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TM 社長・前川の「      」 ■発行元 パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社 総務部 広報・ IRグループ 〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー16F TEL 06-6377-0100 FAX 06-6377-0833  http://panasonic-denkois.co.jp/ ※ 本紙掲載記事の無断転載・複製を禁じます。 ※ 本紙に記載された社名および商品名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。 Copyright (C)2010 Panasonic Electric Works Information Systems Co., Ltd. All rights reserved. 編集後記 代表取締役社長 前川 一博 「クラウド」と「スマートフォン」。どちらも今、旬の言葉です。 この2つを組み合わせたらどんなことができるのか? その答えは、お客さまの課題に応じて無限大に広がるでしょう。 単なる目新しさではない「真の課題解決」を目指して、当社では活用案の社内公募も スタートしました。新システムに、どうぞご期待ください! TOPICS 8月3日、東 京 で「 ユー ザーのための 仮 想 化フォーラム2 0 1 0 S u m m e r 」が 開 催されました 。 当 社は 執 行 役 員の 田 中 啓 介 が「 ~ 真 の 仮 想 化 でインフラ構 造 改 革を実 現 ~プライベ ートクラウド 構 築の勘 所 」と題した基 調 講 演を行い、「 E g e n e r a BladeFrame 」や「Dell PANSystem」を 自ら導 入してインフラ統 合を進 めてきた自社 事 例を紹 介しました 。 インフラ運 用コストの 高 止まりの 解 決 策として仮 想 化 技 術 が 台 頭 するなか 、これを用いてシステム 合理化に成功した当社の実績が注目を集めています。この日も300人を超える参加者がつめかけ、 講 演 終 了 後 のアンケートでは 9 割 以 上もの 皆さまから「 大 変 参 考 になった 」と高 い 評 価をい た だきました 。 01 ITPro主催「ユーザーのための仮想化フォーラム2010 Summer」で講演 当社は8月28日、東京で開催された個人投資家向け説明会「株なびカンファレンス」に初めて参加しました。 ここでは、ゲスト講師と当社社長の前川一博の対談による会社紹介を行い、当社の強みである「現場力」を 活かしたビジネスモデル、中期経営計画などについて説明しました。土曜日の開催に加え、インターネット によるライブ中継もあり、当日は幅広い層の投資家の皆さまのご参加・ご視聴をいただくことができました。 当社は今後も、広く明快なIR活動に努めてまいります。 なお、当日の模様は株なびサイト(http://www.kabu-navi.jp/confe/confe100828A.jsp)で 12月初旬までご視聴になれます。ぜひご覧ください。 個人投資家向け説明会「株なびカンファレンス」に参加 「今年の4月に異動したばかり。こんな仕事もあるんだ!と驚きました」と語るのは、コーポレートIT企画室の井上温子。 現場密着で課題を抽出しシステム活用を支援する、ビジネスフィールドワークの分野で活躍中です。「出来て1年半の 新しい部署です。お客さまのもとへ直接足を運び、秒単位の業務観察から現状を分析するビジネスフィールドワークは まさに“現場型”。お客さまが本当にシステムを使いこなせているか、課題を見つけて改善していけたら嬉しいですね」と、 新天地での意気込みを語ってくれました。異動前の4年間は、SEとしてパナソニック電工グループの経理システムを担当。 「ある日、“点と点”が“線”に繋がった」とSE時代を振り返ります。「システム開発を通して、業務の大きな流れというものを 体で学びました。各業務の目的や段階を把握できるようになったことが、今の仕事にも役立っています」。経験を活かし つつ「さらに幅広い知識を得るため勉強中」という彼女は、休日もアクティブに楽しんでいる様子 。「中学生の頃から バンドの追っかけをしています。一番遠い所では沖縄まで遠征したことも。ライブを楽しみに、仕事も頑張ります!」 あいえす☆人物伝 その8 井上 温子 02 03 当社は1 0月1日、株 式 会 社セールスフォース・ドットコムのクラウド型 C R M( 顧 客 関 係 管 理 )サービス 「Salesforce」の最新版に対応した「ASTERIA Salesforceアダプタ version2.0」を発売します。 今回のバージョンアップでは、Salesforceに新しく登場した企業内SNS機能「Salesforce Chatter」に 対応したほか、より簡単な操作性を実現する2つの新機能を付加しました。 クラウドの 普 及 に 伴 い 、社 内システムとの 連 携 ニーズが 高まってきています 。当 社 では 、今 後も S a l e s f o r c eのバージョンアップに随 時 対 応し、クラウドを有 効に使うためのソリューションをさらに充 実 させてまいります 。 「ASTERIA Salesforceアダプタ」をバージョンアップ 上記URL 「映像アーカイブ」でご覧になれます。 アクセス方法 営業担当 営業担当 商談 商談情報 注文情報 顧客マスタ 各種オンプレミス 会計システム 経営分析 商談状況入力 Internet Internet データ連携 新機能 ASTERIA Salesforce アダプタ ・chatter連携 ・SOQLビルダー機能 ・Bulk API機能 データ連携 データ連携 データ連携 データ連携システム パナソニック電工インフォメーションシステムズ IS クローズアップ 2010.9 Vol.15

TM · 講義動画 履修登録 iPhone iPad 学生のiPadやスマートフォンに 講義資料を配信 1学校と学生を結ぶ新たな絆 2コンテンツ作成、 データ管理をクラウ

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Page 1: TM · 講義動画 履修登録 iPhone iPad 学生のiPadやスマートフォンに 講義資料を配信 1学校と学生を結ぶ新たな絆 2コンテンツ作成、 データ管理をクラウ

TM

社長・前川の「      」

■発行元 パナソニック電工インフォメーションシステムズ株式会社 総務部 広報・IRグループ 〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー16F TEL 06-6377-0100 FAX 06-6377-0833 http://panasonic-denkois.co.jp/

※本紙掲載記事の無断転載・複製を禁じます。 ※本紙に記載された社名および商品名などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。

Copyright(C)2010 Panasonic Electric Works Information Systems Co., Ltd. All rights reserved.

編 集 後 記

代表取締役社長 前川 一博

「クラウド」と「スマートフォン」。どちらも今、旬の言葉です。

この2つを組み合わせたらどんなことができるのか?

その答えは、お客さまの課題に応じて無限大に広がるでしょう。

単なる目新しさではない「真の課題解決」を目指して、当社では活用案の社内公募も

スタートしました。新システムに、どうぞご期待ください!

TOPICS

8月3日、東京で「ユーザーのための仮想化フォーラム2010 Summer」が開催されました。

当社は執行役員の田中啓介が「~真の仮想化でインフラ構造改革を実現~プライベートクラウド

構築の勘所」と題した基調講演を行い、「Egenera BladeFrame 」や「Dell PAN System」を

自ら導入してインフラ統合を進めてきた自社事例を紹介しました。

インフラ運用コストの高止まりの解決策として仮想化技術が台頭するなか、これを用いてシステム

合理化に成功した当社の実績が注目を集めています。この日も300人を超える参加者がつめかけ、

講演終了後のアンケートでは9割以上もの皆さまから「大変参考になった」と高い評価をいた

だきました。

01 ITPro主催「ユーザーのための仮想化フォーラム2010 Summer」で講演

当社は8月28日、東京で開催された個人投資家向け説明会「株なびカンファレンス」に初めて参加しました。

ここでは、ゲスト講師と当社社長の前川一博の対談による会社紹介を行い、当社の強みである「現場力」を

活かしたビジネスモデル、中期経営計画などについて説明しました。土曜日の開催に加え、インターネット

によるライブ中継もあり、当日は幅広い層の投資家の皆さまのご参加・ご視聴をいただくことができました。

当社は今後も、広く明快なIR活動に努めてまいります。

なお、当日の模様は株なびサイト(http://www.kabu-navi.jp/confe/confe100828A.jsp)で

12月初旬までご視聴になれます。ぜひご覧ください。

個人投資家向け説明会「株なびカンファレンス」に参加

「今年の4月に異動したばかり。こんな仕事もあるんだ!と驚きました」と語るのは、コーポレートIT企画室の井上温子。

現場密着で課題を抽出しシステム活用を支援する、ビジネスフィールドワークの分野で活躍中です。「出来て1年半の

新しい部署です。お客さまのもとへ直接足を運び、秒単位の業務観察から現状を分析するビジネスフィールドワークは

まさに“現場型”。お客さまが本当にシステムを使いこなせているか、課題を見つけて改善していけたら嬉しいですね」と、

新天地での意気込みを語ってくれました。異動前の4年間は、SEとしてパナソニック電工グループの経理システムを担当。

「ある日、“点と点”が“線”に繋がった」とSE時代を振り返ります。「システム開発を通して、業務の大きな流れというものを

体で学びました。各業務の目的や段階を把握できるようになったことが、今の仕事にも役立っています」。経験を活かし

つつ「さらに幅広い知識を得るため勉強中」という彼女は、休日もアクティブに楽しんでいる様子。「中学生の頃から

バンドの追っかけをしています。一番遠い所では沖縄まで遠征したことも。ライブを楽しみに、仕事も頑張ります!」

あいえす☆人物伝 その8 井上 温子

02

03

当社は10月1日、株式会社セールスフォース・ドットコムのクラウド型CRM(顧客関係管理)サービス

「Salesforce」の最新版に対応した「ASTERIA Salesforceアダプタ version2.0」を発売します。

今回のバージョンアップでは、Salesforceに新しく登場した企業内SNS機能「Salesforce Chatter」に

対応したほか、より簡単な操作性を実現する2つの新機能を付加しました。

クラウドの普及に伴い、社内システムとの連携ニーズが高まってきています。当社では、今後も

Salesforceのバージョンアップに随時対応し、クラウドを有効に使うためのソリューションをさらに充実

させてまいります。

「ASTERIA Salesforceアダプタ」をバージョンアップ

たがしら

上記URL  「映像アーカイブ」でご覧になれます。

アクセス方法

営業担当 営業担当 商談

商談情報

注文情報

顧客マスタ

各種オンプレミス

会計システム 経営分析

商談状況入力

InternetInternet

データ連携

新機能

ASTERIASalesforceアダプタ

・chatter連携 ・SOQLビルダー機能 ・Bulk API機能

データ連携

データ連携

データ連携

データ連携システム

パ ナソニック電 工インフォメーションシステムズ

IS クローズアップ

2010.9Vol.15

Page 2: TM · 講義動画 履修登録 iPhone iPad 学生のiPadやスマートフォンに 講義資料を配信 1学校と学生を結ぶ新たな絆 2コンテンツ作成、 データ管理をクラウ

IS クローズアップ Move to Delight 2010. 9

国内での加入台数、1億1759万件。人口普及率、実に92%。これは総務省が発表した2010年6月末時点における携帯電話

の状況です。今や誰もが使っているといっても過言ではない携帯電話。その利便性は誰もが知るところです。さらに最近では、

iPhone、iPadなどの「スマートフォン」が注目を集めています。その人気はパーソナルユースにとどまりません。スマートフォンの

多彩なアプリケーションと本格的なネットワーク通信機能をビジネスや教育に活かそうとする取り組みが始まっているのです。

今回は文教市場を例に、スマートフォンによる新しいソリューションの可能性を探ります。

学校が変わる?!スマートフォンで生まれる新たな絆

スマートフォンの「敷居の低さ」でユーザーの範囲を広げる

コンテンツ作成、データ管理はクラウドで!利便性UP 管理負担DOWN  「パソコンからスマートフォンへ」という「デバイス革命」に

つながると指摘されるほど、世代を超えて一気に浸透する

スマートフォン。文教市場に続き今後期待されているのは、

スマートフォンならではの“携帯性”を活かした「ビジネス

ユース」ソリューションです。

当社の技術開発部門では

8種類のスマートフォンを揃え、

ビジネスユースに向けた研究

開発を開始。新しいワークスタ

イルの創造をめざしてアイ

ディアを発案中です。

Handbookは、インフォテリア株式会社が提供するiPad、

iPhone、Android 端末などスマートフォン向けコンテンツの

総合サービス。「Handbook Studio」というWebアプリケー

ションによりコンテンツを作成・配信し、ユーザーはスマートフォン

にインストールされた「Handbookアプリ」で閲覧します。

Handbookアプリは、コンテンツの公開対象範囲によって

クローズドユース版とオープンユース版の2種類があります。

「スマートフォン」がもたらすもの ~文教システム、企業システムに新しい波!~

文教市場では2009年ごろから、スマートフォンを活用した学校運営が注目を集めています。現在の主流は、学生にスマートフォンを

貸与し講義資料やミニテストを配信する事例や、出欠管理、履修登録などに活用する事例など。学生からも好評のようです。

教員間の連絡ツールとして活用する動きも出てきており、今後導入を検討する学校は、さらに増えていくものと予想されます。

大学での普及のカギは環境整備

このようなコンテンツ作成や、配信・閲覧ツールとして、着 と々導入実績を重ねているアプリケーションのひとつが、インフォテリア社

が提供する「Handbook」。専門知識がなくてもスタートできる「手軽さ」「わかりやすさ」が人気です。

ユーザーの利便性を高めながらも、管理者が大きな負担を感じることがない―これが今後、新たなシステムを導入する場合の

ポイントになるのは間違いなさそうです。

もうひとつの人気の秘密。それは、Handbookが利用に応じた料金を支払うクラウド型サービスだということ。運用負担が少ない

クラウド型サービスの利用は、今後さらに増えていくものと予想されます。一方、文教市場では情報教育の進展と共に増加した

システムの管理が課題のひとつになっています。シンクライアントの導入などにより、PC教室など一部で運用負担の軽減が

進んでいますが、やはりめざすゴールは運用負担を限りなく軽減する抜本的な改革。その手段として、Handbook、シンクライ

アントなども含めた学校システム全体をクラウド化し一元管理することも、今や決して非現実的な選択肢ではありません。

What's HANDBOOK?Next Wave~「ビジネスユース」

1

2

ホームページ http:// ja.ihandbookstudio.net /

※パナソニック電工ISは、インフォテリア株式会社の

 「Handbook販売パートナー」です。

※“iPhone”、“iPad”、“iPod touch”はApple Inc.の登録商標です。 ※“Android”はGoogle Inc.の登録商標です。 ※“ISクローズアップ”は独立した出版物であり、Apple Inc.が認定、後援、その他承認したものではありません。

パナソニック電工IS

クラウドインフラサービス

クラウド連携

大学 講義資料

出欠管理

講義動画

履修登録

iPhone

iPad

学生のiPadやスマートフォンに

講義資料を配信

学校と学生を結ぶ新たな絆 1

コンテンツ作成、データ管理をクラウドで! 2

九州工業大学 eラーニング事業推進室

専任講師 大西 淑雅氏

1989年、九州工業大学に日本初となる「情報工

学部」が誕生した際、あわせて設置された情報科

学センターに着任。教育用インフラの管理・運営

などに従事。2000年、メディア教育開発センター(当時)の「バーチャルユニバーシティ」の

構想の一環でビデオ教材の作成などに取り組む。2003年からはeラーニング事業推進室で、教育を

より充実させるためのeラーニングの活用方法を研究開発。専門分野は計算機科学。

「文教市場におけるスマートフォン活用のポイントとは?」

有 識 者に

聞く !

最近では研究会の研究報告書や学会の論文誌などの電子化が進んで

いることもあって、教員についてはスマートフォンも含め、モバイル情報

デバイスを活用する場が増えてきたと感じています。こうした動きは学生

向けの授業でも今後広がっていくと思います。

たとえばパソコンがない普通の教室に無線LAN環境を整備したうえで、

授業にスマートフォンを使い始める可能性がありますね。実際に、講義

資料やミニテストなどをダウンロードし、講義と併用する大学が出てきて

いますし、今後も増えていくと思います。本学でもiPod touchを180台

購入し、使い方を検証しています。たとえば、授業中に簡単な選択問題を

出して、手元のデバイスで回答すれば、その場で集計され理解度がわかる、

といった仕組みなどですね。

問題は、学生が使いこなせる環境をいかに用意できるかどうかです。

手を挙げる、返事をするなど誰でもできる手段と同等の使いやすさが

なければ、導入に二の足を踏む教員も多いのです。

また、全員に同じ環境を提供できないのでは、という不安もあります。

シンクライアントが導入される前のPC教室と同じ状況、つまり、環境が

バラバラ、ソフトを手作業でインストールしなければならない、同時に利用

できない、などですね。学校で使うスマートフォンがシンクライアントのよう

に管理できれば、非常に使いやすくなるでしょうね。

たとえば大学という一定のネットワーク内にいくと、自動的に新しいアプリ

集に切り替わる、逆に不要なアプリは一時的に利用できなくなる、と

いうイメージです。これを実現できれば、スマートフォンは大学生活に

とても有用でしょうね。いずれにせよ、まずは学校側が使える環境を整備

しないと、学生は使えません。そこからスタートですね。

携帯電話とスマートフォン。その違いはスピードと容量、料金です。

たとえば、webページを閲覧するとき、スマートフォンの無線LAN機能は

とても便利です。大学のようにネットワークインフラを選べる環境では、

使いやすいですね。さらに、スマートフォンはパソコンよりもずっと敷居が

低い。敷居が低いということは、「みんな使う」ということです。

CMなどの影響もあるでしょうが、パソコンにソフトを入れるのは大変だけ

れど、スマートフォンはアプリを入れ替えるのが簡単だから使ってみよう

かな、という気になりやすいのだと思います。

アプリについても、海外では大学向けのパッケージが出始めていると聞き

ます。ライフスタイルにあわせたパッケージが日本でも登場するともっと

ユーザーが増えるでしょうね。

TM

※当社のサービスイメージ