しあいました。近年問題にも

なっている体罰をはじめ、一人っ子政策以降変わってきた親の教育方針、

様々な価値観の違いなどグループごとに特色ある発表となりました。

8 月 7 日

8 月 8 日

四日目は企業見学ということで人民中国雑誌社

東京支局にお邪魔させていただきました。

日本と中国お互いの国への印象を上げるにはど

う し た ら よ い の か 、 ま た 今 回 こ の

JAPANTRIP2017 のみならず普段から発生する言

語の壁そのものをどう克服していくか、時に面白

くまた真剣にお話していただきました。午後は神

保町を散策。本屋に行き教科書や参考書をはじめ

とした学術書を見て楽しんだグループもいれば参

加者自身の大学に行ったグループもあり、グルー

プごとおもいおもいにたのしんだ。

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8 月 9 日

五日目、東大見学ではかの有名な赤門にみな興奮。歴史ある重厚な建物

は圧巻でした。

午後は場所を変え、JAPANTRIP2017 に参加した理由の発表と「日中大

学生」というテーマで、両国の大学生活の違いを比較しながら討論を行い

ました。参加した理由は両国参加者ともに、相手国の学生と深い話をした

い、友達が作りたいというものが多く発表の際には相手国の言語で話すな

ど強いやる気を改めて感じました。また白熱した討論では、平均勉強時間

や長期休暇の過ごし方さらに、日本人学生は就職に対し疲れる、上下関係

が嫌などネガティブな思考を持っている、中国人は生活が豊かになるなど

ポジティブな思考を持っているなど学生生活を通し見る将来の展望の違

いまで話し合うことができました。

8 月 10 日

討論会二回目はサマーくんという特定の条件をつけた架

空の人物を作り“理想の国際的な人材”を作るにはどのよう

に教育するかという内容を家庭教育・学校教育・社会教育の

グループごとに話し合いました。教育方法は多岐にわたり、

例としてあるグループではサマーくんが中心となり音楽フ

ェスを開かせたらどうだろうかという声も聞こえてきた。

様々な意見が飛び交う中、どのグループでも結論として国

際的な人材に必要なのは、コミュニケーション能力、専門知

識、言語能力だと考えました。。

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8 月 11 日

日 七日目、いよいよ明日成果報告会【summerbird2017】ということでど

のグループも準備に気合が入ります。ここまでの生活で学んだこと、様々な体

験、そして討論会でグループごとに考えたサマーくんを理想の国際人材にする

ための教育方法などをさらに内容を詰めながら話し合いました。よりいいもの

を作ろうと衝突も起こり涙ありの前日準備となりました。当日に向け繰り返し

発表練習を行い、あるグループは満足いくまで徹夜で行っていました。

8 月 12 日

日 Summerbird2107 当日、まずは freebird の紹介、今回の

JAPANTRIP2017 の概要を話したのち参加者の発表による

summerbird 発表に移りました。

今年度のゲストスピーカーには亜細亜大学国際関係学部特任

教授九門大士先生をお呼びしグループワーク方式でのディスカッ

ションを行っていただきました。

最後に来賓・来場者・参加者・スタッフを交えて自由形式の交流

会を行い、全員で写真撮影を行った後、無事 summerbird2017 を終

えることができました。

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8 月 13 日

日 JAPANTRIP も残すところわずかとなり、 最終日のイベント東京観光では新宿、浅草、

スカイツリー・ソラマチの三つの班に分かれてそれぞれ観光を行いました。それまで刊行

する時間もなかった分思う存分に羽を伸ばしてみな楽しんだようです。帰ってきたときに

はみな満足そうな顔をしていました。最後にホテルの一階を借り、これまでの日々を振り

返り偶然にも重なったスタッフの誕生日を祝いました。涙ながらに別れを惜しみました

が、前日の summerbird の疲れも残っていたのか遅くまで起きていられず夜は全員がぐっ

すりでした。

8 月 14 日

日 別れのひ、成長そして出会い、様々な思いを

胸に上海・関西・北京・関東と順次解散しました。

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SUMMERBIRD2017

Summerbird とは、参加者たちが10日間の共同生活と討論会を通して得たものを一

般の方々の前で発表する場です。毎年大きなテーマを通して、各班それぞれが15分

から20分の発表を行います。今年の共通テーマは、『身近な生活を通して見る日中教

育の違い』でした。それぞれの班が社会、家庭、学校の視点から見た教育に焦点を当

て、2回の討論会と summerbird 準備日を使って発表を作り上げました。

発表は3項目に分かれています。最初に、JAPANTRIP2017 の内容をご来場者の

方々にご紹介するために、各班が合宿生活、施設見学、討論会の様子について簡単に

説明しました。次に、討論会1・2回目で話し合った教育の内容、教える手段、目的

について学校・社会・家庭の視点からそれぞれまとめました。最後に、教育を通して

国際的人材を育てるにはどうしたら良いか、という課題に対して、学校教育・家庭教

育・社会教育の視点から具体的な提案をしました。ここでは、サマーくんという10

代の架空の男の子に対しての教育を想定しています。サマーくんは伝統を大切にす

る、明るい性格、でも勉強が嫌いという設定です。このサマーくんをどうしたら自国

の文化を理解し、他国のことも受け入れられる国際的人材に教育できるか、というこ

とをそれぞれの班が提案しました。

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あっという間に、JAPANTRIP2017 が終わってからもう 4日日間も経ちました。関西

に帰ってからも、話題はいつも JT の 10日日間を巡っていて、流した汗、拭いた涙、残

した笑顔…整理がまだつかないが、記憶は鮮明に頭の中で思い出せれる。

新宿の街角で、熟知していたはずだが、意外と知らない世界と挨拶したり、論点の違い

で周りと言い争ったり、フィールドワークや見学訪問で様々な視点から「教育」問題を

見つめたり、最後には summerbird に辿り着き、堂々と意見を述べたり、成果を発表し

た。参加者皆様のこの 10日間の成長ぶりを見て、感動で心がいっぱいなのは最も正直な

気持ちであった。

去年の CT に引き続き、2 回目目のスタッフとしての参加で、今回は JT の本企画を担

当させていただくこととなった。それゆえ、去年と違う視点からこの活動を振り返るこ

とができたのではないかと思い、後継者へのアドバイスとして、運営側の経験を簡単に

まとめる。

・臨時応変と助け合い

事前の企画をどう詳細まで練り込んだとしても、現地まで行かないとわからないこと

は山ほどあるし、随時に予想外の出来事が出てくる。数名のスタッフだけの力で対応す

るのは到底不可能な ことである。変化に備えて、活動の成功に向かって助け合う意識の

共有は事前でスタッフ全員に 強化してほしいところである。

・主体性を持ち、仕事意識

参加者、スタッフに関わらず、CT/JT で初めて中国/日本に来られた方は必ずいるが、

新鮮感や自分が旅に対する欲望とうまく付き合い、スタッフとしての役割を優先に発揮

するのは今回大きな反省点の一つだと考える。今回は私にとっても 3 回目の東京で、こ

れまでの滞在もすごく短かったし、JT を機に東京の街を体験するのはすごく楽しみして

いたが、スタッフ意識の働きでやはり自分の「行きたい」「やりたい」を後回し、参加者

のこと、活動の順調な進行を念頭に仕事していた。手伝えることがあれば、どこでも飛

び込む。自分の意見を持ちながらも団体の利益を優先する。自ら仕事を見つけ出し、全

員のいい雰囲気作りに力をいれる。このようなことは全員ができるのは⾮常に難しいが、

一度全員で確認したら、10日間の間では、少人数から徐々に全体に伝えていけることを

信じている。

・国際的視野は人に優しい心

もともとお互いを知らない日日中の大大学生生たちは 10日日間寝食をともにし、調査

したり、論議しあっ たり、JT のストレスは経験者でしか語りきれないものだと思う。

文文化・成長背景の違いから日常行動・意見のぶつかりが避けられないものだし、避け

ることより、許せる優しい心を持つことは大事だと感じている。世間知らずの発言でも、

マナー違反の行為でも、適時の指摘はもちろんすべきことだが、やり方、伝え方によっ

て効果は真逆の場合でも多数生じる。運営側のスタッフとしてはまず穏やかな心境を保

ち、その上、相手の立場から接することは今回一番の心得である。

長々で申し訳ないが、今後のより良い CT・JT に期待し、freebird の各支部のさらなる

発展を祈りつつ、感想文を以上で終筆する

参加者感想

関西支部スタッフ 孫卉雯

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今回のJTでは今までになかった様々な経験をすることができた。10 日間中国の学生

と生活して、討論や発表をすることで、よりお互いのことを知ることができたと思う。

討論のなかでは様々なことを感じた。一つが言葉が違う人々と議論することの難しさ

である。実際に議論していたときに、そのときは 4 人のグループで議論していたのだが、

自分ともう一人は日本語で、他の二人は中国語で別れて話をしていて、あとでお互いの

意見をあわせようとしてみると、全く方向性が違う議論をしていて、あわせることすら

できないことがあった。同じ言語の人々で議論しているときにはおこらないことであ

り、初めての経験で困惑したが、グループの一人が話しているときには他の全員がその

人の話をきくようにするなど、グループ全員が議論の流れを把握できるように工夫して

解決した。

二つ目が中国の学生が討論のなかで積極的に意見を言っていたことである。日本の学

生は討論のなかで思っていることを言わないが、中国の学生は思ったことを積極的に発

言する人が多く、また自分の意見を押す力も強いと感じた。議論のなかでは、協調性も

重要だが、ときには中国の学生のように自分の意見を強く主張することも必要と感じ

た。

討論以外でも様々な場面で日中の差を感じることがあった。全体的に中国の学生のほ

うが自己主張が強めで、個人主義的な傾向にあると感じた。

JTの期間中、討論以外の生活のなかで、中国の学生と日中両国の関係や歴史につい

て話す機会もあった。そのような話をする機会は普段ほとんどないため、貴重な経験だ

と思う。また日中の歴史や社会などの深い話をすることで仲もよりよくなることができ

たと感じられた。JTが終わったときは本当にさみしくて、またみんなで集まりたいと

思った。これからの生活でも、JTのなかで自分に足りないと感じたことを改善したり、

JTで経験したことを生かしていきたい。

関東支部参加者 相澤光俊

参加者感想

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参加者感想

上海支部参加者 陈淑珍

第一回目の討論会で、ディスコという企業様が彼らの運営するキャリアフォーラム

について紹介してくれました。これにより、私の職業の選択が増えたと思う、そして私

が将来卒業する時には、職業の選択が増えていてほしいです。

今回の JT は、全体的に楽しかったです。というのも、社会的問題がある中でも、

ありのままの日本を見れたからです。また、たくさんの日本人の友達と知り合うことも

できて、たとえすぐに集まれることができないとしても、一生の友達になれて、すごく

幸せに感じています。

この十日間の活動の中で、いろいろな矛盾は衝突があったとは思いますが、こうし

た経験はきっと、私の将来にとても良い影響を与えてくれるでしょう。

また、自分の未熟さや、至らないところに関しては、今回のイベントが成長のチャ

ンスを与えてくれたと思っています。主催者側には、このような機会を与えてくれたこ

とに対して、とても感謝しています。そして、スタッフの方々の努力にも心から感謝し

ていて、JT での経験と心得をたくさんの人にシェアしていきたいです

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協賛・後援財団・企業

公益社団法人日本中国友好協会

公益社団法人日中友好会館

日本航空

株式会社ディスコ

株式会社キリン

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NEXTER 株式会社

人民中国雑誌社東京支局

一般財団法人共立国際交流奨学財団

クラウドファウンディング支援者

(お返事のあった方のみ記載させていただいております。ご了承ください)

越知雄一 越智優 青木秀泰 山口晴吉

日本語中国語言語交換会 in 横浜代表 富田譲治

総勢 24 名の皆様にご支援いただきました。

誠にありがとうございます。

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会計報告

繰越し金 ¥417,212

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日中学生交流団体 freebird

関東支部 関西支部

上海支部 北京支部